11月 112010
 

最近、ThinkPad X100e を購入したのですが、こいつはグラフィックスカードが ATI の HD3200 相当だったので X11 のドライバの xf86-video-ati とか色々触っていたわけなのであります。

で、色々いじってみると、 X11 の ati の radeon ドライバでは HD5450 が動作するみたいだったのでいよいよ満を持してグラフィックスカードを交換してトライしてみよう。と言うことになったのであります。

購入したのは玄人志向の RH5450-LE512HD/D3/HS。ドスパラで購入したのですが、その時、ASUS の HD5570 が5,980yen だったのでどっちにしようか悩み、店員さんに確認したのですが、僕の PC は AthlonX2 4600+ で電源は 350W。店員さん曰く「350W で HD5570 はきついかもしれないですねー。」と言うことで HD5450 にしたのでありました。

IMG_0049_RadeonHD5450_1.jpg

ファンレス・ロープロファイルなのであります。

まずはこのグラフィックスカードを Windows7 で試してみました。Windows エクスペリエンスで確認してみると、以前使っていたHD 4350と比較です。以前比較したのはここにあますね。

hd5450_winperie.jpg

グラフィックス性能がちょっぴりアップした。と言う感じでしょうか。それでも(僕は多分使う機会は無いとは思いますが) DirectX11 に対応しているのでね。まぁ、よしとしましょう。

後、Windows7 で HDMI 出力する時の注意点があります。ディスプレーの画面全体に表示できないので CCC で設定を見てあげる必要があります。以下の URL を参考にすれば良いかと思います。

http://www.ask-corp.jp/supports/ati2/hdmi_scaling.html

DVI 出力だと問題無いのですけどね。HDMI でフル DH 出力すると画面が小さく表示され、周りが黒くなります。

さて。Windows で動作確認が終わったので次はいよいよ FreeBSD でトライです。

が・・。ブートして X が起動した段階でブラックアウト、フリーズしてしまいますな・・。orz。

もう少し詳しく書くと、drm.ko・radeon.ko を kldload しない状態で HD5450 を利用するとディスプレはブラックアウトします。 リモートから ssh して shutdown するか power ボタンを押して S5 ステートでシャットダウンするかしか方法がありません。

drm.ko・radeon.ko を kldload した場合は、カーネル自体が凍り付きます。orz。

xf86-video-ati を 6.13.0 や 6.13.2、はたまた master にしてもカーネル自体が凍り付きます。orz。

なんだかなー。X11 のドライバは対応しているみたいなんだけど、カーネル側で対応していないのかなぁ・・。カーネルモジュールの drm.ko・radeon.ko をロードしない場合はカーネルは関係ないはずで X11 の radeon ドライバのみで動作している(libdrm も使われるのかな?)のだけど、けど、それさえも正常に動作しないのでありました・・。orz。

それにしても 玄人志向の RH5450-LE512HD/D3/HS は調べてみるとイワク付きのグラフィックスカードみたいなのでその辺りが問題になっているのかもしれませんが・・。

と、言うことで、もう少し HD4350 を利用することにしたのでありました・・。

ちなみに Radeon HD の 5000 番台が正常に動作している。という方いますか?いましたらコメント頂ければと思います。

9月 262010
 

久しぶりに AT 互換機の NotePC を購入しました。今まで利用していたのが 4,5 年前の DELL X1 。もう「遅いっ!!」などと感じ始めていたので新しい NotePC の購入に踏み切ったのでありました。

で、新しく購入したのが Levono の ThinkPad X100e。僕的に ThinkPad の購入は実に 535E 以来なのであります。二台並んだ写真。

ThinkPadX100e_1.jpg

自分でも思うけんど、この新旧二台が並んだ写真てのは中々無いとおもうぜぉ;-)。貴重な写真なのであります;-)。

と、言うことで、DELL X1 から大きく変わった点をちっくと書いておきます。

・CPU が Intel PentiumM 900MHz から Athlon Neo X2 L335 の 1.6GHz になった。
・チップセットが Intel から AMD になった。
・メモリが 2GHz から 4GByte になった(実際に積んでいるのは 3GByte)。
・HDD が 1.8 インチ 60GByte から 2.5 インチ 320GByte になった。
・無線 LAN が 802.11n に対応した。

みたいな感じでしょうか。

CPU がデアルコアになってクロックアップしたのと、HDD が 1.8 インチから 2.5 インチになったので、体感的に随分速くなったように感じます。
当初 DELL X1 の HDD を SSD に交換しようかと思ったのだけど、1.8 インチの東芝 50pin IDE タイプの SSD は 60GB だと 30,000yen を遙かに上回る値段なので購入を断念。後 30,000yen 出せば新品買えるじゃん。みたいな感じだったのでありました。

それにしても、僕はデスクトップは Intel 買わなくなって随分久しいのですが、NotePC もいよいよ AMD 系になったかー。と言う感じなのであります。今は Apple MacBook だけか。 Intel 系なのは。そんな感じなのであります。

では、ThinkPad X100e の気がついた点を少々。

例のごとく、初期インストールの Windows7 はブートもせずにサクっと消しました。後、HDD に入っていた Windows7 のリカバリー CD イメージもサクッと消したので、純正アプリに何が入っているのか全く知りません;-)。 320GB の HDD は余計なの全て消して、FreeBSD/amd64 8.1-STABLE に 80GB、Windows7 に 220GB の二つにしました。

Windows7 は Profetional x64 をインストールしました。リカバリー CD イメージはもうないので Microsoft TechnetPlus のをインストールしたので、このマシンも検証機器になりました;-)。

後で Levono に電話してリカバリー CD イメージを送ってもらおうと思っています。

Windows7 はサクっとインストールが完了しました。唯一 WiMAX のカードが認識しなかったので Levono からドライバーをダウンロードして動作するようになりました。あ。そーそー。このマシン、CPU とチップセットは AMD 、 NIC は re0 、 無線 LAN チップが Intel のセントリーノを利用してる(Centrino Advanced-N+WiMAX 6250 の組み合わせ) んですね。ある意味面白い;-)。

USB カメラがあるみたいなんだけど、使い方はイマイチ解りませんf(^^;;。まぁ、必要ないかな。

続いて FreeBSD/amd64 ですが、特に問題無くインストールは終了。pciconf -lv しても none0 が一個だけ。Centrino Advanced-N+WiMAX 6250 って FreeBSD のドライバってあるのかなぁ? GENERIC カーネルで none なんだけど・・。

後、USB デバイスが三つついています。 usbconfig list によると

ugen4.2: <USB2.0-CRW Generic> at usb
ugen4.3: <Integrated Camera Image Processor>
ugen4.4: <Intel(R) Centrino(R) Advanced-N + WiMAX 6250 Intel(R) Corporation>

らしいですが、あれ? NIC は USB なのかー。後はカメラと SD スロットみたいですね。SD スロットはフツーに認識しました。 Centrino Advanced-N は後で試してみよう。if_u のどれかを kldload したら認識するかなぁ?

現在は カーネルを 8.1-STABLE にして KDE4 を make している最中です。X も RADEONHD ドライバで RS780M/RS780MN [Radeon HD 3200 Graphics] と認識し、サクっと動いております;-)。

まぁ、2,3 世代古い構成なので枯れている。って感じでしょうか。特に難もなくどっちの OS も動作しているのであります;-)。

このネタ続くかなぁ?比較的容易に動作してしまったので特にネタは無いかも・・;-)。

あ、最後に一点。僕のパーティションの切り方の問題かもしれないですが、この PC、 Windows7 をインストールしたにも関わらず Windows7 側のブートマネージャを利用せず、以前の通り、F1 で Windows、F2 で FreeBSD がブートするようになりました。Windows7 側の bcdedit を利用して FreeBSD をブートしようとしたら「できねいぜぃ。」みたいに言われてしまいました。

難儀したのはそれくらいでしょうかねぇ。

DELL X1 と比べて随分と速くなったので今晩中に KDE4 の make は完了するかなぁ?楽しみなのであります;-)。

あ。dmesg とか pciconf -lv とか xorg.conf など見せて。って言う人いましたらコメントください。掲載しますので。

2010/10/04 加筆
dmesg とか pciconf -lv とか xorg.conf などが見たいですー。と言うコメントを頂いたので公開します。
以下の URL に色々な情報を置いたので良ければ参考にしてください。

http://icmpv6.org/Prog/tmp/ThinkPadX100e/

6月 202010
 

オンキョーの CR-D2+D-D2E と言う組み合わせのミニコンポを購入しました。そして、その後に ND-S1 と言う PC と USB で接続できる iPod ドック付きのデジタルメディアトランスポートを購入しました。

音響機材としての感想などについては以下の URL に書いたのでそちらを参照して頂ければと思います。

ここでは ND-S1 を PC のパーツとして利用した場合にどんな感じか、ちょっとまとめてみたいと思います。

まず、ND-S1 と言うデバイス、PC からすると「サウンドカード」と言う扱いになります。USB 接続の外付けサウンドデバイス。 PC に接続すると USB Audio DAC として認識するので Windows・MacOSX・FreeBSD の全てでサクっとデバイスとして認識します(筆者の自宅に Linux は存在しない;-)。

まず、Windows についてですが、簡単に書いておきます。 Windows7 Ultimate x64 に接続するとサクッと認識します。後はコントロールパネルのサウンド設定で出力先を ND-S1 に向けてあげるだけで Windows Media Player や iTunes で音が出ます。また、 iTunes では iPod と Sync も行えます。

MacOSX は製品のカタログでは対応外の OS となっているのですが、こちらも Windows7 と同じくサクッと認識します。

usbdac_1.jpg

これが認識した瞬間ですね。後は iTunes の音も出るし、システム全体の音もステレオに飛ぶようになります。当然 iPod との Sync も行えるのであります。

さてと。ここまで二つの OS でサクッと認識したので、では今回の本命の OS である FreeBSD はどうだ?と言うことで、FreeBSD/amd64 7.3-STABLE に接続してみました。

uhub6: <vendor 0x0409 product 0x005a, class 9/0, rev 2.00/1.00, addr 3> on uhub5
uhub6: single transaction translator
uhub6: 2 ports with 2 removable, self powered
ugen1: <Burr-Brown from TI USB Audio DAC, class 0/0, rev 1.10/1.00, addr 4> on uhub6

 
一発目。USB ポートに接続したら、あれま。 ugen0 に落ちてしまいました。カーネルモジュールをロードしよう。と言うことで /boot/kernel を眺めるとそれらしいのは snd_uaudio.ko くらいしか見あたらないのでそれをロードしてから再度接続すると。おぉ。pcm として認識しましたね。

uaudio0:  <NBurr-Brown from TI USB Audio DAC, class 0/0, rev 1.10/1.00, addr 4k> on uhub6
uaudio0: audio rev 1.00
pcm4:  <NUSB Audiok> on uaudio0

 
cat /dev/sndstat してみると以下のような感じ。

$ cat /dev/sndstat
FreeBSD Audio Driver (newpcm: 64bit 2007061600/amd64)
Installed devices:
pcm0:  <NHDA ATI R6xx HDMI PCM #0 HDMIk> at cad 0 nid 1 on hdac0 kld snd_hda
pcm1:  <NHDA Realtek ALC883 PCM #0 Analogk> at cad 0 nid 1 on hdac1 kld snd_hda
pcm2:  <NHDA Realtek ALC883 PCM #1 Analogk> at cad 0 nid 1 on hdac1 kld snd_hda
pcm3:  <NHDA Realtek ALC883 PCM #2 Digitalk> at cad 0 nid 1 on hdac1 kld snd_hda
pcm4:  <NUSB Audiok> at ? kld snd_uaudio [GIANT] (1p:1v/0r:0v channels default)
mode 1:(output) 2ch, 16/16bit, pcm, 32000,44100,48000Hz
mode 2:(output) 1ch, 16/16bit, pcm, 32000,44100,48000Hz

 
おぉ。pcm4 で USB Audio DAC な機器として認識したようです(Realtek ALC883 PCM は長すぎるので後ろの文字列を消しています。今回重要なのは pcm4 になります)。これはすばらしいっ!!

それにしてもこの ND-S1 と言う機器は出力用にコンポジットデジタルとオプティカル光デジタル出力があるので output は二系統あります。そんでもって input は持っていないと言うことが解ります。

これが悲しいのよねぇ。ミニコンポから光デジタル出力して ND-S1 にデジタル入力があったとしたら PC 側でデジタル録音できたのにねぇ。それができない。フツーの PC 用サウンドカードではない。ということが良く分かります。

話を戻しますが、FreeBSD ではここからが泥沼です。まず、デジタル出力のチャンネルが二系統あるのですが、僕は「どっちかの出力チャンネルを指定する」コマンドなり設定を見つけることができませんでした。なので、オプティカル光ケーブルで接続しているほうを優先的に利用することができないので実際に正常に音が出ているのか確認できないのであります。orz。Windows とか MacOSX はどうやって判断しているのだろう・・。

ちなみに sysctl の hw.snd MIB ではそれらしいのを見つけることができませんでした。

けどもまぁ、気を取り直してとりあえず CD でも聞いてみましょう。あれ・・。音が出ない・・。
じゃあ mplayer で mp3 でも聞いてみましょう。あれ・・。音が出ない・・。
それなら dolphin (KDE4 付属のメディアプレーヤー)で動画でも見てみましょう。あれ・・。音が出ない・・。

orz。つまりは全滅。と言う感じなんですね。あげくの果てにはなにやら怪しげなログを出力しているようです。

kernel: pcm4:virtual:dsp4.vp0: play interrupt timeout, channel dead
kernel: usb5: *** WARNING: opening low/full speed device, this does not work yet.
pcm4:virtual:dsp4.vp0: play interrupt timeout, channel dead
kernel: usb5: *** WARNING: opening low/full speed device, this does not work yet.

 
USB HUB が悪さしていて USB の速度が出ないよ。的なメッセージなんですかね。けど、PC の USB ポートに直接接続したので特に問題は無いのではないかと思えるんですけど・・。また、同一 PC でマルチブートする Windows7 は同じ構成で無事に動作したし。

ちなみにこのメッセージが出力される部分がどこか、一応ソースを眺めたのですが、sys/dev/usb/ の
ehci.c と uhci.c だったので snd_uaoudio 側ではなく、USB 側の問題であろうと言う感じはします。時間ができたらじっくりとソースを眺めてみたいとは思いますが・・。

とまぁ、そんな感じで ONKYO ND-S1 を購入したのですが、ネタ的には音響機器・PC のデバイスと色々な角度から見てネタができて良かったです。

まぁ、FreeBSD で動作して本当に嬉しい?と言われれば何ともいえないのですけどね。 iPhone3G や iTunes での音楽の管理は 全て MacOSX 上で行っているので MacOSX に接続して、そこで動作すれば良いやー。となってしまうのでありますが;-)。

つづきを別のエントリーとして書きました。以下になります。

ONKYO ND-S1 と FreeBSD 8.1-PRERELEASE。

6月 182010
 

今年の初めあたりに「virtualbox-ose-3.1.2 を X11 無しで利用する。」というエントリーを書いたのですが、FreeBSD の ports の VirtualBox も今はバージョンが virtualbox-ose-3.2.4 というものになりました。

ports から make すると、make config で VNC がサポートされたことが解ります。つまり、X11 無しのサーバ上で VirtualBox を起動して VNC で接続すれば Windows でもラクチンに運用できる。ということですね。

先に起動方法を書いてしまいます。ports から emulators/virtualbox-ose をインストールしますが、 make config で WITH_VNC=true だけ指定して make install します。後は「virtualbox-ose-3.1.2 を X11 無しで利用する。」のエントリーで書いたコマンドを順番に実行していけば良いだけです。

が、コマンドオプションをちょっとだけ追加してみましょう。

$ VBoxHeadless -s "WindowsServer 2008 R2 EPE x64"  -n -m 12345

 
“-n” は VNC を使いますよー。ってオプションで “-m” は VNC で接続する時のポート番号ですよー。ってオプションです。

僕は自宅で動作している FreeBSD のサーバ上に virtualbox-ose-3.2.4 をインストールして、上記コマンドを実行したのでありました。

後は手元のデスクトップから VNC クライアントで vnc://server:12345 と接続すると、WindowsServer が起動する所から確認することができるのでありました;-)。

ちなみに、今回は Windows7 Ultimate x64 上で動作している VirtualBox にインストールした WindowsServer 2008 R2 EPE x64 を FreeBSD/amd64 7.3-STABLE 上に持っていって起動しました。
あ。FreeBSD/amd64 上で VirtualBox を起動させるためにはカーネルの設定ファイルに options COMPAT_IA32 が必要です。カーネルの再構築が必要ななります。

Windows7 上の \ユーザ\takachan\.VirtualBox\ を samba 経由でサーバ上に ~/.VirtualBox/ としてコピーしました。サーバ上ではパーミッションを直した後に以下のファイルを手で編集します。

  • ~/.VirtualBox/VirtualBox.xml
  • ~/.VirtualBox/Machines/WindowsServer 2008 R2 EPE x64/WindowsServer 2008 R2 EPE x64.xml

上の xml ファイルは VirtualBox 自体の設定を行う XML ファイルです。パスなどに “\” などが入っていたら “/” に書き直してあげる必要があります。

下のファイルは OS の設定用 XML ファイルです。このファイルは手で直すか、VBoxManage で設定するかします。僕の場合、Windows7 のデスクトップ上ではサウンドをオンにしていたのですが、サーバ上ではサウンドをオンにしていないので WindowsServer が起動しなかったため VBoxManage コマンドで –audio off しました。

これで無事に起動しました。後、ネットワーク周りとかでも引っかかったりするのではないかなぁとか思いますが、ダメだったらインストールしなおしてください(^^;;。ちょっとだけ設定ファイルを書いておきます。ネットワークの設定はこんな感じです。

<Network>
<Adapter slot="0" enabled="true" MACAddress="080123858840" cable="true" speed="0" type="82540EM">
<BridgedInterface name="re0"/>
</Adapter>
<Adapter slot="1" enabled="false" MACAddress="080123328902" cable="true" speed="0" type="82540EM"/>
:
<Adapter slot="7" enabled="false" MACAddress="08012319BA1F" cable="true" speed="0" type="82540EM"/>
</Network>

 
これはブリッジの設定ですが 僕は re0 を利用しているのでデバイス名を指定します。 NAT を利用する場合に <NAT/> と書くだけになります。

なんせ、僕は X11 無し版の VirtualBox 上では OS はインストールしたことがありません。前回は デスクトップ機として利用している FreeBSD/amd64 上で稼働する VirtualBox から、今回は Windows7 x64 上で稼働する VirtualBox から OS イメージと設定ファイルを持って来ています;-)。

しかし、自宅の FreeBSD サーバ上に WindowsServer 2008 が動作するようになりました。何のために利用するかですが、まずは SilverLight なサーバでも構築するか。という感じなのですが、自宅内のために AD を起動したりするのも良いかなぁ。などと思っているのであります;-)。がっ!!そーだった。検証目的のインストールなんだったf(^^;;。

あ。一点書いておきます。VNC クライアントで VirtualBox に接続するとマウスが、その動作に対して追随して来ません。実際のポイントとずいぶんとずれてしまうので難儀は必死です。そんな時は Windows 側のマウスの動作を最速にすると良いかと思います。後、Ctrl+Alt+DEL を利用しないようにするにはレジストリを変更する。ってのは書かなくとも良いですよね;-)。

5月 082010
 

ちょっと前のエントリーで「USENがやって来た。」というのを書いて、その後、チャンネルがちーとも解らん。とか思って、自分でチャンネル検索と、現在演奏している曲一覧なシステムを作ったのであります。そのエントリーは「USENのチャンネル検索システム。」で、検索システムはこっちです。-> USEN SOUND PLANET-i チャンネル検索
けど、そーすると次は「録音でもしてみっかねぇ。」となるのであります;-)。

ちゅーこって早速行ってみたいと思いますが、まず先に著作権について書いておきましょう。USEN の SOUND PLANET-i は扱いが「放送」になります。なので、録音して自分で聞く分には著作権についてはクリアされています。録音して iPod で持ち歩いても全然 OK;-)。

これがユニキャストになると「IP 配信」になるので JASRAC 的には随分と高い著作権料を取るらしいのですが、マルチキャストだと非常にグレーではありますが「放送」としての著作権料になるらしいです。電源ボタンを入れたらパッと流れ出す点で「マルチキャストは放送っぽい。」って扱いらしいんですね。

さてと。ではいよいよ本題に行ってみましょう。今回は USEN 放送を録音してみます。必要なものは以下です。

  • USEN 放送が聴ける環境
  • サウンドカード
  • Windows7 (サウンドレコーダー)
  • MacOSX (GarageBand)
  • どちらの OS でも iTunes

こんな感じでしょうか。Windows7 は無理して利用する必要はありません。ただ、デスクトップマシンで Line-in のあるサウンドカードがると非常に便利です。まぁ、せっかくなので書いておくか。と言う感じなんですけどね;-)。

手順は以下になります。がっ!!録音される音はアナログ音源です。それは非常に悲しいことですが、それが現実となりますX-|。

1). 機器の接続。
USEN 放送用機器の外部出力と Windows7 のサウンドカードの Line-in を接続します。マイク端子に接続すると録音時にモノラルになる場合があるので Line-in に接続します。

僕は PC にオンボードのサウンドカードを利用しましたが、USB のサウンドカードも持っています。

USEN2m3a_1.jpg

こいつは Windows7 でも MacOSX でもドライバ無しで認識します。なので、本当は Windows7 は必要無いのですけどね。まぁ、Windows7 経由でやりました;-)。

2-1). 録音 (Windows7 で)。
Windows7 のコントロールパネルでサウンド機器の設定を見直して、「録音」タブでライン入力にチェックが付いているか確認します。そしてプロパティから「レベル」タブを表示して入力のボリュームを調整します。
そしたらアクセサリの中にあるサウンドレコーダーを起動します。緑のメータが動いているか確認したら後は録音ボタンを押すだけです。

USEN2m3a_2.jpg

なぜ、Windows7 を使ったか、なんですが、このサウンドレコーダーアプリが随分とパワーアップしているのに驚いたからです。録音時間は二時間とかできます。多分 HDD 容量が許す限り録音できると思います。非常に簡単なアプリです。WindowsXP のとは大違い。録音を停止した後は wma 形式で保存できます。すばらしいですね。

後は、Windows7 で iTunes を起動して 無題.wma を iTunes に DnD すると wma から m4a に変換してくれます。変換した m4a を MacOSX に持って行きます。

2-2). 録音 (MacOSX で)。
USB オーディオ機器を持っている人はそれを MacOSX に接続した後、システム環境設定のサウンドの「入力」タブで利用したいデバイスを指定します。また、この画面で入力音量を調整します。それが完了したら GarageBand を起動します。色々質問されるかもしれませんがとりあえず起動します。機動した後、表示されている全てのトラックを削除します。
全部削除したら新規トラックを追加します(リアル音源を追加)。その後、GarageBand の環境設定から「オーディオ/MIDI」タブを選択し入力デバイスを選択します。後は一番下の赤くて丸い録音ボタンを押します。

3). さて。編集。
長時間録音した情報を編集して一曲ずつに切っていきます。Windows7 から持ってきた m4a は起動した GarageBand に DnD します。これで新規にトラックができます。それ以外に余計なトラックがある場合には全て削除しましょう。

USEN2m3a_3.jpg

半分から上がトラック情報、下がトラックの編集画面になります。オレンジ色っぽい部分が録音したデータです。ギザギサが無くなる部分が曲と曲の間なのでそこで曲を切ってあげます。半分から下の部分が編集画面になるので、曲の部分をマウスで選択してグレーにした後にクリックするとそこで曲がカットされます。後はメニューの「編集」でカットやペーストを利用すると音楽が好きに編集できます。すばらしい。

一曲単位になったらメニューの「共有」で「iTunesに送信」を選択します。その時、オーディオ設定のメニューでビットレートを指定してあげてください。所詮はアナログ録音なのでロスレスにする必要は無いと思いますけどねぇX-|。

簡単に書くとこんな感じです。

GarageBand は自分としては「ぜってー使うことは無い。」と思っていましたが、実際に使ってみるととても楽しいしラクです。Windows 上で編集作業しなくていーやー。みたいな気分になります。

例えば Youtube から何かしらの手段で拾ってきた mp4 なビデオを GarageBand に DnD してビデオトラックだけ削除すると残りは音楽トラックだけになるのでそれを iTunesに送信 すれば音の部分だけ抜け出せたりします。

と、言うことでこれで USEN 放送も録音して iPhone/iPod で聞くことができるようになったかと思います。 USEN 放送はほぼ 25 曲をループしているので三時間位録音したら、後はそのデータを GarageBand でぶった切るだけなのでラクチンです。 Windows の場合、フリーの音楽編集ソフトから探し回らなければならないのでその辺りからもう苦痛になってくるのですけどねX-|。そー考えると全てを MacOSX 上でできるのは良いことですかねー。

さてと。GarageBand。使い込んでみるとこれがまた中々良いですね。僕はガキの頃ヘビメタ少年だったので、なんか曲を作りたくなってしまいました。家にはフォークギターとウクレレがあるので二つのトラックでなんか曲作ってみたいなぁ。と思ってしまったのでありました;-)。

3月 272010
 

いやぁ。知らなかった・・。samba がいつの間にか IPv6 に対応していたのねぇ・・。

そもそも気がついたのは FreeBSD のファイルサーバ上で netstat -a をたたいたら、あれれれれ?なんじやこれは?となったのでありました。

tcp4   0   0 *.139    *.*    LISTEN
tcp6   0   0 *.139    *.*    LISTEN
tcp4   0   0 *.445    *.*    LISTEN
tcp6   0   0 *.445    *.*    LISTEN

 
あれまぁ。いつの間に port 139 と 445 の口が IPv6 でも開いているとな?

で、考えてみると Windows7 のネットワークコンピュータからファイルサーバへのアクセスはホスト名からはできていなかった。「ネットワークの設定を見直してねー。」って感じで怒られていた。なので、しょうがないので IPv4 アドレスでアクセスしていたのでありました。

一応、ファイルサーバ側でパケットをキャプチャしてみると、ふむ。Windows7 は確かに IPv6 で port 445 を叩いている。ちゅーことは smb.conf の設定すれば samba に対して IPv6 でアクセスできる。ちゅーことすな。

しかし、man smb.conf しても IPv6 に関する記述はどこにも無いでござるよ。一休どぉーん。

で、自分の smb.conf を見直してみるのですが、引っかかるのは一点だけ。hosts allow だけなんですね。ここに IPv6 のプレフィックスを追加してあげれば良いだけなのであました。

hosts allow  = 192.168.1.0/255.255.255.0 2001:c90:609::/64

 
これを書いて samba をリスタートしてあげます。

でもってパケットをキャプチャしつつ Windows7 上からファイルサーバに対してホスト名でアクセスしてみると。おやまぁ。ちゃんとアクセスできるじゃありませんかー。パチパチパチ。でもってキャプチャを見るとパケットは IPv6 で飛んでいるようです。すばらしいですねぇ;-)。

Windows は XP から Vista を飛び越えて 7 にしたので samba サーバに対して IPv6 でアクセスしている。というのを私は知らなかっただけ。と言うことになるのかなぁ?f(^^;;

けどもまぁ、Windows7 からファイルサーバに対してホスト名でアクセスできるようになって良かったであります。ちなみに FreeBSD 上の samba のバージョンは samba34-3.4.5_1 になります。

3月 212010
 

うちにはアナログテレビしか無いのだけど、PC に接続する地デジチューナーをちょっと試してみました。購入したのは IO-DATA の GV-MC7/VZ と言うヤツ。

PC で使うチューナーって言うかキャプチャカードはアプリケーションが無いとクソの役にも立たないと言う持論を持っている。その昔、一回だけ買ったけど OS が変わったらドライバやソフトが動かなくなり全然使えなくなり本当にもったい無い思いをしたことが過去にあります。

今回買ったのは Windows7 の Windows Media Center でテレビが見られて、製品に視聴ソフトは同梱されていない。と、言うことは Microsoft が Windows Media Center を作り続けている限り使い続けていられるのではないか。と思った次第であります。

しかし、そもそも、僕ってあまりテレビを見ない人だったんだ・・(^^;;。

で、早速自宅のメインで検証している PC に接続するわけです。「Windows エクスペリエンス。」 のところにスペック書いてますが ASUS のマザーボードのヤツです。HDMI 持っている グラフィックスカードだったので特に問題なく地デジが見られそうです。

がっ!! ハマリ道は全部で三つありました。orz。

1. チャンネル検出のところでブルーサンダーが来る。
2. PlayReady が更新できない。
3. 地デジが映らない。

ヒサンですねぇ・・。けど、一応全て解決して今は無事に見られています。解決策を順番に書いてみることにしましょう。

1. についてですが、購入した製品に付いていた CD からドライバをインストールするのですが、バージョンは 1.03 でした。しかし、このバージョンだと Windows Media Center の「タスク」→「設定」→「テレビ」の「チャンネル検出」は途中でブルーサンダーに見舞われてマシンのリブート。って感じでした。IO-DATA のサイトに(執筆時)最新のドライバ、1.06 があったのでそれをインストールしたらブルーサンダーにならないようになりました。第一関門クリア。

続いて 2. ですが、これはウェブで色々調べたのですが、結局 OS を再インストールしました。多くの人は Windows Vista から upgrade した場合に PlayReady の更新が行えない。と言う意見があったたいですが、僕は Windows7 をクリーンインストールしているにも関わらず更新できない。orz。
で、再インストールしたらサクっと PlayReady の更新できました。あぁあ。また一回アクティベーションを消費しちゃったよ。トホホ。
で、僕が思うに、あくまでも勝手な想像ですが、Silverlight が悪さしているんではないかなぁ?と思っているのですが・・。

最後の 3. ですが、これにはハマッた。CS や BS は見えるのに地デジだけが「電波が弱い。」みたいなメッセージが出るのでアンテナケーブルが悪いのかな?とか思ったのであります。最初に使っていたケーブルはアナログ用の黒いケーブルで 10 年くらい前のヤツ。これだと一応チャンネル検出はできるんだけど、見ようとするとノイズがひどくて見られない。「やっぱりケーブルかなぁ?」とか思い、八木アンテナの両側 F 型の S4C-FB という規格の 3m のヤツを買って来て試してみました。しかし、こいつはチャンネルの検出もできない・・。黒いアナログ用のヤツのほうがまだマシな状態・・。orz。

しょーがないのでもう一本買ってきました。こんどのは 2.5C 規格のケーブルにしました。細いんだけど、損失率が少ないと言われているケーブルだそうです。で、試したのですが、結局ダメ。orz

ちなみに僕は集合住宅に住んでいるのですが、アンテナは多分問題無いとおもいます。

おかしいっ。いったい何が悪いのだっ!? と言うことで再度 IO-DATA の Q&A のページを見直しました。ってか、じっくり読んだのはこの時が初めてだったのですがf(^^;;。

ふむー。ちゃんと読むと色々書かれているモンですねぇ。その中の「地デジのチャンネルが検出されないのですが?」と言うのがあって、その二番、「電界設定の変更」をしてみることにしました。「Extras」→「Extrasライブラリ」→「TVチューナー設定」で調整するみたいです。

wmc_new.png

default は “弱電界” だったのですが、これを “中電界” もしくは “強電界” に変更して「チャンネルの検出」をしたら無事に地デジチャンネルが表示できるようになったのでありました。ふぅ。そもそも地デジの「電界」ってなに?「魔界」なら知っているんだけど「電界」って知らないよー。みたいな;-)。

それにしてもアンテナケーブルたくさん買っちゃったよー。orz。まいったな・・。

使ってみた感想などを少々。

テレビは全部で BS・CS1・CS2 と地デジが映るのですが、日本のテレビってたくさんの放送やっているのねぇ(@_o)。驚きました。どれを見たらよいか悩んでしまいますねぇ。普段からテレビを見ない人なのでなおさらそう思ってしまいました。
会社の人にその話をしたら、新しい B-CAS カードなら最初の一ヶ月だけはたくさんのテレビが見られるらしいですけど(^^;;。

後、Windows Media Center ですが、使い勝手はそんなに悪くはないですね。これくらいなら許せそうです;-)。てか、(以前に購入したキャプチャカードに付属の)専用ソフトよりは数段良いような気がします。IO-DATA がドライバを書き続けてくれるの?って話もあるのですが、Microsoft が作っているソフトなので、アプリが古く(もしくは古くさく)なる。ってことは無いかと思います;-)。

それにしても PC でテレビ見るとディスプレーを占有してしまって、他に何もできないなぁ(僕は Windows をベースに使ってない)。と言う感じはします。やっぱり、テレビはあまり見ないかなぁ?けど、録画が簡単なのでベコベコ録が登録だけはしまたけど。

あ、録画機能についてもちょっと書いておきましょう。PC をスリープさせおくと録画時間の約7分前に起き上がります。起き上がりと同時に録画を開始してくれます。その後、録画終了すると勝手にスリープもしてくれます。すばらしい;-)。

今のところはこんな感じでしょうか。一番ハマッたのは「電界設定」のところかなぁ。

2月 182010
 

今回は MacBook ネタはひとます収束かなぁ。「MacBook 買いました。」の最終回は BootCamp にインストールした Windows7 の性能比較です。MacBook を Windows マシンとして利用した場合、どの位使えるのか?と言うのに迫ってみたいと思います。

まずは、現行版 MacBook(以降 “MacBook6” と記述) の BootCamp への Windows7 についてちょっと書いておきます。ちょっと前の記事で「Windows7 を MacOSX SL に。」ってのを書きましたが、これは初代 Core2Duo 版 MacBook(以降 “MacBook2” と記述) へのインストールについてですが、今回はそれよりちょっと怪しいインストールとなりました。

インストールしたのはどちらも Windows7 Profetional x86 ですが、MacBook6 に DVD を突っ込んで Option キーを押してブートしてインストールを初めて数回リブートします。このリブートと言うのはインストーラが勝手にブートするのですが、リブート後にバックライトが点灯したままブラックアウトしてしまうと言う事象が二回ほど発生しました。そのたんびに電源ボタン長押しで電源を落としています。

けどもまぁ、無事にインストールが終わって、MacOSX SL の DVD を突っ込んで BootCamp3.0 をインストールしてドライバなどをインストールします。すると Apple Software Update もインストールされるので、こいつが自動的に BootCamp3.1をインストールしてくれるので結局最後には完璧な Windows7 として動作するのでありました。良かった良かった。

さてと。Windows7 の Windows Update も終わり、Microsoft Security Essentials のインストールも終わったところで 「Windows エクスペリエンス」行ってみましょうか;-)。

今回は MacBook2,6 の他に僕がメインで使っている PC とWindows 専用の検証機の計四台で取った結果を掲載してみたいと思います。

まずは PC の説明から。自作 PC 二台は x64 で MacBook 二台は x86 です。でもって ASUS の PC は Ultimate、他のは全て Profetional です。

  • 自作 M/B: ASRock N68-GE
    CPU: AthlonX2 4000+
    Mem: 2GB
    ChipSet: NVidia nForce630a
    Graphics: NVidia GeForce 7025
  • 自作 M/B: ASUS M2A-VM HDMI
    CPU: AthlonX2 4200+
    Mem: 8GB
    ChipSet: AMD 690G
    Graphics: ATI RadeonHD 4350
  • 初代 Core2Duo 版 MacBook(MacBook2)
    Mem: 3GB
  • 現行版 MacBook(MacBook6)
    Mem: 4GB

AthlonX2 4000+ AthlonX2 4200+ MacBook2 MacBook6
プロセッサ 5.2 5.4 5.1 5.7
メモリ 5.4 6.4 5.1 5.5
グラフィック 3.4 3.6 3.1 5.2
ゲーム用グラフィック 3.2 5.8 3.2 5.5
HDD 5.9 5.9 5.7 5.7

 
結果を見るとまぁ、なんですが、個人的な感想を少々。

ガンバレよー AthlonX2 っ!! まぁ、SocketAM2 なのでちょっと古いかなぁ。とは思うのですが、それにつけても、うちで一番速いのは MacBook6 だと言うことが解りました・・(^^;;。

メモリについてですが、DDR3 なメモリってのはあまり速くないのかなー?と思えるんですけど、8GB 積むと RRD2 でも速いのねぇ。みたいな。って。もしかしたら x64 な OS の良さがここで出たのかもっ!! 自作 PC がうちで唯一 6 を突破した値となりました;-)。

デスクトップ機のグラフィックスが弱いのは仕方ない。僕がゲームを全く趣味としてないので、必要ないからなんですけどね。けど、基本的には X11 が動作する感じで自作 PC は作っております。

ディスクはやっはり 3.5 インチは速いねぇ。って感じがします。S-ATA の転送速度も重要だとは思うけど、なんだかんだいって 3.5 インチ HDD の回転数は偉大なのか?

と言う風に思えるのですが、それにしてもトータルなバランスが一番良いのはやり MacBook6 ですかねぇ。って感じがするのでありました;-)。

参考程度に見て頂ければと思います;-)。

2月 032010
 

FreeBSD の ports current を追いかけていると virtualbox が oes 3.1.2 にバージョンアップしました。でもってこれを make すると X11 有り/無し が選択できるようです。

デスクトップに FreeBSD がある場合には WITH_X11=true で make したほうが全然良いのであります。しかし、WITHOUT_X11=true で make するのはどんな時かなぁ?と、悩むのですが、おぉ。自宅のサーバは FreeBSD/amd64 で運用していて、こいつはサーバなので X11 無しだよー。

ってことは、FreeBSD で稼働しているサーバ上では WITHOUT_X11=true で make して virtualbox をバックグラウンドで起動すれば、Windows 2008 R2 が FreeBSD 上で動作するんでないかい?などと思ってしまうのであります。ハードウェアは一台なんだけど、サーバは FreeBSD と WindowsServer の両方が動作する自宅の環境ができあがるわけです;-)。

#どんな「自宅だっ!!??」って突っ込みは無し。と言うことで;-P。

と、言うことで早速トライしてみましょう。今回用意するものは以下になります。

・FreebSD/amd64 7.3-PRERELEASE X11 がインストールされているデスクトップ機
・FreeBSD/amd64 7.3-PRERELEASE もしくは FreeBSD/amd64 8.0-RELEASE がインストールされているサーバマシン。こちらは X11 が入っていません。

デスクトップ機では WITH_X11=true で emulators/virtualbox-ose を make してインストールします。サーバマシンでは WITHOUT_X11=true で emulators/virtualbox-ose をインストールします。準備は整いました;-)。

まず、デスクトップ機で VirtualBox を起動します。KDE4 の場合、[「K」メニュー] -> [システム] にあります。

過去に一回でも VirtualBox を起動していると $HOME/.VirtualBox/ と、言うディレクトリが存在しているのでこれを一旦 mv ~/.VirtualBox ~/.VirtualBox.save としてから VirtualBox を起動しましょう。

起動後は 新しいバーチャルマシンを作成します。今回はライセンスの関係で Windows7 Profesional x86 を利用しました。バーチャルマシンの「設定」はサーバマシンのハードウェアに合わせます。フロッピーとかサウンドカードが無い場合にはどんどんオフにしたり削除します。

で、Windows の CD イメージをマウントしてインストール作業。インストールができたらデスクトップ機側の作業は完了です。なお、Windows7 の設定は今のうちに色々やっておいたほうがラクチンです。僕の場合は、ネットワークの設定を行いました。ブリッジにしてネットワークは自宅 LAN 内の固定アドレスを指定しています。ネットマスクは 255.255.255.0 です。

・デスクトップ機 192.168.10.110
・サーバマシン 192.168.10.3
・Windows7(ブリッジ) 192.168.10.7

設定ができたら Windows7 をシャットダウンしましょう。あ。ちなみに僕のデスクトップ機とサーバマシンでは共に NIC が re0 なのでラクチンなのであります;-)。

続いてサーバ側で Windows7 を起動するための準備をします。まず、デスクトップ機の ~/.VirtualBox をサーバ側に持っていきます。次に、やはりデスクトップ機でインストールした Windows7 のディクスイメージもサーバ側に持っていきます。この時に、デスクトップの VirtualBox の環境とまるっきり同じにします。

準備ができたらサーバ側で早速 Windows7 を起動してみましょう;-)。起動するためにちゃんと認識しているか確認します。なお、 VirtualBox の起動は一般ユーザ権限で問題ありません。

$ VBoxManage list vms
VirtualBox Command Line Management Interface Version 3.1.2_OSE
(C) 2005-2009 Sun Microsystems, Inc.
All rights reserved.
"Windows7 Profetional" {0ee9ff0d-8885-4e30-801d-fbc255515d6c}

 
認識したみたいですね。続いて以下のコマンドはどうでしょう?

$ VBoxManage showvminfo "Windows7 Profetional"
:

 
たくさん出力されるので詳細は割愛しますが、Windows7 Profetional と VirtualBox の詳細が表示されます。他にも VBoxManage には色々なオプションがあるので -h で確認してみてください。

$ VBoxManage modifyvm --audio none

 
などすると オーディオデバイスがオフにできたりします。

では次に Windows7 を VirtualBox 経由で起動してみることにしましょう。

$ VBoxHeadless -s "Windows7 Profetional"

 
ふふふ。コマンドラインから起動できました。ネットワークの設定はブリッジなので 192.168.10.7 に対して ping など打ってみます。Windows7 の起動時のログは以下に出力されます。確認すると良いでしょう。

cat $HOME/.VirtualBox/Machines/Windows7 Profetional/Logs/VBox.log

ログには色々な情報が出力されますが、その中に

00:00:46.408 Guest Log: VBoxService.exe: Started. Verbose level = 0

と、表示されたら Windows7 が起動したことになります。おーーっ。ぱちぱちぱち。

後は、rdc クライアントで接続っと;-)。

で、試したのですが、ポートは開いているみたいですが、黒い画面で接続できませんでした。orz。RDC プロトコルはライセンスの問題があると言うのだけどねぇ。その影響で画面が表示されないのかしらねぇ・・。

ちなみに、デスクトップ機で VirtualBox を利用せず VBoxHeadless コマンドで Windows7 を起動した場合はちゃんと RDC プロトコルで接続できるんですけどねぇ。X11 が無いと接続できないのはちょっとおかしくね?って感じなのです・・。

しゃーないので、デスクトップ機で再度 Windows7 を起動して VNC サーバをインストールします。再起動後に VNC サーバが有効になっていることを確認したらシャットダウンで再度、サーバマシンに持っていってトライっ!!

って感じでやれば、X11 が無い環境でも Windows7 がブートするのであります。今回はデスクトップ機側で設定した VirtualBox の設定をそのままづるづると引きずるすごい簡単な方法です。環境を準備するのが大変なことがあるかと思います。その場合は VBoxManage をコマンドラインから実行することになるので、ドキュメントとか読んで頑張ることになるのでありますぁ;-)。

あ。Windows のアクティベーションの事には触れていませんが、ディスクイメージがあってあちこちでバーチャルな環境を起動した場合、僕はどうなるか知りません。ライセンスはちゃんと守るのが良いかと思われます。私の場合、これは「検証」です;-)。

更に、あぁ。っ!!。 Windows7 の止め方を書いてなかったですね。以下のコマンドで停止します。オプションは色々あるので好きなのを選んでください。

$ VBoxManage controlvm "Windows7 Profetional" poweroff

 
かしこ。

1月 052010
 

最近、Windows7 をインストールしていて、正月は色々遊んでいたりしたんだけど、Thunderbird-3.0 もインストールしてみました。

別にフツーに使えるので特に書くことも無いのだけど、一点だけ。

フォントの設定を色々変えたいよー。

って所でしょうか。メール本文のフォントの変更は「オプション」の「表示」タブでできるのですが、その上の受信したメールの一覧表示の所で等幅フォントが使いたいのに設定できない。とか、あるわけです。

あぁ。FreeBSD で Thunderbird-3.0 を使う記事については以前に書いています。

で、Windows 版の Thunderbird でもフォントを色々変更したいよー。と思って調べてみると・・。なぁんだ。FreeBSD とやっていることは一緒じゃん。みたいな。

FreeBSD の場合
$HOME/.thunderbird/乱数.default/

Windows の場合
C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data\Thunderbird\Profiles\乱数.default\

があって、その下に chrome と言うディレクトリが、FreeBSD の場合は default であるけど、Windows の場合は新規に作成して userChrome.css と userContent.css の二つのファイルを置くだけ。

僕の場合は以前に「Thunderbird と mew でメールを読む。」のエントリーで書いた通り、FreeBSD 上では設定が終わっているので、その時に FreeBSD 用に作成したファイルを Windows7 の Profiles\乱数.default\chrome\ ディレクトリにコピーしてあげておしまい。

唯一変更するのはフォントサイズ位かなぁ。フォント名については FreeBSD でも MacOSX でも Windows でもほぼ同じフォントが入っているので特には気にしなくて済んでいるし。

これで、受信メール一覧も等幅フォントで表示できるようになってめでたしめでたし;-)。