12月 292013
 

前回のエントリーでは渋谷の道玄坂の電灯にNFCタグが貼ってあります。というのを書いたのですが、今回は実際に NFC タグに書き込んでみよう。と、いうエントリです。

それにしても NFC タグってのはお店に売ってないんですね。アキバを俳諧したときに七店舗くらいに「NFC タグって置いてありますか?」って聞いたのですが、どこにも無いっ!! 店員さんが「以前は置いていたんですけどねぇ。」というお店もあれば「何ですかそれ?」とか「Bluetooth キーボードについているヤツですよねぇ。」とかトンチンカンなことを言う店員さんも多数いらっしゃいました。

と、いうことでアキバででもまだまだメジャーではない NFC タグ。結局僕は楽天で購入しました。ネットのお店で購入したほうが比較的容易に入手可能と思われます。

さてさて。これが購入した NFC タグです。10 枚セットで 1,380yen だったかな。

IMG_6341_NFC_Tag_rw_1

上の列が裏側、下の列が表側です。ピップエレキバンみたいな感じですね。上のギターの模様になっているのがチップが埋め込まれている図ですね。ここに NFC を搭載しているスマートフォンを近づけるとデータを書き込んだり読み込んだりすることができます。

今回は Nokia の Lumia 620 で NFC を利用しました。とわ言いつつ、技的を通っていない Lumia 620 はたぶん日本国内で、たとえ NFC の電波であっても出したら違法ではないかなぁ。と、いうことで、長い休みでもありますし、日本を脱出して海外で NFC タグと遊んでみましょう;-)。

まず、NFC タグに情報を書き込むには NFC Writer と呼ばれる情報を書き込むアプリをダウンロードしてきます。 Google Play にも Android 用のがたぶんたくさんあると思われますが、何かしら良いのを見つけてきます。あ。当然 Windows Phone アプリにもいろいろなものがありますが;-)。

NFC Writer をダウンロードしてきたらどのような機能が書き込めるか確認します。以下に一覧を羅列してみます。

・Wi-Fi・Bluetooth などのオン/オフ画面表示
・システム系アプリの起動
・インストールしたアプリの起動
・テキストデータの書き込み
・URL の書き込み、読み込んだときにブラウザ起動

とまぁ、だいたいこんな感じでしょうかね。タップして「書き込み」ボタンを押して NFC タグに近づけると NFC タグにサクっと情報が書き込まれて終了。って感じです。

wp_ss_20131229_0003_NFC_Tag_rw_3

僕は Nokia 謹製の Nokia NFC Writer というアプリを利用してみました。

これで NFC タグに情報をいろいろ書き込むことができるようになります。

NFC タグからデータを読み込む場合ですが、 Windows Phone8 では OS で実装しているので特にアプリケーションをインストールせずとも NFC タグから情報を読み込むことができます。

wp_ss_20131229_0002_NFC_Tag_rw_2

さてさて。こんな感じの NFC 対応スマートフォンと NFC タグですが、あちこちに NFC タグを貼っておくと、そこにスマートフォンをかざすといろいろ設定を変更してくれたりアプリを起動できて、近未来的な状況でスマートフォンが利用できるようになり生活が変わります。などと謳われていますが実際のところ、どうなんでしょ?

気がついた点を箇条書きにしてみます。

1). NFC Writer があれば書き換え可能
NFC タグに書き込むとき、パスワードとかかけられないんかな?渋谷道玄坂の電灯に貼ってある NFC タグに NFC Writer で勝手に情報書き換えることができるのではないか。と思われます。大丈夫かなぁ・・。

2). NFC タグは何回でも書き換え可能
NFC Writer で各種情報を NFC タグに書き込むんですが基本的に上書きです。アペンドというか追加書き込みができません。そのかわり NFC タグは一個持っていれば何回でも情報を書き換えることができるシロモノです。

3). 書き込みアプリに依存する部分が大きい
例えば、家に帰ってきて自分の部屋に貼ってある NFC タグには『Wi-Fi オン』『Bluetooth オン』『クーラーオンアプリ起動』するようにタグに書き込んであるとして、これらを一個の NFC タグに書き込めるアプリも探せばあるんだと思います。
が、 Windows Phone アブリでは見つからないんですよね。一個の動作しか NFC タグに書き込めない。すると、上記の動作をするためには NFC タグが三枚必要になる。と、いうことです。
結局自由度の高いアプリをいかに見つけるかが NFC を利用する上で重要になるかと思われます。

ただ NFC タグをべたべたそこいら中に貼って満足。ってわけにはいかないですね。

と、いうことで今回は二回にわたり NFC について書いてみました。今後はあちこちで NFC タグを見るようになるでしょうかね。ただ、もう少し浸透する必要があるかとは思いますが、アキバの電気屋さんの店員さんはせめて NFC タグとはなんぞや。くらいは覚えておいていただけると助かります;-P。

12月 272013
 

僕の会社は渋谷道玄坂の上のほうにあり、毎日渋谷道玄坂を駅からズンズンと登り歩いているのですが、あるとき街灯にはられている渋谷界隈のシールが目に付きました。

こんな感じのが街灯にペタっと貼ってあるんですね。

IMG_6328_sby_NFC

で、このシールには QR コードの他に NFC タグが埋め込まれているみたいで、 NFC 対応のスマートフォンでは NFC タグに埋め込まれているデータを読み込むことができるようです。

僕も NFC 対応のスマートフォンを持ってはいるのですが、現実的に NFC とはなんぞや? みたいな半分シロートな状態なので、いまいちわからなかったので、色々と勉強してみました。

スマートフォンに搭載されている NFC はまぁ、言ってみれば Suica のような感じですが、その NFC チップは『NFC タグ』と呼ばれるデータを保持しているシールの情報を読み取ることができるらしんですね。

今回は渋谷道玄坂の街灯に貼られている NFC タグから情報を読み込んでみました。その瞬間がこのキャプチャです。

wp_ss_20131226_0001_sby_NFC

街灯に貼られている NFC タグには URL がデータとして書き込まれていて、その情報を読み込んだスマートフォンはブラウザが起動して URL をアクセスする。って感じですかね。

wp_ss_20131226_0002_sby_NFC

ブラウザに表示されたのは http://shibuya-nfc.com/ という URL で、渋谷の色々な情報を確認できるスマートフォン対応のサイトのようでした。

なるほどー。 NFC ってのはこうやって使うのね。って、今まで使ったことがなかったので色々と楽しい体験が出来ました。
ちなみに QR コードも付いていたので NFC に対応していないスマートフォンの場合はそっちをアクセスすると良いかと思われます。

NFC 対応のスマートフォンをお持ちの方は、渋谷道玄坂に行って是非読み込んでみてください;-)。

 
ちなみに NFC タグのネタについてはこのあと、もう一回書く予定です;-)。

12月 052013
 

FYI です;-)。

このブログはさくらのバーチャルドメインを利用しているのですが、この間サーバの移行があり、そのタイミングで IPv6 Ready になりました。

せっかく IPv6 Ready になったので、カウンタの下にアクセスしたアドレスを表示するようにしました。

僕は他に

よろずなブログ。
もつ焼き・オリジナル。

などのブログを持っているのですが、こちらはこのドメインより遙か昔から IPv6 Ready だったので、アクセスもとをずっと表示する仕掛けを取り込んでいたのですが、このブログでもようやっとそれが表示できるようになった。と、いう感じです。

と、いうことで、今後とも宜しくお願いします。

ちなみに、上記二つのブログより、ここのほうが IPv6 での表示は速いのではないか。と、思っています。

12月 012013
 

僕がフューチャーフォンからスマートフォンに変えたのは iPhone3G が出た直後で、iPhone3G を購入したのは 2009/04/05 のようですね。で、その前まで使用していたのがサムスンの 708SC という 3G で最薄と言われていた携帯電話です。

IMG_6127SB_708SC_2

長らく塩漬け状態だったこれを引っ張り出してきて SIM フリー化してみました。ウェブで探していたら楽天のとあるお店が『送料込み 1,300yen で SIM フリー化します。』とあったのでそれをお願いしました。

返って来て docomo の SIM を入れて確認してみたら無事に利用できたので SIM フリー化完了な端末と化したようです;-)。

IMG_6125_SB_708SC_1

さてさて。どうして 708SC のような古い携帯電話を SIM フリー化するのか? と言われれば、以前 docomo で契約した MEDIAS LTE N-04D がもうじき二年経つのでその前に色々手を打っておこうかなぁ。と、思ったのであります。

二年目以降は以下のようにしようかな。と。

o. Xi 契約止める
o. タイプ SS バリューにして i-mode も契約しない

これだと通話料のみで月額 980yen。そして無料通話分 1,050yen 分が付いてくる。

MEDIAS LTE N-04D は御蔵入り。あと、僕は SIM フリー端末として Nokia Lumia 620 を持っているのですが、こいつはどうしようか考え中。

o. 通話のみの docomo SIM を SIM フリー化した 708SC に入れる
o. 通話のみの docomo SIM を Lumia 620 に(瞬間的)に入れる

って手があります。上記の場合には本当に通話専用端末として 708SC が利用できるのでグー。下の場合も電話の機能としてのみ 620 が使えるかもしれないですね。が、多分インドのプリペイド SIM を入れますけど;-)。

ここに MVNO の通信系 SIM をどうするか。と、いうのが絡んで来て、通話専用端末と MVNO 専用端末に分けて利用するか? という考えが頭をよぎるので、それを考えると 708SC は一応 SIM フリーかして行うかなぁ。と思ったのであります。

 
が、それにしても Nokia Lumia 620 も サムスンの 708SC も 3G の電波は 2.1GHz 帯しか対応してないので 800MHz 帯をメインで利用している docomo のネットワークにおいては非力感が全面に出ているんですけどもね。

と、いうことでどーしても使えないようであれば au への NMP も視野に入れて後三ヶ月で結論を出す次第なのであります;-)。

11月 292013
 

いやー。ちょっと前のエントリで「MacBook で色々な OS ブート。」というのを書いたのですが、そのときには MacBook の内蔵 HDD を SSD に換装すると USB メモリのインストーラが起動しない。なので今までの HDD にインストールした。と、書いたのですが・・。

新規に Mavericks をインストールしてちょっと試しに smartctl を実行してみたらエラー出まくりで・・。orz まさかの一日で OS を再ストールするするハメに・・。orz

結局、壊れた内蔵 HDD はそのままに、SSD を USB で接続し、 USB メモリのインストーラが起動したので USB 接続した SSD にインストールできたのでありました。その時の手順をちょっと書いておきます。

1). はじめに
MacBook の内蔵 HDD を SSD に換装して USB メモリからインストーラが起動しない状態。内蔵 HDD のままだと USB メモリのインストーラは起動している状態。

2). USB 接続の SSD
MacBook の内蔵 HDD はそのままに SSD を USB 接続します。その状態だと USB メモリのインストーラは無事に起動するのでインストール先を USB 接続の SSD にしてインストール開始。ふぅ。良かった。

3). インストール途中で中断し SSD 換装
Mavericks のインストーラはアップデート後に途中で一回リブートしてからもインストールするのですが、そのとき遅いので 10% 程度のところで強制的に電源断っ!! でもって内蔵 HDD を途中までインストールした SSD と換装します。

4). SSD からブートそして無事に起動
内蔵 HDD を SSD に換装したらすかさず電源 ON。一応 USB メモリのインストーラは付けたまま。で、内蔵 SSD から起動し Mavericks のインストールが継続される(この辺りの動作はちょっと感動的;-)のでそのままインストール。
インストール完了で再起動後は SSD から無事に Mavericks が起動するのでありました。
ふぅ。無事に SSD に換装できました;-)。

 
で、クリーンインストールした OS X Mavericks についてちょっと書きます。かぁなりアコギな OS だぁ。

o. iLife’11 の iPhoto は起動しない
これには驚きましたね。 OS X Mountain Lion のまでで起動していた iPhoto は Mavericks をクリーンインストールすると起動しなくなります。 App Store から新規に購入しろ。と、言われます。しょーがないので僕は買いましたよ・・。

OS X Mountain Lion からアップグレードインストールした人は継続して iLife’11 の iPhoto が利用できます。なので、古いバージョンをそのまま利用し続けたい人は Mavericks はクリーンインストールしないほうが良いでしょう。 GarageBand は無料だから良いんですけど、 iPhoto は 1,500yen ですからねぇ・・。まったくっ!! って感じ。

ちなみに、古い iLife’11 の iPhoto は open コマンドで /Applications/iPhoto.app/Contents/MacOS/iPhoto を開くと起動はするのですが、正しい動作するのかについてはわかりません。と、いうか、 open コマンドで実行すると iPhoto ライブラリとか指定できないし・・。orz

o. iWork も困った
iLife と一緒に iWork も新品の Mac を購入した人は無料になったとは言っても、古い iWork’09 などを持っている人は今度 Mac を買い直すまではそれを使い続けたい。と、思うのですが・・。

iWork の場合、例えば iWork’09 の Pages で作成した文書を iCloud に載せて「そーいえば iCloud 上で ウェブ版 iWork が無料で利用できたよなぁ。」とか思い試しに編集し、保存したあとに OS X 上の iWork’09 の Pages で編集しようとすると「あんたの Pages は古い。最新版にアップデートしろ。」とか言われて、これまた iWork も買い換えなければならない状態です。

と、いうことで Mavericks (とそれらに付属する新機能)を利用する場合には iLife も iWork も最新版が必須ということになります。いくら無料にしたとはいえ、それは新しい Apple 製品を買った人のみで、古い Mac を持っている人からはドンドンお金を吸い上げる状態ですね。もしくは新しい Mac を買え。と。・・。orz。

o. iTunes と iCal の同期の機能
Mavericks に付属の iTunes については以前に書きましたが、カレンダーの他にアドレス帳も同期しなくなったということが解りました。

Mavericks にすると、 Mac と iPhone の間ではカレンダーとアドレス帳が同期できなくなっています。どちらも iCloud 経由でしか同期できない状態です。クラウド上にカレンダーやアドレス帳を起きたくない人にとってはもう地獄のような状態になりました・・。orz。

あ。iCal は「この Mac 内」にカレンダーを持つ場合には iCloud コントロールパネルでカレンダーの同期を解除しておいたほうが良いです。以下、 iCal の動作です。

1). iCal に Mac 内のカレンダーとして新規作成
2). 保存(バックアップ)しておいた ics ファイルを Mac 内のカレンダーにインポート
3). インポートが完了した時点でドドドと iCloud 上にコピー
4). その後は Mac 内のカレンダーが削除される

と、いう恐ろしいとこになります。 iCloud 上のデータをすかさず消しましょう。

 
と、いうことで OS X Mavericks を新規にインストールした場合と、OS 自体を Mavericks にしたときのふざけた機能について、わかったところだけ書いてみました。アドレス帳の同期なんかはメール vcf ファイルを送って iPhone アプリがインポートしてくれるヤツとか多分あるだろうとは思うのですが、そーいうのを今後は探さないとダメですね。

それにしても非常に悲しい世の中になったものです・・。orz

11月 272013
 

僕は Nokia の Lumia 620 という WindowsPhone8 の携帯端末(スマートフォン)を持っているのですが、当初買った時はバックカバーが白のモノをチョイスしました。以前のエントリを見て頂けれはと思うんですけどもね。

白ってのは使い込んでいくと汚れていってだんだんと美しくなくなっていきました。あと、いつも良く押す右側真ん中ボタン(画面を点ける電源ボタンみたいな感じ)がカクンカクンという感覚になってきたので、どーすんべかなぁ。と悩んでいたのですが、サクっとバックカバーを交換することにしました。

Lumia 620 はバックカバーがプラスチックでディスプレーの裏側をくるんでいる感じなので取り外しが簡単で交換パーツもそこはかとなく出ているのでいるのであります。

今回購入したのはピンク;-)。値段は送料込みで 1,900yen でした。バックカバーが届いた状態ではこんな感じ。

IMG_6075_Lumia620_Change_1

Windows Phone8 というのは画面中にメインで利用している色を「設定」->「テーマ」で変えられます。WindowsPhone8 といえばテーマは黄色か青かなぁ。と思っていたのですが、バックカバーをピンクにしたのでテーマの色もピンクにしました。うひー;-)。

それにしてもカバーを変更しただけで、なんか新品の WindowsPhone8 が手に入ったような気分になってなかなか新鮮です;-)。カバー交換のついでに今までインストールしていたアプリを見なおして似たような機能で新しいアプリを探してそれを利用する。ってのも良いですね。

IMG_6078_Lumia620_Change_2

と、いうことで 3G 800MHz が入らず 2.1GHz 帯しか利用できない、国内では山奥や田舎に行くと全くと行って良いほど利用できない Lumia 620 ですが、ここから気分一新です;-)。

11月 242013
 

いやー。ThinkPad X100e がぶっ壊れて ThinkPad Edge e145 を購入して無事に Windows8.1 と FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE が起動したので一段落ついていたのでありますが。

ThinkPad X100e が壊れて、そこで以前利用していた SSD を MacBook に取り込んで OS X Mavericks を高速にしようかなぁ。とか思い早速トライしてみました。

まずはその途中経過。ThinkPad X100e には Windows8.1 と FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE がインストールされていたので、それをそのまま MacBook でブートしてみました;-)。

IMG_6085_Win_FreeBSD_OSX_1

いやー。FreeBSD が無事にブートしましたねぇ。途中、 /etc/fstab に NFS の行があったのでそこでタイムアウトしました。 PC/AT 互換機の場合なら Ctrl-C で抜けられるんだけど MacBook ではダメで、このまま延々とタイムアウトが続くのであります。

あ。 FreeBSD はここでおしまい;-)。次に Windows8.1 をブートしてみました。

IMG_6091_Win_FreeBSD_OSX_2

これはもーっ!! スルっと起動しました。スゲっ。って感じ;-)。色々やれば良いんだけど、まぁ、こっちもブートしたのでおしまい;-)。

さてさて。 ThinkPad X100e に入っていた SSD で Windows と FreeBSD のマルチブートですが、基本的には レガシー BIOS と MBR でインストールされているのですが、 MacBoook ってのは UEFI で動作しているとは言っても レガシー BIOS と MBR でちゃんとブートするんですね。あ。ブートは Windows 側の bcdedit で FreeBSD がブートするようにしています。

ただ、 OS X のマルチブートにしようとすると OS X は UEFI が必要になるので『マルチブートが大変』な状態になるんですね。素直に Windows と FreeBSD のみを利用する場合にはなんか行けそうな予感です。

 
てーか。やりたいことはこんなことではなく、余った SSD を MacBook に入れて OS X Mavericks をインストールする。ってのが目的なのですが・・。SSD を MacBook に接続すると、8GB の USB に用意した Mavericks が認識されません。

MacBook に入っている 2.5 インチの HDD を接続すると USB からブート可能なのですが、 SSD を接続すると USB インストーラを認識しません。あらら・・。orz

SSD は Intel の 330 Series 。結構メジャーな SSD なので MacBook が認識しないというのはちょっと考えられないんだけど、ダメでした・・。orz 今回利用した SSD は 120GB のヤツだったのですが、もしかしたら容量チェックが入っていて、120GB では容量が小さすぎて Mavericks のインストーラが起動しないんではないかい? などと思えてきました。が、 SSD はこの一個しか持ってないのでそれが本当のことなのか、確認はできていません・・。

 
しょーがないので default で MacBook についていた 230GB の HDD にインストールすることになったのでありました・・。

IMG_6095_Win_FreeBSD_OSX_3

HDD には無事にインストールできるんですよねぇ・・。

と、いうことで、僕みたいに SSD に変更してインストールしようとしたけどできなかった。と、いう方いましたら是非コメントをい頂ければと思います。

11月 182013
 

連チャンで ThinkPad e145 のネタですみません。 FreeBSD ネタはこれが最後です。無事に suspend/resume ができることを確認しました。

前回のエントリ「FreeBSD で suspend/resume するかの確認方法。
前々回のエントリ「ThinkPad Edge e145 で利用する FreeBSD。

上記二つのエントリで「あれ? suspend/resume が動かないなぁ。」とか思っていたのですが、色々見なおしたら無事に動作するようになりました。見なおした点は以下の通り。

・カスタムカーネル
・/boot/loader.conf
・/etc/sysctl.conf

カスタムカーネルと /boot/loader.conf はまぁ、ほぼ連動しているという気がするのですが、それ以外にも /etc/sysctl.conf を見直しました。これらの設定は 9.2-RELEASE が動作していた Thinkpad X100e から引き継いだ情報だったのですが、同じ設定内容では e145 は suspend/resume しない。と、いうことですね。

上記三つのファイルを以下の URL に置いておくのでもし良かったら参照してみてください。

カスタムカーネルコンフィグ
/etc/loader.conf
/etc/sysctl.conf

色々なファイルを消したり書いたり、色々なパラメータを追加したり削除したりを繰り返したのですが、上記の設定で安定して suspend/resume するようになりました。カーネルモジュールのロードではなく kenv などの設定のほうだと思っているんですけども。
実際に的確に原因を特定したわけではありませんが、僕的には hw.pci.enable_io_modes などが怪しいのかなぁ? とか思ったりもしたのですが、本当に特定はできていません。

 
resume から返って来た FreeBSD ですが、比較的簡単な問題点が二点。

・サスペンド時には X 上で動作していたマウスがレジューム後には動作しなくなります。/etc/rc.resume 内で /etc/rc.d/moused restart すれば良いでしょう。
・レジューム後に画面がやたらと明るくなってしまいます。 Fn+F7 で暗くしてあげてください。
・KDE4 を利用している人は「電源の管理」にサスペンドの情報が渡らなくなりました。 KDE4 側で自動休止とかできなくなったのがちょっと悲しいかな。

いじょ;-)。

と、いうことでこれで FreeBSD をバリバリ利用できる NotePC になりました。新製品で出たばかりの ThinkPad Edge e145 ですが、無線 LAN とか SD Card Reader とか動かない機器もありますが、まぁ、ヨシとしておきましょう。グラフィックスは vesa ですけど、驚くほど速く動作します;-)。

僕的には X100e に続いて中々使える NotePC。 になりそうです。

11月 172013
 

以前のエントリで「ThinkPad Edge e145 で利用する FreeBSD。」というエントリを書いたのですが、その中で動作するものとして suspend/resume と書いていますが、あれ? 当初は確かに suspend/resume していたのですが、どうも最近しなくなりました。 orz

どうして動作しなくなったのかについては現在確認中なのですが・・。

現在インストールしているバージョンは FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE-p1 です。こいつはカスタマイズカーネルで起動しているのですが、他にも以下の要領で色々試してみました。

・カスタマイズカーネルでそ /boot/loader.conf でkldload した状態
・カスタマイズカーネルで kldload しない状態
・GENERIC カーネルで /boot/loader.conf でkldload した状態
・GENERIC カーネルで kldload しない状態

残念ながら全ての状態において resume しませんでした・・。orz。

おかしいなぁ。インストール直後は suspend/resume していたよなぁ。とか思い、 メモリスティク用イメージを作成してブートして確認してみました。
FreeBSD 上でメモリスティグを作成する場合は以下の手順になります。

# dd if=FreeBSD-9.2-RELEASE-amd64-memstick.img of=/dev/da0 bs=10240

 
作成した USB メモリで FreeBSD をブートして INSTALL モードではなくコマンドブロンプトを出したあとにすかさず /usr/sbin/acpiconf -s3 とか打つんですね。すると suspend してくれます。
蓋を閉じて開けるときちんと resume してくれるので、動作的には FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE の GENERIC カーネルでは sysctl で特に mib を変更することなく ThinkPad Edge e145 は suspend/resume してくれることが確認できました。すると、実際の利用環境においてなにか悪さしたか p1 にしたことによって正しく suspend/resume できなくなってしまったのでしょうなぁ・・。

継続して調査する所存であります。

 
と、ここまで書いたのですが、うひひ。つまり FreeBSD がブートするメモリスティック持って電気屋さんに行って、はじから(それはつまりは自分が欲しいと思っている NotePC のことですが;-)リブートしてみれば suspend/resume の確認が取れて、第一目標の NotePC が supend/resume しなければ次の NotePC で確認。とか、そこはかとなく素晴らしい技が使えるのでは無いでしょうか:D:D:D。

くれぐれも先に店員さんにヒトコト声をかけてからブートしたほうが良いとは思いますが。

けど、それで FreeBSD をネーテブにインストールしたときに suspend/resume する NotePC の情報が増えるのでそれはそれで良いことなのではないかなぁ;-)。

11月 122013
 

いやー。前回のエントリでは Windows と FreeBSD がなんとかマルチブートできる環境が構築できた。というエントリでしたが、ここでは実際に freeBSD を利用してみた感想を書いてみたいと思います。

 
1. OS のチョイス
今回は UEFI+GPT に対応していない FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をチョイスしました。インストール方法は前回のエントリに書いているのでそっちを参照してください。

本当は FreeBSD/amd64 10.0-BETA3 でも良かったのですが、僕の環境で利用している FreeBSD はほぼ全てが /amd64 9.2-RELEASE なんですね。何が良いかと言われれば pkgng の恩恵をごっそりと受け継げることができる。と、いうことですね;-)。

まず先に pkgng のことをちょっと書いておきましょうかね;-)。

デスクトップ PC で稼働している FreeBSD を pkgng 化して packages をドドドと作成します。2,3 の設定は以下の通り。

・/usr/ports/ports-mgmt/pkg をインストール
インストール後は pkg2ng を実行しろ。というので実行します。まぁ、新規インストールな状態なのでサクっと終わりますが;-)。

・/etc/make.conf に以下の行を追加
ここいらの設定はあちこちに書いてありますね。

WITH_PKGNG=yes

 
・packages の作成
そもそも KDE4 などの統合デスクトップ環境をインストールすると 800 個近い packages がインストールされています。インストールされたこれらを package 化します。以下はそのスクリプトです。

#!/bin/sh
pkg info | grep $1 | awk '{print "pkg create -f tbz -n -g -o /usr/ports/packages/All " $1}' | sh -x

 
一行野郎ですが、これを例えば pkg-create.sh という名で保存し、実行時には ./pkg-create.sh kde などとオプションを指定すると kde と付いた pkg info で表示される全てが packages 化されて /usr/ports/packages/All/ に格納されます。
ただ、関連性のあるプログラムまでは packages 化してくれないのであとからチマチマこのコマンドを実行する必要があるかもです;-)。

 
・packages のインストール
新しくインストールした ThinkPad e145 上の FreeBSD は同じく pkgng 化したあとに NFS でマウントした /usr/ports/packages/All/ に cd して、そこで pkg add kde* などと打つとドドドとインストールしてくれます;-)。

ただ、この pkg add するためには設定ファイルを一個用意して置く必要があります。
/usr/local/etc/pkg.conf というファイルを一個用意してあげます。

# cd /usr/local/etc
# echo "packagesite: http://pkg.freebsd.org/${ABI}/latest" > pkg.config

 
/usr/local/etc/pkg.conf.sample と、いうファイルがありますが、とりあえず一行だけ書いたファイルを置いてあげると pkg add が動き出します。このファイルが無いと pkg add はスルっと終わってしまい packages をインストールしてくれません。
packages 自体はこのファイルに書いたホスト名など、リモートから取って来なくてカレントデイレクトリの packages を利用したいので、これで十分です;-)。

以上で新規にインストールした FreeBSD の環境が整いました。早いです;-)。

 
2. 動くデバイスと動かないデバイス
packages がドドド入ったので X を起動したり色々やる準備が整いました。で、まず、動かないもの(デバイス)を書きましょうか。

・Wi-Fi: Broadcom (多分 BCM943142HM)
・Bluetooth: Broadcom 製 USB 経由 で 4.0 対応
・SD Card Reader: Realtek 製

これらはダメですね。 FreeBSD 側にドライバが無いようです。あと、渋いところでいうと AMD の SUBus が認識しない。この辺りについては pciconf -lv を置いておきますのでそちらを参照して頂ければと思います。

続いて X ですが、 e145 の CPU というか APU は A4-5000 で Radeon HD 8330 な GPU ですが、以下の URL で確認すると・・。

https://wiki.freebsd.org/AMD_GPU
https://wiki.freebsd.org/Graphics

と、いうことで Radeon HD 8000 番台は “Not supported” だそうです。残念ながら VESA 決定ですね。最後に要らないとは思うけど、xorg.conf を付けておきます。
タッチパット・トラックポイント共に動作する設定が入っています。

 
動くもので気がついたのを書いてみます。

・suspend/resume する (あれ?しなくなった。ちょっち調査中)
・テンキーで画面の明るさ変更が可能
・音は出る
・USB カメラは webcamd+cuse4bsd+pwcview で動きます

くらいかな?

 
試してないものは以下の通りですが、これは多分 Xorg とか KDE4 の機能に引っ張られると思うなぁ。あとで確認してみよう。

・D-SUB 15pin/HDMI/LCD があるけど、三画面出力とか可能なのかな?
・バッテリーの持ち状況とかまだ確認してないです

あと、以前の「PRIMERGY MX130 S2 を FreeBSD で利用する。」というエントリで「hwpstate0: set freq failed, err 6」というメッセージが延々と出力される。と書いたことが有りましたが、この NotePC でもやはり表示されます。回避策は上記エントリに書いてあるのでそのパッチを適用しました。

 
実際に ThinkPad Edge e145 を FreeBSD で利用してみた体感的な感想をちょっと書きます。比較は ThinkPad X100e とですが、実測値とかなくてすみません。

・CPU は 2Core から 4Core になったので余裕を感じます。あと、 CPU の温度が低いですね。ファンが唸りを上げて回るというのはまだ体験していません。その点からするとたとえ遅くとも「良いんじゃね;-)。」と思えます。
・Xorg が VESA でしか利用できないのが痛いかなぁ。とか思ったのですが、最近の VESA は以前よりも進んでいますね。以前は 1024×768 を 1366×768 横方向に拡張して表示してくれていたのですが、今の VESA はちゃんと画面のサイズでで表示してくれます。 2D のみなら VESA でも我慢できるかなぁ。と、いう感じかな。

しかし、KDE4 の「デスクトップ効果」では xrandr を利用してウィンドの透明化とか全仮想デスクトップの表示とかが動きます。あれあれ? VESA でも今は十分に動いているよ。状態です。 ThinkPad X100e の頃の VESA とは随分と違い驚いています;-)。

 
とまぁ、こんな感じですが、これは続くかどうかわかりません;-)。

ThinkPad X100e の場合は枯れた技術を利用した新製品の NotePC でしたが、今回購入した e145 は最新鋭の NotePC になるので X100e の頃よりは色々と楽しめそうです;-)。

と、いうことで ThinkPad Edge e145 で FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をインストールして動作している状態の情報を提示します。

起動時の dmesg
pciconf -lv の結果
sysctl -a の結果
vesa だけど xorg.conf

皆さんも是非 FreeBSD を PC ネーテブで動かしてみてください;-)。