2月 042008
 

NotePC で KDE3 を使っていて、Firefox を利用すると、メニューバーのフォントや Submit ボタンのフォントがでかすぎて全然美しくない。

なぜ、NotePC 上でかと言うと、デスクトップで KDE3+Firefox の場合だと、画面が広いので普段から大きなフォントを使っているので気にならないんだけど、NotePC の場合、画面が狭いのでついついコンテンツを表示するフォントを小さくしてしまう。

そーなるともー、メニューバーのフォントの大きさがきになってしかたがない。なので小さく表示してくれるように設定することにした。Google で探したらそれなりに見付かったけどねぇ;-)。

設定に必要なファイルは二つ。~/.mozilla/firefox/乱数ディレクトリ/chrome/ の下に以下の二つのファイルを用意する必要があります。

・userChrome.css 主にメニューバー・ツールバーを設定するファイル
・userContent.css 主に Submit ボタンなどコンテンツ上の設定をするファイル

では早速設定を見て行くことにしましょう。まずは userChrome.css です。

@namespace url("http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul"); /* set default namespace to XUL */
* {
    font-size: 12px !important;
}

 
全てのメニューのフォントを 12 ピクセルにすると言う設定です。”*” が「全ての」と言う意味です。個別に toolbar とか urlbar とかも指定できますが、まぁ、良いでしょ「全て」で(^^;;。

また、普段は [表示]→[ツールバー]→[カスタマイズ] で表示される画面で自分好みのツールバーにカスタマイズすると思いますが、その設定もこのファイルに記述できます。ただ、ここには書きませんけど・・(^^;;。

このファイルを作成し firefox を再起動すると設定が有効になったかと思います。けど、Submit ボタンはまだまだ大きいままでかっちょ良くないんですよー。

なので、次に userContent.css を用意します。このファイルはコンテンツの中で firefox が制御する部分の設定を行います。

.searchbar-textbox {
    font-size: 12px !important;
}
input {
    line-height:1.0 !important;
    font-size: 12px !important;
}
select {
    line-height:1.0 !important;
    font-size: 12px !important;
}
textarea {
    line-height:1.0 !important;
    font-size: 12px !important;
}

 
まぁ、FORM 入力部分の表示の制御がメインになるかと思うのですが、select タグや textarea タグなどのフォントサイズが変更できたりします。Submit ボタンは INPUT タグなので input 項でそのサイズを指定してあげることになります。

さて、再度再起動してみましょう。これで十分にきれいで均等の取れた firefox になったでしょうか。

僕はなりました。めでたいことです;-)。

7月 022007
 

カーネルモジュールのお話。特に DELL 製 NotePC 系でのお話。xorg.conf のお話。なんか、いろんなことが絡んでいるなぁ・・。

xorg が 7.2 になったので合せて色々なものが動く様になったり動かない様になったり、目に付くようになった今日このごろ、僕の持っている DELL X1 の NotePC において /var/log/Xorg.0.log を眺めていると、 /dev/agpgart が無いゼイッって怒られている行が合った。

/dev/agpgart が無いとどうなるのかと言うと drm が動かないので mplayer がフル画面で表示してくれないとか 3D が遅いかもとか言った弊害が出てくる。まぁ、そんなに大した問題では無いのだけどね(^^;;。

では、どうして /dev/agpgart が出来ないのか? どうやらカーネルモジュールをロードする時に問題がありそうだ。acpi_video.ko を先にロードしてから agp.ko、drm.ko、i915.ko をロードすると /dev/agpgart が生えてこないみたい。

そして、acpi_video.ko をロードしないようにすると /dev/agpgart が無事に生えてくる。この辺り、pciconf -lv するとデバイスの認識状況が楽しかったりします;-)。

それにしても、/dev/agpgart が生えてこないんだったら acpi_video.ko をロードしなければいいじゃん。となるんだけど、これがまたねぇ・・。DELL X1 は中途半端に suspend/redume するもんだから acpi_video.ko をロードしておかないとディスプレーのリセットとかできなくなってします。

解り易いのは acpi_video.ko をロードした時としない時の sysctl -a | grep video の違いを見れば一目瞭然。

前者の場合、外部ディスプレー出力にも対応しているのに対して、後者の場合は video 周りの ACPI (と言うか sysctl の MIB) は何も無い状態。その状態で acpiconf -s3 なんざ叩いたらマシンがあっと言う間に凍りついてしまう。

mplayer をフル画面で見たいがため、もしくは Xorg.0.log からエラーメッセージを除去したいがために acpi_video.ko をロードしないのはあまりにもナンセンスだ・・。

と、言うか、agp.ko と acpi_video.ko で drm 辺りが競合してしまうのに問題があると言うか、なんちゅーか本中華・・。

デスクトップの i915 だったら無条件で acpi_video.ko をロードしないと言う選択枝が取れるんだけどねぇ。NotePC の場合は悩ましい。

さて、あなたはどっちを選択しますか!?

5月 292007
 

僕はDELL Latitude X1を持っているんだけど、現在 FreeBSD は 6.2-STABLE を追いかけている。

ports は ports-current を追いかけているんだけど、 xorg が 7.2 になったからなのか、最新の STABLE で 変更が入ったからなのか、 sysctl から hw.acpi.video.out0.active が消えてしまった・・。

DELL X1 は 一応 S1 っぽい S3 の suspend/resume ができるのだけど、今までは以下のようにすれば、 resume からの復活でディスプレーのバックライトが点いていたんだけど、この sysctl のパラメータが無くなってしまった・・。

# sysctl -w hw.acpi.video.crt0.active=0
sysctl -w hw.acpi.video.out0.active=0
sysctl -w hw.acpi.video.out0.active=1

 
なので resume から目覚めてもバックライトが点灯しないので画面は真っ暗・・。あぁ・・。どうしよう。多分原因と言うか、手が入ったのは acpi_video.ko だと思うのだけどねぇ。しばらくは調査の日々が続きそうです・・。

まだ、原因が特定できていないし回避策も見つかってはいません・・。

あ、後、良い事も一つあって、レジューム後は CPU 速度が自動的に可変に動作するようになりました。今までは ntpd をリスタートしないと CPU 速度が固定だったのだけどねぇ。

DELL X1 の詳細については DELL Latitude X1(7-CURRENT) もご覧下さい。ちょっと古いんですけど・・。