僕はもともと iPodTouch ユーザだったのを iPhone3G に乗り換えたクチです。普段から au 携帯・Softbank 携帯・iPodTouch の三つを腰にブル下げて持って行動していたのを Softbank 携帯と iPodTouch を一緒にした感じ。
iPodTouch を iPhone3G にしたのは 3G 回線よりも GPS が欲しかった。というのが主な動機です。まぁ iPhone3G で「Web2.0 in Your Pocket.」してみたい。と言うのもあったけど、やっぱり GPS を手に入れ(また関連するアプリを利用し)たい。と言うのがメインだったのでありました。
実際に iPhone3G の GPS を利用するにあたり、AppStore の無料の GPS アプリはゴルフ系のもの以外ほぼ全てダウンロードして試してみました。現在、主に利用しているのはこんな感じです。
#以降のリンクは AppStore へのリンクになるので iThunes がインストールされている PC でクリックしてください。
GPS ポイントを取得するために MosionX-GPS Lite を利用しています。これは もつ焼き・オリジナル (ウェブへのリンク)に情報を掲載するために主に利用しています。
自転車や車のログの取得には GPSロガーAdvance を利用しています。これは無料版もあるのですが、115yen の有料版を購入しました。有料版は地図上の自分のいるポイントが画面の真ん中にあるのでカーナビみたいに表示され、自分の通ってきたところには線が引かれます。取得した GPS ログはメールで送信できるので後で自分で確認できます。
僕の車にはカーナビが付いているのですが、最新の地図情報が欲しい場合は マップアプリ を利用しています。出発場所と行き先を設定するとルートが表示されます。そして、自分がいるところは青い点で表示されます。
後の GPS 系のアプリケーションは現在地からお店やランドマークなどを見つけたりするのに利用している感じでしょうか。これもまた中々楽しい。例えば最寄り駅からお店までの道のりを調べたりするのに利用(ウェブへのリンク)したりしています。
さて、iPhone3G の GPS を利用していると色々気が付くことがあります。それらはカーナビ系のアプリのレビューを見ていると「バッテリーがすぐに無くなる。」「カーナビの反応が悪い。」などの意見としてよく見受けられます。
以降は二つのカーナビアプリについてですが、僕は購入してないのでレビューを書くことが出来ないのでここに書いてみましょう;-)。
いつもナビ と いつもナビ Lite のレビューが炎上しています。それはゼンリンの対応が悪いからで製品自体は1,800yenで期間無制限で使える(ただし音声などを利用する場合は350yen のオプションが必要)のは悪くないと思います。一年で 2,800yen とは高いなぁと思うのでありました。
後、全力案内!ナビ は地図情報が汚い。とレビューがありますが、ベクトルデータで地図を持っているので、まぁ、それは仕方ない。 いつもナビ や マップアプリ はビットマップデータなので、それはまるで Photoshop が扱うデータなのですが 全力案内!ナビ は Illustrator が扱うデータって感じかなぁ。データ自体はベクトルデータのほうがサイズは小さいし、ピンチが利用できる iPhoneOS では利にかなっている気がします。
ここまでダラダラと書いてきましたが、そろそろ話題を収束させていきましょう。まず、iPhone3G で GPS を利用しているアプリを利用した場合ですが、確かにバッテリー消費は激しいです。カーナビアプリのレビューでぼろくそ書いている人がいますが、それはアプリが問題ではなく、iPhone のハードウェアの仕様のような気がします。マップアプリ を利用していても GPSロガー・MosionX-GPS Lite を利用してもバッテリーの消費は早いのであります。
後、iPhone3G で GPS を利用したとき、どうも精度が悪い。と、言う件ですが確かに悪いような気がします。標高を表示するアプリの場合、GPS 衛星を四つ補足しないと標高は表示できないらしいです(これは GPS システムの仕様だそうで)。四つ補足できる機会はそんなに無いような気がします。あ。僕は東京在住ですが。また、速度を表示するアプリの場合、二点間の GPS ポイントを通過した時間で計測しているものが多いですが、これも走っている速度や宇宙(そら)への障壁などを考えると(車の中や電車の中では)中々 GPS 衛星をとらえることができないような気がします。
上にも書きましたが、僕が普段利用している GPSロガー は水平精度が 300 になったらログを取り始めます。と言う仕様になっているのですが、これを起動すると「なるほどー。」と思わせてくれます。つまり GPS の精度が高くないと(値が小さいほど精度が高い)まともに GPSロガー として機能しない、精度が低い状態でログをとっても意味の無いものになるので機能を停止する。なるほど。と言う感じなのであります。
このアプリにおいて水平精度が表示できると言うのは非常にありがたいもので、他のアプリを起動してもまともに GPS が現在地を取得してくれないのも納得いきます。後一点強いて言うのであれば、Softbank の回線。地図データを 3G 回線でダウンロードするのですが、圏外になる機会がずいぶんと多い。その時は GPS 精度と地図アプリが動的にダウンロードできないのダブルパンチで、GPS を利用しているアプリにのしかかってきます。カーナビにはちょっとツライですかね・・。
と、言うことで iPhone3G で GPS を利用するにはある程度のあきらめが肝心。と言うのが最近解ってきました。カーナビアプリはきっと利用できそうにないので マップアプリ で行き先設定して走ったほうが良いかなぁ。などと思っています。
けど、iPod Touch にはそもそも GPS が付いてないので iPhone3G はやっぱり嬉しいかな。写真を撮ると GPS ポイントが写真のメタ情報に書き込まれたりするので GPS があったほうが良いなぁ。最近は携帯電話でも GPS を積んだ機種がたくさんありますが、それを活用できるアプリというのは限られていると、僕は思っています。その点、iPhoneApp は色々ものがあるのでそれはそれで楽しいので、やっぱり iPhone はもう手放せなくなっているような気がします;-)。
あ。今回は iPhone3G の GPS に特化したネタを書いてみました。 iPhone には GPS 以外にもたくさんの機能やアプリがあり、その可能性は無尽蔵だと思います;-)。
#僕が持っているのは iPhone3G なので 3GS で利用可能な電子コンパスは持っていません。今後電子コンパスを利用したアプリが主流になるとここで書いたお話は大幅に過去のモノとなるかもしれません。