9月 132008
 

僕はストリーミング用に自分で DSS を立ち上げているのだけど、なんか、今まで思いっきりカン違いしていることを発見した・・。

録画した動画を QuickTimePro でストリーミング用に書き出した mov ファイルは DSS 上で必ず「プレーリスト」を作成してからストリーミングしていたのだけど、その必要って全くなかったのね。素直に URL に mov ファイルを指定するだけで再生できたんだ・・。

どおりで .sdp ファイルが各種ブラウザで対応していないわけだ・・。ちなみにプレーリストを作成すると、rtsp://qtss.icmpv6.org/test.sdp とかなってプロトコルも拡張子も対応されていなかったのでした。

で、これらは HTML で吸収できるのか?とか思ったけど goolge で探し回ってもその例がほぼ存在しない・・。これは mov ファイルを http:// でアクセスするんだな。と言うことになるわけです。「プレーリスト」は必要なし。

と、言うことで過去のストリーミングはこれでは全然ダメと言うのが良くわかった。新しいのはこんな感じ。今度はちゃんとブラウザも認識してくれる書き方だよー。

電車からの風景
http://motsuyaki.org/Movies/20080616.qtl

http:// でアクセスして .qtl と言う拡張子のファイルを作成するわけです。ブラウザからのアクセスでプロトコルは問題なし、拡張子は QuickTime がインストールされていれば問題無く起動できることを確認しました。ふぅ。これにて一件落着。

さて、qtl ファイルの書き方ですが、大体以下のような感じ。XML なファイルとなります。再生時のオプションも指定できます。

<?xml version="1.0″?>
<?quicktime type="application/x-quicktime-media-link"?>
<embed src="rtsp://qtss.icmpv6.org/train.mov" autoplay="true" type="video/quicktime" controller="true" quitwhendone="false" loop="true" name="MOSS (Motsuyaki ORG Streaming Service)" > </embed>

 
さて、このファイルをウェブサーバ上に置くのだけど、今度は httpd の mime.types で認識してくれないので、このファイルが直接ブラウザに展開されてしまいます。なので AddType してあげる必要があります。conf/mime.types や httpd.conf に書いても良いのだけど、僕は .qtl ファイルを置いたディレクトリに .htaccess を置いてその中に記述してみました。以下のような感じ。

AddType application/x-sdp       .sdp
AddType application/sdp         .sdp
AddType application/x-quicktimeplayer   .sdp
AddType application/x-quicktimeplayer   .qtl

 
まぁ、ダメもとで .sdp の設定も書いたのだけど、やっぱりダメで(^^;;。.qtl のほうは正しく機能するようです。

と、言うことで、これでほぼ正しい設定が完了したと言う感じでしょう。ちなみに .qtl ファイルは QuickTimePlayer からでも出力できます。メニューの [ファイル] → [書き出す] → [ムービーから QuickTime Media Link] を選択すると一発です。色々なオプションも指定してくれるので簡単にできます。是非お試しあれ。

ふぅ。良かった。これでちゃんと DSS が機能しそうだぁ。

  1 件のコメント to “DSS のカン違い。”

  1. MacOSX SL で QuickTime Broadcaster が動きました。

    もう少し、MacBook 及び MacOSX の話が続きます。おつき合いください…

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