1月 252008
 

DELL X200 と言う NotePC の HDD が逝ったみたいなので交換した。付属の IEEE/1394 の CD-ROM で CD ブートしてインストールしようと思ったのだけど壊れているみたいだったので FD ブートも試したんだけど全然ダメだったので、結局 pxeboot することにした。

NotePC にインストールする OS は FreeBSD/i386 6.3-RELEASE、pxeboot の tftpd・dhscpd・NFS などのサーバ側は FreeBSD/amd64 7.0-PRERELEASE と言う、最新の環境でやることになってしまった。

google などで FreeBSD と pxeboot で検索すると設定はごまんと出てくるのでここではその詳細については割愛するが、はまった所だけ書いておきます。

まず、サーバ側で設定する必要のあるのは以下です。

・DHCPサーバ(/usr/ports/net/isc-dhcp3-server をインストールし /usr/local/etc/dhcpd.conf を編集)
・tftpdサーバ(inetd を起動し /etc/inetd.conf を編集)
・NFSサーバの設定(/etc/exports を編集)

ここまで来たらほぼ完成なんですけど、ここからはまった道。

まずはそのいち。 /etc/hosts.allow には tftpd の許可設定をちゃんと書きましょう。これ書かないと NotePC の PXE はタイムアウトします。

tftpd : localhost                 : allow
tftpd : 127.0.0.1                 : allow
tftpd : .running-dog.net          : allow
tftpd : 192.168.1.0/255.255.255.0 : allow
#tftpd : [fe80::%re0]/10          : allow
tftpd : [fe80::%re1]/10           : allow
tftpd : ALL : deny

 
続いてそのに。サーバ側ではFTP サーバからダウンロードした 6.3-RELEASE の iso イメージを NFS として公開するために mdconfig で /dev/md4 辺りに対応づけてから mount_cd9660 で /cdrom に mount するんだけど、NFS クライアント側、つまり NotePC の PXE でブートした側では パーミッションが無い。と言われて mount できません。

google で調査した時は NFS のパーミッションについて取り上げている所はどこも無かったので、これは多分 7 系 FreeBSD のみで起こる問題かもしれません。FreeBSD の 7 では NFSv4 対応されたりして NFS 回りは大きく修正が入っています。そのあおりを受けたのかも知れません。

ただ、mdconfig を使った場合、-o ro するときが全部で三箇所あるんですが、それを全てそろえる必要があるのかもしれません。

・mount_cd9660 -o ro /dev/md4 /cdrom
・/etc/expotrs にて ro オプションを指定
・クライアント側の mount_nfs -o ro を指定

けど、結局ダメだったので僕は /cdrom に iso イメージの中身全部をコピーしてしまいました。弱々です・・。

最後にそのさん。これは書いている所が多いですが、PEX ブートするクライアント側ではブート時に OK プロンプトで boot -a と叩いて起動し、その後、UFS が見付からない所で止まったら ufs:/dev/md0c と叩いてから次に進みましょう。

 
後、最後にですけど PXE ブートの環境は普段から持っていると良いかも知れません。今回 NotePC にインストールした FreeBSD はカーネルを作り替えたらまともにブートしなくなってしまうと言う状態が続き、かぁなりナンギしました。

そんなときに PEX ブートして、ちょうど fixed.flp たいな目的で利用できます。 login プロンプトが出たところで root でログインし mount -o rw /dev/ad0s1a /mnt とかすると HDD 内部の変更が可能になるので /boot/loader.conf や /etc/fstab を直したりすることが可能になります。

それにしても今回は楽しい PXE ブート環境構築なのでした;-)。