7月 082011
 

なんとっ!! 自宅のネットワーク環境において、無線 LAN 環境のネットワークが二つできてしまい、SSID をネットワーク毎に切り替える必要性がでてきてしまいました。

Windows なんかの場合だと比較的容易にアクセスポイントを切り替えられるのだけど、 FreeBSD の場合は CUI がメインかなぁ。なので「なんか GUI ないかなぁ?」とか思い探しまわったら ports に net-mgmt/wifimgr というのがあったので早速インストールしてみました。

まぁ、QT ベースの KDE4 を利用している僕にとって、gtk ベースのアプリっちゅーのはどうもしっくりこないんだけどもそれはそれしょーがない。 QT ベースのものを利用したい場合には net/wpa_gui ちゅーのがあります。こっちは FreeBSD でインストールされている wpa_cui の GUI 版なんだけど、wpa_supplicant のバージョンがずいぶんと古い。でもって実際に起動してみてもたともに動作しているようにみえなかったんですね。

なので、今回は net-mgmt/wifimgr を利用しました。 ports からインストールして wifimgr と叩いて起動するだけです。コンパイルも早いですしね。非常に簡単。

起動する時に /etc/rc.conf の ifconfig_ をチェックして WPA と言う文字があった場合にのみ起動します。最初、ifconfig_wlan0=”DHCP ssid test” だけしか書いてない状態で wifimgr を起動したんだけど、動作しなくて・・。で、ソースコード見たら WPA って文字をチェックしているみたいだったので ifconfig_wlan0=”DHCP ssid test WPA” とか書いたら無事に起動しました;-)。

起動後は root のパスワードを聞かれ、そのあとで管理画面が表示されます。

スクリーンキャプチャを掲載しようと思ったのですが、表示されているのが SSID とかパスフレーズだったのでちょっとやめました。実際に自分で起動して確認してみてください;-)。

起動したあとは Windows 上でよく見る Wi-Fi マネージャとほぼ一緒です。まだあまり使い込んでないのですが、使い方も直感的で解りやすいです。

新しいアクセスポイントを利用するようにした場合、その設定情報は /etc/wpa_supplicant.conf にダイレクトに書き込まれます。そのあとで「保存と再起動」ボタンを押すと wpa_supplicant が再起動されて指定したアクセスポイントに接続されるようになります。すげーぞ。

以上が動作です。さてと。ソースコードを見てみると po ファイルがあるのでこらー日本語化は簡単だな。とか思い覗いてみると、今のところは英語とフランス語にのみ対応しているようですね。

まぁ、せっかくなので ja.po を書きました;-)。

日本語に対応した ports は以下にあるので良かったら皆さん試してみて頂けませんでしょうか。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-wifimgr-20110708.tgz

po ファイルの追加だけなら簡単だっんですけど、 src/Makefile にも手を加える必要があったので新しい ports にしてしまいました。

po ファイルだけは別に切りだしてあって以下の URL にあります。「日本語変だよ。」とか思われた方、改修して頂ければと思います。

http://icmpv6.org/Prog/ja.po/wifimgr-20110708.po

もし、問題がなければ作者さんにメールを送って、実際に ja.po ファイルをソースコードに取り込んでもらおうかなどと思っています。

と、言うことで、wifimgr と言う、GUI インターフェースが利用できる Wi-Fi マネージャなのでありました。ところで、ソースをちろっと眺めただけなんだけど、wlan が 0,1 と複数あったらどう言う動作するんだろうなぁ・・。