1月 302014
 

去年の 10/15 に Microsoft は Windows Phone8 update3 (俗に GDR3 と言われています)を公開しました。Microsoft が出したのはプレビュー版で OS 側のバージョンアップであり、デバイスメーカとしてのバージョンアップではありません。

これを踏まえて Nokia では “Lumia Black” と称して Nokia の Windows Phone8 が動作しているデバイスを各国のキャリア経由で Windows Phone8 update3 へのバージョンアップを実施しているようです。

日本において海外から SIM フリーな Nokia 製 Windows Phone8 端末を購入して、例えばれは僕が持っている Lumia 620 でも良いですが、 dccomo の SIM を利用していたり海外の SIM をローミングで利用している場合は “Lumia Black” の恩恵には授かれないんですね。 Nokia が docomo で “Lumia Black” を実施するとは到底思えない。

ではどうするか、と、いうと自己責任において Microsoft が提供している Windows Phone8 update3 のプレビュー版をインストールするのが望ましい。と、いうことになります。

 
そもそも、update3 を適用するとどのような良い点があるのか? ニュースサイトには色々書かれていますが Lumia 620 に特化して書くとすると以下のような点でしょうか。

1). 画面の回転が止められる
俗に言う「ランドスープモード」ですが、今までのバージョンでは横にすると勝手に画面が横向きになってしまい、それを抑制する機能が無かった。横向き回転停止機能が追加されました。

2). タスク終了時に [×] マークが表示されるようになった
Windows Phone8 は戻るボタン長押しでタスクリストが表示されるのですが、タスクリストから削除するときに、当該アプリ選択後にひたすら戻るボタンを数回押すしか無かったのですが、今度は [×] マークを押すだけでタスクを終了することが可能になりました。動作的には iOS のようです;-)。

3). 音の設定が柔軟にできるようになった
例えばスクリーンキャプチャする場合、カメラのシャッター音よりも大きな音がしていたのですが、これが消せるようになったり SMS やメール着信時の音が変更てきるようになりました。

他にも色々あるかとは思いますが、この三点でしょうかねぇ。けど、この三点だけでも随分と便利になったように感じます;-)。

納得行かない点としては

1). Bluetooth で相変わらずキーボードのプロファイルに対応しなかった
2). ブラウザでヲレヲレ証明書の SSL サイトを見るときの不便さ

の二点でしょうかX-(。

 
と、いうことで、今回は日本で利用している Windows Phone8 端末に update3 を適用する方法を書いてみたいと思います。

Windows Phone8 アプリでは update3 (“Lumia Black”) 適用対象確認アプリなんてのがすごいたくさんあるのでそれで確認しても良いですが、まぁ、日本ではそれらのアプリを利用しても意味ないですね。

docomo は “Lumia Black” はやらないだろうし、海外 SIM を使っている場合にもローミングなので無理でしょうしね。

と、いうことで以下手順を書いてみます。

1). Microsoft 開発者サイトに登録
Microsoft は日本語でちゃんと開発者向けにウェブサイトを用意しているのですねぇ。

https://dev.windowsphone.com/ja-jp/

上記 URL にアクセスし、開発者登録を行います。普段利用している Hotmail や Windows Live ID で問題無いです。日本語なので楽ちんですね;-)。

 
2). Windows Phone SDK 8.0 をダウンロード && インストール
Microsoft は開発者向けに Windows Phone SDK 8 を用意しています。

https://dev.windowsphone.com/ja-jp/downloadsdk

ここから SDK 8.0 をダウンロードして Windows8 にインストールします。 SDK 8.0 は Windows8 以上が必要で Windows7 にはインストールできませんでした。なんでも SDK 8.0 は Windows Phone8 のエミュレータとして Hyper-V が必須だそうでその影響らしいです。

インストール時にいきなり敷居が高くなりますね。 MSDN 辺りから評価版をダウンロードして来て仮想環境にインストール。とかする必要があるかもしれません。

SDK 8.0 は無料のライセンスも提供されるのでそのライセンスを利用しアクティベーションして準備は完了です。

 
3). 端末のアンロック
Windows Phone SDK 8.0 をインストールすると Blend for Vidual Studio 2012 がインストールされます。一緒にインストールされた「Windows Phone Developer Registration」ツールを起動して、USB 経由で Windows Phone8 を接続します。

WindowsPhone8_update3_1

あとはメニューに従い [ OK ] ボタンを推し進めていくと端末の開発者向けロックが解除されバージョンアップ可能な端末になります。この作業を実施しないと update3 は適用できません。

なお、実際の作業前には以下の二つをよぉーく読んで自己判断で行ってください。

https://dev.windowsphone.com/en-us/featured/update3
http://www.windowsphone.com/ja-jp/how-to/wp8/basics/how-do-i-update-my-phone-software

 
4). Preview for Developers アプリのインストール
続いて Windows Phone8 を取り出し Preview for Developers と、いうアプリをインストールします。

http://www.windowsphone.com/ja-jp/store/app/preview-for-developers/178ac8a1-6519-4a0b-960c-038393741e96

インストールしたら起動し、開発者登録したアカウントでログインし、なれない英語を読みつつ画面遷移していき最後に “Enable Preview for Developers” にチェックを入れて [ Done ] を押して準備は完了です。

 
5). 設定アプリの [電話の更新] からバージョンアップ
Preview for Developers アプリってのは「バージョンアップの確認と同意」を求めるだけで、実際にアップデートはしてくれません。

普段から利用している設定アプリの [電話の更新] メニューで [更新を確認] ボタンを押すと、上までの手順を踏んできた人の端末には update3 が表示されます。

WindowsPhone8_update3_2

あとはひたすら待ってバージョンアップが完了するのを待ちます。 Lumia 620 では結構長い時間かかりましたが 30-40 分程度は見ておいたほうがよいですね。

僕の Lumia 620 は一回バージョンアップがあって Windows Phone 8.0.10322 なバージョンだったのですが、 update3 適用後は 8.0.10521.155 になりました。

WindowsPhone8_update3_3

 
以上でバージョンアップは完了です。「設定」アプリには[画面の向き]とかいうメニューが表示されるようになったりタスクバーでも幸せになれます。スクリーンキャプチャしたときの音が小さくなった(調整で消音できる)のは嬉しいですかね。

と、いうことで僕は現在アップデートされた Windows Phone8 で遊んでいる最中です。

それにしても Microsoft は update3 を一般に公開するという、なかなか粋なことをやってくれます。 Nokia のように “Lumia Black” と称してしてキャリア経由でバージョンアップする場合、日本のような国が出てくるのでその対応策として GDR3 を用意したんでしょうかねぇ? それにしても嬉しいことです;-)。

皆さんも自己責任でトライしてみてください。ただ、何人の方が Windows Phone8 を持っているかわかりませんが・・f(^^;;。

12月 292013
 

前回のエントリーでは渋谷の道玄坂の電灯にNFCタグが貼ってあります。というのを書いたのですが、今回は実際に NFC タグに書き込んでみよう。と、いうエントリです。

それにしても NFC タグってのはお店に売ってないんですね。アキバを俳諧したときに七店舗くらいに「NFC タグって置いてありますか?」って聞いたのですが、どこにも無いっ!! 店員さんが「以前は置いていたんですけどねぇ。」というお店もあれば「何ですかそれ?」とか「Bluetooth キーボードについているヤツですよねぇ。」とかトンチンカンなことを言う店員さんも多数いらっしゃいました。

と、いうことでアキバででもまだまだメジャーではない NFC タグ。結局僕は楽天で購入しました。ネットのお店で購入したほうが比較的容易に入手可能と思われます。

さてさて。これが購入した NFC タグです。10 枚セットで 1,380yen だったかな。

IMG_6341_NFC_Tag_rw_1

上の列が裏側、下の列が表側です。ピップエレキバンみたいな感じですね。上のギターの模様になっているのがチップが埋め込まれている図ですね。ここに NFC を搭載しているスマートフォンを近づけるとデータを書き込んだり読み込んだりすることができます。

今回は Nokia の Lumia 620 で NFC を利用しました。とわ言いつつ、技的を通っていない Lumia 620 はたぶん日本国内で、たとえ NFC の電波であっても出したら違法ではないかなぁ。と、いうことで、長い休みでもありますし、日本を脱出して海外で NFC タグと遊んでみましょう;-)。

まず、NFC タグに情報を書き込むには NFC Writer と呼ばれる情報を書き込むアプリをダウンロードしてきます。 Google Play にも Android 用のがたぶんたくさんあると思われますが、何かしら良いのを見つけてきます。あ。当然 Windows Phone アプリにもいろいろなものがありますが;-)。

NFC Writer をダウンロードしてきたらどのような機能が書き込めるか確認します。以下に一覧を羅列してみます。

・Wi-Fi・Bluetooth などのオン/オフ画面表示
・システム系アプリの起動
・インストールしたアプリの起動
・テキストデータの書き込み
・URL の書き込み、読み込んだときにブラウザ起動

とまぁ、だいたいこんな感じでしょうかね。タップして「書き込み」ボタンを押して NFC タグに近づけると NFC タグにサクっと情報が書き込まれて終了。って感じです。

wp_ss_20131229_0003_NFC_Tag_rw_3

僕は Nokia 謹製の Nokia NFC Writer というアプリを利用してみました。

これで NFC タグに情報をいろいろ書き込むことができるようになります。

NFC タグからデータを読み込む場合ですが、 Windows Phone8 では OS で実装しているので特にアプリケーションをインストールせずとも NFC タグから情報を読み込むことができます。

wp_ss_20131229_0002_NFC_Tag_rw_2

さてさて。こんな感じの NFC 対応スマートフォンと NFC タグですが、あちこちに NFC タグを貼っておくと、そこにスマートフォンをかざすといろいろ設定を変更してくれたりアプリを起動できて、近未来的な状況でスマートフォンが利用できるようになり生活が変わります。などと謳われていますが実際のところ、どうなんでしょ?

気がついた点を箇条書きにしてみます。

1). NFC Writer があれば書き換え可能
NFC タグに書き込むとき、パスワードとかかけられないんかな?渋谷道玄坂の電灯に貼ってある NFC タグに NFC Writer で勝手に情報書き換えることができるのではないか。と思われます。大丈夫かなぁ・・。

2). NFC タグは何回でも書き換え可能
NFC Writer で各種情報を NFC タグに書き込むんですが基本的に上書きです。アペンドというか追加書き込みができません。そのかわり NFC タグは一個持っていれば何回でも情報を書き換えることができるシロモノです。

3). 書き込みアプリに依存する部分が大きい
例えば、家に帰ってきて自分の部屋に貼ってある NFC タグには『Wi-Fi オン』『Bluetooth オン』『クーラーオンアプリ起動』するようにタグに書き込んであるとして、これらを一個の NFC タグに書き込めるアプリも探せばあるんだと思います。
が、 Windows Phone アブリでは見つからないんですよね。一個の動作しか NFC タグに書き込めない。すると、上記の動作をするためには NFC タグが三枚必要になる。と、いうことです。
結局自由度の高いアプリをいかに見つけるかが NFC を利用する上で重要になるかと思われます。

ただ NFC タグをべたべたそこいら中に貼って満足。ってわけにはいかないですね。

と、いうことで今回は二回にわたり NFC について書いてみました。今後はあちこちで NFC タグを見るようになるでしょうかね。ただ、もう少し浸透する必要があるかとは思いますが、アキバの電気屋さんの店員さんはせめて NFC タグとはなんぞや。くらいは覚えておいていただけると助かります;-P。

12月 272013
 

僕の会社は渋谷道玄坂の上のほうにあり、毎日渋谷道玄坂を駅からズンズンと登り歩いているのですが、あるとき街灯にはられている渋谷界隈のシールが目に付きました。

こんな感じのが街灯にペタっと貼ってあるんですね。

IMG_6328_sby_NFC

で、このシールには QR コードの他に NFC タグが埋め込まれているみたいで、 NFC 対応のスマートフォンでは NFC タグに埋め込まれているデータを読み込むことができるようです。

僕も NFC 対応のスマートフォンを持ってはいるのですが、現実的に NFC とはなんぞや? みたいな半分シロートな状態なので、いまいちわからなかったので、色々と勉強してみました。

スマートフォンに搭載されている NFC はまぁ、言ってみれば Suica のような感じですが、その NFC チップは『NFC タグ』と呼ばれるデータを保持しているシールの情報を読み取ることができるらしんですね。

今回は渋谷道玄坂の街灯に貼られている NFC タグから情報を読み込んでみました。その瞬間がこのキャプチャです。

wp_ss_20131226_0001_sby_NFC

街灯に貼られている NFC タグには URL がデータとして書き込まれていて、その情報を読み込んだスマートフォンはブラウザが起動して URL をアクセスする。って感じですかね。

wp_ss_20131226_0002_sby_NFC

ブラウザに表示されたのは http://shibuya-nfc.com/ という URL で、渋谷の色々な情報を確認できるスマートフォン対応のサイトのようでした。

なるほどー。 NFC ってのはこうやって使うのね。って、今まで使ったことがなかったので色々と楽しい体験が出来ました。
ちなみに QR コードも付いていたので NFC に対応していないスマートフォンの場合はそっちをアクセスすると良いかと思われます。

NFC 対応のスマートフォンをお持ちの方は、渋谷道玄坂に行って是非読み込んでみてください;-)。

 
ちなみに NFC タグのネタについてはこのあと、もう一回書く予定です;-)。

12月 012013
 

僕がフューチャーフォンからスマートフォンに変えたのは iPhone3G が出た直後で、iPhone3G を購入したのは 2009/04/05 のようですね。で、その前まで使用していたのがサムスンの 708SC という 3G で最薄と言われていた携帯電話です。

IMG_6127SB_708SC_2

長らく塩漬け状態だったこれを引っ張り出してきて SIM フリー化してみました。ウェブで探していたら楽天のとあるお店が『送料込み 1,300yen で SIM フリー化します。』とあったのでそれをお願いしました。

返って来て docomo の SIM を入れて確認してみたら無事に利用できたので SIM フリー化完了な端末と化したようです;-)。

IMG_6125_SB_708SC_1

さてさて。どうして 708SC のような古い携帯電話を SIM フリー化するのか? と言われれば、以前 docomo で契約した MEDIAS LTE N-04D がもうじき二年経つのでその前に色々手を打っておこうかなぁ。と、思ったのであります。

二年目以降は以下のようにしようかな。と。

o. Xi 契約止める
o. タイプ SS バリューにして i-mode も契約しない

これだと通話料のみで月額 980yen。そして無料通話分 1,050yen 分が付いてくる。

MEDIAS LTE N-04D は御蔵入り。あと、僕は SIM フリー端末として Nokia Lumia 620 を持っているのですが、こいつはどうしようか考え中。

o. 通話のみの docomo SIM を SIM フリー化した 708SC に入れる
o. 通話のみの docomo SIM を Lumia 620 に(瞬間的)に入れる

って手があります。上記の場合には本当に通話専用端末として 708SC が利用できるのでグー。下の場合も電話の機能としてのみ 620 が使えるかもしれないですね。が、多分インドのプリペイド SIM を入れますけど;-)。

ここに MVNO の通信系 SIM をどうするか。と、いうのが絡んで来て、通話専用端末と MVNO 専用端末に分けて利用するか? という考えが頭をよぎるので、それを考えると 708SC は一応 SIM フリーかして行うかなぁ。と思ったのであります。

 
が、それにしても Nokia Lumia 620 も サムスンの 708SC も 3G の電波は 2.1GHz 帯しか対応してないので 800MHz 帯をメインで利用している docomo のネットワークにおいては非力感が全面に出ているんですけどもね。

と、いうことでどーしても使えないようであれば au への NMP も視野に入れて後三ヶ月で結論を出す次第なのであります;-)。

11月 272013
 

僕は Nokia の Lumia 620 という WindowsPhone8 の携帯端末(スマートフォン)を持っているのですが、当初買った時はバックカバーが白のモノをチョイスしました。以前のエントリを見て頂けれはと思うんですけどもね。

白ってのは使い込んでいくと汚れていってだんだんと美しくなくなっていきました。あと、いつも良く押す右側真ん中ボタン(画面を点ける電源ボタンみたいな感じ)がカクンカクンという感覚になってきたので、どーすんべかなぁ。と悩んでいたのですが、サクっとバックカバーを交換することにしました。

Lumia 620 はバックカバーがプラスチックでディスプレーの裏側をくるんでいる感じなので取り外しが簡単で交換パーツもそこはかとなく出ているのでいるのであります。

今回購入したのはピンク;-)。値段は送料込みで 1,900yen でした。バックカバーが届いた状態ではこんな感じ。

IMG_6075_Lumia620_Change_1

Windows Phone8 というのは画面中にメインで利用している色を「設定」->「テーマ」で変えられます。WindowsPhone8 といえばテーマは黄色か青かなぁ。と思っていたのですが、バックカバーをピンクにしたのでテーマの色もピンクにしました。うひー;-)。

それにしてもカバーを変更しただけで、なんか新品の WindowsPhone8 が手に入ったような気分になってなかなか新鮮です;-)。カバー交換のついでに今までインストールしていたアプリを見なおして似たような機能で新しいアプリを探してそれを利用する。ってのも良いですね。

IMG_6078_Lumia620_Change_2

と、いうことで 3G 800MHz が入らず 2.1GHz 帯しか利用できない、国内では山奥や田舎に行くと全くと行って良いほど利用できない Lumia 620 ですが、ここから気分一新です;-)。

11月 032013
 

OS X Mavericks にしてしばらく使っていたのですが、 iTunes は iOS デバイスとカレンダー同期してくれなくなったんですね。iTunes の[概要]タブから「スケジュール」の項目が消えています。
と、いうことは iCal のスケジュールの情報は iCloud 経由で同期しろ。ってことなんですね。いやー。Apple も google みたいなことしてくれますなぁX-(。

このブログにも以前に書いているのですが、スケジュールは google に預けたくないし、当然 Apple にも預けたくない。そーいう人にとって、今回の Mavericks の iTunes の仕様変更は改悪ですね。困った困った。

さて、ではどうするか? と言えば、僕は自分で CalDAV サーバを持っているのでそれを利用することにしました。

CalDAV サーバを Mavericks の iCal と iPhone4・iPhone5、あと Thunderbird の Lightning からアクセスして参照・更新すれば一応は OK な状態になりますね。

今までは家の中専用で利用していた CalDAV サーバを SSL 化してグローバルからでもアクセス可能な状態にします。そして、 iCal・iPhone4・iPhone5・Lightning から接続テストをしてみます。が、 iOS もかぁなりクセがありますね。けっこう orz 的な事態になったのであります・・。orz。

今回はこの辺りの顛末についてちょっと書いてみます。

1. CalDAV の SSL 化
CalDAV 自体のインストールと設定については以前のエントリに書いたのでそっちを参照してください。あ。一点だけ。
古いバージョンの davical-0.9.9.4 から davical-1.1.1 にバージョンアップするとデータベースの互換性がなくなるようで、サクっと portmaster とか走らせると痛い目に遭います。
iCal とか Lightning で ics 形式のバックアップを取ってから davical とか postgresql などを一旦消してバージョンアップして、1.1.1 で動く状態にしてからバックアップした ics ファイルをインポートすると今度はサクっと動くようになります。 postgresql にデータが残っている状態でバージョンアップして『それを潰さないように』などと思っているとダメっぽいです。

さて本題。 CalDAV サーバと言っても基本的には httpd を httpsd とするだけなので、あと、自分しか利用しないのでヲレヲレ証明書で行きます。 FreeBSD 的には以下のコマンドを打つだけで簡単に SSL 化できます。

# cd /etc/ssl
# openssl genrsa -out ./server.key 2048
# openssl req -new -x509 -days 3650 -key server.key -out server.crt
# openssl x509 -in server.crt -out server.der -outform DER
# cd /usr/local/etc/apache22/
# ln -s /etc/ssl/server.crt
# ln -s /etc/ssl/server.der
# ln -s /etc/ssl/server.key

 
server.crt を作成する場合に色々聞かれてきますので値を入力します。server.der はブラウザにインストールするといちいち「このサイトは怪しいぜぃ。」って聞かれなくなります。

このオペレーションだと apache22 の SSL 化の設定は非常にラクチンですね。 httpd-ssl.conf は以下の部分だけ直すと作業は終了です。

#   General setup for the virtual host
DocumentRoot "/usr/local/www/davical/htdocs"
ServerName ical.running-dog.net:443
ServerAdmin takachan@running-dog.net
ErrorLog "/var/log/httpd-ssl-error.log"
TransferLog "/var/log/httpd-ssl-access.log"

 
あとは apache22 を再起動して作業は無事完了。各クライアントからアクセスして動作確認します。基本的には以下の URL で ics ファイルが取得可能な状態となるはずです。

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/home/

ここ、重要ですからねー。覚えといてくださいよー;-)。

 
2. iCal の設定
iCal は OS X に付属のカレンダーアプリです。「環境設定」→[アカウント]から”+”で追加します。 SSL で追加しましょう;-)。
[サーバ設定]タブでは CalDAV サーバの FQDN と URL を書きます。サーバパスは “/caldav.php/takachan/” を指定します。 CalDAV のコントロールパネルで他にカレンダーを設定した時に /home/ の部分が任意のパスとして生成され iCal 上に表示されるようになります。

 
3. iOS デバイスの設定
僕は手元に iPhone5 があって、それは既に iOS7 にしているのですが、このカレンダーアプリはどえりゃーやっかいでした・・。 Maverickes の iTunes も iOS7 もひでーことだぁ。と、知ることになるんですけども。

iOS の場合はまず、設定アプリから「メール/連絡先/カレンダー」を選択し「アカウントを追加」→「その他」→「CalDAVアカウントの追加」を選択し情報を入力します。
「サーバ」は FQDN のみで OK。「詳細設定」で色々指定してあげます。 SSL を有効にしてから「アカウントURL」に上記の URL を指定します。以上で設定は完了。次にカレンダーアプリを開き、しばらくすると新しく登録した CalDAV のアカウントが見えるようになります。うふふ。これでカレンダーの同期が完了だぁ;-)。

が、しかし・・。落とし穴はここからでした・・。orz iOS のカレンダーアプリは default のカレンダーが”カレンダー”として自動的に登録されるんですね。上に書いた URL 覚えていますか? CalDAV の default のカレンダーのパスなんですけども。もう一度書きますね。

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/home/

しかし、iOS のカレンダーアプリはここを参照してくれなくて、勝手に EUI-64 でパスを生成してそこに”カレンダー”ってタイトル付けて、そこにしかアクセスできないんですね・・。URL 的にはこんな感じ。

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/DE1A314-92BE-4518-A56E-B7138819A30B/

僕的には iOS のカレンダーアプリも /caldav.php/takachan/home/ を参照して欲しいのだけどここは見てくれない。で、新規にカレンダーを作成しようとするとまたまたサーバ上に EUI-64 のパスを作ってそこにタイトルを勝手に付ける仕様になっています。

とりあえず iOS はここで一旦終わって、次に Lightning の話を先に書きます。

 
3. Thunderbird Lightning の設定
Lightning は昔から利用しているしここにも何回かエントリとして登場しました。

Lightning でカレンダーを利用する場合には default の URL である

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/home/

を記述すると無事にカレンダーが表示できるのですが、上の iOS デバイスのカレンダーアプリが”カレンダー”と認識している EUI-64 なパスにしかアクセスできないので、Lightning に指定したパスも変更してあげる必要があります。まぁ、http:// から https:// に変更する必要があるので、この際テマは一緒かー。みたいな気はするんですけどね。

 
ちなみに、Lightning の場合はパスを /caldav.php/takachan/ で指定するとその配下の全てのカレンダーを表示してくれます。
Mavericks の iCal のパスは無条件に /caldav.php/takachan/ になって、配下のカレンダー全てを表示してくれます。
iOS の場合は無条件で UEI-64 のパスを掘って”カレンダー”とラベルを付けてそこにしかアクセスできません。 iOS 上で新規にカレンダーを作成するとそれは閲覧・更新可能な状態となりますが、自分で作成したものしか見えずに他のアプリで作成したカレンダーは見えません。
そー考えると iOS のカレンダーアプリが一番ワガママですね。

 
と、いうことで iTunes が iOS デバイスと同期できなくなったというのが一番大きな問題点なので、そこを Apple に何とかしてもらわないとお話にならないですね。一応、「iTunesの意見/感想を送る」から『カレンダー同期復活してくれー。』とは送っておきましたけどね。

CalDAV 経由ではなく、もっとスマートに同期できる方法があったら教えて頂きたいものです。

10月 172013
 

タイトルの通りですねf(^^;;。何故か知りませんが、いつの間にか iPhone5 と iTunes 経由の iCal でカレンダーの同期ができなくなってました。症状としては以下の通りです。

o. iPhone5 のカレンダーに登録した情報が Mac との同期で iCal に情報が書き込まれない。
o. iCal のカレンダー情報は iPhone5 に無事に書き込まれる。
o. iTunes との楽曲や iPhoto との写真などの情報は正しく同期できている。

と、いうことで iCal -> iPhone5 方向のカレンダーのイベント情報は同期できるのに iPhone5 -> iCal 方向のイベント同期がいつの間にか出来なくなっていた。と、いう状態です。これは結構痛い状態でせっかく iPhone5 に登録したカレンダーの情報が iCal に読み込まれない・・。

しょーがないので以前このブログにも登場した PocketLife Calendar アプリを利用し iPhone からカレンダーのイベントを抜き出してメールで送って ICS ファイルを Mac の iCal にインポートする。と、いうほぼ無謀とおも思われる作業を延々とやっていんですけども、いい加減イヤになって来て調べた。と、いう感じです。

なお、余談ですが、僕は PocketLife Calendar の利用頻度が随分と高いので、作者さんへの敬意を表して結局このアプリは 250yen (だったかな?) で購入してしまいました;-)。

で、やはり、そのような現象に陥る人というのはいるようで、Apple のサポートページに解決方法がありました。以下の URL です。

http://support.apple.com/kb/TS1627?viewlocale=ja_JP

OS X Mountain Lion では perl のスクリプトを実行すれば良いみたいですね。そのスクリプトは内部で use SyncServices とかちょっと怪しげな perl モジュールを利用しているようですが;-)。 perl が解る人はなんとなくこのスクリプトを眺めてみるのも面白いかもしれません。『data.version ってファイルを消すのかー。』みたいな;-)。

resetsync.pl というスクリプトを実行するときに list とかオプションを付けると同期するモノを表示してくれるようです。

 
さて。僕の場合ですが、ちょっと強引とも思える以下の手順で問題を解決しました;-)。

$ cd ~/Library/"Application Support"/SyncServices/
$ \rm -r Local.*
$ cd Local
$ mv conflicts _conflicts_
$

 

上記オペレーションは良い子はマネしない方が良いかもしれません;-)。また、上記オペレーションをしたことによって同期のためのデータが消えたり動作が怪しくなっても僕は責任を持ちませんのであらかじめご了承ください。

まず ~/Library/Application Support/SyncServices/ 内の古い(と思われる) Local.* ディレクトリを削除します。
そのあとで既存の Local ディレクトリ内にある conflicts というディレクトリを一時的に名前を変更しました。

あとは iPhone5 を USB で接続して OS X と同期してみる。って感じでしょうか。 2,3 回試してみたら新たに conflicts ディレクトリが作られました。そして iPhone5 で打ち込んだデータは OS X の iCal に読み込まれるようになったのでひとまず復活した。と、言っても良いのではないでしょうか。

/SyncServices/ 自体のディレクトリを mv するとどういう状態になるか確認してみるのも良いですね。状態が変化してけっこう焦ったりしますが、 mv しただけなのでもとに戻すこともできますしね。と、いうことでこのディレクトリは iPhone と Mac を同期する上で重要な役割を果たしている。と、いうことがそこはかとなく解って来ます;-)。

今まで、 iTunes 経由の写真や楽曲などの同期は問題なく出来ていたのですが、あるタイミングからカレンダーの情報だけ iPhone5 -> iCal 方向に同期できなくなっていたのですが、これで復活しました。

けど、良い子はくれぐれもマネはしないでくださいね;-)。上記の Apple サポートの URL を熟読してください。

10月 122013
 

いやー。Nokia の Lumia620 な Windows Phone8 を購入してからほぼ毎日使い続けてみましたが、この辺りで完結編に行ってみたいと思います。今まで使い込んでみた感想を書いて、最後にどう?って結論に迫ってみます。

さて。 docomo から iPhone5s/c が発売されたのでこれでグググと LTE (Xi) がクローズアップされているんですが、まず docomo のネットワークと Lumia620 の電波的な相性について書いてみます。

 
1. 電波状況と繋がりやすさ
docomo の場合、LTE は 2.1GHz で、LTE の電波の入りが悪いところは 3G の 800Mhz 帯でカバーし、通信速度はとりあえず置いとていて、”電波の入り”の良さを強調しているように、社長の話の記事を読んだりしていると感じ取れます。
そー考えると、今のスマートフォンを MVNO を含めて docomo の回線で利用するには以下の方程式が成り立つと思います。

o. LTE は 2.1GHz 帯をカバーし、欲を言えば他の周波数帯もカバーしているものが良い
o. 800MHz 帯は主に 3G で利用することになるので 3G 800Mhz 帯に対応してないとお話にならない

これが docomo の回線を利用する上での鉄則ですね。では Lumia620 はどうかというと、以下になります。

o. LTE に対応してないないので問題外
o. ちなみに後継機の LTE 対応 Lumia625 も docomo の LTE の周波数帯には対応していない
o. Lumia620 は 3G のみの対応で周波数は 2.1GHz でのみ利用可能

と、いう状況。つまり docomo の回線を利用する上で田舎・山奥などは 800MHz の電波しか来ていないので Lumia620 は “圏外” になる可能性が非常に高い端末。と、いうことになります。これは実際に体験しました。圏外な状態が多いので実質的には使い物にならない。

LTE が利用できる SIM カードがある場合には無理して Lumia620 に入れるのではなく、 LTE 対応のケータイ・スマートフォンでテザリングを有効にして Lumia620 を接続したほうが圧倒的に良いと思われます。

まぁ、ここまでの話は Windows Phone8 というよりは docomo と Nokia Lumia620 の相性問題的な部分のお話ですね。

 
2.アプリケーション
次に Windows Phone8 のアプリの悲しい点について書いてみます。

まず、ブラウザからファイルがアップロードできないのには困ったチャンですね。とある SNS にブラウザ経由で写真をアップロードしようとしてもフォトアルバムにアクセスできません。 これは多分 Windows Phone8 の仕様なのでしょうなぁ。
なので、ファイルをアップロードするには SkyDrive などのクラウドを利用するしか手がなくて、 iPhone などで SkyDrive からダウンロードしてから iPhone5 のブラウザでアップロードするという、本末転倒な状態となります。
これは結構痛いですね。

あと、僕的には以下のアプりが欲しいのですが、無い状態で悲しい。

・ミイル
・DropBox (サードパーティ製の広告付きのヤツはある)

不便なアプリは以下かな。

・LINE (“タイムライン” は iOS と Android 版のみで WP8 版には実装されていない)
・Microsoft 謹製の YouTube アプリはデータが取得できない

などなど。
有名どころのアプリ、例えば Twitter とか Facebook などはベンダが出してない場合は Microsoft が出しているので、ベンダのアプリとそんなに違和感なく利用できます。 YouTube アプリもその一つなのですが、正しく動いていくれない。で、サードパーティの他のアプリをダウンロードすると広告が付いているので使いたく無い。みたいな感じでしょうかねぇ。

まぁ、良いアプリもたくさんあるんですが「じゃぁ、Windows Phone8 でないと使えないアプリってなにかあるの?」と、聞かれると「特にない。」と答えざるを得ない。と、いうか。あ、 Office があるか;-)。

 
3.総評
僕が購入した Nokia Lumia620 は SIM フリーでキャリア契約無しの 20,000yen の端末でした。日本では技適が通ってないので利用できません。国内での利用ではグレーですが、海外に行ったときに SIM を買ってきて docomo でローミング。みたいな方法が一般的かと思われます。それにしてもこの場合でも Wi-Fi・Bluetooth はダメなようですねぇ。

さて。もし仮に Lumia620 が日本で技適が取得できていたとして、docomo の MVNO で利用しても LTE が利用できなくて 2.1GHz の 3G にしか対応しないとなると、ちょっと前の Softbank よりも電波状況が悪い状態なのが今の docomo です。なので 3G で利用する電話の場合には 800MHz 帯に対応したものでないと意味が無いですね。

あと、docomo の LTE 2.1GHz 帯が(このエントリ執筆時点で)クソだとは言っても明らかに 3G よりは速いので一旦 LTE の体に慣れてしまった人にとっては 3G のみの端末ってのはちょっと苦痛を感じます。

 
Windows Phone8 は GUI とかデザイン・動作は中々良い感じです。しかし、日本で発売されていないってのが大きいのか、アプリの対応状況がイマイチ進んでない。ってのが素直な感想です。
例えば Nokia の地図アプリは日本の地図情報がまるで無いので google の地図を利用しているアプリをダウンロードして来るとかですね。
上に書いた部分もちょっとツライ点ではあります。

ちなみに僕が持っている docomo の MEDIAS LTE N-04D は以下の周波数に対応しています。

o. GSM: 1900/1800/900 MHz
o. WCDMA: 2100/800 MHz (Band I/XIX)
o. LTE: 2100 MHz (Band I)

Nokia Lumia620 は以下の通り。

o. GSM: 1900/1800/900/850 MHz
o. WCDMA: 2100/1900/900/850 MHz (Band I/II/VIII/V)

850MHz 帯が Band19 だったら良かったんですけどねぇ。

と、いうことで、もし技適が通っていたと仮定した場合に docomo の MVNO で Lumia620 を利用するか? と聞かれれば「びみょー。」と答えざるを得ないのが今の現状でしょうか。

携帯・端末上で動作する OS が何であるかはともかく、 800MHz 帯の 3G に対応していない機種はちょっと無理っぽい。ってのが今回の結論なのであります。

新しく docomo から出た Xperia Z1 は docomo の LTE/3G の全周波数が利用できるので、一度使ってみたいなぁ。とはちょっと思います;-)。

9月 042013
 

夏休みを利用してインドに旅行に行ってきました。その時に利用した携帯電話についてちょっと書いてみたいと思います。

がっ!! 僕は SIM フリーな NOKIA の Lumia620 を持っているのですが、こいつは MicroSIM で、事前に情報を調べてみたのですが、利用しませんでした。と、いうことで今回は Wi-Fi についてちょっと書きます。

持っていった携帯電話は SoftBank の iPhone5 と docomo の SP-mode から mopera U を利用して通信を行う NOKIA Lumia620 です。これらの機器を利用して飛行場やホテル、街中の Wi-Fi ポイントにアクセスして利用しました。

まず、成田空港から飛び立ち、トランジットで上海の浦東空港に立ち寄りますが、降りた瞬間に電源をオンにして機内モードもオンで Wi-Fi もオンにします。飛行場で Wi-Fi を利用したのは上海の浦東空港とインドのデリー空港の二か所でした。で、どちらも無料の Wi-Fi ポイントが利用できるんですね。あ。当然成田空港でも利用できますが;-)。

アクセスポイントに接続すると認証画面が出てきます。フツーにパスワード無しでログインできるのかと思いきや、以下の手順で利用可能な状態となります。

1. ユーザ登録用ウェブページにアクセス
2. 電話番号とメールアドレスを登録
3. すると電話番号に SMS でパスワードが飛んでくる
4. 飛んできたパスワードを利用してログイン
5. ログイン後は利用可能

をいをい。海外用の SIM 無いし、機内モードだし。と、いうことで実質的にパスワードを受信することができないんですね。あたたた。

IMG_5573_Wi-Fi_1

どーしたもんかいのぉ。などと悩んでいて、いよいよ docomo の海外ローミングサービスである WORLD WING を NOKIA の Lumia620 で利用しようかと思い機内モードをオフにして地元のネットワークに接続したところで SMS が二つ飛んできました(@_o)。

一個は docomo からで「WORLD WING を利用するにはローミングをオンにしろ。」とのことでした。あれ?すると、ローミングをオンにしない間は WORLD WING の料金は発生しないということかい? でもって docomo から飛んで来た SMS は案内なのでどうやら無料らしい。

で、もう一通はと言うと、先ほど Wi-Fi で登録したアカウントのパスワードが飛んできました(@_o)。あれ!?

IMG_5574_Wi-Fi_2

と、いうことで浦東空港とデリー空港で Wi-Fi を利用する場合の手順はもうお分かりですね;-)。ちょっと書いておきます。

1. 携帯電話を機内モードをオンにしてキャリアとの接続を断つ
2. Wi-Fi をオンにして無料 Wi-Fi に接続してユーザ登録する
3. 機内モードをオフにしてしばらく待ち海外キャリアに接続する
4. SMS が飛んできたところですかさず読む
5. 機内モードをただちにオンにする
6. SMS で届いたパスワードを入力して Wi-Fi を利用する

今回は docomo の回線で上記のようにしました。八月最終週に海外に行ったので、九月に入って八月の請求を見ても特に海外で課金されている様子はありませんでした。

と、いうことで SIM フリーな携帯端末だからこういうワザが利用できるのかもしれませんが、もしかしたら SIM ロックの端末でも同じ動作かもしれません。

ミソは『ローミングオフ状態で SMS が届く』ところでしょうか。

 
それにしても海外の通信キャリアに接続していないと Wi-Fi が利用出来ない飛行場のサービスにも問題はあるような気がしますが、上記の手順で一応 Wi-Fi が利用できたのでヨシとしておきましょう;-)。

 
あ。ここに書いてある内容をそのままやってみて、万が一高い通信料金などが請求されても筆者は一切責任は持ちませんので自己責任でお願いします。

 
そもそも、日本国内では技適を取得していない NOKIA の Lumia620 はネタ的には中々書きづらい部分があるのですが、海外においてはおおっぴらに利用できてその内容について色々書けるのが嬉しいですねぇ。

一番良いのはインドでプリペイド SIM を買ってきて docomo でローミングってのが、記事を書くのには良いんですけどね;-)。

8月 012013
 

そもそも iPhone で音楽を聞く場合には標準で付いてくる「ミュージックアプリ」を利用するのですが、こいつがあーたっ!!バグがある。以前にも書いたかもしれませんが再生したポイントを覚えてくれないんですよね。

昨日の会社の帰り道に 1 から 10 曲目まで聞いて、今朝行きの電車の中で 11 から 20 局目まで聞いて、会社で iPhone いじってバックグラウンドから「ミュージックアプリ」を終了し、会社帰りに聞くと、今朝来る時に聞いてきた 11 曲目から再生開始。などという恐ろしいバグが iOS 5.0 から入ったのですが、 iOS6 になっても治らず、いい加減音楽再生アプリを違うのにしようと考え始めるようになってきた。

あと、もう一点。 iPhone5 に付属の EarPods イヤホンですが、音がやたらに良いので感動モノですが、耳から外れやすいので困って、他のヘッドホンに乗り換えたいんだけど音が貧弱で・・。

高価なヘッドホンを試す前にアプリでどうにかなるんかな?とか思い音楽再生系のアプリを色々試してみました。

並べたキャプチャはこんな感じ。

IMG_5355_iOS_Music_1

Groove スマート音楽プレーヤー
SonicMax Pro for JVC
SonicMax Pro
Denon Audio
Automatic Sound Levelizer

それでは順に書いてみます(ちょっと順番がばらけいているか?f(^^;;)。

1. Groove スマート音楽プレーヤー
これ、有料なんですが、僕は確か無料キャンペーン中にダウンロードした記憶があります。自分のプレーリストをカッチョ良いデザインで表示してくれて見た感じがとても良いです。

イコライザーの機能は付いてなくて標準の「ミュージックアプリ」のイコライザーの状態を保ち再生してくれます。
良いヘッドホンを持っていて、再生時にビジュアル的な情報が欲しい場合には良い感じです。プレーリストを戻るというバグは無いので標準で付いてくる「ミュージックアプリ」のバージョンアップ版として利用できます。

 
2. Denon Audio
あの DENON が作成した音楽再生用アプリです。無料でダウンロードできてイコライザー部分についてはアドオンを 170yen で購入できます。

今回は EarPods イヤホンでない場合に EarPods イアホンのような音が楽しめるかな? と思いイコライザー部分も購入してみました。

が・・。仕様なのかバグなのか良くわからないのですが、ゲインを上げてビュンビュン動く縦の棒が上に突き抜けるとその音が出なくなることがあります。なので音の揺れ幅はイコライザーの四角の中で縦の棒が踊っていてくれるようにしないと、音が割れているように感じたり音抜けしてしまったりで随分とヒドイ音楽再生の状態になってしまいます。

IMG_5301_iOS_Music_2

左側部分は音が出なくなる瞬間のキャプチャです。

機能的には様々な周波数帯の高低(強弱)をカスタムに調整できるのが良いですね。あとは default でイコライザーを用意してあるのでそれで聞く。と、いう感じでしょうか。

操作性はちょっと難儀するかなぁ。「ランダム再生ってどうするんだぁ?」と随分悩みました。右上のアイコンを押すと良い見みたいですが、上側左右と右下のボタンをどこをどのタイミング押したら良いか複雑です。

あと、楽曲リストの一覧に追加とか置き換えとかってなんの意味があるんだろう?で、その一覧が表示できないのでまるで意味が解らない・・。もっと直感的にわかり易い UI にしてもらえると嬉しいですね。

ヘッドホン・スピーカ選択の機能についてはこの後で書きます。

 
3. SonicMax Pro for JVC
JVC って今でもビクターだよねぇ? iOS の音楽再生アプリとしては有名な「SonicMax Pro」でずがそこに JVC が join した感じでしょうかね。「SonicMax Pro」も上の「Denon Audio」も音楽を聞く場合のヘッドホンもしくはスピーカの選択画面があります。このアプリは「SonicMax Pro」のスピーカもしくはヘッドホンを JVC のものにアレンジしたイコライザーが用意されているものになります。
「Denon Audio」も自社のスピーカやヘッドホン用のイコライザーを持ったアプリケーションになります。

機能的には「SonicMax Pro」と一緒です。イコライザー機能も利用できるので「すげーーっ!!有料版が無料で使えるーっ!!」とか思っていたのですが、甘かったですねf(^^;;。 15 分くらい連続再生していると『アドオン買えー。』と出てきますf(^^;;。ちなみにアドオンは 450yen。それなら 250yen の「SonicMax Pro」購入したほうが良いかなぁ。となるですね;-)。

けどもまぁ「SonicMax Pro」のイコライザーを無料で試聴できる機会が与えられたと思えばこのアプリは随分と良いものに見えますし JVC もアドオン購入よりもむしろ自社のスピーカやヘッドホンの宣伝ができるんじゃないでしょうかね;-)。

 
4. SonicMax Pro
と、いうことであちこちで評判の「SonicMax Pro」ですが、80yen のイコライザー無し版と 250yen のイコライザー有り版があるようですが、今回はイコライザー有り版を試してみました。

どのつまみをいじるとどういう変化が現れるのか英語版でもあるのでいまいち良くわかりませんf(^^;;。音楽聴きつつつまみを調整して自分の好きな音質にしていく。と、いう感じでしょうか。

IMG_5302_iOS_Music_3

「Denon Audio」とこのアプリでは何とか自分好みの設定が確率出来たような気がします。

 
5. Automatic Sound Levelizer
最後に登場するのはちょっと変わり種の音楽再生アプリです。DENONとビクターが来たら次はパイオニアでしょー。みたいな感じですが、このアプリが変わっているのは、EarPods イアホンを利用していた場合、ハンズフリーのマイクの部分から音を拾って再生時の音量を可変で自動的に大きくしたり小さくしたりしてくれるんです。
電車の中ではドアが閉まった瞬間は静か、その時は再生音を小さく、電車がコーナーにさしかかったときにキーキーうるさいので再生音を大きくしてくれる。それを自動でやってくれるというシロモノです。コンセプト的には面白いですよね;-)。

 
あ。これらの音楽再生アプリにおいては以前聞いた曲が巻戻ってしまうというようなバグはありませんでした。その点では安心して利用できます。

イコライザーで変更する音質については人によって好みがあるとは思いますが、僕の場合 Loudness の “Crazy Night”、 AKB48 の “Everyday、カチューシャ” で確認しています。
前者はヘビメタでイントロ部分のギターとドラムの音を広がり方を目安にしています。後者の場合はイントロ部分で、右側に”カタカタカタカ”って駆け上がるような音が聞こえて、全体の音の広がり具合がどうかを目安にしています。

 
それにしても「Denon Audio」や「SonicMax Pro」で自分で設定したイコライザー音を EarPods イヤホンで聞いてみると・・。うーむ。この世の音とは思えないくらいすごいことになりましたf(^^;;。
もっと EarPods イヤホンが耳に馴染んでくれると一番良いのになぁ。というのが結局ところの結論って感じでしょうか・・f(^^;;。