4月 122008
 

いよいよ MacOSX 用の Adobe Photoshop Elements 6 が出たと言うのでほすぃー。と思っていたのだけど・・。
Adobe のホームページから MacOSX のお試し版もダウンロードできるようになったので早速ダウンロードしてみたのだけど・・。

僕の MacOSX にはインストールできないことが発覚。ぬあにーーーっ!!って感じなんだけどっ!!

僕の MacOSX には 10.5 が入っているのだけど、インストールする時にファイルシステムに HFS+ の大文字小文字を別扱いするモードを選択したのね。だってそのほうが UFS に近いし、「おっ。Apple も中々すばらしいファイルシステム持っているじゃん。」とか思ったわけよ。

しかし、Adobe のアプリケーションてそー言うファイルシステムにはインストールできないみたい。もーダメダメじゃん。

ここを参照

でもって、僕は外付けの HDD も持っているのでそこにインストールできても良さそうなものなのにそれさえも出来ないのよ。Adobe の製品は・・。はぁ・・。

しっかりと Microsoft に犯されつつあるのねぇ。Adobe は。と思いつつ利用を断念したのでした。

4月 082008
 

EeePC で FreeBSD を使う。の第三回目。前回は FreeBSD の利用をあきらめ WindowsXP な PC に成り下がった。と書きましたが、そもそも FreeBSD 環境は USB 接続の 2.5 インチ HDD に入っているのでいつでも色々なことができるのです。

今回は、無線 LAN カード ath0 が status: associated になったのでちょっと書きます;-)。

「ほんとに FreeBSD の利用をあきらめるのか?」とか思い、google を探していたら ath_hal を交換すれば動作するよん。と言うのを発見。実際に試してみた。

詳しくは以下の URL を参照してくだされ。

http://nighthack.org/wiki/EeeBSD
http://snapshots.madwifi.org/special/

ここを参考にしてアーカイブを持ってきます。僕が持ってきたのは全部で三つ。その内以下のファイルではなかなかよろしい感じがする;-)。

madwifi-ng-r2756+ar5007.tar.gz
madwifi-nr-r3366+ar5007.tar.gz

このアーカイブを展開したら以下のようにします。hal ディレクトリを ath として利用すると言うことですね。

# cd /usr/src/sys/contrib/dev
# tar xvzfp ~/madwifi-nr-r3366+ar5007.tar.gz
# mv ath ath.ORG
# ln -s madwifi-nr-r3366+ar5007/hal ath

 
この後、GENERIC カーネルを利用しているのであればカーネルを作り替え、カーネルモジュールであれば modules/ath・modules/ath_hal・modules/ath_rate_sample を作り替えます。

以上で準備万端。あ。カーネルモジュールには wlan_scan_sta.ko をロードしておいたほうが良いでしょう。

リブートしたマシンでは以下のメッセージがでなくなります。

ath0: unable to attach hardware; HAL status 13

 
おーー。ぱちぱちぱち。でもって一番最初に書いたとおり ifconfig ath0 すれば status: associated となり、ifconfig ath0 scan すると AP を見つけてくれるようになります。おーーーっ!!。

これで無線 LAN カードはなんとか復活かーーっ!!と思いきや・・。

悲しいかな。僕の自宅でまともに動作しませんでした。まぁ、自宅の AP の設定が複雑であると言うのもあるかも知れませんが、ネットワークに接続できない原因までは特定できませんでした。まぁ、疲れ果てた。と言うのが正解ですが・・。

しかし、ra で IPv6 が付いたりたるんだけど ping・ping6 が通らない状態だったりするし・・。

と、言うことで何か希望が持てた上記の作業なのでした;-)。

つづく。かな?

4月 052008
 

先日買った EeePC だが、結局 FreeBSD での利用を断念した。WindowsXP 専用機として「キッチンのコンピュータ」になった・・。

本来、サーバとして利用しようと思っていたのだが、7-STABLE をインストールしても、オンボード NIC が使えない。無線 LAN カードである ath0 が使えない。と言うことでネットワークが全滅状態ではどうしようも無い。

一応、EeePC 購入時に aue0 な USB NIC を買ったのだけど、どうも美しくない。速度も出ないし・・。

後、USB 接続な HDD もしくは SDHC 16GB では遅すぎる(ストレスが溜まりすぎる)と言うのも断念するきっかけにはなっている。ウェブを見ているとマザーボードに半田で CF スロットを付けているのを見かけるけど、僕だったら IDE リボンを接続するけどなぁ。まぁ、そんな腕が無いのでどうしようも無いのだけど・・。

と、言うことで NIC が動かない現在の FreeBSD ではちょっと無理っぽいと言うのが結論。今はメモリ 2GB、SDHC 16GB を搭載し、外部ディスプレーと USB キーボード・マウスを接続してすっかり Windows が動いています。はぁ・・。

どちらかの NIC が FreeBSD で動作するようになったら再度トライしてみたいと思います。

あーうー。どなたか、2.5 インチの IDE リボンを IDE バスから引っ張りだす改造してください・・。

あ。そーそー。最後に一点。
無線 LAN カードは miniPCI Express スロットに接続されているので、ばらして ath0 なカードを抜いて別のカードを差し込もうかと思ったのだけど、今の所、miniPCI Express の無線 LAN カードって Intel のヤツしか無いみたいね。wpi とか /usr/src/sys/contrib/dev 配下のドライバでなんとか動く状態だったりするのねぇ・・。

3月 272008
 

今まで使っていた CASIO MPC-206 がいよいよ壊れたので新しく NotePC を新調する必要が出てきたので、一番安い NotePC である EeePC を購入した。

何はなくとも FreeBSD を動作させる必要があるのでずが、このネタはのその足跡を書き留めてみたいと思います。きっとシリーズになることでしょう。

今回はその第一回目;-)。

SSD が 4GB しか無いのでそこに WindowsXP が入っているけど、今回はそれについては手つかずの状態にしておいた。これとは別に SO-DIMM 2GB と SDHC 16GB を購入。メインはこっちを利用する予定。メモリが 2GB もあるので SWAP も必要ないでしょ。状態に;-)。

さて、FreeBSD は USB 接続された 2.5 インチの HDD にインストール。インストールメディアは USB 接続の DVD-ROM から行ったのだけど、FreeBSD のインストーラが CD を認識してくれなかったので 2.5 インチ HDD と DVD-ROM を他の PC に接続して FreeBSD 7.0-RELEASE をインストールして、インストール後に EeePC に接続してから ESC キーで USB HDD を指定してブートした。

つまり 2.5 インチ HDD への FreeBSD のインストールは他の PC で行い、その HDD を EeePC に接続した。と言うことですね。早くも挫折感が漂っているのですけど・・。

FreeBSD 7.0-RELEASE は無事に起動しました。が、しかしっ!! NIC が全然使えません。10/100BASE NIC と ath0 な a/b/g 無線 NIC が利用できないのです。10/100BASE NIC は NetBSD では動くみたいですが、 FreeBSD ではダメなのは事前調査で分かっていました。 ath0 が動かないのはまいったちゃん。けど、まぁ、ダメだろうとは思っていたので USB NIC を接続しました。現在は aue0 が接続されています。

さて、以下に情報を付けておきます。

dmesg
pciconf -lv
sysctl -a

GENERIC カーネルの情報ですが、サウンドカードは snd_hda.ko をロードしました。しかし、本当に音が出るかは試していません。あ、言い忘れましたが、この PC はサーバ用途で利用する予定なので X を起動する予定はありません。音も鳴らす予定もありません。

pcm0: [ITHREAD]
pcm0: <HDA Codec: Realtek (Unknown)>
pcm0: <HDA Driver Revision: 20071129_0050>

 
Codec: Realtek (Unknown) となっているので音がちゃんと出るのかが不安ですが・・。

後、ath0 ですが、pciconf -lv を満て頂ければどんなカードか解るかと思いますが、こいつは以下のようになりやはり動きません。

ath0: unable to attach hardware; HAL status 13

 
これは、/usr/src/sys/contrib/dev/ath/ah.h に書いてあるのですが、「Hardware revision not supported」だそうなので、まだ動く気配がなさそうです・・。

と、言うことで当分は USB NIC のお世話になる必要がありそうです・・。

さてと、今回のネタはここまで。これから少しずつ格闘していきたいと思います。今はまだ 2.5 インチ HDD(この HDD の容量は 20GB) にインストールしているのですが、もう少し落ち着いたら 16GB の SDHC で試してみたいと思います。

つづく。

あ。最後に。キーボードですが、キータッチ・大きさは MPC-206 と一緒です。DEL キーの場所がちょっと違いますけど、ASUS はMPC-206 のキーボードをパクってビクターの PC を作ったのですが、今回はさらにそのキーボードを使い回ししているようですね。さすがは ASUS;-)。

ちなみに壊れた MPC-206 のキーボード使おうかな。とか思ったのだけど、MPC-206 にはマウスのポインタがあるので再利用できないとこを発見;-|。

2月 292008
 

iPod Touch のファームウェアが Ver.1.1.3 から Ver.1.1.4 になったのだけど、今回はそれほど騒がれていないですねぇ。1.1.1->1.1.2 や 1.1.2->1.1.3 では JailBreak に関連するから大々的に騒がれたのですかねぇ・・。

僕はもう JailBreak はしていないので簡単にバージョンを上げてしまいましたけど;-)。

ちなみに 1.1.4 でどこが変わったのか、全然解らないのだけど、一点だけ気になったところが・・。

例えば Safari の URL に文字を打つのだけど、iPod Touch には矢印キーが無いので入力した文字の途中に文字を入れたい時は全部 DEL キーで消さなければならなかったので非常におっくうだったのだけど・・。

それが、文字を打つところで長押しタップしていると虫眼鏡が出てきて自分の好きなところにカーソルを持っていけるようになった。これはフォーム入力の input タグでも有効になり非常に幸せな気分になれます。

さすがは Apple。矢印キーなどと言う不要なキーは利用しないわけですね;-)。

と、言うことで、この機能は Ver.1.1.4 から入ったのかしら?それとも、もう随分前から機能は積んでいて、僕が気づかなかっただけかなぁ?

どっち?誰か教えてください。

2月 192008
 

WindowsXP に VMWare Player をインストールして、その上で FreeBSD を動作させている環境がある。 VMWare 経由で FreeBSD を利用するので USB とか使えないドライバが多いのでちょっと困ってしまう。が、まぁ、それはそれで仕方のない場合も多々有る分けで・・。

そんな感じで VMWare 上で FreeBSD をデスクトップとして利用している所なのだけど、あるタイミングからマウスの真中ボタンでペーストができなくなってしまった。xorg を利用している場合、左ダブルクリックでコピー、真中ボタンでペーストなのだけど、真中ボタンをクリックすると VMWare を押し退けて IE と言うか、ファイルマネージャが前面に出てきて非常にウザい・・。

色々調査してみると、Microsoft Officce2003 をインストールするとそうなるようだ。でもって、Office Update すると余計なものを一個インストールしてくれる。

タスクマネージャで見てみると「Netropa Hot Key」言うヤツがまさしくそれだ。これは実は MMKeybd.exe と言うのが起動していて、マウスの真中ボタンで IE と言うかファイルマネージャを起動してしまうのである。 X を使っている人に取っては非常にウザい代物であることについては間違いが無い。

早速削除してしまうのが良いが、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から削除可能だ。ただし、Office2003 の Update がでるたんびにインストールされるので気を付けよう。

2月 182008
 

今、fon は LiveDoor と提携したのでバーゲンセールをやっている。

http://www.tsukumo.co.jp/fon/

IEEE802.11g/b の無線 AP が 1,000yen で買えるのでこれは買わない手はありません。僕は結局二個買いました。一個は自宅で、もう一個は移動時に iPod Touch のために使うことにしました。

本当は PCI GW-MF54G2 を買おうとしたのだけど流通していないし、売っていたとしても定価(6,980yen)でしか売っていないのでやめました。

と、言うことで fon の利用方法ですが、まず、何はともあれユーザ登録します。そうするとその時のユーザ ID とパスワードで他の人が設置した fon を利用することができるようになります。

さて、FON ソーシャルルーター La Fonera (ラ・フォネラ) ですが、僕は DHCP が動作しているネットワークに接続しました。そこで解ったことですが、

・FON_ で始まる SSID はみんなで利用できる 192.168.182.0/24 のネットワーク
・MyPlace で始まる SSID は自宅用のネットワークで 192.168.10.0/24 のネットワーク

と、言う、二つのネットワークが現れます。default Gateway は多分 DHCP で所得したアドレスになります。ただ、これは僕の家の場合だけかも知れませんけど。

なので、FON 自体は二つのネットワークをルーティングしていると言うことになりそうですね。それで自宅で利用する側の MyPlace 側はセキュリティが保たれている。

ちなみに FON_ で始まるネットワークはウェブ認証です。MyPlace で始まるネットワークは機器の裏にあるシリアル番号を WPA キーとして入力することによりログインできます。

さてと。これで僕は旅の時は FON と iPod Touch を持っていけばいつでもどこでもネットワークに接続できる環境ができるようになりました;-)。

ちなみに 1,000yen セールは 4/6 までです。

2月 122008
 

以前にちろっと書いたんだけど、実際に Leopard 上で KDE4 を起動してみた。

http://ranger.users.finkproject.org/kde/index.php/Home

を見てみると、バイナリがダウンロードできるみたいなのでダウンロードしてみたんだけど、どうやらバイナリじゃないみたい。ダウンロードしたファイルの拡張子は torrent と言う形式になっていた。

torrent と言う拡張子でググってみると BitTorrent と言う P2P ソフトが存在するみたいです。KDE4 の、多分 MacOSX 用のバイナリは BitTorren のクライアントソフトを利用してダウンロードする仕組みになっているみたい。

なので、次のステップとしては MacOSX 用の BitTorren のクライアントソフトを探す必要があります。Transmission と言うのがあったのでそれをダウンロードしてきます。以下の URL 辺りにあります。

http://www.transmissionbt.com/

ダウンロードしたら起動します。まぁ、設定は自分の好きにしてください。

その後、KDE4 のサイトから拾って来た .torrent と言う拡張子のファイルを DnD で Transmission に置いてあげると早速バイナリのダウンロードを開始してくれます。

ダウンロード後は KDE4 の必要なものをインストールして完成。/opt/KDE4 辺りにインストールが終ります。

その後は、上の Projects/KDE on Mac OS X のウェブページの Running_Apps の所を参照して環境変数を設定した後に konqueror などを起動すれば良いでしょう。

ちなみに起動した図はこんな感じ。どうもいまいち完成度は高くないような気がします。が、僕もまだ KDE4 は FreeBSD でも使ったことが無いので何とも言えないのてすけど・・。



一応、konsole と konqueror を起動してみました。日本語も無事に表示してくれているのがまぁ、嬉しい所でしょうか。

安定感ですが、怪しいですねぇ・・(^^;;。knotify4 はぼこぼこ落ちるし、kded4 も時々落ちることがあるし・・。

後、フォントの指定はいまいち解らないですね。コントロールセンターでするのかなぁ?なんせ、今の所、コンソールから open コマンドで起動するので他にどんなプログラムがあるのかいまいち解らないと言う感じでしょうか。

もう少し使い込んでみたい所ではあるのですが・・。

2月 042008
 

NotePC で KDE3 を使っていて、Firefox を利用すると、メニューバーのフォントや Submit ボタンのフォントがでかすぎて全然美しくない。

なぜ、NotePC 上でかと言うと、デスクトップで KDE3+Firefox の場合だと、画面が広いので普段から大きなフォントを使っているので気にならないんだけど、NotePC の場合、画面が狭いのでついついコンテンツを表示するフォントを小さくしてしまう。

そーなるともー、メニューバーのフォントの大きさがきになってしかたがない。なので小さく表示してくれるように設定することにした。Google で探したらそれなりに見付かったけどねぇ;-)。

設定に必要なファイルは二つ。~/.mozilla/firefox/乱数ディレクトリ/chrome/ の下に以下の二つのファイルを用意する必要があります。

・userChrome.css 主にメニューバー・ツールバーを設定するファイル
・userContent.css 主に Submit ボタンなどコンテンツ上の設定をするファイル

では早速設定を見て行くことにしましょう。まずは userChrome.css です。

@namespace url("http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul"); /* set default namespace to XUL */
* {
    font-size: 12px !important;
}

 
全てのメニューのフォントを 12 ピクセルにすると言う設定です。”*” が「全ての」と言う意味です。個別に toolbar とか urlbar とかも指定できますが、まぁ、良いでしょ「全て」で(^^;;。

また、普段は [表示]→[ツールバー]→[カスタマイズ] で表示される画面で自分好みのツールバーにカスタマイズすると思いますが、その設定もこのファイルに記述できます。ただ、ここには書きませんけど・・(^^;;。

このファイルを作成し firefox を再起動すると設定が有効になったかと思います。けど、Submit ボタンはまだまだ大きいままでかっちょ良くないんですよー。

なので、次に userContent.css を用意します。このファイルはコンテンツの中で firefox が制御する部分の設定を行います。

.searchbar-textbox {
    font-size: 12px !important;
}
input {
    line-height:1.0 !important;
    font-size: 12px !important;
}
select {
    line-height:1.0 !important;
    font-size: 12px !important;
}
textarea {
    line-height:1.0 !important;
    font-size: 12px !important;
}

 
まぁ、FORM 入力部分の表示の制御がメインになるかと思うのですが、select タグや textarea タグなどのフォントサイズが変更できたりします。Submit ボタンは INPUT タグなので input 項でそのサイズを指定してあげることになります。

さて、再度再起動してみましょう。これで十分にきれいで均等の取れた firefox になったでしょうか。

僕はなりました。めでたいことです;-)。

1月 302008
 

JailBreak をやめた iPod に「ソフトウェアアップグレード」したら SSH トンネルが使えないので imap4 を SSL 化する必要がでてきた。

と、言うことで自宅のサーバを imap4-SSL に対応にしてみた。

うちで動作しているサーバは FreeBSD の 6 系 STABLE で ports は 最新の ports-current を追いかけている。動作しているメール環境は sendmail+procmail と courier-imap。つまり、Maildir 形式を利用していることになります。

メールの送信はこの際やめておこう(つまり sendmail の SSL 化は止めておこうと言う意味です(^^;)。iPod Touch でもメールの送信が可能で SMTP サーバを設定する項目はあるのだけど、無線アクセスポイントを利用したときにメールを送信する可能性が有るのかと言えば、あんまりない・・。メールの送信は携帯でやることにしよう(^^;;。

と、言うことで imap4 サーバと pop3 サーバのみを SSL 化することにした。

さてと courier-imap を SSL 対応するのだけど、あまりにも簡単なので驚いた。sendmail+procmail で Maildir 形式に対応した後 ports から courier-imap をインストールするんだけど、courier-authlib と courier-authlib-base も合わせてインストールされます。

全部で以下がインストールされます。courier-imap ってどっかのバージョンで認証方法ががらっと変わったので設定方法も思いっきり変わりました。今回は courier-imap-4.3.0 についてです。

courier-authlib-0.60.2
courier-authlib-base-0.60.2
courier-imap-4.3.0,2

ふつーの imapd と pop3d は現在ではもう既に動いているのですが、インストールは ports を make install しただけで動き出します。すごいっ!! そして Maildir 形式にするには procmail もインストールして /usr/local/etc/procmailrc は以下のように一行だけ書く必要がるんだけど・・。

DEFAULT=$HOME/Maildir/

 
けど、そーすると sendmail.cf も procmail に対応する必要があるなぁ。/etc/mail/freebsd.mc に以下の行を追加して、/etc/mail で make を実行すれば新しい sendmail.cf と submit.cf ができますので、これで sendmail は MDA に procmail を利用して Maildir に配達てくれるようになるでしょう。

# procmail を利用するための設定
FEATURE(`local_procmail',`/usr/local/bin/procmail',`procmail -a $h -d $u')

 
make install したらすぐに使える courier-imap だけど imapd の設定は一ヶ所だけ直しました。Thunderbird を使っているとセッションが足りないとか言われるので同一 IP から受け付ける imap のセッション数を増やす必要があります。以下の設定にすれば大丈夫。

#MAXPERIP=4
MAXPERIP=20

 
続いて imap-SSL と pop3d の設定についてですが、こぉれもちょー簡単。結局なぁんもやること無く動き出してしまった。と、言うのは語弊があるんだけど /usr/local/etc/courier-imap/ の下の imapd.cnf と pop3d.cnf を書いてあげる必要があります。これは SSL の証明書を記述するファイルです。自分のサーバに合ったものに書き直してあげましょう。

二つのファイルが準備できたら後は以下のコマンドを実行します。

# cd /usr/local/share/courier-imap/
# ./mkimapdcert
# ./mkpop3dcert

 
上記コマンドを実行すると /usr/local/share/courier-imap/ 内に imapd.pem と pop3d.pem と言う証明書が作成されます。後は /usr/local/etc/rc.d/ にある courier-imap-imapd-ssl.sh と courier-imap-pop3d-ssl.sh を実行して起動するだけ。あ、当然、/etc/rc.conf は編集してね;-)。

iPod Touch で接続する前に、まず Thunderbird などで SSL 接続できるか、また、証明書の塩梅を確認してみるのが良いでしょう。非常に簡単に iPod Touch 対応の imap-SSL サーバができてしまいました;-)。

と、言うことで認証のことを書くのを忘れてしました(^^;;。courier-imap の認証部分は courier-authlib がやってくれています。僕はメールを受信するユーザを作成しているので認証は /etc/passwd でやることになります。認証の設定は /usr/local/etc/authlib/authdaemonrc でやるのですが、/etc/passwd で認証するのであればどこも変更する必要はありません。

ただ、/etc/passwd の方ではメールを受信するだけのユーザの場合は shell の設定は /sbin/nologin にしておいたほうが安心でしょう。後は /etc/mail/alias を上手に使うと言う感じですかねぇ。