12月 102017
 

何個目の Bluetooth イヤホンになるであろうか? 普段は Xperia Z5 Compact ではハイレゾ楽曲を聴いているのだけどケーブルがやはりジャマでどうしようか悩む機会が多いのだけど、音質には変えられない。

と、いうことだったのだが、どうせなら左右分離型で完全ケーブルレスな Bluetooth イヤホンを購入してみました。

AirPod と一緒で左右分離型、磁石でケースにカチっと入り充電が可能なタイプです。

僕は、曲飛ばし・戻り・ボリューム調整などのリモコン機能が必須だと思っているので、その中で探すとこれが一番安かったかな。

・右耳二回タップで曲飛ばし
・右耳三回タップで曲戻り
・左側二回タップでボリューム大
・左側二回タップでボリューム小

右耳のほうが多くタップするのでバッテリーも右耳が先に終わるかな?

『タップ』というのはボタンを押す。と、いう感じではなく、トントンと叩くような感じですね。最初、この動作になれません。あと、誤タップも多くでちょっと困る・・。

耳へのフィット感は悪くはないです。耳に付けていて落ちる。ということは無いです。重さも大きさも気にはなりません。

ただ、音が切れる。両耳が動じに切れるなら諦めもツクけど、片耳のみとか音が切れるので非常に悲しい。信号機のある交差点に行くと両耳から音が出なくなる。カバンを網棚の上に置いて電車に乗っていると、体の向きを 15 度くらい変えると片耳聞こえない。とかそんな感じでした。

 
が、しかし、そんな X3T Bluetooth イヤホンですが、忘年会の帰り、ちょっとほろ酔い。秋葉原の駅で『音楽でも聴いて帰ろう。』と思い、ケースから取り出したら手が滑って、コロコロと線路の向こう側に右側が転がっていってしまいました・・。orz

利用したのは大体二週間程度でしょうか・・。比較的あっと言う間に利用を継続することができない事態となってしまいました。

完全ケーブルレスな Bluetooth イヤホンを使っている皆さん。ケースから取り出すときが一番落としやすいです。くれぐれも取り扱いには注意してください・・。

 

7月 072017
 

タイトルの「SoundPEATS Bluetooth 買ってみました。」と言っても、実はずいぶん前に購入したんですね。この次に書くエントリに必要になったので慌てて今更書いている。と、いう状態なんですけども、まぁ、懲りずに読んでやってくださいf(^^;;。

僕にとっては二個目の Bluetooth イヤホンです。一個目は Anker SoundBuds Sport NB10 を購入したのですが、これは主にランニング用で利用する目的でした。まぁ、会社への通勤時に利用しても良かったのですが、デザイン的にはランで利用するみたいなのと、音的に重低音が強い傾向があるので『じゃ、別のをもう一個買ってみっかねぇ。』と、いうことになったのであります。

そして、購入したのが SoundPEATS の Q11 という Bluetooth イヤホンです。まぁ、価格が安かった。と、いうのもあるのですけどね;-)。

このイヤホン日本製です。取扱説明書が日本語だし、電源ボタン長押しで起動すると「電源をオンにします。」 Bluetooth 機器、僕の場合は SONY Xperia Z5 Compact ですが、これに無事に接続すると「接続が完了しました。」と女性の声で喋ってくれます。

ピロロロロォーン。と音ではなく、声が聞こえるのであります。この辺りは『お。日本製だねぇ。』などと思えて来るのであります。
日本製かは分かりませんが、日本の会社が作った製品。ってことですねf(^^;;。

この Q11 を購入してそこはかとなく嬉しいのが、収納ケース付き。ってところですね。よくある巾着袋ではなく、ハードケースが付いてきます。これは大きさも手頃で中々良いです。ケースだけあと 2,3 個欲しい。などと思えるのであります;-)。

Q11 は aptX に対応しているので高音質って言えるのかな? Xperia Z5 Compact も aptX に対応しているので恩恵が受けられます。

 
さてと。音に付いてですが、僕の感覚的センスで書いてみますが、上にも書いた通り Anker SoundBuds Sport NB10 と比べると自然な音がしますね。重低音がドカドカこないので安心して聞いていられる。

あと、 Bluetooth イヤホンなので、ある程度の音質は捨てています。

僕の Xperia Z5 Compact には 64GB の MicroSD カードを利用して約 55GB 分、曲数にすると 280 曲程度のハイレゾ音源を入れていますが、これを Bluetooth イヤホンで聞くのは本末転倒だぁ。などと思って入るのですが、通勤時の電車の中で聞く Bluetooth イヤホンの利便性と音質をトレードオフしたら、どっちがえんじゃい? となってしまうのでありました・・。
僕的は SoftBank SELECTION SE-5000HR を含めて二つのイヤホンと一個のスピーカーを持っていますが・・。

 
このイヤホンは耳にひっかけて、ケーブルを後ろにまわして利用するようなのですが、僕には首の後ろにケーブルを通すという文化が無いので前で垂らしています;-)。

二個目の Bluetooth イヤホンですが、最近はこれを主流に利用しているのでありました。

 

8月 292016
 

今回もヘッドホンと、いうか、イヤホンネタなのですが、ハイレゾのお話ではありません;-)。

スポーツ用 Bluetooth イヤホンが 2,999yen で購入できる。と、いうので飛びついてしまった。と、いう感じなんですけども。

僕も一応ランニングなどをしているのですが、レースに出たのはまだ三回(とは言ってもフルマラソンはまだ、絶対に無理;-)状態です。が、しかし、たまーに練習で公園とか、荒川河川敷などを走ったりしています。そのときに iPhone6 などで Nike+ アプリを利用し、走った距離とか時間などを教えてくれる機能があり、それなりに目安になったりしています。
そして、パワーソングなどが流れ、走る時に頑張れたりもするんですけどね。

その、ランニングのとき用に、今回手頃な値段の Bluetooth イヤホンを試しに購入してみた。と、いう感じです。
Bluetooth スピカーは二個くらい持っていて スマホで USEN アプリなどで利用していたりしますけど、イヤホンというのは初めて。

 
まず、 Amazon から届いた荷物を開けてみました。こんな感じです。

IMG_4711_SoundBuds_1

本体とちょっと大きめの袋。あと、イヤーチップは S/M/L の三種類。頭の後で固定する予備のベルトが一本とマニュアルです。MicroUSB ケーブルも付属しています。これは充電用ですね。

本体は非常に軽く、左右をつなぐヒモのような部分は形状は固定されていても柔らかい素材でできているので違和感はないです。
耳の上からかける感じで装着します。いやぁー。軽いですねぇ。驚く軽さです。そして、耳への圧迫感が非常に強い。耳の穴の中にピッタリとフィットしている感じです。なるほどー。

 
本体の操作ボタンは右側に集約しています。

IMG_4716_SoundBuds_2

曲飛ばし・戻りは真ん中ボタン。外側二つのボタンでボリュームの上下もできるのでランニングのとき、確かに音楽へのアクセスは良いですね。これは良い感じです。

 
添付のマニュアルは七カ国語くらいあります。 Bluetooth 対応なので確かに日本語とかないとキツイかなぁ。

IMG_4714_SoundBuds_3

とわ言いつつ、iPhone6 や SONY Xperia Z5 Compact E5823 では簡単に同期できました。SoundBuds Sport NB10 の本体のボタンを適当に押して、スマートフォン側で Bluetooth デバイスを探索して表示されるのを登録するとサクっと利用可能な状態になります。ここまでマニュアル一切読んでないですf(^^;;。

 
さてと。せっかく良いものが手に入ったのでちょっとランニングで試してみようかねぇ。などと思い 2.26km ほど走ってみました。そのときの感想を少々。

まず音について。
今回はハイレゾイヤホンの購入ではないので音についてはある程度妥協しています。
今回購入した Anker SoundBuds Sport NB10 はどちらかと言うとドンシャリ系が強い傾向がありますかね。
音的には Blue Ever Blue 868B833GW の中間辺り。って感じでしょうか。 Apple EarPods のドンシャリ強いバージョンって感じかな。
あと、音の広がりが無いのもハイレゾイヤホンとは別モノだと感じさせられます。頭の周り 20cm くらいで音が鳴っている感じ。SoftBank SELECTION SE-5000HR のレビューのところでも書いている、僕の個人的な言葉の表現ですが『突き抜ける音の広がり』というのは感じられません;-)。

まぁ、今回は『そーいうモノであろう。』と、いう認識で購入したのでこの辺り、全然問題ではありません。

Amazon のレビューにありましたが、確かにホワイトノイズ、のりますねぇ・・。
曲間とか静かな音の曲を聴いているときに『サー』っと音が聞こえます。気になり出すと気になるかも・・。ランニング時のパワーソングを聴いているときは大丈夫だけど・・。

 
次に装備の面について。
上にも書きましたが、耳に対する密着感が非常に強いです。回りのノイズが聞こえてこないので音楽に没頭できます。
しかし、ランニングのときに音楽に没頭してどうするんじゃい? そー考えると公道での利用はちょっと勇気が必要かも。公園とか河川敷などでの利用が良いのではないかと思われます。

試しに SONY Xperia Z5 Compact E5823 に接続して確認してみましたが、ノイズキャンセリング機能は持っていないようです。

それにしても一番感動したのはケーブルフリーっ!! イヤホンケーブルが無いってことはこんなに幸せなことなのかぁっっ!!?? と感動してしまいます。
ランニングときは当然ですね。走っているとケーブルがブラブラして耳へ何かしらのインパクトが出て来たり、手を振っているときに指に絡まったりとか、そーいうのが全くない。すごいっ!! って感じです。

これは通勤時にも使いたくなってしまう感じでしょうかねぇ。
ケーブルレスな環境を手頃な値段で試してみたいランナーにはそれなりにお勧めな、初心者向けの製品だと思われます。
そして防水。嬉しいですねぇ。汗だくになっても、突然の雨でも平気です。

バッテリーはフル充電で 6 時間くらい持つようですが、僕のランニングって 1km 6 分として、30 分程度が今のところの限界値なので、まぁ、余裕で持ちますねf(^^;;。

 
僕のアカウントにはどういうわけか、19yen 分のポイントがあったので Amazon での購入は 2,980yen でした。手頃だぁ;-)。

 

7月 182016
 

うほほ。タイトルの件、一回使ってみたかったのだぁ。今回はそんな感じのネタです;-)。

僕がどうして Xperia を購入したのか?というと『ハイレゾ音楽を楽しみたい。だから私は、Xperia。』おぉ。繋がっているねぇ;-)。

と、いうことで、前回のエントリでは SONY Xperia Z5 Compact E5823 を購入したファーストインプレッションを書いているのですが、今回はそれをハイレゾプレーヤーとして使い込んでみての感想です。

と、言っても、このブログでは何回かハイレゾネタは書いているし、ハイレゾ再生についてはラズパイオーディオでハイレゾなエントリも書いているので Xperia でのハイレゾのネタはあまり無いかなぁ。ただ、移動中にハイレゾ楽曲を聞けるのは嬉しいですね。

 
過去のエントリで何回か書いていますがハイレゾ楽曲は mota.jp 購入しているので 20 曲くらいは持っています。また、自分でアップコンパートした “なんちゃってハイレゾ” 楽曲も持っているのでそれはそれでヨシとします。

なんてったって、 Xperia のミュージックプレーヤーにハイレゾ楽曲を突っ込むと、

Screenshot_XperiaZ5C_1

こんなふうに『mp3 や m4a とは違うんだもんねぇ。なんてったってハイレゾ楽曲だもんねぇ。』などと表示され “HR” なラベルがジャケットに付きます。これは見ていて気持ちが良い。だから私は、Xperia。って感じかな;-P。

この間ハイレゾ再生用に有料アプリ買ったってエントリも書いたのですが、せっかく買った有料アプリも、インストールはしているけど、使わなくなってしまった・・。もったいない・・。

 
Xperia の音楽設定について見ていくと、オーディオ設定の中に色々マニアックな設定があります。

「設定」->[音と通知]->[オーディオ設定]と行くと、ここではゴツイ音楽再生に関する設定が行えます。
「DSEE HX」の設定は mp3 や m4a をハイレゾ音源に近づけてくれるという項目で、ある意味イコライザーに近いのかな? 僕の耳はイコライザー機能をオンにすると音の雰囲気が変わって耳の奥や眉間の辺りがガンガンしてくるので極力使わないようにしているのです。この機能もそれに近い状態になってしまったので、結局 OFF のまま mp3 や m4a を再生することにしました。

「ClearAudio+」はすけーですよ。音の広がりをドドドと大きくしてくれて、音の波が押し寄せてきます。ハイレゾ楽曲必要ねーじゃん。これをオンにしておくだけで mp3 m4a で十分じゃん。みたいな感じ。なので、僕はこの機能も利用していませんが・・。

唯一利用している機能は「ダイナミックノーマライザー」です。音の出力を一定の音量にしてくれる機能ですが、これはあると嬉しい。楽曲によって音量が異なる場合に嬉しい機能です。

Screenshot_XperiaZ5C_

「設定」->[音と通知]->[アクセサリー設定]に行くと「ノイズキャンセル」の項目がありますが、僕は二つのハイレゾイヤホンを持っていても、どちらもノイズキャンセラーの機能は無いのでこれまたその機能が活かせません。とほほ・・。

 
さてと。聴き比べする? とか言っても・・。ラズパイオーディオでハイレゾ環境を構築したときに利用したチップは PCM5122 で、384kHz/32bit に対応したチップでした。 Xperia Z5 Compact E5823 はどんなチップを使っていてどれくらいの再生周波数帯域とビットレートに対応してるのだろう?

実際に聞いてみたのですが、音の違いが解りませんでした。まぁ、自分が持っているハイレゾ楽曲は 192kHz/24bit なモノが最高なのですが、その場合ラズパイの 384kHz/32bit 対応のチップでは十分に範囲内であるのでその性能を使い切ってはないのではないかと思われます(^^;;。

 
最近 mora.jp から無料で購入できるようになった VOICES String ver. ~featuring Ayasa と、いう楽曲ですが、これを良く聞いています。弦楽五重奏。頭の周りの色々なところから音が出てきます。ここにピアノがまざって、更にクライマックスのところではドラムが入ってきます。おー。聴き応え十分だぁ。と思い聞いていました。

何回か聞いているときに Ayasa さんのバイオリン、弓を弦の上に置た音が聞こえて、そのあとでメロディが流れ始める。音階のごくわずかな音ではない、弓を弦の上においた音が聞こえたときに『うぉー。ハイレゾだぁ。』などと、僕は勝手に思ってしまったんですけども。

Xperia の CM の音楽をハイレゾ対応の Xperia Z5 で聴く。んー。良い感じですね。だから私は、Xperia。って感じかな;-P。

5月 222016
 

ハイレゾなネタはまだまだ続くよ。って感じでしょうか・・。

とあるサイトで「ハイコスパなハイレゾヘッドホンブランド、SATOLEX の謎」という記事を見つけました。
読んでみると、国産の大手電子機器メーカーホシデンだそうで、そこがブランドを立ち上げ「SATOLEX」という名で手頃な値段のハイレゾイヤホンを出した。と、いうので早速購入してみました。

今回購入したイヤホンは SATOLEX の Tubomi DH298-A1 という型番です。購入価格は 4,000yen を切る値段です。
早速届いたブツの中を開けるとこんな感じです。

IMG_4167_DH298-A1_1

紙の箱に入っているのでそんなに高級感はないですf(^^;;。まぁ、所詮はガワの部分なので、それはそれで良いかぁ。

本体のハウジング部分はプラスチックで手頃な値段だけにその辺りはしょうがないかな。リモコンは付いてないです。

 
これでハイレゾ対応のイヤホンは二つになりました。聞き比べができそうです。
SoftBank SELECTION SE-5000HR で初めて音を聞いたとき、突き抜ける音と広がる音があまりもすごかったので『ハイレゾイヤホンってのはみんなこーなのか?』と、いう思いもあり、今回二個目を購入しての聞き比べです。

今回はハイレゾイヤホン二つ + 追加でもう一個を比較してみたいと思います。以下、その一覧です。

・SoftBank SELECTION SE-5000HR : 再生周波数 : 5 – 45kHz
・SATOLEX Tubomi DH298-A1 : 再生周波数 : 20 – 40kHz
・Apple EarPods : ハイレゾ対応ではない (多分 20 – 20kHz かな?)

カタログスペックを見ると SE-5000HR のほうが広いでしょうかね。

今回購入した DH298-A1 は SE-5000HR の約半分の値段で購入できます。外見から見た違いとしては以下が上げられるでしょうか。

  • ボディが金属かプラスチックかの違い
  • リモコンがあるか無いかの違い

これだけの違いがあると値段はグっと安くできるのかな?などと思えてしまうんですが、気のせいかな? 😉

IMG_4169_DH298-A1_2

さてと。二つのハイレゾイヤホンを聴き比べる前に今回の環境を書いておきます。

・楽曲: mora の 96kHz/24bit 及び 192kHz/24bit の楽曲
・再生機器: Raspberry Pi 2 + volmio 1.55 + PCM5122

楽曲は mora から新たに購入しました。映画のサントラです。

ベスト・サウンドトラック・ハイレゾ・セレクション・プレミアム 〜オールタイム・ベスト〜

この楽曲は有名な映画のテーマが 15 曲入って一つのジャケットになっています。説明文には「こちらの商品は、録音時の192.0kHz/24bitから録っています。」と書かれています。
多分 “なんちゃってハイレゾ” ではないと思われます。僕的には、多分 MIDI から打ち込んだ楽曲でオーケストラの録音ではないと思うんですが、その点については書いてありませんでした。実際のところ、どうなんだろ?

と、いうことで mora の楽曲は一気に 22 曲になりました。今回はこれらの楽曲がサンプルです。

機器については過去にこのブログで詳細を掲載したので、そちらを参考にして頂ければと思います。

 
さてと。実際に聴き比べた感想ですが、まず、インパクトのある音が耳に飛び込んできます。 DH298-A1 は SE-5000HR に比べて重低音がすごいっ!! って感じでしょうかね。

ここんところ、会社の行き帰りではずっと SE-5000HR を利用していたので、耳に馴染んでいたのですが DH298-A1 に変えると聞こえてくる音の違いが良く解ります。

重低音の強さの並びからするとこんな感じかなぁ。

Apple EarPods > SATOLEX Tubomi DH298-A1 > SoftBank SELECTION SE-5000HR

音の広がりは SE-5000HR 並にあります。音の広がり(俗に「解像感」といいますかね)があります。そこに重低音がズーンっと乗ってくる。と、いう感じ。ロックやヘビメタ系の音が好きな人はこれか合うかも。
しかし、その重低音は Apple EarPods までは激しくはありません。手頃感があり、ドンシャリ系とまでは行きません。

重低音がある割にはそれによって高音部の音がかき消されるか? といわれるとそんなことは無くて良い感じです。
音の広がり感を並びにすると以下のような感じかなぁ。

SoftBank SELECTION SE-5000HR > SATOLEX Tubomi DH298-A1 > Apple EarPods

Apple EarPods はハイレゾ対応イヤホンではないので雰囲気を掴んで頂ければと思いますか;-)。

あと SATOLEX Tubomi DH298-A1 で楽曲を聞いてみて女性ボーカルがちょっとぼやける楽曲があるかな? という感じがしました。ちょっと遠目にいる感じかなぁ。という程度ですが SoftBank SELECTION SE-5000HR のほうが女性ボーカルの声が良く通って、立ち位置まで把握出るような感じに聞こえます。

この場合のサンプル楽曲は CD からアップコンバートして “なんちゃってハイレゾ楽曲” を自分で作ったのですが、やっぱり AKB48 の『ポニーテールとシュシュ』かなぁ。 SE-5000HR から聞こえてくるハモリ部分の声のの音は素晴らしい。それに比べて DH298-A1 は立ち位置が不安になる部分がある。
mora の楽曲である inspire:tion の『まちびとの唄』なんかはドドドと来ますね。 SE-5000HR からは得られないインパクトがあります。

あと SATOLEX Tubomi DH298-A1 は聞こえなかった音が聞こえる場合がありますね。再生周波数帯の問題なのかもしれませんが、とある楽曲を聴いていて『あれ?こんな楽器の音あったけ?なんか鮮明に聞こえるなぁ。』ってことがあったりします。隠れていた音を聴くことができるんですね。

イヤホンの特性についてはこんな感じでしょうかね。

 
と、いうことでそろそろ総評です。

上にも書いたとおりですが SATOLEX Tubomi DH298-A1 が SoftBank SELECTION SE-5000HR より安いのは筐体がプラスチックでリモコンが無いから。と、いう仮説を立てると、値段的には手頃感があります。

重低音ドンドンなドンシャリ系が好きで格安のハイレゾ対応イヤホンが欲しいもしくは試してみたい人には良いかもしれません。ちゃんと音の広がりが体感できるので聴いていて気持ちが良いです。

一方、スマートフォンで通勤・通学時に電車の中などで聴く場合には、リモコンが無いのがやっぱり痛い。停止・次の曲などはやはりリモコンで操作したいモノです。

僕は iPhone 用にはリモコンは持っている(その昔、 iPhone4 の頃に買ったヤツだと、多分思う)のですが、それは Android の ZTE Blade Vec 4G では利用できませんでした。

なので iPhone6 で DH298-A1 を利用する場合にはリモコンを利用すれば問題は無いのですが、他の機器で利用する場合に困ってしまう。

音については好みの問題があるのでアレですが、僕的にはやはりリモコンが欲しいかなぁ。

 
さてと。手元に二個もハイレゾ対応のイヤホンが溜まってしまった。好みと聴く環境に応じて使い分けようかなぁ。

ところで、購入後僕の手元に SATOLEX Tubomi DH298-A1 が届いたところで Xiaomi が 1MORE ブランドから 5,000yen 以下の 1M301 を出しましたなぁ。この値段で金属ボディでリモコン付き。ただし、カタログスペックを見るとハイレゾ対応ではないようです。なので、試してみなくとも良いかなぁなどと思ってますが;-)。

5月 152016
 

僕の持っている iPhone6 は 16GB の一番安いヤツなのでハイレゾ楽曲を聴くには容量が足りなすぎます。しょーがないので Android である ZTE Blade Vec 4G でハイレゾ楽曲を聴くかねぇ。となるのであります。

しかしっ!! ZTE Blade Vec 4G は Android 4.4.2 ですが、こいつには MicroSD スロットが無くて容量が 8GB しかないのでもっとつらい。僕の持っている環境ではモバイルでハイレゾ楽曲を聴く手段は無いのか?と思いつつ 32GB の USB メモリを MicroUSB 経由で接続し、 USB メモリの中にハイレゾ楽曲を入れることにより容量を増やせるんですね。

ZTE Blade Vec 4G に USB メモリを付けた図はこんな感じ。アキバに行って USB ケーブルと USB メモリを購入して来ました。

IMG_4173_ MAVEN_1

上側に USB メモリ、下側に 3.5 インチイヤホン。
USB メモリは Android が認識するモノとしないモノがあるので注意が必要です。まぁ、半分バグチみたいなモンですねぇ。認識しないようなら諦めて次のを試してみる。って感じでしょうかf(^^;;。

さてと。準備は整ったので Android 4.4.2 の ZTE Blade Vec 4G でハイレゾ楽曲を聴こうと思うのですが、 ZTE Blade Vec 4G 自体はハイレゾ対応の機器ではないので、まぁ、ハイレゾ楽曲を再生できればよいかぁー。って程度です・・。

しかし、Android アプリってのは 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲を再生してくれるアプリってのは少ないんですね。

現状で見つけたのは以下の二つだけ。

IMG_4174_ MAVEN_2

・Onkyo HF Player
・MAVEN ミュージックプレイヤー

96kHz/24bit な楽曲を再生してくれるモノは多々あるのですが、そーいうアプリで 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲を再生しようとすると「読み込めないファイルです。」などと言われ止まってしまうか、スキップしてしまうものがほとんどなので驚きました。

あと、 Onkyo HF Player はイヤホンに付属のリモコンが利用できない。通常イヤホンに付いているリモコンボタン二回押しでスキップ、三回押しで一曲戻り、一回押しでストップ。とかですね。

僕が持っている SoftBank SELECTION SE-5000HR もまさしくそんな動作ですが、 Onkyo HF Player では機能しません。

google play で色々なハイレゾ (正確には flac か;-) 再生アプリを検索して試してみましたが、ダメでした。そして、検索時に 192kHz を指定したら MAVEN Player がヒットしたのでそのの FREE 版を試したら、おやまぁ。 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲が再生できて、なおかつイヤホンのリモコンも使えるじゃないのさ。と、いうことになったので、これを利用することにしました。

 
MAVEN Player の FREE 版は広告が出るので、今回初めて「Google Play ギフトカード」というのを購入しました。そして MAVEN Player Pro を 300yen で購入してしまったのでありました;-)。

MAVEN Player Pro の場合イコライザがすごいよ。とのことだったのですが、そもそも音の広が格段に体験できるイヤホンとハイレゾ楽曲の再生なのであまり気にしていませんし、その機能も使うつもりはありません。

楽曲の入っているフォルダを指定できる「音楽フォルダの指定」という設定が中々良いですね。。 flac と m4a が入っているフォルダを分けておくと flac のみを聴きたい場合に設定すれば良いです。

IMG_4175_ MAVEN_3

そもそも Android の数ある音楽プレーヤーの中には端末内にある楽曲情報を全て拾って来て一覧に表示してしまうのがあったりして、イヤですね・・。
リングトーン(日本語でいうところの 着信音 です;-)とか Facebook のアラート音(これは ogg ファイルだな)なども一緒にリスト化してしまうのでけっこうイヤです。

その点は iTunes+iPhone のほうが一歩上を行っているでしょうか。

iTunes 上でプレイリストとして一覧を作っているので、それをフォルダごとにした場合、ちゃんと機能して欲しいところではあります。

あ。僕は Mac OSX 使いなので Android を直接 Mac OSX に接続しても OSX はうんともスンとも行ってくれません。そして OSX 接続用の google アプリを OSX にインストールする気もサラサラありません;-P。

 
と、いうことでハイレゾ楽曲を聴く環境を Android な ZTE Blade Vec 4G で整えたということになるのですが、そー考えると SONY の Xperia Z5 辺りが欲しいなぁ。と思う今日この頃。 USB メモリを付けた Android 機ってのもちょっと悲しいかなぁ・・。

4月 192016
 

Raspberry Pi 2 に Volumio をインストールしてハイレゾ楽曲を再生して楽しんでいる環境が整ったのですが、そのために Raspberry Pi 2 の 40PIN には「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」を挿しました。これでコンソールは使えなくなるんですね。

せっかく Raspberry Pi 2 用に USB シリアルコンソールケーブルを購入しているので、これを Volumio で利用できれば嬉しいです。

IMG_3997_RPI2_Volumio_csl_1

しかし「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」 にはピンが出っ張ってないので USB シリアルコンソールケーブルを接続することができない。

それならば。と、いうことでハンダでピンを取り付けてみました。 40PIN スロットの 6,8,10 番にピンを立てて、ここにシリアルコンソールを接続できるように改造です。電子工作だぁ。非常に簡単だけど;-)。

IMG_3990_RPI2_Volumio_csl_2

完了後はこんな感じになりました。これでサウンドカードモジュールと USB シリアルコンソールケーブルの両方が利用可能になりました。ぱちぱちぱち。

と、いうことで、早速 Volumio を起動しましょう。もう HDMI とかディスプレーとか必要ないしぃー。みたいな。まぁ、 Volumio は zeroconf が動作しているのでアクセスに関しては楽なんだけどね。

FreeBSD から以下のコマンドでシリアルコンソールを利用します。

$ cu -l /dev/cuaU0 -s 115200

 
オプションに指定する速度に注意でしょうかね。そして Raspberry Pi 2 に電源を投入するとコンソールが流れ始めます。おぉ。無事に使えるねぇ。良かった良かった。なんてのはつかの間。表示されるだけで入力できないじゃーん。 orz
Volumio はシリアルコンソールの設定が完結してないのかい?などと思い、ここから先は、起動した Volumio のシリアルコンソールを有効化していきます。

Volumio は OS に Ubuntu を利用しているので /etc/default/grub 辺りか? などと思い眺めますが x86 アーキテクチャではないのでそんなファイルは無いようです。

ふむ。

コンソールを使うなら /etc/inittab に何かしらの設定が必要だべ。とか思い眺めると『あ。多分のこの辺りを有効にすると行けそうだね。』という行が現れます。この辺りは FreeBSD とかやっていると知らない OS (『そこはかとなく、良く解らない OS』と言ったほうが良いか;-) でもなんとかなります。

# Example how to put a getty on a serial line (for a terminal)
#
#T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 9600 vt100
#T1:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS1 9600 vt100

 
上記の上の行をとりあえず 115200 にして設定してみした。

# Example how to put a getty on a serial line (for a terminal)
#
T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 115200 vt100
#T1:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS1 9600 vt100

 
変更後は kill -HUP 1 で反映させます。間違っても kill -9 1 とかしないように;-)。 その後 ps で確認すると getty のプロセスが起動するので設定は有効になったようです。

しかし、相変わらずキーボードからの入力は受け付けてくれない状態。うむー。
多分 -L ttyS0 の部分が合っていないのだろうというのは容易に想像が付くのですが、では何を設定したら良いの? ってことになります。 Ubuntu で利用できる tty の種類は /etc/securetty の中に色々書いてあります。ただ、色々たくさん書いて有り過ぎますf(^^;;。

一応 dmesg | grep uart や dmesg | grep tty などのコマンドを打って確認。情報を色々仕入れます。あぁ。なるほどー。
dmesg | grep tty すると表示される Kernel command line: の行にどの tty を利用したら良いか書いてありますね。これを指定してみましょう。

# Example how to put a getty on a serial line (for a terminal)
#
#T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 115200 vt100
T0:23:respawn:/sbin/getty  -L ttyAMA0 115200 vt100
#T1:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS1   9600 vt100

 
設定完了。今度は kill -HUP 1 してもダメだったので再起動してしてみましょう。

お。コンソールに文字が表示され、おぉ。ログインプロンプトが出てきましたっ!! やった;-)。

これで Volumio でもシリアルコンソールが使えるようになりました。ハンダ当てて改造した甲斐が有りました。
今後はディスプレーも USB キーボードも必要なくなります。一件落着です;-)。

あ。最後にですが、今回利用した Volumio は 1.55 になります。

4月 092016
 

なんか、いろんな人が書いているようなタイトルだなぁf(^^;;。

本当は前回の「ハイレゾ楽曲を作ってみました。」のエントリでネタは完了する予定でしたが、プレーヤーについて色々調べていたらハイレゾ携帯プレーヤーや USB DAC を購入するより Raspberry Pi 2 でハイレゾ音源を再生するほうがずっと安上がりだ。と、いうことが解り、早速試してみました。

手元には去年購入した Raspberry Pi 2 があり今でも FreeBSD/arm CURRENT が動作していますが、そいつを利用することにしました。
Raspberry Pi 2 に接続するハイレゾ対応のチップを購入し 40PIN にサクっと刺すとハイレゾ再生が可能になる。と、いうので amazon で「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」と、いうのを購入しました。

Raspberry Pi 2 に接続すると、こんな感じになります。

RPI2_I2S_volmio_1

購入したモノが届いたときには本体のみでマニュアルやネジ類は一切ついていません。
僕は PC を自作していた時期があったので、マザーボードと ATX ケースを固定するネジをたくさん持っていて、それを利用し I2S ボードの 40PIN の反対側に取り付けて安定性を確保しました。
そして、40PIN をグイグイと押しこみます。

以上で準備は完了です。

 
MicroSD に OS を準備しますが、今回は Volumio を利用しました。

あ。Volumio は 1.55 を利用していますが、最新版の Volumio2 が出るようです。最新版が出たらそっちに乗り換えるかもしれません。
Volumio2 RC1 を試してみたところ、僕の環境では見事にカーネルパニックしたので、今回は Volumio1.55 がターゲットです。

実は Raspberry Pi 2 を購入したあとに FreeBSD/arm と一緒に Volumio も試していたんです。このときはハイレゾに染まっていなかったのでフツーの音楽プレーヤーとして利用していたのですが、 USB の無線 LAN と Bluetooth ドングルが利用できなかったのでお蔵入りしていんですけどもね。

さてと。 Raspberry Pi 2 に I2S ボードを接続し MicroSD にも Volumio が入ったので早速起動します。

他のサイトを眺めていると System メニューの「I2S driver」と、いうメニューを “Hifiderry+” にすると音が出るよ。と、書かれていますが、それだけでは情報がかなり足りないですね。

RPI2_I2S_volmio_4

他にもう 1,2 ヶ所設定を変更する必要がありました。と、いうことで、まずは PlayBack メニューの「Audio Output」を指定します。

RPI2_I2S_volmio_3

default では “ALSA” になっていると思いますが I2S を利用する場合には “sndrpihifiberry” に変更する必要がありました。

その次にその下にある「Volume eontrol mixer」 の設定をしますが “Hardware” を指定すると、Main メニューのボリュームサークルからから音量が変更できないので “Software” を選択します。

RPI2_I2S_volmio_2

以上三つを設定すると音が出て、ボリューム調整もできるようになります。

ふぅ。最初音が出なかったので、壊れているのか? と思ってしまったのですが、これで一安心;-)。

しかし、これでも音が出ない場合には UNIX 系な解決方法を試みます(僕は FreeBSD ユーザなので『Linux 的な』とは書かないです;-)。まずは Volumio に ssh でログインして dmesg で確認してみてください。
以下の行が出力されていればデバイス的には OS から認識されていて利用可能な状態なので、じっくりと設定とかメニューを見なおしてみてください。

snd-rpi-hifiberry-dacplus sound: pcm512x-hifi <-> 3f203000.i2s mapping ok

 
このメッセージが出力されていてもなお音が出ない場合は Ubuntu のコマンドで確認してみる手もあります。
僕は Lunix のマルチメディア系のコマンドはいまいち解らないんですけどねf(^^;;。

 # aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: sndrpihifiberry [snd_rpi_hifiberry_dacplus], device 0: HiFiBerry DAC+ HiFi pcm512x-hifi-0 []
  Subdevices: 0/1
  Subdevice #0: subdevice #0
card 1: ALSA [bcm2835 ALSA], device 0: bcm2835 ALSA [bcm2835 ALSA]
  Subdevices: 8/8
  Subdevice #0: subdevice #0
        : (中略)
card 1: ALSA [bcm2835 ALSA], device 1: bcm2835 ALSA [bcm2835 IEC958/HDMI]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0
# lsmod | grep pcm
snd_soc_pcm512x_i2c     1689  1 
snd_soc_pcm512x         6340  1 snd_soc_pcm512x_i2c
snd_soc_core          140253  4 snd_soc_pcm512x,snd_soc_hifiberry_dac,snd_soc_hifiberry_dacplus,snd_soc_bcm2708_i2s
snd_pcm_dmaengine       3359  1 snd_soc_core
regmap_i2c              2354  1 snd_soc_pcm512x_i2c
        : (以下略)

 
Volumio では Network メニューから Wi-Fi の設定もできるのですが、僕の持っている USB Wi-Fi インターフェースでは設定してもまともに動きませんでした。なので、こちらも実機に ssh して wpa_supplicant の設定を直接手でしてしまいました。基本的に wpa_supplicant は Linux も FreeBSD も一緒なので使い回しの設定で OK でした;-)。

ネットワークの設定は結局 Volumio からではなく /etc/network/interfaces を直接 vi で編集してしまいました;-)。

あと、 I2S インターフェースを付けたのでオンボードのサウンドチップは要らないので削除します。 /etc/modules の中に書かれている snd_bcm2835 の行をコメントアウトすれば OK です。とは言っても /etc/modules には snd_bcm2835 しか書かれていないと思いますけども。

音楽系の話だけでなく、こーいう、UNIX 系技術者向けな話も中々良いですね;-)。

 
さてと。話をもとにもどします;-)。

今回購入した「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」と、いう製品は PCM5122 というチップで 384kHz/32bit に対応しているそうで、もうバッチリとハイレゾ対応ですね;-)。

ここにヘッドホンを接続したりスピーカーを接続して mora の楽曲を再生してみました。

最近は通勤の往復の電車の中では ZTE Blade Vec 4G にイヤホンを利用して音を聞いているのですが、その時には 256bit/44.1KHz/16bit な m4a も mora のハイレゾ楽曲も聞きます。なので耳には慣れている音なのですが、このモジュールを利用して音を試聴すると、音質豊かで驚きます。

『人間の耳は 20kHz 以上は聞こえないんだからハイレゾは意味ねんじゃね?』とか言われていますが、聞こえる周波数・聞こえない周波数なんて関係無いですね。耳に入ってくる情報量がうんと多いのには唖然とします。ボーカルのうしろにはこんなに色々な音が隠れていたのかーっ!! って、音が耳に飛び込んでくる感じ。

ハイレゾな楽曲をハイレゾな環境で聞くとすごい音がする。ってことがよぉーく解りました。

 
それにしても Raspberry Pi 2 ってすげーなー。とか、思うんですが、結局のところ、行き着くところは Linux で PCM5122 のチップのドライバが書かれていて、ちゃんと音が出る。ってのがすごいねぇ。などと思えるんですけどもね。
FreeBSD では PCM5122 のデバイスドライバは無いようだしなぁ・・。

と、いうことで Raspberry Pi 2 + PCM5122 + Volumio でハイレゾ再生が可能になり、楽曲(五曲しかないけど、更に二曲追加されました;-)とプレーヤーとスピーカー・イヤホンの全てが揃いました。

CD から flac にリッピングする環境もできたのでハイレゾ環境はこれで一通り揃った感じになります。ただ、 CD -> wav -> flac 変換の楽曲が “なんちゃってハイレゾ” 以下の楽曲データであるとは多分思うのですけどね・・:-|。

さてと。これからは、楽曲をどうして行くか? と、いう点のみが残るな・・。やはり泥沼からは抜け出せないかな? orz

 
ちなみに、今回のハイレゾ環境整えるのにかかった費用ですが、今のところはイヤホン・スピーカー・I2S インターフェースのみなので 23,000yen 弱でしょうかね。 Raspberry Pi 2 は最初から持っていたのでカウントされていません。

これだけの金額でハイレゾ環境が整って一安心。と、いうのが素直な気持ちですが、自分的には

ハイレゾを楽しむならまずはイヤホン・その次にスピーカ、楽曲は色々試して、最後にプレーヤーを揃える

って感じかなぁ。と、思っております。最初にプレーヤーを買っても、ハイレゾで音が聞こえないので。最初にイヤホン買うと Windows10 で試せるし。みたいな感じでしょうか。

 
と、いうことで、今回のハイレゾに関するエントリは全て終了です;-)。

ふぅ。

 

4月 052016
 

この間、ハイレゾのイヤホンを購入した。と、いうエントリを書きました。その後、一個前のエントリではあるのですがハイレゾのスピーカーを購入したエントリも書きました。あぁ・・。ズブズブとハイレゾにはまっていくのですが・・

今回のエントリは主に再生する楽曲について書いてみます。

1). 再生環境
ハイレゾを再生するためにはハイレゾ対応のプレーヤーが必要になるのですが、そんなモノは持ってませんし、今のところ買う気もありません;-)。もしiPod miniが壊れたら買うかも知れませんが;-)。

と、いうことで僕の持っている再生環境は以下の通り。

  • Windows10: サウンドチップが「スタジオの音源」に対応していると OK
  • Mac OSX El Captan: 「Audio MIDI設定」の設定を変更することで対応可能
  • iPhone6: ハイレゾ出る?
  • ZTE Blade Vec 4G: ハイレゾ出る?
  • Nokia Lumia620: 絶対ハイレゾ対応ではない
  • iPod mini: 絶対ハイレゾ対応ではない

こんな感じで確認してみました。

Windows10 デスクトップ版と OS X El Captan は前回書いた通りなので今回は省略します。

モバイル関連ですが、 iPhone6 は「mora」アプリや「FLAC Player」で再生が可能です。「mora」アプリは mora のサイトで購入(無料楽曲含む)したものはダウンロードできるので取り込み、再生が可能です。「FLAC Player」は iTunes との同期時に flac 楽曲をインポートすることができます。

ZTE Blade Vec 4G は Android 4.4.1 ですが、購入したときに最初から「音楽」アプリがあり、こいつが flac の再生に対応しているのでくもなく再生できました。僕は他に「BlackPlayer」というのをインストールしていて、専らそっちを使うようになりましたが。

Nokia Lumia620 は Windows10 mobile なので再生はデスクトップ版と一緒です。

 
さてと。これだけ揃ったので実際に音を聞いてみました。利用した楽曲は前回掲載した mora のサイトで無料でダウンロードできる以下の楽曲です。

  • you (mora ver.) macaroom
  • エンドロール 赤イ瞳
  • まちびとの唄 inspire:tion
  • VOICES Xperia
  • me. ジャミーメロー

再生に利用したモバイル系ハードウェアは上記で、楽曲はこれら、そしてイヤホンはこの間購入した SoftBank SELECTION SE-5000HR です。おぉ。ハイレゾ環境揃った;-)。

赤イ瞳の「エンドロール」は良い感じですねぇ。声がすぐそこから聞こえるという感じ。臨場感があります。そして、上記の楽曲は全体的に頭のあちこちから様々な楽器(電子音含む)の音が届くので『ふむ。こーいう楽曲がハイレゾには合うのね。』などと思ってしまいます。(声のでない)ボーカルとピアノのみ。なんて楽曲は全然ハイレゾには向かない。と、僕は思いますけども;-P。

聴き比べた結果、上記の機器のうち、如実に解ったのは Nokia Lumia620 でした。あ。これは全然ハイレゾ再生できてないな。と。音の広がりが無く、高音部も消えている。他の機器に比べて随分と劣った音をしていました。
iPhone6 と ZTE Blade Vec 4G では音の違いが分かりませんでしした。

と、いうことで、デバイス的には Nokia Lumia620 と iPod mini は僕的な試聴的感覚でハイレゾ対応ではない機器である。あと、 Windows10 デスクトップ版の Diginnos DG-D08IWB 32GB はドライバ的にハイレゾ再生に対応していない機器である。と、いうのが解りました。特に Nokia Lumia620 と iPod mini は比較的簡単にハイレゾ対応ではないと言うことが解ります。この二つはもう引退かなぁ・・。

ONKYO GX-70HD II なスピーカーとイヤホンで比較すると、当然ながらイヤホンのほうが音が良く解りますね。けど、その音に対してどれだけスピーカーが頑張っているか。と、いうのが解ってある意味楽しかったり;-)。

まぁ、 SoftBank SELECTION SE-5000HR を購入したときに聞いた、ビットレート 256kbps 、サンプリング周波数 44.1kHz 、量子化ビット 16bit の楽曲とそんなに違いがなかったかなぁ。と、いう気はします・・f(^^;;。

以上がプレヤーによる対応及び聴くことができる環境についての説明でした。

 
2). 実際にハイレゾ音源ファイルを作ってみる。
手持ちの CD からハイレゾ楽曲を作ることができるというのでそちらも試してみました。用意したのは以下のアプリ。全て Windows 版です。

o. dBpowerAMP Music Converter dMC-R15.3-Ref-Trial.exe

インストールすると何個かのアプリがインストールされます。その内の一個、「dBpowerAMP CD Ripper」は CD からリッピングして wav ファイルを生成します。出来上がった wav ファイル自体が既に CD の音源データ量を超えております。うひっ!!

その生成した wav ファイルを、今度は「dBpowerAMP Music Converter」アプリを利用して flac に変換します。できた flac はハイレゾ音源になるので上記のハードウェアで再生すれば OK。と、いう、非常に簡単な世界です;-)。

Windows_wav_2

それにしても普段聞いている DC の楽曲は、原音に対して 1/44100 秒でサンプリングしているのに、その楽曲をリッピングのときに更に 1/96000 秒や 1/192000 秒でサンプリングして意味があるのか?それは多分違うよねぇ。などと思えてきます。
wav に変換するときは 1/44100 秒のサンプリングの間隔を、サンプリングした音で膨らませて、その膨らませたデータに対して 1/96000 秒や 1/192000 秒でサンプリングしているのかなぁ? この辺りの仕掛けは全くわからないんだけど、ソースコードで確認できるのかなぁ?

と、いうことでこのインストールした二つのアプリで flac まで作成することができました。

では、 iTunes でリッピングした、m4a 形式のビットレート 256kbps 、サンプリング周波数 44.1kHz 、量子化ビット 16bit の楽曲と、CD から wav 経由で作成した flac ファイルはビットレート 4024kbps、サンプリング周波数 192kHz 、量子化ビット 24bit の楽曲ですが、この二つを比較して Windows10 デスクトップ版で聴いてみると・・。

実は、今回のテストのために macaroom の Room-103 という CD を手に入れました。この中の you という楽曲を iTunes 経由でリッピングした 265bit の m4a と、 CD -> wav -> flac (4000bit/192kHz/24bit) へと変換し、mora の楽曲と合わせて三つの曲を比較してみました。
ただし、 you の mora 版と CD の you は楽曲の雰囲気が違います。 CD 版の you のほうがベースの音が強いので雰囲気がだいぶ違いますが、基本的には同じ曲です。

  • you (mora ver.): flac 4000bit/96kHz/24bit
  • you (CD ver.): flac 4000bit/192kHz/24bit
  • you (CD ver.): m4a 256bit/44.1kHz/16bit

ふむー。確かに flac のほうが全体に広がる音が良くてノビも良いような気がします。どっちがどっちか解らなくて『この曲は良い音? flac ?』って隠し試聴してみても音の違いが解るような気がします。うひっ!! が、多分気のせいなのではないかな? と思えなくもないこともないです。(どっちだ?)

CD のアップコンバート化は有効であるような気がしないでもありません。が、もしかしたらただの気分的なモノかもしれないです。

 
o. PCM-DSD コンバータ version1.5 wav2dff.zip とそれの GUI 版 Wav2DffGui_015_010001.zip

ハイレゾをやっている(やり始める)と flac よりも DSD のほうが良いらしい。 DSD を聴いてみたい。と、思うようになります。 DSD を再生できる環境を構築するのですが、手っ取り早いのは PS4 らしいですが、うちにはありません。ゲームやらないので・・。

DSD を再生する環境は foobar2000 というので利用できるようですが、先に DSD の作り方を書いておきます。

「dBpowerAMP Music Converter」 で作成した wav ファイルを PCM-DSD コンバータ と、その GUI フロントエンドを利用することにより DSD に変換できます。おぉっ!! これで DSD 音源が手に入った。早速再生しましょう。

が、その前に・・。

とある楽曲を CD から iTnues でリッピングした m4a は 10Mbyte 程度。その楽曲を CD -> wav から変換した flac の場合は 100Mbyte 程度。そして、その曲を wav から DSD に変換すると 1Gbyte 程度の容量になります。あちゃーーっ!! orz
DSD はもう CD メディアに入りません。二層式 DVD に入れても八曲。ふむ・・。

o. メディアプレーヤー foobar2000 とそれの日本語対応パッチ foobar2000_v1.3.9_jp.zip

Windows10 デスクトップ版では既にハイレゾに対応しています。WMP や「Groove ミュージック」アプリが flac を再生できるので特に問題は無いのですが、これらは DSD が再生できません。そのため foobar2000 というアプリをインストールします。

しかし、 foobar2000 は default では DSD を再生できないようです。プラグインとして以下の二つをインストールする必要があります。

foo_out_asio.fb2k-componentfoo_input_sacd-0.9.6.zip が、プラグインで必要になります。ダウンロードしたら zip は解凍して、共に component な拡張子のファイルをダブルクリックすると foobar2000 にインストールされます。
無事にインストールできたかは [Library] -> [Components] で確認できます。

やったぁ。などと思いすかさず DSD ファイルを再生しようとすると foobar2000 がストンと落ちます。あらら・・。

 
foobar2000 は DSD 再生用に ASIO に対応したデバイスと、そのドライバが必要になるようです。

正しい foobar2000 の使い方としてはハイレゾ対応の USB DAC を PC に接続し、そのデバイスに対応した ASIO ドライバをインストールした機器の場合に DSD が再生できる。と、いうことのようです。

困った。 USB DAC 手元にないよ。と、いうことで NotePC に付属の RealTek のサウンドチップで再生できないかなぁ。などと思うのですが、全ての(多少語弊があるか。『様々な』が正しいか)サウンドチップを ASIO 対応にするドライバがあるようです。

ASIO4ALL_2_13_English.exe

これをインストールして foobar2000 の [Library] -> [Playback] -> [Output] から ASIO ドライバが選択されていることを確認します。

が、しかし、僕の環境では再生できませんでした・・。orz と、いうことで DSD は諦めました。

とりあえずは flac で満足しようかなぁ。

 
さてさて。いよいよまとめです。

CD から wav -> flac へリッピング・データ変換しても音が良くなることが解りました。が、それは、僕の耳においては微々たるものでした。

音質が良くなったと感じる割にはデータ量が m4a に比べて flac は約 6-10 倍になる。この増量分が楽曲に対して割に合うか?というのがまず第一関門ですね。 DSD はもってのほか。多分僕は持たないと思います。
音楽のアルバム一枚が Blu-ray Disc で 15 曲入りで適正な価格だったら、多分メディアで買うかも。しかし、再生する機器がないか;-P。

プレーヤーにも特にお金をかける必要が無いかなぁ。 Lumia620 と iPod mini 以外の機器はどれも十分に良い音がしました。あ。音を聴くためにイヤホンもしくはスピーカーはハイレゾ対応のモノを用意する必要があると感じました。

今回の個人的なハイレゾ騒動は

1. とりあえずハイレゾ対応のヘッドホンもしくはイヤホンを購入
2. m4a な楽曲で音質確認
3. mora などから flac ハイレゾ楽曲をサンプルで聴いてみる
4. まずは Windows10 デスクトップ版で試聴・音質確認
5. flac 楽曲のファイルサイズに唖然とする
6. なんだ?! この DSD ファイルのファイルサイズは?! と更に唖然とする
7. ふむー・・。

自分の持っている CD で本当に好きな楽曲や音色豊かな、様々な楽器が飛び交っている楽曲は flac に変換しても良いかな。ただし、 CD 全部は flac にする必要はなく今まで通り m4a にしておこう。

と、いう感じで落ち着きつつあります。

上記の 4. 以降に感動した人はきっと

5. ハイレゾ対応 USB DAC を購入し ASIO ドライバをインストール
6. Windows10 で更なる音質向上を目指す
7. ステレオ一式購入
8. mora などで楽曲購入
9. flac を卒業し、DSD へと走る
10. 泥沼にハマる・・。

なコースの人もきっといることでしょうねぇf(^^;;。

 
と、本来であれば、これで終わる予定だったのですが、更に泥沼にはまりつつある自分がいるのであります・・。orz 次回、ハイレゾについては最後のエントリをもう一個だけ書く予定ですf(^^;;。

3月 212016
 

この間「SoftBank SELECTION SE-5000HR を購入してみました。」というエントリを書きました。いよいよ不毛な、とりとめもない、お金がジャブジャブ消えていきそうなハイレゾ音楽に手を出し始めてしまったか? などと、思っているんですけども・・。

と、いうことで、その続編ですが、イヤホンに飽き足らずいよいよスピーカーを購入してしまいました・・。はあぁ・・。
購入したのは ONKYO GX-70HD II の白バージョンです。一応ハイレゾ対応のスピーカーのようですが、 DAC は搭載していません。

届いたのを開けたのはこんな感じ。

Hires_Sperker_1

一番右にあるのは今まで利用していた BOSE の MM-1 です。もう 14,5 年は使っているかと思われますが、ハイレゾ環境を手に入れるために交換です。

で、机の上の写真です。

Hires_Sperker_2

真ん中にあるのは 21.5 インチのフルハイビジョンディスプレー。MacBook は立てて、ディスプレーの裏にあります。右側の NotePC は ThinkPad E145 です。 FreeBSD と Windows10 のマルチブート環境。
左側は Diginnos DG-D08IWB 32GB で Windows10 が動作しています。付け加えて言うならば DG-D08IWB 32GB のサウンドチップはハイレゾに対応していません。

そーしてみると、今回購入したスピーカーの大きさが良く解ります。ちょっと大きすぎかなぁ・・。

 
さて。このスピーカーはハイレゾを聞くために購入しました。あ。あんまりお金をかけずにハイレゾ環境を手に入れるために四苦八苦しているんですけどもねf(^^;;。
あ。僕はまだ手元にハイレゾ用 USB DAC は持っていません。既存の環境で頑張ってみることにします。

まず、手元の MacBook は Model Identifier: MacBook6,1 です。ポリカネードのヤツです。ここに OS X ElCapitan がインストールされていますが、ハイレゾ音楽を再生するためには設定を変更します。

アプリケーション -> ユーティリティ のフォルダの中に「Audio MIDI 設定」というアプリがあるので、これを起動し、ハイレゾ設定をします。

Hires_Sperker_4

これで、iTunes で再生する音楽は良い音が出るのかなぁ? しかし、 flac は再生できないので何かしらアプリが必要になります。探してみると色々あるようで、まずは App Store で VOX というアプリをダウンロードしてきます。アプリは無料でアプリ内課金があるようですが、インターネットラジオ局をダウンロードするためにアプリ内課金があるようで flac を聴く場合にはそのまま利用可能です。

これで flac を再生する環境が整い、 OS X でもハイレゾが行けそうです。

 
続いて Windows マシンですが、ThinkPad E145 を利用します。デスクトップな PC も持っていて、それは PRIMERGY MX130 S2 なのですが、サウンドカードが付いてない (HDMI 経由で音を鳴らしている) ので今回は出番無しです。 DC -> wav -> flac 変換用に利用するのみです。

ThinkPad E145 は Windows10 がインストールされていますが、コントロールパネルから「サウンド」設定を呼び出して「ヘッドホン」を選択し [プロパティ] から [詳細] のタブで『2チャンネル、24ビット、19200Hz (スタジオの音源)』を選択してハイレゾ対応にします。
アプリはフツーにインストールされている WMP やストアアプリの Groove で再生可能です。 Windows10 は既にハイレゾ対応。と、いうことですね。

Hires_Sperker_3

これで OS X El Capitan も Windows10 もハイレゾ対応になりました。スピーカーもあるので早速再生することにします;-)。

あ。今回購入した GX-70HD II は二系統の入力があるので、一個は OS X 、 もう一個は Windows10 で。

今回試聴に利用するコンテンツ楽曲は mora のサイトで以下の楽曲が無料でダウンロードできます。

  • you (mora ver.) macaroom
  • エンドロール 赤イ瞳
  • まちびとの唄 inspire:tion
  • VOICES Xperia
  • me. ジャミーメロー

音質的にはどれもビットレート 4000kbps オーバー、サンプリング周波数 96kHz、量子化ビット 24bit の楽曲です。

これで全部そろったかな? ハイレゾ対応 USB DAC はないけど、 PC のサウンドチップ及びドライバ任せにします。

 
さてと。実際にハイレゾ楽曲を聴いてみた感想ですが、比較対象は同じくハイレゾ対応の、イヤホンですが SoftBank SELECTION SE-5000HR と、してみたいと思います。

僕の個人的な感想ですが、ハイレゾ楽曲はドンシャリな味付けのイヤホンやスピーカーには向いていないと思っています。ドンドンとベース・バスドラの音が来ると高音部分がかき消されてしまう雰囲気が感じられるので。

そして、今回のスピーカーですが、イヤホンの SELECTION SE-5000HR と比べるとドンドンと低音部分も十分に響いてくれます。まぁ、比較がイヤホンとなのでそう感じる部分もあるかとは思いますが。

BOSE の MM-1 とは比較しません。どっちが良い音だ? と聞かれた場合、聴こうとしている音楽がハイレゾ楽曲なので MM-1 にはちょっと荷が重いかな? と思っているので。

GX-70HD II にはトーン調整つまみが高音用と低音用の二つあります。これで調整して自分好みの音にするのが良いと思います。

以前の僕であれば低音ツマミは二時くらい(短い針)、高音は11時くらいを指すように調整していたと思いますが、ハイレゾ楽曲を聴くようになって低音部分は必要なくなりつつあり、高音ツマミは一時の辺り、低音つまみは10時の辺りを指すようにして自分の好きな音になったかなぁ。と思います。

GX-70HD II 自体は default でも随分と低音が響くのだなぁ。などと思ったのが素直な感想です。が、他の人のレビューを見ると『低音が足りん。』と、いう人はいるようですね。聴いた楽曲はハイレゾかな? 44.1kHz・16bit な楽曲かな?

あと、ハイレゾは音の広がりがあるなぁ。などと、僕は思っている(もしかしたら、そーいう曲を好んでハイレゾ化しているのかな?とも思えますが)ので、チャンネル数(ボーカル・ギター・ベース・ドラム・パーカッション・ピアノ・その他諸々多チャンネルで個別に録音している楽曲)が多くて左右から様々な音が出るのが良いなぁ。と、思っているのですが、このスピーカーは一応忠実に再現してくれているようです。

 
と、いうことでそろそろシメに持っていきますが、PC に接続するスピーカーとしてはサイズが大きすぎます。まぁ、今回はなんとかなりましたが、一点気になります。

音はハイレゾを聞くためには、僕は良いと思います。お前の耳で高音まで拾えるのか? と言われれば、多分無理だとは思うのですが、聴いた感じ雰囲気ではハイレゾっぽい音がしていて、音の広がりがあるので今回はこれで満足。と、いう風に思っています。

 
あ。今回は NTT-X で購入し、11,000yen ちょっとで手に入れることができました。それは嬉しい点です;-)。

次回のハイレゾネタはもう一歩踏み込んでみましょう;-)。

 
2016/03/31 加筆
このスピーカーですが、装備についてちょっと書いておきます。まず、電源についてですが、本体に AC 部分を内蔵しているのか、メガネケーブルのみなので、電源周りがすっきりするのが嬉しいです。

あと、右の本体裏側にオン/オフスイッチがあるのがありがたい。普段利用しないときとか、ケーブルを接続しようとすると大きな音でノイズが入るのですが、その場合にはオフにすることができます。

以上二点は嬉しい配慮だと思いました。