さてさて。「CPU コレクション」ですが、前回の Socket370 VIA C3 で前世代の x86 CPU は手持ちが全て終わりました。取りこぼしている CPU あるかなぁ? 発売されたの、多分全部網羅していると思うのだけど・・。
この後 AMD は Socket754 や 939 へ、Intel は Socket423 へと進みます。この辺りになると筆者としてもまだ全部揃え切れていませんし、そもそも複雑怪奇になって何がなにやら解らなくなってしまいます。そー考えると前世代の CPU のほうが解りやすかったですよね。後半戦の x86 CPU についてはもう少し後になってから掲載して行きたいと思います。
今回の「CPU コレクション」の第42回から数回に分けて非 x86 CPU について掲載して行きたいと思います。その第一回目は MIPS アーキテクチャの登場です;-)。
NEC 製の MIPS 互換の VR5000。 NEC ではその昔、EWS4800 シリーズという UNIX ワークステーションを出していたワケですけども、当時僕が利用していたのは MIPS R3000 の EWS4800。 MIPS がちょうどアーキテクチャを CISC から RISC へと移行している最中でしたね。
その時、CISC アーキテクチャの UNIX を利用しているとユーザ名長が 16 バイト、ファイル名長が 32 バイトだったのが RISC CPU になったらそれぞれ 32 バイトと 256 バイトだったかな? になったのを覚えています。
後、当時 CISC vs RISC の議論が激しかった。で、実際に利用してみると CISC よりも RISC の EWS4800 のほうが圧倒的に速かった。と言う記憶があります。
僕の机の上にあった EWS4800 は CGMT(解る人いる?)も含めて一台 200 万 yen。R3000 使っていたヤツだけどね。しばらく後になって SONY PlayStation が出た時「MIPS R3000 三個積んで 29,800yen かよーっ!!」って思ったものでした;-)。
こっちが CPU の裏側。丸いアクセントがちょっとオシャレですよね;-)。あと、ピンが長いってのも特徴でしょうか。
この CPU は Silicon Graphics の O2 (ずんぐりむっくりしたかわいい筐体の UNIX ワークステーション) から引っこ抜きました。千葉電機大学だったかな? にお友達がいたのですが、そのお友達に「僕 CPU 集めるの趣味なんですよぉ。」と言ったら筐体ごと送ってきてくれました。それも二台も・・f(^^;;。
届いた O2 は数回電源を入れました。SGI の IRIX が起動しました。おーっ!! UNIX だぁーっ!! みたいな;-)。結局ケースとか再利用できなかったので各パーツを取り出して粉々にしてから萌えないゴミ(おーっと誤字だ;-)として出して、手元に CPU のみ残した。と言う感じです。
と、言うことで x86 アーキテクチャだけでなく、 CPU っぽいものはコツコツと集めることにしたので、後数回、非 x86 アーキテクチャなものが続くと思います。
その昔、 UNIX ワークステーションいじっていた方、ツッコミどころ満載だと思うのでドシドシコメント頂ければと思います;-)。
その昔友人がUNIX使っていた人が多かったので、この話を傍らでよく聞いていました。プレステの話しも、みんなぎゃおーって言って話していました。「うちで一番早いコンピューター」と言って、プレステさしていました。時代とはそういうものでしょうか。
いつもCPUの話は楽しみにしています~。もちろん、FreeBSDネタも~。実はcasio FIVAのころから読んでます~。
ふくしまさん。こんにちは。
以前からいつも読んで頂きありがとうございます。これからも宜しくお願いします;-)。
そーですか。古いころの UNIX をいじっていた人は「プレステ」にやはり反応を示すわけですねぇ;-)。今、MIPS を利用しているデスクトップワークステーションは無いので、感慨深いのでしょうねぇ。
今後も宜しくお願いします。
O2を砕いてすてたのですか!
我が社には、まだ保守用にIndyがありますよ。Onyxは捨てましたが。
fs さん。こんにちは。
二台もらったのですが、そもそも CPU 取り用だったので一台はブートしませんでした。なので CPU だけもいで・・。
もう一台のほうはブートもして、IRIX が起動したのでしばし遊びました。が、いかんせん遅すぎて・・f(^^;;。
けど、CPU 取り出す(廃棄するまで)までは随分と遊びましたよー;-)。
Indy は今でも現役ですかー。SGI が WindowsNT に行かずに今でも MIPS 使っていたらどういう世の中になっていたでしょうかねぇ。
文中「MIPS がちょうどアーキテクチャを CISC から RISC へと移行している最中」って書いているのは僕の記憶違いですね。
EWS4800 は途中で CPU を変更しているんですね。で、僕は その過渡期に WES4800 を利用していたようです。
多分、EWS4800/30 -> EWS4800/210 へと変更になって、そのときに CISC から RISC へ CPU アーキテクチャが変わり、高速になった UNIX を体験した。と言う感じでしょうか。
本文の訂正はしませんが、ここに書いておきます。
「MIPSがちょうどアーキテクチャをCISCからRISCへと移行してる最中」は
「ワークステーションがCISC CPUからRISC CPUへと移行してる最中」であって
MIPSは最初からRISCです。CISCから移行してないです。
あとCISCで動くOSとRISCで動くOSの違いは結果論であって、
ファイル名長がCPUによって制限されてたわけじゃないです。
当時どちらも32bit CPUですし(68k→R3000)。
norkさん。こんにちは。
鋭いツッコミありがとうございます;-)。
後半部分、確かにそうですね。CPU が CISC のときに動作していた UNIX に比べて、CPU が RISC になったことにより、OS が大幅にパワーアップして、それによって文字数が長くなった。と言うことですね。
まぁ、どっちにしても、CPU が変わったことによって、RISC のマシンが手元
届いたときの第一印象がそれだったので;-)。
当時はベテラン社員が利用しているマシンからリプレスが行われていって、下っ端は一番最後だった。同一プロジェクト内で新旧マシンが混在している状態だった。
IBM PowerPC G3。
「CPU コレクション」の第45回目です。 MIPS、SPARC と続いたら、…
[…] が手元にあります。 x86 系だけでなく、 Version.2 のサーバ系 CPU も SPARC や MIPS など色々持っているので、こちらも多分リアルに CPU […]
SGI。GE11 REVB SGl94。 よりリンクがあります。
http://running-dog.net/2015/05/post_1451.html