と、いうことで非常に簡単なエントリーですが、困っている人もたくさんいるのではないかと思うので書いておきます。あ。 ports-CURRENT を追いかけている人向けです。
Vmware ESXi 上で FreeBSD を動作させている人は ports から emulators/open-vm-tools/ もしくは emulators/open-vm-tools-nox11/ をインストールしているかと思われます。
これ、ずいぶん前から FreeBSD/amd64 10.3-RELEASE ではコンパイルが通らなくなっているんですよね・・。
lib/user/utilBacktrace.c の中でエラーが出ています。
FreeBSD な ML でも話題になっていますが、誰も相手にしてくれないようで・・。 orz
https://lists.freebsd.org/pipermail/freebsd-virtualization/2017-January/005186.html
けどもまぁ、一応、パッチを当てて FreebSD/amd64 でコンパイルが通るようにしたので、そのパッチをここに記載しておきます。
以下がパッチです。
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これを patch-utilBacktrace.c という名で保存して emulators/open-vm-tools/files/ 辺りにでもほーりこんで make してみてください。
このパッチですが、注目点としてその上の行の ifdef VM_X86_64 の部分です。
実は手元に Vmware ESXi 上で動作する FreeBSD/i386 があるのですが、これでは無事に emulators/open-vm-tools-nox11/ のコンパイルが通りました。
ってことは、つまりはなんだい?
VM_X86_64 のとき(それはつまりはアーキテクチャが x86_64 のとき。と、いうことですね)に UTIL_BACKTRACE_USE_UNWIND が define されて lib/user/utilBacktrace.c をコンパイルすることになって、それがエラーになるのでコンパイルが通らない。と、いうことですね。
ならば UTIL_BACKTRACE_USE_UNWIND を define させなければ良いんじゃーねーのかい? FreeBSD/amd64 だからといってもデバッグ用のロジック(本当か? f(^^;)は FreeBSD/i386 にもないんだからいらねーだろ。って発想です;-)。
果たして、上記パッチを適用することにより FreeBSD/amd64 でも emulators/open-vm-tools-nox11/ のコンパイルが無事に通ったのでありました。
あ。コンパイルが通っただけでなく、利用もしていますが、今の所問題は出ていないです;-)。
すげー、お気楽なパッチですが、最新版の emulators/open-vm-tools-nox11/ が FreeBSD/amd64 に今すぐ必要・直ちに必要などという人は参考にしてみてください。
ずいぶん前からコンパイルが通ってないのだけど、まだまだ当分、直らないんだろうなぁ。などと思っております・・。