iCal 形式でデータを管理するサーバが欲しいと思っていたのであります。以前のエントリで「Thunderbird+Lightning の日本語化。」ってのを書いたのだけど、クライアント環境はバッチリです。
今回はサーバ側。google にデータやメールを預けるのは好きではないので自分で何とかしたい。と思ったのであります。
と、言うことで iCal サーバに成り得るものを ports からインストールします。DAViCal をインストールしてみましょう。 ports 的には www/davical になります。make install したら環境が整いました。ランラン。なんて簡単には行かないのがこの ports の恐ろしいことろです・・。orz。
まず、DAViCal は www/apache22 と database/postgresql-server を関連性でインストールしてくれないので自分でインストールする必要があります。後、php5 はどうだろ?関連性でインストールしてくれるかな?最初から入っていたのでいまいち良く解りませんでしたが・・。
僕の場合、apache は自分で make install するのを趣味としているのですが、DACiCal は mod_dav を利用するみたいなので、ports からインストールしました。
それにしてももう少しきちっとした ports を作ってくれても良いのになぁ・・。
最初から問題点を書いてしまいましょう。FreeBSD の ports から DAViCal をインストールした場合、日本語が表示できません。インストールされないんだもの・・。orz。以下は www/davical のインストール方法です。
あ。パッチを一個書いたのでインストールの前にパッチを取ってきてください。以下の URL にあります。
http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/patch-rebuild-translations.sh
では、インストール作業の開始です。なお、必要であれば事前に devel/pear-PhpDocumentor をインストールしておくと良いかもしれませんが、直接的には必要ありません。
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FreeBSD の ports は外人さんが作ったんでしょうな。ロケールのことなんざまぁるで意識してないのでインストールさえしてくれない・・。ヒサンな状況ですな。上記のパッチとコマンド投入位の作業なら ports の Makefile でいくらでも吸収できるはずです。困ったモノだ・・。orz。
ちゅーこってこれで make された po ファイルがインストールされました。今度は DAViCal で日本語を表示できるように設定しましょう。
DAViCal の設定ファイルは、ports からインストールすると /usr/local/www/davical/config/config.php になります。以下のように記述します。
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追加した行は $c->default_locale と $c->locale_path です。LANG は UTF-8 にしました。後、locale ディレクトリのパスを指定します。
これで URL にアクセスして、個人設定に 日本語 を指定すると日本語のメッセージを表示してくれるようになります。良かったです。
せっかくなので DAViCal のはまり道をもう一個だけ書いておきます。
僕は perl の CGI は得意なんだけど、php はからきしダメです。php.ini の設定なんざちぃーとも解らないのであります・・f(^^;;。
include_path には設定する必要があります。以下のように。これを書かないと DAViCal は動いてくれません。
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長いので折り返してありますが、一行で書くと良いでしょう。
と、言うことで 動かす前の段階で随分と時間が掛かりました。 php と postgresql って、僕、苦手なのよねぇ・・。でもってせっかく動作するようになったかと思うと、今度は日本語表示してくれないし・・。
と、言うことで、www/davical の ports を更新してくれる方、絶賛募集中なのであります;-)。
あ。最後にですが、DAViCal の設定については細かく書いていません。ウェブで探せばたくさん出てくるでねぇ。なので、FreeBSD 的はまり道を書いたのであります。