Proxy サーバ、何が一番良いのだろう?と、思い、まず、パッとひらめいたのが squid だったので、それを利用して Proxy サーバを構築してみた。ふむ。設定を施した後はちゃんと動作してキャッシュも溜まっていくねぇ。と言う感じだったのだけど・・。
ps で確認してみると squid は一個のプロセスでしか動作していない。でもってマルチスレッドにもなっていないので、ふと「これで同時にたくさんのアクセスがあった場合どうなるんだ?」とか思い調べてみると・・。あぁら。squid はファイルハンドラがボトルネックになって大規模な運用を行うのには向いてないのねぇ(そら、squid サーバを複数台立てれば大規模サイトの運用できるのは解るけど、全然現実的しゃないじゃん;-()。というのが発覚。
default で 1024 個のファイルハンドラしか無い状態で一個の接続に三つのファイルハンドラを利用するとなると同時に接続できるのは 300 個のクライアントじゃん。ダメだこら。と言うことで別の Proxy サーバを探し始めます。
続いてトライしたのが apache の 2.2.9 。まぁ、大規模環境において動けば良いのでねぇ。他にも色々あるみたいだけど、勝手知ったると言うか・・(^^;;。
Proxy サーバと、後、キャッシュサーバとしてのみ動作させるので要らない機能は落とします。configure 時のオプションはこんな感じ。–with-mpm=worker を付けたのでスレッドな httpd として動作します。
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さてと。インストールが終わっていよいよ設定ですが、今回は以下のようにします。
・192.168.1.200 で動作しているサーバの情報をキャッシュするための Proxy サーバを構築します。
・Proxy サーバに対して port:8080 でアクセスした場合はキャッシュしません。
・Proxy サーバに対して port:8081 でアクセスした場合はキャッシュして、その情報を利用するようにします。
オープン Proxy サーバとならないように 192.168.1.200 にのみアクセス可能なサーバとします。これでどこから接続があってもまるで利用できないものとなりますし;-)。
で、設定は大体こんな感じなのだけど、一番苦労した点が、port:8080 にアクセスした場合にキャッシュしないもしくはキャッシュ情報を利用しないで、port:8081にアクセスがあった場合はキャッシュを利用するもしくは新規に取ってきた情報をキャッシュするように動作する設定でした。
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Proxy ディレクティブはアクセス制限のためにしか書けないのねぇ。けっこう悲しい。僕的には <Proxy *:8080> の中に mod_cache の情報が書けるとすごーい嬉しいと思ったのだけど・・。
しょーがないので VirtualHost ディレクティブを記述して、そこで port をわけて、一個は CacheDisable、もう一個の 8081 では CacheEnable を記述すると言う、非常にややこしい設定となってしまいました。まぁ、それが apache の設定だぜぃ。と言われればその通りで、この設定をパッと思いついてしまう自分もすっかりと apache に染まっているのだなぁ(自慢か?;-P)と思ってしまうのだけど・・。
個別の設定については詳しい説明は書きませんので apache.orgのドキュメントを参照してください。
今回やりたかったのは、キャッシュを利用するポートとキャッシュを利用しないポートでサービスができる Proxy サーバが欲しかった。と言う感じでしょうか。