たかちゃん。

2月 192016
 

直前のエントリで SoftBank SELECTION SE-5000HR のレビュー記事を書きましたが、その中で「中々どうして音が良いと再確認させられた Apple EarPods ですが、耳から取れやすいのが問題です。」と書いています

今回はすぐに取れてしまう EarPods の決定的な改善方法がわかったのでそれを書いてみましょう。

とは言っても 100yen 均一なお店に行ってゴムカバーを買ってきてシューリョー。なんですけどもね。

まずは写真を;-)。

IMG_3503_EarPods_2

家の近所の 100yen 均一なお店でたまたま見かけました。四個(二回分)で 108yen (税込み)で売っていたので買ってきました。

実際につけてみるとポロっと落ちることがなくなって中々良い感じになりました。以前のエントリでは「EarPods にスポンジ付けてみました。」というのを書いているんですが、スポンジはモコモコしている感があるし、ちょっとしたことでスポンジが取れてしまうことがあったので、今回のは中々良い感じです。

これがあるとポロっとすぐに落ちるというのが少なくなるので EarPods を利用しても良いかなぁ。と、いう気になりますね。そもそも EarPods にはリモコンが付いているのでその点が他のイヤホンよりは優れているんですよねぇ。

ただ、今回のゴムのラバーの場合、簡単に手に入る人とそーでない人がいるかと思われるので難しいとは思いますが・・。

しかし、もしお店で見つけた場合には、今後、いつなくなるか解らないので、爆買いすることをおすすめします;-P。

2月 182016
 

このブログでは何回かイヤホンについてレビュー記事を書いていますが、今回もそれに関連するエントリです。

釣り仲間三名で飲みに行くと最近は音響機器の話が出てきたりします。一人はソニーのハイレゾプレーヤーを買って、ビットレート 128bit の MP3 を聞いている(ほとんど意味がない状態;-)し、他の一人は古い真空管アンプを直して古いレコード引っ張りだして来て音を聞いていたり、僕は「スマホで USEN」聞いて様々なシーンに合わせて音楽を楽しんたりと、まぁ、こんな話題が出つつ酒など飲んでいるんですが;-)。

と、いうことで、僕は、最近何かと評判の SoftBank SELECTION SE-5000HR を購入してハイレゾという怪しげな領域の一角に足を踏み入れた気分になってレビューを書いてみたいと思います。

『中々良いイヤホンだよ。』という記事をウェブなどで目にして、たまたま amazon を覗いたら 7,590yen と、普段より 300yen くらい安かったのでサクっと購入しました。
ハイレゾ対応でずいぶんと良い音で、なおかつ 10,000yen 以下の機器としても十分に楽しめるらしいです。
届いたのはこんな感じ。随分と重厚な箱に入っております。そして、頂いた賞のシールが貼ってあったりします。そして、Hi-Res です;-)。

IMG_3498_SE-5000HR_1

さて。今回も色々なヘッドホンと比較して音を聴き比べてみましょう。比較したのは以下の機器です。

  • Blue Ever Blue 833GW 再生周波数帯域: 20Hz-20kHz (以前のレビュー記事はこちら)
  • Blue Ever Blue 868B 再生周波数帯域: 20Hz-20kHz (以前のレビュー記事はこちら)
  • Apple EarPods 再生周波数帯域: 不明 (以前のレビュー記事はこちら)
  • SoftBank SELECTION SE-5000HR 再生周波数帯域: 5Hz-45kHz

僕の場合、ハイレゾの楽曲は持っていないし、プレーヤーも持っていません。ハイレゾ対応なのを持っているのは今回購入した SE-5000HR のみです。

今回再生に利用したプレーヤーは iPhone6 です。で、楽曲は何曲か聴き比べましたが、全てビットレート: 256kbps 、サンプリング周波数: 44.1kHz 、量子化ビット: 16bit のものを利用しました。

全然ハイレゾではないですが、再生周波数帯域がかなり高いイヤホンなので、今まで聞こえなかった音まで聞こえるのではないかと思われます。(本当かぁ?;-)

 
それでは、レビューですが、まず SE-5000HR の感想の感想を。

まず、一番最初に聴いてみて、音の広がりのすごさに驚かされます。今回試聴したイヤホンの中では飛び抜けています。上にも横にも音が広がっている感じ。そして、こんなにクリアな音が出るのかぁ。と、唖然としてしまいます。

SE-5000HR で聴いたあとに Blue Ever Blue 833GW を聴くと、ちょっと例えが古くて参考にならないかもしれませんが、何回もダビングしたテープの音楽のような、ちょっとこもった感じに聞こえてしまいます。
Blue Ever Blue 833GW 自体はクリアで高音が突き抜ける音なんですけど、音の広がり感は SE-5000HR が飛び抜けています。

SE-5000HR を聴いたあとに Blue Ever Blue 868B を聴くと『ふむ。まるで別物だね。』って感じがします。 Blue Ever Blue 868B はドンシャリ系の音が出るのでドンドンな音がその他の音を消してしまっている感じがするけど、僕的にはやっぱり好きな音かな;-)。

SE-5000HR を聴いたあとの Apple EarPods は、素直な感じ『お。こいつ中々やるんだねぇ。』という印象。基本ドンシャリ系なんだけど、中々どうして広がりを持っている。そして Blue Ever Blue 868B よりはドンドン来ないので他の音も耳に入ってくる感じ。

 
そして、実際に聴いた楽曲での比較。僕のブログではお約束の AKB48 の曲「ポニーテールとシュシュ」。 SE-5000HR で聴くと、歌っている(ハモっている)メンバの立ち位置が解るような、それくらいクリアな音に聞こえます。

YUKI の「プリムス」はピアノが透き通って広がり、後ろのベースは、 Blue Ever Blue 868B では表に出てきてしまいそうな雰囲気があるんだけど SE-5000HR はドンドン来ないのでピアノが広がる感じ。そして、そのあとのハモリの部分も透き通って聞こえる。

LOUDNESS の「Crazy Doctor」はひぐっつあんのドラムの音が響かないなぁ。ちょっと物足りないなぁ。と思うんだけど、スネアドラムのスナッピーの音まで拾えてくるのがすごいっ!! などと一人で感激しているのであります。
あ。今回聴いた LOUDNESS の楽曲は当然ながら 30 週年バージョンの「THUNDER IN THE EAST」での試聴です;-)。

あと、今回は、知っている人は知っている上々颱風の楽曲を 2,3 聞いてみました。「愛よりも深い海」や「瞳の中の青い海」なんかはパーカッションとか小さい楽器の音が縦横無尽に広がって、えみちゃんとさとちゃん二人のハモリもばっちりで、これぞハイレゾっ!! って雰囲気です;-)。
上々颱風の楽曲はハイレゾで出ているのかなぁ?後で探してみよう。

とまぁ、楽曲に関する感想はこんな感じです。

 
次にハイレゾイヤホンに関する感想というか、SE-5000HR で音楽を聞いて思ったことを書いてみます。

音が広がって、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになったのがハイレゾ(再生周波数帯域が広いという意味)だとすると、それはテレビに直すと今までのアナログ放送からフルハイビジョン放送になったような感じでしょうか。

何を言いたいのか?と、いうと、例えばテレビの場合、アナウンサーがフルハイビジョンや、これからやってくる 4k 放送では小じわや吹き出物までバレて大変だぁ。などと、大騒ぎしていましたが、音楽に対するハイレゾもそれと同じことが言えるのではないかと思います。

ボーカルの声が突き抜けてすごい綺麗に聞こえてすごいなぁ。と感じる部分はあります。上にも書いた通り「ポニーテールとシュシュ」なんかはハモっているメンバの立ち位置まで頭の中に広がるんだけど、裏を返すといい加減に楽曲作っているとすぐバレる。みたいな感じがする。

ボーカルのハモリはてんでバラバラ。声が伸びてない。エコーでごまかしている。など、手に取るように解ります。例えば AKB48 の「会いたかった」や「「ポニーテールとシュシュ」は安心して聞いていられるんだけど「Everyday、カチューシャ」は手抜きで作たのか?! と思いたくなるほど。とか、そーいうのがわかってしまう。

いやぁー。恐ろしいですねぇ;-)。

そして、もう一点。

ハイレゾ楽曲というか、今回購入した SE-5000HR は聴く場所を選びますね。 Blue Ever Blue 868B や Apple EarPods に比べて低音が抑えられていて、音が頭の中を飛び出して頭の周りあちこちから聞こえてくるようになると、長い間聴いているると疲れてくる感が出てきます。まぁ、僕だけの問題かもしれませんけど。

あと、電車の中では無理ですね。地下鉄に乗っていてキーキー・ゴトゴト外からの音が大きいとせっかく広がった音が全部かき消される。それならドンシャリが強い音を聞いていたほうが楽曲として整った音として聞こえてきます。

夜に静かな所でじっくりと音楽を聴くのに持って来いのイヤホンで、そーいう環境で本領を発揮できるのがハイレゾ音楽なのだろうなぁ。と思うのでありました。

ボレロなんかは最初の二分くらいは音が小さくて聞こえない。と、感じる部分があるんだけど、そーいうのはハイレゾで聴くと音をちゃんと拾ってくれるのかなぁ?今度試してみよう。

 
と、いうことでそろそろ佳境に入ってきましたが、僕の中でのランク付けというかシチュエーションを書いてみましょう。

通勤時に電車の中で聴くには、今までどおり Blue Ever Blue 868B かなぁ。
どこで聴くにも問題ない、場所を選ばなくて、ドンシャリが必要ない場合には Blue Ever Blue 833GW かな。
中々どうして音が良いと再確認させられた Apple EarPods ですが、耳から取れやすいのが問題です。が、次回のエントリでその回避策についてちょっと書いてみます;-)。
で、 SoftBank SELECTION SE-5000HR ですが、どうしよう・・。せっかく買ったんだけど、僕の生活の中では、家の中でイヤホンしてじっくりと音楽を聴く。と、いうシーンが無いんですよね・・。

あと、今回試聴したイヤホンはどれも単品で素晴らしい音がしていると思っています。聴き比べした直後は『あ。こんなに音が違うんだ。』と、思っても、ひとつのイヤホンを 10 分くらい聴くと『中々どうして。随分良い音してますよぉ。』な状態になります。本当に侮れないヤツラです;-)。

と、いうことで今回のレビューはシューリョー。と、いうことで;-)。

 
2016/02/20 加筆
すみません。リモコンのことを少し書いておきます。

このイヤホンは右と左に分かれるところに一個ボタンが付いています。 iPhone で利用する場合には一回押すと再生もしくは停止。二回押すと次の曲。三回押すと一曲戻る。などの制御ができます。ボリュームボタンがないのはちょっと悲しい点でしょうかね。

この機能が他のスマートフォンでも利用可能か試してみました。

  • Nokia Lumia 620: 無事に動作します
  • ZTE Blade Vec 4G: 無事に動作します

と、いうことでさすがはスマートフォンに特化した製品を出す会社ですね。僕の持っている iPhoen 以外の機種でも無事に動作しました。

 

2月 132016
 

ふぅ。久しぶりのエントリじゃないかな? 最近はネタがなかったので・・f(^^;;。

さて。僕は Mac OS X を利用していますが、 EL Capitan は直ちにインストールしました。そして、ついこの間クリーンインストールしまして、今はユーユージテキな OS X 生活を送っているんですが。

そんなこんなで Yosemite から El Capitan にバージョンアップしたら /usr/ は書き込み禁止になっていて、パッケージシステムである epkg は /usr/epkg/ にあったのですが、サクっと消されてしまいました。
幸いにしてバックアップを取っといたのでそこから復旧させ /usr/local/epkg/ に設置しましたが、色々動かないので直して、利用していました。

あ。僕は OS X のパッケージシステムとしてはもう随分長いこと琉球大学の EPKG を利用していました。以下が参考 URL です。

http://ie.u-ryukyu.ac.jp/darwin2/
http://www.boarderz.com/darwin/

しかし、開発をやめてしまったようですね。

まぁ、今まで /usr/epkg/ にインストールしていたのにいきなり、/usr/ が書き込み不可になり、サクっと消されてしまったから悲しい・・。

僕自身何個かのパッケージを作っていたので、それをそのまま延長線上で利用したいので、せっかくだから epkg を El Capitan 対応にしてみました。

以下の URL からダウンロード可能です。

http://icmpv6.org/EPKG/epkg-el-capitan-20160212.tgz

ダウンロードしたものは /usr/local/ に tar で展開してください。

# ftp -a http://icmpv6.org/EPKG/epkg-el-capitan-20160212.tgz
# tar xvzfp epkg-el-capitan-20160212.tgz -C /usr/local/
# cd /usr/local/epkg/BIN/
# cp -pr ./epkg /usr/local/bin/

 

動作は今までの epkg と一緒です。

変更点は以下の通り

  • /usr/local/ 配下で動作するように改修しました。
  • 今まで琉球大学に取りに行っていたファイルを icmpv6.org に取りに行くように変更しました。
  • アップロードコマンドは動作しません。
  • ユニバーサルアプリはやめて、アーキテクチャは全て x86_64 に統一しました。
  • ただし ub-root を使っているので、ユニバーサルアプリなんだけど x86_64 アーキテクチャしか無いモノもあります。それは未来への拡張性のために残しているのですが、お許しください。

ファイルを取りに行くのは http://icmpv6.org/EPKG/ です。この下に色々フアイルがあるので見てください。

今ところ、自分で必要なものしかパッケージは作っていません。以下はそのリストです。

comms/jerm: 8096,1
devel/autoconf: 2.69,1
devel/automake: 1.15,1
devel/gc: 7.4.2,1
devel/gettext: 0.19.6,1
devel/libatomic_ops: 7.4.0
devel/pkgconf: 0.9.12,1
editors/emacs: 24.5
games/sl: 5.01,1
japanese/lv: 4.51,1
japanese/nkf: 2.1.3,1
mail/compface: 1.5.2,1
mail/mew: 6.7,1
net/w3m: 0.5.3,1
net/wget: 1.16.3,1
security/stunnel: 5.29,1
sysutils/smartmontools: 6.4,1

 
epkg の使い方については epkg をオプション無しで実行してください。また、 tar 玉の中に RERADME.epkg を置いといたので多少の使い方は解るかと思います。

 
そもそも、どうして epkg を使うようになったのか?と、いうと、雰囲気的には FreeBSD の ports 的だったので楽ちんかなぁ。などと思っていたんですけどもね。

で、他の人が作ったパッケージの中に自分が利用したいものが無いことがあったので何個か追加してきました。

そのときに OS X ではどのようにフリーソフトウェアをコンパイルしたら良いのか解って、すごい勉強になりました。 epkg の SEPKG を展開すると Makefile などが出てくるのですが、それを見て、どうやって Xcode などのコンパイルオプションを付加したら良いのか、ユニバーサルバイナリはどうやって作ったら良いのかなど、色々と勉強になりました。

バイナリパッケージを利用する。と、いうよりは、本当に FreeBSD の ports みたいに『自分でコンパイルしてインストールする』ために利用していました。

各パッケージの更新は基本的に FreeBSD の ports に準じたいと思います。 FreeBSD の ports-CURRENT が新しくなったら epkg のパッケージも更新します。security/stunnel なんかは良い例で、そんな感じで追随しているので一応最新バージョンが提供できています。

devel/pkgconf も FreeBSD の ports に合わせたので取ってくるソフトウェアも epkg の本家のものとは違っています。

 
パッケージシステムを利用していて何が良いかと言われれば、自分でソースからコンパイルしてインストールしたものを削除する場合に綺麗に削除できないのですが、パッケージシステムの場合はサクっと削除できる点が良いですね。 epkg del nkf とか実行すれば、サクっと削除されます;-)。

 
何人くらいダウンロードして利用してくれるのか、分かりませんが、自分一人で利用するのもなんだな。などと思ったので公開した次第です。どうぞご利用ください。

また、他に必要なパッケージがありましたら作ってみますのでご要望などありましたらコメントして頂くなりメールなりをお願いします。
僕の OS X の環境には Xorg は入ってないので X11 系のパッケージは作れませんけどね;-)。

12月 122015
 

最近は Windows10 mobile 対応のスマートフォンがドドドと出て、検索サイトからこのサイトへ飛んでくる方も多くなったようです。

僕はずっと Nokia Lumia620 を利用していたのですが、Windows Phone8 -> 8.1 -> 10 と進んできました。
Nokia Lumia620 で利用する Windows10 mobile は非常に、良くフリーズします。一日 2,3 回バッテリーを抜くことがあります。マウスコンピューターの MADOSMA で Windows10 mobile を利用している人に聞いてみると『特にフリーズするようなことも無く安定して動作している。』とのことでした。マウスコンピューターの作り込みはちゃんとしている。と、いうことなのでしょうなぁ。

 
さて。今回は僕が利用している Lumia620 にインストールされているアプリの一覧をドドドと掲載します。非常に長い JPG ファイルになってしまったのですが、お許しくださいf(^^;;。

僕は Windows ストア ギフトカード を購入したことがあるので有料アプリも買うことができます。何個かのアプリは実際にお金を出して購入しています。

Windows Phone8/8.1 の頃には動いていたけど Windows10 mobile にしたら動かなくなった。なんてのもあったりします。Remote という iTunes リモコンアプリなんかは iTunes と同期ができなくなりました。ファイアーウォールとかが悪さしているのかな?しかし、まぁ、それはそれでしょーがないかな。

お勧めは

  • GPS Voice Navigation (有料版)
  • Net Check Pro (有料版)
  • Note Plus (有料)
  • People+
  • Pockt File Manager (有料)
  • UniShare

などでしょうかねぇ。有料版を買うのは『お金払うからさぁ。今後もジャンジャン Windows mobile 対応のアプリ書いてねぇ。』という、期待も込められています。

今、 Windows Store にアプリが少ない。と、言われていますが、考えてみると初代 iPod Touch や iPhone3G を使っていたときにはアプリはほとんど無かったんですよね。その頃と似たような状況です。
そして、今あるアプリは広告が無いのが多いので僕的には非常に嬉しいです。アプリがドドドと増えてくると広告が出るアプリが多くなってイヤなんですよねぇ。

と、いうことでアプリの一覧の JPG 貼り付けてこのエントリは終了です。皆さんも、少ないながらも、よさげなアプリを見つけてみてください;-)。

Windows10mobile_All_Apps

11月 152015
 

ほぼ一年前にドスパラで購入した DG-D08IWB 32GB は Windows10 にアップデートしました。しかし、アップデートするとサポート対象外になるんですな・・。恐ろしい。僕のはあと一ヶ月ほど保証が残っているんですけど・・。

しかし HDD というか SSD の容量は 32GB あったのに Windows10 Pro 入れて Office2013 をインストールすると残り 1GB になり OneDrive とか Dropbox 、ダウンロードフォルダなどを VHD 化した d:¥ に移動して mklink しても本当に容量が足りない。

しょーがないので『工場出荷時の状態』に戻すかねぇ。とか思い、Shift キーを押しつつ Windows10 の電源アイコンから再起動して、ドスパラが俗にいう「Diginnos かんたんリカバリー」を試しました。

そしたらあーた。工場出荷時は Windows8.1 with Bing なんだけど、実際には Windows10 の再インストールが走ってしまいました・・。orz

一応復旧用 USB メモリも作成しんだけど、 USB メモリからブートする方法が解らない。以前、 FreeBSD をブートしようと試みたんだけど FreeBSD もブートしない。

BIOS の画面のブートシーケンスを見ると「WindowsBootManager」とか表示されるのみで BIOS から外部のデバイスは見えないみたい。
なので、実質的に復旧用 USB メモリを作っても意味ないのかな? SSD 上にはリカバリー領域が残っているのに、非常にもったいないことです。

と、いうことで Windows10 Pro がクリーンインストールされてしまいました。あ。自分で全部消してインストールを選択したので。 SSD の容量は OS が使用するのみで大体 8GB ほど。残りが空きスペースになりました。まだ windows.old とか消してない状態ですけどね。

 
で、本題はここからです。
まっさらな状態で widnows10 Pro が入ったのですが、なんとっ!! タッチ画面が随分とずれてしまいます。あと、画面が回転してくれません。それ以外はちゃんと動作しているようなので、この二点のみ問題が残りました。

ウェブで検索するともちらほらと回避策が掲載されていました。今回はそれらを参考させて頂き、僕も復旧しました。

今回、主に参考にさせて頂いたのは以下のサイトです。

http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000723371/SortID=19042689/

ここから下は自分のためにログ残しです。今後はいつでも Windows10 を新規に再インストールできる状態にしておく必要があるのでねぇ・・。

 
1). 画面の回転
画面の回転はセンサーが感知して、画面をクルっと回すようです。そのためのドライバがインストールされているのですが、一応、再インストールします。
ドライバは「デバイスマネージャ」で確認すると Sensor I/O devises の中にあります。

Sensor I/O devises の Kionix KXCJ9 Accelerometer SPB は本体の傾きを感じたら画面をクルっと回すセンサーのようで、そのドライバになります。

僕は以下のサイトからダウンロードして来ました。ありがとうございます。

http://www.tekwind.co.jp/faq/CLIDE/entry_314.php

現在インストールされている Kionix KXCJ9 Accelerometer SPB というを「デバイスマネージャ」で削除して再インストールするのが良いでしよう。

インストールして再起動が終わったら、以下のレジストリを変更します。上記サイトからダウンロードしたファイルにはレジストリ用のファイルもあるので、それを追加してあげます。

レジストリは以下のようですが、僕の場合は途中のが /0000/ でした。

HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Enum/ROOT/SENSOR/000/Device Parameters/kxfusion

上記の URL からダウンロードしたファイルの中にあるレジストリ設定は、僕の DG-D08IWB では横にすると縦になる。縦にすると横になる。と、いう状態で一個ずれてしまいます。

以下の値にすると正しい動作になりました。

01 01 01 01 00 00 02

これで多分、画面の回転が正常動作になるんではないかなと思われます。

 
2). タッチがずれる
画面をタップすると 5cm くらいずれて全然正確なところがタップできません。コントロールパネルの中に「タブレット PC 設定」というのがあり、ディスプレーとタップの調整をしてくれるメニューがあるのですが、それをやっても全然ずれる。と、いうか、タップがずれているので既にその画面から設定が行えない状態なのであります。

DG-D08IWB を購入して Windows10 をクリーンインストールした人はこれに悩むみたいですね。ドスパラもドライバとかダウンロードできないし、(一回電話したが)サポートの対応してくれる人の知識が非常に低いようです。まぁ、言い方を変えると IT リテラシーがそんなに高くない人が対応しているようです。

対応策としては C:¥Windows/inf/ の中に TouchSetting.gt というファイルを一個いれるだけです。タッチや本体傾きソナー、ドライバに対する DG-D08IWB 用の設定ファイルらしいです。今 DG-D08IWB を利用していて工場出荷時の状態の状態の人は C:¥Windows/inf/TouchSetting.gt のバックアップを取っといた方が良いでしょう。

既に Windows10 をクリーンインストールして過去のしがらみから決別した人はインターネット上のどこからか拾ってくるのが良いでしょう。

 
これで一応復旧です。

しかし、復旧後に Windows10 1511 10586 が降ってきてインストールが始まったのですが、 40% か先に進まないのはどうしたモノか・・。ほっとけば良いのかなぁ・・。

11月 082015
 

いやぁ。ようやっと来た。と、いう感じです。あ。 NOKIA Lumia620 のお話です。

Windows Phone に Windows Insider をインストールして First にしていると、デスクトップ版のように一足早く試せるんだけど・・。

今までは 10.0.10166.0 という Insider Preview 版でした。こいつはひどいバージョンで、

  • 日本語キーボードがダウンロードできないので日本語が打ち込めない
  • SD カードが OS から見えないので本体のスペース食いつぶす

到底実用できるバージョンではありませんでした。

電話の更新 には新しいバージョンが見えていてダウンロードまでできるんだけど、インストールのときに失敗しているという状態が四ヶ月くらい(デスクトップ版 Windows10 がリリースされた直後くらいから)続いていたんだけど、ようやっとバージョンアップできたよー。

今度の Insider Preview のバージョンは 10.0.10581.0 です。

Windows10mobile_10581_1

やったーっ!! と、いう気分で色々いじってみました。あ。いじるときは羽田とか成田の出国ゲートを出た辺りで色々やりましょう。

何ができるようになったかと言うと、

  • 日本語キーボードがダウンロードできるようになったー。日本語が打てるようになったー。
  • 設定から[システム]->[ストレージ]と来て表示はちと怪しいんだけど SD カードが OS から認識されるようになりました。試しに写真撮ってみたらちゃんと SD カードに保存されるようになったり、ダウンロードしたモノも SD カードに保存されるようになったー。
  • スタートメニューにフォルダのようなモノが表示されるようになった。
  • 3G もバリバリー。ただ、10166 の頃に 3G SIM カード入れてないのでその頃から動いていたかは知らないf(^^;;。
  • テザリングも無事に使えます。ただし 3G なので非常に遅いけど・・。
  • Cortana は日本語版がダウンロードできるようになった。天気予報とかは教えてくれますf(^^;;。

 
まぁ、日本語キーボードが利用できて SD カードが OS から見えるようになったらそれはそれで使えかなぁ。とか思っています。

が、ダメな部分も書いておきます。

  • 結構頻繁にフリーズ・もしくは再起動する。OneNote 使っているときに再起動とか・・。orz
  • Bluetooth キーボードはまだ使えないみたい。
  • USB な機器もまだみたい。下にちょっと書くけど。
  • あと、なんかあるかな?
  • 画面出力ができないのは Lumia620 の機能がたりないからな・・。
  • がんばれーコルタナ。って感じ。会話は Siri には及ばないけど・・。けど、その前に良く落ちるf(^^;;。

 
とまぁ、こんな感じで、随分と使いやすくなりました。と、いうか、その前に Lumia620 も Windows10 mobile の対象になっていてくれていて良かった。と、いうのがあります。

 
ちゅーこって、あと、色々やってみたので書いてみます。

  • https://www.windowsphone.com/ja-jp/ ってのはどこに行ってしまったんだろう?以前はここから Windows Phone にアクセスして自分が購入したアプリはウェブから Lumia620 にインストールできたんだけど、その機能がどっか行っちゃったよー。 google の Play Store のようで嬉しい機能だったんだけど・・。
  • NOKIA Lumia620 を Mac に USB で接続すると、以前は Microsoft 謹製の Windows Phone アプリがあったんだけど、それは今は動かなくなりました。 Lumia620 を Mac に USB で接続すると 写真アプリが起動して写真を読み込んでくれる動作はするんだけど、撮った写真を SD カードに保存していると『写真は無い』と写真アプリが言います。

 
しかし、まぁ、最大の懸案であった日本語キーボードと SD カードが使えるようになったのは大きいですね。

なんか、あまりネタが無い記事になってしまいました。今日の午前中からいじり始めたのでねぇ・・。

しばらくは常用してみようと思います。あ。海外で;-)。

10月 182015
 

ちょっと前のエントリで「Zeroconf 考察。」というのを書きました。デスクトップで利用する場合には Avahi を、サーバで利用するなら mDNSResponder+howl で。って感じのエントリでした。

さて。サーバ側で利用している mDNSResponder (正確には mdnsd のこと) ですが、こいつは非常にお行儀の悪いプログラムですねぇ。さすがは Apple 謹製って感じでしょうか;-P。

どの辺りがお行儀悪いのか?

mdnsd は起動してからのログが随分と出力されます。例えば、サーバの場合は複数のインターフェースを持っていて、アクセスされたくないインターフェースには ipfw などで止めたりします。しかし、 mdnsd はそんなのお構いなしにサーバの全てのポートにマルチキャスト DNS パケットを port:5353 に流しまくりなんですね。

挙句の果てには『bge1 にパケット投げたら Permission denied だった。』とかログを出しまくりで、ヘタしたら /var/log/messages は mDNSResponder のログで溢れかえっしまいます。

これは非常にウザいので今回はログを一つのファイルに集約するようにして /var/log/messages には出力しないようにしてみましょう。
まずは syslog の設定から。あ。ターゲットは当然 FreeBSD です;-)。

 
o. syslog の設定
今回は mdnsd のログは今回は LOCAL4 に出力するようにします。なので、LOCAL4 に飛んできた syslog の扱いについて設定します。

まずは /etc/syslog.conf の設定変更です。

        :
*.notice;authpriv.none;kern.debug;lpr.info;mail.crit;news.err;local4.none       /var/log/messages
        :
#
local4.*        /var/log/mdns.log
#
        :

 
/var/log/messages に出力されたくないので local4.none を追加します。そして LOCAL4 ファシリティ用のログファイルを設定してあげます。

次に /etc/newsyslog.conf も編集しましょうかね。

        :
/var/log/mdns.log                       644  7     100  *     JC
        :

 
まぁ、こんな感じで登録します。あとは syslod と newsyslog を restart すると準備は完了です。

 
o. mDNSResponder のソース改修
mDNSResponder は ports 的には net/mDNSResponder/ になります。ここでまず make patch とか打ってソースを展開したうえでソースコードを覗いてみます。今回は syslog に関わる部分ですね。

と、いうか mDNSResponder (バイナリ自体は ports の net/howl/ でインストールされる) と、いうか mdnsd (こちらが ports の net/mDNSResponder/ がインストールする) は syslog プライオリティなどを変更するオプションが無いんですね。なのでソースコードを眺めんですけども。

それで、ソースコードを眺めいたらありましたね。 syslog の openlog は mDNSShared/PlatformCommon.c でやっているようですね。

以下はパッチです。

--- mDNSShared/PlatformCommon.c.orig    2012-06-30 13:52:35.000000000 +0900
+++ mDNSShared/PlatformCommon.c 2015-10-16 10:57:01.595162000 +0900
@@ -184,7 +184,7 @@
             fflush(stderr);
         }

-        if (!log_inited) { openlog(ident, LOG_CONS, LOG_DAEMON); log_inited++; }
+        if (!log_inited) { openlog(ident, LOG_CONS, LOG_LOCAL4); log_inited++; }

 #if APPLE_OSX_mDNSResponder && LogTimeStamps
         if (ident && ident[0] && mDNSPlatformClockDivisor)

 
openlog() のオプションで LOG_DAEMON と書かれているので syslog.conf では daemon.none を設定すれば良いような気がしないでも無いですが LOG_DAEMON なプライオリティは他のアプリケーションもドカドカと利用しているような気がするので、今回は LOG_LOCAL4 に変更してみます。

上記パッチは net/mDNSResponder/files/ の中に patch-mDNSShared-PlatformCommon.c としてほーり込むと ports の make 時に毎回有効になるかと思われます。自分の好みでどうにかしてください。

また、僕は LOG_LOCAL4 にしましたが、自分の都合のようプライオリティに変更しても良いのではないかと思われます。

あとは make して deinstall して reinstall 、そしてデーモンを再起動すると全ては完了です。 /etc/syslog.conf に指定した情報の通り、 /var/log/messages 以外のファイルに蓄積されるようになるかと思われます。

 
mDNSResponder と mdnsd は非常に良いのですが、出力されるログが非常に気になるのですが、これで問題解決;-)。

ports の Makefile 自体を改修して make config でログのプライオリティを変更するようにもできるなぁ;-)。
機会があれば書いてみよう;-)。

10月 162015
 

FreebSD の ports-CURRENT を追いかけていると、時々はまります。今回は graphics/dri のコンパイルが通らないので、その回避策について書いておきます。

まぁ、こーいうネタは時間が経つと解決するので、エントリを書いてもあまり意味は無いとは思うのですけどね。

今どきですと /usr/ports/ 辺りで svn update を実行すると dri 周りは 10.6.9 になります。 libGL 周りなど mesa-10.6.9 を利用する ports は全部で六個くらいでしょうかね。

FreeBSD/amd64 ではコンパイルの途中で止まってしまいます。 FreeBSD/arm ではとあるライブラリがねーぜ。とか言われて configure 辺りで止まってしまいます。今回は両方のアーキテクチャの回避策について書いてみたいと思います。

 
o. FreeBSD/amd64
mesa-10.6.9 からなる dri 系の ports は llvm36+clan36 が必要になりました。関連性で devel/llvm36 と lang/clang36 がインストールされるのですが、こいつらのインストールがちゃんとできていても失敗しているような感じでコンパイルが途中で止まるようです。

以下のエントリで話し合われていて、既にクローズになっているようですね。

https://bugs.freebsd.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=203192

手順としては

# pkg delete -f llvm36-3.6.2_2
# pkg delete -f clang36-3.6.2
# rm -r /usr/local/llvm36/

 
してから再度インストールして、それから graphics/dri をコンパイルすると無事に通るようです。

どーしてこうなるんだろうなぁ? と、思うのですが、思い当たる点としては llvm35 既にインストールされている状態で llvm36 がインストールされて、『二個もいらねーじゃん。』とか思い llvm36 は残して llvm35 だけ削除したのですが、もしかしたらそれが原因かもしれません。

と、いうことで llvm* の痕跡を全て削除してから再インストールすると mesa-10.6.9 系の ports 一式がインストールされるようになります。

めでたしめでたしですね。

 
o. FreeBSD/arm
こちらのほうは、まず、上記の問題を解決し、llvm36+clang36 をサラな状態でインストールしてあっても、 make が通りません。

以下は graphics/dri を make したときのログですが、

# cd /usr/ports/graphics/dri/
# make
        :
checking for RADEON... no
configure: error: Package requirements (libdrm_radeon >= 2.4.56) were not met:

Package libdrm_radeon was not found in the pkg-config search path.
Perhaps you should add the directory containing `libdrm_radeon.pc'
to the PKG_CONFIG_PATH environment variable
Package 'libdrm_radeon', required by 'world', not found
        :

 
こちらについても以下の URL で既に問題提起されているのでその内に解決されるかと思いますが、どーしても最新版を使ってみたい方はコンパイルを通した packages を作ったのでダウンロードしてみてください。

https://www.mail-archive.com/freebsd-pkg-fallout@freebsd.org/msg247413.html

この件の問題点としては FreeBSD/arm においては lib/libdrm_radeon.so がインストールされない点にあります。
では、そもそも lib/libdrm_radeon.so はどの ports がインストールするのだ? と、うことになるのですが、 graphics/libdrm でインストールされます。 Makefile を見てみると以下の部分になります。

.if ${ARCH} == amd64 || ${ARCH} == i386
PLIST_SUB+=     INTEL_DRIVER=""
PLIST_SUB+=     RADEON_DRIVERS=""
.elif ${ARCH} == ia64 || ${ARCH} == powerpc || ${ARCH} == powerpc64
PLIST_SUB+=     INTEL_DRIVER="@comment "
PLIST_SUB+=     RADEON_DRIVERS=""
.else
PLIST_SUB+=     INTEL_DRIVER="@comment "
PLIST_SUB+=     RADEON_DRIVERS="@comment "
.endif

 
FreeBSD/arm のアーキテクチャは armv6 なので .else のロジックを走り pkg-pllist を見ると INTEL 系と RADEON 系がインストールされないんですね。たけど、 FreeBSD/arm 上で graphics/dri をコンパイルしようとすると libdrm_radeon.pc がねーよ。って言われます。

なので上記の Makefile の部分を変更してあげる必要があります。雰囲気的には ia64 や powerpc などと同じ処理をして上げる必要があります。

.elif ${ARCH} == ia64 || ${ARCH} == powerpc || ${ARCH} == powerpc64 || ${ARCH} == armv6

 
この一行だけ直してあげると libdrm_radeon 絡みのファイルが一式インストールされるようになります。

http://distfiles.icmpv6.org/distfiles/packages/All.armv6/libdrm-2.4.60,1_add_radeon.tbz

に上記の改修を入れて libdrm_radeon* がインストールされる packages を用意しておきました。最新版を利用してみたい方はご利用ください。

 
とわ言いつ、 FreeBSD/arm に radeon は必要ないので ports のメンテナは libdrm の ports を直すのか mesa-10.6.9 系の ports 一式を直すのか、わかりませんね。 mesa 系 ports を直すのは大変そうなので、多分 libdrm 系を直して libdrm_radeon 周りをドドドとインストールするようにするかもしれませんが。

実際に OpenCL とか利用できない Raspberry Pi 2 の FreeBSD/arm なのに、なんか冗長ぎみなインストールのような気がしないでもありませんが・・。

 
以上、今回は FreeBSD の ports-CURRENT で dri 周りの ports のコンパイルが通らない人用のてっぷすでした;-)。

9月 302015
 

僕は VMWare ESXi 5.1 上で何個かの FreeBSD/amd64 を動かしているのですが、 9.2-R -> 10.0-R -> 10.1-R と来て、今回いよいよ 10.2-R にしてみました。

しかし、 10.2-RELEASE にした途端 powerd が動かなくなりました。あれ? 9.2-R から 10.1-R まで利用しているときには powerd が動いていて sysctl の dev.cpu.0.freq や dev.cpu.0.freq_levels が見えていたのですが、 10.2-R にした途端に見えなくなりました。おかげで powerd を起動すると以下のような感じ。

# service powerd start
Starting powerd.
powerd: no cpufreq(4) support -- aborting: No such file or directory
/etc/rc.d/powerd: WARNING: failed to start powerd

 
cpufreq.ko はロードしているのに有効になっていないようですね。あたたた。

そもそもハイパーバイザの上で動作する OS では cpufreq は見えないんじゃね? という話があります。例えばさくらの VPS では、その上で動く FreeBSD は powerd は動かないし Virtualbox 上の FreeBSD でも powerd が動かない。 dev.cpu.0.freq_levels が無いからですね。

しかし、 VMWare ESXi ではその上で動作する FreeBSD で cpufreq.ko が有効になって dev.cpu.0.freq_levels が生えてきて powerd が動作します。

powerd が動かないと CPU が最速でブン回って地球に優しくないよねぇ。などと思うので何とかしたいのであります。

 
で、色々調べたり、人に聞いた話だと FreeBSD 10.2-RELEASE ではとあるパラメータが追加になって、物理マシンではない場合には default で disable になったようです。なのでそのパラメータを変更して上げると以前のようになるらしいです。

/boot/loader.conf に以下の行を追加して上げると 10.2-R は 10.1-R の頃のように cpufreq.ko が有効になり dev.cpu.0.freq_levels が生えてきて powerd が動くようになります。

hint.acpi_throttle.0.disabled="0"
hint.p4tcc.0.disabled="0"

 
/boot/device.hints の最後に上記の行が追加になってますね。それも “1” で。これを “0” にすると cpufreq.ko が利用可能な状態になってくれます。

この設定が有効なのは今のところ VMWare ESXi のみのようです。実機では必要ありません。実機では default の設定でも cpufreq.ko が有効になります。
また、上記設定を書いても KVM や Virtualbox では dev.cpu.0.freq_levels が無いままだと思われます。

 
参考になる URL としては https://svnweb.freebsd.org/base?view=revision&revision=276986 を見るのが良いかと思われます。

それにしても VMWare ESXi (僕は 5.1 を利用) で FreeBSD を動かしていたけど 10.2-R にしてから powerd が動かなくなったとお嘆きの方は上記の行を /boot/loader.conf に書いてみることをおすすめします。

 
2015/10/04 加筆
上記の設定は VMWare ESXi のときのみの設定ではなく、物理マシンにおいても有効のようです。 10.2.-RELEASE では default で 1 なので、とりあえず powerd をどうにかしたいとか、 dev.cpu.0.freq_levels で表示される数を増やしたいなどあったら上記の設定を入れて試してみるのも一つの手でアルと思われます。

8月 302015
 

と、いうことで、ちょっと前に掲載した「FreeBSD/arm のクロスコンパイル環境をもっと簡単に作る。」では ports のクロスコンパイル環境が整ったので、早速 X と xfce4 のコンパイルに挑んでみました。

Raspberry Pi 2 で X を動かすためにインストールした主なものは以下の通り。あ。 ports の枝番は削っています。

・xorg-7.7
・xfce-4.12
・emacs24-24.5
・zh-fcitx-4.2.8.6
・ibus-1.5.9
・ja-mozc-server-2.17.2106.102

X はウィンドマネージャも含めてフルスペックで、更に日本語入力もできないとダメだよね。と、いうことで ibus と fcitx と mozc までコンパイルしました。あと、xfce4 は Thunar をインストールし、デスクトップに必要なマルチメディア系のアプリまでインストールしています。
コンパイルした ports の総数は 大体 490 個くらいっ!! 自分でいうのもなんだけど、すげーすげー;-)。

ちなみに FreeBSD/arm は 8GB の MicroSD に Xorg と xfce4 をインストールして / パーティションは約 30% ほど消費しています。

クロスコンパイル環境では portmaster -D -a も動作するのでバージョンアップにも対応しています。コンパイルしたバイナリは以下の URL にあるので良かったら持って行ってください。

http://distfiles.icmpv6.org/packages/All.armv6/
ftp://ftp.icmpv6.org/packages/All.armv6/

今後、 ports-CURRENT を追いかけて行って portmaster -D -a してバージョンアップしたものもどんどん追加していく予定です。

 
さてと。先に ports/packages の内容を書いてみましたが、実際にクロスコンパイル環境でコンパイルしたので、そのことについてちょっと書いてみます。

 
1). クロスコンパイル環境の準備
以前のエントリで ports の ports-mgmt/poudriere-devel/ を試したと書いているのですが、そのとき

# poudriere jail -c -j CURRENT-armv6 -m svn -a arm.armv6 -v head

 
を実行したので FreeBSD/arm CURRENT の jail 環境ができてしまいました。これを tar で固めて、最速の仮想マシン上に持って行ってクロスコンパイル環境を構築しました。FreeBSD/amd64 10.1-RELEASE-p16 の環境に tar で固めた FreeBSD/arm 環境を展開し、前回記載した chroot 用スクリプトで環境を整えて、実際に ports の make install を行いました。

母艦の FreeBSD/amd64 10.1-RELEASE-p16 上に qemu をインストールして FreeBSD/arm CURRENT に chroot します。 /usr/ports は母艦側のディレクトリを mount_nullfs して利用し、ひたすら make という、以前書いたのを実際にやってみた。と、いうことですね。

環境の作り方は前回のエントリを参考にしてください。

 
2). chroot はネットワークが使えない
chroot した FreeBSD/arm の環境で ports を make しようとしても make fetch でエラーになりソースコードを取りに行ってくれません。
chroot した状態で ifconfig -a とか打つと解りますが qemu が Qemu unsupported ioctl などというメッセージを出します。と、いうことで chroot した環境ではネットワークは使えないと認識したほうが良いでしょう。

では、ports のソースコードはどうやって取りに行くかというと、母艦側で揃えるしかありません。そもそも /usr/ports/ は母艦側のディレクトリを FreeBSD/arm のディレクトリに mount_nullfs しているので見ているところは一緒です。

母艦側でコンパイルしたい ports で以下のコマンドを打ちます。以下は editors/emacs/ のコンパイルの例です。

# cd /usr/ports/editors/emacs
# make fetch-recursive

 
ports のコンパイルのオプションには fetch-recursive というのがあるんですね。依存関係でインストールされる ports も含めてソースコードをダウンロードして来てくれます。 make config-recursive ってのは依存関係にある全ての ports の make config を実行しますが、それと似たようなモノですね。それにしても嬉しい make のオプションです。

母艦側でソースコードがゲットできたら FreeBSD/arm 側で実際に ports の make に入ります。
以前のエントリでも書きましたが遅いのでひたすら待ちましょう・・。

 
2). クロスコンパイル環境でコンパイルできないモノがある
いやー。さすがに 490 個くらいコンパイルすると qemu+chroot の環境でコンパイルが通らない ports が何個かありました。以下はそのリストです。

・emacs-nox11-24.5,3
・emacs24-24.5_1,3
・jsoncpp-0.6.0.r2_2
・py27-cairo-1.10.0_2
・tdb-1.3.4,1
・talloc-2.1.2
・tevent-0.9.24
・ja-mozc-server-2.17.2106.102

有名どころでは emacs ・ mozc 辺りでしょうか。 samba 辺りで利用される t シリーズ(tdb ・ talloc ・ tevent)も make が通りませんでした。

原因としては chroot 下で動作している qemu が make の実行時に core dump してしまいます。なのでクロスコンパイル環境では make が通りませんでした。

上記の ports の場合、実機 (Raspberry Pi 2 上の FreeBSD/arm) では make が通ったので、実機で作成した packages をクロスコンパイル環境に pkg add してあげて make を続行します。

 
クロスコンパイル環境で make が通らなくても実機でコンパイルが完走すれば良いのですが、実機でもコンパイルが通らないものがありました。
lang/spidermonkey170 です。これは困った。 FreeBSD の ML でも話題に上がっているようです。

FreeBSD/amd64 では問題なくコンパイルが通るのに FreeBSD/arm では通らない。なんでやねん?! と、いうことで試行錯誤を重ねた結果 FreeBSD/arm でむりくりコンパイルを通しました。

以下、手順です。

o. FreeBSD/arm 側で以下のコマンドを実行

# cd /usr/ports/lang/spidermonkey170
# make configure

 
o. 母艦側で続けて実行

# cd /usr/ports/lang/spidermonkey170/work/mozjs17.0.0/js/src
# gmake clean
# configure

 
FreeBSD/arm で実行した make configure の結果を母艦側で全てぶっ飛ばしてソースに対して FreeBSD/amd64 側で configure を実行します;-)。
その後 FreeBSD/arm 側に戻って make install を実行すると無事に make が通ります。これで ports 自体はインストールできるので、まぁヨシとしておきましょう;-)。

あ。僕は mozjs17.0.0 ってのはどこで利用されているのか知らないので実際に正しい動作をしているのか、よく判りませんf(^^;;。

関連性でインストールされるので必要だからとりあえず ports でコンパイルを通すワザを発見した。と、いう感じですf(^^;;。

 
と、ここまで書いたと、いうか、コンパイルを通したのですが、その後、原因が判明したようですね。どうやら llvm のバグで ARM の場合に発生するようです。

FreeBSD では gcc を使うようにするとコンパイルが通るようですね。

再度書きますが、僕の make の方法は ports の関連性に必要な他のプログラムのコンパイルを進ませるためにむりくりの方法を編み出した。と、いうことにしておいてくださいf(^^;;。

http://comments.gmane.org/gmane.os.freebsd.devel.cvs.ports/349757

ちゅーこって FreeBSD/arm 用に gcc-4.8.5 を make しないと・・。 orz

 
とまぁ、こんな感じで地道に qemu+chroot の環境で ports をじっくりと make していきます。 490 個程度の ports をコンパイルするのに、途中で make fetch やコンパイルエラーで止まることもあるので、大体一週間程度でしょうかねぇ。 ひたすらがんばります。

 
3). Raspberry Pi 2 で X 起動
一通り packages 化された ports が出来上がったので全てを実機にインストールして実際に X を起動してみます。
今回、僕がチョイスしたバージョンは FreeBSD 11.0-CURRENT r286285 です。このバージョンの CURRENT は HDMI にディスプレーを接続するとフラッシュのようにブラックアウトする場合があるのでちょっと困りもの。 OS と、いうか CURRENT の問題なのか、ハードウェアの問題なのかは良く判りません。
あと、 r286285 は default の root のパスワードが設定してない!! ので シングルユーザに落として /etc/master.passwd の :*: の * を消してあげる必要があります。 orz
ちなみに r286893 では root のパスワードが設定してありました;-)。

 
さてと。気を取り直して ~/.xinitrc に xfce4 を起動するように記述して startx です。

おぉーーっ!!

IMG_2407_RPi2_FreeBSD_X_1

ディスプレーのすぐしたにあるのが Raspberry Pi 2 の FreeBSD で HDMI で表示しております。

xorg.conf のディスプレードライバには scfb を指定します。 ports 的には x11-drivers/xf86-video-scfb をインストールしてあげます。 vesa ではないです。

xfce4-terminal で文字を打つとぬるぬると動いていく感が良いですね。 NoAccel 感満載です;-)。

hald を動かすと USB のキーボード・マウスも無事に動作します。なので X の環境で利用する分には問題は無いですね。あとは細かいところの設定をしていくと xfce4 は無事に動作するようになるのではないでしょうか。

あ。mozc がどうも起動しないんですよね。 core dump する。まだ深くは追ってないのですが、環境整わせつつ、おいおい見ていきたいと思います。

多分 mozc_server を FreeBSD/arm でコンパイルして動かしたのは、僕が世界初ではないかなぁ;-)。

 
と、いうことで今回は ports のクロスコンパイル環境で make したものを利用して Raspberry Pi 2 上の FreeBSD/arm で X まで動かしてみました。

これでバリバリと Raspberry Pi 2 を利用するようになるかな? データセンタに行った時とかに NotePC の代わりに Raspberry Pi 2 を取り出してバリバリ仕事する。とか、良いかも;-)。

 
Raspberry Pi 2 に FreeBSD/arm インストールしたけど ports のコンパイルが大変なので断念している方、 packages を作ったので是非 X が起動するところを見てみてください。ただ、さすがに KDE4 を packages 化しようとは思わないですがf(^^;;。

僕はこのあと、どうしようかなぁ・・。