11月 092013
 

前回のエントリで「購入したー。FreeBSD 用の領域確保したー。」で、終わったのですが、ガマンできずに、ロクに下調べもせずに FreeBSD 用に確保した領域に FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をインストールしてみたのですが・・。

あたたた。 Windows8 がぶっ飛びました。 Windows と FreeBSD の両方がブートできなくなってしまいました・・。orz。
ThinkPad X100e に引き続き、またまたリカバリー領域のバックアップをしない状態で HDD 全初期化の運命です・・。orz。

 
この ThinkPad Edge e145 ってのは最新鋭の NotePC なんですね。その辺りのことをまるで意識していませんでした。 Windows8 がブートする NotePC なので起動は Windows7 世代の PC と同様の BIOS ではなく UEFI BIOS で、パーティション構成は GPT を利用しています。こんなの知らないよーみたいな・・f(^^;;。以下、 BIOS との格闘についてです。

 
1).USB デバイスからの OS の起動
まず、USB デバイスから OS をインストールするためにメモリとか CD/DVD から起動しようとするのですが、これがまた起動しません。orz。 BIOS の設定は二ヶ所。ここを変更してあげないと外部メディアからブートできません。

・USB UEFI BIOS Support を enable に
BIOS の Config メニューから USB を選択するとこのメニューがありますが、これが disable だと USB デバイスからブートしません。

・Secure Boot
これは UEFI BIOS の機能なのですね。 UEFI の場合はブート時のウィルス対策のためにできたメニューらしいですが、新規に OS をインストールする場合には disable にしないとダメです。

IMG_6038_e145_UEFI_1

あと、細かい点としては FreeBSD のインストールメディアを USB3.0 のポートに接続するとこれまたブートしません。OS インストール中は USB3.0 は disable にしておいたほうが良いかもです。

 
2). OS のインストールと起動
例えば Windows8 のみインストールする場合や FreeBSD を先にインストールした場合にはそれぞれがブートしてくれます。
Windows8 の場合は UEFI BIOS の Startup メニューから UEFI Only を選択すれば高速にブートする状態でインストールし、起動します。 FreeBSD の場合は Legacy Only にすればインストールできて起動もします。

しかしっ!! 一個がインストールできてもう一個の OS をインストールすると最初起動していた OS がブートしなくなり、結局二つの OS 共にインストールしたモノが起動しなくなりました。

試したのは以下の通り。インストールした OS の順番を意味し、その後どうなったか? を掲載しています。 FreeBSD は GPT パーティションを利用しました。

・Windows8 (起動) -> FreeBSD/amd64 9.2-R = 両方とも起動せず
・FreeBSD/amd64 9.2-R (起動) -> Windows8 = 両方とも起動せず
・Windows8.1 (起動) -> FreeBSD/amd64 9.2-R = 両方とも起動せず
・FreeBSD/amd64 9.2-R (起動) -> Windows8.1 = 両方とも起動せず
・Windows8.1 (起動) -> FreeBSD/amd64 10.0-BAETA3 = Windows8.1 は起動するが FreeBSD を起動する方法がわからない

一番最後のパターンは FreeBSD/amd64 10.0-BAETA3 が UEFI に対応したと小耳に挟んだのでトライしました。 UEFI BIOS は Both で UEFI/Legacy Boot Priority から UEFI First でインストールしました。
Windows8.1 から bcdedit を利用し Windows8.1 のブートマネージャからのブートを試みましがダメでした。

IMG_6037_e145_UEFI_2

この辺りの情報はまだあまりなくて、 OS 単体をインストールしたら起動したとか、仮想環境にインストールしたら起動したとかそんなんばっかりで、物理的な最新の PC にインストールしてマルチブートしたという情報がほとんど無いのが現状です。

本当にヒトバシラーだぁ・・。orz。

 
3). 何とか起動。ふぅ。
もぉヨワヨワです。UEFI BIOS の設定は以下にしました。

・Secure Boot: disable
・UEFI/Legacy Boot: Legacy Only

もう明らかに前世代の PC の BIOS じゃん。みたいな・・。ここに Windows7 をまずインストールしました。この環境でインストールする Windows7 はすごいですね。 MBR パーティションにインストールしているようです。

Windows7 インストール後に FreeBSD は /amd64 9.2-R をインストールした場合はインストール時に GPT パーティションでインストールしようとしているので Windows7 のパーティションが見えません。あららら。

と、いうことでインストールの手順は以下の通り。

1. FreeBSD/amd64 9.2-R を MBR パーティションでインストール
パーティション作成時に先頭の 230GB を NTFS として確保し、残りのディスクは MBR 形式で FreeBSD パーティションを確保します。 /dev/ada0s3a,b,c,d って感じですね;-)。これで FreeBSD のインストールは完了。

2. Windows7 のインストール
FreeBSD のインストール時に先頭 230GB を確保したのでここに Windows7 をインストールします。これはパーティションを新規割り当てするなど、フツーの手順通りで OK です;-)。

3. マルチブート
インストール後に再起動。まずは Windows7 が起動します。その後 bcdedit で FreeBSD が起動するように設定します。そして、その再起動後は Windows7 のブートマネージャから両方の OS がブートするようになるのでありました。ふぅ。

 
と、いうことで、なんとか無事に二つの OS が起動するようになりましたが UEFI BIOS の知識は十分に付けてからトライしたほうが良さそうですね。UEFI BIOS でハマった道を再確認。

・ USB デバイスからインストールメディアがブートしない
USB UEFI BIOS Support を enable にする。
Secure Boot を disable にする。

・UEFI+GPT 対応 OS
Windows8は レガシー BIOS と MBR に対応しているというんだけどそれではインストールできないみたい。 UEFI Only と GPT でしか扱えませんでした。
FreeBSD 10.0-BETA3 は UEFI Only でインストールできます。ただし、マルチブート時にどのようにしたら良いのかドキュメントが無い(少ない?)。
OS としてインストールしないのに Linux のブートローダを利用するのはイヤなので関連すドキュメント全く読んでません。
Windows8 や FreeBSD 9.2-R は単体でインストールして単体で利用する分には全く問題は無いと思います。

・Legacy BIOS+MBR でマルチブート
UEFI+GPT に対応したマルチブート環境化において、ブートローダ(ブートセレクタというのかな?)部分はどうしたら良いのか全くわからなかったので古い PC アーキテクチャで OS を利用る場合に良いかと思われます。

BIOS やパーティションレベルでの最新機能は必要なく、とりあえず「何はなくともマルチブート命」って人向けでしょうかね;-)。

 
今は Windows7 そっちのケで FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をいじっています。一応、 X まで起動して KDE4 が動き出しました。
Windows7 はここから Windows8.1 にバージョンアップできるのかなぁ? そーすると Legacy BIOS+MBR で一応動くことになると思うんだけど。

と、いうことで今回はここまでにします。二つの OS をマルチブートするための方法を書いてみました。FreeBSD 10 側でマルチブートのための機能とかあるのかなぁ? やっぱり OS は物理マシンにインストールしないとダメですねぇ;-)。

次回は FreeBSD について、動くデバイス・動かないデバイス・その他について書いてみたいと思います;-)。

11月 062013
 

以前利用していた ThinkPad X100e がちょうど三年でぶっ壊れてしまったので新たに NotePC を購入したのですが、どうしようか悩んだ挙句 Thinkpad Edge e145 にしました。
ウェブから申し込んだのが 10/09 で受注生産だったので納期が 2-4 週間とのことで、いやー。本当に 4 週間かかりましたな。 11/06 に配達され、手元に届きました。

新しいブツが手に入ったのでしばらくはこのネタ続くかもしれないです。今回はその第一回目と、いうことで;-)。

僕が購入したのは AMD の CPU である A4-5000 が載っている受注生産モデル。 e145 の代表的なスペックは以下になります。

・CPU クロック: 1.5GHz
・CPU コア数: 4Core
・GPU: Radeon HD 8330
・メモリ: 4GB
・HDD: 7mm 厚 500GB
・OS: Windows8
・NIC: RealTek GbE
・Wi-Fi: Broadcom (多分 BCM943142HM)
・Bluetooth: Broadcom 製 USB 経由 で 4.0 対応
・SD Reader: Realtek 製

ThinkPad X100e で利用していた SSD を入れようかと、届いたその日に裏蓋を開けたのですが、なんとっ!! default の HDD は 7mm のヤツで 9mm の SSD は入りませんでした。
その他のパーツで ThinkPad X100e から色々流用できるか試してみたリストは以下です。

・AC アダプタ: 使えました;-)
・Wi-Fi: Intel Centrino Advanced-N WiMAX 6250 BIOS ロックがかかっていて利用不可
・Bluetooth: あえて Broadcom 2.0 を利用する必要ナシ
・メモリ: 規格が違うのでアウト

着脱可能で流用できそうなパーツはこれくらいでしょうかねぇ。

あと、裏蓋開けてみて X100e と違うなぁ。と思ったのは SIM スロットとか無いので随分とさっぱりしている点かな。 HDD とメモリと MiniPCI の Wi-Fi にアクセスできるくらい。

初日は Windows8 のアップデートとかしてシューリョーって感じでした。
以前利用していた X100e のときは Windows7 をブートもせずに HDD の内容を全部ぶっ飛ばしてから FreeBSD と Windows7 をインストールしたのですが、今回はリカバリーメディアを作成するために一応 Windows8 をブートしました。

にしてもっ!! リカバリー領域をバックアップするプログラムが見つかりません。同梱されていた資料は薄っぺらい紙が三枚で、ユーザ・ガイドは PC の中でそれを見るとリカバリー方法が書かれているのですが、画面右の「検索」に “recovery” と入力して表示されたプログラムを実行しろ。とは書かれているのですが、そのプログラムが見当たらないんですね。

でもって Lenovo のサイトから Rescue and Recovery 4.51 対応全言語用フルインストールファイル (594MB) をダウンロードして試したのですが e145 の Windwos8 にはインストールできませんでした。あたた。

と、いうことで 今のところは SSD 化することもできずリカバリーメディアを作成することもできない状態なのでとりあえず 480GB ほどある Windows8 パーティションを縮小して FreeBSD 用の領域を 230GB ほど確保したところで一日目の作業は終了。となったのでありますf(^^;;。

 
さてさて。今回購入した Lenovo Thinkpad Edge e145 は勢いで”赤”を購入してみました。 Lenovo Thinkpad X100e と比較してみます。

IMG_6057_ThinkPad_e145_2

まず、大きさが目につきましたね。と、いうか X100e のほうが「あ。こんなに小さかったんだ。」と感じました(右側)が、それはつまりはバッテリーの部分が飛び出るか本体に内蔵されるかで、e145 のほうが奥に長い(左側)のはバッテリーのせいなのね。と、いうことが解ります。

筐体ですが、これが随分と違うんですね。 X100e のほうはプラスチックボディーなんですが、 e145 は一応鉄製というかブリキというかプラスチックでは無い素材というかを利用しています。

どっちが良いか?聞かれれば e145 のほうが好きかなぁ。赤だからかもしれませんけど;-)。

IMG_6054_ThinkPad_e145_1

と、いうことで第一回目はこれにて終了にします。 e145 の次のネタを書くのは Windows8 か、もしかしたら FreeBSD/amd64 9.2-RELEASE をインストールしたときになるかと思われます;-)。

11月 032013
 

OS X Mavericks にしてしばらく使っていたのですが、 iTunes は iOS デバイスとカレンダー同期してくれなくなったんですね。iTunes の[概要]タブから「スケジュール」の項目が消えています。
と、いうことは iCal のスケジュールの情報は iCloud 経由で同期しろ。ってことなんですね。いやー。Apple も google みたいなことしてくれますなぁX-(。

このブログにも以前に書いているのですが、スケジュールは google に預けたくないし、当然 Apple にも預けたくない。そーいう人にとって、今回の Mavericks の iTunes の仕様変更は改悪ですね。困った困った。

さて、ではどうするか? と言えば、僕は自分で CalDAV サーバを持っているのでそれを利用することにしました。

CalDAV サーバを Mavericks の iCal と iPhone4・iPhone5、あと Thunderbird の Lightning からアクセスして参照・更新すれば一応は OK な状態になりますね。

今までは家の中専用で利用していた CalDAV サーバを SSL 化してグローバルからでもアクセス可能な状態にします。そして、 iCal・iPhone4・iPhone5・Lightning から接続テストをしてみます。が、 iOS もかぁなりクセがありますね。けっこう orz 的な事態になったのであります・・。orz。

今回はこの辺りの顛末についてちょっと書いてみます。

1. CalDAV の SSL 化
CalDAV 自体のインストールと設定については以前のエントリに書いたのでそっちを参照してください。あ。一点だけ。
古いバージョンの davical-0.9.9.4 から davical-1.1.1 にバージョンアップするとデータベースの互換性がなくなるようで、サクっと portmaster とか走らせると痛い目に遭います。
iCal とか Lightning で ics 形式のバックアップを取ってから davical とか postgresql などを一旦消してバージョンアップして、1.1.1 で動く状態にしてからバックアップした ics ファイルをインポートすると今度はサクっと動くようになります。 postgresql にデータが残っている状態でバージョンアップして『それを潰さないように』などと思っているとダメっぽいです。

さて本題。 CalDAV サーバと言っても基本的には httpd を httpsd とするだけなので、あと、自分しか利用しないのでヲレヲレ証明書で行きます。 FreeBSD 的には以下のコマンドを打つだけで簡単に SSL 化できます。

# cd /etc/ssl
# openssl genrsa -out ./server.key 2048
# openssl req -new -x509 -days 3650 -key server.key -out server.crt
# openssl x509 -in server.crt -out server.der -outform DER
# cd /usr/local/etc/apache22/
# ln -s /etc/ssl/server.crt
# ln -s /etc/ssl/server.der
# ln -s /etc/ssl/server.key

 
server.crt を作成する場合に色々聞かれてきますので値を入力します。server.der はブラウザにインストールするといちいち「このサイトは怪しいぜぃ。」って聞かれなくなります。

このオペレーションだと apache22 の SSL 化の設定は非常にラクチンですね。 httpd-ssl.conf は以下の部分だけ直すと作業は終了です。

#   General setup for the virtual host
DocumentRoot "/usr/local/www/davical/htdocs"
ServerName ical.running-dog.net:443
ServerAdmin takachan@running-dog.net
ErrorLog "/var/log/httpd-ssl-error.log"
TransferLog "/var/log/httpd-ssl-access.log"

 
あとは apache22 を再起動して作業は無事完了。各クライアントからアクセスして動作確認します。基本的には以下の URL で ics ファイルが取得可能な状態となるはずです。

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/home/

ここ、重要ですからねー。覚えといてくださいよー;-)。

 
2. iCal の設定
iCal は OS X に付属のカレンダーアプリです。「環境設定」→[アカウント]から”+”で追加します。 SSL で追加しましょう;-)。
[サーバ設定]タブでは CalDAV サーバの FQDN と URL を書きます。サーバパスは “/caldav.php/takachan/” を指定します。 CalDAV のコントロールパネルで他にカレンダーを設定した時に /home/ の部分が任意のパスとして生成され iCal 上に表示されるようになります。

 
3. iOS デバイスの設定
僕は手元に iPhone5 があって、それは既に iOS7 にしているのですが、このカレンダーアプリはどえりゃーやっかいでした・・。 Maverickes の iTunes も iOS7 もひでーことだぁ。と、知ることになるんですけども。

iOS の場合はまず、設定アプリから「メール/連絡先/カレンダー」を選択し「アカウントを追加」→「その他」→「CalDAVアカウントの追加」を選択し情報を入力します。
「サーバ」は FQDN のみで OK。「詳細設定」で色々指定してあげます。 SSL を有効にしてから「アカウントURL」に上記の URL を指定します。以上で設定は完了。次にカレンダーアプリを開き、しばらくすると新しく登録した CalDAV のアカウントが見えるようになります。うふふ。これでカレンダーの同期が完了だぁ;-)。

が、しかし・・。落とし穴はここからでした・・。orz iOS のカレンダーアプリは default のカレンダーが”カレンダー”として自動的に登録されるんですね。上に書いた URL 覚えていますか? CalDAV の default のカレンダーのパスなんですけども。もう一度書きますね。

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/home/

しかし、iOS のカレンダーアプリはここを参照してくれなくて、勝手に EUI-64 でパスを生成してそこに”カレンダー”ってタイトル付けて、そこにしかアクセスできないんですね・・。URL 的にはこんな感じ。

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/DE1A314-92BE-4518-A56E-B7138819A30B/

僕的には iOS のカレンダーアプリも /caldav.php/takachan/home/ を参照して欲しいのだけどここは見てくれない。で、新規にカレンダーを作成しようとするとまたまたサーバ上に EUI-64 のパスを作ってそこにタイトルを勝手に付ける仕様になっています。

とりあえず iOS はここで一旦終わって、次に Lightning の話を先に書きます。

 
3. Thunderbird Lightning の設定
Lightning は昔から利用しているしここにも何回かエントリとして登場しました。

Lightning でカレンダーを利用する場合には default の URL である

https://ical.running-dog.net/caldav.php/takachan/home/

を記述すると無事にカレンダーが表示できるのですが、上の iOS デバイスのカレンダーアプリが”カレンダー”と認識している EUI-64 なパスにしかアクセスできないので、Lightning に指定したパスも変更してあげる必要があります。まぁ、http:// から https:// に変更する必要があるので、この際テマは一緒かー。みたいな気はするんですけどね。

 
ちなみに、Lightning の場合はパスを /caldav.php/takachan/ で指定するとその配下の全てのカレンダーを表示してくれます。
Mavericks の iCal のパスは無条件に /caldav.php/takachan/ になって、配下のカレンダー全てを表示してくれます。
iOS の場合は無条件で UEI-64 のパスを掘って”カレンダー”とラベルを付けてそこにしかアクセスできません。 iOS 上で新規にカレンダーを作成するとそれは閲覧・更新可能な状態となりますが、自分で作成したものしか見えずに他のアプリで作成したカレンダーは見えません。
そー考えると iOS のカレンダーアプリが一番ワガママですね。

 
と、いうことで iTunes が iOS デバイスと同期できなくなったというのが一番大きな問題点なので、そこを Apple に何とかしてもらわないとお話にならないですね。一応、「iTunesの意見/感想を送る」から『カレンダー同期復活してくれー。』とは送っておきましたけどね。

CalDAV 経由ではなく、もっとスマートに同期できる方法があったら教えて頂きたいものです。

10月 182013
 

前回、二度に渡り Socket754 の Athlon 64Sempron を掲載しましたが、実は手元にもう一個 Socket754 な CPU をもっているんですね。今回はそれが登場します。とわ言っても、デスクトップ用に発売されたものではなくモバイルの NotePC 用に発売されたものだと思うんですけどもね。

Socket754 の Mobile Sempron です。 CPU から型番を読み取ってみると SMS2600 で始まる型番なので 130nm な Notebooks Core だと思われますが、利用したことないのでいまいちわかりませんf(^^;;。

こちらが表。

Socket754_Mobile_Sempron_1

CPU 的にはモバイル版という扱いなのだけど、Socket754 を利用した NotePC って見たことが無いのよねぇ。でもってデスクトップ版のマザーボードにこのモバイル版の CPU は利用できるのかなぁ? BIOS が対応していると行けるのかな?

今となってはもう確認する方法はないのでありますが。

で、こちらが裏側。

Socket754_Mobile_Sempron_2

んー。裏側を見るとやはり Socket754 だ。

この CPU は最近アキバでもジャンク扱いで買えるようになってきましたね。僕は確かオークションで手頃な値段で購入したと記憶しています。コレクションですけどね;-)。

手元にある三つ目の Socket754 なのであります;-)。

10月 172013
 

タイトルの通りですねf(^^;;。何故か知りませんが、いつの間にか iPhone5 と iTunes 経由の iCal でカレンダーの同期ができなくなってました。症状としては以下の通りです。

o. iPhone5 のカレンダーに登録した情報が Mac との同期で iCal に情報が書き込まれない。
o. iCal のカレンダー情報は iPhone5 に無事に書き込まれる。
o. iTunes との楽曲や iPhoto との写真などの情報は正しく同期できている。

と、いうことで iCal -> iPhone5 方向のカレンダーのイベント情報は同期できるのに iPhone5 -> iCal 方向のイベント同期がいつの間にか出来なくなっていた。と、いう状態です。これは結構痛い状態でせっかく iPhone5 に登録したカレンダーの情報が iCal に読み込まれない・・。

しょーがないので以前このブログにも登場した PocketLife Calendar アプリを利用し iPhone からカレンダーのイベントを抜き出してメールで送って ICS ファイルを Mac の iCal にインポートする。と、いうほぼ無謀とおも思われる作業を延々とやっていんですけども、いい加減イヤになって来て調べた。と、いう感じです。

なお、余談ですが、僕は PocketLife Calendar の利用頻度が随分と高いので、作者さんへの敬意を表して結局このアプリは 250yen (だったかな?) で購入してしまいました;-)。

で、やはり、そのような現象に陥る人というのはいるようで、Apple のサポートページに解決方法がありました。以下の URL です。

http://support.apple.com/kb/TS1627?viewlocale=ja_JP

OS X Mountain Lion では perl のスクリプトを実行すれば良いみたいですね。そのスクリプトは内部で use SyncServices とかちょっと怪しげな perl モジュールを利用しているようですが;-)。 perl が解る人はなんとなくこのスクリプトを眺めてみるのも面白いかもしれません。『data.version ってファイルを消すのかー。』みたいな;-)。

resetsync.pl というスクリプトを実行するときに list とかオプションを付けると同期するモノを表示してくれるようです。

 
さて。僕の場合ですが、ちょっと強引とも思える以下の手順で問題を解決しました;-)。

$ cd ~/Library/"Application Support"/SyncServices/
$ \rm -r Local.*
$ cd Local
$ mv conflicts _conflicts_
$

 

上記オペレーションは良い子はマネしない方が良いかもしれません;-)。また、上記オペレーションをしたことによって同期のためのデータが消えたり動作が怪しくなっても僕は責任を持ちませんのであらかじめご了承ください。

まず ~/Library/Application Support/SyncServices/ 内の古い(と思われる) Local.* ディレクトリを削除します。
そのあとで既存の Local ディレクトリ内にある conflicts というディレクトリを一時的に名前を変更しました。

あとは iPhone5 を USB で接続して OS X と同期してみる。って感じでしょうか。 2,3 回試してみたら新たに conflicts ディレクトリが作られました。そして iPhone5 で打ち込んだデータは OS X の iCal に読み込まれるようになったのでひとまず復活した。と、言っても良いのではないでしょうか。

/SyncServices/ 自体のディレクトリを mv するとどういう状態になるか確認してみるのも良いですね。状態が変化してけっこう焦ったりしますが、 mv しただけなのでもとに戻すこともできますしね。と、いうことでこのディレクトリは iPhone と Mac を同期する上で重要な役割を果たしている。と、いうことがそこはかとなく解って来ます;-)。

今まで、 iTunes 経由の写真や楽曲などの同期は問題なく出来ていたのですが、あるタイミングからカレンダーの情報だけ iPhone5 -> iCal 方向に同期できなくなっていたのですが、これで復活しました。

けど、良い子はくれぐれもマネはしないでくださいね;-)。上記の Apple サポートの URL を熟読してください。

10月 122013
 

いやー。Nokia の Lumia620 な Windows Phone8 を購入してからほぼ毎日使い続けてみましたが、この辺りで完結編に行ってみたいと思います。今まで使い込んでみた感想を書いて、最後にどう?って結論に迫ってみます。

さて。 docomo から iPhone5s/c が発売されたのでこれでグググと LTE (Xi) がクローズアップされているんですが、まず docomo のネットワークと Lumia620 の電波的な相性について書いてみます。

 
1. 電波状況と繋がりやすさ
docomo の場合、LTE は 2.1GHz で、LTE の電波の入りが悪いところは 3G の 800Mhz 帯でカバーし、通信速度はとりあえず置いとていて、”電波の入り”の良さを強調しているように、社長の話の記事を読んだりしていると感じ取れます。
そー考えると、今のスマートフォンを MVNO を含めて docomo の回線で利用するには以下の方程式が成り立つと思います。

o. LTE は 2.1GHz 帯をカバーし、欲を言えば他の周波数帯もカバーしているものが良い
o. 800MHz 帯は主に 3G で利用することになるので 3G 800Mhz 帯に対応してないとお話にならない

これが docomo の回線を利用する上での鉄則ですね。では Lumia620 はどうかというと、以下になります。

o. LTE に対応してないないので問題外
o. ちなみに後継機の LTE 対応 Lumia625 も docomo の LTE の周波数帯には対応していない
o. Lumia620 は 3G のみの対応で周波数は 2.1GHz でのみ利用可能

と、いう状況。つまり docomo の回線を利用する上で田舎・山奥などは 800MHz の電波しか来ていないので Lumia620 は “圏外” になる可能性が非常に高い端末。と、いうことになります。これは実際に体験しました。圏外な状態が多いので実質的には使い物にならない。

LTE が利用できる SIM カードがある場合には無理して Lumia620 に入れるのではなく、 LTE 対応のケータイ・スマートフォンでテザリングを有効にして Lumia620 を接続したほうが圧倒的に良いと思われます。

まぁ、ここまでの話は Windows Phone8 というよりは docomo と Nokia Lumia620 の相性問題的な部分のお話ですね。

 
2.アプリケーション
次に Windows Phone8 のアプリの悲しい点について書いてみます。

まず、ブラウザからファイルがアップロードできないのには困ったチャンですね。とある SNS にブラウザ経由で写真をアップロードしようとしてもフォトアルバムにアクセスできません。 これは多分 Windows Phone8 の仕様なのでしょうなぁ。
なので、ファイルをアップロードするには SkyDrive などのクラウドを利用するしか手がなくて、 iPhone などで SkyDrive からダウンロードしてから iPhone5 のブラウザでアップロードするという、本末転倒な状態となります。
これは結構痛いですね。

あと、僕的には以下のアプりが欲しいのですが、無い状態で悲しい。

・ミイル
・DropBox (サードパーティ製の広告付きのヤツはある)

不便なアプリは以下かな。

・LINE (“タイムライン” は iOS と Android 版のみで WP8 版には実装されていない)
・Microsoft 謹製の YouTube アプリはデータが取得できない

などなど。
有名どころのアプリ、例えば Twitter とか Facebook などはベンダが出してない場合は Microsoft が出しているので、ベンダのアプリとそんなに違和感なく利用できます。 YouTube アプリもその一つなのですが、正しく動いていくれない。で、サードパーティの他のアプリをダウンロードすると広告が付いているので使いたく無い。みたいな感じでしょうかねぇ。

まぁ、良いアプリもたくさんあるんですが「じゃぁ、Windows Phone8 でないと使えないアプリってなにかあるの?」と、聞かれると「特にない。」と答えざるを得ない。と、いうか。あ、 Office があるか;-)。

 
3.総評
僕が購入した Nokia Lumia620 は SIM フリーでキャリア契約無しの 20,000yen の端末でした。日本では技適が通ってないので利用できません。国内での利用ではグレーですが、海外に行ったときに SIM を買ってきて docomo でローミング。みたいな方法が一般的かと思われます。それにしてもこの場合でも Wi-Fi・Bluetooth はダメなようですねぇ。

さて。もし仮に Lumia620 が日本で技適が取得できていたとして、docomo の MVNO で利用しても LTE が利用できなくて 2.1GHz の 3G にしか対応しないとなると、ちょっと前の Softbank よりも電波状況が悪い状態なのが今の docomo です。なので 3G で利用する電話の場合には 800MHz 帯に対応したものでないと意味が無いですね。

あと、docomo の LTE 2.1GHz 帯が(このエントリ執筆時点で)クソだとは言っても明らかに 3G よりは速いので一旦 LTE の体に慣れてしまった人にとっては 3G のみの端末ってのはちょっと苦痛を感じます。

 
Windows Phone8 は GUI とかデザイン・動作は中々良い感じです。しかし、日本で発売されていないってのが大きいのか、アプリの対応状況がイマイチ進んでない。ってのが素直な感想です。
例えば Nokia の地図アプリは日本の地図情報がまるで無いので google の地図を利用しているアプリをダウンロードして来るとかですね。
上に書いた部分もちょっとツライ点ではあります。

ちなみに僕が持っている docomo の MEDIAS LTE N-04D は以下の周波数に対応しています。

o. GSM: 1900/1800/900 MHz
o. WCDMA: 2100/800 MHz (Band I/XIX)
o. LTE: 2100 MHz (Band I)

Nokia Lumia620 は以下の通り。

o. GSM: 1900/1800/900/850 MHz
o. WCDMA: 2100/1900/900/850 MHz (Band I/II/VIII/V)

850MHz 帯が Band19 だったら良かったんですけどねぇ。

と、いうことで、もし技適が通っていたと仮定した場合に docomo の MVNO で Lumia620 を利用するか? と聞かれれば「びみょー。」と答えざるを得ないのが今の現状でしょうか。

携帯・端末上で動作する OS が何であるかはともかく、 800MHz 帯の 3G に対応していない機種はちょっと無理っぽい。ってのが今回の結論なのであります。

新しく docomo から出た Xperia Z1 は docomo の LTE/3G の全周波数が利用できるので、一度使ってみたいなぁ。とはちょっと思います;-)。

10月 062013
 

色々なシーンにおいて利用していた ThinkPad X100e が起動しなくなってしまいました。購入したのが 2010/09/26 なのでちょうど三年で壊れてしまった。と、いうことになります。早いなぁ。

僕が購入した NotePC は ThinkPad535E が一番最初でそのあと MacBook も含めると九台の NotePC を購入しているのですが、「遅いっ!!」と感じて買い換えるまで壊れたことは一度も無かったので、そー考えると現役で壊れてしまった NotePC はこれが初めてです。

ThinkPad って堅牢なイメージがあるのだけど、やっぱり安物ではなく、ちゃんとしたのを買え。ってことなのでしょうなぁ。

 
この NotePC は FreeBSD で利用する分には suspend/resume をちゃんとしてくれていたので悲しいモノがあります。
あと、CPU は AMD だしグラフィックスは RADEON だったしねえ。

FreeBSD の 9.2-RELEASE が出る少し前に DRI 系の Mesa で 9.1.6 が利用できるようになったのでそれらの ports を make して RADEON でバリバリ使うぜーっ!! とか思って、 portmaster -D -a が完走してリブートしたら、その後、起動しなくなりました。

CPU 負荷かけすぎたのかなぁ?とか思い、一応分解してみました。

IMG_5893_RhinkPadX100e_Crash_2

症状は以下のような状況です。

・電源は生きているようです。バッテリにも充電されます。
・CPU ファンはゴワンゴワンと回ります。
・CPU 周りも熱くなっているので CPU 自体は多分動作しているんでしょう。
・しかし、ディスプレーには何も映らない。
・D-sub 15pin で外部出力も試したけど何も写らない。
・SSD・メモリその他のパーツも取り外したけど、やはり何も動かない。

と、いう感じで完全にマザーボードがいかれたっぽい。ってのが僕の結論です。

AMD の E-450 を利用しているので以前から熱暴走する感じはあった(FreeBSD の ACPI で熱暴走前に ACPI shutdown が走るけど)。 まあ、そのあおりを受けて他のパーツに影響が及んだのであろう。と、いうのが感想です。

IMG_5895_RhinkPadX100e_Crash_1

さて。新しい NotePC が必要なのですが、もう一回 AMD の CPU の NotePC にしてみようかと思っています;-)。すると多分 Acer のヤツになるだろうとは思うのですが。

 
壊れた ThinkPadX100e ですが、パーツ取りをとりあえず行う予定。

・CPU AMD E-450 (マザーボードからひっぺがす;-)
・メモリ DDR2 2GB x1 / 1GB x1
・Wi-Fi チップ Centrino Advanced-N+WiMAX 6250
・Bluetooth モジュール
・キーボード
・Intel 240MB SSD

このくらいかなぁ。どれか欲しい人います? ;-)。

9月 212013
 

自宅の無線 LAN 機器で 802.11n の 5GHz 帯を利用する機器が増えて来たので、 BB ルータ兼無線 AP ポイントを買い換えました。今まで利用していたのは Aterm WR8500N でした。こいつは有線 LAN が GbE で無線 LAN は 802.11n に対応しているんだけど 2.4GHz と 5GHz が同時に利用できないので、今回は同時利用可能なものを購入した。と、いう感じなのであります。

今回購入した Aterm PAWG600HP は一応新製品ですね。でもって 有線 LAN は RJ45 の GbE で無線側は 802.11n で 2.4GHz と 5GHz の同時利用可能。僕は今回同時利用可能な製品を初めて購入したのですが、 同一の SSID で 2.4GHz 帯と 5GHz 帯を利用できるのかと思っていたのですが、そんなことはなく、それぞれ SSID が変わるのですね。これを同時利用というのか? f(^^;;。

IMG_5660_WG600HP_1

後ろ側が今まで利用していた WR8500N で、手前が今回新しく購入した PAWG600HP です。

NEC 製品を連発で購入していますが、 Aterm には設定画面において「ポートマッピング設定」で TCP のプロトコル番号も転送できるのでそれが嬉しい点ですね。まぁ、今時 TCP のプロトコル番号 41 を転送する人も少ないと思いますが;-)。

あと、最近は NTT の ONU にも Aterm OS (と、言って良いのか?)が利用されている機種もありますね。スゲーメジャーになった。と、いうことで安心して Aterm は利用できそうです。

 
さてさて。自宅の無線 LAN が 5GHz 帯を利用できるようになったので早速 iPhone5+iOS7 で通信テストをしてみました。

RBB のスピードテスト App を利用してみました。

IMG_5731_WG600HP_2

いやー。驚きの速さですね。 iPhone5 には隣の家の SSID も見えたりするので AP は多いと思うのですが、それにしても 5GHz 帯は利用する価値がありそうです。

・・・。

って、ちょっと待ってよ。 LAN 内の Gigabit Network で接続されている機器間の通信ならいざ知らず、大手町にあるサーバに対して 80Mbps も出るんかい? ボトルネックは NTT の B’Frets 回線網ではないんかい? などと思えて来ました。うちの B’Flets は 80Mbps も出るんかい? あやすぃー。みたいな;-)。

中々速い 5GHz 帯の AP が自宅にやって来た。と、いうお話なのであります。

それにしても余った WR8500N はどうしよう・・。

9月 102013
 

以前のエントリで「xmodmap と setxkbmap。」というのを書いているのですが、そのときに xmodmap -pke というコマンドを打ってみて、このコマンドが出力した情報をじっくりと眺めてみると何やら色々な設定があるようなので試してみることにしました。

色々な設定というのは、例えば NotePC において Fn キー + テンキー同時押しでボリューム調整を行う、であるとか画面の明るさを変更する、であるとか suspend/resume であるとかその辺りのことができるようなんですね。

IMG_5632_NotePC_Fn+10Key

通常この辺りの制御は ACPI のほうでやっていて、以前であれば、僕の場合、今回は ThinkPad X100e で試してみましたが、 acpi_ibm.ko というのを kldload して /usr/local/sbin/acpi_oem_exec.sh とかを作成して呪文のような文字列と数値を書いて devd に対応させる。というのが一般的だったんですけども。
まぁ、その辺りは man acpi_ibm してみて、その内容でスクリプトを書くんですけど、なんか大変そうで「動かなくてもいやー。」となっていたんですね。

今までは ACPI で制御していた Fn キー + テンキー同時押しの機能がどうやら xmodmap でできるらしいんですね。と、いうことで早速設定してみましょう。
まずは xmodmap -pke でどんなオプションが指定できるのかを探してみます。

$ xmodmap -pke | grep XF
keycode  63 = KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply KP_Multiply XF86ClearGrab
keycode  67 = F1 F1 F1 F1 F1 F1 XF86Switch_VT_1
keycode  68 = F2 F2 F2 F2 F2 F2 XF86Switch_VT_2
keycode  69 = F3 F3 F3 F3 F3 F3 XF86Switch_VT_3
keycode  70 = F4 F4 F4 F4 F4 F4 XF86Switch_VT_4
keycode  71 = F5 F5 F5 F5 F5 F5 XF86Switch_VT_5
keycode  72 = F6 F6 F6 F6 F6 F6 XF86Switch_VT_6
keycode  73 = F7 F7 F7 F7 F7 F7 XF86Switch_VT_7
keycode  74 = F8 F8 F8 F8 F8 F8 XF86Switch_VT_8
keycode  75 = F9 F9 F9 F9 F9 F9 XF86Switch_VT_9
keycode  76 = F10 F10 F10 F10 F10 F10 XF86Switch_VT_10
keycode  82 = KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract KP_Subtract XF86Prev_VMode
keycode  86 = KP_Add KP_Add KP_Add KP_Add KP_Add KP_Add XF86Next_VMode
keycode  95 = F11 F11 F11 F11 F11 F11 XF86Switch_VT_11
keycode  96 = F12 F12 F12 F12 F12 F12 XF86Switch_VT_12
keycode 112 = KP_Divide KP_Divide KP_Divide KP_Divide KP_Divide KP_Divide XF86Ungrab
keycode 214 = XF86Display NoSymbol XF86Display
keycode 215 = XF86KbdLightOnOff NoSymbol XF86KbdLightOnOff
keycode 216 = XF86KbdBrightnessDown NoSymbol XF86KbdBrightnessDown
keycode 217 = XF86KbdBrightnessUp NoSymbol XF86KbdBrightnessUp

 
なるほど。この中にキーボード配列に合いそうな XF86 なオプションを ~/.xmodmaprc に記述していけば良いんですね。などということが解りました。

上にキーボードの写真を掲載しましたがちっこくて見えないですかねf(^^;;。それに合わせて今回 ThinkPad X100e に設定したのは以下の通り。

keycode 140 = XF86AudioStop
keycode 176 = XF86AudioRaiseVolume
keycode 174 = XF86AudioLowerVolume
!
keycode 162 = XF86AudioPlay
keycode 144 = XF86AudioPrev
keycode 153 = XF86AudioNext
!
keycode 115 = XF86KbdBrightnessUp
keycode 109 = XF86KbdBrightnessDown

 
以前から Fn+F4 で suspend/resume は動作していたので今回は設定しません。

ボリュームの停止・大きく・小さくは動作しました。まぁ、KDE4 のパネルにボリュームウィジェットを表示しているのでそれで調整することも可能ですが、新たに Fn+ESC ・ Fn+F1 ・ Fn+F2 キーでできるようになった。と、いう感じでしょうか。

あと、音楽の曲飛ばし(Fn+F11)と戻り(Fn+F9)・停止と再生(Fn+F10)が動作しました。利用したソフトは gmplayer で 起動時に gmplayer *.mp3 とかして再生開始します。再生している最中に Fn+ キーを押すとそれが有効になりました。けど、考えてみると gmplayer のほうにも曲飛ばしとか停止のキーバインドはあるわけでして、無理して Fn+ キーに設定する必要は無いのかなぁ;-)。

XF86KbdBrightnessDown と XF86KbdBrightnessUp は動作しませんでした。と、いうか、Fn+ のキーがもう無いんですね。 xev で keycode を取得しようとしても取得できないキーが何個かありました。
現在、画面の明るさ変更については ACPI で行っています。 kldload acpi_ibm.ko すると acpi_ibm.0.lcd_brightness という sysctl mib が生えてきます。ここに値を設定してあげると画面の明るさが変わるのですが、shell スクリプトを書いてそれを実行することにより明るさを変えています。

その他に何かできないのかな?などと思ったのは外部ディスプレーの切り替えとか。 xmodmap 的に何かパラメータはあるのかな?と思ったのですが特に無いようなので諦めました。
ではどうするか?というと、KDE4 では KDE システム設定の中に「ディスプレーとモニタ」という項目があってここから LCD か外部ディスプレーにするか変更ができるのでそれでやることにしました。なので X の再起動とかは必要ありません。調べてないんだけどこの辺りは xrandr が面倒見ているのかな?

 
と、いうことで、以前は ACPI のほうで設定していた内容がいとも簡単にできるようになったのは良いことですね。ただ、本当にその設定が必要か? 聞かれれば「特には困っていない。」のであまり必要ではないんですけどねf(^^;。キーボードに書いてあるのでそれに合わせてキーをマッピングしてみた。と、いうのが素直な感想で。けど、簡単に設定可能なものは一応設定して見ましょう。という内容のエントリなのであります;-)。

9月 082013
 

前回のエントリでは自分で購入した Socket754 の Sempron3100+ を掲載しました。サーバで利用するために Cool’n’Quiet に対応しているモノを買い直したので手元に二つあったんですけどもね。

でもって今回登場するのは Socket754 の Athlon64 です。僕自身が Socket754 を利用していたときは Sempron しか利用していなくて、 Athlon64 は Socket939 から利用し始めているんですね。

で、Socket754 の Sempron は持っているので、コレクションとして Athlon64 を手元に置いときたいなぁ。と思いオークションとか捜すのですが、手頃な価格で中々無いのと、そもそも Socket754 の Athlon64 というのは全体的に少ないのではないのかなぁ? などと思ったのであります。

なんとか手に入れたのがこんな感じ。

CPU クロック(と、いうかモデルナンバ)は 3200+ なのでコア的には Palermo になりますね。

Socket754_Athlon64_1

こちらが裏側です。

Socket754_Athlon64_2

ふーむ。 Socket754 の Athlon64 だぁ;-)。

実際には利用したことが無い CPU なので思い込みはあまり無いのですが、なんとかようやっと手元に置くことができた。と、いう点では嬉しい一品です;-)。

 
Socket754 は 130nm のプロセスツールで作られた Paris コアと、前回と今回で掲載した 90nm プロセスツールで作られた Palermo コアの二つがあるんですよね。 Paris コアは Sempron だけですが、機会があればまた手に入れてみたいと思います。

さてと。 Socket754 は Sempron と Athlon64 だけではないんですね。それは次回に;-)。