手頃な値段の Cisco ルータが欲しいなぁ。と、思っていて Cisco C841M-4X-JSEC/K9/START でも良いかなぁ。とか、色々考えたのですが Amazon で CISCO892J-K9 が 2,900yen (当然中古) で売っていたので飛びついてしまいました・・f(^^;;。
まぁ、仕事柄 Cisco のスイッチやルータは触っていて IOS については多少の知識があるので特に問題は無いです。
が、しかし、 CISCO892J-K9 は GigabitEthernet ポートが一個しかなくて、しかもルーテッドポート。スイッチポートが 8 個の FastEthernet ポートなので、自宅が既に Giga 化している環境においては役不足です。『やっぱり 841 のほうが良かったかなぁ・・。』などと悩むのですが、考えてみると 841 はポートが 4 個しかないのでどのみちスイッチを購入する必要があります。
と、いうことで、今回は CISCO892J-K9 と NETGEAR の GS108E-300JPS を購入しました。前者が 2,900yen に対して後者が 4,830yen でした。うむむ。
二つ並べるとこんな感じ。
NETGEAR GS108E-300JPS はアンマネージプラスなスイッチです。シリアルコンソールではアクセスできないし telnet もできないけど、ウェブブラウザでアクセスすることにより VLAN の設定が行えます。
今回は CISCO892J-K9 で VLAN を設定し、タグを GS108E-300JPS に通して、GS108E-300JPS から L3 ルータに伸ばす(こういうふうに書くとかっちょ良いのですが “L3 ルータ” とは VyOS のことです;-)。と、いう構成にしました。
物理構成図はこんな感じ。
GigabitEthernet0 はルーテッドポートなので VLAN が指定できないのですが bridge で VLAN1 に入れました。アップリンクの Fa0 (ルーテッドポート) は PPPoE なので 100Mbps でも大丈夫ですが、下に行くポートは 1Gbps で落としたい。と、いう雰囲気ですね。
CISCO892J-K9 の Gi0 をスイッチポートとして利用する config は以下のようにしました。
bridge 設定の抜粋です。
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今回利用している IOS は 15.6(3)M2 です。 bridge には interface BVI1 を利用します。BVI1 に IPv4・IPv6 アドレスを付加しています。あ。 IPv6 の設定についてはここでは書きません;-)。
上記設定 GigabitEthernet0 がスイッチポートの仲間入りです。しかし、 GigabitEthernet0 で VLAN を Trunk で利用できないので Fa4 と GS108E-300JPS を物理接続している。と、いうような感じです・・。
CISCO892J-K9 の スイッチポートに接続した機器は GigabitEthernet0 を通って 1Gbps で自宅のサーバ群にアクセスする。と、いうような感じになっています。
あと、 CISCO892J-K9 には Wi-Fi AP も接続しているので 100Mbps の帯域でも十分な場合もあります。なので、これで良いかなぁ。と、いう気がしないでもないです。
そーそー。最後に一点。 CISCO892J-K9 には USB ポートがあるのですが『わーい。USB で電源供給できるぞぉ。』などと思い喜んで Raspberry Pi2 と Pi3 の二台の給電をしていたら、あれま・・。 CISCO892J-K9 が夜中に再起動を繰り返すようになってしまいました。
二台の RasPi を USB から引っこ抜き、 CISCO892J-K9 は一日電通しないでほったらかしにして再度起動したらその後は安定稼働しているので、多分電源不足で CISCO892J-K9 が安定しなかったんだろう。と考えています。
今回は中古で購入し、動作不安定でハラハラドキドキしました。一応一ヶ月の保証がある機器だったので購入先に連絡を入れました。が、基本的には USB ポートに RasPi (しかも二台っ!!)を接続しないほうが良さそうですf(^^;;。
この CISCO892J-K9 のネタは今後続いていくかな? 変わった設定とか、へんなことが起きた時に書いていきたいと思います;-)。