自分の持っている動画を iPod Touch で見られるように、現在コンバートしています。mpeg2 や VAI、wmv は比較的容易に mp4 の iPod Touch の形式、サイズに変換できたのだけど、DVD の場合、良いソリューションが無いのでナンギしていたのだけど・・。
今回は VOB 形式を mp4 に変換する方法についてちろっと書きます。例えば、僕は HDD レコーダとして PSX を持っているのだけど、これは HDD から DVD に取り出した時 VOB 形式になります。これを mp4 に変換するのはずいぶんとナンギしました。
まあ、フツーの DVD の場合、DeCSS とかすると思うけど、今回はそーいうのや著作権については一切書きません。自己判断でお願いします。
と、言うことで、まずは Windows で動作するソフトの準備です。僕は Video studio 12 ー利用しました。なんだー。無料のソリューションではないのかー。って声が聞こえてきそうなんですけど(^^;;。ただ、Video studio 12 は電気屋さんなどで「無料体験版」と言う CD-ROM を配布しているので、これを利用すると 15 日だけ利用できます。この間に手元の全ての DVD を mp4 化してしまえば良いだけで・・(^^;;。
しかし、Video studio 12 はフツーに利用しても(DeCSS した) DVD からデータを抜き出してくれないようです。
例えば DVD ドライブは回転が遅いので HDD 上に全部コピーしてから Video studio 12 に読み込ませようとしても VOB 形式を認識してくれません。などなど、試行錯誤を繰り返した結果、なんとか VOB 形式から mp4 まで変換できたのでここにその手順を書いてみます。
1. まず、DVD を DVD ドライブに入れます。
2. 次に Video studio 12 を起動し「おまかせモード」を選択します。
3. 次に入力を選択しますが、その時に「デジタルメディアの挿入」を選択します。その後ドライブを選択して「インポート」ボタンを押すと DVD を読み込み、ご丁寧にもチャプター単位で表示してくれます。
4. 必要なチャプターをチェックして後は「インポート」ボタンを押すと VOB 形式を mpeg 形式に変換してくれます。
5. ここで「閉じる」ボタンを押して Video studio 12 をいったん終了します。
上記の場合のみ VOB 形式を認識してくれるみたいです。
ここまでの作業では VOB 形式を mpeg 形式に変換してくれます。そして、チャプターごとに選択できるので一枚の DVD に四話位入っていても簡単に「一話だけ抽出」ができるので嬉しいです。
そして、変換された mpeg は マイドュメント の Corel VideoStudio¥12.0 の中に入っています。これを mp4 に変換するには以下の手順です。けど、 mpeg になれば後はどーにでもなるのでまぁ、良いかぁ。って感じがしないでもないですが・・;-)。
1. Video studio 12 を起動し「VideoStudio」を選択します。
2. 右上に変換された mpeg データがあるのでこれを下のテープのマークに DnD します。
3. 右上の「完了」タグをクリックします。
4. 「モバイルデバイスにエクスポート」をクリックし iPhone H.264 を選択して「OK」を押したら完了するまでひたすら待ちます。
これで DVD と言うか、VOB 形式がいとも簡単に mp4 に落とすことができます。いやぁ。助かりました。
それにしても Video studio 12 はまともに買うと高いのでちょっと問題あります。無料試用期間の 15 日を過ぎると一端削除して再度インストールしても利用できないです。レジストリに情報持っているんでしょうねぇ。なので、OS を再インストールしないと利用できないです。
僕は、一年位前にドスパラでジャンク扱い 500yen と言う金額で Video studio 8 を買ったので、ライセンス自体は持っています。なのでライセンス的には「アップグレード版」を買うだけで良いと思っているのでまだしきいがちょっとだけ低いかなぁ。
僕はストリーミング用に自分で DSS を立ち上げているのだけど、なんか、今まで思いっきりカン違いしていることを発見した・・。
録画した動画を QuickTimePro でストリーミング用に書き出した mov ファイルは DSS 上で必ず「プレーリスト」を作成してからストリーミングしていたのだけど、その必要って全くなかったのね。素直に URL に mov ファイルを指定するだけで再生できたんだ・・。
どおりで .sdp ファイルが各種ブラウザで対応していないわけだ・・。ちなみにプレーリストを作成すると、rtsp://qtss.icmpv6.org/test.sdp とかなってプロトコルも拡張子も対応されていなかったのでした。
で、これらは HTML で吸収できるのか?とか思ったけど goolge で探し回ってもその例がほぼ存在しない・・。これは mov ファイルを http:// でアクセスするんだな。と言うことになるわけです。「プレーリスト」は必要なし。
と、言うことで過去のストリーミングはこれでは全然ダメと言うのが良くわかった。新しいのはこんな感じ。今度はちゃんとブラウザも認識してくれる書き方だよー。
電車からの風景
http://motsuyaki.org/Movies/20080616.qtl
http:// でアクセスして .qtl と言う拡張子のファイルを作成するわけです。ブラウザからのアクセスでプロトコルは問題なし、拡張子は QuickTime がインストールされていれば問題無く起動できることを確認しました。ふぅ。これにて一件落着。
さて、qtl ファイルの書き方ですが、大体以下のような感じ。XML なファイルとなります。再生時のオプションも指定できます。
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さて、このファイルをウェブサーバ上に置くのだけど、今度は httpd の mime.types で認識してくれないので、このファイルが直接ブラウザに展開されてしまいます。なので AddType してあげる必要があります。conf/mime.types や httpd.conf に書いても良いのだけど、僕は .qtl ファイルを置いたディレクトリに .htaccess を置いてその中に記述してみました。以下のような感じ。
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まぁ、ダメもとで .sdp の設定も書いたのだけど、やっぱりダメで(^^;;。.qtl のほうは正しく機能するようです。
と、言うことで、これでほぼ正しい設定が完了したと言う感じでしょう。ちなみに .qtl ファイルは QuickTimePlayer からでも出力できます。メニューの [ファイル] → [書き出す] → [ムービーから QuickTime Media Link] を選択すると一発です。色々なオプションも指定してくれるので簡単にできます。是非お試しあれ。
ふぅ。良かった。これでちゃんと DSS が機能しそうだぁ。
Aterm WR8500N を購入した 。と言うのは前回のブログに書きました。こいつには IPv6 ブリッジ機能があって、フレッツ・スクウェア v6 の IPv6 アドレスが rtsol で取得できる。WindowsXP もフレッツ・スクウェアの IPv6 アドレスが取得できる。
けど、うちにはグローバルな IPv6 も存在するのでこの時点で一つのノードは二つの prefix を持つことになる。
自宅にはグローバル IPv6 のルータが存在して、これは dtcpc で /54 を持ってて、家の中では /64 を利用している。でもって、WR8500N で IPv6 ブリッジ機を有効にするとヒサンな目に遭う。
何が悲惨かと言うと、IPv6 の default gateway がフレッツ・スクウェア v6 のアドレスに設定されてしまって、全ての IPv6 パケットは NTT の閉域網に流れてしまう。
rtsol を実行したときに rtadvd が二か所で動いているとどう言うルールで default gateway を乗っ取るのだろう?どちらかメインのほうを決めることとか出来ないのだろうか・・。
実はできる。自宅の IPv6 ルータで起動している rtadvd の設定ファイルである /etc/rtadvd.conf において raflags の 3,4bit 目を 01 にすると自宅の IPv6 サーバの rtadvd のほうが優先順位が高くなり、default gateway として設定される。ただ、NTT 側の rtadvd に相当するものが同じような設定をしていた場合にはどっちも優先順位が一緒なのでまたまた泥沼にはまるけど;-|。
しかし、ルーティングの設定については FreeBSD において /etc/rc.conf で設定ができるみたいです。
以下は例ですが、ipv6_defaultrouter でグローバル IPv6 網宛ての default gateway を設定して、フレッツ・スクウェア v6 は /32 で static route にしましょう。と言う感じです。ともにリンクローカルアドレスを gateway として設定します。
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うちの環境ではフレッツ・スクウェア v6 の IPv6 アドレスは 2001:c90:609:42a6/64 が降ってきますが、NTT 東日本側では 2001:c90::/32 が利用されているため、その static route を設定します。
さて、これではイマイチ動作が見えないので、手動でルートを設定するスクリプトを書いてみました。こんな感じ。
http://www.icmpv6.org/Prog/IPv6Route.sh.sample
まずは詳細についてですが、上の部分でネットワークの設定を行います。
この二つの設定は v6tunaddr でグローバル IPv6、v6tunprefix はその prefixlength。fletsaddr はフレッツ・スクウェア v6 の アドレスで fletsprefix はその prefixlength。
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リンクローカルアドレスに必要な NIC 名 は netstat から取得します。
以下は gateway となるリンクローカルアドレスの設定。v6tungw はグローバル IPv6 の gateway、下は NTT 側。
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これらの値を自分の家の設定にして、後はコマンドを実行するだけ。そーすると、route コマンドをバババと打ってくれてネットワークの到達性を確保してくれます。
普段から ra に慣れていると、IPv6 の route コマンドって難しいよねぇ。FreeBSD と Linux では全然違うし、MacOSX Leopard では “/32” とかが使えないので -prefixlen と指定しなければならなかったり。
と、言うことで上記のコマンドは FreeBSD と MacOSX Leopard で動作確認済みです。実行後は ping6 してちゃんと到達で来ているかも確認します;-)。
さてと。route の設定が終わってから初めて ip6addrctl のお話に移れるわけだねぇ。ソースアドレスセレクションについてですが、詳細は以下の URL に詳しいと思います。なので僕は書きましぇん;-)。
http://karl0204.at.webry.info/200804/article_44.html
と、言うことで、グローバル IPv6 を持っている人が、NTT フレッツの IPv6 をブリッジする BB ルータを手に入れたとき、一番気にする必要があるのは route だと言うとこですねぇ;-)。
Corega の CG-WLBARGNH を購入したけど返却可能キャンペーンにより Corega に送り返した。そして、いよいよお金が振り込まれたので新しい BB ルータ兼 WifiAP としてかねてからの懸案であった NEC の Aterm WR8500N を購入した。
早速接続して PPPoE してみたが、まぁ、簡単に繋がる。HUB の部分は GiGa ポートなので RJ45 ケーブルに接続した PC から RBB のスピード計測を試してみると 70Mbps 位出るので、まぁ、速いかなぁ。と言う感じ。
でもって、無線 LAN のほうは Draft 802.11n だと言うので MacBook 2GHz の Leopard で試してみたが、今回は Corega の CG-WLBARGNH とは違い、無事に接続できたので、やはり RBB で試してみた。PPPoE は 70Mbps 出ているのでボトルネックは無い状態で試したら 20Mbps ほど出ていた。ふむー。Draft 802.11n の公称よりは遅いけど、無線 LAN で 20Mbps 出れば速いよなぁ。と言う感じで、まぁ許せるかな。
ちなみに 802.11g の NotePC で RBB を試してみたら 10Mbps 位だったので Draft 802.11n はおよそ倍の速度が出ているわけだ。
さて、細かい設定についてですが、僕は自宅にサーバを立てています。WR8500N で PPPoE するのでサーバのサービスに必要なポートは WR8500N からポートフォワードする必要があるのですが、ポートマッピングの設定では 50 個設定ができるので、サーバ上では色々なサービスを公開できる点が嬉しいです。
がっ!! もっと嬉しいことにプロトコルの転送までできる設定があるではないですかっ!!早速、プロトコルパン号 41 番を転送設定するのでありました。
プロトコル番号 41 番とは何か? と言われれば、IPv6 トンネルの転送です。自宅サーバが BB ルータの NAT 内にあった場合、IPv6 トンネルが掘れないのですが、BB ルータにおいて、プロトコル番号 41 番を転送することによって NAT 内のサーバでも IPv6 トンネルが掘れるようになります。
ちなみに dtcp で試したところ、無事にトンネルを掘ることが出来ました。嬉しいですねぇ;-)。
コンシューマ向けでプロトコル転送の機能を持っていることに感動しました。いちじきアライドテレシスの AR410 を買おうかと悩んでいただけに・・。
と、言うことで今回は、前回の Corega の CG-WLBARGNH とは違い、そこはかとなく大満足なのでした;-)。まぁ、値段は安いサイトで比べれば倍近くになるんですけどねぇ・・。
と、言うことで、このネタは次回に続きます。次回は IPv6 ブリッジについてです;-)。
EeePC で FreeBSD を動作させるトピックスの第六回目ですが、多分これでおしまいですねぇ。
と、言うのも FreeBSD.org の wiki で色々書かれているのと、後、701 の後継機が出たのと、他のメーカからも NetBook と呼ばれるものが沢山出てきたので、ここに書く意義もめっきり少なくなりました。
と、言うことで、今回は 100BASE-T の NIC が利用できるようになった。と、言う点を書いてみたいと思います。以下のページから if_ae のパッチを拾ってきて、cvsup で取得した 7-STABLE ソースに適用すれば OK です。
http://wiki.freebsd.org/AsusEee
今度は文句なしに動きました。ただ、MAC アドレスが時々 00:1f:ff:ff:ff:ff になってしまう場合があるのだけど、その場合は ifconfig ae0 ether 00:0d:0b:48:ef:52 とかいう風にコマンドを実行してあげれば良いだけです。
上記 wiki ではずっと「利用できるぜい。」って感じだったのだけど、僕のマシンは RJ45 を接続しても LinkuUP してくれなかったのですが、if_ae.diff.2008081800 のパッチからは無事に利用できるようになりました。ifconfig ae0 の結果は以下になります。
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しかし、問題も多くて、FTP で CD-ROM イメージをダウンロードするために負荷をかけると NIC の通信が止まったりしてしまうのはまだまだ改良の余地があるか。まぁ、USB NIC を一個接続する必要が無くなっただけでもヨシとすべきだろうとは思うけど・・。
後、ath0 はダメっぽいねぇ・・。hal を最新のものにしてもダメぽ。やはり PCI-e ってのは手ごわいねぇ・・。
と、言うことで多分 EeePC についてはこのネタで終了となることでしょう・・。いままでありがとうございました。
KDE3 の頃は mplayer で動画の再生をしていた。KDE3 の頃は ports/multimedia/kmplayer と言う、mplayer を KDE3 で使いやすくするものがあったりしたけど、素の mplayer でも特に問題はなかった。
KDE4 にしたら ports/multimedia/kdemultimedia4 をインストールすると doragonplayer と言うのがインストールされるようになった。mplayer みたいな感じで、konqueror のプラグインとしても動作する。まぁ、どっちを使っても良いだけど。
所で話はガラっと変わるけど、DVD ボックスを買ってしまった。「未来少年コナン」の 30 周年特別版。西暦 2008 年 7 月、核兵器を遙かに越える超磁力兵器により世界の半分が一瞬にして消滅してしまった。と言うアレですね。
2008 年 7 月と言うのはもう過ぎてしまいましたが、それでも「ルパン三世・カリオストロの城」よりは古いのだけど、いやぁ。懐かしいのと面白いのとで、あっと言う間に全 26 話を見てしまった。土曜日の午前中に DVD が届いて日曜日の夜には全部見た。
今まで、全 26 話を九時間で見た。と言う記録は「新世紀エヴァンゲリオン」があったけど、それと同等だねぇ;-)。いやはや。懐かしかったです。
と、言うことで本題に戻るのだけど、この DVD をちょっとだけ mplayer と doragonplayer で見てみた。一番悲しい点はどちらもデジタルドルビー 5.1 チャンネルに対応していないのは FreeBSD のドライバがヘボいと言うのはちょっとおいといてと。
どちらも綺麗に表示してくれます。ただ、mplayer のほうが完成度は高いですね。早送りとか巻き戻しができるしねぇ。そー考えると KDE4 と言うのはまだまだ開発中だ。と言うことが伺えます。
後、ブラウザのプラグインとしての機能。doragonplayer だけをインストールすると firefox の動画を見られないし、mplayer だけだと konqueror の動画見られない。konqueror は firefox のプラグインを参照してくれるけど、 firefox は KDE4 のプラグインを参照してくれないので、結局、メティアプレーヤーを二つインストールしなければならないのねぇ・・。と、言う感じ・・。
一応、両方の ldd の結果を付けておきましょうかね。これで対応しているメディアがある程度解ることでしょう;-)。
・ldd /usr/local/kde4/bin/dragon | sort の結果
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・ldd /usr/local/bin/mplayer | sort の結果
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こうしてみると mplayer のほうが圧倒的に強い。と言うのが良く解るねぇ・・。doragonplayer はリンクしているライブラリが 51 個。mplayer は 90 個でした。
Draft IEEE802.11n と HUB 部分の全ポート GiGa インターフェースと言うのにあこがれて BB ルータを新調してみた。
同じようなものに去年の暮れに NEC から Aterm WR8500N が出たのだけど、これがずっと欲しいなぁ。と思っていた。しかし、Corega から CG-WLBARGNH と言うのが出たので、どっちにしようかと悩んでいるうちに、値段に負けて CG-WLBARGNH を買ってしまった。送料込で大体 9,500yen 位。
さて、自宅に届いて早速利用したのだけど、まぁ、サクサク動く。有線 GiGa ポートに接続した PC から RBB のスピード計測 で確認すると 70Mbps 位出るのでまぁ、速いなぁ。とは思った。
無線 LAN のほうは Draft IEEE802.11n 対応なんだけど、NotePC が IEEE802.11g にしか対応していないのでこれで試すと 13Mbps 位。おぉ。無線 LAN で 10Mbps 越えたんだ。とちょっと感激。
んならば MacBook 2GHz の Leopard で接続して確認するべ。と思い試したらなんとっ!! 700kbps しか出ない。これはひどいなぁ・・。まぁ、僕は MacBook にディスプレーとキーボードをつけて、本体はふたを閉じてまな板立てに立てて使っているのでアンテナが本体と干渉してこれくらいしか出ないのだろう。と安易な気持ちでいた。
なんせ、MacBook には GiGa ポートが付いているので、デスクトップ機のように使っている現状では無線 LAN を使う必要が無いので;-)。
さて、僕の家にはサーバがあるのだけど、BB ルータからポートフォワードしてサーバに転送するのだが、CG-WLBARGNH は 10 個しか転送できない。ダメダこらー・・。
更に悪いことにサーバは GiGa NIC を持っている、FreeBSD で言う所の if_re で BB ルータに接続しているのだけど、これが定期的に link Down/Up を繰り返すようになってしまった・・。せっかく GiGa ポート搭載の BB ルータを購入したのに頻繁に Down/Up が発生したら全然ダメじゃん・・。
以前利用していた BB ルータはそんなことは無かったので、相性問題かもしれないけど、 CG-WLBARGNH が悪さしているのかもしれない。GiGa ポートへの省電力機能って何よ?オン/オフはメニューで設定できないのかしら?
この辺りで、「ムムムちょっと動作おかしいぞ。」と思えてきたので、再度 MacBook を引っ張り出してきて、今度はちゃんとフタを明けて、キーボードもディスプレーも外して、由緒正しい NotePC の形で Draft IEEE802.11n を試してみた。
が・・。接続できない・・。Leopard は「タイムアウトしました。」と表示され、BB ルータ側のログも「認証 OK よん。」と表示されている。認証は wep で MAC アドレスフィルターをしているのだけど、 MAC アドレスフィルターを無効にして接続しようとしても Leopard は一向に接続できない。
しかし、他の NotePC や iPod Touch は IEEE802.11g で何の問題も無く接続できている・・。
あぁ・・。もうイヤになった・・。やっぱ NEC のにしておけば良かった・・。などと思い始める。でもって買ってきた CG-WLBARGNH の箱を見るとなにやらキャンペーンをやっている。
http://corega.jp/cp/005/
「つながらなかったらコレガが直接 “返金・返品” 受け付けます。」ってのをやっているではないかっ!! これはラッキー。と言うことで、早急に送り返したのでした。現在はコレガからの返事待ちです。
さて、ここでもう一度再確認してみましょう。
・今まで BB ルータに(100Mbpsだけど)接続していたサーバを CG-WLBARGNH に接続するようにしたら Link の Up/Down が頻発するようになり、サーバの運用に支障が出てきた。なお、Down タイムは 2,3 秒だが、NIC の復旧時間はもっとかかるため、実質一分程度 LinkDown 状態となる。
・ IEEE802.11g 対応の NotePC や iPod Touch は無線 LAN に接続でき、10Mbps 程度の速度が出るが、Draft IEEE802.11n の MacBook 2G は速度が出ない、もしくは全く接続できない状態しか体験できなかったので、CG-WLBARGNH の仕様にうたわれている Draft IEEE802.11n の恩恵がまるで受けられない。
以上の理由により、今回のキャンペーンに申し込んだのですが、この判断は妥当?
#Corega 買う時点で間違っているよ。って解答は却下;-)。本当は Cisco Catalyst 3560-E 辺りが欲しいんだから。自宅にはオーバースペックなんだけどねぇ;-P。
FreeBSD に KDE4.1 をインストールしたよ。の最終系でしょうか・・。
当初から懸案 となっていた、konqueror と konsole において UTF-8 以外の文字コードが表示できない。と言う件。何とか解決しました。
結論から言いますと ports を一個インストールし忘れていた。と言う感じです。japanese/qt4-codecs-jp は QT4 において日本語の文字コード体系をインストールする ports になります。 /usr/ports/japanese に入っていたらわかんねーよ。って感じなんですが、これを発見するまでに随分時間がかかったので是非書かせてください;-)。
まず、konsole を起動してログを調べます。[設定]→[現在のプロファイルを編集]から[詳細]の[エンコーディング]の設定で EUC-JP を選択したり、[表示]の[文字エンコーディング]で EUC-JP を選択すると以下のメッセージが出力されエラーとなる。
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これはおかしい。ってんで、kdebase-4.1.0/apps/konsole のソースをいよいよ眺めるわけです。すると KCodecAction::mibForName: は QT ライブラリを呼んでいるので、これは KDE4 側では無く明らかに QT4 側の問題だ。と言うことで、次に「どの ports をインストールしたら良いのだ?」となり /usr/ports の下を探し回った結果、 japanese/qt4-codecs-jp を発見し、インストールしたら無事に動作した。と言う感じなのでした。
さて、この ports を入れることにより konqueror と konsole においては UTF-8 以外の日本語の文字コードも表示できるようになりました。嬉しいことです。
konsole については [設定]→[プロファイルの管理]から EUC-JP や UTF-8 のプロファイルを作成して臨機応変に使い分ければ良いかと思います。ちなみに、僕は KDE4 から LANG を UTF-8 にしました。それらの設定についてはこの辺りに書いて有ります。
konsole のことについてちょっと書いておきましょう。設定で選択できる等幅フォントが少なくなったので表示が美しくなかったりするんですが、以下の要領で変更できます。
上記で EUC-JP や UTF-8 のプロファイルを作成 しましょう。って書きましたが、これらは ~/.kde4/share/apps/konsole/ の中に保存されます。例えば僕の作った EUC-JP のプロファイルは EUC-JP.profile のような感じ。ここに設定が保存されていますが、[Appearance] ディレクティブにおいてフォントの設定をします。以下は例です。
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全文引用ですが;-)、今回は Font に「美杉ゴシックL」を指定してみました。他のフォント、例えば MS ゴシックなどは全角幅に半角英数字が表示され、とても利用できなかったのでした。多分アンチエイリアスを無効にすればちゃんと利用できると思います。
あぁ。上記のプロファイルを作成した場合、フォント名などに日本語が含まれているときにはファイルの文字コードは UTF-8 にする必要があります。ご注意下さい。
しかし、KDE4 の konsole の[表示]メニューから[すべてのセッションに入力を送る]って項目が無くなったのは痛いなぁ・・。複数のサーバに入っている時には非常に有用だったのになぁ・・。
さて、この辺りで完成品のスクリーンショットでも行きましょう;-)。僕の KDE4 はほぼ設定が完了しました;-)。
ちょっと説明しますと、
左上が openoffice.org-2.4.1 の viewdoc です。日本語が入力できています。
右上が Dplphin ですが、ネットワークを参照すると落ちるので、今の所は konqueror で smb:// するしか無いです。
左下は UTF-8 以外の日本語が表示できるようになった konsole です。
右真ん中は、同じく UTF-8 以外の日本語が表示できるようになった konqueror です。
右下ですが、 KDE4 から kdemultimedia-4.1.0 に付属するようになった dragonplayer です。まだ詳しくは追ってないのですが、mplayer とは非同期なのかな? konqueror 上ではプラグインとして動作します。今再生しているのは Windows Mediaストリーミングです。 www.flets のコンテンツでも試しましたが、DRM には対応していないようです。
後、パネルもカスタマイズしています。色は変更できないみたいなんですよねぇ・・。
と、言うことでこれでようやっと実用に耐えられる状態になって来たような気がします。 KDE2 から KDE3 に変更した時も随分と初期の設定を出すのに難儀しました。今回は KDE3 から KDE4 への変更ですが、機能が充実したりしていて中々楽しいです。
それにまだまだ知らないことが沢山ありそうですし。 dragonplayer なんかはそれ一個で十分にネタになりそうだしねぇ。
と、言うことで環境構築編はこれにてひとまず終了です。皆さんも是非 KDE4 利用してみてくださいーい。
ふぅ。KDE4 で scim-bridge を利用するんだけど、前回は動作したよ。バッチ書いたよ。って状態でした。
しかし、まぁ、それだけではなんなんで、ports にしてみました。以下の URL に置いておきます。
http://www.icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-scim-bridge-client-qt4-20080814.tgz
Makefile が怪しいんですけど、まぁ、一応 install して deinstall して pkg_delete できるところまでは確認しました。もしかしたら関連性の部分とか怪しいかもしれませんがその点は、修正して、僕に教えて頂ければと思います。
なんせ、僕の環境は KDE4 と qt4 がもう入っている状態なものでして・・(^^;;。
と、言うことで動作結果など、書いていただければと思います。
前回は FreeBSD で KDE4.1 をインストールしてみました。いやぁ。SKIM が無くなったので日本語入力できないよー。ってんで困っている図が前回です。
なんか回避策はないのかな?とか思って探していたら Linux 方面では scim-bridge と言うのがあるらしい。しかも qt4 で利用できる唯一のインプットメソッドらしいし、いまだテストフェーズみたい。おぉ。試してみる価値あるジャン。と言うことで FreeBSD 上で make を試みる。
やっぱまだ開発中なので configure 一発では FreeBSD 上では make 通らないねぇ。と、言うことでソース修正。今回は一個前のバージョンである、scim-bridge-0.4.14 に対してやってみました。ちなみに FreeBSD は 7.0-STABLE。ports は ports-current です。
したら、なんとか動きましたねぇー。konqueror では文字入力中は文字化けしているけど、確定したら一応日本語入力ができた。 firefox3 では特に問題無く日本語入力できています。 FreeBSD でも scim-bridge が動作したかなー。と言う感じはします。
scim-bridge-0.4.14 に対するパッチはここに置いておきます。
動いているときのキャプチャはこっちに置いておきます;-)。
まだ ports にはしていないので、ソースコードを拾って来てパッチを当ててから make してください。後、今は 0.4.15 のパッチも書いている最中です。まずは確実に動作するものを・・。と、言うことで。
後、今回は scim-bridge-client-qt4 に固執しているため、gkt や qt3 のことは考えていません。なので、configure は以下のオプションのみを指定してください。他のオプションを指定した場合は make がエラーになります。
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後は make;make install で OK でしょう。 /usr/local/lib/qt4/plugins/inputmethods/* や /usr/local/kde4/bin/scim-bridge にインストールされるようにしています。
後、起動時の環境変数ですが、僕は以下のように設定して、scim -d と起動したら無事に動き出しました。後は、KDE のメニューから SCIM の設定画面を開いて色々設定してみてください。
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僕は例のごとく ~/.xsession で設定しています。また、LANG=ja_JP.eucJP と言うのもあまり気にしないでください(^^;;。一説によると、scim-bridge の環境変数は ~/.xim でも設定できるみたいです。その辺り、僕はまだ良くわかっていません。
それにしても、KDE4.1 をインストールして、比較的早くに SKIM のかわりが見つかってよかったと思っています。後は KDE4.1 自体が日本語を受け付けるようになってくれるのを待つのみです。konsole が日本語表示できないとか、konqueror が UTF-8 なウェブページしか表示できないのではいまいち使えないですからねぇ・・。
まぁ、今回は FreeBSD 上の QT4 で scim-bridge が動いた。良かったね。と言うことで;-)。
あー。言い忘れました。最後にですが、僕は scim-canna の利用者です。FreeBSD/i386 上で a.out な vjed-2.5 が動作し、それを esecanna 経由で FreeBSD/amd64 の scim-canna から利用しています。でもって QT4 では更にブリッジしていると言う。何とも遠い話だ・・(^^;;。
あ。更に思い出した。 FreeBSD では scim-bridge が、まだ ports になっていません。ports にしてくれる人、絶賛大募集中;-)。