たかちゃん。

11月 272010
 

ThinkPad X100e 内蔵の Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250 って無線 LAN は 8.1-STABLE を利用すると iwn0 として認識するんだけど、利用できない。9-CURRENT では if_iwn.c とかビミョーに更新されているので、もしかしたら動作するかもしれませんが・・。

と、言うことで、USB の無線 LAN を利用することにしました。でもってできることなら小型が良いなぁ。と思い、既に持っているもの二つと、新たに三個も購入してしまいました・・。orz。

IMG_0145_RadioLan_1.jpg

これが僕が持っている USB 無線 LAN のオールスターキャストです。右側の白い、大きいヤツは前回書いていますね。if_rum と if_run で認識されるヤツです。

今回新たに購入したのは左側の黒いの二つと、下のちっこい白いの一つ。順番に見ていくことにしましょう。

一つ目。いちばんちっこい、黒いヤツ。

PLANEX GW-USValue-EZ

こいつは FreeBSD では動作しません。チップセットは Realtek RTL8192CU を利用しています。現在、FreeBSD では Realtek RTL8192CU に対応したドライバはありません。orz。

ただ、このまま、何もせずに使わないのはちょっともったいないので、ちょっと if_ndis ドライバで試してみることにしました。 FreeBSD の ndis ドライバは以前は PCMCIA カードにしか対応していなかったのですが、最近は USB デバイスにも対応したので、試してみる価値あり。と言う感じなのですね。

まずは Windows7 x64 用のドライバを持ってきます。そして、FreeBSD 上で ndisgen コマンドを叩きます。

# ndisgen net8192cu.inf rtl8192cu.sys

 
試してみると ndisgen コマンドがエラーになります。 net8192cu.inf の最後の行に改行コードが無いのでエラーになっているようです。なのでエディタで net8192cu.inf を開いてリターンキーを一発叩いてあげて再度実行すると、おぉ。できました。rtl8192cu_sys.ko が完成したので /boot/modules/ に入れた後、kldload します。が・・。

Windows7 x64 のフツーのドライバを利用すると ugen に落ちてしまい ndis0 では認識してくれません。 XLINK 用のドライバを kldload するとカーネルが凍り付きます。と、言うことで、今のところ、Realtek RTL8192CU なチップの USB 無線 LAN は使えないかなぁ。と言う感じなのであります。

続いて二個目。ちょっと大きめの黒いヤツ。

Buffalo WLI-UC-GN

一個目の PLANEX GW-USValue-EZ は usbdevs をろくすっぽ見ずに購入したので大失敗です。今度はちゃんと下調べして購入しました。この USB デバイスは if_run で動作するようです。9-CURRENT には man に run(4) が存在していて、そこにはちゃんと Buffalo WLI-UC-GN と書いてあるのです。

がっ!! こいつも動作しませんでした。と、言うか素直に AP に接続できない・・。 orz

usbdevs にもちゃんとエントリがあって kldload if_run するとサクっと認識してくれます。おっ。やったーっ!! ってなるんですけどね。しかし、WPA で接続しようと思い /etc/wpa_supplicant.conf を以下のように書くんですけど・・。

ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant
ctrl_interface_group=0
eapol_version=1 ap_scan=1 fast_reauth=1
network={ ssid="SSID-AP" scan_ssid=1 key_mgmt=WPA-PSK psk="PassWord" }

 
ドライバ的には認識するのですが WPA を利用して AP を検索しようとしても WLI-UC-GN 本体のほうで wpa_supplicant.conf に記述した内容を上書きしてしまいます。ap_scan=2 で AP を探索したりとか・・。

なので、ドライバ的にはちゃんと認識するのですが、デバイス的には利用できないのでありました。ただ、利用できない(AP に接続できない)だけでないのがこれまた痛い。あるタイミングで突然 AP に接続できたりするし、全然全く AP に接続できない場合もある。

ブート時には全く AP に接続できないので実質的には FreeBSD では利用できない USB 無線 LAN の内の一つです。購入時には十分に注意しましょう。

で。三個目。

PLANEX GW-USMicroN

いやぁ。小型で、ようやっと動作するものに巡り会えました。man run に掲載されているものをウェブで調べて Amazon.co.jp で購入しました。999yen。ふぅ。

こいつは Ralink の RT3020 チップセットを利用しています。FreeBSD のファームウェアは RT2870 を利用しています。runfw.ko を kldload します。

今度は WPA でもちゃんと接続できるのでホッとしました。大きさ的にもまぁ、とりあえず小型なので嬉しいです。ただ、色が黒いほうが良かったかな。と言う感じはしますが。

と、言うことで NotePC に内蔵な無線 LAN の他に USB のヤツもそろそろ色々動くものが出てきたような感じがします。ただ、if_run 対応のチップは ieee802.11n に対応しているのに if_run 自体は 802.11g の速さでしか認識してくれないのでちょっと悲しいかなぁ。と言うのはありますが、FreeBSD で USB な 無線 LAN デバイスを利用する場合には if_rum もしくは if_run 対応のものが安心でしょうなぁ。と思うのであります・・。

がっ!! WLI-UC-GN はハマリ道で、GW-USValue-EZ は FreeBSD においてはドライバが存在しない。と言う結果になったのでありました・・。

11月 232010
 

CPU コレクションの第19回目になります。前回から Slot1 になったのですが、今回はその二つ目。PentiumIII の登場です。前回の PentiumII のところでも書きましたが、僕は Slot1・2 系の CPU は自宅の PC 環境においては私用したことがありません。

これはアキバのジャンク屋さんで、ジャンク扱いで買ってきたな。

Slot1_PentiumIII_1.jpg

手元にある Slot1 タイプの PentiumII と PentiumIII を比較すると、コスト削減と言うか、随分と経費を抑えている感じがします。それはこんなところで。

Slot1_PentiumIII_2.jpg

昔「カラ割り」って言葉は流行りましたっけ? CPU の「ガワ」を割って中のを出すの。そんな言葉無かったかなぁ?タダの思い過ごしか?f(^^;;。

表はプラスチックのケースが付いているのだけど、裏は CPU 丸出し。まぁ、確かここに CPU クーラーが付いていたと思う。ヒーヒー言いつつ、確か、僕が自分で取ったんだと思うです。はいf(^^;;。

Slot1_PentiumIII_3.jpg

この PentiumIII は 600MHz ですね。 PentiumII の大体倍の速さで動作するみたいです。

この時期、Intel は Slot1 と Socket370 の両方で PentiumIII を出していたんだっけか?自分で全然使わなかったのでちぃとも解らないのですが・・。ただ、手元にはコレクションとして持っているのでありました;-)。

11月 182010
 

Microsoft のクラウドサービスの内の一つ SkyDrive についてのお話です。僕がどうして「Microsoft 製品のことを記事にするのか?」と思われる方大勢いるかもしれません;-)。 Microsoft TechNet サブスクリプションの会員になった際に Windows Live のアカウントを作る必要があったのでそれからちょくちょく Windows Live の機能を色々使うようになりました。 Windows7 を利用する時も Windows Live にアクセスしたりしますしね。

で、今回は Windows7、MacOSX、iPhone4 から Windows Live の中の SkyDrive を利用した時の感想を書いてみたいと思います。

Windows7 では Microsoft Office 2010 、 MacOSX SL では Microsoft Offce 2011 で作成したデータを SkyDrive にアップロードと言うか、データの保存ができるようになりました。まぁ、ウェブブラウザを利用すればどの端末からでもアクセスできるのですが、アプリケーションがシームレスに SkyDrive にアクセスできる。と言うのはちょっと面白い。

LAN 上では samba などのファイルサーバ、自宅や会社の間では samba と同じように SkyDrive が利用できる。と言うのはちょっと凄いかなぁ。みたいな感じなのであります。

まず、Windows7 で、例えば Word を起動します。その後 [ファイル] タブの「保存と送信」->「webに保存」とすれば SkyDrive にアクセスできます。ログインすると自分が設定したアイコンが表示されるようになったりします。「開く」を選択すると、一回 SkyDrive にアクセスしていれば「ネットワーク」に Windows Live の URI が表示されるようになります。

SkyDrive_office_2.jpg

次に MacOSX SL(SnowLeopard の略)でアクセスするには Safari で当然 OK ですが、Microsoft Office 2011 があると Microsoft Document Connection と言うのがインストールされます。こいつが SkyDrive 上の色々なものにアクセスできます。

SkyDrive_office_1.jpg

Windows Live にログインするとアイコンを表示したりするので「おー。今 SkyDrive にアクセスしているのかー。」などとなるです。

まぁ、Windows7 や MacOSX はブラウザがあるのでどうでもなりそうですね。
ブラウザで Office のドキュメントをアクセスすると勝手に Word とかがブラウザ上で動作するので、FreeBSD でも利用できるし。この辺りの作り込みは「さすが Microsoft。」と関心させられます;-)。

さてと。もう一個の重要なニーズ。iPhone4 で SkyDrive にアクセスできないのか?と言う点についてです。例えば、会社の PC で SkyDrive に資料をアップロードして、別の場所で iPhone4 からちょっと確認したい。など言う場合が多々あような気がします。

僕の場合は、ちょっと前に iSMEStorage と言うのをダウンロードしました。このアプリ、今見ると 600yen もしているんですね。僕が購入した時は ¥115 でした(@_o)。

アプリ自体良く分かりません。メニューが英語なのと、メニュー項目がたくさんありすぎてどうも落ち着き無い印象があります。僕は SkyDrive を利用するためのみに購入したのに。必要なメニューの表示が選択できるともっとすっきりするのに。と、言うことで起動するとこんな感じです。

SkyDrive_office_3.jpg

アカウントを作成してログインし、SkyDrive にアクセスするために今度は SkyDrive (と言うか、Windows Live) の ID と パスワードを入力します。メニューにはこんな感じで表示するようになります。

SkyDrive_office_4.jpg

おぉー。とか思い、早速アクセスしてみるのですが、リロードとか更新してくれないんですよね・・。いつまで経っても iPhone4 のこのアプリ上では古い情報が表示されている。ダメじゃん。全然使えないじゃん。みたいな・・。ちなみに Office ファイルの表示には iPhone4 の View アプリが担当するので、メールに添付した時と同等の表示はしてくれます。

後、もしかしたら、僕がろくすっぽ iSMEStorage の英語のドキュメントを読まずに利用しているからなのかもしれません。ちゃんと動作するのかもしれません。
なお、iSMEStorage はウェブサイト http://smestorage.com/ からもアクセスできるので iPhone4 で作成したアカウントで、このウェブサイトからデータに対してアクセスも可能になっています。

ふむー。これでおしまい?とかなってしまうのですが、本当に SkyDrive にアクセスできる iPhone4 のアプリは無いのか?と思い探し回っていたら Microsoft 謹製の iPhone4 アプリがフト目にとまりました。Windows Live Messenger

僕自身「Windows Messenger なんて利用しないしなぁ。」とか思いスルーしていたのですが、なんか Windows Live にアクセスできるらしい。と言うので試してみました。だって、SkyDrive は Windows Live のサービスの一部だし;-)。

iPhone アプリである Windows Live Messenger を利用してみると、ベースは確かに Messenger です。が、他の Windows Live サービスに対してはブラウザとしてアクセスするみたいで、Live メールなども利用可能です。これは期待大だーっ!! とか思い SkyDrive にもアクセスしてみます。アプリ上では「Office」となっています。

SkyDrive_office_5.jpg

後は保存されている一覧が表示され、それを「ダウンロード」します。すると Office データを頑張って描画してくれるのを待つのみとなります。まぁ、複雑怪奇な Office のデータは無理かもしれないですが、パワーポイントのデータとか、エクセルの表データなどは大丈夫でした。

と、言うことで、Windows、Mac 上の Office を最新のものにすると、SkyDrive とシームレスに連携できて、それを iPhone4 で参照すると中々グーですねぇ。と言う状態にまでなんとか持って行くことができました。

TechNet サブスクリプション に申し込まなかったらきっと Windows Live のアカウントなんて作成しなかっただろうし、SkyDrive も使ってみようとは思わなかったんですけどね。人生どう転ぶか分からないものです;-)。

ちなみに「検証用マシン」と化した PC でこうやってちゃんと検証して記事を一つ書いているわけなのであります;-)。

11月 132010
 

前回の PentiumPro から P6 アーキテクチャに入ってきています。今回からは数回続くかと思いますが Slot タイプ CPU に行って見たいとおもいます。Socket タイプの CPU とはしばしお別れです。

が、筆者、Intel の Slot タイプの CPU は個人的には全く使った事がありません。今回登場する CPU は PentiumII になるわけですけども。

Slot1_PentiumII_1.jpg

僕の手元にある PentiumII は 233MHz と 266MHz の二つですね。Super Socket7 な CPU のクロックに比べても随分と低いものになりますね。時期的には AMD K6K6-2 などと同じくらいでしょうかね。

Slot1_PentiumII_2.jpg

PentiumII を語る上で外せないマザーボードがあります。Socket7 の ASUS T2P4 と同じぐらいに有名なのが P2B って製品ですね。 T2P4 から引き続き P2B が大ヒットしたこちにより ASUS が有名になったマザーボードですね。

当時勤めていた会社のサーバは Sun SPARC Enterprise の他に PC 系では ASUS P2B と PentiumII のセットで利用していたものがたくさんあったので実質的には僕も「利用したことがある。」となるのでありますが。

しかし、表面のキラキラしたシール、何を意味しているんでしょうねぇ?

11月 112010
 

最近、ThinkPad X100e を購入したのですが、こいつはグラフィックスカードが ATI の HD3200 相当だったので X11 のドライバの xf86-video-ati とか色々触っていたわけなのであります。

で、色々いじってみると、 X11 の ati の radeon ドライバでは HD5450 が動作するみたいだったのでいよいよ満を持してグラフィックスカードを交換してトライしてみよう。と言うことになったのであります。

購入したのは玄人志向の RH5450-LE512HD/D3/HS。ドスパラで購入したのですが、その時、ASUS の HD5570 が5,980yen だったのでどっちにしようか悩み、店員さんに確認したのですが、僕の PC は AthlonX2 4600+ で電源は 350W。店員さん曰く「350W で HD5570 はきついかもしれないですねー。」と言うことで HD5450 にしたのでありました。

IMG_0049_RadeonHD5450_1.jpg

ファンレス・ロープロファイルなのであります。

まずはこのグラフィックスカードを Windows7 で試してみました。Windows エクスペリエンスで確認してみると、以前使っていたHD 4350と比較です。以前比較したのはここにあますね。

hd5450_winperie.jpg

グラフィックス性能がちょっぴりアップした。と言う感じでしょうか。それでも(僕は多分使う機会は無いとは思いますが) DirectX11 に対応しているのでね。まぁ、よしとしましょう。

後、Windows7 で HDMI 出力する時の注意点があります。ディスプレーの画面全体に表示できないので CCC で設定を見てあげる必要があります。以下の URL を参考にすれば良いかと思います。

http://www.ask-corp.jp/supports/ati2/hdmi_scaling.html

DVI 出力だと問題無いのですけどね。HDMI でフル DH 出力すると画面が小さく表示され、周りが黒くなります。

さて。Windows で動作確認が終わったので次はいよいよ FreeBSD でトライです。

が・・。ブートして X が起動した段階でブラックアウト、フリーズしてしまいますな・・。orz。

もう少し詳しく書くと、drm.ko・radeon.ko を kldload しない状態で HD5450 を利用するとディスプレはブラックアウトします。 リモートから ssh して shutdown するか power ボタンを押して S5 ステートでシャットダウンするかしか方法がありません。

drm.ko・radeon.ko を kldload した場合は、カーネル自体が凍り付きます。orz。

xf86-video-ati を 6.13.0 や 6.13.2、はたまた master にしてもカーネル自体が凍り付きます。orz。

なんだかなー。X11 のドライバは対応しているみたいなんだけど、カーネル側で対応していないのかなぁ・・。カーネルモジュールの drm.ko・radeon.ko をロードしない場合はカーネルは関係ないはずで X11 の radeon ドライバのみで動作している(libdrm も使われるのかな?)のだけど、けど、それさえも正常に動作しないのでありました・・。orz。

それにしても 玄人志向の RH5450-LE512HD/D3/HS は調べてみるとイワク付きのグラフィックスカードみたいなのでその辺りが問題になっているのかもしれませんが・・。

と、言うことで、もう少し HD4350 を利用することにしたのでありました・・。

ちなみに Radeon HD の 5000 番台が正常に動作している。という方いますか?いましたらコメント頂ければと思います。

11月 082010
 

僕はTwitterのアカウントを持っていて、結構くだらないことをつぶやいていたりしているのですが、そんなとき、「一太郎Twitterアカウント開設記念プレゼントキャンペーン」と言うのがありました。@ichitaro_js をフォローしてくれた人の中から抽選で記念品をプレゼント。ってのがあったのであります。

それに見事に当選。記念品が贈られてきました。ありがとうございましたっ!!

ichitaro_1.jpg

クリアシートと歴代一太郎のパッケージのシールと後、三菱 Hi-uni の鉛筆イチダースっ!!

鉛筆は本当に懐かしい。箱から出したらプーンと木と芯のにおいが漂って来て思わず「懐かしいにおいだーっ!!」と叫んでしまいましたf(^^;;。

で、その鉛筆をよくよく見てみるとなにやら書かれています。

ichitaro_2.jpg

しっかりと「一太郎25周年記念」と掘られているのですねぇ。これはどうすんべな。使うかなぁ。大事に取っておきべきか悩みます。

ちょっとだけ書いておきましょうか。僕と一太郎の関係を。一番最初に触ったのが会社で、一太郎4.3Dash だったかなぁ。NEC PC-98 版の MS-DOS 5.0 上で動作していたヤツです。「ダッシ」ってつまりは 「’」が付いたヤツなんですが、これって NotePC 版だったけかなぁ?後はロータス「1,2,3」。データベースは「カード3」だったか?そんな時代だったのであります。

で、その頃僕のデスクトップ環境のメインは EWS4800 だったのですが、Windows3.1 の時代が押し寄せるわけです。この時は「一太郎Ver.5」で、この後確か、僕の記憶が確かならば Windwos アプリになってひたすら重く、でかくなっていくのでありました。

筆者は更にデスクトップ環境もひっくるめて UNIX (EWS4800、SunOS、FreeBSDなど) にどっぷりと浸かっていくことになるのですが、時代は随分と過ぎ去って、MacOSX を使い始めるようになって ATOK を使うようになるわけですが、随分と久しぶりに JUSTSYSTEM の製品を利用することになるのでありました。

それにしても今回はありがとうございました。Twitter のキャンペーンで何か当たったの、初めてでかぁなり嬉しいのであります;-)。

11月 032010
 

さて。「CPU コレクション」は今回で 17 回目。ここからはいよいよ P6 アーキテクチャに入ります。ここまで長かった;-)。

と、言うことで Intel PentiumPto の登場です。

Intel がこの CPU を発売した時、自分は何を利用していたのかな?とか思ったのですが、あぁ。Socket7 使ってたな。Cyrix MII-300GP。これ、中々速かったので十分満足していた;-)。

PentiumPro_1.jpg

ずっしりと重くて横に長くてそして大きくて。P6 アーキテクチャと言うのは随分と大きいのだなぁ。と言うのがその実感でした。

この CPU は当日勤めていた会社の PC を廃棄するときのタイミングでもらってきたので、僕自身としては会社で利用していた。と言う感じでしょうか。

こちらが CPU の裏側です。

PentiumPro_2.jpg

表側の写真は横に撮っておりますが、裏側は縦に撮っております。それにしても、手元に CPU があって、じっくり眺めることができると「おやまぁ。」などと気がつく点が多いのですが、この PentiumPro っちゅー CPU はピンの並び方均等ではないのですね。写真で見ると上半分のほうがピンの密度が濃い。へー。面白いねぇ。などなるのでありました。

この CPU はアキバを俳諧しているとジャンク屋さんに時々「非売品」とか付いていてショーケースに並んでいたりします。この辺りの CPU だと皆さんまだ記憶に新しい人も多いのではないでしょうかねぇ;-)。

10月 272010
 

さてさて。最近ネタが一段落して来たので、CPU コレクションが連発になります。今回で第16回目ですね。Intel i486 系、本当に最後の CPU です。

今回登場するのは i486DX2 の「オーバードライブプロセッサ」になります。まずは写真を。

i486DX-ODP_1.jpg

さてさて。後にも先にも、CPU にヒートシンクが default で付いている CPU は、僕が持っている中でこれだけになります。

それくらい貴重かなぁ。などと勝手に思ってしまったわけなんですけども。僕的にはこっちを先に手に入れたのですが、よくよく探してみると前回書いた i486XS の「オーバードライブプロセッサ」もあるみたいなので、そちらを後から手に入れた。と言う感じなのでありました;-)。

こちらは CPU の裏側になります。

i486DX-ODP_2.jpg

基本的には i486 系なのでどれも似たような感じてあまり面白みはないですかねぇf(^^;;。

これで、僕の手持ちの i486、i586 な CPU は全てになります。ここまでで 16 エントリーになりました。CPU の個体的には 20 個位持っている感じですが;-)。

でもって次回からはいよいよ i686 系 CPU になっていきます。ただ、Socket370 に行くまでまだ随分と先になるかと思いますが、皆さんお楽しみにー;-)。

10月 192010
 

さて。CPU コレクションの第15回目です。そろそろ違うアーキテクチャに行くのかぁ?とか思いきや、もう少し i486 続いてしまうのであります。どうも済みません。

今回は i486 の「オーバードライブプロセッサ」の登場です。これもまぁ、 i486 なのですが、今回登場するのは i486SX の OverDrive プロセッサです。クロックは 20MHz 明らかに i486DX4 よりも遅いと思うのですけどもね。

i486SX-ODP_1.jpg

この辺りの CPU を使った事のある人は多分、コテコテの PC マニアなんでしょうナァ。僕は P54 から PC をいじりだしたので実は良く分かっていません。フツーの i486SX よりも 「オーバードライブプロセッサ」のほうが速いのだろうなぁ。などと、漠然と思っているだけです。

こちらが裏側。

i486SX-ODP_2.jpg

そー言えば、こないだ、アキバに行ったとき、Intel の “神様” が「『オーパドライブ』って付く CPU はハズレが多いですね。」みたいなこと行っていましたが、それはこの CPU のことをある意味さしているんでしょうなぁ。

ふふふ。僕、持っているもんねー。みたいな。使ったこと無いんだけど;-P。

10月 152010
 

前回のエントリーで「ThinkPad X100e がサスペンド/レジュームしない。」って書いたんだけど、FreeBSD/amd64 8.1-STABLE 自体はもうバリバリサスペンド/レジュームします。ただ、X の画面がエラー吐いてちぃとも復活しない。って感じなのであります。

ati ドライバ(の radeon)や radeonhd を試したり、後 vesa も試しました。 vesa の場合はレジューム後に X の画面が戻ってきて X が使える場合もあります。ただ、サイズが 1024×768 なのとレジューム後に利用はできるのだけどログを吐きまくっている状態なので使い続けるのはどうかな。などと思うのでありました。

こうなったら xf86-video-ati の radeon ドライバでバグが治ってくれるのを待つばかりですが、せっかくなので、絶えず最新版が利用できるような環境を用意しておこうなどと思ったのであります。

http://cgit.freedesktop.org/xorg/driver/xf86-video-ati/

この辺りを見ていると、コツコツと更新はされているようです。で、snapshot は “master” と言う文字列が付加されて公開されているようなので、それ用の ports を作ってみました。以下に転がしておきます。

結構トリッキーなのでコミットはしません。また、もし利用するのであれば ports に詳しい人限定です;-)。
後、 automake-1.11.1 が必要です。利用する場合には portupgrade して automake のバージョンを上げてください。

http://www.icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-xf86-video-ati-master.tgz

このファイルをダウンロードしたら /usr/ports/x11-drivers/ 辺りに展開します。 そーすると xf86-video-ati-master/ と言うディレクトリができたかと思います。

ちなみに ports の雛形は x11-drivers/xf86-video-radeonhd-devel を参考にさせてもらっています。nork さんありがとー;-)。

# cd /usr/ports/x11-drivers
# tar xvzfp ~/ports-xf86-video-ati-master.tgz
# cd xf86-video-ati-master
# rm /usr/ports/distfiles/xorg/driver/xf86-video-ati-master.tar.bz2
# make NO_CHECKSUM=yes configure
# cat patch-man_Makefile | patch
# make NO_CHECKSUM=yes install

 
こんな感じですかねー。man がインストールできないので patch-man_Makefile を実行しますが、ports の Makefile で吸収することができませんでした。ダサくてすみません・・。

後、絶えず最新版の xf86-video-ati-master.tar.bz2 を取ってくるので make NO_CHECKSUM=yes します。 distinfo はオマケみたいなものですが、 xf86-video-ati-master.tar.bz2 がダウンロードできない時は distinfo の SIZE を書き換える必要があるかもしれません。

一回インストールしている場合は make deinstall してから make reinstall になると思います。

 
ThinkPad X100e のグラフィックスチップは RADEON HD 3200 の RS780M になります。フツーであれば x11-drivers/xf86-video-radeonhd を利用するのですが、最近の ATI ドライバには radeon ドライバが吸収されていてこっちのほうが進んでいるようです。

xf86-video-ati の ports は 6.13.0 なんですが、上記 URL が示すとおり最新版は 6.13.2 になります。 x11-drivers/xf86-video-ati の Makefile の PORTVERSION= を 6.13.2 にして make NO_CHECKSUM=yes install って手もあります。この場合 xorg.conf のドライバは Driver “radeon” にすると良いです。

で、xf86-video-ati のドライバを使うと何が良いか?と言うことなのですが、僕は持ってませんが DH5000 番台のグラフィックカードが利用できるみたいなんですね。

最新の ATI のグラフィックスチップを利用している人は xf86-video-ati の 6.13.2 もしくは開発中版の master を利用して、トライしてみるのもひとつの手かと思います。

ちなみに ThinkPad X100e の RADEON HD 3200 は前のエントリでも書きましたが、レジューム後に以下のメッセージが出力されて、利用できなくなります。

info: [drm] wait idle failed status : 0xA0003030 0x00000003

 
この文字列で gogo ってみると以下の URL が出てくるので、問題点については認識されていると思うので、早く改修されて、まずは master 版で提供されないかなー。

https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/xserver-xorg-video-ati/+bug/608665

などと思っているのでありすます。

これからは一週間に一度位の割合で xf86-video-ati を更新するのであります;-)。

あ。もっと美しい ports を書いてくれる方、絶賛募集中;-)。