12月 122009
 

8.0-RELEASE がリリースされたみたいなので、自宅の PC にインストールしてみました。色々新しいデバイスドライバが使えるみたい。ってのもあるんですけどね.

最近は MacOSX をメインで使うようになって本当に FreeBSD へのモチベーションは下がりつつあるのですが、けど、おっかけないと・・。感があるわけです。

とはいいつつ、普段利用しているデスクトップとかサーバにはまだまだインストールする勇気が無いので、今は「キッチンのパソコン」と利用している EeePC にインストールしてみました。以前にもこのブログに書いているのですが、久しぶりに引っ張り出してみました;-)。

で、EeePC に USB 経由で 2.5 インチ HDD をつけて、その HDD には 7.2-STABLE が入っているわけだけど、これを cvsup で 8.0-STABLE にしたわけです。

自分でカーネル config を作成して、make installkernel して、さてと 8.0-STABLE ブートだ。と思ったら・・。あんれまぁ。USB に接続した HDD からはブートしませんでした・・。

手元に 8.0-STABLE が動作している PC が他に無いのでなんとも言えないのですが、カーネルのブート時に USB デバイスを一切認識してくれない状態。カーネルロードモジュールでは usb.ko とか umass.ko をロードしているのだけど、ブート時には USB デバイスとかチップを一切認識しないので、USB に接続した 2.5 インチ HDD、/dev/da0s1a になるわけですが、これが見えない。

なので、vfs.root.mountfrom 以前の問題だぁ・・。

http://www.mail-archive.com/freebsd-stable@freebsd.org/msg105670.html

この辺りのスレッドを見ると USB 機器からブートしないぜい。ってのがあるんだけど、これ、僕の現象とはちょっと違うよなぁ・・。

どうして USB デバイスが一切認識されないのだろう・・。まだまだ格闘は続くのであります;-)。

1月 312009
 

前回のつづきです。いろいろ試してみました。

hald を起動した時の問題点ですが、まず、NotePC のタッチパッドの左ボタンでダブルクリック及びトリプルクリックができない件ですが、これはパナソニックの CF-W5 のみの問題であることが分かりました。 DELL の X1 では無事にタッチパットの左ボタンが特に問題なく利用できました。

続いて、キーボードの 「む」のキーにおいて、「}」や「]」が入力できなくて、「\」キーと同じバインドになってしまう。と言う件ですが、これは xmodmap で対応可能です。以下の設定を ~/.xmodmaprc とかに保存して xmpdmap で実行してあげればキーバインドは刻印通りに動作します。

! }]  key setting
keycode 51 = bracketright braceright

 
と、言うことで hald 経由でも特に問題無く動作することの確認が取れました。前にも書いた通り、PS2 のマウスとキーボードを利用している場合には hald を起動する必要はなく、 xorg.conf に AutoAddDevices を false にしてキーボードとマウスの設定を利用したほうが楽かもしれません。

PS2 (タッチパッドなど) は標準で使うけと、時々 USB マウスやキーボードを使いたい。と、言う場合には hald を起動したほうが良いと言うことでしょうなぁ。

ちなみに、hald 経由の場合だと、USB のマウスやキーボードを抜き差ししても全然問題なく動作します。ただ、PS/2 キーボードがある環境で USB キーボードを付けた場合、USB キーボードで文字入力はできますが、PS/2 キーボードでは入力を受け付けなくなります。まぁ、当然と言えば当然か。

けど、マウスは PS/2 と USB の両方のマウスが動作します。さすがは /dev/sysmouse って感じでしょうか。この時、ps で確認したら USB マウスを付けた段階で moused が起動しますねー。けど、マウスや X の動作には全然問題は無いので敢えてデーモンを kill することも無いでしょう;-)。

さてと。僕の環境では xorg-7.4 の設定はこれにて全てしゅーりょー。いやぁ。良かった良かった;-)。

1月 302009
 

FreeBSD の ports の最新をおっかけていると xorg が 7.3 から 7.4 になり、X が起動しねー。とか、マウスが動かねー。キーボードが 101 だぁー。などとあちこちで大騒ぎのようです。まぁ、僕もそーだったのですけどね。

けど、、なんとか動くようにしたのでありました。僕は会社のもひっくるめて、デスクトップ二台、NotePC で二台の計四台の PC で X11 が動作しています。

デスクトップの場合、PS/2 のマウスとキーボードを利用しているぶんには非常にラクチンで、Section “Files” から RgbPath を取り去った後に以下の設定を記述すれば大丈夫です。まぁ、Xorg -configure した後にできた xorg.conf.new を利用したほうが楽ですけどね。

Section "ServerFlags"
    Option “AllowEmptyInput” “off”
    Option “AutoAddDevices”  “false”
EndSection

 
この設定を入れると xorg.conf に記述したキーボードとマウスの設定が有効になります。その時、 moused は起動してはダメになります。なので、マウスの設定の所は Device において /dev/sysmouse ではなく /dev/psm0 を指定することになります。これでマウスがちゃんと動くようになりました。めでたしめでたし。

後、キーボードのほうですが、ServerFlags の所で二つのオプションを追加しているので xorg.conf の内容をそのまま引きずってくれるので jp106 とか ctrl:swapcaps の設定は有効になったままとなるでしょう。

とまぁ、PS/2 のマウスとキーボードのみを利用した環境であれば特に問題はないのですが、NotePC のように普段はタッチパッド(こっちはたいていの場合 PS/2 として認識される)を利用するけど、時々は USB マウスを接続して利用したい。と言う場合もあるわけです。

その場合、Section “InputDevice” の mouse の設定をいちいち /dev/psm0 から /dev/ums0 に書き換えて、X を再起動してからでないと利用できません。後、タッチパッドと USB マウスの同時利用と言うのもできなくなります。あれまー。不便ですねぇ・・。困りましたねぇ。

このような場合はやはり、hald を起動して PS/2 と USB のマウスを認識させるしか手は無いのであります。同時に利用したい人はまずはともあれ hald を起動して、moused を停止しましょう。なお、/etc/rc.conf において moused_enable=”NO” と記述していても USB マウスを接続したとたんに moused が起動してしまう場合がありますが、とりあえずは無視して起動状態としておいても大丈夫でしょう。

続いて xorg.conf の設定ですが、マウスとキーボードの認識を hald で行うようにしたので上に書かれている ServerFlags セレクションの設定二行を削除します。

そして、/usr/local/etc/hal/fdi/policy/10-keyboard-jp106.fdi と言うファイルを用意し、以下の記述をします。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<deviceinfo version="0.2">
    <device>
        <match key="info.capabilities" contains="input.keyboard">
           <merge key="input.x11_options.XkbRules" type="string">xorg</merge>
           <merge key="input.x11_options.XkbModel" type="string">jp106x</merge>
           <merge key="input.x11_options.XkbLayout" type="string">jp</merge>
           <merge key="input.x11_options.XkbOptions" type="string">ctrl:swapcaps</merge>
        </match>
    </device>
</deviceinfo>

 
まあ、書いている内容は xorg.conf に書いた内容を XML 形式にしただけ。と言う感じでしょぅか。

準備ができたら hald が動作していることを確認しつつ、しかし新規にファイルを設置したのでいったん停止して再起動しつつ、 X を再起動してみましょう。

これで無事に起動したでしょうか? そしたら、PS/2 マウスと USB マウスが、両方動くことを確認します。続いてログインし、キーボードが 106 になっていることを確認して、CAPS キーと Ctrl キーもちゃんと入れ替わっていることを確認します。

しかし、hald 経由でキーボードとマウスを認識させたら、問題点が二つあるみたいです。

一個は僕の NotePC 固有の問題かもしれませんが、タッチパッドに付いているマウスの左ボタンでトリプルクリックができなくなりました。一行まるまるコピーの場合にトリプルクリックを利用するのでけすけど、それができない。ついでにダブルクリックもできない・・。トホホ。ちなみに USB マウスでは正常に動作しています。

二個目の問題ですが、キーボード入力で “け” の右横のキーの入力が出来なくなりました。”かっことじ” と “mu” のキーが “へ” の右横の “\” のキーと一緒になってしまいました。これは xmodmap で直せるかなぁ・・。
ちなみにこの記事を書いているキーボードが、既に打てない状態となっていますf(^^;;。
もし、正常に動作しない場合は /var/log/Xorg.0.log を確認してみましょう。どう言う風に確認するのかと言えば・・。動かない。とコメントに書いてください(^^;;。

なお、今回の設定ではコンソールのとこは考慮していません。僕はコンソール画面においてはマウスを利用しない人なので、コンソールでのマウスの挙動は良く分からないのです。

けど、せっかくなので、PS/2 版の xorg.conf と hald 版の xorg.conf を以下に置いておきますね。

PS/2 マウス版 xorg.conf
hald 版 xorg.conf

なお、上のほうは moused が起動している必要があります。下のほうは moused は起動していなくとも良いが hald が起動している必要があります。hald が起動している場合はポリシーファイルが必要です。

つづく

9月 242008
 

秋葉を俳諧していたら、16GB の SDHC が 3,980yen で売っていた。「あぁ。ここまで値段が下がったんだな。」と言うことで、今まで EeePC には USB 接続で 2.5 インチの HDD を着けていたのだけど、16GB の SDHC にインストールすることを決意。今回は FreeBSD/i386 7.1-STABLE をインストールしたサーバの最終形をまとめてみたいと思います。

まずはインストールですが、USB 接続で CD-ROM ドライブを接続しますが、パーティションは、オンボードの 4GB の SSD が ad0 です。でもって USB 接続の SDHC ドライブに刺した今回の 16GB SDHC は da1 として認識されます。da0 は 500MB ほどあるのですが、これが何を指しているのか見当が付きません。

パーティションを切った後インストールが始まりますが、CD-ROM からはインストールできないので FTP インストールします。とは言いつつ、 7.1-BETA では ae0 も ath0 も認識してくれないので USB NIC である aue0 経由でインストールします。

インストール完了後、いよいよ SDHC からブートしますが、インストール時、da1 にインストールしたのですが、起動は da0 がどっかに行ってしまい /dev/da0s1a になるので ufs:da0s1a と指定した後、/etc/fstab を直します。これでブート完了。

インストール後のパーティションは大体こんな感じ。あ。僕の EeePC はメモリ 2GB 積んでいるので、今回は swap 領域は無し;-)。

Filesystem  1024-blocks    Used   Avail Capacity  Mounted on
/dev/da0s1a      988398   48664  860664     5%    /
devfs                 1       1       0   100%    /dev
/dev/da0s1f     7752798  675874 6456702     9%    /home
/dev/da0s1e     4954158 1131084 3426742    25%    /usr
/dev/da0s1d     1482638    2770 1361258     0%    /var
/dev/md3         126702   17856   98710    15%    /data 

 
/dev/md3 については後ほど詳細を記述します。

SDHC をパーティションとして使ってみた感想ですが「むちゃくちゃ遅い」って感じです。マルチタスク、マルチプロセスでアクセスした時にそれが現れます。けど、USB HDD を付けていないので見た目は美しいです。後、オンボードの SSD はそのままなので WindowsXP は残ったまま。と言うのもちょっと安心でしょうか(ハードウェアの動作確認的に)。

これで 7.1-BETA が動作し始めましたが、一応 /usr/src を最新の STABLE にします。そして、ae0 のパッチを適用し、カーネルを最新にしてリブートすると ae0 は利用可能状態になります。

後、ath0 についてですが、8-CURRENT では /usr/src/sys/contrib/dev/ath が更新され、hal が最新のものになりました。これで PCI-e の ath0 も動作するようになりました。早速試してみましたが、おぉ。何とか動きますね。ath0 を利用するためには以下のカーネルモジュールが必要です。僕は最近はほとんどをカーネルモジュールにしているのですけど。

wlan_load="YES"
wlan_wep_load="YES"
wlan_scan_ap_load="YES"
wlan_scan_sta_load="YES"
if_ath_load="YES"
ath_hal_load="YES"
ath_rate_load="YES"

 
で、利用してみた感想ですが、IPv4/IPv6 共に利用できます。ただ、しばらく使っていると通信断が頻繁に発生します。ifconfig で確認しても status: active なんだけど、通信できない。でもってメッセージも出力されないのでこれが頭痛い・・。瞬断なら良いのだけど、五分位平気で止まってしまう。けど、あるタイミングでは利用できる。と言う状態だったので結局 ath0 は使うの止めて、aue0 を利用している状態です・・。トホホ。

さてと。ここまでが主にハードウェアと FreeBSD の相性みたいな問題ですが、ここからはインストール先を SDHC にした場合のチューニングについてです。なんせ、遅いし、書き込み回数の上限があるドライブなので、極力アクセスを抑えたいのですね。

と、言うことでまずは syslog を他のサーバに転送しましょう。EeePC 側の /etc/syslog.conf は以下の感じです。

*.*     @192.168.1.21

 
全てを他のサーバへ。って感じ。後、/etc/newsyslog.conf ではログローテートを停止します。ログローテートされるファイルの部分をコメントアウトします。例えば sendmail.st、maillog などかなぁ。まぁ、そもそも、/etc/rc.conf に newsyslog_enable=”NO” と書いてしまいましたが;-)。

これでログの出力は止まりましたが、lastlog と wtmp は localhost に出力するようにしました。

後、syslog サーバですが、FreeBSD で構築すると随分難儀なのねぇ・・。syslog サーバ側の /etc/rc.conf は以下のように設定してログを受信するようにしました。IPv4 にか対応できていない設定がダサいんですけど、書き方解らない・・。なんややこしいんだっ!! -a だけにして残りは libwrap で制限させれば良いじゃねーかよっ!!とか思うんですけど・・。と、言うことでコミッタの方、修正していただけると嬉しいです;-P。

syslogd_enable="YES"
syslogd_flags="-a 192.168.1.0/24:*"

 
syslog サーバ側では -s オプションを消して、-a でアドレスを羅列する設定を記述するみたいです。IPv6 アドレスも書けるみたいですが、実際に書いてもダメだったので、設定方法の調査を諦めて、IPv4 で転送することにしました・・。

さて、これでサーバとしてもだいぶ完成してきました。しかし、更に SDHC へのアクセスを抑えたいのでメモリをファイルシステムと利用したくなってきました。調べてみると、FreeBSD では mdmfs(8) と言うのがあって簡単にメモリをファイルシステムとして利用できるみたいです。man mdmfs すると書いて有りますが、以下のコマンド一発でメモリをファイルシステムとして利用できます。

# mdmfs -s 128m md /data

 
実メモリの内、128MB を /data として利用します。ってコマンドですね。でもって、上の df -k コマンドの結果の一番下の /dev/md3 がその部分になります。/etc/fstab に書いておくと、起動時に勝手にファイルシステムを作ってくれて mount までしてくれるみたいです。すばらしいですねぇ;-)。/etc/fstab への記述方法は man mdmfs に書いて有ります。

と、言うことで、/data には madoka4 のログと、squid のキャッシュ・ログを置くことにしました。当然、起動時には /data/ の下は空っぽなので環境生成するスクリプトを書く必要がありますが。

さて、このサーバで起動しているものですが大体以下ですかねぇ。グローバル IPv4 付加されているので貴重な存在です。

・esecanna+vjed2.5 FreeBSD/amd64からのかな漢字変換サーバ
・dtcpc+dtcpc+rtadvd    IPv6 トンネルルータ
・named    自宅網内のネームサーバ
・squid     Proxy サーバ
・DarwinStreamingServer ブロードキャスター用 DSS

さてと。これでいよいよ 初代 EeePC をしまともな構成で投入できるようになりました。良かった良かった。後の問題は ath0 で、これが通信断が発生しないようになると aue0 が取れるのでもっと美しくなるのだけど・・。

それにしても、今となっては NetBook がシャバ中にあふれているので本当にこの NotePC を買って失敗した。と言うのが感想です。

けどもまぁ、無事にサーバとして動作してくれと本当に良かった。画面サイズがちっこいのもサーバとして利用するのであれば気にはならないですしねぇ。

9月 082008
 

EeePC で FreeBSD を動作させるトピックスの第六回目ですが、多分これでおしまいですねぇ。

と、言うのも FreeBSD.org の wiki で色々書かれているのと、後、701 の後継機が出たのと、他のメーカからも NetBook と呼ばれるものが沢山出てきたので、ここに書く意義もめっきり少なくなりました。

と、言うことで、今回は 100BASE-T の NIC が利用できるようになった。と、言う点を書いてみたいと思います。以下のページから if_ae のパッチを拾ってきて、cvsup で取得した 7-STABLE ソースに適用すれば OK です。

http://wiki.freebsd.org/AsusEee

今度は文句なしに動きました。ただ、MAC アドレスが時々 00:1f:ff:ff:ff:ff になってしまう場合があるのだけど、その場合は ifconfig ae0 ether 00:0d:0b:48:ef:52 とかいう風にコマンドを実行してあげれば良いだけです。

上記 wiki ではずっと「利用できるぜい。」って感じだったのだけど、僕のマシンは RJ45 を接続しても LinkuUP してくれなかったのですが、if_ae.diff.2008081800 のパッチからは無事に利用できるようになりました。ifconfig ae0 の結果は以下になります。

ae0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> metric 0 mtu 1500
     options=2018<VLAN_MTU,VLAN_HWTAGGING,WOL_MAGIC>
     ether 00:1f:c6:2f:2e:15
     inet6 fe80::21f:c6ff:fe2f:2e15%ae0 prefixlen 64 scopeid 0×1
     inet 6x.x3.2xx.xx netmask 0xffffff00 broadcast 255.255.255.0
     media: Ethernet autoselect (100baseTX )
     status: active 

 
しかし、問題も多くて、FTP で CD-ROM イメージをダウンロードするために負荷をかけると NIC の通信が止まったりしてしまうのはまだまだ改良の余地があるか。まぁ、USB NIC を一個接続する必要が無くなっただけでもヨシとすべきだろうとは思うけど・・。

後、ath0 はダメっぽいねぇ・・。hal を最新のものにしてもダメぽ。やはり PCI-e ってのは手ごわいねぇ・・。

と、言うことで多分 EeePC についてはこのネタで終了となることでしょう・・。いままでありがとうございました。

7月 022008
 

EeePC で FreeBSD を動作させよう。の第五回目ですかね。いやはや。このネタ続いていますが・・。

NIC のドライバは出たかなぁ?とか、定期的にウェブを探しているのですが、以下の URL を発見しました。今後はここを追いかければ大丈夫かなぁ。と言う感じです。

http://wiki.freebsd.org/AsusEee

ここを見ると、オンボードの NIC のドライバがいよいよできたみたいですね。if_ae.ko と言うドライバみたいです。

ath0 のほうは相変わらずですが、せっかくなので僕の EeePC は 7-STABLE から 8-CURRENT にしてみました。最新の NotePC は STABLE じゃダメだろう。と言う感じで。

で、8-CURRENT で ae0 と ath0 の両方を試してみましたが、どちらも動作しませんでした。

ae0 のほうは RJ45 ケーブルをさして HUB に接続しても双方でリンクアップしませんでした。もうダメダメ状態・・。

ath0 のほうは相変わらずの状態でこれまた全然ダメ・・。

と、言うことで相変わらず aue0 のお世話になっております。

後、上の URL を眺めていたら suspend/resume するようになったよ。っての見つけました。 acpi_asus.ko に色々手が入ったぜぃ。みたいな感じで。

僕はサーバ用途で利用することを想定しているのでサスペントやレジュームについてはあまり気にしていなかったのだけど、試しに acpiconf -s3 としてみたら確かに寝ますねぇ。でもって電源ボタンを押すとちゃんと復活しますねぇ。これは大変にすばらしい。

ただ、僕の EeePC は USB 経由で接続している 2.5 インチの HDD に FreeBSD が入っているし、後、NIC も USB 接続なのでサスペンド後の初期化が心配なために常用はできないかな。と、言う感じはします。

8-CURRENT に上げたことが良いことかはまだ解りませんが、ちょっとずつ色々動いて来ているな。と言う感じがします。

今だと 39,800yen で買えるし、後、他のベンダからは Atom 利用の PC も出てきているので「いまさら感」と言うのはあるのだけどねぇ・・。

まぁ、買ってしまったものはしかたがない。有効利用したいものです・・。トホホ。

6月 072008
 

一時は FreeBSD での利用を断念したんだけど、結局 WindowsXP で使うのもまた大変なので FreeBSD で自宅のサーバ兼ルータとして活躍してもらうことにした。

WindowsXP で「キッチンの PC」にしたのだけど、やはり 4GB の c:¥ では無理がありすぎる。SDHC に 16GB 用意してもどーもなぁ。と言う感じで・・。

しかし、FreeBSD で利用するにしても最新の 7-STABLE でも オンボードの NIC および無線 LAN は動作しないので aue0 な BUFFALO LUA2-TX の NIC を二個接続して aue0,aue1 として認識させてルータとして稼働している・・。絶対に負けだよなぁ・・。とか思いつつ・・。orz。

それにしても if_aue は man を見ると「12Mbps しか出ないよん。」などと書いてあるしぃぃ。悩ましいものです。とほほ。

さて、僕の EeePC を FreeBSD で利用する場合の形態ですが、20GB の 2.5 インチ HDD を USB 接続にしてそこに FreeBSD をインストールしています。 /dev/da0s1 が / になります。これが遅い遅い・・。まぁ、サーバなので・・。

後は、上にも書いたように if_aue な NIC を二つ。ルータなので NIC 二つは default です。これで 7-STABLE をインストールしています。しかし、オンボード NIC は早く NetBSD から移植されないかなぁ。

あ。前の記事で書いた ath0 ですが、これは PCIe に接続されているのでそもそも動作しません。でもって ath_hal を変えてやってみるもやはり使えなかった。

けど、動いた時もあったのよねぇ。どんな時かと言うと、ath0 と aue0 を同時に利用した時。リモートのマシンから ath0 に振られた IPv6 アドレスにログインできるんだけど、戻りパケットはなんと aue0 からしか出て行かない。と言うすんごいことになっていた・・。これはすんごい簡単にはしょって書いているんだけど、実際は色々試しました。

と、言うことで USB ポートを全て利用して運用しているサーバ。と言うことでしょうか・・。情けない・・。

僕的に思うに、EeePC 買って失敗しました。既に一台持っている DELL X1 の中古が 49,800yen で売っているのを見た時、「あぁ・・。こっち買っておけば良かった。」などと素直に思ったのでした・・。はぁ・・。

4月 082008
 

EeePC で FreeBSD を使う。の第三回目。前回は FreeBSD の利用をあきらめ WindowsXP な PC に成り下がった。と書きましたが、そもそも FreeBSD 環境は USB 接続の 2.5 インチ HDD に入っているのでいつでも色々なことができるのです。

今回は、無線 LAN カード ath0 が status: associated になったのでちょっと書きます;-)。

「ほんとに FreeBSD の利用をあきらめるのか?」とか思い、google を探していたら ath_hal を交換すれば動作するよん。と言うのを発見。実際に試してみた。

詳しくは以下の URL を参照してくだされ。

http://nighthack.org/wiki/EeeBSD
http://snapshots.madwifi.org/special/

ここを参考にしてアーカイブを持ってきます。僕が持ってきたのは全部で三つ。その内以下のファイルではなかなかよろしい感じがする;-)。

madwifi-ng-r2756+ar5007.tar.gz
madwifi-nr-r3366+ar5007.tar.gz

このアーカイブを展開したら以下のようにします。hal ディレクトリを ath として利用すると言うことですね。

# cd /usr/src/sys/contrib/dev
# tar xvzfp ~/madwifi-nr-r3366+ar5007.tar.gz
# mv ath ath.ORG
# ln -s madwifi-nr-r3366+ar5007/hal ath

 
この後、GENERIC カーネルを利用しているのであればカーネルを作り替え、カーネルモジュールであれば modules/ath・modules/ath_hal・modules/ath_rate_sample を作り替えます。

以上で準備万端。あ。カーネルモジュールには wlan_scan_sta.ko をロードしておいたほうが良いでしょう。

リブートしたマシンでは以下のメッセージがでなくなります。

ath0: unable to attach hardware; HAL status 13

 
おーー。ぱちぱちぱち。でもって一番最初に書いたとおり ifconfig ath0 すれば status: associated となり、ifconfig ath0 scan すると AP を見つけてくれるようになります。おーーーっ!!。

これで無線 LAN カードはなんとか復活かーーっ!!と思いきや・・。

悲しいかな。僕の自宅でまともに動作しませんでした。まぁ、自宅の AP の設定が複雑であると言うのもあるかも知れませんが、ネットワークに接続できない原因までは特定できませんでした。まぁ、疲れ果てた。と言うのが正解ですが・・。

しかし、ra で IPv6 が付いたりたるんだけど ping・ping6 が通らない状態だったりするし・・。

と、言うことで何か希望が持てた上記の作業なのでした;-)。

つづく。かな?

4月 052008
 

先日買った EeePC だが、結局 FreeBSD での利用を断念した。WindowsXP 専用機として「キッチンのコンピュータ」になった・・。

本来、サーバとして利用しようと思っていたのだが、7-STABLE をインストールしても、オンボード NIC が使えない。無線 LAN カードである ath0 が使えない。と言うことでネットワークが全滅状態ではどうしようも無い。

一応、EeePC 購入時に aue0 な USB NIC を買ったのだけど、どうも美しくない。速度も出ないし・・。

後、USB 接続な HDD もしくは SDHC 16GB では遅すぎる(ストレスが溜まりすぎる)と言うのも断念するきっかけにはなっている。ウェブを見ているとマザーボードに半田で CF スロットを付けているのを見かけるけど、僕だったら IDE リボンを接続するけどなぁ。まぁ、そんな腕が無いのでどうしようも無いのだけど・・。

と、言うことで NIC が動かない現在の FreeBSD ではちょっと無理っぽいと言うのが結論。今はメモリ 2GB、SDHC 16GB を搭載し、外部ディスプレーと USB キーボード・マウスを接続してすっかり Windows が動いています。はぁ・・。

どちらかの NIC が FreeBSD で動作するようになったら再度トライしてみたいと思います。

あーうー。どなたか、2.5 インチの IDE リボンを IDE バスから引っ張りだす改造してください・・。

あ。そーそー。最後に一点。
無線 LAN カードは miniPCI Express スロットに接続されているので、ばらして ath0 なカードを抜いて別のカードを差し込もうかと思ったのだけど、今の所、miniPCI Express の無線 LAN カードって Intel のヤツしか無いみたいね。wpi とか /usr/src/sys/contrib/dev 配下のドライバでなんとか動く状態だったりするのねぇ・・。

3月 272008
 

今まで使っていた CASIO MPC-206 がいよいよ壊れたので新しく NotePC を新調する必要が出てきたので、一番安い NotePC である EeePC を購入した。

何はなくとも FreeBSD を動作させる必要があるのでずが、このネタはのその足跡を書き留めてみたいと思います。きっとシリーズになることでしょう。

今回はその第一回目;-)。

SSD が 4GB しか無いのでそこに WindowsXP が入っているけど、今回はそれについては手つかずの状態にしておいた。これとは別に SO-DIMM 2GB と SDHC 16GB を購入。メインはこっちを利用する予定。メモリが 2GB もあるので SWAP も必要ないでしょ。状態に;-)。

さて、FreeBSD は USB 接続された 2.5 インチの HDD にインストール。インストールメディアは USB 接続の DVD-ROM から行ったのだけど、FreeBSD のインストーラが CD を認識してくれなかったので 2.5 インチ HDD と DVD-ROM を他の PC に接続して FreeBSD 7.0-RELEASE をインストールして、インストール後に EeePC に接続してから ESC キーで USB HDD を指定してブートした。

つまり 2.5 インチ HDD への FreeBSD のインストールは他の PC で行い、その HDD を EeePC に接続した。と言うことですね。早くも挫折感が漂っているのですけど・・。

FreeBSD 7.0-RELEASE は無事に起動しました。が、しかしっ!! NIC が全然使えません。10/100BASE NIC と ath0 な a/b/g 無線 NIC が利用できないのです。10/100BASE NIC は NetBSD では動くみたいですが、 FreeBSD ではダメなのは事前調査で分かっていました。 ath0 が動かないのはまいったちゃん。けど、まぁ、ダメだろうとは思っていたので USB NIC を接続しました。現在は aue0 が接続されています。

さて、以下に情報を付けておきます。

dmesg
pciconf -lv
sysctl -a

GENERIC カーネルの情報ですが、サウンドカードは snd_hda.ko をロードしました。しかし、本当に音が出るかは試していません。あ、言い忘れましたが、この PC はサーバ用途で利用する予定なので X を起動する予定はありません。音も鳴らす予定もありません。

pcm0: [ITHREAD]
pcm0: <HDA Codec: Realtek (Unknown)>
pcm0: <HDA Driver Revision: 20071129_0050>

 
Codec: Realtek (Unknown) となっているので音がちゃんと出るのかが不安ですが・・。

後、ath0 ですが、pciconf -lv を満て頂ければどんなカードか解るかと思いますが、こいつは以下のようになりやはり動きません。

ath0: unable to attach hardware; HAL status 13

 
これは、/usr/src/sys/contrib/dev/ath/ah.h に書いてあるのですが、「Hardware revision not supported」だそうなので、まだ動く気配がなさそうです・・。

と、言うことで当分は USB NIC のお世話になる必要がありそうです・・。

さてと、今回のネタはここまで。これから少しずつ格闘していきたいと思います。今はまだ 2.5 インチ HDD(この HDD の容量は 20GB) にインストールしているのですが、もう少し落ち着いたら 16GB の SDHC で試してみたいと思います。

つづく。

あ。最後に。キーボードですが、キータッチ・大きさは MPC-206 と一緒です。DEL キーの場所がちょっと違いますけど、ASUS はMPC-206 のキーボードをパクってビクターの PC を作ったのですが、今回はさらにそのキーボードを使い回ししているようですね。さすがは ASUS;-)。

ちなみに壊れた MPC-206 のキーボード使おうかな。とか思ったのだけど、MPC-206 にはマウスのポインタがあるので再利用できないとこを発見;-|。