5月 152016
 

僕の持っている iPhone6 は 16GB の一番安いヤツなのでハイレゾ楽曲を聴くには容量が足りなすぎます。しょーがないので Android である ZTE Blade Vec 4G でハイレゾ楽曲を聴くかねぇ。となるのであります。

しかしっ!! ZTE Blade Vec 4G は Android 4.4.2 ですが、こいつには MicroSD スロットが無くて容量が 8GB しかないのでもっとつらい。僕の持っている環境ではモバイルでハイレゾ楽曲を聴く手段は無いのか?と思いつつ 32GB の USB メモリを MicroUSB 経由で接続し、 USB メモリの中にハイレゾ楽曲を入れることにより容量を増やせるんですね。

ZTE Blade Vec 4G に USB メモリを付けた図はこんな感じ。アキバに行って USB ケーブルと USB メモリを購入して来ました。

IMG_4173_ MAVEN_1

上側に USB メモリ、下側に 3.5 インチイヤホン。
USB メモリは Android が認識するモノとしないモノがあるので注意が必要です。まぁ、半分バグチみたいなモンですねぇ。認識しないようなら諦めて次のを試してみる。って感じでしょうかf(^^;;。

さてと。準備は整ったので Android 4.4.2 の ZTE Blade Vec 4G でハイレゾ楽曲を聴こうと思うのですが、 ZTE Blade Vec 4G 自体はハイレゾ対応の機器ではないので、まぁ、ハイレゾ楽曲を再生できればよいかぁー。って程度です・・。

しかし、Android アプリってのは 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲を再生してくれるアプリってのは少ないんですね。

現状で見つけたのは以下の二つだけ。

IMG_4174_ MAVEN_2

・Onkyo HF Player
・MAVEN ミュージックプレイヤー

96kHz/24bit な楽曲を再生してくれるモノは多々あるのですが、そーいうアプリで 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲を再生しようとすると「読み込めないファイルです。」などと言われ止まってしまうか、スキップしてしまうものがほとんどなので驚きました。

あと、 Onkyo HF Player はイヤホンに付属のリモコンが利用できない。通常イヤホンに付いているリモコンボタン二回押しでスキップ、三回押しで一曲戻り、一回押しでストップ。とかですね。

僕が持っている SoftBank SELECTION SE-5000HR もまさしくそんな動作ですが、 Onkyo HF Player では機能しません。

google play で色々なハイレゾ (正確には flac か;-) 再生アプリを検索して試してみましたが、ダメでした。そして、検索時に 192kHz を指定したら MAVEN Player がヒットしたのでそのの FREE 版を試したら、おやまぁ。 192kHz/24bit のハイレゾ楽曲が再生できて、なおかつイヤホンのリモコンも使えるじゃないのさ。と、いうことになったので、これを利用することにしました。

 
MAVEN Player の FREE 版は広告が出るので、今回初めて「Google Play ギフトカード」というのを購入しました。そして MAVEN Player Pro を 300yen で購入してしまったのでありました;-)。

MAVEN Player Pro の場合イコライザがすごいよ。とのことだったのですが、そもそも音の広が格段に体験できるイヤホンとハイレゾ楽曲の再生なのであまり気にしていませんし、その機能も使うつもりはありません。

楽曲の入っているフォルダを指定できる「音楽フォルダの指定」という設定が中々良いですね。。 flac と m4a が入っているフォルダを分けておくと flac のみを聴きたい場合に設定すれば良いです。

IMG_4175_ MAVEN_3

そもそも Android の数ある音楽プレーヤーの中には端末内にある楽曲情報を全て拾って来て一覧に表示してしまうのがあったりして、イヤですね・・。
リングトーン(日本語でいうところの 着信音 です;-)とか Facebook のアラート音(これは ogg ファイルだな)なども一緒にリスト化してしまうのでけっこうイヤです。

その点は iTunes+iPhone のほうが一歩上を行っているでしょうか。

iTunes 上でプレイリストとして一覧を作っているので、それをフォルダごとにした場合、ちゃんと機能して欲しいところではあります。

あ。僕は Mac OSX 使いなので Android を直接 Mac OSX に接続しても OSX はうんともスンとも行ってくれません。そして OSX 接続用の google アプリを OSX にインストールする気もサラサラありません;-P。

 
と、いうことでハイレゾ楽曲を聴く環境を Android な ZTE Blade Vec 4G で整えたということになるのですが、そー考えると SONY の Xperia Z5 辺りが欲しいなぁ。と思う今日この頃。 USB メモリを付けた Android 機ってのもちょっと悲しいかなぁ・・。

5月 102016
 

ascii.jp で Wi-Fi 機能付きの USB カードリーダーが売っている。とのことで早速買ってみました。 https://www.donya.jp/item/73733.html を見てみると技適が通っているので日本国内でも安心して利用できる点が良いですね。

見た感じはこんなふう。

IMG_4114__ZSUN_1

早速利用してみました。今回は iPhone6ZTE Blade Vec 4G で試してみました。

iOS と Android のそれぞれのアプリストアから ZSUN で検索してアプリをダウンロードします。

購入した「Wi-Fi 付きカードリーダー」に 32GB の MicroSD をセットし、とりあえず Windows10 が動作している PC の USB ポートに接続します。

PC 側で特に何の問題もなく USB カードリーダーとして認識して 32GB のリムーバブルメディアとして認識するのでドドドとテストデータをコピーします。

以上で準備完了。

 
次に iPhone で利用してみます。

まず 設定アプリ から Wi-Fi の設定画面を開き zsun-??? な SSID が見えるので接続します。パスワードはありません。

zsun-??? な SSID に無事に接続できたら先ほどダウンロードした ZSUN アプリを起動し 下に見えるメニューから一番右の “MENU” をタップし “Setting” を表示します。ここで SSID を再設定したりパスワードを設定したり認証方式を設定したりします。

IMG_4116_ZSUN_2

同じことは Android のアプリでもできます。 SSID の設定は iOS もしくは Android 側で一回行えば十分でしょう。

SSID を再設定し iOS と Android が再度接続できたら準備完了です。

 
続いてモード選択について説明します。下のメニューに “Switch Mode” というのがあるのでそれをタップします。すると以下のキャプチャのような画面が現れるかと思います。

IMG_4117__ZSUN_3

モードは全部で三つ。

・Wireless Disk
PC に接続された「Wi-Fi 付きカードリーダー」を Wi-Fi 経由でアクセスする場合にはここを選択します。
このとき、PC では 32GB のリムーバブルディスクとは認識していなくて、 PC から MicroSD の中は見えません。

・Flash Disk
PC に接続された「Wi-Fi 付きカードリーダー」を PC のみで利用する場合に選択します。ピロロンと Windows10 から音が出て、リムーバブルディスクとして認識された状態です。
このときは Wi-Fi から MicroSD に対してはアクセスできなくなります。

「Wireless Disk」と「Flash Disk」は排他で利用するような感じですね。

・My Device
これは iPhone や Android 内のデータを「Wi-Fi 付きカードリーダー」にコピーするために利用します。自分のスマートフォン内を覗き、必要なファイルを選択する画面になります。ここで写真などを選択し MicroSD にコピーすることになります。

以上の動作がメインです。英語で書かれているのでちょっとシキイが高いですが、解ってしまえば操作は簡単です。

 
Flash Disk モードのときに PC 側でフォルダを作成し、 Flash Disk モードに切り替えて中を参照すると新しいフォルダが見えませんが、表示されている情報を更新する必要があります。その場合には画面を指で下に引っ張ると更新され PC で作成した新しいフォルダが現れます。

そして、その後 My Device で「Wi-Fi 付きカードリーダー」にコピーしたいファイルを選択しペーストすれば作業は完了です。

 
ここまではスマートフォン -> 「Wi-Fi 付きカードリーダー」方向の動作でしたが、逆に「Wi-Fi 付きカードリーダー」内のファイルをスマートフォン側で利用する場合について書いてみます。

と、いうのも、僕は最近ハイレゾにはまりつつあるのですが、その楽曲データの量の多さに圧倒されつつふるので外部ストレージが必要になったために今回「Wi-Fi 付きカードリーダー」を購入してみたのでありました。

Flash Disk モードにして、早速 PC 側から mp3・m4a・flac の各ファイルを「Wi-Fi 付きカードリーダー」に入れ、 Wireless Disk モードにして、画面を下に引っ張り更新してから参照します。
mp3・m4a・flac の各ファイルは無事に見えるようです。では早速再生を。その場合はタップすると、なんとっ!! ZSUN アプリ内蔵プレーヤーが起動し、再生することができました。すげっ!!

IMG_4142_ZSUN_4

再生中の見た目は地味ですが iOS 版アプリでは mp3・m4a・flac が再生できます。 flac は 192kHz/24bit のものも再生できますし 96kHz/24bit のものも再生できます。ただし 192kHz/24bit のものが 15 曲入っているフォルダがあるのですが、楽曲自体が表示されない場合もありました。あらら。残念。

Android 版アプリも同様で mp3・m4a・flac が再生できます。 flac は 192kHz/24bit のものも再生できます。 Android の音楽プレーヤーは 96kHz/24bit のものは再生できても 192kHz/24bit は再生できないのが多い中、よくもまぁ、ちゃんと再生してくれるモノだ。などと感激です;-)。

ちなみに iOS 版アプリでは表示できなかったフォルダも Android 版アプリでは再生できました。

あ。僕は動画はあまり見ないので今回はテストしていません;-)。

写真の場合 JPG はサムネイル表示できますが、PNG は表示できません。なのでキャプチャデータなどは厳しいです。

 
あと、 mp3・m4a・flac ファイルの再生についてですが 2,3 テストしてみました。

まず iPhone6 と ZTE Blade Vec 4G の両方で同時に ZSUN アプリの内蔵プレーヤーで同時に再生してみました。特に問題なく、両方の機器から音が聞こえました。音飛びなども発生していませんし「Wi-Fi 付きカードリーダー」本体の熱も気になるほど熱くはなりませんでした。10 分程度の再生ですけどね。

一番悲しかったのは ZSUN アプリの内蔵プレーヤーが連続再生に対応していない点でしょうか。以下のフォルダ形式でデータが入っているとします。

一曲目: d:\Music\aaa\01.mp3
二曲目: d:\Music\bbb\01.m4a
三曲目: d:\Music\ccc\01.mp3
四曲目: d:\Music\ccc\02.m4a
五曲目: d:\Music\ccc\03.flac

aaa bbb ccc と三つの個別のフォルダがあり ccc の中にのみ三つの曲が入っているとすると、一曲目から再生すると一曲目を再生して終了。
ccc フォルダに移って三曲目を再生すると五曲目まで連続して再生して終了。
一曲目から五曲目までを順番もしくはランダムに再生するには全ての楽曲を同一フォルダに入れておく必要があります。

まぁ、おまけで付いてきている内蔵プレーヤーだからショーがないかなぁ。

iOS も Android も ZSUN アプリ内蔵以外の音楽プレーヤーからは楽曲を見つけることができないので再生はできないです。

単発で再生する場合に利用するのが良いですね。

 
とまぁ、中々面白いデバイスではありますが、あまり実用性はないかなぁ・・。

WI-Fi で「Wi-Fi 付きカードリーダー」に接続していると、インターネットに抜けられないんですよね。 iOS 版アプリでは下のメニューに “Internet” 、 Android 版は “Bridge Internet” というのがあるのですが、おっ!! これはもしかして default gateway をグローバル側に設定して通信ができるのか? と、期待させてくれるのですが、現在では(多分)まだ正常動作していないようです。

Wi-Fi をオンにすると 3G/LTE に抜けられないのが悲しい点ですね。

 
さてと。今回購入したコレは、素直に写真のバックアップ用にしたほうが良いのかなぁ・・。

ウェブで見ているとこのデバイスに OpenWRT インストールしている人がいるようですし、遊び方は色々あるのでしょうなぁ;-)。

4月 192016
 

Raspberry Pi 2 に Volumio をインストールしてハイレゾ楽曲を再生して楽しんでいる環境が整ったのですが、そのために Raspberry Pi 2 の 40PIN には「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」を挿しました。これでコンソールは使えなくなるんですね。

せっかく Raspberry Pi 2 用に USB シリアルコンソールケーブルを購入しているので、これを Volumio で利用できれば嬉しいです。

IMG_3997_RPI2_Volumio_csl_1

しかし「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」 にはピンが出っ張ってないので USB シリアルコンソールケーブルを接続することができない。

それならば。と、いうことでハンダでピンを取り付けてみました。 40PIN スロットの 6,8,10 番にピンを立てて、ここにシリアルコンソールを接続できるように改造です。電子工作だぁ。非常に簡単だけど;-)。

IMG_3990_RPI2_Volumio_csl_2

完了後はこんな感じになりました。これでサウンドカードモジュールと USB シリアルコンソールケーブルの両方が利用可能になりました。ぱちぱちぱち。

と、いうことで、早速 Volumio を起動しましょう。もう HDMI とかディスプレーとか必要ないしぃー。みたいな。まぁ、 Volumio は zeroconf が動作しているのでアクセスに関しては楽なんだけどね。

FreeBSD から以下のコマンドでシリアルコンソールを利用します。

$ cu -l /dev/cuaU0 -s 115200

 
オプションに指定する速度に注意でしょうかね。そして Raspberry Pi 2 に電源を投入するとコンソールが流れ始めます。おぉ。無事に使えるねぇ。良かった良かった。なんてのはつかの間。表示されるだけで入力できないじゃーん。 orz
Volumio はシリアルコンソールの設定が完結してないのかい?などと思い、ここから先は、起動した Volumio のシリアルコンソールを有効化していきます。

Volumio は OS に Ubuntu を利用しているので /etc/default/grub 辺りか? などと思い眺めますが x86 アーキテクチャではないのでそんなファイルは無いようです。

ふむ。

コンソールを使うなら /etc/inittab に何かしらの設定が必要だべ。とか思い眺めると『あ。多分のこの辺りを有効にすると行けそうだね。』という行が現れます。この辺りは FreeBSD とかやっていると知らない OS (『そこはかとなく、良く解らない OS』と言ったほうが良いか;-) でもなんとかなります。

# Example how to put a getty on a serial line (for a terminal)
#
#T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 9600 vt100
#T1:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS1 9600 vt100

 
上記の上の行をとりあえず 115200 にして設定してみした。

# Example how to put a getty on a serial line (for a terminal)
#
T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 115200 vt100
#T1:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS1 9600 vt100

 
変更後は kill -HUP 1 で反映させます。間違っても kill -9 1 とかしないように;-)。 その後 ps で確認すると getty のプロセスが起動するので設定は有効になったようです。

しかし、相変わらずキーボードからの入力は受け付けてくれない状態。うむー。
多分 -L ttyS0 の部分が合っていないのだろうというのは容易に想像が付くのですが、では何を設定したら良いの? ってことになります。 Ubuntu で利用できる tty の種類は /etc/securetty の中に色々書いてあります。ただ、色々たくさん書いて有り過ぎますf(^^;;。

一応 dmesg | grep uart や dmesg | grep tty などのコマンドを打って確認。情報を色々仕入れます。あぁ。なるほどー。
dmesg | grep tty すると表示される Kernel command line: の行にどの tty を利用したら良いか書いてありますね。これを指定してみましょう。

# Example how to put a getty on a serial line (for a terminal)
#
#T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 115200 vt100
T0:23:respawn:/sbin/getty  -L ttyAMA0 115200 vt100
#T1:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS1   9600 vt100

 
設定完了。今度は kill -HUP 1 してもダメだったので再起動してしてみましょう。

お。コンソールに文字が表示され、おぉ。ログインプロンプトが出てきましたっ!! やった;-)。

これで Volumio でもシリアルコンソールが使えるようになりました。ハンダ当てて改造した甲斐が有りました。
今後はディスプレーも USB キーボードも必要なくなります。一件落着です;-)。

あ。最後にですが、今回利用した Volumio は 1.55 になります。

4月 092016
 

なんか、いろんな人が書いているようなタイトルだなぁf(^^;;。

本当は前回の「ハイレゾ楽曲を作ってみました。」のエントリでネタは完了する予定でしたが、プレーヤーについて色々調べていたらハイレゾ携帯プレーヤーや USB DAC を購入するより Raspberry Pi 2 でハイレゾ音源を再生するほうがずっと安上がりだ。と、いうことが解り、早速試してみました。

手元には去年購入した Raspberry Pi 2 があり今でも FreeBSD/arm CURRENT が動作していますが、そいつを利用することにしました。
Raspberry Pi 2 に接続するハイレゾ対応のチップを購入し 40PIN にサクっと刺すとハイレゾ再生が可能になる。と、いうので amazon で「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」と、いうのを購入しました。

Raspberry Pi 2 に接続すると、こんな感じになります。

RPI2_I2S_volmio_1

購入したモノが届いたときには本体のみでマニュアルやネジ類は一切ついていません。
僕は PC を自作していた時期があったので、マザーボードと ATX ケースを固定するネジをたくさん持っていて、それを利用し I2S ボードの 40PIN の反対側に取り付けて安定性を確保しました。
そして、40PIN をグイグイと押しこみます。

以上で準備は完了です。

 
MicroSD に OS を準備しますが、今回は Volumio を利用しました。

あ。Volumio は 1.55 を利用していますが、最新版の Volumio2 が出るようです。最新版が出たらそっちに乗り換えるかもしれません。
Volumio2 RC1 を試してみたところ、僕の環境では見事にカーネルパニックしたので、今回は Volumio1.55 がターゲットです。

実は Raspberry Pi 2 を購入したあとに FreeBSD/arm と一緒に Volumio も試していたんです。このときはハイレゾに染まっていなかったのでフツーの音楽プレーヤーとして利用していたのですが、 USB の無線 LAN と Bluetooth ドングルが利用できなかったのでお蔵入りしていんですけどもね。

さてと。 Raspberry Pi 2 に I2S ボードを接続し MicroSD にも Volumio が入ったので早速起動します。

他のサイトを眺めていると System メニューの「I2S driver」と、いうメニューを “Hifiderry+” にすると音が出るよ。と、書かれていますが、それだけでは情報がかなり足りないですね。

RPI2_I2S_volmio_4

他にもう 1,2 ヶ所設定を変更する必要がありました。と、いうことで、まずは PlayBack メニューの「Audio Output」を指定します。

RPI2_I2S_volmio_3

default では “ALSA” になっていると思いますが I2S を利用する場合には “sndrpihifiberry” に変更する必要がありました。

その次にその下にある「Volume eontrol mixer」 の設定をしますが “Hardware” を指定すると、Main メニューのボリュームサークルからから音量が変更できないので “Software” を選択します。

RPI2_I2S_volmio_2

以上三つを設定すると音が出て、ボリューム調整もできるようになります。

ふぅ。最初音が出なかったので、壊れているのか? と思ってしまったのですが、これで一安心;-)。

しかし、これでも音が出ない場合には UNIX 系な解決方法を試みます(僕は FreeBSD ユーザなので『Linux 的な』とは書かないです;-)。まずは Volumio に ssh でログインして dmesg で確認してみてください。
以下の行が出力されていればデバイス的には OS から認識されていて利用可能な状態なので、じっくりと設定とかメニューを見なおしてみてください。

snd-rpi-hifiberry-dacplus sound: pcm512x-hifi <-> 3f203000.i2s mapping ok

 
このメッセージが出力されていてもなお音が出ない場合は Ubuntu のコマンドで確認してみる手もあります。
僕は Lunix のマルチメディア系のコマンドはいまいち解らないんですけどねf(^^;;。

 # aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: sndrpihifiberry [snd_rpi_hifiberry_dacplus], device 0: HiFiBerry DAC+ HiFi pcm512x-hifi-0 []
  Subdevices: 0/1
  Subdevice #0: subdevice #0
card 1: ALSA [bcm2835 ALSA], device 0: bcm2835 ALSA [bcm2835 ALSA]
  Subdevices: 8/8
  Subdevice #0: subdevice #0
        : (中略)
card 1: ALSA [bcm2835 ALSA], device 1: bcm2835 ALSA [bcm2835 IEC958/HDMI]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0
# lsmod | grep pcm
snd_soc_pcm512x_i2c     1689  1 
snd_soc_pcm512x         6340  1 snd_soc_pcm512x_i2c
snd_soc_core          140253  4 snd_soc_pcm512x,snd_soc_hifiberry_dac,snd_soc_hifiberry_dacplus,snd_soc_bcm2708_i2s
snd_pcm_dmaengine       3359  1 snd_soc_core
regmap_i2c              2354  1 snd_soc_pcm512x_i2c
        : (以下略)

 
Volumio では Network メニューから Wi-Fi の設定もできるのですが、僕の持っている USB Wi-Fi インターフェースでは設定してもまともに動きませんでした。なので、こちらも実機に ssh して wpa_supplicant の設定を直接手でしてしまいました。基本的に wpa_supplicant は Linux も FreeBSD も一緒なので使い回しの設定で OK でした;-)。

ネットワークの設定は結局 Volumio からではなく /etc/network/interfaces を直接 vi で編集してしまいました;-)。

あと、 I2S インターフェースを付けたのでオンボードのサウンドチップは要らないので削除します。 /etc/modules の中に書かれている snd_bcm2835 の行をコメントアウトすれば OK です。とは言っても /etc/modules には snd_bcm2835 しか書かれていないと思いますけども。

音楽系の話だけでなく、こーいう、UNIX 系技術者向けな話も中々良いですね;-)。

 
さてと。話をもとにもどします;-)。

今回購入した「サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2S インターフェース」と、いう製品は PCM5122 というチップで 384kHz/32bit に対応しているそうで、もうバッチリとハイレゾ対応ですね;-)。

ここにヘッドホンを接続したりスピーカーを接続して mora の楽曲を再生してみました。

最近は通勤の往復の電車の中では ZTE Blade Vec 4G にイヤホンを利用して音を聞いているのですが、その時には 256bit/44.1KHz/16bit な m4a も mora のハイレゾ楽曲も聞きます。なので耳には慣れている音なのですが、このモジュールを利用して音を試聴すると、音質豊かで驚きます。

『人間の耳は 20kHz 以上は聞こえないんだからハイレゾは意味ねんじゃね?』とか言われていますが、聞こえる周波数・聞こえない周波数なんて関係無いですね。耳に入ってくる情報量がうんと多いのには唖然とします。ボーカルのうしろにはこんなに色々な音が隠れていたのかーっ!! って、音が耳に飛び込んでくる感じ。

ハイレゾな楽曲をハイレゾな環境で聞くとすごい音がする。ってことがよぉーく解りました。

 
それにしても Raspberry Pi 2 ってすげーなー。とか、思うんですが、結局のところ、行き着くところは Linux で PCM5122 のチップのドライバが書かれていて、ちゃんと音が出る。ってのがすごいねぇ。などと思えるんですけどもね。
FreeBSD では PCM5122 のデバイスドライバは無いようだしなぁ・・。

と、いうことで Raspberry Pi 2 + PCM5122 + Volumio でハイレゾ再生が可能になり、楽曲(五曲しかないけど、更に二曲追加されました;-)とプレーヤーとスピーカー・イヤホンの全てが揃いました。

CD から flac にリッピングする環境もできたのでハイレゾ環境はこれで一通り揃った感じになります。ただ、 CD -> wav -> flac 変換の楽曲が “なんちゃってハイレゾ” 以下の楽曲データであるとは多分思うのですけどね・・:-|。

さてと。これからは、楽曲をどうして行くか? と、いう点のみが残るな・・。やはり泥沼からは抜け出せないかな? orz

 
ちなみに、今回のハイレゾ環境整えるのにかかった費用ですが、今のところはイヤホン・スピーカー・I2S インターフェースのみなので 23,000yen 弱でしょうかね。 Raspberry Pi 2 は最初から持っていたのでカウントされていません。

これだけの金額でハイレゾ環境が整って一安心。と、いうのが素直な気持ちですが、自分的には

ハイレゾを楽しむならまずはイヤホン・その次にスピーカ、楽曲は色々試して、最後にプレーヤーを揃える

って感じかなぁ。と、思っております。最初にプレーヤーを買っても、ハイレゾで音が聞こえないので。最初にイヤホン買うと Windows10 で試せるし。みたいな感じでしょうか。

 
と、いうことで、今回のハイレゾに関するエントリは全て終了です;-)。

ふぅ。

 

4月 062016
 

三回目の MVNO の変更です。今までの遷移をちょっと書いてみます。

一回目: ASAHI ネット LTE」の 1 ギガプラン: 利用期間: 09ヶ月
二回目: ぷららモバイル LTE: 利用期間: 15ヶ月
三回目: DTI SIM 3GB

 
今まではぷららモバイル LTE の SIM を大体一年くらい利用していたのですが、最近は特に遅くなり、イヤケがさしてきたんですね。
ぷららモバイル LTE を申し込んだときは初期費用 3,000yen (税別)が免除だったので入ったんですけども、今回新たに入った DTI は初期費用は取られるのですが、半年間無料だというので乗り換えました。

僕が申し込んだお試し半年間無料のプランは 03/31 で終わりましたが 04/04 から新しい半年割引プラン「どっちもおトク!キャンペーン」が始まったようなので、良いと思った人は入ってみるのもアリだと思います。

DTI LTE SIM の速度は速い時で上下 10Mbps 程度出ます。昨日の夜 23:00 くらいでは 2Mbps 程度なので、まぁ、混んでいる時にはそこそこ遅い。と、いうことになります。が、ぷららモバイル LTE よりは速いです。

 
ぷららモバイル LTE はひどかった・・。最速で 2Mbps 程度、遅いと 300kbps 以下になる場合もあったので LTE 対応のスマートフォンでなくとも NOKIA Lumia620 の 3G 対応機種でも全然 OK じゃん。と、いうことになります。

しかし、ぷららモバイル LTE には抜け道があったんですよね。

ぷららモバイル LTE の SIM で OCN モバイル ONE の APN に接続できて、通信もできていたんです。僕が契約していたぷららモバイル LTE は 一日 110Mbps まで高速通信可能な契約で、それを使い切ると 200kbps に速度が落ちる無制限の契約ですが、それは OCN モバイル ONE と一緒だったんですね。
ぷららモバイル LTE の APN は遅いので OCN モバイル ONE の APN をごくたまに利用していました。

しかし、三月の中頃でしょうかねぇ。ぷららモバイル LTE の SIM で OCN モバイル ONE の APN に接続すると G4 のピクトアンテナは表示はするのですが、通信が止まるようになりました。きっと ACL でも入れたのでしょうな。

もう遅いぷららモバイル LTE には未練は無いので、たまたま目に着いた DTI の割引に乗っかった。と、いう状態です。

ぷららモバイル LTE に比べて DTI はまだ速いように感じるので、しばらく、少なくとも半年以上(無料期間;-)は使い込んでいってみたいとおもいます。

通常の速度がぷららモバイル LTE よりも速いし、一日の制限が無い、一ヶ月で 3GByte の契約なので一日分を使いすぎる。と、いうことがありますね。 ASAHI ネット LTE もぷららモバイル LTE も一日制限の SIM だったので、僕的には初めての体験です;-)。

 
現在使っている MVNO に満足行かなくなって、たまたま良い割引サービスがあると、それが乗り換えるタイミングですなぁ;-)。

あ。今回の SIM は NanoSIM にしました。 ZTE Blade Vec 4G メインで使う予定で、 NOKIA Lumia620 に入れる予定はありません。
ZTE Blade Vec 4G の SIM は MicroSIM なのですが、先のことを考えて今回は NanoSIM にしましたが、変換ゲタを履かせて利用している状態です。

4月 052016
 

この間、ハイレゾのイヤホンを購入した。と、いうエントリを書きました。その後、一個前のエントリではあるのですがハイレゾのスピーカーを購入したエントリも書きました。あぁ・・。ズブズブとハイレゾにはまっていくのですが・・

今回のエントリは主に再生する楽曲について書いてみます。

1). 再生環境
ハイレゾを再生するためにはハイレゾ対応のプレーヤーが必要になるのですが、そんなモノは持ってませんし、今のところ買う気もありません;-)。もしiPod miniが壊れたら買うかも知れませんが;-)。

と、いうことで僕の持っている再生環境は以下の通り。

  • Windows10: サウンドチップが「スタジオの音源」に対応していると OK
  • Mac OSX El Captan: 「Audio MIDI設定」の設定を変更することで対応可能
  • iPhone6: ハイレゾ出る?
  • ZTE Blade Vec 4G: ハイレゾ出る?
  • Nokia Lumia620: 絶対ハイレゾ対応ではない
  • iPod mini: 絶対ハイレゾ対応ではない

こんな感じで確認してみました。

Windows10 デスクトップ版と OS X El Captan は前回書いた通りなので今回は省略します。

モバイル関連ですが、 iPhone6 は「mora」アプリや「FLAC Player」で再生が可能です。「mora」アプリは mora のサイトで購入(無料楽曲含む)したものはダウンロードできるので取り込み、再生が可能です。「FLAC Player」は iTunes との同期時に flac 楽曲をインポートすることができます。

ZTE Blade Vec 4G は Android 4.4.1 ですが、購入したときに最初から「音楽」アプリがあり、こいつが flac の再生に対応しているのでくもなく再生できました。僕は他に「BlackPlayer」というのをインストールしていて、専らそっちを使うようになりましたが。

Nokia Lumia620 は Windows10 mobile なので再生はデスクトップ版と一緒です。

 
さてと。これだけ揃ったので実際に音を聞いてみました。利用した楽曲は前回掲載した mora のサイトで無料でダウンロードできる以下の楽曲です。

  • you (mora ver.) macaroom
  • エンドロール 赤イ瞳
  • まちびとの唄 inspire:tion
  • VOICES Xperia
  • me. ジャミーメロー

再生に利用したモバイル系ハードウェアは上記で、楽曲はこれら、そしてイヤホンはこの間購入した SoftBank SELECTION SE-5000HR です。おぉ。ハイレゾ環境揃った;-)。

赤イ瞳の「エンドロール」は良い感じですねぇ。声がすぐそこから聞こえるという感じ。臨場感があります。そして、上記の楽曲は全体的に頭のあちこちから様々な楽器(電子音含む)の音が届くので『ふむ。こーいう楽曲がハイレゾには合うのね。』などと思ってしまいます。(声のでない)ボーカルとピアノのみ。なんて楽曲は全然ハイレゾには向かない。と、僕は思いますけども;-P。

聴き比べた結果、上記の機器のうち、如実に解ったのは Nokia Lumia620 でした。あ。これは全然ハイレゾ再生できてないな。と。音の広がりが無く、高音部も消えている。他の機器に比べて随分と劣った音をしていました。
iPhone6 と ZTE Blade Vec 4G では音の違いが分かりませんでしした。

と、いうことで、デバイス的には Nokia Lumia620 と iPod mini は僕的な試聴的感覚でハイレゾ対応ではない機器である。あと、 Windows10 デスクトップ版の Diginnos DG-D08IWB 32GB はドライバ的にハイレゾ再生に対応していない機器である。と、いうのが解りました。特に Nokia Lumia620 と iPod mini は比較的簡単にハイレゾ対応ではないと言うことが解ります。この二つはもう引退かなぁ・・。

ONKYO GX-70HD II なスピーカーとイヤホンで比較すると、当然ながらイヤホンのほうが音が良く解りますね。けど、その音に対してどれだけスピーカーが頑張っているか。と、いうのが解ってある意味楽しかったり;-)。

まぁ、 SoftBank SELECTION SE-5000HR を購入したときに聞いた、ビットレート 256kbps 、サンプリング周波数 44.1kHz 、量子化ビット 16bit の楽曲とそんなに違いがなかったかなぁ。と、いう気はします・・f(^^;;。

以上がプレヤーによる対応及び聴くことができる環境についての説明でした。

 
2). 実際にハイレゾ音源ファイルを作ってみる。
手持ちの CD からハイレゾ楽曲を作ることができるというのでそちらも試してみました。用意したのは以下のアプリ。全て Windows 版です。

o. dBpowerAMP Music Converter dMC-R15.3-Ref-Trial.exe

インストールすると何個かのアプリがインストールされます。その内の一個、「dBpowerAMP CD Ripper」は CD からリッピングして wav ファイルを生成します。出来上がった wav ファイル自体が既に CD の音源データ量を超えております。うひっ!!

その生成した wav ファイルを、今度は「dBpowerAMP Music Converter」アプリを利用して flac に変換します。できた flac はハイレゾ音源になるので上記のハードウェアで再生すれば OK。と、いう、非常に簡単な世界です;-)。

Windows_wav_2

それにしても普段聞いている DC の楽曲は、原音に対して 1/44100 秒でサンプリングしているのに、その楽曲をリッピングのときに更に 1/96000 秒や 1/192000 秒でサンプリングして意味があるのか?それは多分違うよねぇ。などと思えてきます。
wav に変換するときは 1/44100 秒のサンプリングの間隔を、サンプリングした音で膨らませて、その膨らませたデータに対して 1/96000 秒や 1/192000 秒でサンプリングしているのかなぁ? この辺りの仕掛けは全くわからないんだけど、ソースコードで確認できるのかなぁ?

と、いうことでこのインストールした二つのアプリで flac まで作成することができました。

では、 iTunes でリッピングした、m4a 形式のビットレート 256kbps 、サンプリング周波数 44.1kHz 、量子化ビット 16bit の楽曲と、CD から wav 経由で作成した flac ファイルはビットレート 4024kbps、サンプリング周波数 192kHz 、量子化ビット 24bit の楽曲ですが、この二つを比較して Windows10 デスクトップ版で聴いてみると・・。

実は、今回のテストのために macaroom の Room-103 という CD を手に入れました。この中の you という楽曲を iTunes 経由でリッピングした 265bit の m4a と、 CD -> wav -> flac (4000bit/192kHz/24bit) へと変換し、mora の楽曲と合わせて三つの曲を比較してみました。
ただし、 you の mora 版と CD の you は楽曲の雰囲気が違います。 CD 版の you のほうがベースの音が強いので雰囲気がだいぶ違いますが、基本的には同じ曲です。

  • you (mora ver.): flac 4000bit/96kHz/24bit
  • you (CD ver.): flac 4000bit/192kHz/24bit
  • you (CD ver.): m4a 256bit/44.1kHz/16bit

ふむー。確かに flac のほうが全体に広がる音が良くてノビも良いような気がします。どっちがどっちか解らなくて『この曲は良い音? flac ?』って隠し試聴してみても音の違いが解るような気がします。うひっ!! が、多分気のせいなのではないかな? と思えなくもないこともないです。(どっちだ?)

CD のアップコンバート化は有効であるような気がしないでもありません。が、もしかしたらただの気分的なモノかもしれないです。

 
o. PCM-DSD コンバータ version1.5 wav2dff.zip とそれの GUI 版 Wav2DffGui_015_010001.zip

ハイレゾをやっている(やり始める)と flac よりも DSD のほうが良いらしい。 DSD を聴いてみたい。と、思うようになります。 DSD を再生できる環境を構築するのですが、手っ取り早いのは PS4 らしいですが、うちにはありません。ゲームやらないので・・。

DSD を再生する環境は foobar2000 というので利用できるようですが、先に DSD の作り方を書いておきます。

「dBpowerAMP Music Converter」 で作成した wav ファイルを PCM-DSD コンバータ と、その GUI フロントエンドを利用することにより DSD に変換できます。おぉっ!! これで DSD 音源が手に入った。早速再生しましょう。

が、その前に・・。

とある楽曲を CD から iTnues でリッピングした m4a は 10Mbyte 程度。その楽曲を CD -> wav から変換した flac の場合は 100Mbyte 程度。そして、その曲を wav から DSD に変換すると 1Gbyte 程度の容量になります。あちゃーーっ!! orz
DSD はもう CD メディアに入りません。二層式 DVD に入れても八曲。ふむ・・。

o. メディアプレーヤー foobar2000 とそれの日本語対応パッチ foobar2000_v1.3.9_jp.zip

Windows10 デスクトップ版では既にハイレゾに対応しています。WMP や「Groove ミュージック」アプリが flac を再生できるので特に問題は無いのですが、これらは DSD が再生できません。そのため foobar2000 というアプリをインストールします。

しかし、 foobar2000 は default では DSD を再生できないようです。プラグインとして以下の二つをインストールする必要があります。

foo_out_asio.fb2k-componentfoo_input_sacd-0.9.6.zip が、プラグインで必要になります。ダウンロードしたら zip は解凍して、共に component な拡張子のファイルをダブルクリックすると foobar2000 にインストールされます。
無事にインストールできたかは [Library] -> [Components] で確認できます。

やったぁ。などと思いすかさず DSD ファイルを再生しようとすると foobar2000 がストンと落ちます。あらら・・。

 
foobar2000 は DSD 再生用に ASIO に対応したデバイスと、そのドライバが必要になるようです。

正しい foobar2000 の使い方としてはハイレゾ対応の USB DAC を PC に接続し、そのデバイスに対応した ASIO ドライバをインストールした機器の場合に DSD が再生できる。と、いうことのようです。

困った。 USB DAC 手元にないよ。と、いうことで NotePC に付属の RealTek のサウンドチップで再生できないかなぁ。などと思うのですが、全ての(多少語弊があるか。『様々な』が正しいか)サウンドチップを ASIO 対応にするドライバがあるようです。

ASIO4ALL_2_13_English.exe

これをインストールして foobar2000 の [Library] -> [Playback] -> [Output] から ASIO ドライバが選択されていることを確認します。

が、しかし、僕の環境では再生できませんでした・・。orz と、いうことで DSD は諦めました。

とりあえずは flac で満足しようかなぁ。

 
さてさて。いよいよまとめです。

CD から wav -> flac へリッピング・データ変換しても音が良くなることが解りました。が、それは、僕の耳においては微々たるものでした。

音質が良くなったと感じる割にはデータ量が m4a に比べて flac は約 6-10 倍になる。この増量分が楽曲に対して割に合うか?というのがまず第一関門ですね。 DSD はもってのほか。多分僕は持たないと思います。
音楽のアルバム一枚が Blu-ray Disc で 15 曲入りで適正な価格だったら、多分メディアで買うかも。しかし、再生する機器がないか;-P。

プレーヤーにも特にお金をかける必要が無いかなぁ。 Lumia620 と iPod mini 以外の機器はどれも十分に良い音がしました。あ。音を聴くためにイヤホンもしくはスピーカーはハイレゾ対応のモノを用意する必要があると感じました。

今回の個人的なハイレゾ騒動は

1. とりあえずハイレゾ対応のヘッドホンもしくはイヤホンを購入
2. m4a な楽曲で音質確認
3. mora などから flac ハイレゾ楽曲をサンプルで聴いてみる
4. まずは Windows10 デスクトップ版で試聴・音質確認
5. flac 楽曲のファイルサイズに唖然とする
6. なんだ?! この DSD ファイルのファイルサイズは?! と更に唖然とする
7. ふむー・・。

自分の持っている CD で本当に好きな楽曲や音色豊かな、様々な楽器が飛び交っている楽曲は flac に変換しても良いかな。ただし、 CD 全部は flac にする必要はなく今まで通り m4a にしておこう。

と、いう感じで落ち着きつつあります。

上記の 4. 以降に感動した人はきっと

5. ハイレゾ対応 USB DAC を購入し ASIO ドライバをインストール
6. Windows10 で更なる音質向上を目指す
7. ステレオ一式購入
8. mora などで楽曲購入
9. flac を卒業し、DSD へと走る
10. 泥沼にハマる・・。

なコースの人もきっといることでしょうねぇf(^^;;。

 
と、本来であれば、これで終わる予定だったのですが、更に泥沼にはまりつつある自分がいるのであります・・。orz 次回、ハイレゾについては最後のエントリをもう一個だけ書く予定ですf(^^;;。

3月 212016
 

この間「SoftBank SELECTION SE-5000HR を購入してみました。」というエントリを書きました。いよいよ不毛な、とりとめもない、お金がジャブジャブ消えていきそうなハイレゾ音楽に手を出し始めてしまったか? などと、思っているんですけども・・。

と、いうことで、その続編ですが、イヤホンに飽き足らずいよいよスピーカーを購入してしまいました・・。はあぁ・・。
購入したのは ONKYO GX-70HD II の白バージョンです。一応ハイレゾ対応のスピーカーのようですが、 DAC は搭載していません。

届いたのを開けたのはこんな感じ。

Hires_Sperker_1

一番右にあるのは今まで利用していた BOSE の MM-1 です。もう 14,5 年は使っているかと思われますが、ハイレゾ環境を手に入れるために交換です。

で、机の上の写真です。

Hires_Sperker_2

真ん中にあるのは 21.5 インチのフルハイビジョンディスプレー。MacBook は立てて、ディスプレーの裏にあります。右側の NotePC は ThinkPad E145 です。 FreeBSD と Windows10 のマルチブート環境。
左側は Diginnos DG-D08IWB 32GB で Windows10 が動作しています。付け加えて言うならば DG-D08IWB 32GB のサウンドチップはハイレゾに対応していません。

そーしてみると、今回購入したスピーカーの大きさが良く解ります。ちょっと大きすぎかなぁ・・。

 
さて。このスピーカーはハイレゾを聞くために購入しました。あ。あんまりお金をかけずにハイレゾ環境を手に入れるために四苦八苦しているんですけどもねf(^^;;。
あ。僕はまだ手元にハイレゾ用 USB DAC は持っていません。既存の環境で頑張ってみることにします。

まず、手元の MacBook は Model Identifier: MacBook6,1 です。ポリカネードのヤツです。ここに OS X ElCapitan がインストールされていますが、ハイレゾ音楽を再生するためには設定を変更します。

アプリケーション -> ユーティリティ のフォルダの中に「Audio MIDI 設定」というアプリがあるので、これを起動し、ハイレゾ設定をします。

Hires_Sperker_4

これで、iTunes で再生する音楽は良い音が出るのかなぁ? しかし、 flac は再生できないので何かしらアプリが必要になります。探してみると色々あるようで、まずは App Store で VOX というアプリをダウンロードしてきます。アプリは無料でアプリ内課金があるようですが、インターネットラジオ局をダウンロードするためにアプリ内課金があるようで flac を聴く場合にはそのまま利用可能です。

これで flac を再生する環境が整い、 OS X でもハイレゾが行けそうです。

 
続いて Windows マシンですが、ThinkPad E145 を利用します。デスクトップな PC も持っていて、それは PRIMERGY MX130 S2 なのですが、サウンドカードが付いてない (HDMI 経由で音を鳴らしている) ので今回は出番無しです。 DC -> wav -> flac 変換用に利用するのみです。

ThinkPad E145 は Windows10 がインストールされていますが、コントロールパネルから「サウンド」設定を呼び出して「ヘッドホン」を選択し [プロパティ] から [詳細] のタブで『2チャンネル、24ビット、19200Hz (スタジオの音源)』を選択してハイレゾ対応にします。
アプリはフツーにインストールされている WMP やストアアプリの Groove で再生可能です。 Windows10 は既にハイレゾ対応。と、いうことですね。

Hires_Sperker_3

これで OS X El Capitan も Windows10 もハイレゾ対応になりました。スピーカーもあるので早速再生することにします;-)。

あ。今回購入した GX-70HD II は二系統の入力があるので、一個は OS X 、 もう一個は Windows10 で。

今回試聴に利用するコンテンツ楽曲は mora のサイトで以下の楽曲が無料でダウンロードできます。

  • you (mora ver.) macaroom
  • エンドロール 赤イ瞳
  • まちびとの唄 inspire:tion
  • VOICES Xperia
  • me. ジャミーメロー

音質的にはどれもビットレート 4000kbps オーバー、サンプリング周波数 96kHz、量子化ビット 24bit の楽曲です。

これで全部そろったかな? ハイレゾ対応 USB DAC はないけど、 PC のサウンドチップ及びドライバ任せにします。

 
さてと。実際にハイレゾ楽曲を聴いてみた感想ですが、比較対象は同じくハイレゾ対応の、イヤホンですが SoftBank SELECTION SE-5000HR と、してみたいと思います。

僕の個人的な感想ですが、ハイレゾ楽曲はドンシャリな味付けのイヤホンやスピーカーには向いていないと思っています。ドンドンとベース・バスドラの音が来ると高音部分がかき消されてしまう雰囲気が感じられるので。

そして、今回のスピーカーですが、イヤホンの SELECTION SE-5000HR と比べるとドンドンと低音部分も十分に響いてくれます。まぁ、比較がイヤホンとなのでそう感じる部分もあるかとは思いますが。

BOSE の MM-1 とは比較しません。どっちが良い音だ? と聞かれた場合、聴こうとしている音楽がハイレゾ楽曲なので MM-1 にはちょっと荷が重いかな? と思っているので。

GX-70HD II にはトーン調整つまみが高音用と低音用の二つあります。これで調整して自分好みの音にするのが良いと思います。

以前の僕であれば低音ツマミは二時くらい(短い針)、高音は11時くらいを指すように調整していたと思いますが、ハイレゾ楽曲を聴くようになって低音部分は必要なくなりつつあり、高音ツマミは一時の辺り、低音つまみは10時の辺りを指すようにして自分の好きな音になったかなぁ。と思います。

GX-70HD II 自体は default でも随分と低音が響くのだなぁ。などと思ったのが素直な感想です。が、他の人のレビューを見ると『低音が足りん。』と、いう人はいるようですね。聴いた楽曲はハイレゾかな? 44.1kHz・16bit な楽曲かな?

あと、ハイレゾは音の広がりがあるなぁ。などと、僕は思っている(もしかしたら、そーいう曲を好んでハイレゾ化しているのかな?とも思えますが)ので、チャンネル数(ボーカル・ギター・ベース・ドラム・パーカッション・ピアノ・その他諸々多チャンネルで個別に録音している楽曲)が多くて左右から様々な音が出るのが良いなぁ。と、思っているのですが、このスピーカーは一応忠実に再現してくれているようです。

 
と、いうことでそろそろシメに持っていきますが、PC に接続するスピーカーとしてはサイズが大きすぎます。まぁ、今回はなんとかなりましたが、一点気になります。

音はハイレゾを聞くためには、僕は良いと思います。お前の耳で高音まで拾えるのか? と言われれば、多分無理だとは思うのですが、聴いた感じ雰囲気ではハイレゾっぽい音がしていて、音の広がりがあるので今回はこれで満足。と、いう風に思っています。

 
あ。今回は NTT-X で購入し、11,000yen ちょっとで手に入れることができました。それは嬉しい点です;-)。

次回のハイレゾネタはもう一歩踏み込んでみましょう;-)。

 
2016/03/31 加筆
このスピーカーですが、装備についてちょっと書いておきます。まず、電源についてですが、本体に AC 部分を内蔵しているのか、メガネケーブルのみなので、電源周りがすっきりするのが嬉しいです。

あと、右の本体裏側にオン/オフスイッチがあるのがありがたい。普段利用しないときとか、ケーブルを接続しようとすると大きな音でノイズが入るのですが、その場合にはオフにすることができます。

以上二点は嬉しい配慮だと思いました。

 

2月 202016
 

いやぁ。一月は全くエントリがなかったのに二月はドドドと連チャンになってしまいました;-)。

と、いうことで本題。

FreeBSD で Thunderbird を利用していると、一緒にカレンダーアプリである Lightning を make config の時に指定することができます。あ。ports で make するときのお話です。
しかし、ports から Thunderbird と一緒にインストールした Lightning は日本語化されてないんですね。 Windows 版などはインストール後に Lightning も日本語表示できるのに・・。

と、いうことで以前「Lightning の自動日本語化。」と、いうエントリを書いてしばらくは対応できていたのですが thunderbird-38 系になって、このスクリプトを動かしても日本語化してくれなくなりました。モロモロ状況が変わったのでしょうなぁ。

と、いうことで久しぶりに Thunderbird と Lightning を調査した結果、以下のことが解りました。

  • FreeBSD の ports からインストールした Thunderbird は Lightning が以下のディレクトリにインストールされる。

    /usr/local/lib/xpi/lightning@thunderbird.mozilla.org/

  • この中の chrome.manifest をいじって chrome/ ディレクトリの中に locale ファイルをほーりこんでも日本語化されない。
  • FreeBSD の ports からインストールした Thunderbird は Lightning が上記ディレクトリにインストールされる他に、以下のディレクトリにも合わせてインストールされる。

    $HOME/.thunderbird/乱数.default/extensions/{e2fda1a4-762b-4020-b5ad-a41df1933103}/

以上の調査結果から、日本語 locale ファイルをインストールするのは ~/.thunderbird/ の中の Lightning エクステンションの中にインストールして上げなければならない。と、いうことが解りました。

いやぁ。ハマりますなぁ。これは・・。まさか二箇所にインストールされている(もしくは、バージョンアップした Thunderbird の最初の起動時に $HOME 配下にコピーする)とは思っていなかった。

 
と、いうことでサクっと日本語するスクリプトを更新したので、必要な方は以下の URI からダウンロードして試してみてください。

http://icmpv6.org/Prog/lightning-ja-20160219.tgz

簡単なスクリプトなので、詳しい説明はしません。中を覗いてください;-)。

スクリプトの lightningversion=’4.0.3.1′ は狙い撃ちしています。 install.rdf のバージョンを確認すると 4.0.6 になっているのですが、そのディレクトリが ftp.mozilla.org のサイトに見当たらないんですよね。
なので、新しいバージョンが出たら lightningversion=’4.0.3.1′ を変更してください。

 
と、いうことでカレンダーの日本語化、復活です;-)。

2月 192016
 

直前のエントリで SoftBank SELECTION SE-5000HR のレビュー記事を書きましたが、その中で「中々どうして音が良いと再確認させられた Apple EarPods ですが、耳から取れやすいのが問題です。」と書いています

今回はすぐに取れてしまう EarPods の決定的な改善方法がわかったのでそれを書いてみましょう。

とは言っても 100yen 均一なお店に行ってゴムカバーを買ってきてシューリョー。なんですけどもね。

まずは写真を;-)。

IMG_3503_EarPods_2

家の近所の 100yen 均一なお店でたまたま見かけました。四個(二回分)で 108yen (税込み)で売っていたので買ってきました。

実際につけてみるとポロっと落ちることがなくなって中々良い感じになりました。以前のエントリでは「EarPods にスポンジ付けてみました。」というのを書いているんですが、スポンジはモコモコしている感があるし、ちょっとしたことでスポンジが取れてしまうことがあったので、今回のは中々良い感じです。

これがあるとポロっとすぐに落ちるというのが少なくなるので EarPods を利用しても良いかなぁ。と、いう気になりますね。そもそも EarPods にはリモコンが付いているのでその点が他のイヤホンよりは優れているんですよねぇ。

ただ、今回のゴムのラバーの場合、簡単に手に入る人とそーでない人がいるかと思われるので難しいとは思いますが・・。

しかし、もしお店で見つけた場合には、今後、いつなくなるか解らないので、爆買いすることをおすすめします;-P。

2月 182016
 

このブログでは何回かイヤホンについてレビュー記事を書いていますが、今回もそれに関連するエントリです。

釣り仲間三名で飲みに行くと最近は音響機器の話が出てきたりします。一人はソニーのハイレゾプレーヤーを買って、ビットレート 128bit の MP3 を聞いている(ほとんど意味がない状態;-)し、他の一人は古い真空管アンプを直して古いレコード引っ張りだして来て音を聞いていたり、僕は「スマホで USEN」聞いて様々なシーンに合わせて音楽を楽しんたりと、まぁ、こんな話題が出つつ酒など飲んでいるんですが;-)。

と、いうことで、僕は、最近何かと評判の SoftBank SELECTION SE-5000HR を購入してハイレゾという怪しげな領域の一角に足を踏み入れた気分になってレビューを書いてみたいと思います。

『中々良いイヤホンだよ。』という記事をウェブなどで目にして、たまたま amazon を覗いたら 7,590yen と、普段より 300yen くらい安かったのでサクっと購入しました。
ハイレゾ対応でずいぶんと良い音で、なおかつ 10,000yen 以下の機器としても十分に楽しめるらしいです。
届いたのはこんな感じ。随分と重厚な箱に入っております。そして、頂いた賞のシールが貼ってあったりします。そして、Hi-Res です;-)。

IMG_3498_SE-5000HR_1

さて。今回も色々なヘッドホンと比較して音を聴き比べてみましょう。比較したのは以下の機器です。

  • Blue Ever Blue 833GW 再生周波数帯域: 20Hz-20kHz (以前のレビュー記事はこちら)
  • Blue Ever Blue 868B 再生周波数帯域: 20Hz-20kHz (以前のレビュー記事はこちら)
  • Apple EarPods 再生周波数帯域: 不明 (以前のレビュー記事はこちら)
  • SoftBank SELECTION SE-5000HR 再生周波数帯域: 5Hz-45kHz

僕の場合、ハイレゾの楽曲は持っていないし、プレーヤーも持っていません。ハイレゾ対応なのを持っているのは今回購入した SE-5000HR のみです。

今回再生に利用したプレーヤーは iPhone6 です。で、楽曲は何曲か聴き比べましたが、全てビットレート: 256kbps 、サンプリング周波数: 44.1kHz 、量子化ビット: 16bit のものを利用しました。

全然ハイレゾではないですが、再生周波数帯域がかなり高いイヤホンなので、今まで聞こえなかった音まで聞こえるのではないかと思われます。(本当かぁ?;-)

 
それでは、レビューですが、まず SE-5000HR の感想の感想を。

まず、一番最初に聴いてみて、音の広がりのすごさに驚かされます。今回試聴したイヤホンの中では飛び抜けています。上にも横にも音が広がっている感じ。そして、こんなにクリアな音が出るのかぁ。と、唖然としてしまいます。

SE-5000HR で聴いたあとに Blue Ever Blue 833GW を聴くと、ちょっと例えが古くて参考にならないかもしれませんが、何回もダビングしたテープの音楽のような、ちょっとこもった感じに聞こえてしまいます。
Blue Ever Blue 833GW 自体はクリアで高音が突き抜ける音なんですけど、音の広がり感は SE-5000HR が飛び抜けています。

SE-5000HR を聴いたあとに Blue Ever Blue 868B を聴くと『ふむ。まるで別物だね。』って感じがします。 Blue Ever Blue 868B はドンシャリ系の音が出るのでドンドンな音がその他の音を消してしまっている感じがするけど、僕的にはやっぱり好きな音かな;-)。

SE-5000HR を聴いたあとの Apple EarPods は、素直な感じ『お。こいつ中々やるんだねぇ。』という印象。基本ドンシャリ系なんだけど、中々どうして広がりを持っている。そして Blue Ever Blue 868B よりはドンドン来ないので他の音も耳に入ってくる感じ。

 
そして、実際に聴いた楽曲での比較。僕のブログではお約束の AKB48 の曲「ポニーテールとシュシュ」。 SE-5000HR で聴くと、歌っている(ハモっている)メンバの立ち位置が解るような、それくらいクリアな音に聞こえます。

YUKI の「プリムス」はピアノが透き通って広がり、後ろのベースは、 Blue Ever Blue 868B では表に出てきてしまいそうな雰囲気があるんだけど SE-5000HR はドンドン来ないのでピアノが広がる感じ。そして、そのあとのハモリの部分も透き通って聞こえる。

LOUDNESS の「Crazy Doctor」はひぐっつあんのドラムの音が響かないなぁ。ちょっと物足りないなぁ。と思うんだけど、スネアドラムのスナッピーの音まで拾えてくるのがすごいっ!! などと一人で感激しているのであります。
あ。今回聴いた LOUDNESS の楽曲は当然ながら 30 週年バージョンの「THUNDER IN THE EAST」での試聴です;-)。

あと、今回は、知っている人は知っている上々颱風の楽曲を 2,3 聞いてみました。「愛よりも深い海」や「瞳の中の青い海」なんかはパーカッションとか小さい楽器の音が縦横無尽に広がって、えみちゃんとさとちゃん二人のハモリもばっちりで、これぞハイレゾっ!! って雰囲気です;-)。
上々颱風の楽曲はハイレゾで出ているのかなぁ?後で探してみよう。

とまぁ、楽曲に関する感想はこんな感じです。

 
次にハイレゾイヤホンに関する感想というか、SE-5000HR で音楽を聞いて思ったことを書いてみます。

音が広がって、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになったのがハイレゾ(再生周波数帯域が広いという意味)だとすると、それはテレビに直すと今までのアナログ放送からフルハイビジョン放送になったような感じでしょうか。

何を言いたいのか?と、いうと、例えばテレビの場合、アナウンサーがフルハイビジョンや、これからやってくる 4k 放送では小じわや吹き出物までバレて大変だぁ。などと、大騒ぎしていましたが、音楽に対するハイレゾもそれと同じことが言えるのではないかと思います。

ボーカルの声が突き抜けてすごい綺麗に聞こえてすごいなぁ。と感じる部分はあります。上にも書いた通り「ポニーテールとシュシュ」なんかはハモっているメンバの立ち位置まで頭の中に広がるんだけど、裏を返すといい加減に楽曲作っているとすぐバレる。みたいな感じがする。

ボーカルのハモリはてんでバラバラ。声が伸びてない。エコーでごまかしている。など、手に取るように解ります。例えば AKB48 の「会いたかった」や「「ポニーテールとシュシュ」は安心して聞いていられるんだけど「Everyday、カチューシャ」は手抜きで作たのか?! と思いたくなるほど。とか、そーいうのがわかってしまう。

いやぁー。恐ろしいですねぇ;-)。

そして、もう一点。

ハイレゾ楽曲というか、今回購入した SE-5000HR は聴く場所を選びますね。 Blue Ever Blue 868B や Apple EarPods に比べて低音が抑えられていて、音が頭の中を飛び出して頭の周りあちこちから聞こえてくるようになると、長い間聴いているると疲れてくる感が出てきます。まぁ、僕だけの問題かもしれませんけど。

あと、電車の中では無理ですね。地下鉄に乗っていてキーキー・ゴトゴト外からの音が大きいとせっかく広がった音が全部かき消される。それならドンシャリが強い音を聞いていたほうが楽曲として整った音として聞こえてきます。

夜に静かな所でじっくりと音楽を聴くのに持って来いのイヤホンで、そーいう環境で本領を発揮できるのがハイレゾ音楽なのだろうなぁ。と思うのでありました。

ボレロなんかは最初の二分くらいは音が小さくて聞こえない。と、感じる部分があるんだけど、そーいうのはハイレゾで聴くと音をちゃんと拾ってくれるのかなぁ?今度試してみよう。

 
と、いうことでそろそろ佳境に入ってきましたが、僕の中でのランク付けというかシチュエーションを書いてみましょう。

通勤時に電車の中で聴くには、今までどおり Blue Ever Blue 868B かなぁ。
どこで聴くにも問題ない、場所を選ばなくて、ドンシャリが必要ない場合には Blue Ever Blue 833GW かな。
中々どうして音が良いと再確認させられた Apple EarPods ですが、耳から取れやすいのが問題です。が、次回のエントリでその回避策についてちょっと書いてみます;-)。
で、 SoftBank SELECTION SE-5000HR ですが、どうしよう・・。せっかく買ったんだけど、僕の生活の中では、家の中でイヤホンしてじっくりと音楽を聴く。と、いうシーンが無いんですよね・・。

あと、今回試聴したイヤホンはどれも単品で素晴らしい音がしていると思っています。聴き比べした直後は『あ。こんなに音が違うんだ。』と、思っても、ひとつのイヤホンを 10 分くらい聴くと『中々どうして。随分良い音してますよぉ。』な状態になります。本当に侮れないヤツラです;-)。

と、いうことで今回のレビューはシューリョー。と、いうことで;-)。

 
2016/02/20 加筆
すみません。リモコンのことを少し書いておきます。

このイヤホンは右と左に分かれるところに一個ボタンが付いています。 iPhone で利用する場合には一回押すと再生もしくは停止。二回押すと次の曲。三回押すと一曲戻る。などの制御ができます。ボリュームボタンがないのはちょっと悲しい点でしょうかね。

この機能が他のスマートフォンでも利用可能か試してみました。

  • Nokia Lumia 620: 無事に動作します
  • ZTE Blade Vec 4G: 無事に動作します

と、いうことでさすがはスマートフォンに特化した製品を出す会社ですね。僕の持っている iPhoen 以外の機種でも無事に動作しました。