3月 172018
 

このサイト(https://running-dog.net/)はもう長いことさくらのバーチャルサーバで契約していて、もう 10 年になるかなぁ。ずっと運用しているわけですが、去年辺りにさくらインターネットが無料の Let’s Encrypt を提供し始めていて、簡単に、そして安くサイトの SSL 対応が可能になっていたのですが、今回、ようやくこのサイトも SSL 化しました。

このサイトは CMS に WordPress を利用しているのですが、さくらインターネットでは WordPress 用にプラグインを用意しているんだけど、これは自分でインストールしている WordPress には多分対応していないんでしょうね。僕のサイトではまともに動作しませんでした。

なので『どうしたモンかいのぉ・・。』などと悩んでいたのですが、 WordPress のプラグインに Really Simple SSL というのがあったので、それを利用したら簡単に SSL 化できました。

多少外部リンクなどを変更する部分があったのでその辺りを直して、今に至る。と、いう状態で、このサイトの SSL 化が完了です。

 
それにしても、ブラウザ側、特に Firefox はうるさいですねぇ。 Let’s Encrypt の証明書があてにナラン(本当か?)とか、コンテンツ中に https:// と http:// が混在している。など言って中々正常にカギをかけてくれません。

Firefox ではモンク言われますが、このサイトは SSL 証明書に Let’s Encrypt を利用しているのでどうぞ、安心してご利用頂ければと思います;-)。

9月 012016
 

夏休みを利用してベトナムに行って来ました。旅の詳細については別のブログに書いているのでそちらを見て頂ければと思います。

今回の旅では入国した直後に現地の SIM カードを購入し、現地ではほとんど SIM カードを利用して過ごしたのでそのネタについて書きます。他のベトナムでの旅の内容については複数のブログにまたがって書いているのであちこち歩き回ってくださいf(^^;;。

今回の旅は

成田→ハノイ(トランジット)→ダナン(三泊)→ホーチミン(一泊)→成田

という経路で実質四泊五日の旅だったのでありますが、まず、ハノイのノイバイ空港についたときに入国しました。国内線のトランジットは大体三時間あったのでその間に SIM カードを購入しました。

入国カウンターを過ぎるとすぐ右側に通路が一本あります。そちらに進むと一軒目に mobifone の SIM を買えるショップがあったので、そこにズンガズンガと進んでいきました。

img_6840_vit_mobifone_2

痛恨のミス。ピンぼけです・・。orz。 僕が行ったときはお客さんは誰もいませんでした。なのでお店の人に SIM Card Prease. と伝えます。すると英語で色々書かれた紙を出してくれるので 200,000 ドンの SIM カードを購入しました。ちなみにレート的には 100yen が 20,000 ドンくらいです。なので、今回は約 1,000yen 分のプリペイド SIM カードを購入した。と、いうことですね。

img_5126_vit_mobifone_1

ついこの間 SIM フリーのワールドワイド端末である SONY Xperia Z5 Compact を購入しているので、それが早速役に立ちます;-)。

200,000 ドンの SIM カードはデータが 6GByte 国内通話が 30 分付いていました。お店の人に見せてもらった紙には 150,000 ドンの SIM カードもあり、こちらはデータが 3GByte 通話 30 分でしたが、どっちにするか悩んだ結果 200,000 ドンの SIM カードにしました。

一ヶ月有効で 6GByteの転送量で 1,000yen なので、もう安いし、これで良いやぁ。という感じです;-)。ちなみに 50,000 ドンの差ってのは約 250yen ですf(^^;;。

お店の人に手持ちの docomo SIM が入ったままの SONY Xperia Z5 Compact を渡すと SIM カードを入れてくれます。docomo の SIM カードはセロハンテープで貼って、カード本体と一緒に返してくれました。現地 SIM カードは一枚で三タイプのSIMが切り出せるヤツですね。
そして、しばらくするとスルスルっと接続できました。

img_5127_vit_mobifone_3

ベトナムにはまだ LTE は無いので 3G となります。しかし、そこはかとなく速いかな。あと、利用してみても圏外になることは無かったので、特に苦労せずにベトナムにいる間はこれでジューブンでした。

 
今回、現地で購入した SIM は SONY Xperia Z5 Compact に入れていますしたが、一台の Windows10 タブレット と iPhone5 と iPhone6 の計三台分のテザリングを一手に引き受けてくれました。ずーっとテザリングオン状態で、常時他の端末はネットワークに接続されている状態でした。それでも遅いと感じることは無かったです。
Windows10 タブレットなんかはホテルの Wi-Fi には怖くて接続できないしねぇ。

 
ベトナムには四泊して五日ほどいましたが、データ利用量はなんとっ!! 1GByte ほどでした。思っていた以上に少ないですね。 3G なので LTE のときほどドバドバ使うことは無いみたい。写真撮って、そこに GPS ポイント書き込むとか、現地の地図を見るとか、ベトナム語の翻訳ソフト使うとか(、ポケモン GO するとか)、それらがメインでした。が、そーいうのがリアルタイムでできる。ってのが現地 SIM を利用していると嬉しいです。

さてと。データ量がまだ 5GByte ほど残っています。そして、プリペイドの期間はまだ二週間くらいあります。今からベトナム行く人います? ;-)。

7月 232014
 

さくらの VPS を契約して一年が経ちました。で、ちょうどさくらインターネットから「契約更新するなら何もしなくて良いよ。」メールが届いたのですかさず解約してしまいました。

大阪リージョンはちょっと不憫だぁ・・。

・IPv6 無いしぃー。
・最近、僕の仮想マシンが載っている環境がやたらと遅いしぃー。

ってことで IPv6 は確か 07/20 に大阪リージョンも対応してくれるんだっけかな? なのでもう少し待っていればよかったんだろうけど、契約の更新時期と重なったし・・。

仮想マシンがやたらと遅いのは HDD と CPU がどうも遅い。例えば apache22 を worker で起動していても反応が(ブラウザでの表示)が遅い。まぁ、 WrodPress なので php と MySQL の影響もあるんだろうけど・・。

と、いうことで今回のエントリはさくらの VPS について、大阪リージョンを解約して石狩リージョンを別途契約したときの顛末を書いてみたいと思います。

 
1). 回線速度について
さくらインターネットのバックボーンについては以下の URL が参考になるかと思われます。

国内最大級の大容量バックボーン

これを見ると石狩より大阪のほうがネットワーク的には恵まれているかなぁ。と、いう感じはします。JPIX 東京で接続している ISP などの場合、大阪に行くパケットは大阪からではなく、東京から流れることになるので東京・大阪・石狩で、ネットワーク的にどこが一番良いか? となると、多分東京が一番良いような気がします。

ちなみに JPIX 東京に接続している某 ISP から色々調べてみましたが、石狩よりも大阪のほうがネットワーク的には早かったです。とわ言ってもその違いは 10ms 程度でしか無いんですけどね;-)。

 
2). サーバについて
と、いうことで石狩にサーバを作ってみました。こっちは速いですねぇ。って、それはそーですよね。このあと、バシバシ他の新規契約サーバが載ってくるんだから作った当初は随分と早く感じるはず;-)。

ちなみに今回作成したサーバは FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE です。さくらの VPN でサポートされるようになったようなのでインストールしました。virtio や vtnet が利用できるのでカスタムカーネルを作る必要はありません。

ただ、インストール後、インストールが無事に終了して再起動したときに CD ブートしてしまうのには困りました。インストール完了後は再起動せずに電源断しないと CD がアンマウントしないしようになっているのですね。仕様のようです。なので、インストール後はきっちりとパワーオフしましょう;-)。

 
3). サーバの移設
大阪で動作しているサーバの情報を新しく動作した石狩のサーバに持っていきます。僕の場合は rsync で持って行きました。比較的早くデータの移設が完了します。

大阪の apache は apache22 で石狩の apache は apache24 にしたので、その点がちょっとややこしかったかな。 FreeBSD の ports-current は default が apache22 から apache24 に変わったので今回のタイミングがちょうど良くてバージョンを上げました;-)。

大阪 – 石狩 の間はさくらインターネット網内を抜けていくことになるので外部に出ません。ただ、大阪 – 石狩間ってのはネットワーク的にあまり早くないですね。
ってのは僕の気のせいかもしれません・・。石狩での二週間のお試し期間中にデータ転送するとむちゃくちゃ遅い 200kbps 程度しか出てなかった記憶があるのですが、本契約したらサクッと速度が出ますねぇ(@_o)。
お試し期間中にデータの移動をする方はご注意ください;-)。

 
4). DNS の移設
これが一番面倒でしたね。
僕はさくらの VPS 上で DNS のプライマリサーバを起動していて、さくらインターネットにセカンダリを持ってもらっています。
大阪から石狩にサーバを移動したとき、さくらインターネットで持ってもらっているドメインの情報は一旦削除して、ゾーンファイルの NS RR から削除して、whois から削除して、再登録しなければなりません。以下にその手順の詳細を書きます。

まずは構成図から。

sakura_vps_DNS

o.右側の二つの DNS: ns[12].dns.ne.jp はさくらインターネットの DNS でセカンダリ DNS を担当してもらっています。
o.左側の DNS はさくらの VPS 上に起動した DNS で FQDN は dns.icmpv6.org になります。

icmpv6.org のゾーンファイルの NS レコードは以下のようになっています。

        IN      NS      dns.icmpv6.org.
        IN      NS      ns1.dns.ne.jp.
        IN      NS      ns2.dns.ne.jp.

 

whois に登録してある DNS の設定も上記のようになっています。

さくらの VPS のコントールパネルから 会員メニュー > ドメイン > ゾーンの追加 では DNS の登録時にセカンダリを持ってもらうように設定しています。さくらインターネットから見えるプライマリ DNS は大阪のアドレスになっています。

この設定を新しく設置した石狩のサーバの IP アドレスに変更しようとしても受け付けてくれません。サポートに連絡したところ以下の URL を教えてもらいました。

http://sakura.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1451

さくらの VPS のリージョンを変更してサーバを引っ越しする場合 DNS が一番面倒だったりします。

1. ゾーンファイルの NS RR から ns[12].dns.ne.jp を削除
2. whois の DNS の設定に ns[12].dns.ne.jp が書かれていればそれも削除

上記の二点の作業後でないと DNS の登録を受け付けてくれません。僕が試したときには何回か色々なエラーメッセージが出たのですが、以下のエラーメッセージが表示されるときにはにっちもさっちも行かない状態になっていることになります。

エラーです(1)

登録することができませんでした。このゾーンまたは上位のゾーンが利用中です。(D5-01)

 
D5-01 なコードはぐぐってもサポートサイト検索しても出てこないんですけど・・。orz

と、いうことで上の二点を実施し、 ns[12].dns.ne.jp がどこにも書かれていない状態にしてから再度「ネームサーバ新規登録」の画面に進む必要があります。

さくらインターネットに対してネームサーバの登録が完了したら、登録のために設定した情報をもとに戻しても構いません。

1. NS RR に ns[12].dns.ne.jp を追加
2. whois の DNS の設定に ns[12].dns.ne.jp を追加

さっきと逆の作業を実施します。

あ。whois は DNS が二つないと登録できないので、一個しか無いときに辛いかも・・。僕の場合は自宅サーバがセカンダリの機能を持ちましたが。ふぅ。

 
と、いうことでふぅ。 DNS の登録も無事に完了しました。
サーバのデータの移動も完了して apache22 から apache24 への変更(各種設定や Require all granted への変更などの)作業もなんとか無事に完了しました(多分)。

これで、icmpv6.org と motsuyaki.org は多少早くなったのではないかと思われます。が、今後どんどん石狩も売れていくとまた重くなっていくんだろうなぁ・・。

まぁ、一番安いの契約しているのでしょーがないかf(^^;;。

12月 052013
 

FYI です;-)。

このブログはさくらのバーチャルドメインを利用しているのですが、この間サーバの移行があり、そのタイミングで IPv6 Ready になりました。

せっかく IPv6 Ready になったので、カウンタの下にアクセスしたアドレスを表示するようにしました。

僕は他に

よろずなブログ。
もつ焼き・オリジナル。

などのブログを持っているのですが、こちらはこのドメインより遙か昔から IPv6 Ready だったので、アクセスもとをずっと表示する仕掛けを取り込んでいたのですが、このブログでもようやっとそれが表示できるようになった。と、いう感じです。

と、いうことで、今後とも宜しくお願いします。

ちなみに、上記二つのブログより、ここのほうが IPv6 での表示は速いのではないか。と、思っています。

8月 152013
 

このサイトのドメインは running-dog.net ですが、DDoS 攻撃を受けました。そのときに取れた情報をちょっとまとめてみましたのでここに公開してみたいと思います。

まず、第一にですが、running-dog.net はさくらのレンタルサーバ上にあります。 このサービスはそれなりに制約があって、その範囲内で DDoS 対応するのですが、以下に制約についてまとめてみました。

・root 権限は無いため全てを .htaccess で行う必要がある
・ログは一日一回前日分が 00:05 頃に蓄積される
・ssh ログインはできるので Jail の ps -ef とか ファイル名変更などは行える

こんな感じで DDoS に対応した。と、いう感じです。

では今回の DDoS について色々情報が取れたので順番に見ていくことにしましょう。

1. DDoS の時間帯

開始時間: 2013/08/13 22:42 に第一発目
収束時間: 2013/08/14 04:40 ころ
完全終了: 2013/08/14 07:21 ころ

夜中から始まって、僕が DDoS を受けているのに気がついたのは 23:00 頃です。そこから色々対応して行きました。と、いってもそんなに色々できませんけど;-)。

ちなみに DDoS 受けている時はウェブの表示はしてくれません。 さくらインターネット側で特定のプログラムが負荷をかけていると Server Error (Code:500) を返すようにしています。

 
2. DDoS 対応第一弾
まず、DDoS は WordPress の wp-login.php に対して大量のアクセスを行う。ってことでした。 Jail 環境下のさくらのレンタルサーバでは ps(1) ではいまいち解らないのですが、ロードアベレージが 15 とかまで上がっているので「何かあるな。」と、言う状態です。

まずは少ない情報ながらも index.php を index.html (現在メンテナンス中)に差し替えます。そして wp-login.php も名前変更して Not Found (Code:404) を返すようにしてあげます。 wp-login.php は MySQL へアクセスするので、その負荷を軽減しました。

第一段はここまで。時間的には 13 日 23:45 くらいでしょうか。apache のログは 00:05 ごろに蓄積されるはずなので続きはそのログを見てから。

 
3. DDoS 対応第二弾
風呂に入ってさっぱりした後、13 日分のログが蓄積されたようなのでいよいよログを解析してみます。あとでまとめた情報を公開しますが大体 2,500 箇所くらいからアクセスがあるようですね。分間 20 アクセスくらいでしょうか。少ないように感じますが、レンタルサーバなのでサーバ負荷はドドドと上がります。

アクセス元が 2,500 箇所もあるのでもうアドレスでの Deny from 制御は諦めました。で、ログを眺めていたら User-Agent が固定的だということに気付いたので、それでブロックすることにしました。まずは .htaccess に以下の設定投入です。

SetEnvIf User-Agent "Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:19.0) Gecko/20100101 Firefox/19.0" STOP_Access
order allow,deny
allow from all
deny from env=STOP_Access

 

これで Forbidden (Core:403) が返るようになったはず。まぁ、今回はこれでヨシとしましょう。ちなみにこの設定を入れていると Windows を使っている人で Firefox19 を利用している人は(今でも)僕のサイトは閲覧できないのではないかなぁ。と思います。 ESR 系か Firefox23 にバージョンアップしましょう;-)。

この設定を入れたので wp-login.php が MySQL にアクセスすることはなくなったので名前変更していたファイルをもとに戻して index.php も設定して実質的にサイトは復活しました。復活したのは大体 14 日 00:13 頃です。

 
4. ログの解析結果
さてさて。今回は貴重なログが取れました。ログを解析した結果をちょっと見て行きましょう。まぁ、 root 権限が無いサーバなのでその他の情報とか取れないんですけどね。

・DDoS の時間は 2013/08/13 22:42 から 14 日 04:40:38 までだとして約 6 時間
・DDoS 攻撃の回数は 18,832 回
・DDoS の攻撃元 2,451 箇所

このサイトはついこの間 Movable Type から WordPress に変更したばかりです。 Movable Type はエントリ投稿時に全ての html を生成する静的コンテンツなのですが、 WordPress は php でデータベースアクセスしてコンテンツを出力する動的コンテンツなので DDoS には弱いですね。

さてさて、今回は 2,451 箇所から攻撃を受けましたが、一番多かったのは以下の二つから。

101 dynamic.vdc.vn
129 200.13.91.183-ftth.cmcti.vn

左側が回数で右側がドメインです。ベトナムですね。

もう一つ情報を。日本のドメインからもアクセスがありました。以下になります。ログには FQDN が残りましたが、今回は省いています。

2 .rev.home.ne.jp
2 .kanagawa.ocn.ne.jp
3 .dy.bbexcite.jp
3 .nagoya1.commufa.jp
3 .ap.plala.or.jp
3 .au-net.ne.jp
3 .zaq.ne.jp
5 .ap.yournet.ne.jp
6 .t-com.ne.jp
6 .nagasaki.ocn.ne.jp
12 .ppp11.odn.ad.jp

上記 ISP さんで、連絡頂ければ正確な FQDN をお教えしますよ;-)。 上記の 11 個の PC は BotNet に取り込まれている。と、いうことですね。

 
5. 最終的な対応策
やはり .htaccess でしか対応できないので、以下のようにしました。

<files wp-login.php>
    order deny,allow
    deny  from all
    allow from 192.168.1.1
    allow from 172.16.10.0/27
#   allow from 3ffe:210:fc42::/48
</files>

 
さくらのレンタルサーバは IPv6 には対応してないので IPv6 の設定の記述するとサーバエラーになります。

DDoS 攻撃のログを見てもログインしてアカウントを取得するようなログは残ってなかったのでただ単にサービス妨害にしか見えなかったのですが、それにしてもこのサイトのサービスを妨害してどうなるんだぁ?と思うのですけどね。
って話は横道にそれましたが wp-login.php はアクセスするのはほぼ僕だけなので、僕が利用するグローバルアドレス以外からのアクセスは止めることにしました。

httpd の負荷の軽減ではなく httpd から接続する MySQL の負荷の軽減を目標としています。
User-Agent の Firefox19 ですが、自分が 19 を利用するようになったときに考えてみたいと思います。もしくは再度 DDoS が来て User-Agent が変わっていたらそれに合わせて変更したいと思います;-)。

 
しかし、どうして running-dog.net が DDoS 受けるんだろうねぇ? それが不思議でしょうがないですが、僕に恨みを持っている人のシワザとか?;-)。

root 権限があればもっと色々できるとは思いますが、それにしても今回は貴重な体験をさせて頂きました;-)。
そして、こんなエントリ書いたら再度攻撃受けるかな? f(^^;;。

7月 072013
 

今回 MovableType-3.3.3(以降 MT と記述) から WordPress-3.5.2(以降 WP と記述) に乗り換えたのですが、その顛末をちょと書いてみます。合わせて WordPress のテーマの日本語化の情報も書いてみます。
まず、今回 MT から WP に置き換えたドメインは以下の通り。後ろのカッコ内は WP で利用したテーマです。

http://icmpv6.org/blog/ (Atahualpa)
http://motsuyaki.org/ (Gray and Square)
http://running-dog.net/ (Suffusion)

FreeBSD の場合 WP は ports になっているのでインストールが簡単です。バージョンアップ時は ports から行うか WP の機能で行うかは自分の判断で。ただ ports からインストールした場合は /usr/local/www/wordpress/ にインストールされるのでサーバルートを違うところにしている場合には ports は最初の一回だけで良いかもですね。

以下に MT から WP に移行したときのはまり道をちょっと書いてみます。

 
1. MT からデータをエクスポート
MT からのエクスポート時にヘッダ情報を付加するために lib/MT/ImportExport.pm を編集する。ってのは色々なブログで書かれているのでここでは割愛します。

ただ、WP 側で「パーマリンク設定」をするのであればそのデータを取得しやすいように、自分の好みに改修したほうが良いかもしれません。

僕の場合は WP でのエントリ表示のためにカスタム構造で以下のようにしました。

/%year%/%monthnum%/post_%post_id%.html

 
http://URL/yyyy/mm/post_ID.html

ID というのは MT から取得できるのですが、そもそも MT が URL に勝手に post_ID.html って付けている場合が多くて、たまに hoge_hoge.html って URL で作成しているんですね。 WP 側では「パーマリンク設定」で MT が生成した URL の /yyyy/mm/post_ID.html の形式にしたので /yyyy/mm/hoge_hoge.html は全て mod_rewrite でぶっ飛ばす。ようにします。

で、私の場合は ID: ヘッダは PERMALINK を持って来ました。あとでスクリプトで不要な URL の文字列と “post_” と “\.html” を削除して ID: としました。

 
2. MT からエクスポートしたデータの編集
せっかく全記事の内容がテキストファイルになっているので一括して色々変更します。テキストで行なったのは以下の通り。

1). ID: を URL から
上にも書きましたが ID を PERMALINK から持ってきて変更します。
hoge_hoge.html の場合は post_ID.html にするのですが、MT からエクスポートした中身の最後の ID から順番に振りなおしてあげます。

使い捨てスクリプトで美しくないんだけど変換時のスクリプトはこんな感じ。

#!/usr/bin/perl
my $f = shift;
my $c = 234;
open(IN,"<$f");
while(<IN>) {
    if (/^ID:/) {
        my @tmp = split("/",$_);
        $tmp[5] =~ s/\.html//;
        if ($tmp[5] =~ /post_/) {
            $tmp[5] =~ s/post_//;
        } else {
            print "ID: $c\n";
            $c++;
            next;
        }
        if ($tmp[5]  =~ /^[0-9]*$/) {
            print "ID: $tmp[5]";
        } else {
            print "ID: $c\n";
            $c++;
        }
        next;
    }
    print;
}
close(IN);

 
$c には MT のエクスポート時の最後の post_ID.html で使われていた数値に +1 した値を書きます。 ID が一意になれば順番はどうでも良いのでこれで行けます;-)。hohe_hoge.html でも新規に WP では新規に ID を割り当てるのでその ID を利用して post_ID.html 形式にしました。

2). <br /> タグの追加
実際に WP にデータを突っ込んでみると改行が自分の思い通りにならないことが多々あるのでテキストファイルのうちにスクリプトで一括追加しました。
二行改行したい場合には <br />& nbsp;; とすると良いみたいです。

3). その他
自分で気に入らない部分をテキストファイルの内がガンガン変更してしまいましょう。あ。 そーいう環境がある人には。ですが。

4). この段階で RewriteRule が解るのであれば生成してしまう
まぁ、以前の URL を引き継ぎたい。という場合が多々あります。全エントリのテキストファイルがあるので .htaccess に書く RewriteRule もスクリプトで出力したほうが楽でしょうなぁ。
PERMALINK: と新規に生成した ID: から RewriteRule を生成すると良いです。

 
3. WP へエクスポート
“Movable Type and TypePad Importer” というプラグインを利用する。というのはあちこちに書かれているので詳細はここでは割愛します。

一点だけ書くと、 MT からエクスポートして編集したファイルをアップロードして MySQL に入れた場合、 ID をせっかく 1 からにしても 上記プラグインは WP 側の MySQL の 1 を勝手に利用してしまって ID が 2 からになってしまいます。つまりは RewriteRule をせっかく書いても一個ずれてしまうことになるんですね。あたたた。

なので、ウェブブラウザからアップロードするのではなく、ちゃんと wp-content/mt-export.txt に設置してからアップロードするほうが良いでしょうなぁ。ちなみに MySQL 内のポストテーブルとコメントテーブルを初期化するだけで何回でもアップロードできます。

MySQL の SQL 文は以下の通り。これをしたあとにインポートするとデータが無事に入ると思います。

mysql> delete from wp_posts;
mysql> delete from wp_comments;
mysql> alter table wp_posts auto_increment=1;
mysql> alter table wp_comments auto_increment=1;

 
何回か試行錯誤して試していると WP の中で ID がどうしてテキストファイルの ID とずれるのか解るようになるかと思います;-)。

 
4. .htaccess の RewriteRule
hoge_hoge.html を post_ID.html に mod_rewrite でぶっ飛ばす設定をツラツラと書いていきます。これについてもウェブ上に色々あるので詳しくは書かないですが、一点だけ。マッチしない場合は先頭の “/” を取ってみてください。ということでしょうか。

以下はサンプルです。

RewriteCond /2008/02/2_4.html !-f
RewriteRule 2008/02/2_4.html  /2008/02/post_847.html [L,R]

 
RewriteCond はパターンが “/” で始まっているのですが RewriteRule のほうは先頭の “/” を取ります。
どうしてもリダイレクトしてくれない場合、最後の手段として “/” を取って試してみてください。あと。右側の飛ばし先は http://domain.name を付けてみるのも良いかもしれないです。

そして、本文の記事の他にカテゴリの RewriteRule も書いて準備完了。
ブログには 1,000 エントリもあって RewriteRule は 300 行書かねばならん。なんてのはもはや手でやってられないですよね。なので MT からエクスポートしたデータを参考にしてスクリプトで RewriteRule を出力する必要があるんですね。その場合に利用するのが PERMALINK: から生成する ID: なんですね。

あとは SNS 用プラグインのインストールだとかカテゴリをソートするプラグインだとかをインストールして自分好みのものにして行きます。

 

MT からのデータをインポートしたあとに表示の確認をするかと思いますが気をつける点としては、僕のあ場合、コマンド系、表示系、設定系で table タグと pre 、 code タグを使っているのですが、それらの表示がおかしい場合はだいたいがテーマのスタイルシートでタグの宣言が書かれていることが多いのでそれを削除したりして、自分の思う通りに表示してくれるようにします。

 

さてさて。せっかくなので今回色々かいた WP のテーマの日本語ファイルを公開しましょうかね;-)。一応、日本語でブログ本文のほうは表示できると思います。wp-admin 側の日本語化はまだ出来ていませんし、多分しないのではないかなぁ。と思います。それでも良ければダウンロードしてみてください。
ちなみにどれも 2013/07/01 時点の最新バージョンです。

Atahualpa: http://icmpv6.org/Prog/ja.po/atahualpa-20130701-ja_JP.po
Suffusion: http://icmpv6.org/Prog/ja.po/suffusion-20130701-ja_JP.po
Gray and Square: http://icmpv6.org/Prog/ja.po/gray-and-square-20130701-ja_JP.po
Techozoic Fluid: http://icmpv6.org/Prog/ja.po/techozoic-fluid-20130701-ja_JP.po

僕は WP の翻訳だけでなく、フリーソフトウェア系アプリを色々翻訳してきているのでアレですが、 LANG は基本的に ja_JP です。WP の場合には wp-config.php の WPLANG に設定してあるファイル名にしてください。多分 default は ja.po になると思うんですけども。

あと、場所とかそれぞれのテーマによって格納場所が変わってきますし、msgfmt コマンドで po ファイルから mo ファイルに変換してあげる必要があります。

 # msgfmt -o ja.mo ja_JP.po

 
今回はこれくらいにしておきましょうかねぇ。僕が体験した MT から WP への移行です。一番難儀したのは MT からエクスポートしたファイルの ID が WP にインポートしたらずれてしまう件かな。ここを回避できたら随分と作業は捗るのではないかと思われます。

Gray and Square なテーマはカスタマイズオプションが少ないので実際に手で CSS を変更してしまいます。例えば、 default ではビビットな色しかないのでもっと地味な色にしたい場合には gray-and-square/css/color/ の下に色に対応した CSS ファイルがあるので aqua.css などを自分好みの色に編集すると、設定メニューで Aqua を選択していても色が変えられます;-)。

 

何を今更感が十分に感じられる今回のエントリですが、今後移行していく人の参考になればと思います;-)。

7月 042013
 

いやはや。ブログの外面を変更してみました。

とわ言いつつ実は、MovableType から WordPress に変更したので大移植なんですけども。(この文書使い回し;-)

僕は三つのブログを持っていて、全て MT-3.3.3 を利用していたのですが、今回 WordPress に乗り換えました。テーマも三つのテーマを使って、それを日本語化したりしてずいぶんとナンギしましたf(^^;;。

今回は投稿のテスト。と、いうことで。おいおい MT -> WP の移行についてや、 WP のテーマの日本語化ファイル (po ファイル)などを公開して行きたいと思います。

 
一番大変だったのが RewriteRule かもしれませんが、多分全部のエントリは古いのから新しい URI に転送できていると思います。

何か変な動作とかあったらコメント頂ければと思います。

今後とも宜しくお願いします。あ。ネタがあれば。なお話ですが・・f(^^;;。

1月 032012
 

新年明けましておめでとうございます。今年もこのブログ共々宜しくお願いします。

新年一発目、どんなネタにしようか悩んでいたのですが、いきなり FreeBSD の話とかしてもちょっとアレだし、CPU コレクションは最近は一段落しつつある(しかし、CPU 自体はまだまだたくさん持っている;-)ので何かないかなぁ。と・・。

で、思いついたのが BSD 的なぬいぐるみ二つ。どちらも僕のコレクションなんですけどもね;-)。

じゃじゃんっ!!「デーモン君人形」と、通称「カメぬい」。

IMG_0887_nuigurumi_1.jpg

まずは「カメぬい」のほうですが、当時から(って、いったいいつの時代だ? 20 世紀かな?) IPv6 やっていた(知っていた)人にとっては非常に有名な IPv6 カメ のぬいぐるみなんですが、当時はぷらっとホームでも店舗で販売されていたので購入しました。これは確か 1,500yen だったかな。許さん が作ったんですね。それにしてもこれは持っている人はまだまだたくさんいるのではないかと思われます。

そしてもう一個の「デーモン君人形」。こっちは FreeBSD 2.0.0-RELEASE の CD-ROM が発売されたときに記念品として一緒に付いてきたヤツです。

IMG_0889_nuigurumi_2.jpg

CD-ROM を出したメーカはどこだったっけかなぁ? TurboLinux とか Slackware 1.3 とかの CD も出していたところだと思ったけど・・。

当時、僕は UNIXUSER とか定期購読していてそこにも FreeBSD の CD-ROM が付いてきていたんだけど、製品版も買ったりして。で、そのおまけに「デーモン君人形」も付いてきた。けど、実際には「デーモン君人形」が欲しくて CD を買っていたり;-)。

「カメぬい」持っている人いてもさすがに「デーモン君人形」持っている人は今となっては少ないのではないかなぁ;-)。手元に来た時から袋に入れてあるので実は新品同様でむちゃくちゃ綺麗に管理されております;-)。

と、いうことで新年早々懐かしいものをネタにしてしまいました。まぁ、ある程度過去を振り返りつつ今年一年を見据えるという意味でもちょうど良いネタかなー。みたいな。話を無理くり収束に向かわせつつありますがf(^^;;。

と、言うことで今年も宜しくお願いします。

6月 032011
 

いやぁ。普段はテレビを見ないんだけど、REGZA 買っちゃいました。37 インチのやつ。一応はフル HD;-)。

最近のテレビ番組は面白いとか楽しいとかあまり思わなくなって来ているんだけど、大画面のディスプレーとして映画みたりする感じでしょうかねぇ。

DVD とかブルーレイの再生機器は持っていない(PSP は持っているけど DVD+R の二層式が再生できないのでいまいち使い道が無い・・。orz)ので PC から HDMI ケーブルを接続して PC のサブディスプレーとして DVD を再生したりしています。

後、僕は、もう結構古いモノなんだけど YAMAHA のホームシアターセット TSS-1 を持っているのでコイツを REGZA に接続して 5.1ch を楽しんでいます。 REGZA 側は外部出力 S/PDIF に対して PCM を選択すると一応 5.1ch で音が出るので DVD がソコソコ楽しめます;-)。

と、言う感じで PC との接続は特に問題は無いです。ただ、僕の買った REGZA 37Z1S は D-SUB 15-pin が無いので NotePC とかは変換ケーブルをかまさないとディスプレーがつなげられないのがちょっと悲しいところかな。

と、言うことで本題。

以前のエントリーで「iOS4.3.0 のホームシェアリングで iTunes 共有。」と言うのを書きました。ネタ的にはそれと全く同一って感じです。済みません・・。

ONKYO の ND-S1 に iPhone4 を接続して iTunes 共有すると動画も転送できます。

DVD は PC で見るから良いけど、iTunes に入っている動画(つまりは iPhone3G,4 に最適化してバックアップしたものたち)をたまには見たいときがあるわけですね。それらを iPhone4 でホームシェアリングして、REGZA の大画面で見るという感じです。

IMG_1275_REGZA_1.jpg

ONKYO の ND-S1 には画面出力のコンポジットがあるのでそれを REGZA に接続します。後は REGZA 側での[入力切換]ボタンでコンポジット入力を選択するだけです。ちなみにこの時、音は ND-S1 を接続している CR-D2 のスピーカら出ます。まぁ、もとのコンテンツは 5.1ch に対応していないのでこのさいステレオ 2ch で十分でしょ。みたいな感じです。

一点だけ注意が必要なのですが、 ND-S1 と iPhone4 をダイレクトに接続しないと映像が ND-S1 に届きません。

僕は ND-S1 と iPhone4 の間を延長ケーブルで接続してよく使っているのですが、安っちぃケーブルを利用していると映像線が無いんでしょうな。画像が出ないのであります。

ケーブルはこんな感じ。

IMG_2368_REGZA_2.jpg

アキバに行くと 500yen くらいで売っている ドックコネクタ延長ケーブル みたいなヤツです。これで映像までちゃんと引っ張ってくれるケーブルって世の中にあるのかなぁ?

と、言うことで、動画を見るときはしっかりと iPhone4 を ND-S1 のドックコネクタに接続したほうが良いでしょう。

それにしても、当初はどうやって MacBook と REGZA を接続しよう。やっぱり DVI->HDMI 変換した後に DHMI ケーブルを伸ばすかなぁ。なんて考えていたのですが、やっぱり今回も iOS のホームシェアリングの機能に救われたっ!! って感じでしょうか。ふむふむ。

けど、そーすると AppleTV とか必要ないのかなぁ? iOS のホームシェアリングの機能は iTMS からレンタルした映画も飛ばせるのかなぁ? 今度試してみよう;-)。

11月 082010
 

僕はTwitterのアカウントを持っていて、結構くだらないことをつぶやいていたりしているのですが、そんなとき、「一太郎Twitterアカウント開設記念プレゼントキャンペーン」と言うのがありました。@ichitaro_js をフォローしてくれた人の中から抽選で記念品をプレゼント。ってのがあったのであります。

それに見事に当選。記念品が贈られてきました。ありがとうございましたっ!!

ichitaro_1.jpg

クリアシートと歴代一太郎のパッケージのシールと後、三菱 Hi-uni の鉛筆イチダースっ!!

鉛筆は本当に懐かしい。箱から出したらプーンと木と芯のにおいが漂って来て思わず「懐かしいにおいだーっ!!」と叫んでしまいましたf(^^;;。

で、その鉛筆をよくよく見てみるとなにやら書かれています。

ichitaro_2.jpg

しっかりと「一太郎25周年記念」と掘られているのですねぇ。これはどうすんべな。使うかなぁ。大事に取っておきべきか悩みます。

ちょっとだけ書いておきましょうか。僕と一太郎の関係を。一番最初に触ったのが会社で、一太郎4.3Dash だったかなぁ。NEC PC-98 版の MS-DOS 5.0 上で動作していたヤツです。「ダッシ」ってつまりは 「’」が付いたヤツなんですが、これって NotePC 版だったけかなぁ?後はロータス「1,2,3」。データベースは「カード3」だったか?そんな時代だったのであります。

で、その頃僕のデスクトップ環境のメインは EWS4800 だったのですが、Windows3.1 の時代が押し寄せるわけです。この時は「一太郎Ver.5」で、この後確か、僕の記憶が確かならば Windwos アプリになってひたすら重く、でかくなっていくのでありました。

筆者は更にデスクトップ環境もひっくるめて UNIX (EWS4800、SunOS、FreeBSDなど) にどっぷりと浸かっていくことになるのですが、時代は随分と過ぎ去って、MacOSX を使い始めるようになって ATOK を使うようになるわけですが、随分と久しぶりに JUSTSYSTEM の製品を利用することになるのでありました。

それにしても今回はありがとうございました。Twitter のキャンペーンで何か当たったの、初めてでかぁなり嬉しいのであります;-)。