MacOSX Leopard を PC にインストールしてみよう。と言うプロジェクトがあるみたいです。そんでもってひょんなことから試してみることしました。まぁ、FreeBSD の ports の emulators/virtualbox が 3.0 になったのでそのタイミングで試してみた。と言うのが正しいのだけど。
Virtualbox-3.0 に付いては近い内に書くつもりです。今回は Atom330 な PC へのインストールをトライしてみたことをちろっと書いてみたいと思います。
まず、どっかから BOOT-KABYL-BUMBY.iso を拾ってきて、CD に焼きます。後はブートするだけ。
ちょっと順番を書いてみると、以下のような感じ。
1. ISOLinuxの initrd が起動します。
2. boot: プロンプトが表示されるので “-v cpus=1” と入力してリターン。
3. 起動する HDD はどれか?と聞かれるので 80 と打つと一個目の HDD からブートが始まります。
僕はこの 3. でつまづいて先に行くことが出来ませんでした。80 と入力すると HDD に起動する OS が入っているとそこから起動します。80と入力せずにそのままリターンキーを叩くと CD からインストーラが動作するらしいのだけど、いっこうにそれが起動しないのでありました。boot: プロンプトと HDD の起動番号が出るばかり・・。
そこのところがウェブで見つからなかったので結局断念・・。
ちなみに、Virtualbox-3.0 にはハードディスクの設定に ICH6+S-ATA の設定があるので IED プライマリよりはずっと良いかと思われます;-)。
そんな感じで写真を一枚。
以前、MacBook をパワーアップした時に余った HDD を接続してそこにインストールしようと思ったのだけど、上の手順の 3. で 80 と入力したら入っていた MacOSX がブートした瞬間。
この後、アップルのリンゴの絵の下のクルクルがずっと回り続けているだけで、結局はログイン画面は見ることは無かったのでありました・・。
/System/Library/Extensions の下には FreeBSD で言うところのカーネルモジュールが一杯入っているのだけど、この中に不要なものも入っているのです。vmnet など、VMWare 系ので止まったりした状態は何回か見たし・・。
と、言うことで大体三時間位 Atom330 でトライしたんだけど、しゅーりょー。みたいな感じ。やっぱ MacPro 買うかなぁ。と言う感じか;-)。
ちなみに手元に AthlonX2 4000+ もあるのでそっちでも試したですが、こいつはもっと早い段階でリブートが掛かってしまいこれまただめなのでありました・・。
BOOT-KABYL-BUMBY.iso でブートしたとき、80 を打たずに CD からブートする方法、知っている人、教えてください。あ。技術的な検証目的です;-)。
FreeBSD の ports-current を csup したら KDE4 が 4.3.0 になりましたなぁ。後、QT4 が 4.5.2 に。
実際に使用してみた感じを書いてみたいと思います。
まず、ports からのインストールですが、portupgrade したときに phonon 回りでバタバタするので /usr/ports/UPDATING を参考にして問題点をクリアにする所からはじめましょう。
そして、実際に qt4 と kde4 の make とインストールが始まります。まず、qmake ですが、これは qt4 と kde4 を make するときに利用されます。でもってこれは SMP に対応しているので qt4 や kde4 を make する時に c++ が CPU の数だけ起動します。これはすごい。KDE4 フルパッケージの make 時間は make buildworld より遙かに長かったのですが、随分と時間短縮できます。
例えば AthlonX2 では c++ が二つ、Atom330 では c++ が四つ起動して make を並列に行います。すばらしいですね。
無事にインストールが終わって、実際の使用感なのですが・・。
1. 等幅フォントが・・。
等幅フォントが結構ヒサンです。半角バイトの文字は全角バイトのスペースに表示されるので、”t a k a c h a n ” と言う感じで表示されてしまいます。
konsole で任意のフォントを利用したい場合には $HOME/.kde4/share/apps/konsole/ の下にできるプロファイルに以下のように記述してみましょう。
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フォント名を直接書いてしまう。と言うことですね。これで好きなフォントが利用できるようになります。
2. konsole でもう一点。
例えば K メニューやパネル上のショートカットから konsole を起動した場合、もとのプロセスの子プロセス(と、言うかスレッド)として起動します。これは後で書く「入力のコピー」などで結構ウザかったり、親プロセスが落ちると全ての子プロセス(と、言うかスレッド)が凍り付くと言う結構ヒサンな状態になります。僕はこれを避けるために以下のシェルスクリプトを用意しました。
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KDE4 の konsole は起動すると前回のサイズで起動してまう。それがイヤなので、毎回 80×24 のサイズで起動するように $HOME/.konsolerc を作成します。これは $HOME/.kde4/share/config/konsolerc を $HOME に .konsolerc としてコピーしただけです。その後で konsole をフルパスで実行すると新規のプロセスとして起動してくれるようになります。
3. konsole で二点目。
konsole を起動してタブを利用するとそのタブは親 konsole の子プロセス(何回も書きますがスレッドですね)として動作します。例えば一台のサーバに対して三個の端末をログインしたいとき、おのおのの端末で入力せずとも一個の端末で入力した内容、例えばユーザ名・パスワードを他の端末で入力したように見せかけることが可能です。[編集]->[入力をコピー]でキーボード入力の情報を他の konsole に送ることができます。ただ、konsole のタブ名は結構ヘボなので、どの konsole がどれなのかちっとも解らないんですね。
そんな時は上記のスクリプトを実行して、あるサーバにログインする端末は一個のプロセスとして起動し、タブを複数生成した後に「入力をコピー」の編集画面で [全てを選択]とか[すべて選択解除]ボタンを押せば OK です。
後、kde-4.2.4 の頃の konsole では C-s がフロー制御に取られてしまう。と言う事態が発生していました。[設定]->[現在のプロファイルを編集]で表示される画面の「詳細」タブの「Ctrl+S と Qtrl+Q によるフロー制御を有効にする」のチェックが外せなかったんですね。
しかし、kde-4.3.0 ではこのチェックが外せるようになりました。嬉しいですねぇ。ただ、僕の場合、以下のようにしないと外すことができませんでした。
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つまり、以前のバージョンで利用していた konsole の設定を一旦飛ばして、新たに設定しなおせばチェックを外すことができるようになるんですね。
4. マウスによるカットアンドペースト
これがまたヒサンなんです・・。ふつう、X 上では他のウィンドからクリックして保存した情報は他のウィンドにペーストできるはずなんですが、こいつがまともに動かない・・。非常に頭に来ると言うか、愕然としましたね。「全然使えねー・・。orz」って感じで。
で、色々やってみた所、パネルのシステムトレイにクリップボードツール(/usr/local/kde4/bin/klipper) が動作していて、こいつが悪さをしているようです。このプロセスを kill するとともにログイン時に起動しないようにすると ウィンド間のマウスによるカットアンドペーストが可能になります。ふぅ。良かったよぉ。
5. konqueror には konq-plugins。
konqueror を使う人はぜひとも /usr/ports/misc/konq-plugins をインストールすることをおすすめします。検索バーとか増えるし、「ウェブペー時を翻訳」なんてボタンも表示することができるようになります。他にもツールバーが色々表示できるようになります。
6. 安定したかもしんない。
以前のバージョンよりは安定して来ている感は強いです。パネルの設定で plasma が落ちなくなったし、(使いたいもの無いけど)ウィジェットの登録時に落ちるようなことは無くなったし。
一番使うのは結局のところ konsole が多いのでネタ的には konsole が多くなってしまいますかねぇ。まぁ、裏を返せば、他のアプリケーションなどは既に完成の域に達していたと言うことでしょうか。
実は僕は kde-4.2.4 を利用していた頃は KDE3 の konsole と skim をインストールしたままとしていました。 KDE4 の konsole が不安定な場合には KDE3 の konsole を利用する。と言う感じです。
また、KDE4 で scim-bridge-qt4 を利用していると、konsole がキー入力を受け付けない状態になる場合があり、それを回避するために skim を利用していました。ちなみに scim-bridge-qt4 でキー入力を受けつなくなるのは konsole の [設定]->[プロファイルを変更]した場合です。僕の場合 EUC-JP と UTF-8 のプロファイルを作っていました。ショートカットでプロファイルをタブに起動した時は問題無かったですが。これは KDE な ML で聞いた所、scim-1.4.7 に問題があるそうです。文字入力できなくなった場合は scim の全てを kill すると文字入力が復活します。
とまぁ、今回のバージョンアップですっかりと KDE3 関係を全て消して、KDE4 の環境に移行できたと言う感じでしょうか。
他にも何か気がついたことがあったら書いていきたいと思います。
MacOSX には FontBook と言う、インストールされているフォントを表示してくれるアプリケーションがある。キャプチャ画面はこんな感じ。
Mac を使っている人は当然のように、良く見るんだけど、表示されているのは宮沢賢治。なんてタイトルの本か、解らないんですけど(^^;;。
で、その下にある漢字、これ、なんだー?って思っていたのですが、JIS90 と JIS2004 の比較のためのフォントだったのですねー。
僕の Mac にはメイリオ(meiryo.ttc と meiryob.ttc)、後、MS ゴシック(msmin04.ttc) がインストールされているのだけど、これらは新 JIS 漢字 (JIS X 0213:2004、JIS2004) に対応した日本語フォントになるわけです。
キャプチャした結果はこんな漢字^H^H感じ。
これはメイリオなんですが、「示氏」とか表示されていますよね。それに引き替え、一番上のキャプチャは「ネ氏」になっている。なるほどねー。
ちなみに Apple 純正のフォントとしては ヒラギノ角ゴ Pro と ヒラギノ角ゴ ProN と言うフォントがあるんだけど、最後に N が点いてないのが JIS90 版、N のあるやつが JIS2004 対応版。と、言うことになりますね。
ヒラギノ角ゴ ProN のキャプチャは以下の通り。一番上のキャプチャと比較してみてください。メイリオと同じ表示をしてくれています。
それにしても、自分でインストールしたフォントは古い DynaFont やリコーフォントだったりするんだけど、これらはみーんな JIS90 版である。と言うのが FontBook で表示させると「一目瞭然。」なんですねー。
んー。さすがはデザイナー対応の OS だけのことはある。と、ミョーに感動してしまったのでありました;-)。
しかし、僕はデザイナーでは無いので「JIS のどっちよ?」などで困ることは特にないのであります;-)。
iPhone3G でテザリングするためのプロファイルが落ちているらしいのでそのプロファイルを持っている人からメールで送ってもらってインストールしてみた。
テザリングした状態の iPhone3G はこんな感じ。それにしてもパケット代がどうなるのか解らないので怖くて通信できないよ状態なのでありました(^^;;。
キャプチャするために試した。とも言うんだけど(^^;;。
さて。今回試したのは WindowsXP の PC なんだけど、このときの状態はどうなっているのか?と言えば、
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こんな感じなのですが、iPhone3G を機内モードにしている状態の ipconfig の結果です。
と、言うか、今回 iPhone3G のテザリングを試したのは、携帯電話での通信ではなく、無線 LAN を利用してテザリングできないのかな?とか思った次第で確認したのでありました。
iPhoneOS3.0 は「機器モード」にしても無線 LAN は利用できるので、「電話回線でパケットを飛ばなくして無線 LAN のみを利用する。」ことができるので、その状態にしたときにテザリングしたら、パケットは無線 LAN 側に飛んで行くんかい?とか思ったのですが・・。
ダメでした。orz
機内モードにして携帯の電波を遮断したとき、テザリングの画面では上が青くならないので通信はできない状態なのでありました・・。orz。
それにしても、そんなことして何が嬉しいの?と、誰もが思うことでしょう・・。最近の NotePC などは無線 LAN カードがほとんど標準装備です。なので iPhone3G で無線 LAN を利用しても意味ないじゃん。みたいな。しかし、無線 LAN カードを持っていない PC で iPhone3G を無線 LAN アダプタ代わりに利用できたら楽しいじゃん。みたいな。そんな感じで試したのでありました。が、世の中そんなに甘くはないですね。
ちなみに FreeBSD に iPhone3G を USB 経由で接続すると ugen0 に落ちるのでこのテのことはできないですねー。Bluetooth で接続したらちゃんと認識するんかな? Bluetooth を搭載している PC においては FreeBSD のドライバはロードしているけど、GUI が無いので全く使う気にはならないのだけどねぇ・・。GUI アプリが出たら試してみたい所ではあります;-)。
まさか三回目を書くとは思いもしませんでした・・。apache ベースで作成したキャッシュ用 Proxy サーバですが、設定に問題があり無事に動作していたのは約一ヶ月半ほど・・。あまりにも情けないので、ちょっと書いておくことにします。
今回は第一回目のネタを参照する 必要があります。第二回目の掲載はこちら。
さて、二回目にまとめたことで apache の Proxy サーバは mod_cache を利用してディスク上にキャッシュして行くことができたのだけど、運用してしばらくしたら error.log に以下のメッセージが出力されるようになってきた。しかも大量に・・。orz (長いので改行しています)
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よくよく調べてみると、サブディレクトリがもう作れない状態になっているらしい。なので、これ以上はディクス上にデータをキャッシュをできない状態になっている。と言うメッセージが延々と error.log に出力されている状態。
/data/httpd/cache の下にディレクトリが 32,000 個できている。と言う状態なんですねー。Linux では一つのディレクトリの下には 32,000 個しかディレクトリが作れないそうです。 /usr/include/linux/ext3_fs.h の以下の行がまさしくそれ。
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でもって 32,000 個のサブディレクトリのあるディレクトリで mkdir すると Too many links. mkdir: cannot create directorys と言われて怒られる。うひー。
と、言うことで、僕はこの上限 32,000 と言う値を知らなかったのでありました。
愕然としつつ httpd.conf の設定を見直します。第一回目に書いた設定では以下のように記述していました。抜粋です。
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ディレクトリの深さは三階層、ディレクトリの文字列は五文字。この「五文字」と言うのは簡単に 32,000 を超えてしまうのですね。
ディレクトリにランダムに利用される文字は A-Z,a-z,0-9 と一部の特殊文字で約 80 個位と想定した場合、五文字と言うのは 80^5 通りあるので、こらー簡単に 32,000 個を超えてしまいます。 32,000 個以内に抑えるのは CacheDirLength は 2 を指定しなければならない。3 を指定したとしても 80*80*80=512,000 個のディレクトリが作成されることになります。あれー・・。
/data/httpd/cache の下には 80*80=6,400 個にしてその下の階層を深くしたほうが良いと言うことなんですねぇ・・。
ディレクトリを自動生成してくれるアプリケーションの場合、ディレクトリ長は二文字にしないと簡単に 32,000 個があふれてしまう。今後はこれを頭の片隅に入れておきたいと思います。
秋葉原を俳諧していたら、ジャンク屋ちっくなお店でとあるモノを見つけた。Apple 純正の iPhone に付属している USB コンセントプラグ。
ジャンク扱いで 1,800yen。まぁ、Apple 純正なんだしそれ位の値段するかなー。って感じなのだけど、ちょっと待ってください。これって Apple が、感電の恐れがあるとして回収したシロモノじゃないですかーっ!!
Apple 超コンパクト USB 電源アダプタ交換プログラム
当該の商品を手にとってよく見てみるとプラグ部分は四角くて、緑のシールが貼ってない。僕が買った iPhone3G の USB コンセントプラグはちゃんと新しいものが同梱されていました。
かごにたくさん入って売っている風景。それにしてもアキバだなぁ。とちょっと感動しました。 Apple が回収したのを廃棄業者がきっとアキバに流通させたのでしょうねぇ。でもってお店の人はそれを知っているのか知らないで売っているか・・。お店の人に一声かけようかと思ったのですが、僕にはそんな勇気は無かったのでありました(^^;;。
とまぁ、これだけではなんなんで。もう一個、ネタ的に書いておきましょうかねぇ。
アキバを俳諧していたらジャンク扱いでオーディオテクニカの ATH-CK31 が 780yen で売っていました。まぁ、サブのヘッドホンとして一個買っておくか。とか思い購入したのですが、なんと、アキバのヨドバシの Mac コーナーにも同じ値段で売っていました。orz。
ATH-CK31
僕は普段使っているヘッドホンは同じくオーディオテクニカの ATH-CK7 と言うヤツを使っています。
ATH-CK7
こっちは値段が高い(9,800yen で購入した)だけあって音がえらい良いのでずいぶんと感動していますが、780yen で買った ATH-CK31 も値段の割りには良い音がするので驚きました。音が籠もることが無く、高音部の音がちゃんと出ます。ただ、低音部がちょっと弱いかなー。と言う感じはしますが、780yen であれば全然 OK。って感じです。予備のために後 2,3 個買っておくかなぁ。と言う感じ;-)。
後は、AT335i リモコンですねー。
AT335i
iPod で聞いていて、次の曲に飛ばしたい時とか便利です。電話が掛かってきた時はヘッドホンをそのままにiPhone3Gの下のほうに向かってしゃべるのであります。マイクは本体のを使うんだけど、一応電話もできるのです;-)。
とまぁ、アキバを俳諧して、PC パーツだけでなく iPhone 関連を探すのもまた楽しいひとときなのであります;-)。
普段常用している PC のグラフィックカードを交換してみました。
今までは NVIDIA の GeForce 7300 LE で 512MB のやつを付けていた。新しく購入したヤツもメモリ自体は 512MB で一緒。そして Xorg の radiohhd ドライバでサクッと動くべ。とか思ったのでありました。秋葉原の T-ZONE で 2,980yen。 ずいぶん安いよねぇ。って感じで、ちょっと幸せな気分です;-)。
まずは PC にセットアップして WindowsXP でブート。ドライバをインストールして認識させた後、FFXIBench3 で動作確認。
僕は PC と言うのは「OS を走らせるもの。」と言う認識でいるので、ゲームには全く興味は無いのだけど、自分の買ったパーツの性能は知りたいのでベンチマークしてみました。
GeForce 7300 LE
Low 6926
Hight 4005
Radeon HD 4350
Low 7345
Hight 4545
と、言うことで本当にちょっとだけ Radeon HD 4350 のほうが速いと言う結果が出ました。
さてと。以上が Windows での結果。ここからは FreeBSD で Xorg を利用したときのことを書いてみたいと思います;-)。まず始めに言っておきますが、depth 32bpp は出ませんでした・・。x11-drivers/xf86-video-radeonhd や x11-drivers/xf86-video-radeonhd-devel のどちらを使っても 32bpp な色はサポートしていないみたいです。あ。ちなみに xorg.conf は必要無いよねぇー。Xorg -configure でできたものでじゅーぶんに動作します;-)。
最近、ブログの写真の色などを気にしていたのだけど、32bpp がでないのはちょっと悲しいですねぇ。しかし、GeForce 7300 LE よりは発色は良いかなぁ。と言う気はします。まぁ、基本的に MacOSX と比べてはいけない。と言うのは解っているのですけどねぇ・・。
今回の検証において、僕は Xorg のドライバは x11-drivers/xf86-video-radeonhd-devel を利用しました。
購入したグラフィックカードは D-sub 15pin・DVI-D・HDMI のコネクタが付いていて、もう S 端子なんてのは無いんですねぇ。
グラフィックカードを接続して FreeBSD をブートして驚いたのが、サウンドカード(ドライバ)として HDMI が認識されたこと。
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pcm0 で グラフィックカード上の HDMI のサウンドカードが認識されたおかげで、Realtek のサウンドカードからスピーカに接続していたのに音が出なくなってしまった。ある意味すばらしーーー。って感じがします。FreeBSD のサウンドドライバの進歩に驚くのでありました。
けど、音が出ないのでまずは KDE4 の設定を見るわけです。すると、システムセッティングのマルチメディアを開くと優先できるデバイスの設定があるみたいです。クリックすると大きくなります。
しかし、これをやってもダメ、つまり音は出ないのでありました。しくしく。そんなこんなで色々調べるのですが、FreeBSD 側でちゃんと対応していのには驚きました(@_o)。sysctl に hw.snd.default_unit と言うmib があって、これが優先するサウンドデバイスを指定できるらしいのですね。pcmX の “X” の数値を hw.snd.default_unit mib に指定してあげるとそのデバイスを優先的に使う。と言うものです。
ちなみに、pcm の認識の順序は PCI バスに準じています。たくさんの NIC を刺した時に認識される順番が決定するのと同じ原理。
僕の環境ではグラフィックカードがサウンドカード(チップ)より先に認識したので HDMI が pcm0 だったので /etc/sysctl.conf に hw.snd.default_unit=1 と書いたら音が出るようになりました。おーー。すんばらしーー。
僕の使っているディスプレーは H223HQbmid なんだけど、こいつには背面にチャチぃスピーカーがついていて HDMI で接続するとそこから音が出るらしいのね。けど、僕は PC には BOSE のスピーカーを付けているのでそこから音が出て欲しいので、サウンドデバイスの順序は非常に重要なのであります。
今後はどんどんこうなるのかなぁ。グラフィックカードを変えたら Xorg のドライバーも重要だけど、音も重要だねぇ。みたいな。
今回はなかなか良い勉強をさせてもらったのでありました。2,980yen で「グラフィックカード」を買ったつもりだったんだけど、メインはサウンドドライバになってしまったかな?(^^;;。
FreeBSD の ports に emulators/virtualbox と言うがあるのを発見。すかさず make してインストールしてみた感想を。
最近 SUN から 3.0 がリリースされた のだけど ports でインストールされるのは virtualbox-2.2.51.r20457_3 と言うバージョン。
VirtualBox は X11 ツールキットに QT4 を使っているので、KDE4 を使っている僕にとっては非常に嬉しい。起動後の見栄えが KDE4 と一緒なので、それはもうまるて KDE-4.2.4 のアプリケーションの一部ではないのか? みたいな雰囲気になります;-)。
デスクトップのキャプチャはこんな感じです。クリックすると大きくなります。
KDE4 がインストールされている環境では ports から VirtualBox をインストールする分にはそんなに時間がかかりません。firefox を makeしてインストールするのと同じ位な感じかなぁ;-)。
インストールが終わったら /boot/modules/ にインストールされた vboxdrv.ko を kldload するだけ。KDE4 を利用している人は「K メニュー」から「アプリケーション」を表示させて「システム」を選択するとその中に存在しているのでクリックすれば起動します。
コンソールから起動する場合は /usr/local/lib/virtualbox/VirtualBox を起動します。珍しく /bin/ の下にないんだよねぇー。
起動後は他のバーチャル PC と特に変わりません。メモリや HDD を選択するなどしてバーチャル PC を作成して、起動(START)ボタンを押すだけ。非常に簡単です。
手元に WindowsXP の CD-ROM があったのでメディアを DVD ドライブに突っ込んで CD ブートしようとしたけど、なぜか VirtualBox は /dev/acd0 を見つけてくれなかった。ln -s /dev/acd0 /dev/cdrom としてもダメだったので FreeBSD の CD デバイスはダメなのかもしれない。
しょーがないので dd で iso イメージを作成して、それを VirtualBox に認識させたら無事に起動は完了。後は OS のインストールを待つのみとなったのでありました。
デバイス的に問題かもしれないのは CD-ROM デバイスだけで、後は特に問題もなく、NIC(bge0) も使えているし、Windows の起動音も出る(hdac0.pcm0) ので全然問題なく使える。と言う感じでしょうか。中々グーです。
まぁ、欲を言えば VMware Fusion(MacOSX 版だけど) みたいに、デスクトップ上に Windows のアプリが起動できるようになってくれたらなぁ。などと思うのですが、それはつまり X11 上に Windows アプリを表示する。と言うことになるのでちょっと無理かなぁ。と言う気はしないでもないです;-)。
しかし、それにしても FreeBSD の中で Windows が起動すると言うのもまたヘンな感じです。WindowsXP の VMware Workstation で FreeBSD は動かしたとこはあるんだけど、それよりも違和感があります。
なんだろなー。アンチエイリアスの利いたデスクトップ上でアンチエイリアスが利いていないアプリケーションを動かしているからかなぁ。
と、言うことであまりにサクサク動作しているのでちょつと驚いている状態なのであります;-)。
僕は MacOSX では epkg と言うパッケージシステムを利用しています。国産だし、 FreeBSD の ports みたいな感じなので結構良いです。GUI 版と CUI 版があるのだけど、僕はもっぱら CUI 版のものを利用しています。
前回、MacBook のメモリと HDD を増強した際に OS を再インストールしたのだけど、そのタイミングで epkg も全部入れ直し。と言う感じ。コマンドラインから以下のようにするだけで簡単に色々なものがインストールできます。とは言っても、最近はインストールするもの、少ないのですけど(^^;;。
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基本的に epkg コマンドをオプション無しで実行した場合、詳細が表示されるのでそれを見て色々やれば大丈夫。って感じです。
さてと。ここまでは epkg の説明なんだけど、ここから先が本題です;-)。
epkg のダウンロード先は琉球大学にあるのですが、バイナリパッケージがいまいち更新されていないことが見受けられるので、これは自分で更新するしかあんめい。とかなるわけです;-)。利用するばかりってのもなんですしねぇ。
今のだと MacOSX Leopard(darwin5u) の netpbm のバイナリパッケージは PPC 版のみでユニバーサルバイナリにはなっていなかったりします。と、言うことで sepkg を取ってきて、自分の MacOSX 上でコンパイルすんべな。とかなるのですが、せっかくなので最新のバージョンを利用したものを作成しておきました。以下の URL に置いてあるです。FreeBSD の最新の ports とバージョンを合わせたので netpbm-10.26.63 になっています。でもって i386 用になっています。
http://icmpv6.org/Prog/Epkg/netpbm.src.epkg
/usr/epkg/graphics/ の下で tar で展開した後に cd netpbm して make と make install を叩けばインストールされます。削除 は epkg del netpbm とすれば epkg の機能として削除されます。
さて、この sepkg ですが FreeBSD で言う所の「ports を作る。」作業とまるで一緒です。epkg のルールに従って Makefile を書いていく。って感じです。ただ、ユニパーサルバイナリを作るときは Xcode が必要で CFLAGS に /Developer/SDKs/MacOSX10.5u.sdk などを指定する必要があります。
この辺りは MacOSX 固有なので中々面白いなぁ。などと思うのですが、次期 OS である Snow Leopard では PPC はサポートされなくなるので PPC/i386 のユニパーサルバイナリは必要無くなるかなぁ。とは思っています。なので今回の netpbm.src.epkg は PPC に対応していません。まぁ、正確に言うと「作れなかった。」と言うことになるのですけどねぇ(^^;;。
と、言うような感じで、Mac でコンパイルするためには epkg の ソース版を眺めるのは中々有用ですねぇ。と言う感じなのであります。
実は昨日の夜 Phone3.0 SDK をインストールしました。僕もいよいよ金を探しに行こうかなぁ。などと思い始めています;-)。
加筆。
なんか、上の文章はちょっと変ですね。「ユニバーサルバイナリには対応していない。」と言うのは正しいですが「i386 版のみで PPC には対応していません。」と言うのは間違っている記述です。正確には
「自分の環境で make したバイナリが作成される。」
となります。僕の MacBook は Core2Duo なので i386 版のバイナリができて、 iBookG4 で make した人は PPC 版のバイナリができるはずです。
と、言うことは epkg は sepkg を持ってきて、自分の環境で作る分には自分の OS にあったバイナリができる。と、言う感じでしょうか。epkg が Snow Leopard 対応になってユニバーサルバイナリ対応を捨てたとき、PPC の人が epkg を使いたい場合は sepkg から自分で make すれば良い。と言うことですねー;-)。
FreeBSD 用の ports は作った(改造した)けど、(めんどくさそうなので) send-pr してないものや、「ま。自分で使う分にはそれでいーや。」とか思っているヤツのたまり場が この辺り にあったりします;-)。
あ。唯一、作者と言うか FreeBSD.org なアドレスに連絡したのが scim-bridge-client-qt4 だ。これは必要だったので kde@freebsd.org にメール書いた;-)。後、irrd もコミッターの方にお願いして登録してもらったなぁ。
今回は自分が必要な二つの自家製の ports をアップデートしました。
一個は mew と SSL と stunnel と /etc/hosts.allow。 の記事で書いたやつ。4.26 から 4.27 にバージョンアップしたのに追随しました。また、この ports では Makefile を編集してメニューを表示するようにして –disable-libwrap を選択できるようにしています。ほんまモンのよりいたせりつくせりだと思うのだけどもねぇ;-)。
もう一個は /usr/ports/www/photo_gallery 日本語版。 の記事で書いたやつ。これは、ports が 1.5 から 1.5_1 に更新されたのでそれを追随した形です。後、apache13 をインストールしないようにしています。photo_gallery 自体は apache22 でも動作するのであえて apache はインストールしないようにしました。
とまぁ、こんな感じで send-pr はしてないけど、コツコツと更新しているのであります。きっと自分しか使わないだろうなぁ。とか思っているので;-)。
一応、それぞれの ports は以下にあります。もしよければ利用して見てください;-)。
http://www.icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-stunnel-disable-libwrap-20090623.tgz
http://www.icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-ja-photo_gallery-1.5_1-20090623.tgz
あ。コミットしてくれる方、絶賛募集中です;-)。