DSS-5.5.4 の使い方。

前回の日記で、ストリーミングに DSS 使ってます。って書いたけど、ちょっとだけまとめておきますね。

DSS は ports からインストールすると非常に簡単なのだけど、/usr/local/etc/streaming/ の下に qtgroupsと qtusers の二つのファイルを用意しないと動かないのでこの二つは必ず生成しましょう。

僕は MacOSX も持っているので QuickTimeBroadcaster で「中継」することもできるのです。安い USB カメラでも最近は MacOSX 用のドライバがあったりするので比較的容易に「中継」することが可能です。
あ、僕の持っている MacBook には default でカメラ付いているんだった。けど、あのカメラは向きが変えられないので「中継」にはちょっと使えないです・・。

録画した動画を配信するためには QuickTimePlayerPRO が必要になります。動画を QuickTimePlayerPRO でストリーミング形式に書き出してから、その書き出されたファイルを /usr/local/share/DarwinStreamingServer/movies/ に保存します。ストリーミング形式に変換していない動画を配信することはできないので注意してください。

後は、http://localhost:1220/ にアクセスして、「プレイリスト」などで設定すれば中継できるようになります。

しかし、DSS-5.5.4 は表示が英語なのでちょっとしきいが高いですねぇ。そんな時に見つけた技が、まだフリーで配布していた頃の QTSS-4.2 を Apple のサイトからダウンロードしてきて、AdminHtml と言うディレクトリの下に html_ja と言うディレクトリがあるので、それを抽出することです。html_ja には日本語テキストが入っているのでそれを持ってきます。後は FreeBSD にインストールした DSS に対して以下のコマンドを実行するだけ。

# cd /usr/local/share/DarwinStreamingServer/AdminHtml
# mv html_en html_en.org
# hogehoge
# ln -s html_ja html_en

 
QTSS みたいに言語は自動判別してくれないので html_en に symlink してあげれば良いでしょう。表中の hogehoge はおまじないです;-)。

実は DSS-5.5.4に対応した日本語テキストを既に持っています。QTSS-4.2 から増えたメッセージテキストの差分を追加したものがあります。なので僕が利用している DSS は既に日本語化されています;-)。Apple のライセンスがどうなっているのかあんまり深く考えないようにしているのですが、ここ いらへんにあったりします;-)。(hogehoge の部分で利用してください)

と、言うことで、DSS について書いてみましたが、DSS は MacOSX がないと「中継」できないし、QuickTimePROがないと「ストリーミング」できないし、本当にやっかいです。けど、MacOSX を持っている人にとってはいろいろ楽しめます。皆さんもちょっと遊んでみてください;-)。

あ、ちなみに DSS-5.5.4 の ports ですが、FreeBSD/amd64 で make は通るのですが、実際に動作させようと思っても動きません。DarwinStreamingServer 自体は起動するんだけど、http://localhost:1220/ にアクセスしても応答が無くログイン画面が表示されないため、実質利用できない。と言う感じです。

ちょっと格闘してみたのですが、MacOSX は gcc-4.0.1 を使っているのに対して、FreeBSD は gcc-3.4.6 なのでその影響があるのかな?とも思えます。port:1220 にログインした時の「メイン」の画面では サーバ上の現在時刻 が 1900年 とか表示されているし、なんか、64bit 周りでおかしいのかなぁ。とは想像がつきます。

試しに gcc-4 で make したことがあるのですが、make が通りませんでした(^^;;。
files/patch-CommonUtilitiesLib::OSHeaders.h 辺りに修正を入れれば make は通るとは思うのですが、僕は最近の C を知らないので 64bit に対応するにはどう書いたら良いのかよくわからないのでした・・(^^;;。

と、言うことで、gcc-4 で make が通るパッチをどなたか書いてください。nork さぁ〜ん;-)。

OpenOffice.org-2

FreeBSD-users-jp の 90404 番において、FreeBSD/amd64 で OOo-2.1 をインストールしている。みたいな記事があったので、あれ?とか思って /usr/ports/editors/openoffice.org-2/Makefile 見たら、あれま。ONLY_FOR_ARCHS= i386 amd64 になっていて、いつのまにか FreeBSD/amd64 で make が通るようになったのねぇ。2.0RC 辺りの頃は i386 だったのにさ・・。

と、言うことで早速 make してみたんだけど、いろいろなファイルはあっちゃこっちゃから取ってくるのは i386 版と一緒なんだけど、どうやら make の途中でカーネルを道連れに落ちてしまうことが発覚。ひどいねぇ・・。

OOo の make には SWAP も含めて 2GB 以上のメモリが必要だと言うんだけど、今まで FreeBSD/i386 では swapon して make していたのだけど、SWAP が無い時は gcc のみがぶっこけるだけで済んでいたのよねぇ・・。

しかし、カーネルパニックになってしまうのでちょっと手が出せない状態かな。あ、ちなみに FreeBSD/amd64 は 先週辺りの 6.2-STABLE ですが、この辺りも悪さしているのかなぁ・・。

local-host-namesを使わないバーチャルホストの設定。

sendmail の設定でバーチャルホストを利用するには「/etc/mail/local-host-names に受信するドメインを登録しましょう。」ってのがほとんどなんだよねぇ・・。けど、まぁ、楽なのでええんですけど、送信時に問題があることが判明。

例えば、以下のファイルがあったとして、これを cat FILE | mail takachan@running-dog.net したとすると Reply-To: に指定したメールアドレスのドメイン名が sendmail.cf 内の DM に掲載されているドメイン名で上書きされてしまう。という、どうしようもない問題に遭遇するX-(。バーチャルドメインでのメールの送信時の問題ですね。バーチャルドメインのメールが受信できることだけで満足してたらいかんぜぉ。って感じ。

To: test@test.jp
Subject: test
From: takano@test.jp
Reply-To: test00@test.jp
test

 
ドメイン名を上書きしてしまうのは Reply-To: ヘッダだけなので、あまり気にならない人とか気づかない人もいるのかな?

しゃーないので local-host-names を使わないバーチャルドメインの設定をするしかない。今回は VIRTUSER_DOMAIN_FILE 項を使って mc ファイルを書き直してみたい。

/etc/mail/freebsd.mc があるんだけど、この中の一部を以下のように修正。class{w} のバーチャルホストの設定を利用しないようにして class{VirtHost} を利用する。

# no class{w} added class{VirtHost}
#define(`confCW_FILE', `-o /etc/mail/local-host-names')
VIRTUSER_DOMAIN_FILE(`-o /etc/mail/virtdomains')

 
この設定だけだと、sendmail.cf の DM が無くなるので、以下の行を更に追加。

Dwmail
Dmicmpv6.org
define(`confDOMAIN_NAME', `$w.$m')

 
以上、できたら make してでき上がり。sendmail.cf の Dj は自分の好みで編集するとして、ローカルホスト配信がもしかしたらエラーになるかもしれないので submit.cf の Dj も設定して上げれば問題はなくなることでしょう。

/etc/mail/virtdomains は、/etc/mail/local-host-names と同じ記述方法で特に問題はないでしょう。

あ、書いてないけど、/etc/mail/virtusertable については触れてませんけど、他のドキュメントとか読んでくださいね;-)。

/usr/ports/www/photo_gallery 日本語版。

FreeBSD の ports に photo_gallery と言うのがあるんだけど、それの日本語版を作ってみました。

最近、Canon PowerShotG7 と言うデジカメを買ったのだけど、撮った写真を公開する場が無いので、なんかいい ports 無いかなぁ?と探していたら /usr/ports/www/photo_gallery を見つけました。ただ、不便な所とか日本語が使えないので、

「えぇい。改造してしまえっ!!」

って感じです。で、できたのはこんな感じ。サンプルは以下の URL にあります。

サンプルのウェブページ

撮った写真をディレクトリ単位で一覧表示してくれます。その後、サムネイルとかスライドショーなどがお楽しみいただけます。

基本的に /usr/ports/www/photo_gallery を改造しています。ほぼ原型は保っています。

僕の作った ports は以下の URL からダウンロード可能です。使ってみて感想などいただければうれしいです。あーうー。commit してないです;-)。

ports-ja-photo_gallery-1.5-日付.tgz

自分が「こんな機能が必要だ。」と思うとボコボコ追加していく予定;-)。後、僕が改造した部分についてはインストール後の README-ja.txt を参照してください。

bfe0 と ifconfig の alias。

自宅のサーバは FreeBSD 6.2-STABLE なんだけど、ドメインを都合三個取ったので、IPv4 はバーチャルドメインにしようと思ったのだけど、IPv6 は腐るほどあるのでサブドメインに対して一個づつアドレスを消費しよう。と思い以下のコマンドをばばばと 80 個位打ったわけですよ。

$ ifconfig bfe0 inet6 2001:240:e9:ffff::1003:n alias

 
そしたら、いきなり通信ができなくなってしました。あれぇ?と言うことで -alias しながら調べてみると bfe0 はどうやら 60 個しか alias ができないみたいです。ひどーー。

$ ifconfig bfe0 | grep inet | wc

 
で付いているアドレスの数が60個まではOKだけど、61個目のアドレスを付けた瞬間に通信ができなくなります。-alias で 60 個に戻すと通信が復活します。インターフェースが down したわけではありません。パケットを受け付けてくれなくなる感じです。

ちなみに rl0 と fxp0、そして bge0 で試しましたがこれらの NIC は alias の 60 個制限はありませんでした。と、言う事で、明らかに bfe0 のバグと言うか仕様?のようです。

bfe0 をお使いの皆様、お気をつけ下さい。

qt-3.3.7 用フォントパッチリリース。

もう長いこと KDE 使っているけど、qt の新しいバージョンが出るたびに毎回パッチを作っている。詳細については以下の URL を参照してください。

http://www.kde.gr.jp/~takachan/aa/

このパッチ当てると一番嬉しいのが konsole かな。さざなみゴシックとか使えるようになります。

新装開店。

いやはや。全面改定です。

実はこのページは SAKURA さんにあったのですが、もう 10 年位利用していることになりますね。

で、僕はいつの間にか法人サーバに載っていたみたいで、「さくらのレンタルサーバ」と言う個人ユーザ向けサービスを知ったのはつい最近でした。で、サーバ乗り換えのタイミングで全面改定してみました。

トップにブログをもってきました。

後、僕のページで一番アクセスの多いのは FreeBSD ネタなのだけど、最近全然更新してなくて・・。データ事態は一応残しておきますが、もう更新は無いでしょうねぇ。

なのでブログにしました。これからは FreeBSD の気づいたことはブログに書き込むことにします。そっちのほうが楽だし・・(^^;;。

と、言う事で今後とも宜しくお願いします。