9月 212013
 

自宅の無線 LAN 機器で 802.11n の 5GHz 帯を利用する機器が増えて来たので、 BB ルータ兼無線 AP ポイントを買い換えました。今まで利用していたのは Aterm WR8500N でした。こいつは有線 LAN が GbE で無線 LAN は 802.11n に対応しているんだけど 2.4GHz と 5GHz が同時に利用できないので、今回は同時利用可能なものを購入した。と、いう感じなのであります。

今回購入した Aterm PAWG600HP は一応新製品ですね。でもって 有線 LAN は RJ45 の GbE で無線側は 802.11n で 2.4GHz と 5GHz の同時利用可能。僕は今回同時利用可能な製品を初めて購入したのですが、 同一の SSID で 2.4GHz 帯と 5GHz 帯を利用できるのかと思っていたのですが、そんなことはなく、それぞれ SSID が変わるのですね。これを同時利用というのか? f(^^;;。

IMG_5660_WG600HP_1

後ろ側が今まで利用していた WR8500N で、手前が今回新しく購入した PAWG600HP です。

NEC 製品を連発で購入していますが、 Aterm には設定画面において「ポートマッピング設定」で TCP のプロトコル番号も転送できるのでそれが嬉しい点ですね。まぁ、今時 TCP のプロトコル番号 41 を転送する人も少ないと思いますが;-)。

あと、最近は NTT の ONU にも Aterm OS (と、言って良いのか?)が利用されている機種もありますね。スゲーメジャーになった。と、いうことで安心して Aterm は利用できそうです。

 
さてさて。自宅の無線 LAN が 5GHz 帯を利用できるようになったので早速 iPhone5+iOS7 で通信テストをしてみました。

RBB のスピードテスト App を利用してみました。

IMG_5731_WG600HP_2

いやー。驚きの速さですね。 iPhone5 には隣の家の SSID も見えたりするので AP は多いと思うのですが、それにしても 5GHz 帯は利用する価値がありそうです。

・・・。

って、ちょっと待ってよ。 LAN 内の Gigabit Network で接続されている機器間の通信ならいざ知らず、大手町にあるサーバに対して 80Mbps も出るんかい? ボトルネックは NTT の B’Frets 回線網ではないんかい? などと思えて来ました。うちの B’Flets は 80Mbps も出るんかい? あやすぃー。みたいな;-)。

中々速い 5GHz 帯の AP が自宅にやって来た。と、いうお話なのであります。

それにしても余った WR8500N はどうしよう・・。

9月 102013
 

以前のエントリで「xmodmap と setxkbmap。」というのを書いているのですが、そのときに xmodmap -pke というコマンドを打ってみて、このコマンドが出力した情報をじっくりと眺めてみると何やら色々な設定があるようなので試してみることにしました。

色々な設定というのは、例えば NotePC において Fn キー + テンキー同時押しでボリューム調整を行う、であるとか画面の明るさを変更する、であるとか suspend/resume であるとかその辺りのことができるようなんですね。

IMG_5632_NotePC_Fn+10Key

通常この辺りの制御は ACPI のほうでやっていて、以前であれば、僕の場合、今回は ThinkPad X100e で試してみましたが、 acpi_ibm.ko というのを kldload して /usr/local/sbin/acpi_oem_exec.sh とかを作成して呪文のような文字列と数値を書いて devd に対応させる。というのが一般的だったんですけども。
まぁ、その辺りは man acpi_ibm してみて、その内容でスクリプトを書くんですけど、なんか大変そうで「動かなくてもいやー。」となっていたんですね。

今までは ACPI で制御していた Fn キー + テンキー同時押しの機能がどうやら xmodmap でできるらしいんですね。と、いうことで早速設定してみましょう。
まずは xmodmap -pke でどんなオプションが指定できるのかを探してみます。

$ xmodmap -pke | grep XF
keycode  63 = KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply XF86ClearGrab
keycode  67 = F1 F1 F1 F1 F1 F1 XF86Switch_VT_1
keycode  68 = F2 F2 F2 F2 F2 F2 XF86Switch_VT_2
keycode  69 = F3 F3 F3 F3 F3 F3 XF86Switch_VT_3
keycode  70 = F4 F4 F4 F4 F4 F4 XF86Switch_VT_4
keycode  71 = F5 F5 F5 F5 F5 F5 XF86Switch_VT_5
keycode  72 = F6 F6 F6 F6 F6 F6 XF86Switch_VT_6
keycode  73 = F7 F7 F7 F7 F7 F7 XF86Switch_VT_7
keycode  74 = F8 F8 F8 F8 F8 F8 XF86Switch_VT_8
keycode  75 = F9 F9 F9 F9 F9 F9 XF86Switch_VT_9
keycode  76 = F10 F10 F10 F10 F10 F10 XF86Switch_VT_10
keycode  82 = KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract XF86Prev_VMode
keycode  86 = KP_Add KP_Add KP_Add KP_Add KP_Add KP_Add XF86Next_VMode
keycode  95 = F11 F11 F11 F11 F11 F11 XF86Switch_VT_11
keycode  96 = F12 F12 F12 F12 F12 F12 XF86Switch_VT_12
keycode 112 = KP_Divide KP_Divide KP_Divide KP_Divide KP_Divide KP_Divide XF86Ungrab
keycode 214 = XF86Display NoSymbol XF86Display
keycode 215 = XF86KbdLightOnOff NoSymbol XF86KbdLightOnOff
keycode 216 = XF86KbdBrightnessDown NoSymbol XF86KbdBrightnessDown
keycode 217 = XF86KbdBrightnessUp NoSymbol XF86KbdBrightnessUp

 
なるほど。この中にキーボード配列に合いそうな XF86 なオプションを ~/.xmodmaprc に記述していけば良いんですね。などということが解りました。

上にキーボードの写真を掲載しましたがちっこくて見えないですかねf(^^;;。それに合わせて今回 ThinkPad X100e に設定したのは以下の通り。

keycode 140 = XF86AudioStop
keycode 176 = XF86AudioRaiseVolume
keycode 174 = XF86AudioLowerVolume
!
keycode 162 = XF86AudioPlay
keycode 144 = XF86AudioPrev
keycode 153 = XF86AudioNext
!
keycode 115 = XF86KbdBrightnessUp
keycode 109 = XF86KbdBrightnessDown

 
以前から Fn+F4 で suspend/resume は動作していたので今回は設定しません。

ボリュームの停止・大きく・小さくは動作しました。まぁ、KDE4 のパネルにボリュームウィジェットを表示しているのでそれで調整することも可能ですが、新たに Fn+ESC ・ Fn+F1 ・ Fn+F2 キーでできるようになった。と、いう感じでしょうか。

あと、音楽の曲飛ばし(Fn+F11)と戻り(Fn+F9)・停止と再生(Fn+F10)が動作しました。利用したソフトは gmplayer で 起動時に gmplayer *.mp3 とかして再生開始します。再生している最中に Fn+ キーを押すとそれが有効になりました。けど、考えてみると gmplayer のほうにも曲飛ばしとか停止のキーバインドはあるわけでして、無理して Fn+ キーに設定する必要は無いのかなぁ;-)。

XF86KbdBrightnessDown と XF86KbdBrightnessUp は動作しませんでした。と、いうか、Fn+ のキーがもう無いんですね。 xev で keycode を取得しようとしても取得できないキーが何個かありました。
現在、画面の明るさ変更については ACPI で行っています。 kldload acpi_ibm.ko すると acpi_ibm.0.lcd_brightness という sysctl mib が生えてきます。ここに値を設定してあげると画面の明るさが変わるのですが、shell スクリプトを書いてそれを実行することにより明るさを変えています。

その他に何かできないのかな?などと思ったのは外部ディスプレーの切り替えとか。 xmodmap 的に何かパラメータはあるのかな?と思ったのですが特に無いようなので諦めました。
ではどうするか?というと、KDE4 では KDE システム設定の中に「ディスプレーとモニタ」という項目があってここから LCD か外部ディスプレーにするか変更ができるのでそれでやることにしました。なので X の再起動とかは必要ありません。調べてないんだけどこの辺りは xrandr が面倒見ているのかな?

 
と、いうことで、以前は ACPI のほうで設定していた内容がいとも簡単にできるようになったのは良いことですね。ただ、本当にその設定が必要か? 聞かれれば「特には困っていない。」のであまり必要ではないんですけどねf(^^;。キーボードに書いてあるのでそれに合わせてキーをマッピングしてみた。と、いうのが素直な感想で。けど、簡単に設定可能なものは一応設定して見ましょう。という内容のエントリなのであります;-)。

9月 082013
 

前回のエントリでは自分で購入した Socket754 の Sempron3100+ を掲載しました。サーバで利用するために Cool’n’Quiet に対応しているモノを買い直したので手元に二つあったんですけどもね。

でもって今回登場するのは Socket754 の Athlon64 です。僕自身が Socket754 を利用していたときは Sempron しか利用していなくて、 Athlon64 は Socket939 から利用し始めているんですね。

で、Socket754 の Sempron は持っているので、コレクションとして Athlon64 を手元に置いときたいなぁ。と思いオークションとか捜すのですが、手頃な価格で中々無いのと、そもそも Socket754 の Athlon64 というのは全体的に少ないのではないのかなぁ? などと思ったのであります。

なんとか手に入れたのがこんな感じ。

CPU クロック(と、いうかモデルナンバ)は 3200+ なのでコア的には Palermo になりますね。

Socket754_Athlon64_1

こちらが裏側です。

Socket754_Athlon64_2

ふーむ。 Socket754 の Athlon64 だぁ;-)。

実際には利用したことが無い CPU なので思い込みはあまり無いのですが、なんとかようやっと手元に置くことができた。と、いう点では嬉しい一品です;-)。

 
Socket754 は 130nm のプロセスツールで作られた Paris コアと、前回と今回で掲載した 90nm プロセスツールで作られた Palermo コアの二つがあるんですよね。 Paris コアは Sempron だけですが、機会があればまた手に入れてみたいと思います。

さてと。 Socket754 は Sempron と Athlon64 だけではないんですね。それは次回に;-)。

9月 042013
 

夏休みを利用してインドに旅行に行ってきました。その時に利用した携帯電話についてちょっと書いてみたいと思います。

がっ!! 僕は SIM フリーな NOKIA の Lumia620 を持っているのですが、こいつは MicroSIM で、事前に情報を調べてみたのですが、利用しませんでした。と、いうことで今回は Wi-Fi についてちょっと書きます。

持っていった携帯電話は SoftBank の iPhone5 と docomo の SP-mode から mopera U を利用して通信を行う NOKIA Lumia620 です。これらの機器を利用して飛行場やホテル、街中の Wi-Fi ポイントにアクセスして利用しました。

まず、成田空港から飛び立ち、トランジットで上海の浦東空港に立ち寄りますが、降りた瞬間に電源をオンにして機内モードもオンで Wi-Fi もオンにします。飛行場で Wi-Fi を利用したのは上海の浦東空港とインドのデリー空港の二か所でした。で、どちらも無料の Wi-Fi ポイントが利用できるんですね。あ。当然成田空港でも利用できますが;-)。

アクセスポイントに接続すると認証画面が出てきます。フツーにパスワード無しでログインできるのかと思いきや、以下の手順で利用可能な状態となります。

1. ユーザ登録用ウェブページにアクセス
2. 電話番号とメールアドレスを登録
3. すると電話番号に SMS でパスワードが飛んでくる
4. 飛んできたパスワードを利用してログイン
5. ログイン後は利用可能

をいをい。海外用の SIM 無いし、機内モードだし。と、いうことで実質的にパスワードを受信することができないんですね。あたたた。

IMG_5573_Wi-Fi_1

どーしたもんかいのぉ。などと悩んでいて、いよいよ docomo の海外ローミングサービスである WORLD WING を NOKIA の Lumia620 で利用しようかと思い機内モードをオフにして地元のネットワークに接続したところで SMS が二つ飛んできました(@_o)。

一個は docomo からで「WORLD WING を利用するにはローミングをオンにしろ。」とのことでした。あれ?すると、ローミングをオンにしない間は WORLD WING の料金は発生しないということかい? でもって docomo から飛んで来た SMS は案内なのでどうやら無料らしい。

で、もう一通はと言うと、先ほど Wi-Fi で登録したアカウントのパスワードが飛んできました(@_o)。あれ!?

IMG_5574_Wi-Fi_2

と、いうことで浦東空港とデリー空港で Wi-Fi を利用する場合の手順はもうお分かりですね;-)。ちょっと書いておきます。

1. 携帯電話を機内モードをオンにしてキャリアとの接続を断つ
2. Wi-Fi をオンにして無料 Wi-Fi に接続してユーザ登録する
3. 機内モードをオフにしてしばらく待ち海外キャリアに接続する
4. SMS が飛んできたところですかさず読む
5. 機内モードをただちにオンにする
6. SMS で届いたパスワードを入力して Wi-Fi を利用する

今回は docomo の回線で上記のようにしました。八月最終週に海外に行ったので、九月に入って八月の請求を見ても特に海外で課金されている様子はありませんでした。

と、いうことで SIM フリーな携帯端末だからこういうワザが利用できるのかもしれませんが、もしかしたら SIM ロックの端末でも同じ動作かもしれません。

ミソは『ローミングオフ状態で SMS が届く』ところでしょうか。

 
それにしても海外の通信キャリアに接続していないと Wi-Fi が利用出来ない飛行場のサービスにも問題はあるような気がしますが、上記の手順で一応 Wi-Fi が利用できたのでヨシとしておきましょう;-)。

 
あ。ここに書いてある内容をそのままやってみて、万が一高い通信料金などが請求されても筆者は一切責任は持ちませんので自己責任でお願いします。

 
そもそも、日本国内では技適を取得していない NOKIA の Lumia620 はネタ的には中々書きづらい部分があるのですが、海外においてはおおっぴらに利用できてその内容について色々書けるのが嬉しいですねぇ。

一番良いのはインドでプリペイド SIM を買ってきて docomo でローミングってのが、記事を書くのには良いんですけどね;-)。