5月 262016
 

ちょっと前のエントリでZSUN Wi-Fi 付きカードリーダーを購入してみました。というのを書きました。

Wi-Fi の USB メモリとしては利用できるんだけど、ZSUN の Wi-Fi に接続すると外部ネットワークにアクセスできなくなるのであまり使えない。と、いう結論でしたが、実は回避策が見つかったので、ちょつとエントリを書いてみます。

 
前回のエントリでは ZSUN のアプリを起動して下のメニューに iPhone では “Internet” 、 Andorid では “Bridge Internet” という項目があるのでもしや!? とか思ったけどやっぱりダメだった。と書いています。

しかし、iPhone では 3G/LTE に接続しつつ Wi-Fi にも接続できる機能というか、ワザがあったのですね。

二つのネットワークを同時に利用するには片方の default gateway を設定しないことがじゅーよー。

この点に尽きます。基本的には 3G/LTE 側に defaut gateway が設定してあるとした場合、 Wi-Fi 側のネットワークからは defaut gateway を削除しておくと Wi-Fi 側にはリンクのアドレスに対して通信が行える。

と、いうのがどうやら iPhone の仕様のようですね。

では実際にどうするか? ですが、簡単です;-)。

1). 3G/LTE で通信可能な状態にしておく
2). Wi-Fi をオンにして ZSUN Wi-Fi USB アダプターの AP に接続する
3). ZSUN Wi-Fi USB アダプターの AP に接続したあどは静的 IP アドレスを設定する
4). 固定 IP アドレス設定時 default gateway を空白にする

これでけです。上記のように設定すると 左上の Wi-Fi の扇子のマークが消えて 3G/LTE の状態が表示されます。しかし、この状態でも ZSUN Wi-Fi USB アダプターにアクセス可能で、Disk の中身も確認できて、音楽も聞ける状態になります。

IMG_4211_ZSUN_WiFi2_1

キャプチャはこんな状態です。

ZSUN Wi-Fi USB アダプター本体のアドレスは 10.168.168.1 なのでそれ以外の IP アドレスを設定すれば問題ありません。

なるほどねー。こーいうワザがあっのか。って感じですが、これで ZSUN のディスクの中身に ZSUN アプリでアクセスしつつ、その他のアプリではネットワークは 3G/LTE 側に抜けていくので、同時に両方のネットワークが利用可能な状態。と、いう環境が作れました。良かったですねぇ;-)。

この技は iOS を利用していると、ありとあらゆる場面で利用可能な可能性を秘めているですよね;-)。

 
さてと。上記は iPhone6 の iOS 9.3.2 でのお話ですが Android 4.4.2 ではどうか? というのを ZTE Blade Vec 4G で試してみました。

Wi-Fi で静的アドレスを利用する設定があるにはあったので早速設定してみましたが、 Android 4.4.2 のネットワーク設定では “ゲートウェイ” と “DNS1” は空白にすることができないですね。ゲートウェイの設定では何かしら値が入ってないとダメのようで、試しに 0.0.0.0 を指定してみましたが Wi-Fi 側のネットワークを利用してしまうようです。
DNS1 に至っては空白にすると勝手に 8.8.8.8 が設定されてしまう。ウギャーっ!! さすが google 謹製の OS だわぁ。

IMG_4212_ZSUN_WiFi2_2

キャプチャはこんな状態です。

と、いうことで、今回のエントリのネタは iOS にしか有効にならない。と、いうことになりました。 Android の場合には “Bridge Internet” の機能が動作するようになることを祈るだけですね。

あ。 Nokia Lumia620 の Windows 10 Phone では試してないな。とわ言いつつ、技適通ってない機器なので成田の出国カウンターの向こう側で試すしかないか;-)。

5月 222016
 

ハイレゾなネタはまだまだ続くよ。って感じでしょうか・・。

とあるサイトで「ハイコスパなハイレゾヘッドホンブランド、SATOLEX の謎」という記事を見つけました。
読んでみると、国産の大手電子機器メーカーホシデンだそうで、そこがブランドを立ち上げ「SATOLEX」という名で手頃な値段のハイレゾイヤホンを出した。と、いうので早速購入してみました。

今回購入したイヤホンは SATOLEX の Tubomi DH298-A1 という型番です。購入価格は 4,000yen を切る値段です。
早速届いたブツの中を開けるとこんな感じです。

IMG_4167_DH298-A1_1

紙の箱に入っているのでそんなに高級感はないですf(^^;;。まぁ、所詮はガワの部分なので、それはそれで良いかぁ。

本体のハウジング部分はプラスチックで手頃な値段だけにその辺りはしょうがないかな。リモコンは付いてないです。

 
これでハイレゾ対応のイヤホンは二つになりました。聞き比べができそうです。
SoftBank SELECTION SE-5000HR で初めて音を聞いたとき、突き抜ける音と広がる音があまりもすごかったので『ハイレゾイヤホンってのはみんなこーなのか?』と、いう思いもあり、今回二個目を購入しての聞き比べです。

今回はハイレゾイヤホン二つ + 追加でもう一個を比較してみたいと思います。以下、その一覧です。

・SoftBank SELECTION SE-5000HR : 再生周波数 : 5 – 45kHz
・SATOLEX Tubomi DH298-A1 : 再生周波数 : 20 – 40kHz
・Apple EarPods : ハイレゾ対応ではない (多分 20 – 20kHz かな?)

カタログスペックを見ると SE-5000HR のほうが広いでしょうかね。

今回購入した DH298-A1 は SE-5000HR の約半分の値段で購入できます。外見から見た違いとしては以下が上げられるでしょうか。

  • ボディが金属かプラスチックかの違い
  • リモコンがあるか無いかの違い

これだけの違いがあると値段はグっと安くできるのかな?などと思えてしまうんですが、気のせいかな? 😉

IMG_4169_DH298-A1_2

さてと。二つのハイレゾイヤホンを聴き比べる前に今回の環境を書いておきます。

・楽曲: mora の 96kHz/24bit 及び 192kHz/24bit の楽曲
・再生機器: Raspberry Pi 2 + volmio 1.55 + PCM5122

楽曲は mora から新たに購入しました。映画のサントラです。

ベスト・サウンドトラック・ハイレゾ・セレクション・プレミアム 〜オールタイム・ベスト〜

この楽曲は有名な映画のテーマが 15 曲入って一つのジャケットになっています。説明文には「こちらの商品は、録音時の192.0kHz/24bitから録っています。」と書かれています。
多分 “なんちゃってハイレゾ” ではないと思われます。僕的には、多分 MIDI から打ち込んだ楽曲でオーケストラの録音ではないと思うんですが、その点については書いてありませんでした。実際のところ、どうなんだろ?

と、いうことで mora の楽曲は一気に 22 曲になりました。今回はこれらの楽曲がサンプルです。

機器については過去にこのブログで詳細を掲載したので、そちらを参考にして頂ければと思います。

 
さてと。実際に聴き比べた感想ですが、まず、インパクトのある音が耳に飛び込んできます。 DH298-A1 は SE-5000HR に比べて重低音がすごいっ!! って感じでしょうかね。

ここんところ、会社の行き帰りではずっと SE-5000HR を利用していたので、耳に馴染んでいたのですが DH298-A1 に変えると聞こえてくる音の違いが良く解ります。

重低音の強さの並びからするとこんな感じかなぁ。

Apple EarPods > SATOLEX Tubomi DH298-A1 > SoftBank SELECTION SE-5000HR

音の広がりは SE-5000HR 並にあります。音の広がり(俗に「解像感」といいますかね)があります。そこに重低音がズーンっと乗ってくる。と、いう感じ。ロックやヘビメタ系の音が好きな人はこれか合うかも。
しかし、その重低音は Apple EarPods までは激しくはありません。手頃感があり、ドンシャリ系とまでは行きません。

重低音がある割にはそれによって高音部の音がかき消されるか? といわれるとそんなことは無くて良い感じです。
音の広がり感を並びにすると以下のような感じかなぁ。

SoftBank SELECTION SE-5000HR > SATOLEX Tubomi DH298-A1 > Apple EarPods

Apple EarPods はハイレゾ対応イヤホンではないので雰囲気を掴んで頂ければと思いますか;-)。

あと SATOLEX Tubomi DH298-A1 で楽曲を聞いてみて女性ボーカルがちょっとぼやける楽曲があるかな? という感じがしました。ちょっと遠目にいる感じかなぁ。という程度ですが SoftBank SELECTION SE-5000HR のほうが女性ボーカルの声が良く通って、立ち位置まで把握出るような感じに聞こえます。

この場合のサンプル楽曲は CD からアップコンバートして “なんちゃってハイレゾ楽曲” を自分で作ったのですが、やっぱり AKB48 の『ポニーテールとシュシュ』かなぁ。 SE-5000HR から聞こえてくるハモリ部分の声のの音は素晴らしい。それに比べて DH298-A1 は立ち位置が不安になる部分がある。
mora の楽曲である inspire:tion の『まちびとの唄』なんかはドドドと来ますね。 SE-5000HR からは得られないインパクトがあります。

あと SATOLEX Tubomi DH298-A1 は聞こえなかった音が聞こえる場合がありますね。再生周波数帯の問題なのかもしれませんが、とある楽曲を聴いていて『あれ?こんな楽器の音あったけ?なんか鮮明に聞こえるなぁ。』ってことがあったりします。隠れていた音を聴くことができるんですね。

イヤホンの特性についてはこんな感じでしょうかね。

 
と、いうことでそろそろ総評です。

上にも書いたとおりですが SATOLEX Tubomi DH298-A1 が SoftBank SELECTION SE-5000HR より安いのは筐体がプラスチックでリモコンが無いから。と、いう仮説を立てると、値段的には手頃感があります。

重低音ドンドンなドンシャリ系が好きで格安のハイレゾ対応イヤホンが欲しいもしくは試してみたい人には良いかもしれません。ちゃんと音の広がりが体感できるので聴いていて気持ちが良いです。

一方、スマートフォンで通勤・通学時に電車の中などで聴く場合には、リモコンが無いのがやっぱり痛い。停止・次の曲などはやはりリモコンで操作したいモノです。

僕は iPhone 用にはリモコンは持っている(その昔、 iPhone4 の頃に買ったヤツだと、多分思う)のですが、それは Android の ZTE Blade Vec 4G では利用できませんでした。

なので iPhone6 で DH298-A1 を利用する場合にはリモコンを利用すれば問題は無いのですが、他の機器で利用する場合に困ってしまう。

音については好みの問題があるのでアレですが、僕的にはやはりリモコンが欲しいかなぁ。

 
さてと。手元に二個もハイレゾ対応のイヤホンが溜まってしまった。好みと聴く環境に応じて使い分けようかなぁ。

ところで、購入後僕の手元に SATOLEX Tubomi DH298-A1 が届いたところで Xiaomi が 1MORE ブランドから 5,000yen 以下の 1M301 を出しましたなぁ。この値段で金属ボディでリモコン付き。ただし、カタログスペックを見るとハイレゾ対応ではないようです。なので、試してみなくとも良いかなぁなどと思ってますが;-)。

5月 152016
 

僕の持っている iPhone6 は 16GB の一番安いヤツなのでハイレゾ楽曲を聴くには容量が足りなすぎます。しょーがないので Android である ZTE Blade Vec 4G でハイレゾ楽曲を聴くかねぇ。となるのであります。

しかしっ!! ZTE Blade Vec 4G は Android 4.4.2 ですが、こいつには MicroSD スロットが無くて容量が 8GB しかないのでもっとつらい。僕の持っている環境ではモバイルでハイレゾ楽曲を聴く手段は無いのか?と思いつつ 32GB の USB メモリを MicroUSB 経由で接続し、 USB メモリの中にハイレゾ楽曲を入れることにより容量を増やせるんですね。

ZTE Blade Vec 4G に USB メモリを付けた図はこんな感じ。アキバに行って USB ケーブルと USB メモリを購入して来ました。

IMG_4173_ MAVEN_1

上側に USB メモリ、下側に 3.5 インチイヤホン。
USB メモリは Android が認識するモノとしないモノがあるので注意が必要です。まぁ、半分バグチみたいなモンですねぇ。認識しないようなら諦めて次のを試してみる。って感じでしょうかf(^^;;。

さてと。準備は整ったので Android 4.4.2 の ZTE Blade Vec 4G でハイレゾ楽曲を聴こうと思うのですが、 ZTE Blade Vec 4G 自体はハイレゾ対応の機器ではないので、まぁ、ハイレゾ楽曲を再生できればよいかぁー。って程度です・・。

しかし、Android アプリってのは 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲を再生してくれるアプリってのは少ないんですね。

現状で見つけたのは以下の二つだけ。

IMG_4174_ MAVEN_2

・Onkyo HF Player
・MAVEN ミュージックプレイヤー

96kHz/24bit な楽曲を再生してくれるモノは多々あるのですが、そーいうアプリで 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲を再生しようとすると「読み込めないファイルです。」などと言われ止まってしまうか、スキップしてしまうものがほとんどなので驚きました。

あと、 Onkyo HF Player はイヤホンに付属のリモコンが利用できない。通常イヤホンに付いているリモコンボタン二回押しでスキップ、三回押しで一曲戻り、一回押しでストップ。とかですね。

僕が持っている SoftBank SELECTION SE-5000HR もまさしくそんな動作ですが、 Onkyo HF Player では機能しません。

google play で色々なハイレゾ (正確には flac か;-) 再生アプリを検索して試してみましたが、ダメでした。そして、検索時に 192kHz を指定したら MAVEN Player がヒットしたのでそのの FREE 版を試したら、おやまぁ。 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲が再生できて、なおかつイヤホンのリモコンも使えるじゃないのさ。と、いうことになったので、これを利用することにしました。

 
MAVEN Player の FREE 版は広告が出るので、今回初めて「Google Play ギフトカード」というのを購入しました。そして MAVEN Player Pro を 300yen で購入してしまったのでありました;-)。

MAVEN Player Pro の場合イコライザがすごいよ。とのことだったのですが、そもそも音の広が格段に体験できるイヤホンとハイレゾ楽曲の再生なのであまり気にしていませんし、その機能も使うつもりはありません。

楽曲の入っているフォルダを指定できる「音楽フォルダの指定」という設定が中々良いですね。。 flac と m4a が入っているフォルダを分けておくと flac のみを聴きたい場合に設定すれば良いです。

IMG_4175_ MAVEN_3

そもそも Android の数ある音楽プレーヤーの中には端末内にある楽曲情報を全て拾って来て一覧に表示してしまうのがあったりして、イヤですね・・。
リングトーン(日本語でいうところの 着信音 です;-)とか Facebook のアラート音(これは ogg ファイルだな)なども一緒にリスト化してしまうのでけっこうイヤです。

その点は iTunes+iPhone のほうが一歩上を行っているでしょうか。

iTunes 上でプレイリストとして一覧を作っているので、それをフォルダごとにした場合、ちゃんと機能して欲しいところではあります。

あ。僕は Mac OSX 使いなので Android を直接 Mac OSX に接続しても OSX はうんともスンとも行ってくれません。そして OSX 接続用の google アプリを OSX にインストールする気もサラサラありません;-P。

 
と、いうことでハイレゾ楽曲を聴く環境を Android な ZTE Blade Vec 4G で整えたということになるのですが、そー考えると SONY の Xperia Z5 辺りが欲しいなぁ。と思う今日この頃。 USB メモリを付けた Android 機ってのもちょっと悲しいかなぁ・・。

5月 102016
 

ascii.jp で Wi-Fi 機能付きの USB カードリーダーが売っている。とのことで早速買ってみました。 https://www.donya.jp/item/73733.html を見てみると技適が通っているので日本国内でも安心して利用できる点が良いですね。

見た感じはこんなふう。

IMG_4114__ZSUN_1

早速利用してみました。今回は iPhone6ZTE Blade Vec 4G で試してみました。

iOS と Android のそれぞれのアプリストアから ZSUN で検索してアプリをダウンロードします。

購入した「Wi-Fi 付きカードリーダー」に 32GB の MicroSD をセットし、とりあえず Windows10 が動作している PC の USB ポートに接続します。

PC 側で特に何の問題もなく USB カードリーダーとして認識して 32GB のリムーバブルメディアとして認識するのでドドドとテストデータをコピーします。

以上で準備完了。

 
次に iPhone で利用してみます。

まず 設定アプリ から Wi-Fi の設定画面を開き zsun-??? な SSID が見えるので接続します。パスワードはありません。

zsun-??? な SSID に無事に接続できたら先ほどダウンロードした ZSUN アプリを起動し 下に見えるメニューから一番右の “MENU” をタップし “Setting” を表示します。ここで SSID を再設定したりパスワードを設定したり認証方式を設定したりします。

IMG_4116_ZSUN_2

同じことは Android のアプリでもできます。 SSID の設定は iOS もしくは Android 側で一回行えば十分でしょう。

SSID を再設定し iOS と Android が再度接続できたら準備完了です。

 
続いてモード選択について説明します。下のメニューに “Switch Mode” というのがあるのでそれをタップします。すると以下のキャプチャのような画面が現れるかと思います。

IMG_4117__ZSUN_3

モードは全部で三つ。

・Wireless Disk
PC に接続された「Wi-Fi 付きカードリーダー」を Wi-Fi 経由でアクセスする場合にはここを選択します。
このとき、PC では 32GB のリムーバブルディスクとは認識していなくて、 PC から MicroSD の中は見えません。

・Flash Disk
PC に接続された「Wi-Fi 付きカードリーダー」を PC のみで利用する場合に選択します。ピロロンと Windows10 から音が出て、リムーバブルディスクとして認識された状態です。
このときは Wi-Fi から MicroSD に対してはアクセスできなくなります。

「Wireless Disk」と「Flash Disk」は排他で利用するような感じですね。

・My Device
これは iPhone や Android 内のデータを「Wi-Fi 付きカードリーダー」にコピーするために利用します。自分のスマートフォン内を覗き、必要なファイルを選択する画面になります。ここで写真などを選択し MicroSD にコピーすることになります。

以上の動作がメインです。英語で書かれているのでちょっとシキイが高いですが、解ってしまえば操作は簡単です。

 
Flash Disk モードのときに PC 側でフォルダを作成し、 Flash Disk モードに切り替えて中を参照すると新しいフォルダが見えませんが、表示されている情報を更新する必要があります。その場合には画面を指で下に引っ張ると更新され PC で作成した新しいフォルダが現れます。

そして、その後 My Device で「Wi-Fi 付きカードリーダー」にコピーしたいファイルを選択しペーストすれば作業は完了です。

 
ここまではスマートフォン -> 「Wi-Fi 付きカードリーダー」方向の動作でしたが、逆に「Wi-Fi 付きカードリーダー」内のファイルをスマートフォン側で利用する場合について書いてみます。

と、いうのも、僕は最近ハイレゾにはまりつつあるのですが、その楽曲データの量の多さに圧倒されつつふるので外部ストレージが必要になったために今回「Wi-Fi 付きカードリーダー」を購入してみたのでありました。

Flash Disk モードにして、早速 PC 側から mp3・m4a・flac の各ファイルを「Wi-Fi 付きカードリーダー」に入れ、 Wireless Disk モードにして、画面を下に引っ張り更新してから参照します。
mp3・m4a・flac の各ファイルは無事に見えるようです。では早速再生を。その場合はタップすると、なんとっ!! ZSUN アプリ内蔵プレーヤーが起動し、再生することができました。すげっ!!

IMG_4142_ZSUN_4

再生中の見た目は地味ですが iOS 版アプリでは mp3・m4a・flac が再生できます。 flac は 192kHz/24bit のものも再生できますし 96kHz/24bit のものも再生できます。ただし 192kHz/24bit のものが 15 曲入っているフォルダがあるのですが、楽曲自体が表示されない場合もありました。あらら。残念。

Android 版アプリも同様で mp3・m4a・flac が再生できます。 flac は 192kHz/24bit のものも再生できます。 Android の音楽プレーヤーは 96kHz/24bit のものは再生できても 192kHz/24bit は再生できないのが多い中、よくもまぁ、ちゃんと再生してくれるモノだ。などと感激です;-)。

ちなみに iOS 版アプリでは表示できなかったフォルダも Android 版アプリでは再生できました。

あ。僕は動画はあまり見ないので今回はテストしていません;-)。

写真の場合 JPG はサムネイル表示できますが、PNG は表示できません。なのでキャプチャデータなどは厳しいです。

 
あと、 mp3・m4a・flac ファイルの再生についてですが 2,3 テストしてみました。

まず iPhone6 と ZTE Blade Vec 4G の両方で同時に ZSUN アプリの内蔵プレーヤーで同時に再生してみました。特に問題なく、両方の機器から音が聞こえました。音飛びなども発生していませんし「Wi-Fi 付きカードリーダー」本体の熱も気になるほど熱くはなりませんでした。10 分程度の再生ですけどね。

一番悲しかったのは ZSUN アプリの内蔵プレーヤーが連続再生に対応していない点でしょうか。以下のフォルダ形式でデータが入っているとします。

一曲目: d:\Music\aaa\01.mp3
二曲目: d:\Music\bbb\01.m4a
三曲目: d:\Music\ccc\01.mp3
四曲目: d:\Music\ccc\02.m4a
五曲目: d:\Music\ccc\03.flac

aaa bbb ccc と三つの個別のフォルダがあり ccc の中にのみ三つの曲が入っているとすると、一曲目から再生すると一曲目を再生して終了。
ccc フォルダに移って三曲目を再生すると五曲目まで連続して再生して終了。
一曲目から五曲目までを順番もしくはランダムに再生するには全ての楽曲を同一フォルダに入れておく必要があります。

まぁ、おまけで付いてきている内蔵プレーヤーだからショーがないかなぁ。

iOS も Android も ZSUN アプリ内蔵以外の音楽プレーヤーからは楽曲を見つけることができないので再生はできないです。

単発で再生する場合に利用するのが良いですね。

 
とまぁ、中々面白いデバイスではありますが、あまり実用性はないかなぁ・・。

WI-Fi で「Wi-Fi 付きカードリーダー」に接続していると、インターネットに抜けられないんですよね。 iOS 版アプリでは下のメニューに “Internet” 、 Android 版は “Bridge Internet” というのがあるのですが、おっ!! これはもしかして default gateway をグローバル側に設定して通信ができるのか? と、期待させてくれるのですが、現在では(多分)まだ正常動作していないようです。

Wi-Fi をオンにすると 3G/LTE に抜けられないのが悲しい点ですね。

 
さてと。今回購入したコレは、素直に写真のバックアップ用にしたほうが良いのかなぁ・・。

ウェブで見ているとこのデバイスに OpenWRT インストールしている人がいるようですし、遊び方は色々あるのでしょうなぁ;-)。