SkyDrive を FreeBSD に mount して使う。そのに。

前回の「SkyDrive を FreeBSD に mount して使う。」のエントリでは SMEStorage 経由で SMEStorage 提供の smestorage コマンド (perl スクリプト) を利用して KDE4 のファイルマネージャである dolphin から SkyDrive を FreeBSD から見る。ということろまででした。

今回はその続編になります。それにしても fusefs ってのはなんか面白いというか不思議なファイルシステムですねぇ。イマイチ解りませんが・・f(^^;;。 /usr/ports/sysutils/ の下には fusefs-* というのがたくさんあるんですね。

で、今回は、まぁ、海外のとある会社の製品というかサービスについて書くことになってしまうのですが SMEStorage を GUI で利用します。でもって、その上で SkyDrive を利用してみます。

まず、ソースコードですが、前回ダウンロードしてきた rpm を展開すると usr/share/sme_install_pack/ というディレクトリの中にドドドと入っていたのでこれを make して利用してみます。通常であれば、ベンダとかサードパーティから提供されるコマンドやアプリケーションはバイナリ形式のものが多いのですが SMEStorage はソースコードを提供してくれています。嬉しいですね。早速試してみましょう。

今回は /usr/local/SME/ と、いうディレクトレにインストールすることにしてみます。ソースコードは /usr/local/src/SME/ に展開してコンパイルしています。

# mkdir /usr/local/SME/
# cp -pr usr/share/applications /usr/local/SME/
# cp -pr usr/share/pixmaps /usr/local/SME/
# cp -pr usr/share/smestorageclient  /usr/local/SME/
# cp usr/local/bin/smestorage /usr/local/bin/
#
$ mkdir /usr/local/src/SME
$ cp usr/share/sme_install_pack/* /usr/local/src/SME/
$ cd /usr/local/src/SME
$ unzip SMEExplorer.zip
$ unzip SMEStorageClient.zip
$ unzip SMESyncCenter.zip
$ rm *.zip

 
Fuse-0.09.zip と XML-Simple-2.18.zip は ports からインストールされていると思うので今回は必要ありません。
上記 unzip したファイルは QT ベースのソースコードになります。KDE4 がインストールされていて QT4 がフルセットインストールされている環境であれば簡単にコンパイルが通ります。 QT4 がインストールされていない人はもしかしたらコンパイルのために QT4 一式をインストールする必要があるかもしれません。

QT4 がインストールされているものとして、次のステップに行きます;-)。ソースコードは Linux のためにコードにコマンドパスなどがベタ書きしてあるのでそれを変更してコンパイルします。

$ cd /usr/local/src/SME/
$ foreach i ( */*.h )
foreach? sed s#usr/share#usr/local/SME# $i > FILE
foreach? /bin/mv FILE $i
foreach? end
$ foreach i ( */*.cpp )
foreach? sed s#usr/share#usr/local/SME# $i > FILE
foreach? /bin/mv FILE $i
foreach? end

 
上記は tcsh で foreach を利用して Linux 用のパスである usr/share を今回インストールする usr/local/SME に書き換えています。 tcsh でない人は別のコマンドを利用して一括変換してください。

続いてコンパイルします。ソースコードは QT4 ベースなので make には qmake-qt4 を利用します。

$ cd /usr/local/src/SME/SMEExplorer/
$ qmake-qt4 ; make
# cp smestorageexplorer /usr/local/bin/
$ cd ../SMEStorageClient
$ qmake-qt4 ; make
# cp SMEStorageClient /usr/local/bin/
$ cd ../SMESyncCenter
$ qmake-qt4 ; make
# cp SMESyncCenter /usr/local/bin/

 
QT4 ベースのアプリはコンパイルが楽チンですね。 qmake は そのディレクトリの .pro ファイルを参照して Makefile を生成します。あとは make すると c++ がコンパイルをガシガシしてくれて、ハイ完成。って状態にしてくれます。

これで、前回のエントリでインストールした smestorage と今回新たに三つのアプリケーションのインストールが完了しました。以下に今回インストールしたアプリケーションの説明をちょっと書いてみます。

・smestorageexplorer
これだけ小文字なのですが、ウェブブラウザでアクセスする SMEStorage のサイトをファイルマネージャみたいなヤツで閲覧するアプリケーションです。非常に良くできていて SkyDrive も閲覧可能です。

smestorageexplorer_1.png

・SMEStorageClient
fusefs を利用してクラウド上にある SMEStorage を自分の FreeBSD に mount_fusefs するアプリケーションです。マウント専用の GUI です。

SMEStorageClient_1.png

・SMESyncCenter
SMEStorageClient でローカルに mount_fusefs したクラウド上の情報をローカルのディスクと sync するアプリです。簡単に言うと Windows 版の SkyDrive アプリケーションと似ているでしょうか。

SMESyncCenter_1.png

さてさて。これらコマンドの使い方ですが、smestorageexplorer は単体で利用できます。このコマンドは fusefs を利用しないのでサクっと動作します。まぁ、ウェブブラウザで SkyDrive にアクセスするか、専用アプリで SMEStorage 経由で SkyDrive にアクセスするかの違いだと思います。

問題は SMEStorageClient と SMESyncCenter を組み合わせて利用する場合です。まず、 SMEStorageClient アプリケーションで SMEStorage を mount_fusefs します。今回のキャプチャの例では smestorage.com にログインして fusefs を利用して /data/SME/ にマウントします。が、これが中々うまくマウントできないんですよねぇ。以下のメッセージが出力します。

mount_fusefs: /dev/fuse0 on /data/SME: Operation not permitted
fuse: failed to mount file system: No error: 0
could not mount fuse filesystem!

 
なんでやねん? とか思うのですが、そもそも、それ以前に儀式が必要です。

# /usr/local/etc/rc.d/fusefs onestart
# sysctl vfs.usermount=1

 
/usr/local/etc/rc.d/fusefs を start するときは kldload fuse.ko してくれます。 stop するときは kldunload fuse.ko と fusefs をマウントしている場合にはそれをアンマウントしてくれます。
vfs.usermount=1 のほうはユーザランドでマウントが利用できるようになる systcl mib です。
あと、/data/SME/ ディレクトリは SMEStorageClient を実行するオーナでないとダメです。 chown で調整してあげましょう。

が、こいつらを設定してもダメなんですよねぇ・・。orz しょーがないのでコマンドラインで以下のコマンドを叩きました。あ。以下のコマンドを叩くときは上記のコマンド二つは実行済みの状態です。

$ mount_fusefs auto /data/SME allow_other
mount_fusefs: failed to exec fuse daemon: No such file or directory

 
なんかデーモンが “No such file or directory” とか言ってますが(fuse 用のデーモンは特に動作していない)上記のコマンドを叩いたあとに mount コマンドで確認してみると無事にマウントできていたりします。

この段階で SMEStorageClient を起動して [Mount] ボタンを押すと「既にマウントしているよ。」と言われます。そして、そのあと [File] メニューの [Sync Center] を押すと SMESyncCenter が起動します。「Sync するか?」と聞いてくるので [OK] を選択すると、バババと同期してくれます。おぉっ!!

あとは、自分の好きなように利用するのが良いかと思われます;-)。

と、いうことで二回に分けて書いた今回の、主に SMEStorage のお話ですが fusefs のことがまぁ、そこそこ書けたのではないかなぁ。などと一人思っていますが、それにしても奥が深いのであろうと思われます。

あ、ちなみに、 SMEStorage のソースコード一式は多分、ports の解る人が ports を作成すれば簡単に ports 化できるのではないかと思われます。関連性でどこまで QT4 が必要になるかは(僕の環境では一式入っているため)解りませんけどね;-)。

と、いうことで今年のエントリは多分これが最後になるかと思われます。皆さん良いお年をー;-)。

SkyDrive を FreeBSD に mount して使う。

僕は SkyDrive の利用者なのですが、ことの発端は、Windows7 や OS X では SkyDrive がファイルマネージャから利用できるのに FreeBSD の (KDE の) ファイルマネージャでは見ることができないんかな?と、いうところから始まりました。

で、結論から先に書くと、多少問題はありますが /mnt 辺りにマウントできて、 ls とか打てば表示してくれます。でもってファイルマネージャ、例えば KDE4 の ファイルマネージャである dolphin から SkyDrive が参照することができてデスクトップにコピーとかもできるようになります。

では、その方法についてちょっと見て行きましょう;-)。

まずはじめに、僕は以前「SkyDrive をコッテリ使う。」というエントリを書きました。当時はまだ Microsoft から SkyDrive の App が出ていなかったので苦肉の策だったんですけどもね。最近は iOS や Android 用アプリ、上にも書いたデスクトップ用アプリがあるので簡単にアクセス可能になりました。

まぁ、 FreeBSD で利用するときはブラウザ経由で利用すればいーじゃん。と、いう話はあるのですが、どーせならネーテブに利用したい。ってんで、探してみるとその、上のリンク先のエントリに書いた SMEStorage ってのを利用すると mount することができることが解りました。

SMEStorage に付いてはリンク先のエントリを読んでください。で、スマートフォン用アプリが無い時代には SMEStorage を利用していたのですが、最近はすっかりとご無沙汰していたのであります。このサイトにログインすると Linux 用のクライアントが用意されているのでそれを利用してみることにしました。

SMEStorage のトップページはこちら http://storagemadeeasy.com/
その Linux 向けツールはこちら http://storagemadeeasy.com/LinuxDrive/

とりあえず CentOS 用の RPM をダウンロードして展開します。

$ rpm2cpio smestorage-3.0-16.noarch.rpm | cpio -id
$ cd usr/local/bin/
$ ls
smestorage
$ file smestorage
smestorage: a /usr/bin/perl -w script text executable

 
RPM を展開すると usr/local/bin/smestorage というのが現れます。 usr/share/ の下はとりあえず無視します。で、 smestorage というコマンドは perl のスクリプトなんですね。すげー。 Linux バイナリじゃないし。で、すかさず実行します;-)。が、perl の色々なモジュールが無いと言われるので ports からインストールしてあげます。ちょっと解らなかった ports は devel/p5-TimeDate ですかね。あとはサクっとインストールして完了です。

で、perl のモジュールが色々入ったので早速実行してみますが、あいや。 mount_fusefs ってなんだぁ? となります。 Fuse.pm をインストールした時に合わせて fusefs-kmod とか fusefs-libs がインストールされます。

fusefs ってのはファイルシステムの一種なのですが、僕は今回初めて知りました。以下の URL を参照して貰えれば一目瞭然でしょう;-)。

http://fuse.sourceforge.net/

ユーザ空間内で利用するためのファイルシステムだそうです。なんのこっちゃ?f(^^;;。

# kldload /usr/local/modules/fuse.ko
# ls -l /dev/fuse0
crw-rw----  1 root  operator    0, 118 Dec 28 22:45 /dev/fuse0

 
と、いうことで fuse.ko を kldload したらデバイスが一個生えてきました。こいつを利用して再度 smestorage を実行します。オプション無しで実行するとコマンドラインオプションが表示されます。

# ./smestorage
Usage: smestorage mountpoint user:password [providerUser:providerPassword] [--server=host] [--ao] [--DEBUG] [--ct=time]
Example:
smestorage /folder1 login1:password1 --server=eu.smestorage.com --ao --ct=30

 
第一パラメータにマウントポイントを指定します。そして login1:password1 は http://storagemadeeasy.com/ にアカウントを作成し、ログインするためのログイン名とパスワードを指定します。最初はこれだけでコマンドを実行します。

すると、あぁら不思議。と、いうか、あぁらすごい。 http://storagemadeeasy.com/ のウェブベースファイルマネージャで閲覧できる内容が /mnt に見えるようになりました。

# ./smestorage /mnt smeuser:smepasswd
# ls /mnt/
Image Thumbs/
My Quick Uploads/
My SkyDrive files (smestorage@live.jp)/
My Syncs/
My backups/
My contacts/
My iPhone Syncs/
My memos/
My voice memos/

 
SMEStorage のサービスで SkyDrive を利用していると “My SkyDrive files” というディレクトリができています。で、そこに cd して ls とか叩くと SkyDrive 上の内容が表示されるようになります。うひっ。

けど、多分純粋な SkyDrive の内容ではなく、SMEStorage がキャッシュした SkyDrive の内容だと思います。なので、更新とかしてあげないと最新の情報を SkyDrive と sync してくれないこもしれないです。まぁ、その辺りはある程度はしょーがいなですね。

そして、遅いかなー。まぁ、クラウド上のデータを ls するんだからそれなりに遅いですよね。それはまぁ、仕方のないことかな。

で、上記のコマンドオプションのみだと /mnt/ は root 権限でしか見ることができません。 smestorage コマンドのオプションに –ao ってのがあるので、このオプションを利用すると一般ユーザからでもアクセス可能になります。なので KDE4 の人は dolphin などでアクセスが可能になります。僕は LANG に UTF-8 を利用しているのですが、SkyDrive 上の日本語のフアイルも文字化けせずに利用することができます。

と、いうことで、これで SkyDrive の内容が自分の FreeBSD から直接アクセス(正確に言うと SMEStorage 経由の間接的なキャッシュ情報へのアクセス)できるようになりました。有る意味すごいですね。色々できそうな感じです;-)。

とわ言いつつ、基本的には SMEStorage のサービスというか機能に引っ張られての SkyDrive の利用なので、その点について、良いか悪いかはいまいち解りません。

今回は fusefs のお勉強がメイン。と言う感じでしょうか。あ。/mnt のアンマウントは umount /mnt で可能です。エラーが出ますが、多分アンマウントされていると思います。
それにしても smestorage コマンドが perl で書かれているので、僕はまだ中を覗いてないのですが、色々できそうですね。

 
このエントリ、続くか?;-)。

ThinkPad X100e に SSD 装着そして Windows8 をテスト。

普段から利用している ThinkPad X100e ですが、こいつは Windows7 と FreeBSD/amd64 9.0-STABLE のマルチブートで利用していました。ところが、 FreeBSD 側で利用していたら GEOM がエラーを吐き出すようになってきて、どうやら HDD がご臨終のようです。
シングルユーザでブートして fsck -y を走らせても完走しないしないので、いよいよ HDD を交換することにしました。
#この前の段階でバックアップは既にバッチリ取っといてある;-)。

で、せっかくの機会なので Intel の SSD にしてみました。選択したのは INTEL 330 Series SSDSC2CT120A3 300i で 128GB モデルです。 ThinkPad X100e に最初から付いていた HDD は 東芝製の 2.5 インチ 320GB 、 5400 回転のやつでしたが、それを交換しました。

ThinkPad X100e の HDD 交換は NotePC の裏蓋のネジを外してパカっと開けるともうアクセスできるのでそこですかさず交換です。非常に簡単に HDD を交換できます。

WindowsOS 部分には 50GB 、 FreeBSD 側には 60GB にしました。ちなみに WindowsOS は Windows8 をインストールしました。

まだあまり使い込んではいませんが、実際に両方の OS での動作確認をしてみたいと思います。

1). Windows8
Windows8 は 64bit 版をインストールしました。まぁ、フツーに起動した。と、言う感じでしょうか;-)。 ThinkPad X100e のデバイスは割とサクッと認識してくれました。認識していないのは多分 3G のチップだと思います。これは Windows7 のドライバをインストールしようと思っていますがまだ試していません。

あと、 Lenovo の診断ツールとかもまだインストールしていないです。無事に動作するのかな?

で、 Windows エクスペリエンスですが、こんな結果になりました。

windows8_status.jpg

SSDに交換した以外は以前と変わらないのでこんな感じでしょうかね;-)。

2). FreeBSD/amd64 9.1-PREPELEASE
フツーにインストールしてサクサク動作しています。まぁ、特に気にすることもなく。と、いう感じでしょうか。僕の持っている ThinkPad X100e は suspend/resume するというのは以前書いていますが、今回も特に問題なく動作します。

今までは 2012/05/17 くらいの 9.0-STABLE を使い続けていたのですが、いよいよ最新版の 9.1-PREPELEASE にしてしまった。と、言う感じでしょうか。

KDE-4.8.4 の『電源管理』から suspend すると X のスクリーンセーバまでかかってくれます。すげ;-)。

if_iwn の Intel(R) PRO/Wireless 6250 は相変わらず動作が不安定ですね。 USB NIC の if_run は必須な状態です・・。orz

3). Windows8 と FreeBSD の同居
320GBの HDD から 128GB の SSD に変更し WindowsOS は 7 から 8 に変わりました。マルチブートの設定についてですが Winsodws8 側で bcdedit で書き込んであげる必要があります。

Windows8 のインストールが終わって FreeBSD/amd64 9.0-R のインストールが完了した時点では FreeBSD しか起動しなくなります。

この状態で、まず最初に試したのが FreeBSD 8.3-R の CD-ROM を持ってきて MBR にブートマネージャをインストールしてみました。 Windows7 ではブートしてくれていたのですが Windows8 ではまるっきりダメですね。 Windows8 がブートしなくなったので Windows8 のメディアでレスキューとか復旧を色々試しましたがダメだったので結局で再インストールしました。

Windows8 の再インストール後は管理者権限の DOS プロンプトから bcdedit で起動情報を設定してあげます。以前このブログでも掲載しているのでそのやり方と全く一緒で OK です。

Windows8 のブートローダはバーチャルマシンイメージが起動できたりと色々なモノがブート可能になっているのが面白いですね。

あと、 default で Windows8 をブートするようにしていると NotePC の起動直後に Windows8 のマークが表示されて Windows8 の GUI なブートメニューが表示されます。 FreeBSD を default ブートにすると Windows7 の時のようなテキストベースのブートメニューになります。

Windows8 のブートローダから FreeBSD を選択すると、いきなり BIOS のトップ画面が表示されたりするのでこれまた中々焦るというか面白い現象ですね;-)。

とまぁ、こんな感じで HDD からSSD に変更したのですが、ネタ的には Widnows8 とのマルチブートについて。になってしまったでしょうかねぇ;-)。

皆さんも Windows8 で色々検証したり遊んでみてくださいー;-)。

あ。本当に最後に一点。 bcdedit は、くれぐれも管理者権限の DOS プロンプトから実行してください。管理者権限の PowerShell から実行してもまるでコマンドを受け付けてくれません・・。orz。

PRIMERGY MX130 S2 の Windows7。

一台目の PRIMERGY MX130 S2 は自宅サーバになりました。二台目の PRIMERGY MX130 S2 はデスクトップで利用しているんですが、 FreeBSD/amd64 9.1-BETA と Windows7 のマルチブートです。今回は珍しく Windows7 でのベンチマークの結果などを書いてみたいと思います。

おっと、その前にメモリを増設したのでそのことについて書いておきます。購入当初、一台目の余っていた ECC DDR3-1333 メモリと二台目の ECC DDR3-1333 メモリを足して計 4GB で運用していたのですが、Non ECC DDR3-1333 メモリ 4GBx2 を追加して合計 12GB で動作しています。

で、メモリの装着方法ですが、メモリバンクの 1,3 番に ECC DDR3-1333 メモリ、2,4 番に Non ECC DDR3-1333 メモリを接続するとブートしてくれないですね。で、順番を入れ替えて 1,3 番に Non ECC DDR3-1333 メモリ(計 8BG) と 2,4 番バンクに ECC DDR3-1333 メモリ (計 4GB) を接続したらブートするようになりました。 ECC、Non ECC メモリ混在の場合はこのように接続するとブートすると思います。

で、本題。まずは Windows Experience の結果から。

PRIMERGY_MX130_S2_Experiens.PNG

グラフィックスカードは nVidia の GeForce210 を乗せているので default のよりは速いかもしれません。メモリは ECC メモリのみの場合と ECC、Non ECC メモリ混在の場合では値に変化はありませんでした。メモリに関しては、混在の状態は初めての体験だったので「ふーん。」って感じですね;-)。

で、次のキャプチャは CPU-Z の結果。

PRIMERGY_MX130_S2_CPU-Z.PNG

ふむー。PRIMERGY MX130 S2 というか AMD FX-6100 のスペック調査っぽいんだけど、まぁそれはそれでヨシとして。

FX-6100 って考えてみたら Windows7 では Turbo CORE が有効になって最大 CPU クロックが 3.9GHz になるんですね。すっかり忘れていましたわ。 FreeBSD/amd64 を使用したときは Turbo CORE は有効にならないので最大 CPU クロックは 3.3GHz だったなぁ。

以下は FreeBSD の sysctl の dev.cpu.0.freq_levels の結果ですが、ふむ。最大は 3300 ですね。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/13635 3000/10925 2625/9559 2400/7417 2100/6489 1800/4620
1575/4042 1400/3195 1225/2795 1050/2396 875/1996 700/1597 525/1198 350/798 175/399

 
で、思い出した。 FX-6100 って CPU クロック可変なんだけど、公称では確か 1.4GHz から 3.3GHz までの範囲で可変。そして Turbo CORE 有効時には 3.9GHz で動作する。ってことでしたよね。 Windows7 で利用する場合には CPU-Z をみているかぎりでは確かにその通りに動作します。

けど、 FreeBSD/amd64 を動作させたときの上記の sysctl を見るとクロック可変の部分の幅がずいぶんあるのね。 Turbo CORE のコードはまだ書かれていないと思うので、まぁ、ひとまずおいておきますが・・。

それらしい sysctl MIB をあげてみました。

dev.cpu.0.freq: 700
dev.cpu.0.freq_levels: 3300/13635 3000/10925 2625/9559 2400/7417 2100/6489 1800/4620
1575/4042 1400/3195 1225/2795 1050/2396 875/1996 700/1597 525/1198 350/798 175/399 dev.hwpstate.0.freq_settings: 3300/13635 3000/10925 2400/7417 1800/4620 1400/3195

 
もしかしたら dev.cpu.0.freq と dev.cpu.0.freq_levels はあてにならないのかも・・。正しい値が dev.hwpstate.0.freq_settings だとしたら、実際に動作している CPU クロックは何になるのだろう・・。

ちょっと疑問に思った、今回のベンチマークの結果なのでありました。が、まぁ、どっちにしても Core が 6 個もあるので処理はじゅーぶんに速いです;-)。

calligra の日本語化ファイルを作ってみました。

KDE や Qt、あげくの果てには png のバージョンアップがあったりして最近の ports 回りは大変でしたなぁ・・。でもって libreoffice 、 ports 的には editors/libreoffice になるわけなんですけども、こいつは最近まるっきり make が完走しないのでホトホトいやになっていた。

libreoffice は make にも時間が掛るのでなおさら使いたくないモノだ。などと思っていたのですが、 make が通らなくなったのでキッパリと諦めることができた;-)。では、代わりに何かないかな?と探し回っていた思いついたのが KDE 由来のオフィススイート。

ついこの間、ports から okffice が全部削除されましたね。で、代わりに calligra というのになった。 koffice から calligra に名前を変更した。と、いうことですね。

と、いうことで libreoffice の代わりに calligra にインストールをしました。インストール自体は libreoffice の 1/3 程度の時間で済んだかな?結構早く make が終わったので嬉しい;-)。

さてと。日本語テキストの ports はあるかな? と探してみたら、あたた・・。無いようですね。 JKUG (Japan KDE Users Group) の翻訳担当の人に Twitter で聞いてみたら「手が回って無い状態です。」とのこと。そらそーですよねぇ。本体で手一杯のような気がします。お疲れさまです。

と、いうことで、calligra の日本語テキストを起こしてみました。

幸い koffice の日本語化は 2.3.2 まで進んでいるようでソースコード自体は koffice-l10n-ja-2.3.2.tar.bz2 としてリリースされています。このファイルを calligra に対応させてみました。あくまで対応させただけで、個別に追加の翻訳などは一切していません。

以下の URL にあるので利用したい人は試してみてください。 koffice-2.3.2 相当の日本語は表示してくれると思います。

calligra-l10n-ja-2.4.2.tar.bz2

あと、FreeBSD 用の ports も作りました。以下の URL にあります。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-calligra-l10n-ja-20120605.tgz

ダウンロードしたら /usr/ports/editors 辺りで展開して中に入っている calligra-l10n-ja-2.4.2.tar.bz2 を /usr/ports/distfiles/KDE/calligra-l10n/ にほーりこんだら make install でインストールされます。

やはり同じく koffice-2.3.2 相当の日本語は表示してくれると思います。

せっかく作ったので、一応 JKUG の ML には連絡してみたいと思っています。 KDE 本家に取り込まれるか、そして FreeBSD の ports として提供されるようになるかですねぇ;-)。

sl をインストールすると jsl もインストールする ports。

お遊びで ports 作りました;-)。

最近、jail で遊んでいるのですが、jail の動作確認のために jls ってコマンドを良く打ちます。でもって ls ってのを間違えて sl とか打ってしまうと SL がターミナル上を走るのですが、それの jsl 版があってもいいんじゃね? とか思った次第です;-)。

とは言いつつ、しょせんはお遊びなので ports の games/sl をインストールすると do-install: のところで合わせて sl と jsl の両方をインストールするように Makefile を改修しただけです;-)。

こーいうのって ports のメンテナの方にも送るのもアレなので、ここにノラ ports として置いておきます。

僕も私もインストールしたい。と、言う方は、ports の Makefile を覗いてみてください。あ。当然 pkg-plist も更新しているので make deinstall にも対応しています。

http://www.icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-sl-20120507.tgz

ほんとうにどうでも良い ports ですね;-)。 4/1 に出すべきだったかぁ?

FreeBSD の suspend/resume 動画。

いやはや。僕が利用している NotePC は以前のエントリにも書いたかもしれないですが ThinKPad X100e です。この NotePC は AMD の CPU を利用していて E-350 です。時々熱がこもって ACPI shutdown が走ったりするんですけども、NotePC では唯一 X11 の drm が動作する VESA ではない(ドライバは xf86-video-ati を利用しています)最後の NotePC なのではないかなぁ。と思っているところですが;-)。

で、この NotePC は現在 FreeBSD/amd64 9.0-STABLE がインストールされているんですが、つい最近までは suspend/resume しなかった。9.0-PRERELEASE までは suspend/resume していたんだけど、その後 RC になってからは ACPI 周りの問題からか、acpiconf -s3 すると resume はブラックアウトでフリーズ、あげくの果てには AC コンセントを抜き差ししないとブートさえもしてくれない状態だったので、もう本当にある意味あきらめていたんですけどね。

さすが CURRENT および STABLE は『生もの』ですね。 2012/04/07 辺りの 9.0-STABLE を csup して make build world と install したら見事に suspend/resume が復活しました。パチパチパチ;-)。

今回はその様子を動画に撮ってみたのでちょっと公開してみましょう;-)。こんな感じ。一分07秒の動画です。


20120410.jpg

※ “再生アイコン” が見えない表示されないブラウザの場合は上記写真をクリックしてください。

いやね。雰囲気的に resume は MacBook に近い動作をします。以下、寝て起きる上記の説明です。

1. Fn+F4 で suspend します。
2. X の画面からコンソールの画面にひとまず落ちてから寝ます。
2. 手前の緑の LED が二個点きました。右側が「スリープ状態」を示しています。
3. フタを明けて resume。緑の LED は一個だけの点灯になります。
4. resume 後は X が即座に表示され早速利用可能。
5. USB Wi-Fi の run0 を利用していますが、その LED が点滅し、しばらく後に利用可能。

とまぁ、動画的にはこんな感じで suspend/resume します。上記で「MacBook に近い動作」と書いたのはフタを明けてから利用できるようになるまでの時間のことを言っています。フタを明けるとただちに X が動作するのはこれまたすごいっ!! 今までの FreeBSD にはちょっと無い体験でした。

後、何回 suspend/resume をしても特に問題なくちゃんと寝て起きてくれます。 jobs の言うところの “It just works.” って感じでしょうか;-)。

で、まだあまり試していないのですが、一点問題があるように感じます。一番最初。電源投入後、一回目の suspend だけはどうやら Ctrl+Alt+F1 で X を後ろに飛ばしてからコンソールで acpiconf -s3 を打つ必要があるみたいです。で、その時の resume はちゃんと起きて Ctrl+Alt+F3 辺りで X の画面を戻したあと、以降は Fn+F4 で寝て、そして起きてくれるようになります。この辺りがまぁ、なんちゅーか本中華なんですが、もしかしたら僕の気のせいかもしれません;-)。

で、これだけサクサク suspend/resume が動作するんだから KDE4 の電源管理で Windows7 みたいに一定時間後には寝てくれるんかいな?などと、ちょっと思ってしまうのでありますが、実際に試してみました。

PowerProfile_1.jpg

KDE4 のコントロールパネルから「電源管理」メニューで色々設定してみます。あと、タスクバーにも電源管理アイコンがあって、ここからレジュームとかハイバネードとかシャットダウンとかあるんですけどね。

今回は PowerSave の設定で 10 分後に「スリープ」と設定して放置してみました。

あたたた・・。サスペンドはしてちゃんと寝てくれます。しかし、レジューム(起動)時には X がブラックアウトしていまいました。ただし、カーネルは死んでないので ACPI S5 ステートとかリモートからの ssh は可能なので本当に X の画面のみが見えない状態。と、いう感じでした。これは上で書いたタスクバーの電源管理から「スリープ」ボタンを押した時と同じ動作でした。

と、いうことは FreeBSD 単体ではサクサク suspend/resume するけど、 KDE4 経由の電源管理ではまだもう少し頑張りが必要だね。と、いう感じでしょうか。

けどもまぁ、そこまで贅沢は言いません。これだけサクサク、何回も suspend/resume してくれるのであれば全然問題はありません。今まで suspend/redume が動作するのは二回まで。三回目に起きた時には画面はブラックアウトだっただけにずいぶんと進歩してそして非常に嬉しいのであります。

上にも書いたとおり、CURRENT や STABLE は生ものです。次回 csup してカーネルを作り替えたら動作しなくなるかもしれません。なので、今回の環境は非常にじゅーよー。みたいな。この環境でずっと使い続けたい気分です;-)。

なお、今回はこのブログ初の動画でしたが、今後は機会があれば色々、動くものを掲載して行きたいと思います;-)。

net-snmp をやめて bsnmpd にする。

それにしても ports で提供されている snmpd、つまりは net-mgmt/net-snmp なんですけども、最近のバージョンはあまりにひどすぎる。エラーログを延々とはき続けているは、CPU 食いまくっているわでロクなモンじゃない。いい加減使うのイヤになって来た。

で、思いついたのが bsnmpd。FreeBSD に標準で付加されるようになった snmpd なんだけども、やっぱり net-snmp があまりにもヒサンなので「自前で持ってしまえーっ!!」ってんで開発が始まったのかなぁ?経緯は知らないんですけども。

と、いうことで今回は net-snmp を利用するのをやめて、bsnmpd を利用することにしたのですが、その顛末を書いてみたいと思います。まず、最初に書いてしまいますが、僕的には net-snmp の代用に十分になることが確認できました。なので自宅のサーバは bsnmpd を稼働するようにしました。

まず、はじめの手順ですが、 ports からインストールする net-mgmt/net-snmp を停止します。ただし、snmpd を停止するのみで pkg_delete はしませんでした。snmpwalk は利用したいしねー。みたいな感じです。そしてその後、bsnmpd を起動するように /etc/rc.conf に以下の設定を追加します。

bsnmpd_enable="YES"

 
が、その前に /etc/snmpd.config の設定があるんですね。

あ。今回利用した FreeBSD のバージョンは 9.0-STABLE です。 /etc/snmpd.config の設定自体は SNMPv3 や ACL に対応したようでずいぶんと長くなりました。が、要らない部分も多いのでサクっと消して起動。って感じです。
あと、ports 的には net-mgmt/bsnmp-ucd もインストールしておきましょう。これ重要です;-)。

でもって今回は以下のポリシで設定してみました。

・ネットワークインターフェースからトラフィック情報を取得します。
・ただし snmp_netgraph.so や snmp_bridge.so 、 snmp_wlan.so などのモジュールは利用しません。
・SNMPv1・v2c でアクセスします。
・プライベートアドレスからのアクセスのため ACL は設定しません。
・Read な MIB のみを参照します。

設定はそんなに苦痛ではなかったですね。 /etc/snmpd.config の default の設定では基本的に system とか if MIB の情報しか取れないので ports でインストールした net-mgmt/bsnmp-ucd がディスク・メモリ・ロードアベレージと、net-snmp の exec にも対応してくれます。すごいっ!!

porst の net-mgmt/bsnmp-ucd をインストールすると /usr/local/share/examples/bsnmp-ucd/snmpd.config.sample がインストールされるので、これを編集して /etc/snmpd.config で include するか /etc/snmpd.config に直接書いてしまうのが手っ取り早いです。

以下は僕が設定した /etc/snmpd.config になります。

1  # Set some common variables
2  location := "FreeBSD World."
3  contact  := "takachan@running-dog.net"
4  system   := 1   # FreeBSD
5  read     := "HelloWorld"
6
7  # Declarations for SNMP-USER-BASED-SM-MIB
8  NoAuthProtocol          := 1.3.6.1.6.3.10.1.1.1
9  HMACMD5AuthProtocol     := 1.3.6.1.6.3.10.1.1.2
10  HMACSHAAuthProtocol     := 1.3.6.1.6.3.10.1.1.3
11  NoPrivProtocol          := 1.3.6.1.6.3.10.1.2.1
12  DESPrivProtocol         := 1.3.6.1.6.3.10.1.2.2
13  AesCfb128Protocol       := 1.3.6.1.6.3.10.1.2.4
14
15  # Enumerations from SNMP-FRAMEWORK-MIB
16  securityModelAny        := 0
17  securityModelSNMPv1     := 1
18  securityModelSNMPv2c    := 2
19  securityModelUSM        := 3
20
21  # Message Processing models
22  MPmodelSNMPv1           := 0
23  MPmodelSNMPv2c          := 1
24  MPmodelSNMPv3           := 3
25
26  # Security levels
27  noAuthNoPriv := 1
28  authNoPriv := 2
29  authPriv := 3
30
31  # Configuration
32  %snmpd
33  begemotSnmpdDebugDumpPdus       = 2
34  begemotSnmpdDebugSyslogPri      = 7
35
36  begemotSnmpdCommunityString.0.1 = $(read)
37  begemotSnmpdCommunityDisable    = 1
38
39  # open standard SNMP ports
40  begemotSnmpdPortStatus.0.0.0.0.161 = 1
41
42  # open a unix domain socket
43  begemotSnmpdLocalPortStatus."/var/run/snmpd.sock" = 1
44  begemotSnmpdLocalPortType."/var/run/snmpd.sock" = 4
45
46  sysContact      = $(contact)
47  sysLocation     = $(location)
48  sysObjectId     = 1.3.6.1.4.1.12325.1.1.2.1.$(system)
49
50  # Load MIB-2 module
51  begemotSnmpdModulePath."mibII"  = "/usr/lib/snmp_mibII.so"
52
53  # bsnmp-ucd (8)
54  begemotSnmpdModulePath."ucd" = "/usr/local/lib/snmp_ucd.so"
55  %ucd
56  memMinimumSwap = 1600
57  memSwapErrorMsg = "No free swap!"
58
59  laConfig.1 = "6.0"
60  laConfig.2 = "5.0"
61  laConfig.3 = "4.0"
62
63  laErrMessage.1 = "1min load average is high!"
64  laErrMessage.2 = "5min load average is high!"
65  laErrMessage.3 = "15min load average is high!"
66
67  # Process table
68  prNames.1 = "sendmail"
69  prMin.1 = 1
70  prMax.1 = 3
71  prNames.2 = "httpd"
72  prMin.2 = 3
73  prMax.2 = 100
74
75  # Extension commands (extTable)
76  extNames.1   = "CPUTemp"
77  extCommand.1 = "/usr/local/bin/cputz.sh CPU"
78  extNames.2   = "HDDTemp"
79  extCommand.2 = "/usr/local/bin/cputz.sh HDD"
80  extNames.3   = "CPUAUTO"
81  extCommand.3 = "/usr/local/bin/cpuspeed.sh AUTO"
82  extNames.4   = "CPUFULL"
83  extCommand.4 = "/usr/local/bin/cpuspeed.sh FULL"

 
default の部分を残してある設定もありますが、ほぼ不要と思われる設定を消しました。そして、

・54 行目で /usr/local/lib/snmp_ucd.so をロードしています。
・56 行目はメモリの設定
・63 行目は CPU ロードアベレージの設定
・68 行目でプロセス数の設定。今回は .1 で sendmail 、 .2 で httpd の数を取得することにしました。
・76 行目以降は net-snmp の exec に相当する機能です。僕の場合は CPU 温度と CPU 速度を返すスクリプトを呼ぶようにしています。

こんな感じで記述して後は /etc/rc.d/bsnmpd start とかして起動すれば OK です。

net-snmp をインストールしていると snmpwalk があるのですが、削除してしまった場合には net-mgmt/bsnmptools をインストールするとそれに対応するコマンドがインストールされます。僕の場合、クライアントは net-snmp のを利用するので動作確認はしていませんが;-)。

デーモンである bsnmpd を利用した感じですが、net-snmp の snmpd より軽いですね。 CPU 負荷が低い。あと、要らんログが出力されないのも良い。それでいて net-snmp のと同等機能で動作するのでこれまた良い感じです。

ただ、一点だけ。bsnmpd を起動して netstat -a で確認してみると udp6 のポートが空いてないんですね。と、いうことは bsnmpd は IPv6 に対応してないのかなぁ? という気がちょっとしています。オプションを調べても IPv6 のが無いですし・・。あ。ソースコードは読んでないです;-)。

と、いうことで、いいかげん嫌気がさしてきた net-snmp を置き換えて利用する bsnmpd ですが、今のところは十分に利用可能だと思われます。サーバ系では特に。情報収集のためのデーモンが一番 CPU を消費していてもらっては困りますしねX-|。

gtkterm2 を使ってみる。

僕は普段から KDE4 使いなんだけども、KDE4 を利用しているとターミナルソフトといういうのは必然的に konsole になるわけであります。

しかし、もう何回もこのブログに書いているんですが、 konsole というのは一個のプロセスが起動して、何個も konsole の画面を開いても一個のプロセスで動作する。つまり、表示される konsole のウィンドはスレッドとして動作しているんですな。

これがまたあーた。一個の konsole ウィンドが変な挙動をするとそのプロセスがおかしくなるということで、表示されている全ての konsole のウィンドはスレッドで動作しているんだけども、それら全てを道連れにお亡くなりになる、もしはフリーズしてしまう。という、それは非常にヒサンな状態になるわけですね。

こんなのは使いたくないよ。一つのウィンドは一個のプロセスのターミナルソフト使いたいよ。ってんで、/usr/ports/x11 の下辺りを ls -d *term* などとして色々物色するんですね。で、今回中々良いのが見つかったのでそれについてちょっと書いてみたいと思います。

今回取り上げるのは gtkterm2 です。 ports 的には x11/gtkterm2 になるんですけどもね。とりあえず make してみると、ターミナルソフト的には vte というのを利用しているみたいですね。 ports 的には x11-toolkits/vte になるみたいですが。ここに GTK2 を利用してタブの機能を盛り込んだみたいな感じです。

利用してみると一つのウィンドで一つのプロセスとして動作するようで中々良い感じですね。では、早速カスタマイズして自分好みの環境で利用してみましょう。

実は gtkterm2 をインストールして、カスタマイズしようとしてあまりにもその設定方法が書かれたウェブが無いのでいっちょ書いてみるか。ということでこのエントリを書いているわけですけどもね;-)。

gtkterm2 の設定ファイルは $HOME/.gtkterm2rc になります。 gtkterm2 を一回起動するとホームディレクトリに設定ファイルが生成されます。そしたらエディタで編集すれば良いでしょう。

それにしてもこの設定ファイル、 gtkterm2 を起動するたんびに毎回 gtkterm2 が更新してくれます。非常にややこすぃー・・。毎回エディタを再起動してあげる必要がありますが・・。

とりあえずフォントの設定から。以下の部分を変更すると自分の好きなフォントになります。

terminalFont= MS Gothic 10

 
上記設定は MS ゴシックを 10 ポイントの表示で利用する場合。フォント名は GTK2 の記述形式ですね。以下のコマンドを実行するとフォント名が抽出できると思うのでそれを記述します。

% fc-list | awk -F, '{print $2}' | awk -F: '{print $1}' | sort

 
MS ゴシックが無い人は “Ume Gothic C4” とか指定すると良いかもですね。

まぁ、上記のようにフォントの指定は色々なウェブ上で書かれているので割と設定は簡単でしょうか。

問題は色のほうです。こいつは解らない・・。orz。また、ウェブを探しまわっても全く見当たらないんですね。でもって $HOME/.gtkterm2rc には以下のように不気味な設定が書かれている。

red=0xff00 0x0000 0x0000 0xaaaa 0x0000 0xaaaa ...
grn=0xef00 0x0000 0x0000 0x0000 0xaaaa 0x5555 ...
blu=0xef00 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 ...

 
red=、grn=、blu= の後に 0x0000 が全部で 17 個並んでいます。これが何を意味しているのかが全くわかりませんでした。しょーがないのでソースコード眺めましたよー。src/prefs.c 辺りで色についての記述がありますね。まぁ、読むのも大変なんですけども・・。

で、 grn= の後の一個目のパラメータはバックグラウンドの色の指定になります。二個目のパラメータはカーソル、X11 用語では foreground ってことですけどもね。の指定になります。一個目と二個目の設定だけが特徴的で残りの 15 個はファイルの色になります。この辺り、僕にもわかりません。実行形式ファイルの色は赤とか、ディレクトリは青とか、symlink の色はピンクとか、そんな設定になります。

まぁ、今回は background と foreground の色を変えてみましょう。それにしても RBG カラーってのは # のあとに六桁指定するのにどうして四桁なんだ?と思うのでありますが・・。

例えば background の色を #FFEFEF という、ちょっとピンクっぽい色にしたい場合は以下のように指定します。

red=0xff00
grn=0xef00
blu=0xef00

 
red、grn、blu で RBG の色を前から二桁に指定し、余った後ろの二桁は “0” を指定する。って感じですね。

文字とかカーソルの色は黒にしたいので #000000 になります。その場合は以下になります。

red=0xff00 0x0000
grn=0xef00 0x0000
blu=0xef00 0x0000

 
0x00 の前二桁の部分に “0” を設定し、後ろの二桁は default の “0” を設定します。これで自分の好きな色に設定できると思います。そして、三個目以降、残りの 0x???? は全部で 15 個ありますが、これは default の設定でひとまず試してみてください。 ports の make config ときなんかは不気味な色になりますけどねぇ;-)。

とまぁ、こんな感じで設定すれば自分の好みのターミナルになるのではないかなぁ。と思われます。

自分的に一点変えたいと思っているのが新しいタブを開くとき。 default では CTRL+N なんだけど、CTRL+SHIFT+N に変更したいなぁ。と思っています。ソースコードを変更してしまうのが一番早いかなぁ。などとちょっと思っていますが、機会があったら試してみたいですね;-)。

さーっ!! そんなこんなで、ようやっと一つのウィンドがひとつのプロセスとして動作するターミナルソフトを手に入れた。インストール時に入るのは vte くらいのなので KDE4 を使っていても余計なモノを入れない(インストールしない)のが気に入っています。

gtkterm2 の設定が解らないときはここを参照してください;-)。

2012/02/16 加筆
以下の部分を改修した ports を作りました。

・日本語 po ファイルを書いたのでメニューは日本語表示できるようになります。
・Ctrl+n は emacs とバッティングするので新規タブは Ctrl+t に変更しました。

以下の URL から ports がダウンロードできます。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-gtkterm2-20120216.tgz

PRIMERGY MX130 S2 を FreeBSD で利用する。

前回のエントリーでは「購入した。」って書いたのですが、今回は実際に FreeBSD で動作確認したことについて書いてみます。

インストールには FreeBSD/amd64 9.0-RELEASE を利用したのですが、その後 9.0-STABLE にしました。なので今の環境は 9.0-STABLE です。そしてこの記事の内容も 9.0-STABLE についてです。気がついた点をツラツラと書いてみます。

1. 温度取れない
どーあがいても CPU 温度が取れません。amdtemp.ko や ports の sysutils/k8temp を利用しても CPU の温度が取れません・・。orz。 CPU のステッピングの問題なのかマザーボード(とか ACPI)の問題なのか定かではありません。ただファンの音だけで大体の温度を感じることしかできません・・。

2. Cool`n’Quiet 2.0 は無事に動作する
sysctrl の dev.cpu.0.freq_levels で CPU 可変になります。ただ、BIOS の設定で表示が二種類できます。前回のエントリで掲載した sysctrl の結果では以下のように表示されています。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/-1 2887/-1 2475/-1 2062/-1 1650/-1 1237/-1 825/-1 412/-1

 
ところが BIOS の設定で HPC (High Performance Computing) というのがあって、この設定を disable にすると以下のように表示されるようになります。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/13635 3000/10925 2625/9559 2400/7417 2100/6489 1800/4620
1575/4042 1400/3195 1225/2795 1050/2396 875/1996 700/1597 525/1198 350/798 175/399

 
BIOS の設定で HPC を無効にしたほうが良いですね。PRIMERGY MX130 S2 というのはラックにドドドと入れて HPC にも対応する製品のようですしね。

ちなみに HPC disable 時の dev.cpu.0.freq_levels の値には消費電力が表示されるようになりましたが、この値はちょっと変ですね。FX-6100 は Max 3.3GHz での動作時には 95W のはずなので、表示されている値を七倍する必要があります。しかし、FX-6100 ってのは CPU クロック変動の幅が広いですなぁ。

3. powerd 起動っ!! しかし・・
上記のように Cool`n’Quiet 2.0 が動作するので powerd を起動したら以下のようなメッセージを延々吐き出すようになってしまいました。

hwpstate0: set freq failed, err 6

 
dev.cpu.0.freq では速度が可変になっているので動作的には問題が無いのですが、結構ウザいです。ウェブで色々探してみると powerd を落とせとか /boot/loader.conf に以下の設定をしろ。みたいに書かれています。

hint.acpi_throttle.0.disabled="1"

 
が、これらの対処法を適用すると CPU クロックが Max の 3.3GHz に張り付いてしまうのでもったいない。じゃ。ということでソースコードを改修し、このログを出ないようにしました;-)。 /usr/src/sys/kern/kern_cpu.c の 406,407 行目の device_printf の部分をコメントアウトしてカーネルを再構築するだけで作業は終了です。ただ単にメッセージを出力しなくするだけの改修です。

4. smartctl でディスクの温度を取る
こちらも BIOS の設定で取れる場合と取れない場合があります。 BIOS の SATA Configuration の設定で External SATA Port を enable にすると smartctl が /dev/ada0 を見つけられなくなります。このオプションは disable にしておいたほうが良いでしょう。

僕は Seagate の ST1000DM003-9YN162 という、 1 テラ、 1 スピンドル、 1TB の HDD を利用しているのですが、smartctl の Airflow_Temperature_Cel を見ると今のところ温度は 20 度前後で推移しているので PC 内の換気が上手く行っているとか HDD 自体の温度が高くならないとか、そんな印象を受けました。

5. シリアルポート
シリアルポートのある PC をいじるのは随分と久しぶりです。随分前から sio0 から uart0 に変更になっているのでどうだろう?と思いトライして見ました。以前よりも設定はグっと楽になりましたね。順番にその設定内容を見ていくことにしましょう。

o. /etc/ttys の変更
ttyu0 というのが uart0 に対応したシリアルポートになります。default の設定から以下のように変更します。

ttyu0 "/usr/libexec/getty std.9600" vt100 on secure

 
速度は 9600 のままとしておきました。

o. /boot/loader.conf に追加設定
以下の行を追加します。

boot_multicons="YES"
hint.uart.0.flags="0x10"
console="comconsole,vidconsole"

 
設定が完了したら PC を再起動します。するとあとは無事にシリアルポートが利用できるようになるかと思います。 /boot.config も設定してないし、boot2 とかも変更する必要がありませんでした。

あ。しかし、uart0 の認識にも二パターンありました。

起動時の認識がこのパターンだと利用できません。

uart0: <Non-standard ns8250 class UART with FIFOs> port 0x3f8-0x3ff irq 4 flags 0x10 on acpi0

 
こちらのパターンで認識すると利用できるようになります。

uart0: <16550 or compatible> port 0x3f8-0x3ff irq 4 flags 0x10 on acpi0
uart0: console (9600,n,8,1)

 
どうして上記のようになるのか解らないのですが、 kldload uart0.ko すると上のようになるような気がします。僕の場合は結局カーネルモジュールは利用せずに、カーネルコンフィグのファイルに device uart と書いてしまいました。

まぁ、 uart に限らず、今回はカスタムカーネルのコンフィグファイルを利用したのですが、 GENERIC カーネルでは無事に動作するのにカスタムカーネル+ロードモジュールでは動作しないということが多々おきました。以下にその一例を書いておきます。

・パーティションを認識してくれなかった -> options GEOM_PART_GPT を消したのを復活
・cs0 を認識せずリブート -> ロードするカーネルモジュールの見直し
・カーネルパニック -> bvox のモジュールを /boot/loader.conf に書くのをやめた

などなど・・。けっこう苦労が多かったのは PC が駄々っ子なのか 9.0-STABLE が駄々っ子なのか・・。もう既に何台も 9.0-STABLE を利用しているので安心しきっていた部分はありましたね。

これでだいたいサーバとしての設定が完了したかなー。と、言う感じはします。良かった。それにしても CPU 温度が取れないのはちょっと痛いですね。STABLE 利用してバージョンが上がるのを待つかなぁ。と言う感じがしないでもないです。

まぁ、僕的には今回のお買い物は一応満足の行くものとなりました。ちなみに今ではもう既に virtualbox-ose-4.0.14 で Windows Server 2008 R2 が動作しています。ゲスト OS には二個の CPU と 4GB のメモリを上げているのですが、そーすると Windows Server 2008 R2 ってのはサクサク動作するんですねぇ。感激;-)。

PRIMERGY MX130 S2 のネタはこれで終りですが、機会があれば、また update があれば書いてみたいと思います。