8月 122014
 

以前のエントリで SkyDrive に FreeBSD からネーテブアプリでアクセスしようぜぃ。ってのを二つ書きました。以下のエントリになるんですけども。

SkyDrive を FreeBSD に mount して使う。
SkyDrive を FreeBSD に mount して使う。そのに。

当時はまだ OneDrive ではなく SkyDrive と言っていたんですね。

そもそも、 FreeBSD から直接 OneDrive に(ネーテブなアプリで)アクセスすることは不可能で、中間的サービスを利用することになります。そのサービスは Storage Made Easy (以下 SME と記述)と、いうものです。

ここでアカウントを作成して、無料のサービスを利用すると SME のストレージサービスが利用できる他に、色々なクラウドストレージサービスプロバイダも合わせて利用できる。ってシロモノです。
簡単にいうと SME のサービスはプロキシみたいな感じで OneDrive とか Box 、 更には DropBox などにもアクセスできるようになります。

これは是非ともアカウントを一個くらいは作っておきたいですねぇ;-)。

SME のサービスはマルチプラットホーム対応で色々な OS 用のアプリがあり、スマートフォン・PC・Mac や Linux からもアクセスできます。 Linux 用はソースコードまで公開していて、そのソースコードを FreeBSD 上でコンパイルすると、 FreeBSD のネーテブアプリから OneDrive や DropBox にアクセスできる。と、いうすごいことになるんですねぇ。

以下の Lunix 用アプリについて書かれている URL です。

http://storagemadeeasy.com/LinuxDrive/

ここから CentOS の rpm をダウンロードして make してしまう ports を作ってみました。上にあるエントリでは随分と古い話でしたが、最近のソースコードは随分と美しくなり、起動するアプリケーションも直感的になりました。

 
話はガラっと変わるのですが、 Windows8.1 の場合、 OneDrive にアクセスするときには Windows Live アカウントでないとアクセスできない(ローカルアカウントでログインしている場合には一旦切り替えなければならない)ので非常に厄介です。

その場合、SME の Windows 版アプリをダウンロードして来て Windows8.1 の場合にはそれを利用するとローカルユーザーでも OneDrive にアクセスできるようになります。うひひ;-)。

Windows8.1 な人も是非利用してみてください。

 
さてさて。話を戻して、上記 URL より SentOS の storagemadeeasy-4.1-0.noarch.rpm をダウンロードしてサクっとインストールする ports を書いてみたのでもしよければ利用してみてください。

以下に ports の仕様を書いてみたいと思います。ダサいところが多々残っているんですが、僕には ports の書き方が判りませんでした・・。orz

あ。 ports は当然ながらノラ ports です。これがちゃんと ports のルールに従えられれば、前回のノラ ports である QtWeb とこれは commit してメンテナになってもも良いかなぁ。などと思っているんですけどもねぇ・・。

以下の URL にノラ ports はあります。ダウンロードしたら /usr/ports/net/ に展開して頂ければと思います。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-storagemadeeasy-20140812.tgz

ports の仕様は以下のような感じ。まぁ、Makefile を見て頂ければ解ると思いますf(^^;;。

1).ダウンロードはちょっと違うファイル名
https://storagemadeeasy.com/files/ から 380f74d2fcd051b21a64858ecb3f0923.rpm と言うファイルをダウンロードしてきます。

2). post-patch はダサいねぇ・・
${WRKDIR}/usr/share/sme_install/*/* のディレクトリのパスを変更します。 それにしてもダサいのが、僕は SED マクロが書けませんでした。 find して xargs から perl -e で置き換えています。ここはもっちっと改修する必要が絶対にあります。

3). コンパイル
SME のアプリは Qt4 を利用しているので qmake-qt4 実行後に make します。 LIB_DEPENDS や USE_ は多分全てを読み込んでいて、モレはないと思います。

4). インストール
SME のアプリの make は make install が無いので ports の中で吸収する必要があります。PLIST_FILES に書かれたものがインストールされます。
が、しかし、これだけでは足りないんですよねぇ・・。 pkg-plist の書き方が解らなかったので pkg-message にイントール後にもう一個インストールするようにコマンドイメージを書いておきました。
ports の中に smeclient.tgz を同梱しているのですが、これは ${WRKDIR}/usr/share/smeclient/ ディレクトリのアーカイブになります。
なので tar でなくとも、以下のコマンドでも十分に OK なんですね。

# cp -pr work/usr/share/smeclient /usr/local/share/

 
以上が ports の仕様です。随分とダサいところ満載ですねぇ・・。書き方が解らない部分が多いんですよねぇ・・。この間作った QtWeb の ports のほうがまだ楽ちんでしたf(^^;;。

 
と、いうことで、インストールされたあとは /usr/local/bin/smeexplorer を起動してアクセスすれば色々なクラウド上のファイルの閲覧が可能になります。

SME のサービス自体が中々良い感じなのでそれが FreeBSD 上からウェブブラウザ経由ではなく、ネーテブアプリからアクセスできる。と、いうのが良いのであります。

あ。今回はキャプチャはありません;-)。

ただ、 SME のアカウントを作成しなければならない。と、いうのが煩わしいとは思うのですが、iOS や Android 、 Windows などと同じレベルで FreeBSD からもするーっとクラウドストレージへのアクセスが可能になるので、これはこれで利用すると非常に嬉しいですねぇ;-)。

 
皆さんも是非利用してください。とは言いませんが、あ。そーそー。最後にですが、当該 ports を ports のルールに乗っ取ったものに改修してくださる方絶賛募集中です。どうか宜しくお願いします。

 
2014/09/05 加筆
ちゃんと一発で make install と make deinstall できるように ports を更新しました。
改修点は以下になります。

・post-patch: の部分で perl で一括置き換えしていたものを REINPLACE_CMD を使うようにした
・最後に tar でインストールしようとしていたたくさんのファイルを do-install: で行うようにした

が主な改修点です。これで多分完璧;-)。

以下の URL にあるのでよかったら利用してください。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-storagemadeeasy-20140905.tgz

11月 242013
 

いやー。ThinkPad X100e がぶっ壊れて ThinkPad Edge e145 を購入して無事に Windows8.1 と FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE が起動したので一段落ついていたのでありますが。

ThinkPad X100e が壊れて、そこで以前利用していた SSD を MacBook に取り込んで OS X Mavericks を高速にしようかなぁ。とか思い早速トライしてみました。

まずはその途中経過。ThinkPad X100e には Windows8.1 と FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE がインストールされていたので、それをそのまま MacBook でブートしてみました;-)。

IMG_6085_Win_FreeBSD_OSX_1

いやー。FreeBSD が無事にブートしましたねぇ。途中、 /etc/fstab に NFS の行があったのでそこでタイムアウトしました。 PC/AT 互換機の場合なら Ctrl-C で抜けられるんだけど MacBook ではダメで、このまま延々とタイムアウトが続くのであります。

あ。 FreeBSD はここでおしまい;-)。次に Windows8.1 をブートしてみました。

IMG_6091_Win_FreeBSD_OSX_2

これはもーっ!! スルっと起動しました。スゲっ。って感じ;-)。色々やれば良いんだけど、まぁ、こっちもブートしたのでおしまい;-)。

さてさて。 ThinkPad X100e に入っていた SSD で Windows と FreeBSD のマルチブートですが、基本的には レガシー BIOS と MBR でインストールされているのですが、 MacBoook ってのは UEFI で動作しているとは言っても レガシー BIOS と MBR でちゃんとブートするんですね。あ。ブートは Windows 側の bcdedit で FreeBSD がブートするようにしています。

ただ、 OS X のマルチブートにしようとすると OS X は UEFI が必要になるので『マルチブートが大変』な状態になるんですね。素直に Windows と FreeBSD のみを利用する場合にはなんか行けそうな予感です。

 
てーか。やりたいことはこんなことではなく、余った SSD を MacBook に入れて OS X Mavericks をインストールする。ってのが目的なのですが・・。SSD を MacBook に接続すると、8GB の USB に用意した Mavericks が認識されません。

MacBook に入っている 2.5 インチの HDD を接続すると USB からブート可能なのですが、 SSD を接続すると USB インストーラを認識しません。あらら・・。orz

SSD は Intel の 330 Series 。結構メジャーな SSD なので MacBook が認識しないというのはちょっと考えられないんだけど、ダメでした・・。orz 今回利用した SSD は 120GB のヤツだったのですが、もしかしたら容量チェックが入っていて、120GB では容量が小さすぎて Mavericks のインストーラが起動しないんではないかい? などと思えてきました。が、 SSD はこの一個しか持ってないのでそれが本当のことなのか、確認はできていません・・。

 
しょーがないので default で MacBook についていた 230GB の HDD にインストールすることになったのでありました・・。

IMG_6095_Win_FreeBSD_OSX_3

HDD には無事にインストールできるんですよねぇ・・。

と、いうことで、僕みたいに SSD に変更してインストールしようとしたけどできなかった。と、いう方いましたら是非コメントをい頂ければと思います。

11月 092013
 

前回のエントリで「購入したー。FreeBSD 用の領域確保したー。」で、終わったのですが、ガマンできずに、ロクに下調べもせずに FreeBSD 用に確保した領域に FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をインストールしてみたのですが・・。

あたたた。 Windows8 がぶっ飛びました。 Windows と FreeBSD の両方がブートできなくなってしまいました・・。orz。
ThinkPad X100e に引き続き、またまたリカバリー領域のバックアップをしない状態で HDD 全初期化の運命です・・。orz。

 
この ThinkPad Edge e145 ってのは最新鋭の NotePC なんですね。その辺りのことをまるで意識していませんでした。 Windows8 がブートする NotePC なので起動は Windows7 世代の PC と同様の BIOS ではなく UEFI BIOS で、パーティション構成は GPT を利用しています。こんなの知らないよーみたいな・・f(^^;;。以下、 BIOS との格闘についてです。

 
1).USB デバイスからの OS の起動
まず、USB デバイスから OS をインストールするためにメモリとか CD/DVD から起動しようとするのですが、これがまた起動しません。orz。 BIOS の設定は二ヶ所。ここを変更してあげないと外部メディアからブートできません。

・USB UEFI BIOS Support を enable に
BIOS の Config メニューから USB を選択するとこのメニューがありますが、これが disable だと USB デバイスからブートしません。

・Secure Boot
これは UEFI BIOS の機能なのですね。 UEFI の場合はブート時のウィルス対策のためにできたメニューらしいですが、新規に OS をインストールする場合には disable にしないとダメです。

IMG_6038_e145_UEFI_1

あと、細かい点としては FreeBSD のインストールメディアを USB3.0 のポートに接続するとこれまたブートしません。OS インストール中は USB3.0 は disable にしておいたほうが良いかもです。

 
2). OS のインストールと起動
例えば Windows8 のみインストールする場合や FreeBSD を先にインストールした場合にはそれぞれがブートしてくれます。
Windows8 の場合は UEFI BIOS の Startup メニューから UEFI Only を選択すれば高速にブートする状態でインストールし、起動します。 FreeBSD の場合は Legacy Only にすればインストールできて起動もします。

しかしっ!! 一個がインストールできてもう一個の OS をインストールすると最初起動していた OS がブートしなくなり、結局二つの OS 共にインストールしたモノが起動しなくなりました。

試したのは以下の通り。インストールした OS の順番を意味し、その後どうなったか? を掲載しています。 FreeBSD は GPT パーティションを利用しました。

・Windows8 (起動) -> FreeBSD/amd64 9.2-R = 両方とも起動せず
・FreeBSD/amd64 9.2-R (起動) -> Windows8 = 両方とも起動せず
・Windows8.1 (起動) -> FreeBSD/amd64 9.2-R = 両方とも起動せず
・FreeBSD/amd64 9.2-R (起動) -> Windows8.1 = 両方とも起動せず
・Windows8.1 (起動) -> FreeBSD/amd64 10.0-BAETA3 = Windows8.1 は起動するが FreeBSD を起動する方法がわからない

一番最後のパターンは FreeBSD/amd64 10.0-BAETA3 が UEFI に対応したと小耳に挟んだのでトライしました。 UEFI BIOS は Both で UEFI/Legacy Boot Priority から UEFI First でインストールしました。
Windows8.1 から bcdedit を利用し Windows8.1 のブートマネージャからのブートを試みましがダメでした。

IMG_6037_e145_UEFI_2

この辺りの情報はまだあまりなくて、 OS 単体をインストールしたら起動したとか、仮想環境にインストールしたら起動したとかそんなんばっかりで、物理的な最新の PC にインストールしてマルチブートしたという情報がほとんど無いのが現状です。

本当にヒトバシラーだぁ・・。orz。

 
3). 何とか起動。ふぅ。
もぉヨワヨワです。UEFI BIOS の設定は以下にしました。

・Secure Boot: disable
・UEFI/Legacy Boot: Legacy Only

もう明らかに前世代の PC の BIOS じゃん。みたいな・・。ここに Windows7 をまずインストールしました。この環境でインストールする Windows7 はすごいですね。 MBR パーティションにインストールしているようです。

Windows7 インストール後に FreeBSD は /amd64 9.2-R をインストールした場合はインストール時に GPT パーティションでインストールしようとしているので Windows7 のパーティションが見えません。あららら。

と、いうことでインストールの手順は以下の通り。

1. FreeBSD/amd64 9.2-R を MBR パーティションでインストール
パーティション作成時に先頭の 230GB を NTFS として確保し、残りのディスクは MBR 形式で FreeBSD パーティションを確保します。 /dev/ada0s3a,b,c,d って感じですね;-)。これで FreeBSD のインストールは完了。

2. Windows7 のインストール
FreeBSD のインストール時に先頭 230GB を確保したのでここに Windows7 をインストールします。これはパーティションを新規割り当てするなど、フツーの手順通りで OK です;-)。

3. マルチブート
インストール後に再起動。まずは Windows7 が起動します。その後 bcdedit で FreeBSD が起動するように設定します。そして、その再起動後は Windows7 のブートマネージャから両方の OS がブートするようになるのでありました。ふぅ。

 
と、いうことで、なんとか無事に二つの OS が起動するようになりましたが UEFI BIOS の知識は十分に付けてからトライしたほうが良さそうですね。UEFI BIOS でハマった道を再確認。

・ USB デバイスからインストールメディアがブートしない
USB UEFI BIOS Support を enable にする。
Secure Boot を disable にする。

・UEFI+GPT 対応 OS
Windows8は レガシー BIOS と MBR に対応しているというんだけどそれではインストールできないみたい。 UEFI Only と GPT でしか扱えませんでした。
FreeBSD 10.0-BETA3 は UEFI Only でインストールできます。ただし、マルチブート時にどのようにしたら良いのかドキュメントが無い(少ない?)。
OS としてインストールしないのに Linux のブートローダを利用するのはイヤなので関連すドキュメント全く読んでません。
Windows8 や FreeBSD 9.2-R は単体でインストールして単体で利用する分には全く問題は無いと思います。

・Legacy BIOS+MBR でマルチブート
UEFI+GPT に対応したマルチブート環境化において、ブートローダ(ブートセレクタというのかな?)部分はどうしたら良いのか全くわからなかったので古い PC アーキテクチャで OS を利用る場合に良いかと思われます。

BIOS やパーティションレベルでの最新機能は必要なく、とりあえず「何はなくともマルチブート命」って人向けでしょうかね;-)。

 
今は Windows7 そっちのケで FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をいじっています。一応、 X まで起動して KDE4 が動き出しました。
Windows7 はここから Windows8.1 にバージョンアップできるのかなぁ? そーすると Legacy BIOS+MBR で一応動くことになると思うんだけど。

と、いうことで今回はここまでにします。二つの OS をマルチブートするための方法を書いてみました。FreeBSD 10 側でマルチブートのための機能とかあるのかなぁ? やっぱり OS は物理マシンにインストールしないとダメですねぇ;-)。

次回は FreeBSD について、動くデバイス・動かないデバイス・その他について書いてみたいと思います;-)。

11月 062013
 

以前利用していた ThinkPad X100e がちょうど三年でぶっ壊れてしまったので新たに NotePC を購入したのですが、どうしようか悩んだ挙句 Thinkpad Edge e145 にしました。
ウェブから申し込んだのが 10/09 で受注生産だったので納期が 2-4 週間とのことで、いやー。本当に 4 週間かかりましたな。 11/06 に配達され、手元に届きました。

新しいブツが手に入ったのでしばらくはこのネタ続くかもしれないです。今回はその第一回目と、いうことで;-)。

僕が購入したのは AMD の CPU である A4-5000 が載っている受注生産モデル。 e145 の代表的なスペックは以下になります。

・CPU クロック: 1.5GHz
・CPU コア数: 4Core
・GPU: Radeon HD 8330
・メモリ: 4GB
・HDD: 7mm 厚 500GB
・OS: Windows8
・NIC: RealTek GbE
・Wi-Fi: Broadcom (多分 BCM943142HM)
・Bluetooth: Broadcom 製 USB 経由 で 4.0 対応
・SD Reader: Realtek 製

ThinkPad X100e で利用していた SSD を入れようかと、届いたその日に裏蓋を開けたのですが、なんとっ!! default の HDD は 7mm のヤツで 9mm の SSD は入りませんでした。
その他のパーツで ThinkPad X100e から色々流用できるか試してみたリストは以下です。

・AC アダプタ: 使えました;-)
・Wi-Fi: Intel Centrino Advanced-N WiMAX 6250 BIOS ロックがかかっていて利用不可
・Bluetooth: あえて Broadcom 2.0 を利用する必要ナシ
・メモリ: 規格が違うのでアウト

着脱可能で流用できそうなパーツはこれくらいでしょうかねぇ。

あと、裏蓋開けてみて X100e と違うなぁ。と思ったのは SIM スロットとか無いので随分とさっぱりしている点かな。 HDD とメモリと MiniPCI の Wi-Fi にアクセスできるくらい。

初日は Windows8 のアップデートとかしてシューリョーって感じでした。
以前利用していた X100e のときは Windows7 をブートもせずに HDD の内容を全部ぶっ飛ばしてから FreeBSD と Windows7 をインストールしたのですが、今回はリカバリーメディアを作成するために一応 Windows8 をブートしました。

にしてもっ!! リカバリー領域をバックアップするプログラムが見つかりません。同梱されていた資料は薄っぺらい紙が三枚で、ユーザ・ガイドは PC の中でそれを見るとリカバリー方法が書かれているのですが、画面右の「検索」に “recovery” と入力して表示されたプログラムを実行しろ。とは書かれているのですが、そのプログラムが見当たらないんですね。

でもって Lenovo のサイトから Rescue and Recovery 4.51 対応全言語用フルインストールファイル (594MB) をダウンロードして試したのですが e145 の Windwos8 にはインストールできませんでした。あたた。

と、いうことで 今のところは SSD 化することもできずリカバリーメディアを作成することもできない状態なのでとりあえず 480GB ほどある Windows8 パーティションを縮小して FreeBSD 用の領域を 230GB ほど確保したところで一日目の作業は終了。となったのでありますf(^^;;。

 
さてさて。今回購入した Lenovo Thinkpad Edge e145 は勢いで”赤”を購入してみました。 Lenovo Thinkpad X100e と比較してみます。

IMG_6057_ThinkPad_e145_2

まず、大きさが目につきましたね。と、いうか X100e のほうが「あ。こんなに小さかったんだ。」と感じました(右側)が、それはつまりはバッテリーの部分が飛び出るか本体に内蔵されるかで、e145 のほうが奥に長い(左側)のはバッテリーのせいなのね。と、いうことが解ります。

筐体ですが、これが随分と違うんですね。 X100e のほうはプラスチックボディーなんですが、 e145 は一応鉄製というかブリキというかプラスチックでは無い素材というかを利用しています。

どっちが良いか?聞かれれば e145 のほうが好きかなぁ。赤だからかもしれませんけど;-)。

IMG_6054_ThinkPad_e145_1

と、いうことで第一回目はこれにて終了にします。 e145 の次のネタを書くのは Windows8 か、もしかしたら FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をインストールしたときになるかと思われます;-)。

9月 102012
 

普段から利用している ThinkPad X100e ですが、こいつは Windows7 と FreeBSD/amd64 9.0-STABLE のマルチブートで利用していました。ところが、 FreeBSD 側で利用していたら GEOM がエラーを吐き出すようになってきて、どうやら HDD がご臨終のようです。
シングルユーザでブートして fsck -y を走らせても完走しないしないので、いよいよ HDD を交換することにしました。
#この前の段階でバックアップは既にバッチリ取っといてある;-)。

で、せっかくの機会なので Intel の SSD にしてみました。選択したのは INTEL 330 Series SSDSC2CT120A3 300i で 128GB モデルです。 ThinkPad X100e に最初から付いていた HDD は 東芝製の 2.5 インチ 320GB 、 5400 回転のやつでしたが、それを交換しました。

ThinkPad X100e の HDD 交換は NotePC の裏蓋のネジを外してパカっと開けるともうアクセスできるのでそこですかさず交換です。非常に簡単に HDD を交換できます。

WindowsOS 部分には 50GB 、 FreeBSD 側には 60GB にしました。ちなみに WindowsOS は Windows8 をインストールしました。

まだあまり使い込んではいませんが、実際に両方の OS での動作確認をしてみたいと思います。

1). Windows8
Windows8 は 64bit 版をインストールしました。まぁ、フツーに起動した。と、言う感じでしょうか;-)。 ThinkPad X100e のデバイスは割とサクッと認識してくれました。認識していないのは多分 3G のチップだと思います。これは Windows7 のドライバをインストールしようと思っていますがまだ試していません。

あと、 Lenovo の診断ツールとかもまだインストールしていないです。無事に動作するのかな?

で、 Windows エクスペリエンスですが、こんな結果になりました。

windows8_status.jpg

SSDに交換した以外は以前と変わらないのでこんな感じでしょうかね;-)。

2). FreeBSD/amd64 9.1-PREPELEASE
フツーにインストールしてサクサク動作しています。まぁ、特に気にすることもなく。と、いう感じでしょうか。僕の持っている ThinkPad X100e は suspend/resume するというのは以前書いていますが、今回も特に問題なく動作します。

今までは 2012/05/17 くらいの 9.0-STABLE を使い続けていたのですが、いよいよ最新版の 9.1-PREPELEASE にしてしまった。と、言う感じでしょうか。

KDE-4.8.4 の『電源管理』から suspend すると X のスクリーンセーバまでかかってくれます。すげ;-)。

if_iwn の Intel(R) PRO/Wireless 6250 は相変わらず動作が不安定ですね。 USB NIC の if_run は必須な状態です・・。orz

3). Windows8 と FreeBSD の同居
320GBの HDD から 128GB の SSD に変更し WindowsOS は 7 から 8 に変わりました。マルチブートの設定についてですが Winsodws8 側で bcdedit で書き込んであげる必要があります。

Windows8 のインストールが終わって FreeBSD/amd64 9.0-R のインストールが完了した時点では FreeBSD しか起動しなくなります。

この状態で、まず最初に試したのが FreeBSD 8.3-R の CD-ROM を持ってきて MBR にブートマネージャをインストールしてみました。 Windows7 ではブートしてくれていたのですが Windows8 ではまるっきりダメですね。 Windows8 がブートしなくなったので Windows8 のメディアでレスキューとか復旧を色々試しましたがダメだったので結局で再インストールしました。

Windows8 の再インストール後は管理者権限の DOS プロンプトから bcdedit で起動情報を設定してあげます。以前このブログでも掲載しているのでそのやり方と全く一緒で OK です。

Windows8 のブートローダはバーチャルマシンイメージが起動できたりと色々なモノがブート可能になっているのが面白いですね。

あと、 default で Windows8 をブートするようにしていると NotePC の起動直後に Windows8 のマークが表示されて Windows8 の GUI なブートメニューが表示されます。 FreeBSD を default ブートにすると Windows7 の時のようなテキストベースのブートメニューになります。

Windows8 のブートローダから FreeBSD を選択すると、いきなり BIOS のトップ画面が表示されたりするのでこれまた中々焦るというか面白い現象ですね;-)。

とまぁ、こんな感じで HDD からSSD に変更したのですが、ネタ的には Widnows8 とのマルチブートについて。になってしまったでしょうかねぇ;-)。

皆さんも Windows8 で色々検証したり遊んでみてくださいー;-)。

あ。本当に最後に一点。 bcdedit は、くれぐれも管理者権限の DOS プロンプトから実行してください。管理者権限の PowerShell から実行してもまるでコマンドを受け付けてくれません・・。orz。

8月 042012
 

一台目の PRIMERGY MX130 S2 は自宅サーバになりました。二台目の PRIMERGY MX130 S2 はデスクトップで利用しているんですが、 FreeBSD/amd64 9.1-BETA と Windows7 のマルチブートです。今回は珍しく Windows7 でのベンチマークの結果などを書いてみたいと思います。

おっと、その前にメモリを増設したのでそのことについて書いておきます。購入当初、一台目の余っていた ECC DDR3-1333 メモリと二台目の ECC DDR3-1333 メモリを足して計 4GB で運用していたのですが、Non ECC DDR3-1333 メモリ 4GBx2 を追加して合計 12GB で動作しています。

で、メモリの装着方法ですが、メモリバンクの 1,3 番に ECC DDR3-1333 メモリ、2,4 番に Non ECC DDR3-1333 メモリを接続するとブートしてくれないですね。で、順番を入れ替えて 1,3 番に Non ECC DDR3-1333 メモリ(計 8BG) と 2,4 番バンクに ECC DDR3-1333 メモリ (計 4GB) を接続したらブートするようになりました。 ECC、Non ECC メモリ混在の場合はこのように接続するとブートすると思います。

で、本題。まずは Windows Experience の結果から。

PRIMERGY_MX130_S2_Experiens.PNG

グラフィックスカードは nVidia の GeForce210 を乗せているので default のよりは速いかもしれません。メモリは ECC メモリのみの場合と ECC、Non ECC メモリ混在の場合では値に変化はありませんでした。メモリに関しては、混在の状態は初めての体験だったので「ふーん。」って感じですね;-)。

で、次のキャプチャは CPU-Z の結果。

PRIMERGY_MX130_S2_CPU-Z.PNG

ふむー。PRIMERGY MX130 S2 というか AMD FX-6100 のスペック調査っぽいんだけど、まぁそれはそれでヨシとして。

FX-6100 って考えてみたら Windows7 では Turbo CORE が有効になって最大 CPU クロックが 3.9GHz になるんですね。すっかり忘れていましたわ。 FreeBSD/amd64 を使用したときは Turbo CORE は有効にならないので最大 CPU クロックは 3.3GHz だったなぁ。

以下は FreeBSD の sysctl の dev.cpu.0.freq_levels の結果ですが、ふむ。最大は 3300 ですね。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/13635 3000/10925 2625/9559 2400/7417 2100/6489 1800/4620
1575/4042 1400/3195 1225/2795 1050/2396 875/1996 700/1597 525/1198 350/798 175/399

 
で、思い出した。 FX-6100 って CPU クロック可変なんだけど、公称では確か 1.4GHz から 3.3GHz までの範囲で可変。そして Turbo CORE 有効時には 3.9GHz で動作する。ってことでしたよね。 Windows7 で利用する場合には CPU-Z をみているかぎりでは確かにその通りに動作します。

けど、 FreeBSD/amd64 を動作させたときの上記の sysctl を見るとクロック可変の部分の幅がずいぶんあるのね。 Turbo CORE のコードはまだ書かれていないと思うので、まぁ、ひとまずおいておきますが・・。

それらしい sysctl MIB をあげてみました。

dev.cpu.0.freq: 700
dev.cpu.0.freq_levels: 3300/13635 3000/10925 2625/9559 2400/7417 2100/6489 1800/4620
1575/4042 1400/3195 1225/2795 1050/2396 875/1996 700/1597 525/1198 350/798 175/399 dev.hwpstate.0.freq_settings: 3300/13635 3000/10925 2400/7417 1800/4620 1400/3195

 
もしかしたら dev.cpu.0.freq と dev.cpu.0.freq_levels はあてにならないのかも・・。正しい値が dev.hwpstate.0.freq_settings だとしたら、実際に動作している CPU クロックは何になるのだろう・・。

ちょっと疑問に思った、今回のベンチマークの結果なのでありました。が、まぁ、どっちにしても Core が 6 個もあるので処理はじゅーぶんに速いです;-)。

8月 172011
 

僕は 「Microsoft TechNet サブスクリプション」の会員なので Microsoftの Windows Live のアカウントとか持っていて Windows Live にもアクセスするし SkyDrive も利用したりしています。

Windows Live の中には「ダウンロード」と言う項目があって、Windows Vista 以降で利用できるアプリケーションが無料でダウンロードできたりするのですが、今回はその中の一つである Windows Live Mesh についてちょっと書いてみようと思います。

Microsoft のダウンロードサイトにおける Windows Live Mesh の説明文には以下のように書かれています。

「写真とドキュメントをコンピューター間および SkyDrive 上で同期します。お使いのコンピューター上のすべてのファイルやドキュメントにリモートで接続します。」

これだけだと「特に利用する必要ないかなぁ。」とか思ってしまうのであります。だって、写真は「フォト ギャラリー」でアクセスできるし、ブラウザから SkyDrive でアクセスすれば共有もできるしねぇ。みたいな。

けど、色々「Windows Live Mesh」について調べていたら恐ろしいことができることを発見してしまいました。今回はそっちをメインにちょっと書いてみます。

まずは http://live.jp/ にアクセスしてアカウントが無い人は作成し、持っている人はそのままログインします。

左上の “Windows Live” って文字をクリックするとプルダウンメニューが現れるので[ダウンロード]を選択し、Windows Live Essentials から Windows Live Mesh をダウンロードしすかさずインストールします。
あ。ちなみに Windows Live Essentials を利用できるのは Windows Vista 以降の WindowsOS のみとなります。WindowsXP にはインストールできません。

Windows_Live_Mesh_1.png

Windows Live Mesh のインストール後、起動して Windows Live ID でログインします。あとは基本的にはバックグラウンドで動作している状態でしょうか。表示されるメニューには「状態(S)」と「リモート(R)」の二つがあります。今回は「リモート(R)」のほうが重要になってきます。

左上のほうに「このコンピュータへのリモート接続」という項目があると思いますが、そこで「このコンピュータへのリモート接続を許可」をクリックします。権限などを聞かれますがとりあえず許可してみましょう。

Windows_Live_Mesh_2.png

でもってここで http://live.jp/ にログインしているブラウザに戻ります。

やはり左上の “Windows Live” の文字をクリックしプルダウンメニューを表示させ、今度は [Devices]というのをクリックします。するとここには Windows Live Mesh をインストールした PC の一覧が表示されるようになります。

自分が持っている PC がたくさんあり、そのほぼ全ての PC 上で自分の Windows Live ID で Windows Live Mesh が起動されているとその一覧が表示されるようになります。

別の PC からブラウザで live.jp にアクセスし [Devices] メニューをクリックすると Windows Live Mesh でリモート接続を許可された PC は「このコンピュータに接続」という項目が表示されるようになります。

Windows_Live_Mesh_3.png

あとは「このコンピュータに接続」をクリックすると Active-X がインストールされ RDP みたいに画面が飛んできてリモート接続で作業が行えるようになります。

上にも書いたとおり Windows Live Mesh をインストールできるのは Windows Vista 以降の WindowsOS のみです。 WindowsXP では Windows Live Mesh がインストールできないのでリモート接続の対象機器にはなれませんが、クライアントとしては動作します。WindowsXP でブラウザから live.jp にアクセスし [Devices] から PC を選択し、リモート接続することは可能です。

さてさて。以上が Windows Live Mesh を利用したリモート接続の方法と言うか機能になります。それにしてもこれはちょっと驚きますね。例えば自宅から会社の自分が利用している WindowsOS にアクセスできる。ということになります。

企業ではファイアーウォールを設置し、そして外部からのアクセスには VPN などを利用したりしての接続、また、部署・人によってのアクセス権限などを行っているかもしれませんが、そんなの一切お構いなし。 Windows Live Mesh 経由でズドーンっとリモート接続してしまうのでありますなぁ。

企業の IT 部門は VPN 装置必要なくなるけど、セキュリティ・情報持ち出しなどに気を使うようになります。すると Windows Live Mesh のリモート接続を L4,L7 レベルで止める(実質的には SSL なので多分無理だとは思いますが)か PC 側に Windows Live Mesh にインストールできないもしくはされていた場合削除するなどの対応が必要かもしれないですねぇ。

どっちにしてもすごい技術だとは思うのですが、企業の IT 部門にとっては頭の痛いネタ(技術)が増えたと言うかんじでしょうか。

#最後の終わり方、ITmediaチックかな?;-P。

12月 222010
 

Mozilla の製品の中にカレンダーアプリがあります。「カレンダープロジェクト」と言うヤツですね。でもってこれを利用して Thunderbird に Lightning をインストールすると google カレンダーと連携できて、Thunderbird の別タブとして Lightning が起動してカレンダーが利用できる。と言う感じです。

google カレンダーと連携したい場合は Lightning の他にアドオンとして「Provider for Google Calendar」と言うのが必要になります。これら全てが揃うと google のアカウントを設定するたけで google カレンダーと連携できるようになります。

FreeBSD 的に言うと ports/mail/thunderbird と日本語化するための ports/mail/thunderbird-i18n が、後は Lightning の ports として ports/deskutils/lightning-thunderbird をインストールする必要があります。 Provider for Google Calendar は Thunderbird からアドオンとしてインストールする必要があります。

が・・。FreeBSD の ports からインストールする lightning-thunderbird-1.0 は日本語化されていないんですな・・。orz。 Thunderbird は日本語化されているのにカレンダーは英語表示。スケジュール自体は日本語で表示してくれるのにメニューなどは英語表示。ちょっと悲しいな。と、言う感じなのであります。

Widnows 上で動作している Thunderbird+Lightning は日本語で表示できるのに悲しいねぇ。

と、言うことで FreeBSD 上で動作している Thunderbird+Lightning のカレンダー部分を日本語化することにしましょうかね。

スクリーンショットはこんな感じ。一応日本語化できました;-)。

thunderbird-ja-2.png

まず最初に Windows 版の Thunderbird+Lightning の環境をじっくりと眺めます。ふむふむ。Application Data\Thunderbird\Profiles\乱数\extensions\ の下には {e2fda1a4-762b-4020-b5ad-a41df1933103} と言うのがあって、その下の \chrome\ の中に日本語テキストがあるみたいですね。この中の calendar-ja.jar と lightning-ja.jar が Lightning を日本語化するために必要なファイルみたいです。

では、このファイルを抽出して FreeBSD 上に持って行ってみましょうか。 FreeBSD の Thunderbird の個人用設定は ~/.thunderbird/乱数/extensions/ ぽいですね。ここにやはり {e2fda1a4-762b-4020-b5ad-a41df1933103} があり、その下に /chrome/ があるのでそこにほーりこんでみましょうか。でもって再起動。

どーだっ!!?? ダメだぁ・・。orz。きっと何かファイルが足りないと思うので再度、Windows 側で色々調査します。すると Windows 側と FreeBSD 側のファイルで圧倒的に記述が少ないファイルがありました。 {e2fda1a4-762b-4020-b5ad-a41df1933103} の直下の chrome.manifest と言うファイルです。このフアイルの中を覗いてみるとローカル言語設定が記述されているようですね。FreeBSD 版では en-US しか無いのですが、Windows 版には色々な言語の情報が記述されています。なるほど。このファイルを FreeBSD 側に持っていくことにしましょう。

で、再起動。おぉーーっ!! Lightning のカレンダーが日本語表示してくれるようになりました。良かった;-)。

ちなみに、Windows 版 Thunderbird が無い人のために以下、 URL に言語パックを置いておきました。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/lightning-thunderbird-1.0-ja-pack.tgz

ダウンロードしたら以下の要領でインストールしてみてください。

$ cd  ~/.thunderbird/乱数/extensions/
$ cd \{e2fda1a4-762b-4020-b5ad-a41df1933103}/
$ tar xvzfp ~/lightning-thunderbird-1.0-ja-pack.tgz

 
古い chrome.manifest は chrome.manifest.ORG として保存されます。と言うか、展開されます。

後は Thunderbird を再起動して Lightning が日本語化されたか確認してみてください。

なお、今回は Thunderbird+Lightning で google カレンダーと同期する方法などは一切書いていません。その情報はウェブ上を探せばゴロゴロ出てくるのでここではあえて書きませんでした。あくまで FreeBSD における Lightning の日本語化に特化したものとなります;-)。

ちなみに、Windows から全ての言語パックを持ってきて、上記、僕が作成した tgz ファイルの中に突っ込むと lightning-thunderbird-1.0-i18n みたいな ports が簡単に作れると思うのですが、どなたか ports を作る方いらっしゃいませんか?

僕は言語パックを自分で作ってしまったので ports は作らない予定なんでけども;-)。

11月 292010
 

このエントリーは参考になる人が、日本全国に何人くらいいるのだろう?みたいな感じです。

僕はかな入力の人です。メインで利用しているのは FreeBSD ですが、以前は Canna をかな入力で利用していました。それを ibus-mozc にしました。ibus-mozc は google 日本語入力の Linux 版と言うかオープンソース版なんですけども、こいつはことえりのキーバインドが利用できるです。

後、もう一個、僕は MacOSX もバリバリ利用しているのですが、こちらは ATOK for Mac の定額制を利用しています。キーバインドはことえりで、かな入力。

全てにおいて共通しているのが「かな入力」なのであります。

では、Windows7 ではどうしようかなぁ。と悩んでいたのですが、google 日本語入力 は Windows 版があって、しかもことえりキーバインドが利用できるので当初は喜んで利用していたのですが、最近、MS-IME の影響なのか解りませんがキー設定に [ことえり] を選択しても MS-IME のモードにかならないのでホトホト愛想が尽きてアンインストールしてしまいました。

原因はなんだろな?何かインストールされているものが原因で多分ことえり入力にならないと思うのですけどね。

で、Windows でことえりキーバインドできないか色々調べてみました。 ATOK for Windows はキー設定に「ことえり」が用意されていないんですね。がっかり。Mac 版があるのだから是非対応して頂きたいものです。宜しくお願いします。> JustSystems さん。

で、MS-IME のプロパティを見てみると・・。あれま。キー設定、つまりキーバインドの設定ってのは ATOK とか VJE とか選択できるんですねぇ。これは驚いた。で、[変更]ボタンを押すと色々細かい設定ができることが気がつきました。

MS-IME_1.jpg

それでは行ってましょうっ!! 題して

「MS-IME 2010 のキーバインド(キー設定)をことえりのかな入力と同等にする設定」

ちょっと長いか・・f(^^;;。

チマチマと変更してきます。インポート・エクスポートの機能があれば嬉しいのですけどねー。

大体これ位のキーが変われば良いかな。と言う感じがします。

「入力のみ」の項目 新しく設定するキーバインド
文字右 Ctrl+O
文字左 Ctrl+I
半角英数 Ctrl+;
全角英数 Ctrl+L
カタカナ Ctrl+K
ひらがな Ctrl+J
文字末尾 Ctrl+E

 
これくらい設定するとことえりのかな入力らしくなってきます。

MS-IME_2.jpg

ちょっと注意が必要なのは xkeymacs を利用してる場合でしょうか。Ctrl-K とかは xkeymacs にもって行かれてしまうので文字入力時は xkeymacs をオフにすると良いでしょう。後、Atrl-A は MS-IMEで default で行頭に設定されているので行末の設定が Ctrl-E になります。

Canna とか ことえりの Ctrl-I・Ctrl-O は使った事がある人なら解りますね。変換途中でカーソルを左右に移動するキーバインドです。

と、言うことでこれらの設定を施したらだいぶ日本語が打ちやすくなりました。一番嬉しいのは Ctrl+; でしょうか。MS-IME を利用している人は F10 とかブラインドタッチで押せるのでしょうか? まぁ、この辺りは「かな入力」しているので特殊なキー操作も必要になっているとは思うのでけどねぇ・・。

それにしても全ての IME において同じ入力形式が選択できるのは本当に嬉しいものです。これでますます Windows7 使う機会が増えるか?:D:D。

ってーか。 MacOSX の Microsoft Office 2011 のキーバインド、なんとかなんない?ひどすぎて使う気起きない。Windows7 上で xkeymacs 利用してベコベコ打ったほうがよっぽど MacOSX に近い操作感だよ・・。

なお、Windows7 x64 で動作する xkeymacs についてはこちらを参考にしてください。

http://twitter.com/kikairoya/statuses/10926482489

ありがとうございました。助かりました。

11月 182010
 

Microsoft のクラウドサービスの内の一つ SkyDrive についてのお話です。僕がどうして「Microsoft 製品のことを記事にするのか?」と思われる方大勢いるかもしれません;-)。 Microsoft TechNet サブスクリプションの会員になった際に Windows Live のアカウントを作る必要があったのでそれからちょくちょく Windows Live の機能を色々使うようになりました。 Windows7 を利用する時も Windows Live にアクセスしたりしますしね。

で、今回は Windows7、MacOSX、iPhone4 から Windows Live の中の SkyDrive を利用した時の感想を書いてみたいと思います。

Windows7 では Microsoft Office 2010 、 MacOSX SL では Microsoft Offce 2011 で作成したデータを SkyDrive にアップロードと言うか、データの保存ができるようになりました。まぁ、ウェブブラウザを利用すればどの端末からでもアクセスできるのですが、アプリケーションがシームレスに SkyDrive にアクセスできる。と言うのはちょっと面白い。

LAN 上では samba などのファイルサーバ、自宅や会社の間では samba と同じように SkyDrive が利用できる。と言うのはちょっと凄いかなぁ。みたいな感じなのであります。

まず、Windows7 で、例えば Word を起動します。その後 [ファイル] タブの「保存と送信」->「webに保存」とすれば SkyDrive にアクセスできます。ログインすると自分が設定したアイコンが表示されるようになったりします。「開く」を選択すると、一回 SkyDrive にアクセスしていれば「ネットワーク」に Windows Live の URI が表示されるようになります。

SkyDrive_office_2.jpg

次に MacOSX SL(SnowLeopard の略)でアクセスするには Safari で当然 OK ですが、Microsoft Office 2011 があると Microsoft Document Connection と言うのがインストールされます。こいつが SkyDrive 上の色々なものにアクセスできます。

SkyDrive_office_1.jpg

Windows Live にログインするとアイコンを表示したりするので「おー。今 SkyDrive にアクセスしているのかー。」などとなるです。

まぁ、Windows7 や MacOSX はブラウザがあるのでどうでもなりそうですね。
ブラウザで Office のドキュメントをアクセスすると勝手に Word とかがブラウザ上で動作するので、FreeBSD でも利用できるし。この辺りの作り込みは「さすが Microsoft。」と関心させられます;-)。

さてと。もう一個の重要なニーズ。iPhone4 で SkyDrive にアクセスできないのか?と言う点についてです。例えば、会社の PC で SkyDrive に資料をアップロードして、別の場所で iPhone4 からちょっと確認したい。など言う場合が多々あような気がします。

僕の場合は、ちょっと前に iSMEStorage と言うのをダウンロードしました。このアプリ、今見ると 600yen もしているんですね。僕が購入した時は ¥115 でした(@_o)。

アプリ自体良く分かりません。メニューが英語なのと、メニュー項目がたくさんありすぎてどうも落ち着き無い印象があります。僕は SkyDrive を利用するためのみに購入したのに。必要なメニューの表示が選択できるともっとすっきりするのに。と、言うことで起動するとこんな感じです。

SkyDrive_office_3.jpg

アカウントを作成してログインし、SkyDrive にアクセスするために今度は SkyDrive (と言うか、Windows Live) の ID と パスワードを入力します。メニューにはこんな感じで表示するようになります。

SkyDrive_office_4.jpg

おぉー。とか思い、早速アクセスしてみるのですが、リロードとか更新してくれないんですよね・・。いつまで経っても iPhone4 のこのアプリ上では古い情報が表示されている。ダメじゃん。全然使えないじゃん。みたいな・・。ちなみに Office ファイルの表示には iPhone4 の View アプリが担当するので、メールに添付した時と同等の表示はしてくれます。

後、もしかしたら、僕がろくすっぽ iSMEStorage の英語のドキュメントを読まずに利用しているからなのかもしれません。ちゃんと動作するのかもしれません。
なお、iSMEStorage はウェブサイト http://smestorage.com/ からもアクセスできるので iPhone4 で作成したアカウントで、このウェブサイトからデータに対してアクセスも可能になっています。

ふむー。これでおしまい?とかなってしまうのですが、本当に SkyDrive にアクセスできる iPhone4 のアプリは無いのか?と思い探し回っていたら Microsoft 謹製の iPhone4 アプリがフト目にとまりました。Windows Live Messenger

僕自身「Windows Messenger なんて利用しないしなぁ。」とか思いスルーしていたのですが、なんか Windows Live にアクセスできるらしい。と言うので試してみました。だって、SkyDrive は Windows Live のサービスの一部だし;-)。

iPhone アプリである Windows Live Messenger を利用してみると、ベースは確かに Messenger です。が、他の Windows Live サービスに対してはブラウザとしてアクセスするみたいで、Live メールなども利用可能です。これは期待大だーっ!! とか思い SkyDrive にもアクセスしてみます。アプリ上では「Office」となっています。

SkyDrive_office_5.jpg

後は保存されている一覧が表示され、それを「ダウンロード」します。すると Office データを頑張って描画してくれるのを待つのみとなります。まぁ、複雑怪奇な Office のデータは無理かもしれないですが、パワーポイントのデータとか、エクセルの表データなどは大丈夫でした。

と、言うことで、Windows、Mac 上の Office を最新のものにすると、SkyDrive とシームレスに連携できて、それを iPhone4 で参照すると中々グーですねぇ。と言う状態にまでなんとか持って行くことができました。

TechNet サブスクリプション に申し込まなかったらきっと Windows Live のアカウントなんて作成しなかっただろうし、SkyDrive も使ってみようとは思わなかったんですけどね。人生どう転ぶか分からないものです;-)。

ちなみに「検証用マシン」と化した PC でこうやってちゃんと検証して記事を一つ書いているわけなのであります;-)。