以前、このブログのエントリで「mozc-emacs(mozc.el) な ports 作りました。」ってのを書きました。でもってノラ pors を作って置いておいたのですが、NakataMaho さん が commt してくだり、ports として組み込まれました。ありがとうございました。
で、前回の記事とコメントに書いているのですが、 FreeBSD の ports になっている mozc は随分とバージョンが古い。おかげで mozc-el はかな入力に対応していない。など書いていたのてすが、本日 csup したら japanese/mozc-el が mozc の最新版になりましたね。うれしーっ!!
ってんで、早速 japanese/mozc-el を make install したのですが、なんとなっ!! mozc-server のバージョンが古いので mozc.el と一緒にインストールされる mozc_emacs_helper が mozc-server と通信できない・・。orz。
daichi さん はいつ japanese/mozc-server をバージョンアップしてくれるのだろう・・。とか思いつつ、やっぱり ports ができる(リリースされる)まで待ってられないのでとっとと自力で最新版を make してしまいましょう。
その手順を今から書きます。
1. フツーに ports から japanese/mozc-server、 japanese/mozc-tool 、japanese/mozc-additions をインストールします。この段階では mozc は 0.13.523.102 がインストールされます。
2. インストールが完了したら mozc_tool とか mozc_tool_config などを起動して、入力設定とか全部の設定を済ませてしまいます。
以上が前準備です。続いていよいよ mozc-el のインストールです。
3. japanese/mozc-el をインストールします。これで mozc の 1.1.773.102 のバージョンのソースコードを持ってきて mozc.el と mozc_emacs_helper の最新版がインストールされます。
4. japanese/mozc-server の環境を以下のように整えます。
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5. japanese/mozc-server の Makefile の以下の行を変更します。
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ちょっと説明すると、
・PORTVERSION は最新版のバージョンにします。
・PORTREVISIONの行は削除します。
・–qtdir=${QT_LIBDIR} オプションを消します。
後は make NO_CHECKSUM=yes (distinfo をコピーした場合は NO_CHECKSUM=yes は必要無し) して make 、 その後は make deinstall;make reinstall すれば mozc-server も最新のものになって mozc.el と通信できるモノがインストールされます。
今回は japanese/mozc-tool はインストールしてないので古いバージョンのままとなっていて、多分正常に動作しないと思われます。なので、一番最初に mozc の設定をばっちりとやってしまいましょう。となるのであります;-)。
さてさて。mozc が最新版のバージョンになると mozc.el が動作し、emacs ではミニバッファで文字の選択ができるようになります。また emacs -nw の状態でも日本語入力ができるようになるので、 WITH_CANNA のときみたいに emacs が非常に嬉しく使えるようになるのであります。
それにしても mozc-server の ports は、メンテナの方、早く更新してくれないかなぁ。と思うのでありますが、今回のインストール方法は ports の japanese/mozc-server のバージョンがアップするまでの一時的な策ということで;-)。
それにしても NakataMaho さん。ありがとうございました。