3月 122012
 

前回のエントリで「Android 端末が手元に。」ってエントリを書きましたが、一週間ほど使ってみた感想を書いてみたいと思います。

docomo の MEDIAS LTE N-04D で Android 2.3.6 ですが、比較対象は SoftBank mobile (以降 SoftBank と記述)の iPhone4 で iOS は 5.1 です。

箇条書きちっくで行ってみましょう。

1. docomo と SoftBank 回線について
僕的には docomo も SoftBank も回線的には特に変わりないかなぁ。という印象を受けました。電車で帰る時に利用すると docomo が入らないところもあるし SoftBank が入らないところもある。自宅の場合は SoftBank がアンテナ全部立つけど docomo は立たないとかね。
ただ、LTE は速いかもしれない。 Android で USEN スピードサイト確認したら 6.5Mbps 出たし;-)。

2. 無線 LAN なんとかならないかなぁ。
iPhone4 の無線 LAN の優秀さがすげーよく解る。 MEDIAS LTE N-04D って Wi-Fi ポイントの情報を AP ごとに持ってくれないのね。例えば自宅の Wi-Fi AP は固定アドレス設定なんだけど会社は DHCP。その場合の固定アドレスか DHCP かって情報は AP 単位で持ってくれないってすげー変に感じたなぁ。

後、docomo の Wi-Fi って 2013/03 まで無料で利用できるので申し込んだんだけど、 SoftBank のプロファイルってすげーな。って感じた。手動でパスワード入れるんかい? > docomo orz。
他にも sp モードと Wi-Fi との関係ってビミョー。複雑怪奇・・。

3. バッテリーについて
MEDIAS LTE N-04D って確かにバッテリがガンガン、待ち受け中でも減っているような気がする。 iPhone4 に比べても減りが激しい。ただ、僕の場合 iPhone4 と MEDIAS LTE N-04D を気が向いたときにどちらかを利用しているのでトータルではまぁ、良いかぁ。みたいな感じ;-)。

ここまでは Android を使ってみた第一印象。次に OS X との連携について書いてみたいと思います。

1. OS X と USB で接続
MEDIAS LTE N-04D に付属の USB ケーブルで OS X と接続すると Android 側で以下のようなメッセージで出力されます。

IMG_1523_MEDIAS_LTE_N-04D_1.jpg

このときに「カードリーダーモード」を選択すると Android 本体 と SD カードのアイコンが OS X のデスクトップ上に表示されます。そして、iPhoto も自動的に起動するので写真を撮っていればデジカメと同様の動作で写真を取り込むことができます。

2. アドレス帳の連携
まず、OS X の アドレスブックアプリ を起動し、全てのアドレス帳を vCard 形式でエクスポートします。そして MEDIAS LTE N-04D を USB ケーブルで接続したときに vCard 形式のアドレス帳ファイルを SD カードのトップディレクトリに置いて、 Android 側では 電話帳アプリ を起動しメニューから [その他]->[インポート/エクスポート]->[SD カードからインポート] を選択するとアドレス帳が読み込めます。

ただ、グループには対応してないので後から手動でグループ分けする必要がありますが・・。

3. スケジュールデータの連係
OS X 上では iCal アプリ を利用してスケジュールを管理していると思いますが iCal アプリがエクスポートしてくれる形式は ics 形式。 Android が必要としている形式は vcs 形式なのでデータに互換がありません。 ics -> vcs 形式と変換してあげる必要があります。変換したデータは SD カード上の Download ディレクトリに入れてあげるとインポートできるようになります。

とわ言いつつ、MEDIAS LTE N-04D は「スケジュール」アプリと「カレンダー」アプリの二つが存在しています。前者は多分 docomo 謹製で後者は google のだと思います。僕は google カレンダーはきらいなので利用していないのでありますが;-)。

今のところ OS X との連携はこんな感じかなぁ。今後他にも発見したら色々書いてみますね;-)。

で、最後に google アカウント無しでどれくらい利用できるか?僕は結局購入から三日後に google アカウントを設定してしまいました・・。

1. 「d マーケット」っていったい・・。
docomo のアンドロイドマーケットらしいのですが、アプリをダウンロードしようとすると Google Play へのリンクなのねー。google のアカウント設定してないとアプリのダウンロードもできない。

2. マップアプリって怖いね。
多分、google 謹製のアプリだと思うのですが、一端起動すると地図アプリなのにバックグラウンドでガシガシ動き回っているんですね。きっと GPS の情報が google にアップされて google マップの渋滞情報に利用されているんですね。マップアプリ はなるべく起動しないようにしました。もし起動したらサクっと kill することにしています。
地図アプリは「地図アプリ」、「ナビ」などがあるのでこれは多分 docomo 側が用意してくれたんでしょうなぁ。そっちを使うことにしました。

3. google+
MEDIAS LTE N-04D は google+ が default でインストールされているのですが、 Apple の iCloud のように撮った写真をそのままアップロードする「インスタントアップロード」の機能があります。それはすいかさずオフにしました。また、写真閲覧アプリである「ギャラリー」は google+ にアップロードしている写真(記事で利用した写真などを含む)も閲覧できるんですねぇ。ふむー・・。

google+ でログイン状態にしておくと google で検索した結果が保存されていて PC のブラウザや Android 端末で過去に何を検索したか表示されます。僕は PC・OS X では google にアクセスする専用のブラウザをインストールしました・・。

恐ろしいことだぁ・・。

で、Android と google の関係を切る案ですが、アプリをダウンロードするときはしょーがない。アプリをダウンロードしない場合には設定の「アカウントと同期」から google のアカウントを削除すれば google にデータが飛んでいかないのではないのかなぁ。などと素人考えながら思っていますが・・。

とまぁ、MEDIAS LTE N-04D を購入して使ってみると docomo の甘さと Android の『んー。』感と google 怖いぞ。みたいなのが感じ取れたのでありました。

このネタ気づいた時にポツポツと書いていきたいと思います。次回はテザリングとか山奥での電波状況など、 docomo とか MEDIAS LTE N-04D 良い点をバリバリ書きたいなぁ;-)。

3月 052012
 

速報的なエントリなんですが、au の携帯を docomo にナンバーポータビリティしました。今まで au の携帯は “最後の KCP 機” と言われていた NS01 なんですけども、 KDDI はその後 KCP+ でずっこけるんですね。でもって Android、iPhone4S へと行くわけですけども、僕はサクっと docomo に乗り換えました;-)。

今の時期、docomo に MNP すると月々サポートが約 80,000yen 位になるのと、アキバヨドバシの場合、端末代が 21,000yen 割引で計 10 万 yen 以上お得らしいので以前からほすぃなぁーと思っていた MEDIAS LTE N-04D を購入してしまいました。

計算してみると MEDIAS LTE N-04D は一括購入したので、月々の料金は Xi 契約が 4,410yen だとする(九月以降も是非続けて欲しいものですが;-)と、2,000yen 強と言う非常に安いランニングコストで行けるかなぁ。と言う感じがします;-)。

SoctBank モバイルの iPhone4 はそのままで、 au -> docomo へと NMP ということで、iOS と Android の二台持ちになりました;-)。

二つ並べるとだいたいの雰囲気が解るかなぁー。MEDIAS LTE N-04D はずいぶんと大きいです。

IMG_2910_android_1.jpg

さてさて。今回は速報なのですが、今後の話題について。

・Android を MacOSX Lion で利用するには。
・google にアカウントを登録せずにどこまで使えるか?

の二点をメインに考えていってみたいと思います。

とわいいつつも、一日使ってみて、google アカウントを登録せずにどうやって Android を利用するんだぁ?みたいな。ちょっと挫折しつつあるのですが・・。

・docomo マーケットからアプリをダウンロードするときって Android マーケットへのリンクなんですね・・。orz
・マップアプリ(ウィジェットって言うの?)や乗り換え案内を起動するのにどうして google アカウントが必要なんだぁ?

などなど、iOS を利用しているときと比べると考えられないくらいの情報が google に集まるんだなぁ。と愕然としています。

そー考えると、iPhone の google マップでは渋滞情報が確認できるのですが、あの情報ってのは Android 端末を利用している人の個人情報がドドドと集まって iOS の人はほぼ「ただ乗りしているだけ。」ってことになるのかなぁ。みたいな感じがしました。

まぁ、iOS と Android の両方を使うことによってスマートフォンについて、色々見えてくるのかなぁ。と、思いますが、今後は色々ネタとして書いていきたいと思います。

そーそー。僕の個人的な、このブログに何回も書いている感情というか言葉。「僕のキライなもの。ドコモ・インテル・トヨタ。」車はもうずいぶん前にトヨタ車に乗り始めました。今回携帯は docomo にまり変えました。あややや。と、いうことで残りは “インテル” のみになりました;-)。

1月 082012
 

以前のエントリで「iPhone4 用リモコン。」というのを一回書いたのですが、今回はその続編です。

そもそも、以前のエントリで書いたのを利用していましたが、以下のような感想。

・Audio-Technica AT335i BK -> もう販売終了じゃん。
・iLuvi EA15 -> ケーブル短すぎ。音悪すぎ(低音がゴソッと抜ける)。
・FiiO E1 -> 音は非常に良い。しかし、ドックコネクタに接続するので・・。

ってな感じでした。そして、iLuvi EA15 は早々と、やはり思った通りに断線してしまいました・・。orz

と、いうことで新たに購入すべくアキバヨドバシへ行ったのであります。目標としてはコメントで教えて頂いた Logitec の LIR-R100BK だったのですが、最近は色々と他のメーカからも出ているのですね。エレコムからも出ていたりして、選択枝は増えていました。

で、リモコン類がある棚を眺めていたら。あれまっ!! Audio-Technica から AT335i の後継機種が新発売されたのですねっ!! 思わず飛びついてしまいました。

IMG_1003_at337is_1.jpg

AT337iS という型番で、以前の AT335i は主に iPod や iPhone をターゲットにしていた感があるのですが、このモデルはスマートフォン全般に対応したようです。

Audio-Technica の製品というのは本体部分にマイクが付いているのが大きな特徴で本体に向かってしゃべると通話できるのであります。曲を聴く機能だけじゃないんだよ。ってことなんですけども。

しかし、僕の場合はメインの機能として欲しいのが「ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能」。しかし、AT337iS のパッケージやホームページにはそのことが全く書いてないんですね。ボタン一回押し時の動作しか書いてない。こらヒトバシラーかなぁ。とか思いつつ購入してみました。まぁ、そもそも前の機種である AT335i はちゃんと動作していたのでまさかデグレードすることはないべ。とかいうある意味安心感というのもあったのですが・・。

で、家に帰ってパッケージを開けてみました。説明書を見ると・・。

IMG_2758_at337is_2.jpg

あいや・・。大丈夫か? みたいな気分で iPhone4 に付けて聞いてみたのですが・・。

一回ボタンで停止・再生ができます。ただしダブルクリックで曲飛ばしできない・・。ガーン・・。とか思い何回か確認していたら。あ。あーーっ!! できましたできました。良かった。ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能がちゃんとインプリメントされていますね。”カチカチッ” っと、けっこう早いタイミングで押さないと動作しないみたいです。

この機能ができるのにパッケージやウェブに掲載されてないのは、もしかしたら iPod・iPhone にしか対応していない。ということなのかな?他の Android 系スマートフォンの音楽再生アプリではこの機能は動作しないのかな? 僕は Android 系スマートフォンは持ってないし、Android 系スマートフォンで音楽を聴くことも考えていないんだけども。

なので、多分 AT337iS の「ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能」ってのは隠し機能である可能性が高いです;-)。

さてさて。音についてですが、ひとこと。「良いですねぇ。」に尽きます。さすがはオーディオ機器屋さんが作ったもの。だけのことはあります。ドック接続する FiiO E1 は確かに音が良い。お店のオーディオ担当の人も「iPod・iPhone はドックから音を出した方が良い音しますよー。」と言っていましたがまさしくその通りですが、今回購入した AT337iS も非常に良い音がします。低音も高音もちゃんと出ているし、奥行きや広がりも感じられます。値段からしても中々良い感じです。

と、いうことで iPod/iPhone を利用している人にとっては Audio-Technica の AT335i の後継機種として の AT337iS はその役目を十分に果たしている。といえるのではないかと思います。

10月 152011
 

この間、ちょいとユーラシア大陸のすみっこのほうをうろついてきました。俗に言う「極東ロシア」という辺りですけども。ハバロフスク・ウラジオストク辺りですね。

旅の紀行について別のブログに書いたのでそちらを参考していただくとして、今回の旅では iPhone4 を持っていたのでそのことに付いて書いてみたいと思いますが、ロシアのキャリアには接続していませんf(^^;;。

まず、ロシアに入国したら iPhone4 をただちに機内モードにしました。そして、Wi-Fi のみをオンにして準備完了。ロシア国内、まぁ、ハバロフスクとウラジオストクにしか行ってないのですけども。この二つの場合、泊まったホテルでは部屋の中で無料で無線 LAN が利用できました。なので 3G キャリアには接続しなかったんですけどもね。町中を歩いていると「Free Wi-Fi」って看板をそれなりに見つけるのでまぁ、なんとか大丈夫な感じでしょうか。

で、一番困ったのがバッテリー。今回はロシアのコンセントは持って行ってない(と言うか持ってない;-)ので、電池をたくさん持って行ったんですね。最悪電池で充電しよう。みたいな。

あ。成田に向かう青いスカイライナーは座席に電源コンセントがあって利用できるので日本用のコンセントは持って行くと良いかもしれないです。

と、言うことで今回は iPhone4 の充電についてのお話です。まずは写真を一枚。

IMG_2442_iPhone4_Power_1.jpg

これはアキバで 100yen で買ってきた電池ボックスで USB メスコネクタが付いているヤツです。この電池ボックスと iPhone4 を直接接続して充電を試みましたがダメでした。
iOS4 の場合は 「この機器を利用して充電はできません。」みたいなメッセージが出力されるのですが、 iOS5 では何も表示されないですね。ただ単に利用できないだけみたい。
ちなみに iPhone3G では利用できて充電することができます。

さて。困った。僕は iPhone 用に一個だけバッテリーパックを持っているのですが、それでは到底三泊四日の旅に耐えられはしないのであります。

で、しばし悩みつつも三日くらい過ぎるのであります。もっとでかいバッテリパック買うべきか、ロシア用コンセント買うべきかなどなどと。

ところがパッとひらめきました。それが次の写真。

IMG_2437_iPhone4_Power_2.jpg

USB 電池ボックスでバッテリーパックを充電する案です。これだと iPhone4 の影響を受けずに充電ができそうです。

まず、バッテリーパックを充電します。iPhone4 のバッテリが少なくなってきたら バッテリーパックで iPhone4 に電気をあげます。バッテリーパックが空になったら次に USB 電池ボックスを利用してバッテリーパックを充電します。うひひ。完璧;-)。

次の写真はもっとすごい;-)。

IMG_2439_iPhone4_Power_3.jpg

数珠つなぎとかカスケードとかデイジーチェーンとか、言葉はいろいろありますが、iPhone4 -> バッテリーパック -> USB 電池ボックス と接続して充電をするのであります;-)。

これだと特に機器的な問題も無く電池で充電できるのであります。そして安上がりっ!! おーー;-)。

今回の旅では写真のバッテリーパック一個と充電式単三電池八本持って行きました。これで何とか過ごせたかなぁ。と言う感じがします。

ちなみに充電式電池がない場合でもアルカリ乾電池とかを現地調達すれば良いので、一応無尽蔵に充電はできるような気がします。

僕が今回利用した充電式単三電池での充電ですが、二本利用してだいたい 20% 増えれば良いかなぁ。と言う感じでした。海外では 機内モード にしているので 3G は利用しなかったので iPhone4 自体のバッテリーの持ちが良かったような気がします。

と、言うことで、今回のまとめ;-)。

iPhone4 で利用できない充電用機器でもバッテリーパックに充電しながらだと利用できる。

9月 152011
 

今回は珍しく iPhone アプリについてです。

僕は趣味として釣りをします。その中でもシーズンになるとヤリイカに釣りに行くのですが、こいつは船に乗って沖合に出て、大体水深 120-200m 辺りで釣りをするのであります。釣りに行くのは三浦半島とか房総半島の沖合だったりするんですが、この辺りだとそこはかとなく沖合になって、色々な船が通るのであります。

そー言えば、以前、三浦半島に釣りに行ったら自衛隊の潜水艦が訓練していましたね。

で、話しは iPhone4 なのですが、こいつは GPS 持っていたりするので海上に出ても自分がどこで何を何匹釣ったか、などと言うデータは簡単に入れられるし出てくる。google マップにピンを立てると海の深さ(の雰囲気)とか解るんですよね。実際に何メートルの深さかってのは電動リールで知ることができるし;-)。

で、その時に読んだのがこの記事。

Androidな「G’zOne IS11CA」を“ギチギチ”な航海機器に育てる

ネタ的には Android なんだけど、自己満足的に「アンドロイドより iPhone だべ。」と思っているのでまぁ、記事の前半部分はあまり関係ないんだけど、途中からガゼン面白くなってきた;-)。

40 トンクラスの漁船とは言え船に乗って海に出るので周りを走っている船も気になるわけです。そんな時はここに出てくる AIS (Automatic Identification System) 自動船舶識別装置。これ初めて知りました。

300トン以上の船がデータベースに登録されていて、それが今どこを航行中か一発で解るシステムなんですね。

iPhone アプリで何か無いのか探しました。そしたら Ship Finder というアプリがありました。有料版は 450yen。無料版もあってとりあえずこっちをダウンロードしてみました。

IMG_3053_ais_1.jpg

キャプチャは東京湾の入り口、浦賀水道です。船が走っていて、進行方向には白い線が引いてあります。船をタップすると船名が出てきて、更に詳細が分かります。すげーぜ;-)。

いっつも釣りに行くときにでかい船が周りにたくさんいるのでこれは非常に参考になりそうです。あ。上に「潜水艦に会った。」って書いているのですが、潜水艦は多分登録してないんだろうなぁ。と思います。だって極秘裏に作戦行動する船だしねぇ;-)。

ちゅーこって、これは楽しい釣りに役立つアプリです。iPhone4 の標準アプリとして地図とか方位磁石とか色々あるんだけど、それとは別にダウンロードして利用するのも良いかなぁ。

IMG_3055_ais_2.jpg

僕が釣りに利用しているアプリのアイコン。

「釣り気分」は月齢から塩の満ち引きが解るアプリ。けど、ヤリイカ釣りの場合沖合に出てしまうので潮の満ち引きはあまり影響しないらしいです。
「海況状況」は海の温度が解るアプリ。ヤリイカって20度以下でないとちょっとキツイよね。と言われているので参考にしています。

それにしても後は海図アプリが欲しいなぁ。と思うのですが、海図アプリと言うか、地図データが随分と高いのでちょっと「どうしよう・・。」などと思っているのでありますが・・。

とまぁ、こんな感じで釣りで海に出る時にも iPhone4 は大活躍なのであります。

AIS アプリは海に出なくても、船好きな人は手元にインストールしておくと楽しいと思いますよ;-)。

6月 192011
 

こーいうの、実際のところなんと言うのだろう?

iPod の曲を飛ばしたり戻ったりボリュームを大きくするヤツ。

タイトルは「iPhone4 用リモコン」にしたんだけど、コントローラーとかアンプとか言う場合もあるし。僕的には iPhone4 に触らず iPod の曲の操作ができるだけで十分なんだけどねぇ。

そもそも iPod Touch 時代からこの手のリモコンは使い続けていた。聞いている曲を次の曲に飛ばしたり、止めたり、ボリュームの調整が手元でできるので非常に便利だと思っていた。

今まではずーっと Audio-Technica の AT335i BK というのを使っていた。大体一年以内に壊れるので都合三個くらい使い続けてきたかな。けど、いきなり生産中止は無いでしょうーー。値段も 1,500yen くらいで手頃だったのに・・。

そんなこんなで後継機種を検討することになりました。 Audio-Technica からは AT335i の値段程度では後継機種が出てないのね。うーんと値段の高い「アンプ」って位置づけのヤツを購入しなければならない。
この手のヤツって過去の経験から結構頻繁にぶっ壊れるので高いの買うとうんと”損する”ってイメージがあるので・・。

で、今回は二機種を検討し、実際に購入してみました。

iLuvi EA15
これは amazon で一個 990yen だったので二個購入しました。AT335i と価格も近いですしね。まぁ、短時間で壊れても納得せざるを得ない価格です。

IMG_1346_iphone_vol_1.jpg

操作は、真ん中ボタンをシングルクリック → 再生/停止、真ん中ボタンをダブルクリック → 次の曲、トリプルクリックで → 前の曲に戻る になります。その横にはボリュームボタンが二つあって大、小のボタンになります。

見た感じですが、これがまたケーブルが短い。ヘッドホンジャックへの接続になるのですが、そこから 20cm くらいしかありません。僕の経験で言うと多分、しばらく使っているとヘッドホンジャック側のケーブルが断線して片方のスピーカーから音が出なくなるような気がします。

さて、音についてですが、Audio-Technica の AT335i よりも悪いんではないかなぁ。と言う気がします。低音部分がごっそり抜け落ちたようなそんな感じの音のような気がします。

まぁ、値段も安いので・・。

FiiO E1
こちらはヘッドホンジャックではなく、ドックコネクタに接続するタイプのものです。アキバのヨドバシで 2,980yen で購入しました。Apple のブースでも売っていましたが、オーディオのブースでも売っていたので、扱い的には「アンプ」の部類に入ると思います。

iPhone とかの場合ってドックに接続するものは「アンプ」の扱いになるものが多いような気がします。

IMG_1337_iphone_vol_2.jpg

ケーブルは太くて長いです。しっかりしている感があります。なので、いつまで経ってもトグロ巻いてますf(^^;;。

リモコン部分は裏側に洗濯ばさみが付いているので AT335i に近いですね。操作については真ん中ボタン → 再生/停止、曲飛ばし、曲戻り、ボリュームはそれぞれ個別のボタンを持っています。しかし、曲飛ばし、戻りのボタンが大きいのでちょっと触れるとボタンが押されてしまうところがありますね。

音ですが、かぁなり良いです。アキヨドの店員さんも言っていましたが、ドックコネクタに接続する機器はヘッドホンジャックに接続するものと比較して総じて音が良いとのことです。確かになぁ。ドックから出るとデジタルでしょー。みたいな。

僕が感じる音的には高い音も低い音もリアルに出ているような気がします。2,980yen でこの音だと立派リッパ。そらね、もっと値段の高いモノにすればもっと音が良いとは思うんだけど、どうせ毎日使って壊れてしまうものだし。みたいな・・。

あと、ドックコネクタに接続するこの手のヤツってボリューム調整は本体の横にあるボタンでは動作しないのね。リモコンのボタンを押すことによるボリューム調整となります。

けど、ドックに接続されていると、色々な面で「ジャマだ。」と思えてきますf(^^;;。

とまぁ、二個買ってみましたが、僕的には当分、多分壊れるまでは FiiO E1 を優先して使うと思います。「ジャマだ。」と思っても音が良いのでねぇ。けど、実際問題としては iLuvi EA15 はケーブルが短すぎる。ってのもあるんですけどね・・。

そー考えると Audio-Technica の AT335i が一番しっくり来ていただけに、生産終了となったのがかぁなり痛いです・・。orz。

6月 032011
 

いやぁ。普段はテレビを見ないんだけど、REGZA 買っちゃいました。37 インチのやつ。一応はフル HD;-)。

最近のテレビ番組は面白いとか楽しいとかあまり思わなくなって来ているんだけど、大画面のディスプレーとして映画みたりする感じでしょうかねぇ。

DVD とかブルーレイの再生機器は持っていない(PSP は持っているけど DVD+R の二層式が再生できないのでいまいち使い道が無い・・。orz)ので PC から HDMI ケーブルを接続して PC のサブディスプレーとして DVD を再生したりしています。

後、僕は、もう結構古いモノなんだけど YAMAHA のホームシアターセット TSS-1 を持っているのでコイツを REGZA に接続して 5.1ch を楽しんでいます。 REGZA 側は外部出力 S/PDIF に対して PCM を選択すると一応 5.1ch で音が出るので DVD がソコソコ楽しめます;-)。

と、言う感じで PC との接続は特に問題は無いです。ただ、僕の買った REGZA 37Z1S は D-SUB 15-pin が無いので NotePC とかは変換ケーブルをかまさないとディスプレーがつなげられないのがちょっと悲しいところかな。

と、言うことで本題。

以前のエントリーで「iOS4.3.0 のホームシェアリングで iTunes 共有。」と言うのを書きました。ネタ的にはそれと全く同一って感じです。済みません・・。

ONKYO の ND-S1 に iPhone4 を接続して iTunes 共有すると動画も転送できます。

DVD は PC で見るから良いけど、iTunes に入っている動画(つまりは iPhone3G,4 に最適化してバックアップしたものたち)をたまには見たいときがあるわけですね。それらを iPhone4 でホームシェアリングして、REGZA の大画面で見るという感じです。

IMG_1275_REGZA_1.jpg

ONKYO の ND-S1 には画面出力のコンポジットがあるのでそれを REGZA に接続します。後は REGZA 側での[入力切換]ボタンでコンポジット入力を選択するだけです。ちなみにこの時、音は ND-S1 を接続している CR-D2 のスピーカら出ます。まぁ、もとのコンテンツは 5.1ch に対応していないのでこのさいステレオ 2ch で十分でしょ。みたいな感じです。

一点だけ注意が必要なのですが、 ND-S1 と iPhone4 をダイレクトに接続しないと映像が ND-S1 に届きません。

僕は ND-S1 と iPhone4 の間を延長ケーブルで接続してよく使っているのですが、安っちぃケーブルを利用していると映像線が無いんでしょうな。画像が出ないのであります。

ケーブルはこんな感じ。

IMG_2368_REGZA_2.jpg

アキバに行くと 500yen くらいで売っている ドックコネクタ延長ケーブル みたいなヤツです。これで映像までちゃんと引っ張ってくれるケーブルって世の中にあるのかなぁ?

と、言うことで、動画を見るときはしっかりと iPhone4 を ND-S1 のドックコネクタに接続したほうが良いでしょう。

それにしても、当初はどうやって MacBook と REGZA を接続しよう。やっぱり DVI->HDMI 変換した後に DHMI ケーブルを伸ばすかなぁ。なんて考えていたのですが、やっぱり今回も iOS のホームシェアリングの機能に救われたっ!! って感じでしょうか。ふむふむ。

けど、そーすると AppleTV とか必要ないのかなぁ? iOS のホームシェアリングの機能は iTMS からレンタルした映画も飛ばせるのかなぁ? 今度試してみよう;-)。

4月 232011
 

iOS4.3.0 から iPod で “共有” というのができました。これは Mac 及び Windows 上で動作している iTunes の中に入っている曲及び動画が iPhone4 から聞けると言うことです。この機能、実は僕はすごい嬉しいのであります。今回はこの “共有” の機能についてちょっと書いてみたいと思います。

まず、iPhone4 の設定アプリを開き、iPod を選択し、「ホームシェアリング」に AppleID とパスワードを設定します。これは、購入した音楽には DRM がかかっているのですが、その音楽を聴くために ID とパスワードを入力するらしいです。

それが完了したら無線 LAN が Ready になっていることを確認ます。後は iPod アプリを起動し「その他」をタップします。するとメニューの一覧に「共有」というのが現れているんですな。

iOS430_share_2.jpg

そして更に「共有」をタップすると宅内(網内)の iTunes を見つけに行きます。あ。この辺り、動作良く解りません。もしかしたら Apple Remote アプリで設定したものを見に行っているのかもしれないです。うちには PC たくさんあるんだけど、音楽・動画などの管理は一台の iTunes でしか行ってないので。

iOS430_share_1.jpg

接続するとこんな画面が表示され、しぱし待たされます。曲情報の DB を持ってきているんでしょうな。一覧が表示されるまでにちょっと時間がかかります。iTunes で管理している曲が多いとその分時間がかかると思います。曲情報が表示されるとあとは iPhone4 から音楽が流れるのでありました。パチパチパチ。

以上が iPhone4 の動作です。

さてさて。この機能、何が嬉しいの?となるのであります。僕の場合、以前、このブログにもチロっと書きましたが ONKYO の ND-S1 と言うヤツを持っているのであります。

ND-S1 購入してみました。
ND-S1 を CR-D2 に接続してみた。

CR-D2 と ND-S1 は積み重ねるとかっちょ良いのですが、そーするとミニコンポのすぐワキに iTunes がインストールされた PC (僕の場合は MacOSX なんですけども)が無いと非常に不便なのであります。うちの場合、ミニコンポと Mac が離れているので Mac 側に ND-S1 を置いて、長い光ケーブル(赤い光を出すデジタルオーディオケーブル)で接続して音楽を聴いていたのであります。

MacOSX に ND-S1 を接続すると USB DAC として認識するのでデジタルでミニコンポに音が流れていくんですな。

ところが今回、iOS 4.3.0 になって上記のようにホームシェアリングが動作するようになると長い光デジタルケーブルが必要なくなります。 ND-S1 も Mac 側に置く必要はなくてミニコンポの上に乗せられる。

iOS430_share_3.jpg

MacOSX の iTunes の中の楽曲は ND-S1 に接続した iPhone4 に無線 LAN で飛んでいってミニコンポから音が出るようになるのであります。パチパチパチ。たぶんちゃんと iPhone4 からはデジタルな音が出ているんだろうなぁー。と思っています;-)。

たた、一点悲しいのが、せっかくある USB DAC が利用できないってところでしょうかねぇ。まぁ、それはそれでしょーがないですが。けどっ!! 部屋の隅を駆け回っていた線が一本無くなるわけで、それについては非常に嬉しいのでありますね;-)。

ありがとー。ホームシェアリングの機能っ!!

12月 152010
 

さてさて。 前回のエントリで「iOS4.2・AirPrint で体験する CUPS。」ってのを書きましたが、その続編です。いきなりこちらから読むと内容がちぃとも解らないかもしれないので前編から読んで頂ければと思います。

前回は確か、cups-pdf インストールして airprint.types というファイルを /usr/local/share/cups/mime/ に設置したけど、ダメだったー。ってところで終わりました。

iPhone4 に FreeBSD 上のプリンタを認識させるには CUPS ではなく avahi-daemon のほうであるようなので、実は avahi-daemon に設定ファイルを用意する必要があるのでありました。MacOSX や Windows では “Bonjour” と呼ばれている実装が FreeBSD 的には “avahi” になります。

ports 的には net/avahi になるのですが KDE4 をインストールしていると net/avahi-app のみがインストールされると思います。今のところはそれで十分でしょう。gnome の場合も net/avahi-app はインストールされるのかなぁ?僕は知らないのですが。もしインストールされていないようでしたらインストールして avahi-daemon と avahi-dnsconfd を起動してください。

avahi の設定ファイルは /usr/local/etc/avahi/ と言うディレクトリで管理されていますが、その中に /services/ と言うディレクトリがあります。ここに何かしらの名前で、今回は例えば AirPrint-PDF_Printer.service と言うファイルをしましょうか。ファイルを一個おけば、それが iPhone4 上のプリンタメニューに表示されるのであります。

AirPrint_avahi_1.jpg

では、AirPrint-PDF_Printer.service の中身はどう書けば良いのか?ってことですよね。以下は例です。

<?xml version="1.0" ?>
<!DOCTYPE service-group  SYSTEM 'avahi-service.dtd'>
<service-group>
    <name replace-wildcards="yes">AirPrint PDF_Printer @ %h</name>
    <service>
        <type>_ipp._tcp</type>
        <subtype>_universal._sub._ipp._tcp</subtype>
        <port>631</port>
        <txt-record>txtvers=1</txt-record>
        <txt-record>qtotal=1</txt-record>
        <txt-record>Transparent=T</txt-record>
        <txt-record>URF=none</txt-record>
        <txt-record>rp=printers/PDF_Printer</txt-record>
        <txt-record>note=FreeBSD/amd64</txt-record>
        <txt-record>product=(GPL Ghostscript)</txt-record>
        <txt-record>printer-state=3</txt-record>
        <txt-record>printer-type=0x80f04c</txt-record>
        <txt-record>pdl=application/octet-stream,
                application/pdf,
                application/postscript,
                application/vnd.cups-banner,
                application/vnd.cups-command,
                application/vnd.cups-postscript,
                application/vnd.cups-raw,
                image/gif,
                image/jpeg,
                image/png,
                image/tiff,
                text/html,
                text/plain
        </txt-record>
    </service>
</service-group>

 
途中、”pdl= ” の行だけ改行していますが、実際は一行で書く必要があります。

後、avahi のサービスの設定と CUPS に登録してあるプリンタはどこで結び付くのだ? と思いますがそれは “rp=printers/PDF_Printer” の行になります。CUPS の URL http://localhost:631/ にアクセスして [プリンター] タブに表示されているプリンタをクリックすると URL が表示される(http://localhost:631/printers/PDF_Printer)と思いますが、その http://localhost:631/ を取ったヤツになります。

後、設定を見ると type タグの中に情報が書かれていますが、ipp に対するサービスの設定である必要があります。良くわからないのが “printer-type=” ですが、まぁ、これで多分大丈夫だと思いますf(^^;;。

あ。そーそー。前回設定した /usr/local/share/cups/mime/airprint.types は削除しました。これで一応設定は完了です。avahi-daemon と avahi-dnsconfd、cupsd を再起動します。

でもって早速 iPhone4 のブラウザを開いて「プリント」を見てみましょう。無事に表示されたでしょうか?そして、印刷してみましょう。前回も書いた通り、FreeBSD の場合は /var/spool/cups-pdf/ にユーザ名のディレクトリができて、その中に PDF ファイルが出力されます。無事に出来ていたら完成です;-)。

え?ダメですか・・。ではここからはトラブルシューティングです。

まず、CUPS の管理ページにアクセスして [管理] タブの右側の一番下にある 「トラブルシューティングのためにデバッグ情報を保存」にチェックを入れて設定を保存します。すると、/var/log/cups/error_log に iPhone4 からアクセスがあった場合にログが出力されるのでその様子を見ます。

後、tcpdump -i re0 port ipp とかして iPhone4 からパケットが正常に流れてきているか確認するのも良いでしょう。

tcpdump から解ることとして、IPv4、IPv6 のどちらでパケットが到達しているか確認するのも良いかもしれないです。筆者の環境では 2001:c90:609:: でお互いに LISTEN にしていたのでガクゼンとして慌てて BB ルータの IPv6 ブリッジを切りました・・orz。iPhone4 恐るべし。NTT の IPv6 閉域網のアドレスで LAN 内をアクセスしていたんかいっ!! って感じで・・。

自宅のネットワークがデアルスタクの人はまず、ネットワークの状態を確認しておいたほうが良いでしょう。

続いて、CUPS のエラーログを見ます。無事に印刷できないログの原因としてパッと思いつくのが以下でしょうか。

cupsdAuthorize: No authentication data provided.

 
このログは後で解ったのですが、 PDF の出力には特に関係は無いので無視してよさそうです。もう一個のログのほうが重要でした。

Request from "192.168.1.200" using invalid Host: field "wanchan.local"

 
“192.168.1.200” と言うアドレスは iPhone4 のアドレスです。IPv6 でアクセスしている場合にはここに IPv6 が入ると思います。もう一個の “wanchan.local” と言うのは CUPS が動作している FreeBSD マシン名です。ホスト名の FQDN 的には wanchan.running-dog.net なのですが、mdns・avahi 的には wanchan.local になるんですな。

けど、何故か知らないですが、CUPS 自体がこの “wanchan.local” と言う「ホスト名」を認識しないみたいです。なので、/usr/local/etc/cups/cupsd.conf に以下の行を追加して上げてください。

ServerAlias wanchan.local

 
これで cupsd を再起動します。で、再度 iPhone4 からチャレンジ。こんどはどうだぁ? 無事に印刷されました?

あ。無事に印刷されない場合 iPhone4 はプリントクライアントが動きっぱなしになります。パケットキャプチャしているとずっとパケット送り続けてきます。タスクリストに表示されているので job をキャンセルしましょう。
#あ。iPhone3G ではマルチタスクが無くて、この画面を表示できないから AirPrint に対応してないのねー。なるほど。

AirPrint_avahi_2.jpg

仮に、無事に印刷ができたと仮定して FreeBSD 側を見てみると /var/spool/cups-pdf/ANONYMOUS/ と言うディレクトリが出来ていると思います。オーナーは nobody:nobody。認証がなくとも無事に印刷できたようですね。よかった。よかった;-)。

以上で「iPhone4 から PDF プリンタへの印刷」は完了です。

さてと。avahi についてですが、僕もあまりよく知らないのですが、知っている限りの情報をちょっと書いてみましょう。

まず、mdns・cups・avahi を起動するとネットワーク上の色々なサービスが、許可されていれば相互に利用できます。ports 的には net/avahi-gtk と言うのがあり、こいつをインストールすると avahi-discover-standalone コマンドがインストールされ GUI で、現在利用できるサービスの一覧が表示されます。サービス・NIC と後、IPv4/IPv6 の情報が表示されます。表示されている情報をクリックするとこれまたなかなか面白いですがf(^^;;。一回確認してみると面白いかもしれません;-)。

ただ、サーバにプリンタを付けているので X なんざねーよ。って場合があるかもしれません。そんな時は 以下のコマンドを叩いてみると良いでしょう。

$ avahi-browse -rat

 
CUI で現在提供されているサービスの一覧が表示されます。今回のオプションは -rat を指定しています。

例えば、僕の環境では MacOSX に接続されている HL-2040 プリンタが見えるわけです。そいつの情報は “= re0 IPv6 Brother HL-2040 series @ macosx-host _ipp._tcp local” として表示されます。情報がややこしいのでここには書きませんが、上記コマンドを叩くとだいたい想像が付くと思います。表示される内容は avahi-discover-standalone の GUI で表示されるものと基本的には一緒です。

実は、ここに表示された内容を /usr/local/etc/avahi/services/ の下に置いた services ファイルの XML に記述することになります。なので、僕の場合は MacOSX に接続されている HL-2040 プリンタの XML ファイルを書いて、それをサも自分の PC のサービスの如く iPhone4 に見せて、

iPhone4 -> FreeBSD(wanchan) -> MacOSX -> プリンタ -> 印刷

と言うことも可能になるわけですね。ややこしいけど;-)。

ただ、残念なことに FreeBSD に直に接続しているプリンタが無いので avahi-browse の出力結果がどのようになるのか解らないのが悲しいところです。

今回は iPhone4 対応の PDF プリンタが準備できたのでヨシとしておきましょうか。

ちなみに、僕の場合は、多分 MacOSX 上に PDF プリンタを準備したほうが圧倒的に早いしらくちんだったと自分でも思います。が、それだとあまりネタにならないしねぇ;-)。

非常に疲れた・・。ふぅ。

12月 142010
 

iOS4.2 の機能の目玉の一つ、AirPrint が HP の対応プリンタ以外のハードウェアでも利用できて、印刷できるらしい。と言うのが最近あちこちで騒がれています。例えばこれ。

ascii.jp の「OS XのプリンターをAirPrint経由で使う」
マイコミの「既存のプリンタで iOS AirPrint 印刷に対応する方法」

僕的には ascii.jp の記事のほうがラクだったのでそっちで試してみました。本文にあるとおりですが、/usr/share/cups/mime/airprint.types と言うファイルを作成して、その中に以下の行を書いたら MacOSX をリブート。

image/urf urf (0,UNIRAST<00>)

 
後は、システム環境設定の「共有」でプリンタ共有にチェックを付けて「全員 プリント可能」を選択するだけでで iPhone4 から AirPrint が利用できます。

AirPrint_2.jpg

ちなみに元記事では「認証ダイアログ」が出てきてしまう。と書かれていましたが「プリンタとファクス」の設定の所で [ネットワークでこのプリンタを共有] のチェックを2,3回付けたり外したりしてシステム環境設定を閉じれば、iPhone4 側では特に認証を聞かれることもなく印刷が可能になります;-)。

AirPrint_3.jpg

このブログで何回か書いていますが、僕はブラザーの HL-2040 を利用しています。iPhone4 のキャプチャでちゃんと認識できます。HP のプリンタでなくともこうして iOS4.2 の AirPrint が利用できるのですね。ぱちぱちぱち。
#ちなみに iPhone3G では AirPrint はまぁるで利用できません。メニュー自体がありません。あしからず・・。orz。

さて。これで終わったら、ただの記事のパクリですね。もうちょっと足を突っ込んでみましょうか。

そもそも、MacOSX では CUPS と言うプリントシステムを提供しています。Apple 謹製で、僕が普段利用している FreeBSD も CUPS が動作します。

以前のエントリで「CUPS で FreeBSD から簡単印刷。(MacOSX があればだよ)」というのを書いていますが、詳しくはそっちに譲ります。

MacOSX のシステム環境設定の「共有」で「プリンタ共有」の制御を行うのは、実は CUPS の設定を変更しているんですな。試しに http://localhost:631 にアクセスして「管理」タブの右側の「このシステムに接続されているプリンターを共有」のチェックのところを見ていると解ります。「共有」の「プリンタ共有」のチェックを外して http://localhost:631 の「管理」タブのページをリロードすると、チェックが外れたりします。

AirPrint_1.jpg

ブラウザとシステム環境設定の画面をキャプチャしたモノですがちゃんと見えるかな?

その時、/etc/cups/cupsd.conf にも実はこっそりと設定が入って、更にバックグラウンドで cupsd がリサスタートされるわけですね。ふむー。立派な GUI なこと。FreeBSD にもこーいう統合的な GUI が欲しいなぁ。KDE4 には無いんだけど、gnome にはあるのかなぁ?

ちなみに共有するかしないかチェックによって /etc/cups/cupsd.conf が書き換わるんですが、以下はその差分ですねー。

--- cupsd.conf.O        2010-12-14 02:17:05.000000000 +0900
+++ cupsd.conf  2010-12-14 02:17:24.000000000 +0900
@@ -1,19 +1,21 @@
LogLevel warn
SystemGroup admin
SystemGroupAuthKey system.print.admin
-# Only listen for connections from the local machine.
-Listen localhost:631
+# Allow remote access
+Port 631
Listen /private/var/run/cupsd
-# Show shared printers on the local network.
+# Enable printer sharing and shared printers.
Browsing On
BrowseOrder allow,deny
BrowseAllow all
BrowseRemoteProtocols
-BrowseLocalProtocols
+BrowseAddress @LOCAL
+BrowseLocalProtocols CUPS dnssd
DefaultAuthType Basic

-  # Restrict access to the server...
+  # Allow shared printing...
Order allow,deny
+  Allow @LOCAL
</Location>
<Location /admin>
</Location>

 
と、言うことで MacOSX っちゅーのは UNIX 知っている人でもむやみやたらに手で設定ファイル変更したらアカンよ。って感じなのでしょうかね。

それにしてもその昔、「プリンタ共有」ってのは samba で行い、smb.conf の中にプリンタ共有の設定を記述することにより行っていたのですが、MacOSX がベースになると CUPS 側でプリンタのドライバから共有まで一手に面倒見てくれるので、随分と変わったモノだ。などとなるのでありました。

Windows を利用している人でも、UNIX 系 OS や MacOSX がネットワークにある人は是非とも Bonjour をインストールしておきたいものです。って、 Windows7 版ではもうないんだっけか;-)。

さてさて。話がここで終わってしまうとこれまたどーも尻切れとんぼちっくなので FreeBSD での動作についてもちっくと書いておきましょうかね。

結論から言うと FreeBSD 上で動作する CUPS では AirPrint ができませんでした。

僕の知識が多分足りないのだと思います。思いますが・・。

簡単に行った手順を書いておきます。

1. まず、FreeBSD の CUPS に対応しているプリンタが無いので cups-pdf と言うプリンタを ports からインストールします。 CUPS 経由で印刷したものを PDF 化する “プリンタ” です。 firefox3 や KDE4 では「印刷」で「PDF に出力」ってのがあるので本当は必要無いのですけどね。 print/cups-pdf という ports です。

2. 続いて http://localhost:631 にアクセスして cups-pdf を「プリンタの追加」に登録します。「ロカールプリンタ」を選択し、ベンダは「Generic」を選択すればプリンタの準備は完了です。後は実際にアプリケーションから印刷してみます。印刷した時にできる PDF は /var/spool/cups/cups-pdf/ユーザ名/ に出力されます。

3. さて。プリンタの準備も整ったので、早速 AirPrint 対応してみましょう。一番上に書いた airprint.types というファイルを /usr/local/share/cups/mime/ に設置します。後、一応、/usr/local/etc/cups/ にも symlink しましょうかね。

4. cupsd・avahi-daemon・mdnsd を再起動 (restart) します。プリンタ共有しようとする場合、この三つのデーモンはセットですね。どれか一個が起動していない(hoge_enable=”YES” になっていない)と MacOSX のプリンタも共有できないです。その割りには MacOSX 側では avahi-daemon が動いている気配無いのにプリンタ共有できるんですよね。不思議だ・・。

で、自分が思っている設定が終わったので、早速 iPhone4 からアクセスするのですが、「プリタンーが見つかりません。」と悲しい状態になるのでありました・・。orz。

多分、 cupsd・avahi-daemon・mdnsd のうち、どれかの設定が悪いのだと思います。ログを見ていると認証というか、アクセス系のエラーが出ていたのでそっち方面の設定をしたら良いかもしれません。そもそも、僕の iPhone4 は自宅の無線 LAN に接続すると IPv6 でアクセスしているので、更に何か設定が必要なのかもしれません。

ちなみに、MacOSX も FreeBSD も cupsd・avahi-daemon・mdnsd は全て IPv4/IPv6 のデアルスタクで動作しています。

とまぁ、大体こんな感じで試したのですが、 FreeBSD で AirPrint をやるにはもう少し情報収集してから再度トライする必要がありそうです。せっかく MacOSX と同じ環境持っているんですしね。けどもまぁ、裏を返すと MacOSX で AirPrint できるんだからもういいんじゃね? ともなるんですが・・f(^^;;。

続編書きました。-> 「iOS4.2・AirPrint で体験する avahi。