12月 282018
 

ノッチのあるスマートフォンというのはどんな感じだ? などと思い、 Apple の iPhone は高くて手が出ないので、中国産の Android スマートフォンを購入しました。今回チョイスしたのは UMIDIGI というブランドの Z2 Updated Edition というモデルです。

色々調べてみると UMIDIGI Z2 というのは初代・スペシャル・アップデートと三種類あるらしいですが、僕が購入したのはタイトルにもある通り UMIDIGI Z2 Updated Edition です。

この端末、技適を通していないので、日本国外で使うのはちと無理です。正月に海外で過ごすときなど、成田空港の外側で利用するよあにしましょう。

 
スペックや、使用感などは既に他のブログなどあちこちで掲載されているのでここでは一切書きません。触ってみて、僕が『ん?』と思った部分のみ掲載してみます。

 
最初に断っておきますが、僕は google がキライです。なので、初期にインストールされている google 謹製のアプリはほとんど無効にしています。

カレンダー・ドライブ・GMail・Chrome・フォト・Play music/Movie などは google 謹製を利用していません。

 
1.メーラソフト無い?
GMail を無効にするとメーラアプリがなくなるんですね。 SONY Xperia Z5 Compact を購入したときは別にメーラアプリがあったので安心していたのですが・・。
しょーがないので、 TypeApp というメーラをインストールしました。

他にカレンダーも無くなったので OneCarender というのをインストールしました。このカレンダーアプリは CalDAV に対応しているので自宅に構築した DAViCal サーバのカレンダー情報を読み込むことができます。どちらも広告無しの秀悦なアプリです;-)。

 
2.カメラは GPS ポイントを書き込んでくれない
このスマートフォンで撮った写真は、特定のアプリでは地図上に写真を配置してくれる。それはつまりは EXIf に現在地情報を書き込んでくれるのですが、これを macOS の『写真』アプリに持っていくと位置情報無し。と、いうことになります。

と、いうことで純正のカメラアプリも無効化します。そして、google フォトも無効化しているので、それぞれに対応したアプリを探します。

カメラアプリは OpenCamera をインストールしました。こいつはしっかりと GPS ポイントを Exif に書き込んでくれます。また、このスマートフォンのカメラの機能も一応引き継いでくれているような気がします。まだ、被写体深度の深い写真はあまり撮ってないんですけどね。

写真管理のアプリはギャラリーをインストールしました。別に google に写真はバックアップしないので、これで全然問題はありません。逆に google に写真預けたくない;-)。

 
3. CPU 遅いよ・・
このスマートフォンは Helio P23 という CPU を利用していますが、こいつが遅い・・。orz
今まで利用していた SONY Xperia Z2 compact よりも遅いと感じるので実質的に、僕個人的なスマートフォン環境としてはデグレードしている感満載です・・。orz

ポケモン GO の起動も遅いし、フツーのタイミングで待たされることがある感じです。
アプリを終了してランチャーに戻るとき、重いランチャーだと、アプリアイコンが表示するまでに 3 秒くらい待たされる場合があったり、結構うんざりします。ランチャーアプリは軽いのをインストールするのがおすすめです・・。

素直に UMIDIGI F1 待ったほうが良かったかなぁ。などと思ったりもしていますが・・。

 
4. テザリングしくしく
やはりテザリングはボトルネックですねぇ。僕はトヨタのカローラフィールダーに乗っているのですが、カーナビはトヨタ純正でテザリングすると Android アプリの MyTOYOTA for T-Connect と同期してくれて走行距離とか取ってきてくれたり T-Connect カーナビアプリは『G メモリ』に登録した行き先情報をカーナビからアクセスできたりと、連携してくれるのですが・・。

カーナビが要求してくる Wi-Fi AP の仕様は 2.4GHz の 1-13ch なのにこの UMIDIGI Z2 は基本的に 2.4GHz の場合 14ch で待ち受けます。なので、カーナビはデザリングできないんですね。

この写真はカーナビ側のアクセスポイントの詳細情報を表示しています。チャンネルが 14 なので、接続できない。見えるんだけど、パスワードを何回も聞いてくる状態なんですね。あれま・・。

 
しかし、時々は接続できる場合があるので、その場合 UMIDIGI Z2 側は 10ch になっていたりするので、テザリング時に 14ch 固定ということは無さそうです。

例えば USB のバスパワーで動作する Wi-Fi AP を 13ch に設定して車の中で電波を出したあとに UMIDIGI Z2 のテザリングをオンにすると、14ch に近い 13ch が使われていると認識して、もっと下のチャンネルを利用するタイミングがあります。

もっと言うと、駐車場の周りにある建物の Wi-Fi AP が外へ漏れている場合、その影響を受けて 14ch ではないチャンネルでテザリング待ち受けする場合があるのでトライしてみるのも良いかもしれないです。

 
ちなみに僕は USB バスパワーで 2.4GHz 帯でチャンネルを任意のチャンネルに指定できる Wi-Fi AP として WRH-583GN2-S を利用しています。

 
とまぁ、つらつらと書いてみましたが、機能的には DSDV 使えたり(まだ使ってないけど)、こまめに OS のバージョンアップ(バグ修正)してくれたりするので良い感じかな? とは思ってますが、今は Andorid8.1 で、多分 Android9 にはならないと思います。 Android9 が欲しいなら新しいの買ってね。安いんだし。って雰囲気出ています;-)。

 
なお、上にも書いていますが、ベンダはこまめにバグフィックスしてくれているようで、過去にリリースされた OS イメージは以下のサイトでダウンロード可能になっています。その点はありがたいですね。

https://community.umidigi.com/forum.php?mod=forumdisplay&fid=202

もう少し使い込んでみて、あまりに遅いようだと次のを購入するか、と、いう感じですが、 au の ガラホ SIM で DSDV を試してみたい。と、いうのはちょっと思いますねぇ。

 
この話、続きのエントリが書かれることがあるかな?

12月 012018
 

一個前のエントリで Mac mini を購入した件を書きましたが、今まで利用していた MacBook 2009 も一応健在です。OS は Sierra でしたが、インストールできる最新の Hight Sierra にしたいモノですが、中々バージョンアップが行えない。

あ。 MacBook 2009 は Mojave は非対応な機種となりました。しかし、 Aplle は Sirra も Hight Sierra もまだサポート対象 OS としているので一応、安心して利用可能です。

 
今まで利用していた環境は MacBook 2009 に Sierra をインストールしていましたが、自分で交換した 128GByte の内蔵 SSD は容量不足になりつつあったので、これを機会に 256GByte に容量を増やし、そのタイミングでなんとか Sierra -> Hight Sierra にバージョンアップしようとの目論見です。

既に多くのウェブサイトに記載されていますが Sierra -> Hight Sierra へのバージョンアップは非常に厄介です。ファイルシステムが HFS+ から APFS に変更になったため容易にはインストールできません。

そして、自分で個別に、僕のように初期の HDD から SSD に変更した人は更に高い壁が立ちはだかりインストールができません。
MacBook系 の HDD を SSD に変更した人がはまる道。


https://applech2.com/archives/20171002-high-sierra-upgrade-issue-due-to-third-party-ssd.html

純正の HDD もしくは SSD を自分で、別の SSD に換装した場合にファームウェアの更新ができなくて Hight Sierra にアップデートできない。と、言うんですね。

僕もこの壁にぶち当たりましたが、なんとか回避しました。その手順を書いておきます。

1. 今の状態
MacBook 2009 は HDD であったが、遅いで 128GB の SSD に換装したのは今から 2,3 年前。
macOS Sierra までは順当にアップデートができたが Hight Sierra にアップデートしようとしたらちっともアップデートできないのでそのままにしていた。
ちっともアップデートできないとき、以下のメッセージが表示されていた。

「macOSをこのコンピュータにはインストールできません。ファームウェアの検証でエラーが発生しました」

Hight Sierra を USB メモリでインストールできるようにインストールイメージを USB メモリ上に作成。
作成についてはあちこちのサイトに記載されているのでそちらを参考にしてください;-)。

USB メモリでのインストールも何回か試みるも上記メッセージが表示されちっともアップデートできない。

 
2. 128GB の SSD を 256GB の SSD に換装
ちょうど良いタイミングで 128GB の SSD の容量が足りなくなってきたので 256GB の SSD に換装し、 Hight Sierra をクリーンインストールすることにする。
タイムマシンでバックアップし、 128GB の HDD はもしものためにきっちりとキープしておく。

Hight Sierra のインストールイメージが入っている USB メモリからブートし、クリーンインストールを試みるも上記メッセージが出てやはりインストールできず。

おやおや・・。orz

このときに NVRAM のリセットを試みる。option+command+P+R の同時押しの電源投入で、二回『ちゃらーん』(音が違うか。これは笑点だ;-)と聞こえたら NVRAM の初期化完了。

その後、再度 USB メモリからクリーンインストールに挑戦するもやはりダメ。

 
3. 256GB の SSD に Sierra をインストール
USB メモリから Hight Sierra をインストールするのを断念し、以前利用していた 128GB の SSD を USB 接続してから MacBook を起動し、復旧バーティションから Sierra をインストールします。これは無事にインストール完了。
新しい 256GB の SSD には今まで利用していた OS と同じ macOS Sierra がインストールされました。

この状態で、 macOS Sierra のアップデートをドドドと適用します。クリーンインストールなのでマッサラな状態です。

で、何個かのアップデートを適用していくのですが、2018-005 だけが適用できないのであります。
で、 2018-005 は何をしているのか? と、いうと、上記のようにエラーとなるファームウェアのアップデートなんですね。 2018-005 が適用できないと、いつまで経っても Hight Sierra がインストールできません。
裏を返すと 2018-005 が適用できると Hight Sierra のインストールが可能になるわけです。

僕は、 2018-005 未適用な状態、 2018-004 まで適用した状態で再度 NVRAM のリセットを試みました。そして再起動後にアップデートを実行すると、あぁら不思議。 2018-005 が適用できて最新 Sierra は最新の状態になりました。

そして、半分嬉しさを噛み締めつつ『この状態だと Hight Sierra にバージョンアップできんじゃね?!』などと思い、 App Store から Hight Sierra をダウンロードしアップデートインストールを試みたのであります。

 
4. 来たゼッ!! Hight Sierra
新しい 256GB の SSD に macOS Sierra をインストールし、サラの状態で Hight Sierra にアップデートするので特にゴミなど無いであろう。と、思われるのであります。

アップデートの途中で失敗することもなくインストーラは最後まで完走し、無事に Hight Sierra にアップデート完了ですっ!!

いやぁ。長かった。無事にアップデートできて良かった。

 
以上が macOS Sierra から Hight Sierra へのアップデートの道のりです。アップデートに失敗した人は僕も含めて色々な探しモノをするのですが、『ファームウェア初期化でインストールできた。』と、いう人がいるのですが、 NVRAM のリセットをいつ行ったら良いか?と、いうのが中々つかめない。

僕の場合都合二回ほど NVRAM のリセットを行うタイミングがあり、そのうちのどちらかがバシっと効果的に効いて、 2018-005 が適用できたのでしょうなぁ。

Mac の SSD 換装による Hight Sierra へのアップデートができない人は多分 2018-005 も適用できていないと思います。 まずは Sierra の 2018-005 のアップデートを適用するために NVRAM のリセットを行う。と、いう手もあるのではないかと思われます。

 
まぁ、ここに書いたのは『僕の MacBook 2009 の場合。』のお話かもしれませんが、同一機種で問題が発生している人の参考になれば嬉しく思います。