僕は Core2Duo になった一代目の MacBook を持っていて、型版的には Apple MacBook 2GHz MA700J/A と、言うのかな。2006 年 11 月に発売されてすぐに飛びついて買って今まで使ってきた。最近動作がモッサリして来たので新しい MacBook 欲しいなぁ。とか思い、色々手を回したのだけど MacBook に投入できる予算が捻出できなかったので、バーツを購入してパワーアップすることにした。
まずはウェブで情報を入手し、購入すべきものを調べます。今回購入したのはこんな感じ。
・DDR2 SO-DIMM PC-533 2GByte * 2
・2.5 インチ HDD Hitachi HTS545025B9A300 250GByte
今までは DDR2 SO-DIMM PC-533 1GByte * 2 だったのが倍になり、けど OS 的には 3GByte までしか認識しないのは有名な話。menumeters を起動すると、実際に 3GByte しか認識されていないことが良く解ります;-)。
HDD は FUJITSU MHV2080BHPL 80GByte から Hitachi HTS545025B9A300 の 250GByte のやつに交換。単純計算で三倍の容量になりました。これで VMware Fusion 2.0 を利用してもディスクイメージは MacBook 内に置くことができます。
iPhoto と iTunes のデータは外付け HDD に置いておいたのだけど、160GByte のやつから 250GByte のやつに変更。Time Machine でガンガンバックアップから取れるようになります;-)。
後は HDD を交換したので MacOSX Leopard を再インストール。僕は今まで大文字小文字を区別する Journaled HFS+ を利用していたのだけど、このファイルシステムっててんで役に立たないと言うのを実感しているのであります。
例えば Adobe のアプリは大文字小文字を区別するファイルシステムにはインストールできない。Microsoft のリモートデスクトップは全部小文字でインストールするのでとんでもないディレクトリを勝手に作ってしまう。あげくの果てに Time Machine は大文字小文字を区別するファイルシステムから区別しないファイルシステムにはバックアップできない。と来ている・・。はぁ・・。と、言う感じだったので今回は大文字小文字を区別しない Journaled HFS+ をチョイスしたのでありました。
インストールは簡単に終わり、起動後は交換したパーツは特に問題なく動いております。
ちなみに、今回の改造のためにかかったお値段はメモリが 2,480yen * 2 HDD が 4,940yen。両方併せても 10,000yen かかってないんですねぇ。安いですねぇ;-)。
さてと。話はここで終わってしまったら面白くないので、BootCamp の話をしておきましょう。MacOSX Leopard では BootCamp が標準で利用できるので今回初めて使ってみました。VMware Fusion 2.0 を持ってはいるのですが、バーチャルマシンは遅いのでネーテブで Windows を起動してみたい。と言うのと BootCamp パーティションの Windows も VMware Fusion から起動できる。というので試してみることにしたのでありました。
BootCamp アプリを起動して Windows の領域を 32GB ほどを FAT32 で確保し Windows のメディアを突っ込んでブートするのですが、手元にある WindowsXP の CD-ROM は PS2 ではないのでブートしませんでした。なので Windows Server2003 Enterprise Edition のメディアがあったのでそれを突っ込んだら無事にブートしたので、これインストールするべ。と言うことになったのでありました;-)。
しかし、インストールが無事に終わった後が大変です。 VMware Fusion 側から BootCamp パーティションの Windows Server2003 は比較的容易に利用することができます。しかし、ブートドライブを BootCamp にしてブートし、Windows Server2003 が起動した後、Ctrl+Alt+Del キーを受け付けてくれないのでありました。なので何も出来ない状態・・orz。 WindowsXP なら自動ログオンもできるだろうけど、Windows Server2003 は無理だぁ・・。
手元にあった HHK Lite2 を接続して Ctrl+Alt+Del キーを押したら、おぉっ!! 無事にログオンは出来たので、ありました。良かった。
しかしっ!! 安心はまだできないのであります。 Windows で MacOSX Leopard の DVD を突っ込むとドライバのインストールをしてくれるのですが、 Windows Server2003 では自動的にドライバのインストールはできません。DVD の Drivers の中のを端からクリックしてインストールを進めていきます。
一番最初に簡単にインストールできるのは無線 LAN かもしれないです。Atheros のドライバをインストールすれば無線 LAN は利用可能になるので、DVD のドライバをインストールしても ! マークが付く場合にネットワークからインストールすれば良いでしょう。
無線 LAN が動いたので Windows update をしつつドライバを更新したらサウンドドライバだけ利用できないだけで後は一応動き出した。と、言う感じでしょうか。iSight は使うことは無いのでまぁ、ドーデも良いと言えば良いのですが;-)。
それにしても Apple 謹製の BootCamp 用のプログラムがインストールできないのは痛いかも・・。ブートドライブ切り替えユーティリテーなどがインストールされていないので、Windows をシャットダウンした後 Option キーを押しながらブートしないと MacOSX がブートできない状態となります。
とまぁ、Windows Server2003 についてはこんな感じでしょうか。
とは言いつつもう一個大きな問題が・・。BootCamp 側で Windows Server2003 のアクティベーションを行ったのですが、その後 VMware Fusion で起動したら、ハードウェアの変更が多すぎるので再度アクティベーションします。とメッセージが・・。今度、BootCamp 側でブートしたら再度出るんかなぁ・・?
とまぁ、メモリと HDD を交換したので OS を再インストールしたり Windows をインストールしてみたりと色々楽しんだ週末だったのでありました;-)。それにしても Windows Server2003 Enterprise Edition をデスクトップとして使うんかなぁ? 一応、ターミナルサーバとか IIS、 WindowsMedia サーバとかも起動しているけどさぁ;-)。
VMware Fusion には他に WindowsXP Windwos7 RC2 もインストールされているけど;-)。そー考えると僕もすっかりと Windows ユーザになったのか?;-P。
最後にですが、MacBook はコマンドラインから system_profiler と打つとバババと情報を表示してくれます。これみると Mac って好き放題最新の技術投入しているよなー。とか思います。
僕のは 2006 年 11 月に買ったハードウェアなのに BIOS は EFI を利用しているし、HDD は ICH7 に引っ張られて SATA-150 だけど、IDE ではなくちゃんと S-ATA な HDD を利用しているし、更に接続が AHCI を利用している。 Windows が動作する PC ではちょっと考えられないよなー。2006 年でこれくらいのスペックの PC 出したベンダあるかなぁ?とか思ってしまうわけです。ハードと OS を作っているメーカの強みなんでしょうねぇ。
HP の 1U サーバで ProLiant DL320 G5p と言うのが、今、手元に四台あるのだけど、こいつには現在、以下の OS がインストールされている。
・FreeBSD/amd64 6.4-RELEASE-p3
・FreeBSD/amd64 7.0-RELEASE-p9
・CentOS release 5.2 x86_64(後にバージョンアップして CentOS release 5.3 x86_64)
・Windows Server2003 EPE
でもって、このサーバの FreeBSD で見た場合のスペックはこんな感じ。
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今回は CPU のお話です。
今まで僕個人的には、これらのサーバ群は FreeBSD で利用していたので特には気にしていなかったことがあります。それは CPU クロック。FreeBSD の場合 powerd を動作させるといとも簡単に SpeedStep(正確には EIST・Enhanced Intel SpeedStep Technologyですね) が動き出すので sysctl で後は見るだけ。って感じだった。
FreeBSD で見た CPU クロック、今はこんな感じ。
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でもって CeotOS でも SpeedStep 動かないかなぁ?とか思い格闘したのだけど、ダメみたいねぇ。
CeotOS 5.2 ではダメで 5.3 なら OK よ。ってのをみつけて yum upgrade して試したのだけど・・。
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関連しそうな全てのモジュールをロードしてみたけど FATAL: Module hoge not found. だそうです・・。Linux のこの辺りのこと、僕はあんまり良く解らないのだけどもね。
でもって cpufreq-selector と言うのは無いので cpufreq-info と言うのを実行してみたら以下の通り。
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なんか「Xeon には対応してねーんじゃねぇの?」とか思えて来た段階で Linux についてはしゅーりょー。だって動かないんだもの。ちなみにカーネルは 2.6.18-128.1.10.el5 の x86_64 です。CeontOS release 5.3。
続いて Windows Server2003 EPE エディション行ってみましょう。どうすれば WindowsServer で SpeedStep が有効になるんだ?とか思ったのですが、考えてみると、僕は普段から FreeBSD と AMD のプロセッサしか使ってないので Intel の Xeon なんざ今まで気にしたことも無かった。
で、ググってみたら以下の URL を発見。
http://www.intel.com/cd/channel/reseller/asmo-na/eng/203838.htm
コントロールパネルの電源管理で「ポータブル/ラップトップ」を選択すると SpeedStep が有効になるのかと思いきや全然ダメ。BIOS の設定を見ても EIST の設定なんざありゃしない。困りはてて HP のサポートに電話して聞いたら、ドキュメント番号 232907191 の P.21 を参照してみてくれ。とのことでこのドキュメントを探そうとしたけど、全然みつかんないじゃーん。と、言うことでこれまたしゅーりょー。
ちなみに Windows Server2003 EPE 上で CPU-Z を起動したキャプチャをアップしておきます。
Core Speed って所が 0.3MHz 程度なら変動するんですが、大きく、上記の FreeBSD のようには可変にはなりません。でもって大体 2GHz のちょっと下辺りでふらついている。って感じでしょうか。
あ、あれーー?? DL320G5p って Xeon 3075 で MAX が 2.66GHz の CPU なんだけどっ!! それが 2GHz も出ていないってどーいうことーーっ!!??
さてと。そろそろ結論フェーズに持っていくことにしましょう。
CeontOS も Windows Server2003 も本当に地球環境に優しくない OS ですねぇ。FreeBSD なら OS をインストールして再起動した直後(正確には powerd を起動した直後だけど;-)から CPU 速度は抑えられて運用が始まるのになぁ。そして、何も設定せずに CPU クロックが下げられる。けど、どうして FreeBSD だけかまともに動作するんだ? OS がちゃんとしていると言うことか? Linux は NotePC メインに考えていて サーバの SpeedStep にまでまだ手が回ってないとか?(まぁ “Linux” って言ってしまうと範囲が広すぎるので “SentOS” って書いたほうが良いかな。この場合。)
あー。後、今回はワットチェッカーとか科学的な根拠に基づいては書いていません。ただ単におのおのの OS 上で動作したプログラムが示した値を基準にしています。が・・。そー考えると Linux はカーネルモジュール自体がロードできなかったので値は取れていない状態だなぁ・・。
前回書いた続編と言うか・・。
一応、apache を Proxy として利用できるようになり、コメントで hagyさん から、mod_mem_disk と mod_mem_cache の両方を書いたときの動作確認してよー。って言われたので、そのテストをしようと思った矢先・・。
テスト環境では、キャッシュしようと思っていたデータがベーシック認証の中にあったのでありました。つまり、キャッシュしてはいけないデータなので apache Proxy はデータをキャッシュしてくれないんですね・・。
フリーソフトウェアのほとんどの Proxy サーバはベーシック認証やダイジェスト認証の中にあるコンテンツについて、セキュリティの観点によりキャッシュサーバでは絶対にキャッシュしない。と言うポリシーのもとで作成されているみたいです。apache の場合、ドキュメントにちゃんと書いてあります。
http://httpd.apache.org/docs/2.2/ja/mod/mod_cache.html#cacheignorecachecontrol
NetApp 社の NetCache もしかりですが、設定が用意されているみたいで on no-cache とか on uncond-cache がそれにあたります(当然、設定 GUI からもできるとは思いますが;-)。
さてと。どーすんべなぁ。とか思って、一応 apache のソースを眺めたらわりと簡単にソース修正できそうだったので変更してしまいました。以下はそのパッチです。
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認証を通った後の判断を調べてリターンしている所をそっくりコメントアウトするパッチです。これにより、ベーシック認証通過後のコンテンツもキャッシュすることができるようになります。
ふぅ。これでキャッシュ用 Proxy サーバはなんとかでき上がりました。では続いて懸案であった、mod_mem_disk と mod_mem_cache の両方を書いたときの動作確認をしたいと思います。
が・・。どう言うわけか mod_mem_cache の設定を書いていると httpd が Segmentation fault(11) してしまいます(今回は prefork で make したので一個のプロセスが Segmentation fault を起こすのみで、全ての httpd は死んではいないため port:80 では LISTEN が可能状態です)。一番最初、キャッシュしていない状態でアクセスがあった場合はマスターサーバから、仮に「A」と言うコンテンツを取ってきてキャッシュして、そしてクライアントに返します。
次に別のクライアントがコンテンツ「A」を取りに来たとき、httpd がこの時に Segmentation fault(11) で落ちてしまう。と言う状態に陥ったのでありました。なので、コンテンツは DISK 上(もしくはメモリ上)に溜まるけど、利用されることは無い。と言う感じですね。
#ちなみに mod_mem_cache で溜まったキャッシュの情報ってどうやって確認するのだろう・・。メモリ利用量のみで判断するのかなぁ?
mod_mem_cache を削除して mod_mem_disk の設定のみを書いたときは正しくキャッシュできて、 Segmentation fault(11) もせず、キャッシュされたデータも再利用できることを確認しました。なので運用的にはキャッシュデータは DISK のみに保存する。と言う方向で行きたいと思います。
ごめんねー。hagyさん。
それにしても、色々詳しく調べるまで、ベーシック認証配下のコンテンツはキャッシュしない。と言うのを知らなかったなぁ。まぁ、考えてみれば当たり前だよなー。認証の奥にある情報が実は Proxy キャッシュサーバの中に残っていた。なんてのは怖いことだもんなぁ。
iPhne3G/iPod Touch の App に産経新聞があるのだけど「無料で毎朝産経新聞が読めますよ。」って触れ込み、僕も毎朝ダウンロードして毎朝電車の中で読んでいます。
ここ一ヶ月で新聞を読んでいて気がついたこと。それはレコード会社の全面広告が二枚入るようになって、しかもフルカラー。ページの一覧を見たときに目立つ目立つ。レコード会社は実際の新聞を読む人の他に iPhne3G/iPod Touch ユーザをもターゲットにしているんだなぁ。と言う感じが見て取れます。
で、僕が新聞社の社員だったとして考えたソリューション。産経新聞の広告の中に URL があったらそこをタップするとブラウザに飛ばしてその URL を表示できるようにするとか、レコード会社の広告にある URL の場合、iTMS でダウンロードできる楽曲であるならそのまま購入の画面を表示するとかできたらグーかも。
僕は多分、曲は買わないとは思うのだけど、広告主が iPhne3G/iPod Touch ユーザをターゲットとして載せる機会が増えると思ったのね。アブリはずっと無料にしておいて、広告収入を増やす。「うちの新聞に広告載せればこんな付加価値が付きますよー。」みたに営業が動けば良いのね。で、アフリエイトみたいなのも付加して「ね。新聞に広告載せたらこんなにアクセスあったでしょー。」みたいになるし。
そんな感じだとみんなが幸せになれそうな気がします。
ちなみに、この間 iPhone3G 買った人にアンケートが届いたので僕はやってみたのだけど、その中に「日経新聞が2,000yenだったら買うか?」ってのがあった。機能的は産経新聞のと一緒なので、僕は「買わない。」を選択したけど・・。それにしても 日経 は横柄だな。って思った。まぁ、新聞のランクとしては日経と産経では全然違うけど、それにしても横柄だろ。日経。とか思った。もう一回言う?;-)
で、新聞 App が有料になったとしたらどんなものが欲しいか。当日の新聞が読めるのは当然として、一番は過去記事表示機能かなぁ。例えば昨日の新聞小説を読み逃した。状態になったら新聞の紙面をタップしたら過去のその記事が一覧が表示されて見逃した日を選択するとダウンロードして表示してくれる。とかね。
後、新聞の一部分だけ毎日、新聞とは別に保持してくれるとか。例えば新聞見出しの下の部分 10cm 四方を毎日保存していつでも見たいときに呼び出せるとか。株のページなんかで使えそうなワザかなぁ。
新聞の切り抜きが商売になるので、それ位やってくれたら有料でも良いような気がします。あ、著作権とか考慮してないけど、自社の新聞なんだからきっとできるよねぇ?それ位。
とまぁ、今回は iPhone/iPod Touch 上の一個の App に付いてイヤに熱く語ってしまいましたが、まぁ、それはそれでよしとしてください(^^;;。
前回は、mrtg が実質的に IPv6 に対応していないねぇ。って所で話が終わったのですが、そこから進展がちょっとあったので書いてみたいと思います。
net-snmp に対して IPv6 で接続したい人は前の記事を先に読んで 、その後でこの記事を読んでください。
さてと。物語りは前回からの続きなのですが、mrtg の config ファイルを記述した時、 Target に IPv6 を記述した場合 ifIndex でしかトラフィック情報が取得できない。と言う所で終わりました。
確かに、何度試してもダメだったので、debug オプションを有効にしてログを見つつソースコードなどを眺めていたら問題点を発見しました。最近の ports-current から mrtg をインストールするとmrtg-2.16.2,1 がインストールされるのですが、その時に /usr/local/lib/perl5/site_perl/5.8.9/Net_SNMP_util.pm も併せてインストールされます。こいつの中で Net::SNMP を呼んでいる時に -domain で udp/IPv4 しかセットしていないみたいなので udp/IPv6 をセットするようにしたら IPv6 でも一応動くようになりました。
修正分のパッチはこの辺りに置いておきます。
このパッチを適用することにより、FQDN で問い合わせした時は ifDescr でも値が取れる事を確認できました。以下におさらいしてみることにしましょう。
・IPv6 で SNMP が取得できるもの
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taro6.running-dog.net は DNS に IPv6 のみのアドレスが登録されています。
この設定では IPv6 では ifIndex と ifDescr でトラフィック量を取得することができました。
・取得できないもの
MAC アドレス指定(FQDN・IPv6 共に)
ifDescr 指定での IPv6 アドレスを記述した場合
とまぁ、こんな感じで ifDescr で取得できるようになったのでヨシとしておきましょう。それにしても DNS は必須になってしまうのですが・・。
後、net-snmp って –enable-ipv6 で make しても snmpwalk は IPv6 に対応していないのねぇ。DNS に IPv6 のみ登録してある FQDN を指定しても「そんなアドレス知らん。」とか言われます。/etc/hosts に書いてもダメ。snmpd が IPv6 に対応しているだけにもったいないことです・・。
さてと。ここまでは net-snmp と mrtg のお話で、前回の続きの完結編。と言う感じになります。
続きまして rrdtool に行ってみましょうか。ports 的には ports/databases/rrdtool になりますが、これをインストールすると RRDs と言う perl のモジュールをインストールしてくれて RRDs::graph と言うモジュールを使うと MRTG グラフを表示してくれます。グラフを作成する際のオプションとして IPv6 アドレスが存在した場合にどうなるのか?
正解ですが、”:” は区切り文字に使われているので DEF: の設定に IPv6 アドレスがあるとまともに動作してくれません。
ports 的な rrdtool-1.3.5 のソースを見てみると rrdtool-1.3.5/src/rrd_graph_helper.c に以下のような記述が所々にあり、”[]” で囲むとか “\:” などしても全然対処できないと言うことが解ります。
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と、言うことで RRDs を使う場合には IPv6 を意識しないようにしないとまずいです。では、どんな時に IPv6 を使う必然性が出てくるのかとなるのですが、僕の場合、rrdfile と PNG ファイルの保存場所に IP アドレスを利用してる感じですね。
/data/mrtg/192.168.1.1/re1.rrd
/data/mrtg/2001:200:161:14cc::1:1/re1.rrd
でもって RRDs::graph では以下のようなコーテイングをしていたらこらアカンですわなー。
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なので、結局 $rrdfile =~ s/:/_/g; など言う弱いことをして問題回避したのでありました。
これで、net-snmp・mrtg・rrdtools の IPv6 対応が一応終わった感じかなぁ。10Gbps 問題も回避できたし、今の所は多分これで IPv6 な世界が来ても大丈夫なような気がします。が・・。mrtg には IPv6 対応をもう少し頑張ってもらい所ではあります。
http://oss.oetiker.ch/mrtg/doc/mrtg-ipv6.en.html
こんな所読んだって Target の所がハショッて書いてありすぎで全然ダメなんだもの・・。トホホ。
くーーっ。MacOSX Leopard の /usr/sbin/snmpd は 5.4.1 使っているのに IPv6 に対応してないじゃん。 udp6:161 のオプション、そんなのねーー。とか言いやがる・・orz。これはヒサンだ・・。
つまり、どういうことかと言うと、例えば MacOSX を leopard.running-dog.net と言う FQDN で 192.168.1.30 と 2001:200:161:14cc::1:10 の二つ RR レコードを記述していた場合、mrtg.cfg の Tagrt に FQDN を記述すれば mrtg は IPv6 で問い合わせに行くことになります。
けど、MacOSX の snmpd は IPv4 にしか答えないので mrtg はエラーとなります。そして、mrtg は「IPv6 から IPv4 にフェイルオーバーしないよ。」と言う仕様なので、MacOSX への mrtg.cfg の設定における Target は FQDN ではなく、IPv4 アドレスを記述しないと正しく情報が取得できないことになります。
いやぁ・・。奥が深い・・。まず最初に監視対象機器が DNS に A と AAAA があるか確認した後、当該機器の snmpd が IPv6 に対応しているか確認してからでないと mrtg.cfg の記述が完成しないんだー・・。
と。言うこで、このネタ。ここまでにしておきましょう・・。
さてと。久しぶりに FreeBSD ネタ;-)。
rcNG。僕は好きく無いんだけど、/usr/local/etc/rc.d/ 配下に自分で書いたスクリプトを置いて、一番最後に実行させるべく PROVIDE:・REQUIRE:・KEYWORD: などを書いても絶対に一番最後にはならない。BEFORE: bgfsck とか書いても、bgfsck が 上のほうに来てしまうし・・。
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と、言うコマンドを叩くと実行される順番が表示されるけど、自分で実行したい順番にならない・・。
もうどうにもならないので考えた技。上記コマンドを打ったとき、一番最後に実行されるのが、/etc/rc.d/bgfsck なのでこの中からスクリプトを呼んでしまえっ。技を考え出しました;-)。修正分をパッチにするとこんな感じ。
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/etc/rc.d/bgfsck の 中から /usr/local/site/bin/rc.lastexec を呼んでいる。でもって呼び出されたこのスクリプトでは自分が一番最後に実行したいものをツラツラと書いて行けばおしまい。って状態にしています;-)。
同じようなことは他にもあるけどねぇ。例えば /etc/rc.d/LOGIN の中に上記のパッチみたく書けば、その直後に実行されるとか(本当か?試して無いけど;-)、ネットワーク系のデーモンはもっと早い時にに起動したい場合は、じゃぁ、必要なスクリプトから呼んじゃエー。みたいな。
これは FreeBSD の流儀的には美しく無いのだろうけど、思った所でバシっと動作してくれないのが困ってしまうのよ・・。rcNG は・・。はぁ。
まぁ、今の所は一番最後に起動したいのが一番多いのでそれはそれでよしとしています。xdm(僕の場合は kdm だけど)なんざ、一番最後に起動して欲しいのよねぇ。/etc/ttys 経由では無く、rc スクリプト経由で。
/etc/ttys から xdm を呼んじゃうと kill しても自動的にまた起動してしまうでしょ。あれ、好きくないのよ。今はそんなことなくなったのかな?最近のは試してないけど。
それにしてもこの技、よい子はマネしないでねぇ;-)。
iPhone 3G に「全力案内!」をインストールして、自転車で出かけてみました。目標をセットしてフリーモードで利用すると緑色の線が表示されてナビゲージョンしてくれます。
今回は自転車に付けて試してみました。付けた自転車はブリヂストンのトランジットセブン。この自転車、僕的にはお遍路さん仕様なのであります;-)。
これに、サンワサプライのホルダーを装着。今回装着した図はこんな感じ。
ハンドルの下に T バーを付けているので、そこにスピードメータと iPhone 3G を装着。ちょっとブレーキワイヤなどの取り回しが苦労するけど、なんとか見えないこともない。
iPhone は「自動ロック」の設定を”しない”にしていざ出発。iPhone の画面をずっと見ているとあぶないのでチラッと見るのだけど、光を反射して異様に見にくい。保護シートが太陽光を反射して見にくくしている。ってのがある。
後、「全力案内!」の「ヘッドアップ」の機能について。走ったところを青い点で残してくれる(15m ごとに一個の点が付くと言うのだけど、本当かなぁ・・)のだけど、交差点を曲がって、大体三個ほど青い点が付くとヘッドアップしてくれる。曲がった後にちょっと遅れてヘッドアップ。って感じでしょうか。
ホルダー自体は特に問題も無く。と言う感じでしょうか。多少の段差が合ってもグラグラしないです。僕は YAMAHA の TT250R にも装着できるかなぁ。まぁ、林道を走ることはしたくないけど・・(^^;;。
とまぁ、iPodTouch には無かった GPS ですが、思いっきり堪能しています。そー考えると 3G があるので地図も空から降ってくる。と言うのも良いですねぇ。au の ez ナビウォークでもやってみようと思ったけど、タッチな地図が無いしぃ・・。って感じです。
あ。「全力案内!」の地図データ。これは良いですねぇ。僕は車にパナソニックのストラーダカーナビの DVD 版を付けているのだけど、この地図データよりずっと良いと思います。こんなすばらしい地図が空から降ってくるんだからすばらしい。と思います;-)。
ちなみに都内を自転車で走り、その時 mobilepoint のあるところばっかり拾って走ったら 3G 使わなくて良いかなぁ?などと思ってしまいますが;-)。
それにしてもバッテリーの持ちは悪いです。30 分位でバッテリ半分終了。って感じでしょうか・・。チャリは車とは違いバッテリと言うのが無いので充電が出来ない。太陽光発電をするかなぁ。と言う感じですが、以前、アキバで手回し式の携帯電話充電器を 300yen 位で買ってきたので、それを発電機として USB 経由で iPhone 3G に充電するしかけを作ろうかと考えている最中です。
バイクの場合はシガーソケットのメス部分をバッテリに接続すれば車と一緒になるので特に問題は無いかと思っています。
それにしても GPS はやっぱり良いなぁ;-)。ちょっとお腹が空いたのでぐねなびで検索するかなぁ。みたいにもできるしねぇ。
先週、iPhone3G を購入して、じっくり検証してみました。ちょっと使用感について。
基本的に、iPhone3G は GPS が欲しかったから。というのはあるんだけど、まず、GPS が使えるようになってダウンロードしたのが以下かなぁ。使ってみた感じも合わせて書いておきます。全て無料アプリ。
・TeePee – GPS の現在いるところの雑誌やテレビで紹介されたお店を表示してくれる。表示には多少時間は掛かるのだけど、まあ、なんとなく良いかなぁ。と言う感じ。
・全力案内 – GPS を利用したカーナビなんだけど、フリーモードを利用すると確かにカーナビになるかなぁ。と言う感じ。ヘッドアップは思いっきり「カーナビ」を意識させてくれます;-)。
au の CASIO W42CA で EZ ナビウォークを利用した時もヘッドアップしてくれますけどねぇ。画面の大きさが全然違うので・・。
iPhone3G を購入してから買ったのが車用のホルダー。買ったのはこれ。
http://item.rakuten.co.jp/auc-honeypot/cd-stwf/
980yen だったので安いなぁ。と言う感じ。
取り付けてみたのが大体こんな感じ。もうカーナビが着いているので必要無いじゃんとか思うのだけどねぇ(^^;;。スタンドはフロントガラスにペタンと貼り付けました。揺れもそんなに無いので結構良いかなぁ。と言う感じです。
iPod Touch や iPhone3G で地図アプリを利用してしまうとタッチパネルの地図のスクロールが、もう既存のカーナビなどのタッチして移動というのが苦痛でしょうがない。画面をスーと触るとスクロールしてくれる iPod Topuch や iPhone3G がもう手放せなくなる。って感じ;-)。
さて、車で iPhone 3G の GPS 性能を試したのだけど、本当の狙いはチャリンコ用。自転車用のスタンドはこっちを購入。
http://item.rakuten.co.jp/sanwadirect/200-pda013/
これを自転車に装着して iPhone3G を利用してみる予定。まだ、試し乗りはしていないです。が、どちらも取り付け時に iPhone3G を挟み込む場所が大事です。iPhone3G は左側にボタンがあるのだけど、これを挟み込まないようにする必要があります。
iPod Touch で利用していたカーシガレットの充電+FM トランスミッターが iPhone3G では利用できません。FM トランスミッター部分は利用できるのだけど、充電が出来ない。カーナビアプリを利用している人にとっては結構頭が痛い・・。カーシガレットの充電+FM トランスミッターは「iPhone3G 対応」というのを買わないとダメですね。
僕買ったのは第一世代 iPod Touch が出た直後に買ったヤツなので今はもう売ってないですねぇ・・。
iPod Touch で iCal データを Sync したとき、カレンダーの色が iCal と iPod Touch で同期しないのがすごーく納得いかなかったのだけど、iPhone3G を利用したら色まで Sync してくれたので嬉しくなったのだけど、それは iThunes のバージョンが上がったからなのねぇ。と言うのを発見(^^;;。
次に、マクドナルドで二回ほど mobilepoint を使ってみました。設定用アプリをインストールした後に一回目でちゃんと設定して、二回目からはサクっと接続できるのでこれは良いなぁ。けど 3G 使える iPhone ではあまり意味ないかも・・。まだ、試してないけど、iPhone3G に付いてきた mobilepoint のアカウントが iPod Touch で使えると嬉しいなぁ。これはライセンス違反かな?;-)。
機会があれば是非、新幹線の中で使ってみたいものです;-)。それにしても、公衆無線 LAN の料金が月々の電話代の中に含まれているとなると随分と安いなぁ。とは思うな。
その次に気がついた点としては iPod Touch には無い、スピーカーとマイク。この二つがあるとビミョーに幸せかなぁ;-)。フェラーリのゲームなんか楽しいし、木の箱の中を鉄のボールを転がすゲームも音が良いしねぇ。
そして iThunes で着信音が簡単に作れる。と言うのも嬉しいなぁ。au 携帯なんざ色々設定するのもイヤになるねぇ・・。
バッテリについてですが、iPod Touch で無線 LAN をフルフルで使うとやはり二時間位しか持たなかった。 iPod として使うと三日位持つのにねぇ。そう考えると iPhone3G も一緒で無線 LAN はどんどんオフにして利用したいものです。
後、IT メディアのアプリで、記事を事前にダウンロードしていたのに写真の部分だけは見た時に取りに行ってしまう。地下鉄に乗ったときは 3G も届かないので記事の表示が遅くなって結構ウザいのだけど、そんな時は機内モードがすごーく有用。所詮電車(それも地下鉄)に乗っている時は電波はアテにできないしさ。でもって機内モードにすると無線 LAN・3G 共に止まるのでバッテリーの持ちが長くなる。でもって記事の表示が早いしねぇ。
とまぁ、一週間使ってみて大体こんな感じでしょうか。僕的にはほぼ満足です。後は六月に出ると言う、第二世代のと比べてどんなかなぁ・・。と言うかんじです。
あぁ。いよいよ買ってしまった。六月に新製品が出る。とウワサされているのに・・。僕は au と SoftBank のマルチキャリアな人なのだけど、SoftBank の携帯を機種変更してしまった・・。
ちなみに自宅もちょっと前までフレッツと壁からのインターネットのマルチホームにしていたんだけど、通信費削減のためこっちはフレッツだけにしたのでありました。
さて、話は携帯に戻るのですが、au はつい最近 NS01 に変えたばっかり。そしたら iPhone 3G が安くなる。と聞いてガクゼン・・。異なるキャリアで携帯を二つ持っている人は両方の番号を一度に MNP したほうが断然お得ですよっ!! 今まで au で使っていた番号を SBm へ。SBm で使っていた番号を au へ。すると、両方の機種が 0yen で手に入りますっ!!
au はダブル定額ライトをやめました。SoftBank 一本で行きますっ!!って感じでしょうか。
初代 iPod Touch の箱もちゃんと大切にとっといてあるのです;-)。
今までは iPod Touch を持っていたのだけど iPhone 3G になりました。どうしてかと言えば、3G で無線 LAN が無くても通信できる。と言うのは魅力的だけど、やっぱり GPS が欲しかった・・。
二台並べた図。iPhone 3G は iPod Touch よりも一回り大きいし厚みがあるかなー。
アキバを俳諧していたら iPod Touch のシリコンカバーが 100yen で売っていたのでそれを付けたら Touch のほうが白くなってしまった(^^;;。
さてと。フツーの携帯と違う点。App Store でダウンロードしたアプリは Touch にも iPhone にもインストールできる。これってすごいよねぇ。au の EZ アプリってダウンロードしたらその端末でしか使えない。機種変更したらもう一回ダウンロードする必要があるんだけど、 Apple のアプリは一個でどっちでも使える。
iPhone3G 買ったらすかさず GPS 利用しているアプリをダウンロードしただわさー;-)。
一応、設定は全部完了。@i.softbank.jp なメールアドレスはフツーの imap なアカウントで設定している。って感じかな。けど、SSL に対応していないのはちょっとショックでかい。人んちの無線 LAN 利用したときに tcpdump 取られたら一発でおしまいじゃーーん・・。けど、SMTP 側は SMTP-auth に対応しているのねぇ。って感じ。
さてとー。これからガンガン使うぞー。って感じです;-)。
なんか、支離滅裂な文章だなぁ・・。
Proxy サーバ、何が一番良いのだろう?と、思い、まず、パッとひらめいたのが squid だったので、それを利用して Proxy サーバを構築してみた。ふむ。設定を施した後はちゃんと動作してキャッシュも溜まっていくねぇ。と言う感じだったのだけど・・。
ps で確認してみると squid は一個のプロセスでしか動作していない。でもってマルチスレッドにもなっていないので、ふと「これで同時にたくさんのアクセスがあった場合どうなるんだ?」とか思い調べてみると・・。あぁら。squid はファイルハンドラがボトルネックになって大規模な運用を行うのには向いてないのねぇ(そら、squid サーバを複数台立てれば大規模サイトの運用できるのは解るけど、全然現実的しゃないじゃん;-()。というのが発覚。
default で 1024 個のファイルハンドラしか無い状態で一個の接続に三つのファイルハンドラを利用するとなると同時に接続できるのは 300 個のクライアントじゃん。ダメだこら。と言うことで別の Proxy サーバを探し始めます。
続いてトライしたのが apache の 2.2.9 。まぁ、大規模環境において動けば良いのでねぇ。他にも色々あるみたいだけど、勝手知ったると言うか・・(^^;;。
Proxy サーバと、後、キャッシュサーバとしてのみ動作させるので要らない機能は落とします。configure 時のオプションはこんな感じ。–with-mpm=worker を付けたのでスレッドな httpd として動作します。
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さてと。インストールが終わっていよいよ設定ですが、今回は以下のようにします。
・192.168.1.200 で動作しているサーバの情報をキャッシュするための Proxy サーバを構築します。
・Proxy サーバに対して port:8080 でアクセスした場合はキャッシュしません。
・Proxy サーバに対して port:8081 でアクセスした場合はキャッシュして、その情報を利用するようにします。
オープン Proxy サーバとならないように 192.168.1.200 にのみアクセス可能なサーバとします。これでどこから接続があってもまるで利用できないものとなりますし;-)。
で、設定は大体こんな感じなのだけど、一番苦労した点が、port:8080 にアクセスした場合にキャッシュしないもしくはキャッシュ情報を利用しないで、port:8081にアクセスがあった場合はキャッシュを利用するもしくは新規に取ってきた情報をキャッシュするように動作する設定でした。
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Proxy ディレクティブはアクセス制限のためにしか書けないのねぇ。けっこう悲しい。僕的には <Proxy *:8080> の中に mod_cache の情報が書けるとすごーい嬉しいと思ったのだけど・・。
しょーがないので VirtualHost ディレクティブを記述して、そこで port をわけて、一個は CacheDisable、もう一個の 8081 では CacheEnable を記述すると言う、非常にややこしい設定となってしまいました。まぁ、それが apache の設定だぜぃ。と言われればその通りで、この設定をパッと思いついてしまう自分もすっかりと apache に染まっているのだなぁ(自慢か?;-P)と思ってしまうのだけど・・。
個別の設定については詳しい説明は書きませんので apache.orgのドキュメントを参照してください。
今回やりたかったのは、キャッシュを利用するポートとキャッシュを利用しないポートでサービスができる Proxy サーバが欲しかった。と言う感じでしょうか。