たかちゃん。

10月 072010
 

ThinkPad X100e の三回目です。これで最後になるか?! と、言う感じなのですが、僕がこの X100e を購入した後に Lenovo から新製品が出たり DELL から AthonII X2 な CPU の NotePC が出たりしてちょっと悲しいことが続いている、つまりはまぁ、僕が購入したタイミングが非常に悪かった。と言うことになるのですけども・・。orz。

と、言うことで今回は X100e で FreeBSD を利用した時の Suspend と Resume についてのお話です。「ThinkPad X100e で FreeBSD。気がついた点。」のエントリーでは「サスペンド・レジューム動きません。」とキッパリと書いたのですが、色々試したら、X 無しだと Suspend して Resume することが確認できました。FreeBSD もドンドンと進んでいると言うことですねぇ・・。大変失礼しました・・。

試した方法ですが、全てのカーネルモジュールを unload します。でもって必要最小限のカーネルもシュールのみで起動します。以下はそのモジュールのリストです。

kernel
acpi_ibm.ko
random.ko
if_re.ko
miibus.ko
procfs.ko
pseudofs.ko
ipfw.ko
libalias.ko
radeon.ko
drm.ko
agp.ko

 
ファイルシステム系のモジュールはあってもなくても大丈夫でしょう。ネットワーク系モジュールはリモートから ssh する用です。後、random もですね。その他に X 系のモジュールをロードしました。
僕は ATA 系周りはモジュールにしていません。

この状態で色々試したわけです。acpi_video は動作が怪しい kldunload acpi_video するとマシンがフリーズするので利用しないことにしました。後は sysctl の設定ですが、 /etc/sysctl.conf には以下の設定を入れました。

#hw.acpi.standby_state=S3
hw.acpi.suspend_state=S3
hw.acpi.thermal.min_runtime=300
hw.acpi.battery.info_expire=30
hw.acpi.power_button_state=S5
hw.acpi.sleep_button_state=S3
hw.acpi.lid_switch_state=NONE
hw.acpi.reset_video=1 hw.syscons.sc_no_suspend_vtswitch=1
vfs.usermount=1 hw.snd.default_unit=1

 
hw.acpi.reset_video と hw.syscons.sc_no_suspend_vtswitch を 1 にするとレジューム後に画面が表示されるようになります。

まずは X を起動せずにコンソールから acpiconf -s3 と叩くと「ヒューン」とか言ってスリープします。でもってパワーボタンはブリンクします。その後しばらくしてからパワーボタンを押すと。おぉーーっ!! 無事に復活するのであります。リモートからの ssh も接続が復活していてコマンドも受け付けてくれます。また、コンソールからもコマンドがバシバシ打てるのであります。

この辺りはミョーに感動です;-)。

と、言うことで、次に X を起動して KDE4 でログインしてから acpiconf -s3 を試してみます。スリープした後にパワーボタンを押すとバックライトは点灯するのですが、X の画面が出てきません。

ssh は利用可能なので、dev.acpi_ibm.0.lcd_brightness や dev.acpi_ibm.0.events 、そして hw.acpi.reset_video などの値を変更してみるのですが、復活する兆しは全く無いのでありました。

しゃーないので shutdown します。

次に試したのは X を起動して KDE4 でログインした後に CTRL-ALT-F1 して X の画面を一旦閉じてコンソールの画面にします。この時、コンソールではベコベコ文字が打てる状態なので acpiconf -s3 します。でもってサスペンドした後にパワーボタンを押すと、おぉっ!! コンソール画面は無事に返ってました。ここでコマンドもベコベコ打てます。

では、さっき CTRL-ALT-F1 しているので、今度は CTRL-ALT-F2 や CTRL-ALT-F3 を押して X の画面を戻すべ。とか思うのですが、ここで再度ブラックアウト。orz バックライトが点いているだけにちょっと悲しい状態なのですが、レジューム後に X が表示されることはないのでありました・・。orz

ちなみに、この状態の時、drm.ko は膨大な量のログを吐きまくっております。以下のようなログなんですけども。

info: [drm] wait idle failed status : 0xA0003030 0x00000003

 
なので問題は drm.ko 側にあるのかなぁ?などとも思えるのですが、vesa.ko でやったらどうなんだ?とか、色々あるわけなんですけどもね。

とりあえず、xf86-video なドライバは radeonhd と radeonhd-devel を試してみましたが、とちらも症状は一緒でした。とほほ。vesa ドライバでも試してみましたが、vesa の場合、ちょっと症状が変わって、壊れた X の画面が表示されたりましたが、X がまともに使える状態ではありませんでした。vesa の場合は drm.ko とか kldunload したら症状変わったりするかなぁ・・。

と、言うことで、X 無しでは無事にサスペンド・レジュームすることを確認しました。ただ、必要最低限のカーネルモジュールをロードしての確認なのですけどね。そもそも、X が動かないので、これ以上、カーネルモジュールをロードしてテストしても仕方がない。と言うのが素直な僕の感想なのですけども・・。

ThinkPadX100e は Radeon なんだけど、Core2Duo の Intel 系のグラフィックスチップの場合、無事に drm.ko も動作するのかなぁ? それがちっくと疑問なのですけども。

10月 052010
 

さて。ThinkPad X100e を購入して色々試している最中です。「ThinkPad X100e で FreeBSD。気がついた点。」のエントリーで書いた通り、if_iwn が動作しないので手元にある USB 接続の WiFi デバイスを試してみました。

手元にあるのは二つ。

MELCO WLR-UC-G
PCI GW-US300MiniW

上の MELCO WLR-UC-G は Ralink の 802.11a/b/g に対応した RT2500W のチップを載せています。こいつは FreeBSD 8.1-STABLE においては usbdevs にエントリが無いのでパッチを書きました。以下の URL にパッチはあります。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_patches/MELCO_WLR-UC-G_8.1-STABLE.patch

そして、このパッチは send-pr したので近いうちにパッチを適用せずとも利用できるようになるのでは。と思います。
なお、MELCO WLR-UC-G は ディップスイッチで AOSS(AP モード)とクライアントモードの両方に対応していますが、USB の deviceid は両方とも登録しておきました。

下の PCI GW-US300MiniW は 8.1-STABLE にはドライバは用意されていますが、man ページが存在していないようですね。if_run で認識するデバイスです。 if_run は Ralink の 802.11a/b/g/n に対応した RT2700U / RT2800U / RT3000U のチップに対応したデバイスです。

if_rum_run_0.jpg

では、FreeBSD/amd64 8.1-STABLE で利用できるのか? 検証した結果をちょっと書いておきます。

まず、if_rum の MELCO WLR-UC-G ですが、パッチを適用して kldload if_rum した後に USB に接続すると無事に認識します。認識するとこんな感じになります。

ugen2.2: <Buffalo> at usbus2
rum0: <Buffalo WLR-UC-G, class 0/0, rev 2.00/0.01, addr 2> on usbus2
rum0: MAC/BBP RT2573 (rev 0x2573a), RF RT2528

 
今回は一番簡単な wep で接続しています。全ての機器はこれで利用するようにコマンドを投入しました。rum0、run0 とオンボードの iwn0 は以下のコマンドで検証しています。

# ifconfig wlan0 create wlandev rum0
# ifconfig wlan0 ssid SS-ID wepmode on wepkey 0x313131 weptxkey 1 up
# dhclient wlan0

 
パッチ適用後の MELCO WLR-UC-G はこれで無事に動作することを確認しました。DHCP サーバからアドレスを取得して、ネットワークに接続できることを確認しました。ただ、問題もまたあって、どうやらマルチキャストパケットが通らないようです。

最近の FreeBSD と言うか KDE は mDNS が動作していて、Apple の Bonjour などと連携してプリンタが利用できたりするんですが、 mDNSResponder が以下のメッセージを出力し正常に動作していないように見えます。あれま・・。orz。

mDNSResponder: mDNS_AddDNSServer: Lock not held! mDNS_busy (0) mDNS_reentrancy (0)

 
ユニキャストなどが無事に通信ができるデバイスなだけにちょっと残念です。ちなみに mDNS 関係のソースは追ってないのであります・・。

次に if_run の PCI GW-US300MiniW についてですが、僕は 9-CURRENT を追っかけていないのでよく解らないのですが、 8.1-STABLE に man が無いと言うことはまだ STABLE に降りてきて時間が経ってないと言うことなんでしょうかね?

kldload if_run した後に USB に接続すると、既にエントリーが登録されているようで特にパッチを書く必要もなくサクっと認識しました;-)。

ugen2.2: <Ralink> at usbus2
run0: <1.0> on usbus2
run0: MAC/BBP RT2860 (rev 0x0102), RF RT2820 (MIMO 2T2R), address 00:90:cc:fd:86:e7
run0: firmware RT2870 loaded

 
上に書いてある ifconfig コマンドを投入し、こちらも wep で動作確認します。run0、wlan0 ともに status: associated になっているのですが、DHCP でアドレスをもらうことができませんでした。orz。

パケットが全く外に出て行ってない感じで手動で IP アドレスを付加して ping を打ってもまぁるで利用できない状態なのでありました・・。orz。

後、run0 で気になったのは if_run のコードをチロっと見てみると 802.11n に対応しているコードが入っているようです。でもって、今回接続したPCI GW-US300MiniW は 802.11n に対応しているデバイスなのですが、こいつは 802.11g で認識してしまいました。あぁれぇ・・。

ドライバがアップデートされるのをちっくと待ちましょうかねぇ。

さてと。ThinkPad X100e に付属の fi_iwn が利用できない。USB の if_run が利用できない。USB の if_rum は利用できるみたいだけどマルチキャストがどうもあやすぃ。みたいな感じとなりました。さてと、どうすっかなぁ・・。

10月 012010
 

さてと。CPU コレクションのエントリーを一個書いてしまいましょう。ThinkPad のネタをもう一個書くかもしれないですが、他にももう一個ネタがあるのですが、その間に;-)。

今回登場するのは Intel i486 系で一番速い CPU になります。DX4 ですね。

i486DX4_1.jpg

i486 を SX から掲載し続けていますが、この CPU だけ、表面のデザインが今までのとは違うんですね。”i486″ って文字列が無くなってきました。だんだん Pentium に近くなって来たって感じでしょうか?

あれ? Intel は “i486” では商標が取れなくなったのがこの時期だったけか?確か、i486 はタダの英数字の並びなので、互換メーカも同じ文字列を使っても良いとか言うふうになったのがこの辺りなのかな?

そもそも「商標が取れなくなった。」って言う事実があったのかも僕の記憶の中では定かではありませんが、まぁ、特に調べもせずにこの記事を書いていますf(^^;;。だって Wiki とか見てそれを書いても当たり前すぎて面白くないでしょー。当時の自分の記憶を思い出しつつ書いているのであります。なので、間違いももしかしたらあるかもしれません。その場合はお許しを;-)。

こちらは DX4 の裏側ですね。

i486DX4_2.jpg

もう i486 系の CPU は裏側はどれも一緒になりますね。面白みがないですなぁ。

と、言うことで これにて Intel i486 系の CPU は全ておしまいです。僕の手持ちはもう無いのであります。この後、どの CPU に行こうかなぁ。楽しみなのであります;-)。

9月 282010
 

前回のエントリーで ThinkPad X100e 買いました−。っての書きました。でもって Windows7 x64 と FreeBSD/amd64 8.1-STABLE が動いているわけですが、今回は FreeBSD での動作についてちょっとまとめてみたいと思います。

1. サスペンド・レジューム動きません。
acpiconf -s3 で寝ることはできます。パワー LED もちゃんとブリンクするので「お。寝たか?」とか思うのですが、電源投入するとそこでフリーズします。 s5 も動きません。
FreeBSD の サスペンド・レジューム は SMP カーネルの場合、コードがスパっと抜け落ちているそうなので絶対に動作しないのでありますね。はい。ただ、シングル CPU カーネルの場合は動作するのかなぁ?試していませんし、試そうとも思いませんが・・。

2010/10/19 加筆
サスペンド・レジュームについては「ThinkPad X100e を FreeBSD で Suspend/Resume。」を参照してください。


2. 無線 LAN if_iwn は動作しません。
ThinkPad X100e は AMD のアーキテクチャなのに無線 LAN 周りは Intel のセントリーノ技術を使ってイいるんですね。利用しているチップは if_iwn 対応で Intel(R) PRO/Wireless 6250 と、言うヤツです。これと USB 接続の WiMAX 対応チップがセットになったヤツらしいのですが、以下のメッセージが出力され動作しません。

iwn0: iwn5000_send_calibration: could not send calibration result, error 22
iwn0: iwn_init_locked: could not initialize hardware, error 22

 
if_iwn.c のソースコードをチロっと眺めたところ、本来であれば iwn6250 版台(ファームウェア的には 6050 かなぁ?)なのに if_iwn.c のコード的には iwn5000 のファームウェアで動いているっぽいのでその辺りが影響しているのかもしれません。

なお、Intel(R) PRO/Wireless 625 は 802.11n に対応しているので 300Mbps 出る(論理値)のですが、ドライバ側では 802.11a/b/g にしか対応してないので 54Mbps しか速度が出ません。コード的には #if 0 って部分ですが、更に必要な define が無いのでどうしようもない状態・・。

3.サウンドチップは特殊でした。
NotePC 的にはスピーカがついているのにそこから音は出ない。けど、イヤホンジャックにヘッドホンを接続すると音が出ている。あれあれあれ?って感じですが、cat /dev/sndstat してみるとデバイスが二つ認識しているようです。

$ cat /dev/sndstat
FreeBSD Audio Driver (newpcm: 64bit 2009061500/amd64)
Installed devices:
pcm0: <HDA Conexant CX20582 (Pebble) PCM #0 Analog> (play/rec)
pcm1: <HDA Conexant CX20582 (Pebble) PCM #1 Analog> (play/rec) default

 
なんとっ!! pcm1 がスピーカ側のデバイスで、pcm0 がヘッドホン側のデバイスです。普段は sysctl -w hw.snd.default_unit=1 しておいて、ヘッドホンで聞く時は hw.snd.default_unit=0 する必要があります。

これは KDE-4.5.1 の Kmix (サウンドミキサーアプリ)のキャプチャですが、それぞれのデバイスのためにボリューム(「OSS Audio Mixier」ってヤツのタブ)が二つあります。ヘッドホン用とスピーカー用ですね。いやぁ。ちょっと驚き。最近の NotePC ってみんなこうなのかな?

thinkpadx100e2_1.png

mplayer とか立ち上げて映画とか見ていた場合、最初はスピーカーで聞いていたけど、ヘッドホンにしたい場合は sysctl -w hw.snd.default_unit=0 とか打つ必要があります。てもって音の出力先が変わったので mplayer は再起動し直しとなります。ふむー。

4. Fn+F?? キー使えません。
Fn+ テンキーって、ベンダ向けに用意されている acpi_*.ko をロードすれば Fn+ テンキー が利用できると思っていたのだけど、acpi_ibm.ko をkldload してもキーがマッピングされないので、音のボリューム・無線 LAN のオン/オフ・ディスプレーの明るさが変更できません。orz。 僕が最近の NotePC を知らないだけなのかも。技を知っている方、教えてください。

無線 LAN はそもそも利用しないのでずっとオフでも良いかも;-|。まぁ、仮に動作するようになったとしたら kldload/kldunload if_iwn.ko すればいーや。とか思っているんですが;-)。
音の大きさはミキサーアプリで調整するのでこれまたなんとかなりそう。
ディスプレーの明るさは acpi_video.ko を kldload すると sysctl MIB として hw.acpi.video.lcd0.brightness と言うのが生えてくるのでそこで明るさを指定します。以下のようなスクリプトを書けば良いかなー。って感じなのでありますが・・。

#!/bin/sh
sudo sysctl -w hw.acpi.video.lcd0.brightness=$1

 

多少使い込んで気がついたのはこんな感じでしょうか。まぁ、多分、標準的な「NotePC にインストールした FreeBSD の動作。」だと、僕は思っているのですけどねぇ;-P。

if_iwn は当分更新される予定は無いみたいなので半分あきらめです。最近は Windows7+IE9 も中々良いと思えるのでどうしても無線 LAN が必要な場合は Windows7 利用するかも;-P。まぁ、その前に iPhone4 があるので、多分めったに NotePC を門外に持ち出すことは無いと思うのだけどねぇ;-)。

9月 262010
 

久しぶりに AT 互換機の NotePC を購入しました。今まで利用していたのが 4,5 年前の DELL X1 。もう「遅いっ!!」などと感じ始めていたので新しい NotePC の購入に踏み切ったのでありました。

で、新しく購入したのが Levono の ThinkPad X100e。僕的に ThinkPad の購入は実に 535E 以来なのであります。二台並んだ写真。

ThinkPadX100e_1.jpg

自分でも思うけんど、この新旧二台が並んだ写真てのは中々無いとおもうぜぉ;-)。貴重な写真なのであります;-)。

と、言うことで、DELL X1 から大きく変わった点をちっくと書いておきます。

・CPU が Intel PentiumM 900MHz から Athlon Neo X2 L335 の 1.6GHz になった。
・チップセットが Intel から AMD になった。
・メモリが 2GHz から 4GByte になった(実際に積んでいるのは 3GByte)。
・HDD が 1.8 インチ 60GByte から 2.5 インチ 320GByte になった。
・無線 LAN が 802.11n に対応した。

みたいな感じでしょうか。

CPU がデアルコアになってクロックアップしたのと、HDD が 1.8 インチから 2.5 インチになったので、体感的に随分速くなったように感じます。
当初 DELL X1 の HDD を SSD に交換しようかと思ったのだけど、1.8 インチの東芝 50pin IDE タイプの SSD は 60GB だと 30,000yen を遙かに上回る値段なので購入を断念。後 30,000yen 出せば新品買えるじゃん。みたいな感じだったのでありました。

それにしても、僕はデスクトップは Intel 買わなくなって随分久しいのですが、NotePC もいよいよ AMD 系になったかー。と言う感じなのであります。今は Apple MacBook だけか。 Intel 系なのは。そんな感じなのであります。

では、ThinkPad X100e の気がついた点を少々。

例のごとく、初期インストールの Windows7 はブートもせずにサクっと消しました。後、HDD に入っていた Windows7 のリカバリー CD イメージもサクッと消したので、純正アプリに何が入っているのか全く知りません;-)。 320GB の HDD は余計なの全て消して、FreeBSD/amd64 8.1-STABLE に 80GB、Windows7 に 220GB の二つにしました。

Windows7 は Profetional x64 をインストールしました。リカバリー CD イメージはもうないので Microsoft TechnetPlus のをインストールしたので、このマシンも検証機器になりました;-)。

後で Levono に電話してリカバリー CD イメージを送ってもらおうと思っています。

Windows7 はサクっとインストールが完了しました。唯一 WiMAX のカードが認識しなかったので Levono からドライバーをダウンロードして動作するようになりました。あ。そーそー。このマシン、CPU とチップセットは AMD 、 NIC は re0 、 無線 LAN チップが Intel のセントリーノを利用してる(Centrino Advanced-N+WiMAX 6250 の組み合わせ) んですね。ある意味面白い;-)。

USB カメラがあるみたいなんだけど、使い方はイマイチ解りませんf(^^;;。まぁ、必要ないかな。

続いて FreeBSD/amd64 ですが、特に問題無くインストールは終了。pciconf -lv しても none0 が一個だけ。Centrino Advanced-N+WiMAX 6250 って FreeBSD のドライバってあるのかなぁ? GENERIC カーネルで none なんだけど・・。

後、USB デバイスが三つついています。 usbconfig list によると

ugen4.2: <USB2.0-CRW Generic> at usb
ugen4.3: <Integrated Camera Image Processor>
ugen4.4: <Intel(R) Centrino(R) Advanced-N + WiMAX 6250 Intel(R) Corporation>

らしいですが、あれ? NIC は USB なのかー。後はカメラと SD スロットみたいですね。SD スロットはフツーに認識しました。 Centrino Advanced-N は後で試してみよう。if_u のどれかを kldload したら認識するかなぁ?

現在は カーネルを 8.1-STABLE にして KDE4 を make している最中です。X も RADEONHD ドライバで RS780M/RS780MN [Radeon HD 3200 Graphics] と認識し、サクっと動いております;-)。

まぁ、2,3 世代古い構成なので枯れている。って感じでしょうか。特に難もなくどっちの OS も動作しているのであります;-)。

このネタ続くかなぁ?比較的容易に動作してしまったので特にネタは無いかも・・;-)。

あ、最後に一点。僕のパーティションの切り方の問題かもしれないですが、この PC、 Windows7 をインストールしたにも関わらず Windows7 側のブートマネージャを利用せず、以前の通り、F1 で Windows、F2 で FreeBSD がブートするようになりました。Windows7 側の bcdedit を利用して FreeBSD をブートしようとしたら「できねいぜぃ。」みたいに言われてしまいました。

難儀したのはそれくらいでしょうかねぇ。

DELL X1 と比べて随分と速くなったので今晩中に KDE4 の make は完了するかなぁ?楽しみなのであります;-)。

あ。dmesg とか pciconf -lv とか xorg.conf など見せて。って言う人いましたらコメントください。掲載しますので。

2010/10/04 加筆
dmesg とか pciconf -lv とか xorg.conf などが見たいですー。と言うコメントを頂いたので公開します。
以下の URL に色々な情報を置いたので良ければ参考にしてください。

http://icmpv6.org/Prog/tmp/ThinkPadX100e/

9月 242010
 

Evernote ってのが世の中にはあるみたいです。僕は iPhone4 ユーザなのですが、ファイルをクラウド上にアップして、色々な機器から利用できるみたいです。詳細については以下の URL を参照してください。

http://www.evernote.com/about/intl/jp/

さて、iPhone4 上ではデータを同期するクライアントがあります。あと、MacOSX とか Windows、他の携帯端末用のクライアントもあるのですが、Linux や FreeBSD のためのクライアントは無いようです。

Linux の人が頑張っているのは wine で Windows 版 Evernote クライアントを動かすと言うワザなんですね。FreeBSD でも ports に emulators/wine があるので早速試してみましょう。

まず、 ports から wine をインストールして、上記 Evernote のサイトから Windows 版クライアントをダウンロードします。その後、以下の要領で実行します。

$ wine ./Evernote_3.5.6.2848.exe
fixme:heap:HeapSetInformation 0x0 1 0x0 0
wine: Install the Windows version of Mono to run .NET executables
$

 
あいやまぁ・・。Evernote は .NET はレームワークを利用しているようです。しかし、 wine の default の環境では .NET はレームワーク が無いのでインストールできないみたいです。

ちなみに wine の環境は ~/.wine/ になり、 ~/.wine/drive_c/ が Windows で言うところの c:\ になります。それにしても .NET フレームワークをインストールする必要があるのでインストールすることにしましょう。

世の中を探しまわっていたら wine の環境をサクっとインストールしてくれるスクリプとがあるようです。

http://www.kegel.com/wine/ から winetricks と言うスクリプトをダウンロードしてくればよいみたいです。

$ ftp -a http://www.kegel.com/wine/winetricks
$ chmod 755 winetricks
# mv winetricks /usr/local/bin/
$ rehash
$

 
winetricks を実行するためには一個 ports をインストールする必要があります。 archivers/cabextract をインストールしましょう。これで winetricks を実行する準備が整いました。

オプション無しで実行するとウィンドウが一個現れたと思います。winetricks -h と実行すると、バババと文字が表示されたかと思います。ウィンドのメニューやオプションに dotnet30 を選択もしくは指定すると ~/.wine/drive_c/ に .NET Framework をインストールしてくれます。他にも色々インストールしてくれるヤツがあるので winetricks -h で表示されたものをじっくりと眺めてみても面白いです;-)。

と、言うことで今回は winetricks dotnet30 と叩くのでありました。

wine_evernote1.png

こんな感じでインストールが始まります。おぉっ!! これはラクチンだぁ;-)。.NET Framework がインストールするのをしばし待ちます。また、必要であればその他色々インストールしてみるのも良いかもしれません。

でもって今度はいよいよ次は Evernote のインストールです;-)。上で実行した wine コマンドを投入します。すると今度はインストーラが起動したようです。うひひひ;-)。

wine_evernote2.png

以降、フツーのインストールと同じように進むと無事にインストールが終わりました。おぉっ!!これは素晴らしい。

続いて早速実行してみることにしましょう。インストールされた Evernote.exe は ~/.wine/drive_c/Program Files/Evernote/Evernote3.5/Evernote.exe にあります。これを wine コマンドのオプションとして実行してあげます。

するとー。

wine_evernote3.png

orz。今日はこの辺りまでにしておきましょう・・。

筆者自身まだよく wine を把握しておりません。Windows ディレクトリにどういったものがインストールされているか、どういったものが必要なのか、Windows について、筆者はあまりよく知らないんですねf(^^;;。

今回の目的としては winetricks の使い方が解って良かったよねー。これ使うと wine の環境整えるのが楽だよねぇ。みたいな。そんな感じでこれにて終わるのでありました。

中途半端でどうもすみません・・。

9月 232010
 

さぁ。i486 もここまで来るとそろそろ惰性で行っているような気がしないでも無いですが、まぁ許してください。せっかく苦労して手に入れたものでして・・f(^^;;。

今回の CPU は i486DX2。前回掲載した i486DX の上位バージョンです。クロックも 50MHz から 66MHz になります。

i486DX2_1.jpg

16MHz アップと言うのは今ではほとんど誤差でしか無いような気がするのですけどね。当時は DX から DX2 に乗り換える人っていたのかなぁ? まぁ、多分ほとんど PC-98 で利用した感じかなぁ。

こちらは CPU の裏側です。

i486DX2_2.jpg

裏はやっぱりあまり違いが無いですねぇf(^^;;。

表ももあまり変わりがないがない i486 シリーズなのでありましたf(^^;;。

9月 162010
 

最近、ネタがあまりないので CPU なエントリーが連発になってしまいます。どうも済みません。FreeBSD の ports-current の KDE4 が KDE-4.5.1 になったのでそのうちにネタができるかもしれませんが;-)。

と、言うことで前回は i486SX が登場しました。今回はそれに浮動小数点コプロセッサが載ったCPUですね。

Intel 的には SX と DX、どっちが先に出たんだっけ?多分、こっちのほうが先だと思うのですけどねぇ。

i486DX_1.jpg

Wikiじゃなくて、手元の CPU を見比べてみると、動作クロックは i486SX は 33MHz 今回の i486DX 50MHz となっています。するっていとなんだかんだ言って i468DX のほうが速かった。と言うことになりますねぇ;-)。

こっちが裏側です。

i486DX_2.jpg

もうほとんど一緒の i486 同士なので同じ世界のシロモノですが、まぁ、手元にあるので、こうして掲載したいのであります;-)。

9月 122010
 

Intel が出した CPU としては i386 の次は i486 になるわけですが、次はそのシリーズに行ってみることにしましょう。ただ、Intel は i387 って CPU も出したんだっけか?けど、本流では無い気がするので僕は持っていません;-)。

i486 な CPU の内、今回登場するのは i486SX です。この次に掲載予定の i486DX の浮動小数点の無いバージョンだったっけかな。 i486 系 CPU では一番遅いとされる CPU ですね。

i486SX_1.jpg

i486 系の CPU は “SX” の部分が筆記体と言うか、手書き風と言うか、みかちゃんフォント風なのでちょっと嬉しいと言うか、インパクトがありますね;-)。

こちらが CPU の裏側です。

i486_SX_2.jpg

ちなみに筆者、前回の i386 同様、PC-98 シリーズでしか使ったことが無いです。それくらい懐かしい CPU なのであります。

i486 系は他にも数回続く予定です。

i486SX_3.jpg

本当は自分が自作 PC で利用し始めた Socket7 以降の CPU を収集すれば良いかなぁ。なんて思っていたのですが、実際に自分で使ったことのある CPU になると i386 からになるわけで・・。だったらいっそのこと i386・i486 も手元に置いてしまえっ。ってなってしまったわけですが、i486 系 CPU は全シリーズを手に入れてしまったので・・。f(^^;;。

9月 052010
 

「CPU コレクション」の第10回目です。前回で僕の大好きな Socket7 は全て終了しました。今回から数回に分けて Socket7 以前の CPU を掲載して行きたいと思います。今回は Intel の i386DX です。残念ながら Socket タイプとか知りません;-)。

i386 な CPU で持っているのははこれだけです。他のは持ってないし、 i286 や Z30 も持っていません。今後、多分購入することも多分ないと思います;-)。

んーー。表面を見ると ’85 なんて書いてある・・。今から 25 年前の CPU なのか?そんな古いの、僕は使った事があるのか?! orz。

i386DX_1.jpg

その昔、田町のとある職場に行っていた頃、自分の机の上には EWS4800 が一人一台ありました。でもって二人に一台 PC-98 がありました。PC-98 は Z30、i386 と、後、i486 がありました。当時は Windows3.1 が出る前の MS-DOS 5.0 に一太郎 4.3 だったかな。を利用していました。外部記憶には SASI(SCSI ではないっ!!) の 40MB の HDD が付いていたと記憶しています。

この CPU について、どんな思い出があるか?と聞かれれば、お昼休みに「A 列車で行こう」をやったことでしょうか。当時は 5 インチ FDD 二枚で AD-DOS を起動して電車を走らせていました。 Z30 な PC 上で走る電車は遅い。i386 な PC 上で走る電車は速かった。けど i486 な PC 上で走る電車はもっと速かったっ!!そんな記憶が、今でも残っているのでありますf(^^;;。(ゲームしてた。なんて、もう時効だよね?;-)

こちらが CPU の裏側です。

i386DX_2.jpg

今の時代の CPU と違って、ピンの幅が穏やかなのであります。が、今の CPU はもうピンは無いかー。

でもってこちらが似たような大きさの Pentium4 「北森」との比較です。大きさ的には随分と似ています。

i386DX_3.jpg

ただ、裏側のピンの本数が圧倒的に違う。また、ヒートスプレッタの有り無しもありますけどね。

この CPU は PC-98 で利用することになった CPU。でもって AD-DOS 版の「A 列車で行こう」を思い出す CPU なのであります。