11月 102021
 

過去に何回か ThinkPadE145 や ThinkPad X13 に FreeBSD をインストールしているネタとか書いているのですが、 12.2-RELEASE の頃は Windows の UEFI を boot1.efifat が上書きしてしまい、Windows がブートしなくなってしまう。と、書いています。なので、FreeBSD インストール時には FreeBSD 専用の EFI パーティションを切ってあげると FreeBSD はそこを利用することになるので Windows が無事に動作して、マルチブートが可能な状態になるんですね。

しかし、まぁ、FreeBSD/adm64 13.0-RELEASE からは Windows の EFI パーティションの中に bootx64.efi を書き込んでブート情報を Windows と同列に設定してくれるようになりました。
Windows 側で mountvol して以下のオペレーションをする必要がなくなりました。

C:\Windows\system32> mountvol
C:\Windows\system32> mountvol z: /S
C:\Windows\system32> z:\
z:\> mkdir EFI\FreeBSD\Boot 
z:\> cd EFI\FreeBSD\Boot 
z:\> copy c:\boot1.efi ./bootx64.efi
z:\> dir
z:\> c:\
C:\Windows\system32> exit

 
この部分を bsdinstall がやってくれるようになりました。なので、うも、なんの遠慮もなく、何回でも FreeBSD のインストールが可能になりました。嬉しいことですね。

ただ、一点。「Firmware Windows Boot Manager」に対しては bcdedit /set {fwbootmgr} displayorder {UUID} /addfirst するようで、 FreeBSD の起動が一番上に来ます。 PC を再起動すると FreeBSD がブートするので『あらら? Windows パーティション飛ばしてしまったか?』となりますが、PC の BIOS (UEFI) のブートの順番画面で変えてあげると Windows が無事にブートします。
なので、いつもブートする OS を Windows か FreeBSD どちらにするかの選択が容易にできるようになります。

さぁ、皆さんもドドドと、 PC に FreeBSD をインストールしてみましょうっ!!

 
と、いうことで今回のエントリはこれで終了。次回のエントリは 13.0-STABLE について書いてみます;-)。

  1 件のコメント to “FreeBSD/amd 13.0-RELEASE のインストールイメージはすごかった。”

  1. […] 一個前のエントリで書いていますが 13.0-RELEASE と同様に Windows の EFI パーティションをつぶすこともなく、インストールが完了しました。 Lenovo の PC と違い BitLocker を気にする必要がなく、素直にセキュアブートをオフにするだけでインストールすることができたのであります。   デバイス的なことを書きましょう。手元に Intel AX200 の代わりに購入した Intel Wireless-AC 9260 があったので、それを設置しました。 NotePC 用に買ったのでアンテナが無かったのですが Amazon で 760yen で追加購入。 FreeBSD で利用すると 20Mbps 程度、Windows で利用すると 200Mbps 程度出ます(自宅で可動しているスピード計測サイトでの計測;-)。 […]

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