自宅のサーバがどうやら壊れたみたいだったので新しいマザーボードと CPU を購入したのが約二か月前。そして、その新しいサーバがボコボコ落ちるようになったのが一ヶ月前。
昨日、いよいよ利用を断念して、僕の使っているデスクトップ機からマザーボードを引っこ抜いて、それはつまり、ASUS M2A-VM HDMI なんだけど、それをサーバの中に入れた。両方とも FreeBSD/amd64 で動作しているので OS のインストール作業などはいっさいなし。物理的なマザーボードの交換で済んだのでありました。
でもって、サーバで利用していたマザーボードですが、これを今度はデスクトップ機に入れようと思ったわけです。こっちのほうがチップセットは新しいし。これは ECS の A780GM-M と言う製品です。それにしてもこのマザーボードの凄さ。今からお聞かせしましょう。
・FreeBSD を shutdown -p now した後、WakeupOnLAN しても BIOS が起動しない。
・WakeupOnLAN は OnBord NIC のヤツでも PCI BUS に接続したものでも同じ動作。
・FreeBSD を shutdown -p now した後、電源ボタンを押しても BIOS が起動しない。
・FreeBSD を shutdown -r now しても再起動せず BIOS が起動しない。
・電源のスイッチを切るもしくはケーブルを一回抜かないとまともに起動しない。
しかし、これらの動作は WindowsXP を起動した後、シャットダウンしたら全てまともに動作する。
オンボード NIC の場合、WakeupOnLAN した時の動作としては良くあるんだけど、つまり電源投入後に Windows で一旦初期化してやらないとマトモに動作しないと言うやつですね。けど、これが PC の起動にもその原理が使われているのは初めてのことです・・。
このマザーボード、ACPI 回りを Windows で初期化しないときちんと動作してくれないみたいですね。ブートすらしないマザーボードです。ヒサンですねぇ・・。こんなのがあるんですねぇ・・。
僕、ECS のマザーボードを買ったのは今回初めてなんですが、もしかして ECS の製品は全てこうなんでしょうか?そもそも ACPI のコードなんてハードウェアメーカで使い回す傾向があるので、一個の製品で問題があると、そのメーカの製品ほぼ全てダメじゃね?とか思うのだけど・・。
ECS A780GM-M は Windows のマザーボードです。Windows 以外の OS を起動しようしている方、気をつけてくださいねぇ。なんせ、電源ボタン押す前に電源ケーブルを一旦引っこ抜かないと起動しないんですから・・。
Linux は無事に動作するのかなぁ?
と、言うことでハズレなマザーボードでした。
あ、後もう一点。最近のマザーボードはボードの裏に CPU ファンを固定する部品が付いているのだけど、これが弧を描いて CPUファン側(つまり上面に向かって)曲がっているのよ。まっ平らでは無いマザーボードなのよ・・。
大丈夫か? ECS。もう二度と買わないけど、そもそも、安物買いの銭失い。とは僕のことだなぁ・・。と、実感・・。トホホ。
たかちゃん。
FreeBSD で flash9。
FreeBSD、僕は7.1-STABLE を利用しているのだけど、ちょっと前に Users-ML で話題になった。
FreeBSD-users-jp 91899 からのスレッド ですねぇ。
このスレッドの中で ume さん が、その対処法を書かれているのです。
作業内容は以下みたいな感じですかねぇ。
元々 linux_base-fc4 が入っていたので /etc/make.conf に
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と設定します。続いて、
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してからいよいよバージョンアップです。
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最後にプラグインのコマンドを実行します。
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これで良いはずなんですけど、これで確かに flash9 が動作するのですが、遅い・・。yahoo.co.jp とか watch.impress.co.jp は最近、flash の CM があるのだけど、これを表示する時にむちゃくちゃ遅いっ!! 記事を真ん中クリックして別のタブに表示させるんだけどそこに flash があると平気で 10 秒以上凍りつき、応答がなくなる firefox3。
もうウンザリ・・。flash7 に戻すべや。とか思っていたら、回避策を教えていただきました。ありがとうございます。 ume さん;-)。
原因は linux-glib2 です。linux_base-fc4 で利用していたこれを削除して、再度インストールしなおせば劇的に速く動作するようになります。
その手順は以下のような感じ。
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これをやることにより劇的に速く表示してくれるようになります。いやぁ。良かった。flash7 と同じ位の動作で、ストレスも感じません。
ちにみに /usr/ports/devel/linux-glib2 はインストールする必要は無いみたいです。linux-glib2 は fc4 用で、fc5 以降は自前で glib2 を持っているので必要無いみたいです。
#だけど、インストールできちゃうんだよなぁ・・。
良かったです。ありがとうございました。
iPod Touch 2.2。
新しいバージョンが出たので、JailBreak が出ているか確認してからバージョンアップしてみました。
・Safari が見た目変わったねぇ。
・絵文字は iPod Touch では使えないののね。
って感じでしょうか。日本語入力が賢くなった Ver.2.1 よりは面白みは少ないかもー。
2.2 にバージョンアップしてすかさず JailBreak してみたけど、最近はあんまり必要性を感じなくなってきた・・。唯一 textReader が欲しい位かしら・・。
AppStore から TouchTerm が無料だったのでインストールしたけど、これ、中々良いですねぇ。どうして「TouchTerm」って言うのかわかる気がします。タッチして自分の見たい所を表示するためにずらすからなんですねぇ。なぁるほど;-)。
TouchTerm と AirSharing があれば JailBreak は必要ないかなぁ。と思えてきた今日このごろ。そー考えると Apple がきわどーーいアプリケーションを AppStore に用意している意味も解ってくる。「もう JailBreak 必要ないでしょー。AppStore から色々ダウンロードしてください。」って感じなんでしょうなぁ。
VMware Fusion 2 のライセンス購入。
今まで30日分のお試しライセンスを使っていたのだけど、昨日だか一昨日、アメリカの vmware からメールが届いて、クーポン券を使えば $79,99 が $59,99 で買えるよ。だそうな。
日本円で買うと 10,990yen するんだけど $59.99 だと 5,700yen 程度で購入できるみたい($1=95yen で計算)。ずいぶんと安いなぁ。
http://www.vmware.com/products/fusion/
それにしても対する Parallels Desktop 4.0 for Mac も新製品を比較的安価な値段で提供するようです。
http://shop.vector.co.jp/service/catalogue/parallels/
こちらを見ると、日本円で 5,800yen(正確には6,800yenのほうか。)。んー。微妙だ・・。本当に。vmware がクーポン券を出したので勝負できる価格になったようですねぇ。
で、僕は結局 VMware Fusion 2 のライセンスを購入したのでありました。
さて。ライセンスを入力した VMware Fusion 2 には驚きました。お試しライセンスと比較すると起動時間が五倍くらい速くなっているっ!!なんなんだっ!!このスリープから目覚める速さはっ!!まさしくシャァ専用だっ!!
って感じがする。後、CPU 負荷とかもお試しライセンスよりも軽いような感じ。いやはや。驚いた。こー言う差別化というのもあるのですねぇ。と、みょーに実感してしまったのでした。
今までは MacOSX 上で WindowsXP を起動するのが苦痛だったのだけど、今はうれしくなってきています。が・・。僕ってあんまり Windows 使う機会って無いんだよなぁ・・(^^;;。
けど、Solaris10 x64 もインストールされているのよ。僕の VMware Fusion 2 にはさ;-)。
チップセットを冷やす。
最近、自宅のサーバがみょーに安定しない。落ちまくり、フリーズするし、カーネルパニックするし・・。電源が悪いのかと思い交換したけどやはり落ちる・・。結局、メモリ交換したら復活した感じなのでメモリが壊れていたんでしょうなぁ。という結論に達したのでありました。
そんなとき、サーバをちょっと調べていたらミョーにチップセットが熱い。けど、チップセットを冷やすべきクーラーが無い。「こんくらいの熱さでもだいじょーぶだよなー。」とか思いつつ心配になってしまうのです。
で、思いついた技がこれ。
ヒートシンクにアルミ製の洗濯ばさみを付けるのです;-)。
その昔、バイクは空冷エンジンが主流であった頃、夏に誰もが熱ダレに悩んでいました。そこで発明された技で、エンジンのフィンに洗濯ばさみをたくさんつけると良く冷える。って、言うんですね。
それをそのままPCにも応用してみました。ヒートシンクにとりあえず三つ;-)。
しばらく運用してみましたが洗濯ばさみがきっちりと熱くなっているので見事に熱は伝導されているのでしょう。まぁ、役にたっている。と言うことで;-)。
しかし、こんな技、その昔にバイク乗っていたヤツしか思い浮かばんと思うけどなぁ;-)。
BUFFALO WLR-UC-G を FreeBSD で使う。
渋谷に新しくヤマダ電気が出来たのだけど、そこの特売で今はディスコンのバッファロー(FreeBSD 的には MELCO)の WLR-UC-G が 1,480yen で売っていた。
USB 接続の無線 LAN アダプタで、WindowsXP 上では AOSS と言うソフトウェアルータを利用して無線アクセスポイントになれる。と言うヤツ。
Windows 専用のアプリケーションをインストールすると無線アクセスポイントになれるんだけど、これを FreeBSD に接続してフツーに無線 LAN アダプタに利用できないかなぁ。と思い、購入。まぁ、FreeBSD で動かなければ WindowsXP で iPod Touch 用に利用すれば良いかな。とも思ったんだけど。
で、FreeBSD に早速接続してみた。kldload if_* とかした後で。けど、かわいくないなぁ。ugen0 に落ちてしまった。しくしく。
さてと。格闘はここから。まず、WLR-UC-G はどんなチップが乗っているのか? google で探すのだけど、どうも解らない。Linux 方面での実績を調べてみたのだけど、それも無いみたい・・。あらら。結局どんなチップを使っているのか google では解らなかったので、しょーがない。Windows に付属の CD からドライバをインストールして調べてみた。すると、Ralink Technology Corp. と言う所のドライバを利用しているみたい。ふぅ。
ちなみに FreeBSD に接続した時の usbdevs -v はこんな感じ。
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ただ、こいつ、しゃらくさいことにプロダクト ID を二つ持っている。AP モードにした場合は 0x0119、クライアントモードにした場合は 0x0116 となる。これを覚えておいてと。
これ位の情報が手に入ると後は簡単。FreeBSD で Ralink Technology Corp. 用のカーネモジュールが無いか調べてみたら if_rum と言うのがあるじゃーん。と、言うことで最新の 7.1-STABLE のソースコードを持ってきてエントリを追加します。
でもって出来たパッチはこの辺りにおいておきます。
http://www.icmpv6.org/Prog/FreeBSD_patches/MELCO_WLR-UC-G.patch
プロダクト ID を二つ登録したので AP モードでもクライアントモードでもどっちでも 無線 LAN アダプタとして利用可能です。けど、クライアントモードで利用したほうが安心かも;-)。
実際に利用するするためには色々なカーネルモジュールをロードする必要がありまずが、ここでは割愛させていただきます;-)。 僕が試した感じでは ifconfig rum0 up して、ssid 付けて dhcp でアドレスが付きました。後 ifconfig rum0 scan も利用できました。
FreeBSD において AP モードは利用できないけど、ハードウェア自体は利用できるようになりました。めでたしめでたし。と言うことにしましょう;-)。
IPv6 ソースアドレスの選択。
新しい BB ルータを買ったら、IPv6 閉域網のアドレスが降ってきて、FreeBSD の rtsol で付くようになってしまった。と言うのは前回書いた 。
この時は「ip6addrctl より先ににまずはルーティングだよねぇ。」って書いたんだけど、いよいよ ip6addrctl が必要になってきた。と、言うのも、僕の場合、/etc/hosts には以下のように書いている。
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そー。ipv6.google.com と、言うのがあるんだけど、これを default で見に行くように設定しているのでした。
この設定をした場合、ipv6.google.com に対してアクセスするとき、僕が持っている IPv6 グローバルアドレスである、2001:200:: より、 NTT の Flet’s v6 (以降「IPv6 閉域網」と記述)の 2001:c90:: のほうが「デスティネーションと同じかより大きなスコープのアドレスが優先」されると言う法則により、ソースアドレスの IPv6 アドレス、つまり、自分のマシンのソースアドレスが IPv6 閉域網のアドレスになるので ipv6.google.com にはアクセスできない。と言う事態が発生してしまうのでした。
こらーもう /etc/ip6addrctl.conf 書くしかねぇべや。と言うことで当初書いていたのがこんな感じ。
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これでもーたいじょーぶだべ。とか思って、しばらく利用していたんだけど、どうもおかしい。やはり、ipv6.google.com にアクセスできない場合がある。で、どういう時にアクセスできないのか?と、言うと ifconfig でインターフェースについている IPv6 アドレスのうち、一番上についているアドレスがソースアドレスとして動作している。と言うことが解りました。
つまり、IPv6 閉域網のルータ通知デーモンと、自宅の rtadvd が動作しているルータから rtsol で IPv6 アドレスを取得した場合、NTT 側のルータが先に反応すると IPv6 閉域網の IPv6 アドレスが一番先に付いてしまうので ifconfig した時に一番上に来てしまう。その状態で ipv6.google に ping6 してもソースアドレスが IPv6 閉域網のものであるために到達性が無い。と言うことですね。
それにしても ip6addrctl の設定ファイルを書いてもなんでじゃー!?どうしてじゃー!?状態に陥るのでこざいました・・。
で、とある有識者、FreeBSD と IPv6 に詳しい人にお尋ねしたところ、自分が利用したい IPv6 は /etc/ip6addrctl.conf に書く必要はないので消せば良いでしょう。ちゃんと RFC3484 読もうねぇ。と言われつつ教えていただきました。
なので、正しい /etc/ip6addrctl.conf の書き方は以下のようになりますねー。
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自分が利用したいアドレスである 2001:200::/35 を削除するのが正解なのでした。この設定を有効にした状態でなおかつ IPv6 閉域網のアドレスが ifconfig で見たときに一番上に来ていても、2001:200:: のアドレスをソースアドレスとして ipv6.google に到達できるようになりました。
良かった良かった。そして、ありがとうございました。
なお、その他の設定の意味については以下の URL を参照すれば大丈夫だと思われます。
http://www.imasy.or.jp/~ume/presentation/CBUG-20031129/text0.html
それにしてもこのドキュメントが書かれたのは 2003 年 11 月ですか・・。
ありがとうございました。 ume さん。
ちなみに MacOSX Leopard には ip6addrctl コマンドがありません。そして、やはり ifconfig で一番上に付いた IPv6 アドレスがソースアドレスになってしまうようです。
ただ、もしかしたら rtsol の時に何かしているのかもしれません。FreeBSD とは違って、IPv6 閉域網の IPv6 が、グローバル IPv6 アドレスより先に付くことは無いですね。ネットワークの設定の所でどっちをメインの IPv6 に使うか設定があったかなぁ?今手元に MacOSX が無いので良くわからないのですけど・・。
iPod Touch 2.0 と WifiToggle。
iPhone・iPodTouch を JailBreak すると WifiToggle と言うプログラムをインストールすることができるようになる。
まぁ、平らたく言うと、ボタン一つで Wifi のオン/オフができるのだけと、これがあるとすんごい楽。ってか、iPod Touch の「設定」画面て押しても中々出てこないし・・。遅すぎて・・。
で、僕も WifiToggle を使い始めたんだけど。App Store でこの手のヤツってあるのかしら?僕には見つけられなかったんだけど。
WifiToggle については google で検索すると一杯出てくるけど、この辺りの URL を張りつけておきます。とよしんのブログさん の所には default のキャプチャがあるので助かります。
http://toysn.blog103.fc2.com/blog-entry-258.html
実はこれ、一旦インストールしたんですが、アイコンがかっちょ悪いので一旦削除したんですよ。けど、中々良いので再インストールしたのですが、やはり、アイコンが気に入らない。
と、言うことでアイコンを書いてしまいました;-)。僕の iPod Touch は大体こんな感じ。
丸みを帯びた、例の四角いのにました。これでだいぶ他のとなじんできたかしら;-)。欲しい方はこれを持っていってください。デスクトップに保存した後、scp で iPod Touch に送ってください。
![]()
インストール方法ですが、iPod に ssh でログインします。
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これでアイコンが置き変わったので後は iPod を reboot すれば他のアイコンと同じ形のヤツが表示されると思います。ちなみに僕は技術者であってデザイナーではないので、あまりかっちょ良くないかもしれませんがその点についてはお許しいただければと思います(^^;;。
WifiToggle のライセンスはどうなっているのか知りません。ただ、Apple の製品を利用しているのにデザインが統一されていないことに激しく納得行かなかったのでアイコンを書いただけです。
統一されたデザイン。ささいなことなんだけどこれで心置きなく WifiToggle が利用できます;-)。
Thunderbird と mew でメールを読む。
僕は FreeBSD をデスクトップ環境にしているのでメールの読み書きは emacs+mew と言う環境です。でもって、メールサーバには imap4 も持っているのだけど POP3 もあるので、メールは一台のマシン上に保存するために POP して mew で保存している。
mew で POP してクライアント側で保存することのどこが良いか?と言われれば、一つのメールが一つのファイルになる点かな。まぁ、imap4 に courier-imap を利用すれば 一つのメールが一つのファイルとして imap4 上に保存できるのだけどね。
今日はクライアントのお話。imap4 及び POP3 サーバのことは出てきません。
さて、mew を使い初めてもう 10 年以上経つのだけど、最近は spam が多すぎて困っていた。 今までは自分でシコシコ mew-refile-guess-alist を書いて M-o で振り分けていたのだけど、もう限界に来た。メールサーバ上で spam フィルタを入れるのは大変だし、自分の管理していないメールサーバだともっと無理だし。
と、言うことでクライアント側でなんとかしなければならないのだけど・・。
で、考えたのが Thunderbird の「迷惑メールフィルタ」。サーバに対して imap4 を利用し Thunderbird で接続し、「迷惑メールフィルタ」を実行します。迷惑メールは Spam フォルダに振り分けられるので、その後 mew で POP すれば必要なメールだけが POP できると考えたのだけど・・。
Thunderbird って imap4 を利用すると、自分で管理している場合は順調なのだけど、その状態をサーバには送らないので、Thunderbird 上では綺麗にフォルダを振り分けられているのだけど、他の MUA から imap4 で覗くともうぼろぼろなのね。でもって mew で POP しても、せっかく迷惑メールフォルダに振り分けたメールもぜーーーんぶっ!! POP してきてしまう。というとんでもない仕様なのでうんざり・・。
僕は MocOSX ユーザでもあるので AppleMail も使うのだけど、こいつには「同期」と言うメニューがあるのでそれを選択すると、そのタイミングでサーバとクライアントソフトが同期してくれるのでまだましかな。
Thunderbird の動作、こんなんじゃ全然ダメじゃん。とか思うのだけど、修了時にはサーバ同期してくれるみたい。つまり、「迷惑メールフィルタ」を実行した後、一旦 Thunderbird を終了させるわけですね。うがーーっ!! やっぱりタメダメじゃん。about:config できっと設定できるのだろうな。とは思うのだけど、あんな、説明がなぁんも無い MIB をいちいち見ることなんて絶対やんないし・・。
と、言うことで早速調査開始。そしたら、有りましたよ。mail.imap.expunge_after_delete と言う MIB の値を true に変更すると良いみたいです。[設定]から「詳細」メニューの[一般]タブにある[設定エディタ]を押してから上記 MIB を検索し値を true に返るとぐーです。
早速変更して試してみましたがっ!!
おぉーっ!! 僕が思ったとおりに動くっ!!感動っ!! と、言うことで動作的には、届いたメールに対して Thunderbird でアクセスします。 imap4 を使って。でもって「迷惑メールフィルタ」が実行され、迷惑メールは「迷惑メール」フォルダにどんどん溜まっていきます。「受信トレイ」が随分とすっきりします。
その後、mew から POP3 でメールサーバにアクセスします。でもってメールを取り込んでみると、おーー。「受信トレイ」の中のメールしか POP してこないじゃないですかー。これがやりたかったのよ。
迷惑メールの振り分けは Thunderbird で。必要なメールの管理と送信は mew で。って感じで利用することにしましょー。
ただ、Thunderbird は本来の使い方がされないのでちと悲しいのだろうなぁ;-)。
2008/09/26 追記
やはり、Thunderbird は mozilla 系のアプリケーションだけあって、KDE3 上ではメニューフォントとか、フォルダのフレーム、メールの一覧はどでかいフォントで表示されてしまいますなぁ。
でもって[設定]からフォントのサイズが指定できるのはメールの本文に対してだけだしぃ・・。これじゃダサダサだぁ・・。about:config でもフォントの設定が沢山あるみたいだけど、どれがどれやら解らない・・。
と、言うことで Firefox と同じフォントの設定を書いてみた。と、言うかもっとラクチンに symlink 張ってみたら、あぁら。無事に小さくなったわ;-)。
以前、firefox でフォントの設定をした のだけど、その設定がそのまま Thunderbird でも使えます。
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これで OK です。後は Thunderbird を再起動すればフォントが小さくなることでしょう。めでたしめでたし。
それにしても、未読メールがボールドフォントってのが気にくわないなぁ。Apple Mail みたいに色で指定できないのかしら・・。
EeePC を FreeBSD サーバにする。最終形。
秋葉を俳諧していたら、16GB の SDHC が 3,980yen で売っていた。「あぁ。ここまで値段が下がったんだな。」と言うことで、今まで EeePC には USB 接続で 2.5 インチの HDD を着けていたのだけど、16GB の SDHC にインストールすることを決意。今回は FreeBSD/i386 7.1-STABLE をインストールしたサーバの最終形をまとめてみたいと思います。
まずはインストールですが、USB 接続で CD-ROM ドライブを接続しますが、パーティションは、オンボードの 4GB の SSD が ad0 です。でもって USB 接続の SDHC ドライブに刺した今回の 16GB SDHC は da1 として認識されます。da0 は 500MB ほどあるのですが、これが何を指しているのか見当が付きません。
パーティションを切った後インストールが始まりますが、CD-ROM からはインストールできないので FTP インストールします。とは言いつつ、 7.1-BETA では ae0 も ath0 も認識してくれないので USB NIC である aue0 経由でインストールします。
インストール完了後、いよいよ SDHC からブートしますが、インストール時、da1 にインストールしたのですが、起動は da0 がどっかに行ってしまい /dev/da0s1a になるので ufs:da0s1a と指定した後、/etc/fstab を直します。これでブート完了。
インストール後のパーティションは大体こんな感じ。あ。僕の EeePC はメモリ 2GB 積んでいるので、今回は swap 領域は無し;-)。
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/dev/md3 については後ほど詳細を記述します。
SDHC をパーティションとして使ってみた感想ですが「むちゃくちゃ遅い」って感じです。マルチタスク、マルチプロセスでアクセスした時にそれが現れます。けど、USB HDD を付けていないので見た目は美しいです。後、オンボードの SSD はそのままなので WindowsXP は残ったまま。と言うのもちょっと安心でしょうか(ハードウェアの動作確認的に)。
これで 7.1-BETA が動作し始めましたが、一応 /usr/src を最新の STABLE にします。そして、ae0 のパッチを適用し、カーネルを最新にしてリブートすると ae0 は利用可能状態になります。
後、ath0 についてですが、8-CURRENT では /usr/src/sys/contrib/dev/ath が更新され、hal が最新のものになりました。これで PCI-e の ath0 も動作するようになりました。早速試してみましたが、おぉ。何とか動きますね。ath0 を利用するためには以下のカーネルモジュールが必要です。僕は最近はほとんどをカーネルモジュールにしているのですけど。
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で、利用してみた感想ですが、IPv4/IPv6 共に利用できます。ただ、しばらく使っていると通信断が頻繁に発生します。ifconfig で確認しても status: active なんだけど、通信できない。でもってメッセージも出力されないのでこれが頭痛い・・。瞬断なら良いのだけど、五分位平気で止まってしまう。けど、あるタイミングでは利用できる。と言う状態だったので結局 ath0 は使うの止めて、aue0 を利用している状態です・・。トホホ。
さてと。ここまでが主にハードウェアと FreeBSD の相性みたいな問題ですが、ここからはインストール先を SDHC にした場合のチューニングについてです。なんせ、遅いし、書き込み回数の上限があるドライブなので、極力アクセスを抑えたいのですね。
と、言うことでまずは syslog を他のサーバに転送しましょう。EeePC 側の /etc/syslog.conf は以下の感じです。
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全てを他のサーバへ。って感じ。後、/etc/newsyslog.conf ではログローテートを停止します。ログローテートされるファイルの部分をコメントアウトします。例えば sendmail.st、maillog などかなぁ。まぁ、そもそも、/etc/rc.conf に newsyslog_enable=”NO” と書いてしまいましたが;-)。
これでログの出力は止まりましたが、lastlog と wtmp は localhost に出力するようにしました。
後、syslog サーバですが、FreeBSD で構築すると随分難儀なのねぇ・・。syslog サーバ側の /etc/rc.conf は以下のように設定してログを受信するようにしました。IPv4 にか対応できていない設定がダサいんですけど、書き方解らない・・。なんややこしいんだっ!! -a だけにして残りは libwrap で制限させれば良いじゃねーかよっ!!とか思うんですけど・・。と、言うことでコミッタの方、修正していただけると嬉しいです;-P。
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syslog サーバ側では -s オプションを消して、-a でアドレスを羅列する設定を記述するみたいです。IPv6 アドレスも書けるみたいですが、実際に書いてもダメだったので、設定方法の調査を諦めて、IPv4 で転送することにしました・・。
さて、これでサーバとしてもだいぶ完成してきました。しかし、更に SDHC へのアクセスを抑えたいのでメモリをファイルシステムと利用したくなってきました。調べてみると、FreeBSD では mdmfs(8) と言うのがあって簡単にメモリをファイルシステムとして利用できるみたいです。man mdmfs すると書いて有りますが、以下のコマンド一発でメモリをファイルシステムとして利用できます。
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実メモリの内、128MB を /data として利用します。ってコマンドですね。でもって、上の df -k コマンドの結果の一番下の /dev/md3 がその部分になります。/etc/fstab に書いておくと、起動時に勝手にファイルシステムを作ってくれて mount までしてくれるみたいです。すばらしいですねぇ;-)。/etc/fstab への記述方法は man mdmfs に書いて有ります。
と、言うことで、/data には madoka4 のログと、squid のキャッシュ・ログを置くことにしました。当然、起動時には /data/ の下は空っぽなので環境生成するスクリプトを書く必要がありますが。
さて、このサーバで起動しているものですが大体以下ですかねぇ。グローバル IPv4 付加されているので貴重な存在です。
・esecanna+vjed2.5 FreeBSD/amd64からのかな漢字変換サーバ
・dtcpc+dtcpc+rtadvd IPv6 トンネルルータ
・named 自宅網内のネームサーバ
・squid Proxy サーバ
・DarwinStreamingServer ブロードキャスター用 DSS
さてと。これでいよいよ 初代 EeePC をしまともな構成で投入できるようになりました。良かった良かった。後の問題は ath0 で、これが通信断が発生しないようになると aue0 が取れるのでもっと美しくなるのだけど・・。
それにしても、今となっては NetBook がシャバ中にあふれているので本当にこの NotePC を買って失敗した。と言うのが感想です。
けどもまぁ、無事にサーバとして動作してくれと本当に良かった。画面サイズがちっこいのもサーバとして利用するのであれば気にはならないですしねぇ。