自宅の FreeBSD は amd64 アーキテクチャが随分と多くなってきた。その場合、日本語入力や日本語変換に苦労するわけである。
NEC の EWS-4800 を利用し始めた僕にとって、カナ漢字変換システムは Canna しか考えられないのだけど、 FreeBSD/amd64 を利用した場合バイナリ的には Canna を使うしか手が無い。以前 FreeBSD/i386 を利用していた時は vje-2.5 のデーモンを利用していたのだけど、FreeBSD/amd64 では aout.ko が無いので vjed が起動できなくなってしまった。
で、どうしたかと言うと、うちで動作している唯一の FreeBSD/i386 はサーバなのだが、ここに vjed を起動して esecanna 経由で利用する手があることに気がついた;-)。
emacs や環境変数で canna サーバを指定できる点を思い出した。で、早速試してみたのだが、あれま・・。esecanna ってローカルホストからの接続しか許可していないのね・・。ガビーーン。
と、言うことで開発の終わった eseccana は自分でソースを修正するしかないのである。と、言うことでパッチを書いてみた;-)。
patch-zz-esecanna-all-ip-connect.patch
このパッチを /usr/ports/japanese/esecanna/files/ 辺りに入れて make するとリモートホストから接続できる esecanna ができます。めでたしめでたし。
しかし、どのホストからも接続を許してしまうので ipfw などでフィルタを掛けることはお忘れなく;-)。
FreeBSD 6.2-STABLE 使っている。でもって ports も同じ辺りの ports-CURRENT を cvsup して使っているんだけど、acroread は ja-acroread7-7.0.9_1,1 を使っている。
こいつ、起動時に shell のエラーメッセージを以下のように出力するねぇ。ふん。
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で、よくよく見てみると直前の行と比べて if で指定している変数が変。以下のように直したらメッセージがでなくなったけど・・。
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ちなみに改行がおかしいのはブログのシステムのせいです。<PRE>タグ使っているんだけどねえ・・。
acroread って勝手に直したらライセンス違反だっけかなぁ・・。それにしても 今だに /usr/X11R6 とか参照している acroread はちょっち時代遅れか・・。
ふむぅ・・。
/usr/ports/www/nspluginwrapper はすごいらしい。flash7 で音が出るらしいと風の噂で耳にした。と、言うことで試してみた。
この ports をインストールした後に nspluginwrapper -v -a -i とコマンドを実行すれば ~/.mozilla/plugins に プラグインが格納される。
firefox の場合は www/linuxpluginwrapper を利用すれば www/linux-flashplugin7 は動いていたんだけど、konqueror では flash6 のプラグインしか動かなかったのよねぇ。
なので、僕は古い ports から www/linux-flashplugin の 6 のバージョンを持ってきて firefox の場合は linux-flashplugin7 を利用するけど、konqueror の場合は linux-flashplugin6 を参照するように設定してた。
けど、www/nspluginwrapper を利用すると konqueror でも linux-flashplugin7 が使えるようになってちょっと感激;-)。
ちなみに www/nspluginwrapper を FreeBSD/amd64 上でインストールすると、 /usr/local/lib/nspluginwrapper/amd64/freebsd と言うディレクトリができるので、ん? 64bit 環境で動くのかぁ? と期待を寄せてしまう;-)。こっちはまだ試していないんだけどねぇ。
今日の夜にでも試してみよう;-)。
5/19 の cvsup からかな。X11 と言うか xorg が大きく変更された・・。僕は今日、cvsup したんだけどねぇ。ports は xorg-6.9 から xorg-7.2 にバージョンアップしたんだけど、/usr/X11R6 を使わなくなっているやないのっ!!
まじかよっ!! って感じなんだけど、まぁ、考えてみると、僕の UNIX 生活は X11R4 から始まっているわけで、/usr/X11R4 が最初だった気がする。そのあとバージョンがあがって長い間 /usr/X11R6 だったな。
でもって、xorg-7.2 からは /usr/local/ になりました。これも UNIX の歴史の一部なのかなぁ。
ports からインストールする人は /usr/ports/UPDATING に従ってバージョンを上げましょう;-)。
/usr/X11R6/bin や /usr/X11R6/lib の中がちょっとづつ無くなって行くサマはそれなりに悲しいものですが・・。
前回、ブログで qt-3.3.8 では QT のフォントの扱いが随分変わりました。と書きました。 QT のフォントパッチが適用できなくなったのでどうしようか悩んでいたのですが、この際、パッチを更新する作業は止めようかと思っています。
FreeBSD を使っている方は、/etc/make.conf で KDE_PATCHES=”yes” と指定してください。そうすると、xxxx-qt-font-default-subst.patch が適用され、フォント名は日本語で表示されるようになるはずです。
で、ここまではいいんだけど、konsole では自分の好きな等幅フォントが使えなくなり非常に困ってしまいます。
以上が前回に書いた内容でした。では、konsole で任意の等幅フォントを使えるようにするにはどうしたらよいか?実は一個だけ方法が残っていたんですねぇ;-)。
~/.kde/share/config/konsolerc の以下の行を任意のフォント名にしてしまえばいいんですねぇ;-)。
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フォント名である「MS ゴシック」はどこから持ってくるかと言うと、konqueror の設定ウィンドの「フォント」に表示されている日本語のフォント名をそのまま記述すれば大丈夫でしょう。「フォント」の等幅フォントの一覧に表示されているフォントであれば konsole で利用できるので使えるフォントの数は格段に多くなります;-)。
ちなみに、KDE-3.5.6 をインストール直後の状態で default の konsolerc がどこにあるのかという点についてですが、探してみましたが見当たりませんでした(^^;;。なので、システム標準として「さざなみゴシック」を利用するとか言う設定を埋め込むのは難しそうです。
Vine Linux の皆さん。どうも済みません・・。
と、言うことでこれにて完全に qt のフォントパッチの更新については終了と言うことになりそうです。今まで利用してくださった皆さん。有り難うございました。
前回の日記で、ストリーミングに DSS 使ってます。って書いたけど、ちょっとだけまとめておきますね。
DSS は ports からインストールすると非常に簡単なのだけど、/usr/local/etc/streaming/ の下に qtgroupsと qtusers の二つのファイルを用意しないと動かないのでこの二つは必ず生成しましょう。
僕は MacOSX も持っているので QuickTimeBroadcaster で「中継」することもできるのです。安い USB カメラでも最近は MacOSX 用のドライバがあったりするので比較的容易に「中継」することが可能です。
あ、僕の持っている MacBook には default でカメラ付いているんだった。けど、あのカメラは向きが変えられないので「中継」にはちょっと使えないです・・。
録画した動画を配信するためには QuickTimePlayerPRO が必要になります。動画を QuickTimePlayerPRO でストリーミング形式に書き出してから、その書き出されたファイルを /usr/local/share/DarwinStreamingServer/movies/ に保存します。ストリーミング形式に変換していない動画を配信することはできないので注意してください。
後は、http://localhost:1220/ にアクセスして、「プレイリスト」などで設定すれば中継できるようになります。
しかし、DSS-5.5.4 は表示が英語なのでちょっとしきいが高いですねぇ。そんな時に見つけた技が、まだフリーで配布していた頃の QTSS-4.2 を Apple のサイトからダウンロードしてきて、AdminHtml と言うディレクトリの下に html_ja と言うディレクトリがあるので、それを抽出することです。html_ja には日本語テキストが入っているのでそれを持ってきます。後は FreeBSD にインストールした DSS に対して以下のコマンドを実行するだけ。
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QTSS みたいに言語は自動判別してくれないので html_en に symlink してあげれば良いでしょう。表中の hogehoge はおまじないです;-)。
実は DSS-5.5.4に対応した日本語テキストを既に持っています。QTSS-4.2 から増えたメッセージテキストの差分を追加したものがあります。なので僕が利用している DSS は既に日本語化されています;-)。Apple のライセンスがどうなっているのかあんまり深く考えないようにしているのですが、ここ いらへんにあったりします;-)。(hogehoge の部分で利用してください)
と、言うことで、DSS について書いてみましたが、DSS は MacOSX がないと「中継」できないし、QuickTimePROがないと「ストリーミング」できないし、本当にやっかいです。けど、MacOSX を持っている人にとってはいろいろ楽しめます。皆さんもちょっと遊んでみてください;-)。
あ、ちなみに DSS-5.5.4 の ports ですが、FreeBSD/amd64 で make は通るのですが、実際に動作させようと思っても動きません。DarwinStreamingServer 自体は起動するんだけど、http://localhost:1220/ にアクセスしても応答が無くログイン画面が表示されないため、実質利用できない。と言う感じです。
ちょっと格闘してみたのですが、MacOSX は gcc-4.0.1 を使っているのに対して、FreeBSD は gcc-3.4.6 なのでその影響があるのかな?とも思えます。port:1220 にログインした時の「メイン」の画面では サーバ上の現在時刻 が 1900年 とか表示されているし、なんか、64bit 周りでおかしいのかなぁ。とは想像がつきます。
試しに gcc-4 で make したことがあるのですが、make が通りませんでした(^^;;。
files/patch-CommonUtilitiesLib::OSHeaders.h 辺りに修正を入れれば make は通るとは思うのですが、僕は最近の C を知らないので 64bit に対応するにはどう書いたら良いのかよくわからないのでした・・(^^;;。
と、言うことで、gcc-4 で make が通るパッチをどなたか書いてください。nork さぁ〜ん;-)。
FreeBSD-users-jp の 90404 番において、FreeBSD/amd64 で OOo-2.1 をインストールしている。みたいな記事があったので、あれ?とか思って /usr/ports/editors/openoffice.org-2/Makefile 見たら、あれま。ONLY_FOR_ARCHS= i386 amd64 になっていて、いつのまにか FreeBSD/amd64 で make が通るようになったのねぇ。2.0RC 辺りの頃は i386 だったのにさ・・。
と、言うことで早速 make してみたんだけど、いろいろなファイルはあっちゃこっちゃから取ってくるのは i386 版と一緒なんだけど、どうやら make の途中でカーネルを道連れに落ちてしまうことが発覚。ひどいねぇ・・。
OOo の make には SWAP も含めて 2GB 以上のメモリが必要だと言うんだけど、今まで FreeBSD/i386 では swapon して make していたのだけど、SWAP が無い時は gcc のみがぶっこけるだけで済んでいたのよねぇ・・。
しかし、カーネルパニックになってしまうのでちょっと手が出せない状態かな。あ、ちなみに FreeBSD/amd64 は 先週辺りの 6.2-STABLE ですが、この辺りも悪さしているのかなぁ・・。
FreeBSD の ports に photo_gallery と言うのがあるんだけど、それの日本語版を作ってみました。
最近、Canon PowerShotG7 と言うデジカメを買ったのだけど、撮った写真を公開する場が無いので、なんかいい ports 無いかなぁ?と探していたら /usr/ports/www/photo_gallery を見つけました。ただ、不便な所とか日本語が使えないので、
「えぇい。改造してしまえっ!!」
って感じです。で、できたのはこんな感じ。サンプルは以下の URL にあります。
サンプルのウェブページ
撮った写真をディレクトリ単位で一覧表示してくれます。その後、サムネイルとかスライドショーなどがお楽しみいただけます。
基本的に /usr/ports/www/photo_gallery を改造しています。ほぼ原型は保っています。
僕の作った ports は以下の URL からダウンロード可能です。使ってみて感想などいただければうれしいです。あーうー。commit してないです;-)。
ports-ja-photo_gallery-1.5-日付.tgz
自分が「こんな機能が必要だ。」と思うとボコボコ追加していく予定;-)。後、僕が改造した部分についてはインストール後の README-ja.txt を参照してください。
もう長いこと KDE 使っているけど、qt の新しいバージョンが出るたびに毎回パッチを作っている。詳細については以下の URL を参照してください。
http://www.kde.gr.jp/~takachan/aa/
このパッチ当てると一番嬉しいのが konsole かな。さざなみゴシックとか使えるようになります。