久しぶりに「CPU コレクション」ではないネタですねぇ;-)。
IPv4 の中央在庫が枯渇した。と言うのはあちこちで騒がれているのであります。うちのネットワークは既に随分前から IPv4/IPv6 のデュアルスタクなので、特に気にはしていないのであります。
でもって IPv6 の機器、と言うか、サーバや PC などがたくさんあるので自宅で MRTG などを取得しているのですが、MRTG の取得の際にも IPv6 を利用しているのであります。mrtg.cfg の上のほうに以下の行を追加すれば、Target のホスト情報に FQDN を記述していた場合、FQDN で IPv6 があれば mrtg は IPv6 でアクセスするのであります。
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しかし、あれですな。FreeBSD の ports-current を追いかけていた場合、ある日突然 mrtg は IPv6 で動作しなくなるんですな・・。orz。最新の ports を利用すると以下のメッセージを出力する。
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でもって EnableIPv6: yes をコメントアウトして実行すると無事に動作する。これは明らかに mrtg の IPv6 回りに問題があるということですね・・。
そもそも、mrtg を ports からインストールすると以下の ports が関連性によりインストールされます。あ。make config は WITH_IPV6=true、WITH_SNMP=true です。
mrtg-2.17.0,1
p5-SNMP_Session-1.13
p5-IO-Socket-INET6-2.65
p5-Socket6-0.23
p5-Net-SNMP-6.0.1
この内、バージョンアップして、その後の動作が「怪しいなぁ。」と思うのは p5-Net-SNMP-6.0.1 です。しょーがないのでこの ports の Makefile を編集してバージョンを 5.2.0 に書き換えてから make NO_CHECKSUM=yes install でインストールしなおします。
するとな。mrtg コマンドを実行するとエラーメッセージが変わるのであります。今度出力されたのは以下のメッセージ。
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ちょっと長いので折り返してありますが、上記のようなメッセージが出力される。んだば unpack_sockaddr_in6 ちゅーのはどこにあるの?と探してみると、どうやら p5-Socket6-0.23 でインストールされる Socket6.pm の中にある。ふむー。 SNMP_Session.pm からは Socket6.pm がみえてなくて、なので「unpack_sockaddr_in6 が無い。」と言われているんだね。
と、言うことで、/usr/local/lib/perl5/site_perl/5.10.1/SNMP_Session.pm を手で変更することに決定・・。
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の部分を以下のように改修します。
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そして更に SNMP_Session.pm の全ての unpack_sockaddr_in6 の部分の頭に “&Socket6::” を追加します。
さて。今度はどうだっ!!?? mrtg を実行すると、おぉっ!! 無事に動作するのでありました。
以上が ports-current で portupgrade -arR した時に IPv6 で動作しなくなった mrtg への対応策です。 MRTG を IPv6 で取得している人はまだまだ少ないとは思いますが、もし IPv6 で MRTG を取得する人がいましたら、上記のようにするのが良いかと思われます。