5月 272008
 

Athlon64 X2 で動作する PC と Core2Duo で動作する二台の PC を持っている。今回はこの二台で FreeBSD の make によるベンチマークを行ってみました。

まず対戦する相手の説明をば。

・FreeBSD/amd64 7-STABLE Athlon64 X2 4000+ 2.20GHz memory 4GB (dmesg)
・FreeBSD/i386 7-STABLE Core2Duo E4400 2.00GHz memory 2GB (dmesg)

ベンチマークは以下のコマンドを実行。SMP カーネルなのでどちらも -j2 しています。

1. /usr/bin/time make -j2 buildworld
2. /usr/bin/time make -j2 buildkernel KERNCONF=YOUR_KERNEL_HERE

さて、結果ですが・・。

1. の結果
・Athlon64 X2 4000+
3030.97 real 4522.13 user 614.92 sys

・Core2Duo E4400
2183.98 real 3144.26 user 354.30 sys

圧倒的な速さで Core2Duo が勝利を納めたように見受けられます。が・・。Athlon64 X2 のほうは FreeBSD/amd64 で WITH_LIB32=yes としているので、実質的に 64bit と 32bit のライブラリの両方を作成するため、まぁ、ある程度はしかたがないか。と言う感じでしょうか。

そうなると、64bit OS を使わずに 32bit OS 使えば良いじゃん。と言うことになるのですけど;-)。

2. の結果
Athlon64 X2 4000+
590.23 real 682.11 user 75.44 sys

Core2Duo E4400
707.93 real 729.90 user 74.88 sys

今度はカーネルの make であるため、特に足を引っ張る要素が無い Athlon64 X2 の勝ちです。これはどうしてだろう?カーネルコンフィグファイルもそんなに違いがないのだけど・・。純粋に CPU パワーの差が出た。と言うことかな?

後、dmesg を見てもらえば解ると思うけど、S-ATA コントローラが SATA300 に対応しているのが Core2Duo なマシン、Athlon64 X2 なマシンは SATA150 でしか無いので、ディスク I/O はフツーに考えるなら Core2Duo のほうが速いのだけど。

そもそも OS が違うのでこんなことやってもまるで意味が無いのか?f(^^;;。

まぁ、ちょうど両方のマシンで cvsup したのでタマタマ情報を採ってみただけなんですけど、結論を出せ。と言われると「一勝一敗だね。」って感じでしょうか・・。

ちなみに、最後に make installkernel の結果も採ってみたけど・・。

Athlon64 X2 4000+
9.73 real 6.24 user 1.34 sys

Core2Duo E4400
12.56 real 7.76 user 2.35 sys

これまた Athlon64 X2 の勝ちだ。SATA300 って速くない? ICH8 Serial ATA Storage Controller っW遅いの?

なんか、シメがいまいちで申しわけ有りませんでした・・。