FreeBSD の ports-current を追いかけていると、いつの間にか mail/majordomo が削除されてしまいました。以前の ports ツリーから消える前の ports を眺めてみると Makefile に NO_STAGE= yes という記述があり、この記述があると BROKEN になってしまうんですね。
なので、 ports のメンテナの方も stage 対応にしないでそのまま ports ツリーから削除してしまったのでしょうなぁ。
僕自身は今でも majordomo を利用していて perl-5.16 対応にするのが大変だったりしているわけですが、まぁ、まだ使っているしねぇ。消えるのは悲しいねぇ。などと思った次第です。
メーリングリストの配信システムは、最近では mail/mailman があったりしますが apache までインストールしてしまうので仕掛けが随分と大げさになってしまいます。 もう一個、メーリングリスト配信システムとしては fml もあったりしますが、こちらも随分と古い(枯れている)し、 ports にはなってないし・・。
#上記のように書きつつ fml のサイトを見たらっ!! あいやっ!! 今てもメンテされているのですねぇ。失礼しました。 fml8 ですかっ!!
#あとは FreeBSD の ports になるのを待つばかり。でしょうか;-)。
さくらのレンタルサーバでは今でも fml が利用されているかな?
と、いうことで、いっちょ majordomo を stage 環境に対応させてみるかねぇ。などと思い ports を作ってみました。 ports ツリーから削除される前の majordomo の ports を参考にして、 stage 環境に対応してみました。
この majordomo の ports というのは内部でスクリプトをガシガシ動かしていて『ふむ。こりゃー stage 環境に移行するのは大変だわー。』などと思ったんですけどもねぇ・・。
以下の URL に stage 環境に対応した majorodomo の ports を置いたので、ノラ ports でも構わない。と、いう人がいましたら利用してみてください。
http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-majordomo-20141020.tgz
ちょっと ports の説明をすると、今まであったものからの変更点は以下になります。
1. Doc の下や man はバッサリと削除したのでインストールされません。
2. 古い ports では test-l というサンプル ML が用意されるのですが、それもインストールされません。
3. 今回 contrib/ というディレクトリ内に僕が改造して利用している sequencer を入れておきました。試してみたい方はインストールしてみてください。 make install ではインストールされません。
だいたいこんな感じでしょうか。 Makefile に ${INSTALL} をたくさん書くのが面倒だったのであまり必要でないものはインストールしないようにしました。それが Doc であり man であったりします;-)。
sequencer は Subject: ヘッダに ML 名を付けたり、番号を付加したりするものですが、日本語対応と Re: たくさん付く問題などの対応のために多少改修して使いやすくしています。
majordomo の ports がなくなって愕然としている人いましたらご利用頂ければと思います。
ちなみに、 portmaster -D -a 実行時に「majordomo なんて ports 知らないよ。」などと怒られる場合には以下の手順で回避することができます。
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こーすると、 portmaster 実行時には majordomo を無視してくれるようになります。
とまぁ、どちらにしても majordomo は前時代的だし、メーリングリスト自体もそもそも前時代的なモノになりつつあるのかもしれませんなぁ・・。