5月 292007
 

僕はDELL Latitude X1を持っているんだけど、現在 FreeBSD は 6.2-STABLE を追いかけている。

ports は ports-current を追いかけているんだけど、 xorg が 7.2 になったからなのか、最新の STABLE で 変更が入ったからなのか、 sysctl から hw.acpi.video.out0.active が消えてしまった・・。

DELL X1 は 一応 S1 っぽい S3 の suspend/resume ができるのだけど、今までは以下のようにすれば、 resume からの復活でディスプレーのバックライトが点いていたんだけど、この sysctl のパラメータが無くなってしまった・・。

# sysctl -w hw.acpi.video.crt0.active=0
sysctl -w hw.acpi.video.out0.active=0
sysctl -w hw.acpi.video.out0.active=1

 
なので resume から目覚めてもバックライトが点灯しないので画面は真っ暗・・。あぁ・・。どうしよう。多分原因と言うか、手が入ったのは acpi_video.ko だと思うのだけどねぇ。しばらくは調査の日々が続きそうです・・。

まだ、原因が特定できていないし回避策も見つかってはいません・・。

あ、後、良い事も一つあって、レジューム後は CPU 速度が自動的に可変に動作するようになりました。今までは ntpd をリスタートしないと CPU 速度が固定だったのだけどねぇ。

DELL X1 の詳細については DELL Latitude X1(7-CURRENT) もご覧下さい。ちょっと古いんですけど・・。

5月 232007
 

5/19 の cvsup からかな。X11 と言うか xorg が大きく変更された・・。僕は今日、cvsup したんだけどねぇ。ports は xorg-6.9 から xorg-7.2 にバージョンアップしたんだけど、/usr/X11R6 を使わなくなっているやないのっ!!

まじかよっ!! って感じなんだけど、まぁ、考えてみると、僕の UNIX 生活は X11R4 から始まっているわけで、/usr/X11R4 が最初だった気がする。そのあとバージョンがあがって長い間 /usr/X11R6 だったな。

でもって、xorg-7.2 からは /usr/local/ になりました。これも UNIX の歴史の一部なのかなぁ。

ports からインストールする人は /usr/ports/UPDATING に従ってバージョンを上げましょう;-)。

/usr/X11R6/bin や /usr/X11R6/lib の中がちょっとづつ無くなって行くサマはそれなりに悲しいものですが・・。

5月 102007
 

デスクトップと NotePC の FreeBSD は最新の 6.2-STABLE にしていたんだけど、サーバはなかなか最新にする勇気が無かった・・。

そー。sendmail 回りがガガガとバージョンアップしたからねぇ。メールの送受信に問題が発生すると困るのでなかなかその勇気がでなかった(^^;;。

ちなみにうちのサーバは sendmail+procmail で courier-imap を利用していて、更に majordomo が動いているので sendmail は結構真剣に作らなければならないのでした。

majordomo はバーチャルホストで複数のドメインを利用しているので以前に書いた local-host-names を利用しないようにするための sendmail.cf にしなければいけないしねぇ。

と、言うことでちゃんとバックアップして、恐る恐る最新の STABLE にして、ただちに sendmail.cf を作って一応事なきを得た。と言う感じ。

作業中、spam がガンガン届くんだけど、これって、MTA の設定に不備がないかの目安になってある意味役に立つかも;-)。spam が届かなくなったら sendmail.cf の設定が悪いんだって事だからねぇ・・。

ちゅーこってこれで自宅の全ての UNIX ベースの OS は sendmail-8.14.1 になったな;-)。

5月 032007
 

僕は Core2Duo な MacBook を持っているんだけど、以前から MacOSX で納得のいってなかったのは、 MTA が IPv6 に対応していないこと。そー。MacOSX では Postfix が default で入っているのだけど、こいつが IPv6 に対応していないX-(。

なので最近は、FreeBSD の sendmail のバージョンがアップする度に MacOSX に sednamil をインストールしている。今回はそのインストール方法についてまとめて掲載してみよう。まぁ、一種の自分の忘却録みたいなモンだけどね(^^;;。

僕の手元には FreeBSD があるので MacOSX に最新版の sendmail をインストールするときには FreeBSD が必須となっています。以下、MacOSX に sendmail をインストールするときに必要なもの。

1. FreeBSD の /etc/mail 配下一式。FreeBSD STABLE などから tar で固めて持ってきましょう;-)。
2. /usr/ports/mail/sendmail/files/site.config.m4 と site.config.m4.ipv6
IPv6 対応にする sendmail にするためには以下のコマンドを打って site.config.m4 を作成すれば良いでしょう。

% cd /usr/ports/mail/sendmail/files/
% cat site.config.m4 site.config.m4.ipv6 > ~/site.config.m4

 
3. sendmail-8.14.1 のソースコード。

さぁ。準備は整いましたか?では続いて sendmail の build と行ってみましょうか。

1. MacOSX 上で sendmail のソースを展開します。
2. Build スクリプトを実行します。大体以下のような感じ。os と rel は uname -a コマンドを実行し、自分の MacOSX のバージョンに合わせます。

% cd /usr/local/src
% tar xvzfp sendmail.8.14.1.tar.gz
% cd sendmail-8.14.1
% ./Build -c -f ~/site.config.m4 -E os=Darwin -E rel=8.9.1

 
次に build が終わったらインストールしますがその前にディレクトリを掘って上げます。なお、Build install では mail.local をインストールしてくれないのでこれだけは手でインストールします。また、sendmail.cf を作成するために cf ディレクトリを /usr/share/sendmail/ 配下にコピーします。

# mkdir /var/spool/clientmqueue
# mkdir /etc/mail
# mkdir /usr/share/man/cat1
# mkdir /usr/share/man/cat5
# mkdir /usr/share/man/cat8
# ./Build install -E os=Darwin -E rel=8.9.1
# cp -pr ./obj.Darwin.8.9.1./mail.local/mail.local /usr/libexec/
# cp -pr cf /usr/share/sendmail/

 
以上で sendmail のインストールは完了です。

FreeBSD から /etc/mail 配下を持って来ているのでそれをそのまま MacOSX に展開します。/etc/mail 配下では bsdmake とたたくと m4 マクロから sendmail.cf を作成してくれることでしょう。

しかし、これだけでは sendmail が動作しないのが MacOSX です。sendmail が正しく動作するために環境を整える必要があります。

まずは NetInfo マネージャで sendmail が動作するユーザを登録します。これは FreeBSD の /etc/passwd、group ファイルと同じでいいでしょう。 以下の二つを NetInfo マネージャ から users と groups に登録します。

- /etc/passwd
smmsp:*:25:25:Sendmail_Submission_User:/var/spool/clientmqueue:/usr/sbin/nologin

 

- /etc/group
smmsp:*:25:

 
次に各種ディレクトリの整合性を取ります。sendmail 用のディレクトリを作成します。また、sendmail は自分が参照するディレクトリが 775 だと動かないのでそれを直してあげる必要があります。裏を返すと MacOSX は全然安全では無い OS。と言うことですね・・X-(。

# chown root:smmsp /usr/sbin/sendmail
# chown smmsp:smmsp /var/spool/clientmqueue
# chown root:smmsp /var/mail
# chown root:daemon /var/spool/mqueue
#chmod 40770 /var/spool/clientmqueue #chmod 40750 /var/spool/mqueue
# chmod 40755 /Users/ # chmod 40755 /Users/takachan/ # chmod 40755 / # cp /dev/null /var/log/sendmail.st

 
さてと・・。最後の三つの chmod でディレクトリのバーミッションを変更していますが、これやると、一般ユーザから NetInfo マネージャが動作しなくなります(ユーザ情報の登録・変更などができなくなります)。怖いですねぇ・・。しかし、775 になっている OS はそーそー使いたくないものです。この際だから 755 に変更してしまいましょう。

NetInfo マネージャが使えなくなると困るので、ログイン画面から root でログインできるようにします。NetInfo マネージャで root にパスパードを設定してあげれば良いです。そうすれば、NetInfo マネージャを使いたい場合は、いつでも root でログインして利用することができます。

以上で sendmail のインストールは完了です。後はスタートアップスクリプトを書くだけです。まぁ、あれなんですけど、/etc/hostconfig から起動するようにしましょうかね。以下の行を /etc/hostconfig に書きます。

# User Services
MAILSERVER=-YES-

 
でもって起動スクリプトSendmail を用意しました。これを /Library/StartupItems/ に展開すれば、起動時に sendmail が起動するようになるでしょう。

さて、これで以上ですが、あなたも MacOSX で IPv6 な MTU の世界をお楽しみください;-)。