4月 282012
 

以前のエントリで「MEDIAS LTE N-04D 使ってみました。」ってのを書いているのですが、この中で、スケジュールの連携ができない。と書きました。で、色々試行錯誤の結果なんとかできるようになったので今回はそれをまとめてみたいと思います。

「Mac と Android のスケジュールの連携?そんなん Google カレンダー使えば一発じゃん。」

とか言う人がいるかと思いますが、僕の場合、google に情報預けたくないんです。Apple の iCloud にでさえスケジュールはアップしてないんですから。大事な個人情報を広告収入のために利用されたくないっ!!

ってんで、そーなると敷居は一気に高くなるのであります;-)。

では、Mac の iCal アプリ上で管理しているスケジュール・カレンダーの情報について順に見ていきましょう。

1). スケジュールの管理は Mac の iCal を利用しています。
2). iCal で管理したデータは iTunes により iPhone4 に一ヶ月分同期されます。
3). iPhone4 (それはつまり iOS デバイスってことで iPhone4s や iPhone3Gs とかも含まれます) 上ではスケジュールの閲覧と新規の登録・編集・削除などが行えます。

これを google カレンダーを利用せずに Android でも対応しようとするとほぼ無理。考えられる手段を色々試行錯誤したのですが、ボトルネックは以下の通り。

o. iCal からカレンダーを 書き出すと ics 形式になるのでそれを Android に持って行ってインポート。
o. そのカレンダー全ての情報が書き出されてしまう。必要なのは近々の30日分で良いのに・・。
o. ics 形式やら vcs 形式やら文字・改行コードやらの操作が大変・・。

で、やりたいこととしては

1). 近々の 30 日分のデータだけを Android に持って行けると嬉しいなぁ。
2). 更新は Mac および iPhone4 でできるので Android 側では参照のみでいーなー。MySQL のスレーブサーバみたいなもんだ;-)。
3). スクリプトなどを用意したりファイルを編集せずに比較的容易に Android にカレンダー情報を転送できれば嬉しいなぁ。

と、まぁ、こんな感じがベストなので、それでできる手段はないか、 MEDIAS LET N-04D を購入してから約二ヶ月の間ずっと考えていたんですけどもね。

で、その方法がなんとか見つかりました。Android へのカレンダデータの移行も比較的容易にできます。では見ていくことにしましょう。

1. Mac と iPhone4 は iTunes で sync。
まぁ、これは当たり前ですね。 Mac 上の iCal でスケジュールを管理している人であれば、その情報は iPhone4 に入れて持ち歩きたい。で、iPhone4 で更新した情報は 次回の sync 時に iCal に反映されます。すばらしい連携;-)。

2. iPhone アプリのインストール
僕は今まで iPhone4 でスケジュールを見るときは標準アプリで見ていたのですが、探してみると色々あるんですねぇ。で、今回新たにダウンロードしたスケジュールアプリは PocketLife Calendar というアプリ。

ical2android_1.jpg

基本的にはカレンダーの標準アプリからデータを持ってきてそれを表示する。って感じです。が、このアプリのすごいところはそのカレンダーデータを、期間を指定して ics を出力してくれ、なおかつその ics ファイルがメールで送信できる点です。

キャプチャで見てみると、PocketLife Calendar を起動するとカレンダーアプリから情報を取り込んで表示します。そのあと[設定]ボタンを押します。

ical2android_2.jpg

おぉ。「カレンダーを共有/プリント」のメニューがありますね。それをタップします。すると、カレンダーの選択と共有もしくはプリントするための期間の選択の画面が表示されますっ!!

ical2android_3.jpg

この機能が欲しかったんですよー。 Mac の iCal が出力した ics ファイルをエディタで編集して任意の期間を抽出するための作業を行う。なんてことはちょっとあり得ない。自分でやっていても長続きしないと思うし。このアプリはそれを GUI でやってくれます。まぁ、そもそも iTunes から iPhone4 に転送する段階である程度期間は絞れているんですけどもね。 iPhone4 に転送したデータ全てを期間として設定すると問題無いですね。と、いうか、この作業をどうするかがある意味最大のボトルネックだったんですけども解決です。すばらしー;-)。

で、期間が決まったら後は抽出された ics ファイルをメールで送るだけ。以上で iPhone4 側、もしくは Mac 側の作業は完了です。

3. Android アプリのインストール
iPhone4 からメールで送信された ics ファイルは Android のメールアプリで閲覧します(僕は IMAP を利用している)。で、メールに添付の ics ファイルを /mnt/sdcard/ 辺りに保存します。

ical2android_4.jpg

おぉ。これで任意の期間に絞られたカレンダーデータが Android 端末に取り込まれたことになりますね。いーぞいーぞぉ;-)。

さてさて。ここからは docomo の Android の機能なのかもしれませんが、 MEDIAS LTE N-04D には多分 google 謹製の カレンダーアプリ と、多分 docomo 謹製の スケジュールアプリ がありますが今回利用するのはスケジュールアプリのほうです。

Android 内部に保存された ics ファイルをマージします。docomo 謹製の スケジュールアプリ は .vcs ファイルに対応はしているのですが .ics ファイルには対応していません。すると Google play でその機能を持っているアプリを探す必要があります。で、色々ダウンロードして動作確認も含めてテストしたのですが、ありましたっ!! iCal Import/Export というアプリケーションです。

この iCal Import/Export を起動すると味気ないメニューが出て来ます(失礼っ!!;-)が 「Search for iCal files」をタップします。すると、届いたメールから保存した添付ファイルを見つけてくるんですなぁ。

ical2android_5.jpg

後はメニューに従って [OK] をタップしていけばスケジュールアプリにスケジュールデータをインポートしてくれます。

僕はスケジュールデータを転送することに一生懸命になっていて、スケジュールアプリの使い方はいまいちまた解っていませんが、スケジュールアプリには「全件削除」とかすばらしいメニューがあるのでインポート前にいったん全部削除してから新たにインポートするとかできます。

まぁ、その前に iCal Import/Export でインポート時に「重複したのはどうする?」と、英語で確認されるのでそれに任せる。と、いうことも可能ですけどね。

さてさて。Mac で管理しているカレンダー、iCal と iPhone4 は双方向レプリケーション。 iPhone4 とAndroid はバッチ的な一方向レプリケーションによって、これでデータの共有ができるようになりました。この手順でもまだうっとうしいとは思うところもあるのですが、ここれが多分、限界かなぁ。と思えなくもないです。が、自分の Mac で管理しているカレンダーデータが google を経由せずに Android に転送できるようになったことは大きいと思います。

この組み合わせで、皆さんも是非試してみてください;-)。

4月 272012
 

さてさて。「CPU コレクション」の第52回目。前回の Foster に続きもう一個 Xeon が登場します。今回登場するのは(多分) Socket604 の Prestonia と呼ばれていた Xeon。

写真を見るとこんな感じです。Socket603 版 Xeon と比べて CPU 上の回路がだいぶ少なくなりましたよね。

Socket604_Xeon_Prestonia_1.jpg

で、こちらが裏側。

Socket604_Xeon_Prestonia_3.jpg

ピンの数が 603 から 604 に一本増えました。 Intel 得意の互換性が全くない CPU へと変貌しているのですが、まぁ、サーバ向け CPU は前方互換の必要性があるかと言われればそんな必要は多分無いと思われるのでどーでも良いのでしょうなぁ;-)。

前回に引き続き、北森 Pentium4 との比較の写真を掲載しておきましょう。

Socket604_Xeon_Prestonia_2.jpg

はやりヒートスプレッタ的には似ているんですよねぇ。まぁ、結局は Pentium4 の血を引いている。って感じなんでしょうなぁ。

この CPU もアキバのジャンク屋さんで見つけました。500yenくらいで購入しました。このテの CPU は本当にアキバを足で探し回るか、はたまたヤフオクで見つけるか。なんでしょうなぁ。

Xeon までしっかりと収集してしまうのでありますが、最近の Xeon はまだ高いので手が出せません;-)。

4月 212012
 

久しぶりに「CPU コレクション」なネタ行きましょうか。前回の50回目でターミネータを掲載して、前世代の CPU Socket/Slot はほぼ出尽くしたと思っていたのですが、手持ちの CPU はまだまだたくさんあります。

なので、ここからは”ついこの間の CPU” になりますが、ご了承頂ければと思います。

そんな復活・久しぶりの CPU コレクション、フツーに考えるといよいよ Pentium4 に突入か?と思うのですが、惜しい。かすってます;-)。Xeon に行ってみましょう;-)。

今回、第51回目に掲載するのは北森アーキテクチャとなった Xeon プロセッサ(本当はその前のアーキテクチャなんですけども;-)です。 Socket603 という聞き慣れないソケットタイプの CPU なんですけどもね。

Socket603_Xeon_%20Foster_1.jpg

以前、このブログで掲載したのは Slot2 Pentium!!! ベースの Xeon プロセッサでした。その後継として Intel が出したのは Socket タイプの Xeon になるわけですが、ここから Intel はサーバ市場の独占をはじめることになるわけですね。つまりはこの CPU はある意味記念となるものですね;-)。

こちらが CPU の裏側。

Socket603_Xeon_%20Foster_3.jpg

ピンのあるスペースが少ないですね。後、裏側にモデル番号などが書かれています。

こちらは北森(Northwood) Pentium4 との比較になります。ちなみに Xeon のほうはアーキテクチャが Willamette (ウィラメット)ですね。Northwood の Pentium4 はまだこの時期は出ていないんですけどもね。

Socket603_Xeon_%20Foster_2.jpg

二つ並べてみるとヒートススプレッタは似ていますね。穴が空いているところまで似ている。Pentium4 がゲタを履いている感じがします;-)。

ちなみにこの CPU はアキバのジャンク屋さんで購入しました。こーいうのは自分では中々買えないし、会社でも使っていなかったような気がします。珍しく Xeon な CPU が置いてあるお店があったので見つけた時にサクっとコレクションとして購入する。って感じでしょうか。

と、いうことでここしばらくは Intel な CPU を見ていこうかなぁ。と思っております。

4月 102012
 

いやはや。僕が利用している NotePC は以前のエントリにも書いたかもしれないですが ThinKPad X100e です。この NotePC は AMD の CPU を利用していて E-350 です。時々熱がこもって ACPI shutdown が走ったりするんですけども、NotePC では唯一 X11 の drm が動作する VESA ではない(ドライバは xf86-video-ati を利用しています)最後の NotePC なのではないかなぁ。と思っているところですが;-)。

で、この NotePC は現在 FreeBSD/amd64 9.0-STABLE がインストールされているんですが、つい最近までは suspend/resume しなかった。9.0-PRERELEASE までは suspend/resume していたんだけど、その後 RC になってからは ACPI 周りの問題からか、acpiconf -s3 すると resume はブラックアウトでフリーズ、あげくの果てには AC コンセントを抜き差ししないとブートさえもしてくれない状態だったので、もう本当にある意味あきらめていたんですけどね。

さすが CURRENT および STABLE は『生もの』ですね。 2012/04/07 辺りの 9.0-STABLE を csup して make build world と install したら見事に suspend/resume が復活しました。パチパチパチ;-)。

今回はその様子を動画に撮ってみたのでちょっと公開してみましょう;-)。こんな感じ。一分07秒の動画です。


20120410.jpg

※ “再生アイコン” が見えない表示されないブラウザの場合は上記写真をクリックしてください。

いやね。雰囲気的に resume は MacBook に近い動作をします。以下、寝て起きる上記の説明です。

1. Fn+F4 で suspend します。
2. X の画面からコンソールの画面にひとまず落ちてから寝ます。
2. 手前の緑の LED が二個点きました。右側が「スリープ状態」を示しています。
3. フタを明けて resume。緑の LED は一個だけの点灯になります。
4. resume 後は X が即座に表示され早速利用可能。
5. USB Wi-Fi の run0 を利用していますが、その LED が点滅し、しばらく後に利用可能。

とまぁ、動画的にはこんな感じで suspend/resume します。上記で「MacBook に近い動作」と書いたのはフタを明けてから利用できるようになるまでの時間のことを言っています。フタを明けるとただちに X が動作するのはこれまたすごいっ!! 今までの FreeBSD にはちょっと無い体験でした。

後、何回 suspend/resume をしても特に問題なくちゃんと寝て起きてくれます。 jobs の言うところの “It just works.” って感じでしょうか;-)。

で、まだあまり試していないのですが、一点問題があるように感じます。一番最初。電源投入後、一回目の suspend だけはどうやら Ctrl+Alt+F1 で X を後ろに飛ばしてからコンソールで acpiconf -s3 を打つ必要があるみたいです。で、その時の resume はちゃんと起きて Ctrl+Alt+F3 辺りで X の画面を戻したあと、以降は Fn+F4 で寝て、そして起きてくれるようになります。この辺りがまぁ、なんちゅーか本中華なんですが、もしかしたら僕の気のせいかもしれません;-)。

で、これだけサクサク suspend/resume が動作するんだから KDE4 の電源管理で Windows7 みたいに一定時間後には寝てくれるんかいな?などと、ちょっと思ってしまうのでありますが、実際に試してみました。

PowerProfile_1.jpg

KDE4 のコントロールパネルから「電源管理」メニューで色々設定してみます。あと、タスクバーにも電源管理アイコンがあって、ここからレジュームとかハイバネードとかシャットダウンとかあるんですけどね。

今回は PowerSave の設定で 10 分後に「スリープ」と設定して放置してみました。

あたたた・・。サスペンドはしてちゃんと寝てくれます。しかし、レジューム(起動)時には X がブラックアウトしていまいました。ただし、カーネルは死んでないので ACPI S5 ステートとかリモートからの ssh は可能なので本当に X の画面のみが見えない状態。と、いう感じでした。これは上で書いたタスクバーの電源管理から「スリープ」ボタンを押した時と同じ動作でした。

と、いうことは FreeBSD 単体ではサクサク suspend/resume するけど、 KDE4 経由の電源管理ではまだもう少し頑張りが必要だね。と、いう感じでしょうか。

けどもまぁ、そこまで贅沢は言いません。これだけサクサク、何回も suspend/resume してくれるのであれば全然問題はありません。今まで suspend/redume が動作するのは二回まで。三回目に起きた時には画面はブラックアウトだっただけにずいぶんと進歩してそして非常に嬉しいのであります。

上にも書いたとおり、CURRENT や STABLE は生ものです。次回 csup してカーネルを作り替えたら動作しなくなるかもしれません。なので、今回の環境は非常にじゅーよー。みたいな。この環境でずっと使い続けたい気分です;-)。

なお、今回はこのブログ初の動画でしたが、今後は機会があれば色々、動くものを掲載して行きたいと思います;-)。

3月 252012
 

自宅の MacBook がブートしなくなってしまいました。とわいつつ、実は MacBook は二台持っていて、HDD がいかれたっぽいのは以前買った初代 Core2Duo 版でのほうで普段から常用している現行版 MacBook はまだ元気なのでその点は安心しているのですが;-)。

さてさて。ブートしなくなった Mac は以下のような画面を表示して停止してしまいます。

IMG_1443_marshal_hdd_2.jpg

facebook にこれを掲載したとき、色々コメントを頂きました。この画面は割と良く出てくるらしいですね。ブートデバイスが何も無い状態のときに表示されるらしいです。HDD 逝ってしまっているとか CD-ROM/DVD ドライブが認識しないとかの状態に出るらしいです。

そして、今回、もう一個怪しげなアイコンが表示されました。

IMG_1458_marshal_hdd_3.jpg

これは見た人がいないみたいなので、もしかしたら僕は非常にラッキーだったのかもしれません。多分「もうダメじゃん。」的なアイコンなんでしょぅなぁ・・。けど、何かどうダメなのか全然解らない・・f(^^;;。

と、いうことでアキバに HDD を買いに行きました。もともとは S-ATA 250GB くらいのを狙っていったので安いので 4,980yen くらいかなぁ。と思っていました。 MacBook 自体はもう古いものなので SSD にする必要も無いし転送速度も ATA300 なのでそんなに高くはないだろう。みたいな感じでアキバの PC ショップを俳諧するんですけどもね。

で、見つけたのがあやすぃー HDD ;-)。

IMG_3202_marshal_hdd_1.jpg

MARSHAL とか言う初めて見るメーカのものでした。今回購入したのは 2.5 インチ S-ATA 250GB ATA300 5,400 回転のやつで値段がなんと 4,180yen。 有名どころで安い SUMSUNG よりも 1,000yen くらい安いのであります。
今回購入したのはソフマップだったのですが、お店の人に聞いてみると MARSHAL 自体は商社で実際に HDD を作っているメーカではないとのこと。もの自体は OEM らしいです。

上記の写真のカバーを見ると大体メーカ解りますかねぇ? HITACHI のデザインでないことだけは確かですが;-)。

まぁ、もともと古い MacBook に入れるつもりで買ってきたのでこーいうのでも良いか。記事ってか、ネタになるしなー。みたいな感じで試したのであります;-)。

MacBook に換装し OS X Lion をインストールしましたが、無事にインストールできてちゃんと動いております。 HDD 的には特に問題も無いようですし、MacBook も無事に起動したので今回はおーるおっけーってところでしょうか;-)。

3月 202012
 

最近、MEDIAS LTE N-04D の話題ばかり連発で申し訳ありません。使い込むとどんどん Android の悪い点と言うか、使いにくい点ばかりが目立ってきてホトホトイヤになって来ているので・・。

今回は写真アプリについてです。

スマートフォンと、言うかデジカメでの写真撮影・編集と言えば、

カメラで撮る -> 編集 -> 保存 -> 母艦にアップロード もしくは 保存後に各種 SNS にアップロード

と、いう行程をたどるものだと思っております。「エフェクト効かせた写真を撮ってそれを編集。」とかいう作業をした場合、じゃ、エフェクト効かせる前の生データはどこにあるの? みたいな。また、サイズ変更(決定)する前の生のでかいサイズの写真はどこにあるの? ってのがカメラマンとして思うことだと思うので、上記の行程は到底外せるモノではないのであります。

で、iPhone4 というか iOS 用のアプリにもそのような、エフェクトを効かせて写真撮ったり、最初からアップロード用のサイズで写真撮るアプリがあったりするのは Android のアプリと一緒ですね。

さてさて。MEDIAS LTE N-04D はカメラがあまり美しくありません。標準のカメラアプリより綺麗に撮れるカメラアプリはないのか?また編集用アプリはないのか? とりあえず探してみました。で、見つけたのはだいたいこんな感じ。

IMG_1686_MEDIAS_LTE_N-04D_2_1.jpg

上の段左側から、カメラアプリ。しかし無音カメラが欲しかったわけではなく、綺麗に撮れるカメラが欲しいだけなんだけど・・。何か他に良い(むちゃくちゃ綺麗に撮れる、カメラの性能を凌駕する)アプリがあったら教えてください。

ギャラリーアプリはいまいち解らないのでフォト整理のアプリ(それにしてもこの フォト整理piqUp アプリは写真の表示が美しくないですね。全ての写真がピンぼけした失敗写真に見える orz)。その後二つは標準のカメラアプリとギャラリーアプリ。

下の段左側は写真編集用アプリ。いやー。驚いた。Android の写真編集用アプリって写真を編集してサイズ変更できる無料のアプリって存在してないのね。なので、編集用アプリとサイズ変更用アプリの二つをインストールしました・・。orz。

その次の二つはファイルマネージャと SkyDrive との sync アプリ。

写真編集して閲覧してその詳細を調べるアプリは全部でこれだけ必要。ってこどてすね・・。

そして・・。標準のカメラアプリで写真を撮った時って Mac に USB で接続すると iPhoto が自動的に起動して取り込めたんだけどインストールしたカメラアプリで撮った写真や編集後の写真は自動的に取り込むことができなくなった・・。何でやねんっ?!

調べてみて解ったのですが、Android のアプリって勝手にディレクトリ掘ってそこに溜め込んでいくんですね。汚い仕様だ・・。ディレクトリ掘りまくりでゴミたまり放題じゃん・・。orz。で、更にひどいのが写真というか jpg のファイル名が保存したアプリによってバラバラ。これまた汚いね。 orz

google は例えば、GetPhotoName() とか言う API 作って、要求があったら IMG_nnnn.jpg とか言う名前返すのとか用意すれば良いのに。そうすればアプリごとにディレクトリ掘ること無いしもっと美しくなると思う。
個人的に思うのは、各アプリが写真を保存するときに名前が重複するのを嫌うので個別のディレクトリ掘って、そこに勝手に名前付けてボコボコ保存しているんだと思う。ヒサンな現状だ・・。orz

各アプリが掘るディレクトリは以下でした。

ウバ無音カメラ:/Volumes/ANDROID/Uva_Camera/
BeFunky:       /Volumes/ANDROID/DCIM/Camera/
写真リサイズ:  /Volumes/ANDROID/photoresizer/
標準カメラ:    /Volumes/SD-CARD/DCIM/100NCMDT/

撮ったカメラアプリで保存先が違う。編集アプリも保存先が違う。で、各ディレクトリ内でファイル名も違う。あいたたたた・・。orz。自分が利用している FreeBSD だってこんな汚いディレクトリの堀り方しないですよ。あーた。
あ。ちなみに /Volumes/ANDROID とか /Volumes/SD-CARD は僕の Mac 上でのマウントポイントです;-)。

UNIX 知っている僕だから大丈夫だけど、全然知らない人はどう対応するんだろ?「あれ?撮った写真無いな。」とか「あれ?編集後の写真はどこいった?」とか・・。まぁ、ギャラリーアプリがきっと内部で find / -name *.jpg とかコマンド叩いて写真の一覧を生成してくれているんだろうから大丈夫だとは思うけど・・。

この辺りがきっと Android なんだろうなぁ。と、本当は素直に納得しないとダメなんでしょうねぇ。iOS はファイルマネージャが無いので内部見えない。けど、実は同じことしているかもしれないし。見えるから判ってしまうのかもしれないですけどねぇ・・。

しかし、Mac 使っていて UNIX 全然知らないでフューチャーフォンからスマートフォンに乗り換えて、標準ではないカメラを利用した人は撮った写真がどこに行ったか解らなくなっていると思うんだけど大丈夫なのだろうか・・。ローバ心ながら心配になってしまいますが・・。

けど、そんなような場合は、ギャラリーアプリから写真をタップしてメニューから [その他]->[詳細表示] へ行くと、どこに保存されているか確認できるのでそこからディレクトリを特定すると良いでしょう。

なぁんて、初めて Android 触った僕が書いているけど、実は長年 Android いじってきた人にとっては多分この辺りは「常識」なネタなんでしょうかねぇ?

こんな感じのネタ、今後ももしかしたらどんどん書くことになるかもしれません・・。(-“-)。

3月 192012
 

以前のエントリーで「Android 端末が手元に。」ってのを書きましたが、au から MNP で docomo にして MEDIAS LTE N-04D をゲットした。ってヤツです。あれには続きがあって、実は Bluetooth で接続できる腕時計も欲しいと思っていたのでありますが今回はそれを追加でゲットして来ました;-)。

MEDIAS LTE N-04D と Bluetooth で接続できる腕時計はカシオからつい最近発売された G-SHOCK GB-6900 になります。僕はある程度ガジェットマニアであり、実は腕時計好きでもあるので、今回のスマートフォンと腕時計という組み合わせはある意味最初から狙っていた部分もあるのであります。

ascii.jp に『T教授の「戦略的衝動買い」』を連載しているT教授よりも先にこの組み合わせをゲットできたのではないか。と、自負しております;-)。あと、もしかしたらウェブ上で一般市民が記事にするのって僕が一番早くない?;-P。

IMG_3117_g-chock_1.jpg

さてさてここからは G-SHOCK GB-6900 についてちょっと書いていきたいと思います。まず初めに、購入して自宅に帰ってきて、一番最初に iPhone4 とのリンクを試して見ました。

1. iPhone4 とのリンク
残念ながら iPhone4 の Bluetooth は Ver2.1 なので見つけることができませんでした。
詳しく書くと iPhone4 で Bluetooth をオンにして待受け、 GB-6900 では探査って状態にしたのですが、GB-6900 側が見つけることができませんでした。

iPhone4S の場合は Bluetooth 4.0 に対応しているのでプロファイルさえあれば利用可能だそうですが、現状の iOS のバージョンでは GB-6900 で対応している標準プロファイルが iPhone4S には無いために実は利用できないそうです。iOS のバージョンが上がって Bluetooth 4.0 の必要なプロファイルに対応すればいずれは使えるようになるかもしれません。

2. MEDIAS LTE N-04D とのリンク
こいつはサクっとリンクしてくれました。 GB-6900 側では Bluetooth のマークが表示されます。
MEDIAS LTE N-04D にメールが飛んでくるとアラートが鳴ります。電話がかかってくるとブルブルと震えます。これでもう MEDIAS LTE N-04D はポケットの中に入れておく必要は無いですね。かばんの中に入れておいても大丈夫です;-)。

3. 対応しているプロファイル
上にも書きましたが GB-6900 は Bluetooth 4.0 しかも省電力版の BLE (Bluetooth Low Energy) に対応したプロファイルを参照可能です。現状では以下のプロファイルに対応しているようです。

FMP   Find Me Profile            1.0
TIP     Time Profile               1.0
PASP    Phone Alert Status Profile 1.0
ANP     Alert Notification Profile 1.0

上から順に FMP は GB-6900 から MEDIAS LTE N-04D の音を鳴らしてが探すことができます。iOS では Wi-Fi (や 3G) でその機能がありますがこちらは Bluetooth の機能で実装しています。
右下のボタンを長押しすると突然 MEDIAS LTE N-04D から音が鳴り出すんですよ。でもって GB-6900 のガラス部分をタップするとその音が止まるんです。 GB-6900 側でガラス部分をタップするというのは面白い。ただ、指紋が付いちゃうんですけどねf(^^;;。

TIP は時間を飛ばします。僕は NTP みたいな細かい精度を想定していたのですが、海外に行った時に MEDIAS LTE N-04D の時間を現地時間にすると GB-6900 の時間もそれに同期して現地時間にパっと変わる。って感じで利用するみたいです。腕時計の時間調整が必要なくなりますね;-)。

PASP と ANP は色々なステータスを飛ばします。MEDIAS LTE N-04D と GB-6900 ではこの二つで、電話・メール(SMS/e-mail/Message/音声などに対応)・アラート・スケジュール・万歩計のデータのアラートを飛ばすことができます。

実際に MEDIAS LTE N-04D には G-SHOCK アプリが default でインストールされていて色々詳細の設定が可能になっています。

IMG_1692_g-chock_2.jpg

以上が機能説明ですが、実際に使ってみた感じはというと・・。

ツヤのある G-SHOCK ってなんか変。つや消し黒のほうが良くないかい? みたいな;-)。まぁ、それはさておき Bluetooth 4.0 の BLE 対応なので電波がそんなに届かないですねぇ。大体 5m 離れると GB-6900 のほうが探査を始めます。

GB-6900 は電波が届かなくなったことを検知すると即座に探査に入るのですが、見つからないとその後 10 分置きに探査しそれでも見つからないと一時間後に Bluetooth の電源をオフにするようです。夜寝る場合などはオフになっていたほうが GB-6900 の電池が伸びて二年持つらしいです。

IMG_1676_g-chock_3.jpg

上記の写真は GB-6900 が Bluetooth で MEDIAS LTE N-04D を探査している状態です。ロボットみたいなのがヘコヘコと動作しつつ電波飛ばして探査してるぜーーっ!! 状態が表示されます;-)。で、リンクできると右上に Bluetooth のマークが表示されます。

まぁ、そもそも、僕の場合、メインは iPhone4 で過ごしているので MEDIAS LTE N-04D は、電話鳴らない。SMS 来ない。スケージュール管理してない。ってんで実は GB-6900 買っても全然意味ないんでないの?みたいな感じがするのですけどねぇf(^^;;。

しかし、まぁ、ガジェット好き・腕時計好きにとってはこの組み合わせってのは待ちに待った状態ってんでしょうか。 ARROWS X LTE F-05D ではなく MEDIAS LTE N-04D にしたのは docomo ハイスピードに対応している。ってのもありますが、実は腕時計とのリンク。っていう(子供の頃の)未来の夢っていうのも感じられるのではないか。と思ったのでありました。

この項目、まだ続くかなぁ?

GB-6900 が MEDIAS LTE N-04D 以外の機器とリンクできるようになったら多分書けますね。現在では東芝の NotePC とリンクできて、 NotePC から離れると画面がロックされるなどの機能があるみたいですしね。家の玄関の前に立ったら鍵が自動的に開くとか、なんか夢と希望とロマンがありますよね;-)。

3月 122012
 

前回のエントリで「Android 端末が手元に。」ってエントリを書きましたが、一週間ほど使ってみた感想を書いてみたいと思います。

docomo の MEDIAS LTE N-04D で Android 2.3.6 ですが、比較対象は SoftBank mobile (以降 SoftBank と記述)の iPhone4 で iOS は 5.1 です。

箇条書きちっくで行ってみましょう。

1. docomo と SoftBank 回線について
僕的には docomo も SoftBank も回線的には特に変わりないかなぁ。という印象を受けました。電車で帰る時に利用すると docomo が入らないところもあるし SoftBank が入らないところもある。自宅の場合は SoftBank がアンテナ全部立つけど docomo は立たないとかね。
ただ、LTE は速いかもしれない。 Android で USEN スピードサイト確認したら 6.5Mbps 出たし;-)。

2. 無線 LAN なんとかならないかなぁ。
iPhone4 の無線 LAN の優秀さがすげーよく解る。 MEDIAS LTE N-04D って Wi-Fi ポイントの情報を AP ごとに持ってくれないのね。例えば自宅の Wi-Fi AP は固定アドレス設定なんだけど会社は DHCP。その場合の固定アドレスか DHCP かって情報は AP 単位で持ってくれないってすげー変に感じたなぁ。

後、docomo の Wi-Fi って 2013/03 まで無料で利用できるので申し込んだんだけど、 SoftBank のプロファイルってすげーな。って感じた。手動でパスワード入れるんかい? > docomo orz。
他にも sp モードと Wi-Fi との関係ってビミョー。複雑怪奇・・。

3. バッテリーについて
MEDIAS LTE N-04D って確かにバッテリがガンガン、待ち受け中でも減っているような気がする。 iPhone4 に比べても減りが激しい。ただ、僕の場合 iPhone4 と MEDIAS LTE N-04D を気が向いたときにどちらかを利用しているのでトータルではまぁ、良いかぁ。みたいな感じ;-)。

ここまでは Android を使ってみた第一印象。次に OS X との連携について書いてみたいと思います。

1. OS X と USB で接続
MEDIAS LTE N-04D に付属の USB ケーブルで OS X と接続すると Android 側で以下のようなメッセージで出力されます。

IMG_1523_MEDIAS_LTE_N-04D_1.jpg

このときに「カードリーダーモード」を選択すると Android 本体 と SD カードのアイコンが OS X のデスクトップ上に表示されます。そして、iPhoto も自動的に起動するので写真を撮っていればデジカメと同様の動作で写真を取り込むことができます。

2. アドレス帳の連携
まず、OS X の アドレスブックアプリ を起動し、全てのアドレス帳を vCard 形式でエクスポートします。そして MEDIAS LTE N-04D を USB ケーブルで接続したときに vCard 形式のアドレス帳ファイルを SD カードのトップディレクトリに置いて、 Android 側では 電話帳アプリ を起動しメニューから [その他]->[インポート/エクスポート]->[SD カードからインポート] を選択するとアドレス帳が読み込めます。

ただ、グループには対応してないので後から手動でグループ分けする必要がありますが・・。

3. スケジュールデータの連係
OS X 上では iCal アプリ を利用してスケジュールを管理していると思いますが iCal アプリがエクスポートしてくれる形式は ics 形式。 Android が必要としている形式は vcs 形式なのでデータに互換がありません。 ics -> vcs 形式と変換してあげる必要があります。変換したデータは SD カード上の Download ディレクトリに入れてあげるとインポートできるようになります。

とわ言いつつ、MEDIAS LTE N-04D は「スケジュール」アプリと「カレンダー」アプリの二つが存在しています。前者は多分 docomo 謹製で後者は google のだと思います。僕は google カレンダーはきらいなので利用していないのでありますが;-)。

今のところ OS X との連携はこんな感じかなぁ。今後他にも発見したら色々書いてみますね;-)。

で、最後に google アカウント無しでどれくらい利用できるか?僕は結局購入から三日後に google アカウントを設定してしまいました・・。

1. 「d マーケット」っていったい・・。
docomo のアンドロイドマーケットらしいのですが、アプリをダウンロードしようとすると Google Play へのリンクなのねー。google のアカウント設定してないとアプリのダウンロードもできない。

2. マップアプリって怖いね。
多分、google 謹製のアプリだと思うのですが、一端起動すると地図アプリなのにバックグラウンドでガシガシ動き回っているんですね。きっと GPS の情報が google にアップされて google マップの渋滞情報に利用されているんですね。マップアプリ はなるべく起動しないようにしました。もし起動したらサクっと kill することにしています。
地図アプリは「地図アプリ」、「ナビ」などがあるのでこれは多分 docomo 側が用意してくれたんでしょうなぁ。そっちを使うことにしました。

3. google+
MEDIAS LTE N-04D は google+ が default でインストールされているのですが、 Apple の iCloud のように撮った写真をそのままアップロードする「インスタントアップロード」の機能があります。それはすいかさずオフにしました。また、写真閲覧アプリである「ギャラリー」は google+ にアップロードしている写真(記事で利用した写真などを含む)も閲覧できるんですねぇ。ふむー・・。

google+ でログイン状態にしておくと google で検索した結果が保存されていて PC のブラウザや Android 端末で過去に何を検索したか表示されます。僕は PC・OS X では google にアクセスする専用のブラウザをインストールしました・・。

恐ろしいことだぁ・・。

で、Android と google の関係を切る案ですが、アプリをダウンロードするときはしょーがない。アプリをダウンロードしない場合には設定の「アカウントと同期」から google のアカウントを削除すれば google にデータが飛んでいかないのではないのかなぁ。などと素人考えながら思っていますが・・。

とまぁ、MEDIAS LTE N-04D を購入して使ってみると docomo の甘さと Android の『んー。』感と google 怖いぞ。みたいなのが感じ取れたのでありました。

このネタ気づいた時にポツポツと書いていきたいと思います。次回はテザリングとか山奥での電波状況など、 docomo とか MEDIAS LTE N-04D 良い点をバリバリ書きたいなぁ;-)。

3月 052012
 

速報的なエントリなんですが、au の携帯を docomo にナンバーポータビリティしました。今まで au の携帯は “最後の KCP 機” と言われていた NS01 なんですけども、 KDDI はその後 KCP+ でずっこけるんですね。でもって Android、iPhone4S へと行くわけですけども、僕はサクっと docomo に乗り換えました;-)。

今の時期、docomo に MNP すると月々サポートが約 80,000yen 位になるのと、アキバヨドバシの場合、端末代が 21,000yen 割引で計 10 万 yen 以上お得らしいので以前からほすぃなぁーと思っていた MEDIAS LTE N-04D を購入してしまいました。

計算してみると MEDIAS LTE N-04D は一括購入したので、月々の料金は Xi 契約が 4,410yen だとする(九月以降も是非続けて欲しいものですが;-)と、2,000yen 強と言う非常に安いランニングコストで行けるかなぁ。と言う感じがします;-)。

SoctBank モバイルの iPhone4 はそのままで、 au -> docomo へと NMP ということで、iOS と Android の二台持ちになりました;-)。

二つ並べるとだいたいの雰囲気が解るかなぁー。MEDIAS LTE N-04D はずいぶんと大きいです。

IMG_2910_android_1.jpg

さてさて。今回は速報なのですが、今後の話題について。

・Android を MacOSX Lion で利用するには。
・google にアカウントを登録せずにどこまで使えるか?

の二点をメインに考えていってみたいと思います。

とわいいつつも、一日使ってみて、google アカウントを登録せずにどうやって Android を利用するんだぁ?みたいな。ちょっと挫折しつつあるのですが・・。

・docomo マーケットからアプリをダウンロードするときって Android マーケットへのリンクなんですね・・。orz
・マップアプリ(ウィジェットって言うの?)や乗り換え案内を起動するのにどうして google アカウントが必要なんだぁ?

などなど、iOS を利用しているときと比べると考えられないくらいの情報が google に集まるんだなぁ。と愕然としています。

そー考えると、iPhone の google マップでは渋滞情報が確認できるのですが、あの情報ってのは Android 端末を利用している人の個人情報がドドドと集まって iOS の人はほぼ「ただ乗りしているだけ。」ってことになるのかなぁ。みたいな感じがしました。

まぁ、iOS と Android の両方を使うことによってスマートフォンについて、色々見えてくるのかなぁ。と、思いますが、今後は色々ネタとして書いていきたいと思います。

そーそー。僕の個人的な、このブログに何回も書いている感情というか言葉。「僕のキライなもの。ドコモ・インテル・トヨタ。」車はもうずいぶん前にトヨタ車に乗り始めました。今回携帯は docomo にまり変えました。あややや。と、いうことで残りは “インテル” のみになりました;-)。

2月 202012
 

それにしても ports で提供されている snmpd、つまりは net-mgmt/net-snmp なんですけども、最近のバージョンはあまりにひどすぎる。エラーログを延々とはき続けているは、CPU 食いまくっているわでロクなモンじゃない。いい加減使うのイヤになって来た。

で、思いついたのが bsnmpd。FreeBSD に標準で付加されるようになった snmpd なんだけども、やっぱり net-snmp があまりにもヒサンなので「自前で持ってしまえーっ!!」ってんで開発が始まったのかなぁ?経緯は知らないんですけども。

と、いうことで今回は net-snmp を利用するのをやめて、bsnmpd を利用することにしたのですが、その顛末を書いてみたいと思います。まず、最初に書いてしまいますが、僕的には net-snmp の代用に十分になることが確認できました。なので自宅のサーバは bsnmpd を稼働するようにしました。

まず、はじめの手順ですが、 ports からインストールする net-mgmt/net-snmp を停止します。ただし、snmpd を停止するのみで pkg_delete はしませんでした。snmpwalk は利用したいしねー。みたいな感じです。そしてその後、bsnmpd を起動するように /etc/rc.conf に以下の設定を追加します。

bsnmpd_enable="YES"

 
が、その前に /etc/snmpd.config の設定があるんですね。

あ。今回利用した FreeBSD のバージョンは 9.0-STABLE です。 /etc/snmpd.config の設定自体は SNMPv3 や ACL に対応したようでずいぶんと長くなりました。が、要らない部分も多いのでサクっと消して起動。って感じです。
あと、ports 的には net-mgmt/bsnmp-ucd もインストールしておきましょう。これ重要です;-)。

でもって今回は以下のポリシで設定してみました。

・ネットワークインターフェースからトラフィック情報を取得します。
・ただし snmp_netgraph.so や snmp_bridge.so 、 snmp_wlan.so などのモジュールは利用しません。
・SNMPv1・v2c でアクセスします。
・プライベートアドレスからのアクセスのため ACL は設定しません。
・Read な MIB のみを参照します。

設定はそんなに苦痛ではなかったですね。 /etc/snmpd.config の default の設定では基本的に system とか if MIB の情報しか取れないので ports でインストールした net-mgmt/bsnmp-ucd がディスク・メモリ・ロードアベレージと、net-snmp の exec にも対応してくれます。すごいっ!!

porst の net-mgmt/bsnmp-ucd をインストールすると /usr/local/share/examples/bsnmp-ucd/snmpd.config.sample がインストールされるので、これを編集して /etc/snmpd.config で include するか /etc/snmpd.config に直接書いてしまうのが手っ取り早いです。

以下は僕が設定した /etc/snmpd.config になります。

1  # Set some common variables
2  location := "FreeBSD World."
3  contact  := "takachan@running-dog.net"
4  system   := 1   # FreeBSD
5  read     := "HelloWorld"
6
7  # Declarations for SNMP-USER-BASED-SM-MIB
8  NoAuthProtocol          := 1.3.6.1.6.3.10.1.1.1
9  HMACMD5AuthProtocol     := 1.3.6.1.6.3.10.1.1.2
10  HMACSHAAuthProtocol     := 1.3.6.1.6.3.10.1.1.3
11  NoPrivProtocol          := 1.3.6.1.6.3.10.1.2.1
12  DESPrivProtocol         := 1.3.6.1.6.3.10.1.2.2
13  AesCfb128Protocol       := 1.3.6.1.6.3.10.1.2.4
14
15  # Enumerations from SNMP-FRAMEWORK-MIB
16  securityModelAny        := 0
17  securityModelSNMPv1     := 1
18  securityModelSNMPv2c    := 2
19  securityModelUSM        := 3
20
21  # Message Processing models
22  MPmodelSNMPv1           := 0
23  MPmodelSNMPv2c          := 1
24  MPmodelSNMPv3           := 3
25
26  # Security levels
27  noAuthNoPriv := 1
28  authNoPriv := 2
29  authPriv := 3
30
31  # Configuration
32  %snmpd
33  begemotSnmpdDebugDumpPdus       = 2
34  begemotSnmpdDebugSyslogPri      = 7
35
36  begemotSnmpdCommunityString.0.1 = $(read)
37  begemotSnmpdCommunityDisable    = 1
38
39  # open standard SNMP ports
40  begemotSnmpdPortStatus.0.0.0.0.161 = 1
41
42  # open a unix domain socket
43  begemotSnmpdLocalPortStatus."/var/run/snmpd.sock" = 1
44  begemotSnmpdLocalPortType."/var/run/snmpd.sock" = 4
45
46  sysContact      = $(contact)
47  sysLocation     = $(location)
48  sysObjectId     = 1.3.6.1.4.1.12325.1.1.2.1.$(system)
49
50  # Load MIB-2 module
51  begemotSnmpdModulePath."mibII"  = "/usr/lib/snmp_mibII.so"
52
53  # bsnmp-ucd (8)
54  begemotSnmpdModulePath."ucd" = "/usr/local/lib/snmp_ucd.so"
55  %ucd
56  memMinimumSwap = 1600
57  memSwapErrorMsg = "No free swap!"
58
59  laConfig.1 = "6.0"
60  laConfig.2 = "5.0"
61  laConfig.3 = "4.0"
62
63  laErrMessage.1 = "1min load average is high!"
64  laErrMessage.2 = "5min load average is high!"
65  laErrMessage.3 = "15min load average is high!"
66
67  # Process table
68  prNames.1 = "sendmail"
69  prMin.1 = 1
70  prMax.1 = 3
71  prNames.2 = "httpd"
72  prMin.2 = 3
73  prMax.2 = 100
74
75  # Extension commands (extTable)
76  extNames.1   = "CPUTemp"
77  extCommand.1 = "/usr/local/bin/cputz.sh CPU"
78  extNames.2   = "HDDTemp"
79  extCommand.2 = "/usr/local/bin/cputz.sh HDD"
80  extNames.3   = "CPUAUTO"
81  extCommand.3 = "/usr/local/bin/cpuspeed.sh AUTO"
82  extNames.4   = "CPUFULL"
83  extCommand.4 = "/usr/local/bin/cpuspeed.sh FULL"

 
default の部分を残してある設定もありますが、ほぼ不要と思われる設定を消しました。そして、

・54 行目で /usr/local/lib/snmp_ucd.so をロードしています。
・56 行目はメモリの設定
・63 行目は CPU ロードアベレージの設定
・68 行目でプロセス数の設定。今回は .1 で sendmail 、 .2 で httpd の数を取得することにしました。
・76 行目以降は net-snmp の exec に相当する機能です。僕の場合は CPU 温度と CPU 速度を返すスクリプトを呼ぶようにしています。

こんな感じで記述して後は /etc/rc.d/bsnmpd start とかして起動すれば OK です。

net-snmp をインストールしていると snmpwalk があるのですが、削除してしまった場合には net-mgmt/bsnmptools をインストールするとそれに対応するコマンドがインストールされます。僕の場合、クライアントは net-snmp のを利用するので動作確認はしていませんが;-)。

デーモンである bsnmpd を利用した感じですが、net-snmp の snmpd より軽いですね。 CPU 負荷が低い。あと、要らんログが出力されないのも良い。それでいて net-snmp のと同等機能で動作するのでこれまた良い感じです。

ただ、一点だけ。bsnmpd を起動して netstat -a で確認してみると udp6 のポートが空いてないんですね。と、いうことは bsnmpd は IPv6 に対応してないのかなぁ? という気がちょっとしています。オプションを調べても IPv6 のが無いですし・・。あ。ソースコードは読んでないです;-)。

と、いうことで、いいかげん嫌気がさしてきた net-snmp を置き換えて利用する bsnmpd ですが、今のところは十分に利用可能だと思われます。サーバ系では特に。情報収集のためのデーモンが一番 CPU を消費していてもらっては困りますしねX-|。