たかちゃん。

9月 152009
 

ちょっと遅いですが、この間の Apple の発表について。

スティープジョブス復活のストリーミングは以下の URL で見ることができます。

http://events.apple.com.edgesuite.net/0909oijasdv/event/index.html?internal=ijalrmacu

最初、スティーブジョブスが壇上に上がったとき、スタンディングオベーションが起きたのだけど、出てきたジョブスはやせ細っていて「ヨボヨボのおじいさん」、しゃべり方も弱々しいものがあったのだけど、時間が進むにつれてしゃべり方に力がこもってきて、往年のジョブス復活か。と思わせてくれるものになっていました。途中でフィル・シラーに変わる場面もあったけど、最後にはお約束の「One more thing…」もあったしねぇ;-)。

以上がストリーミングのイベントを見た時の感想。

ここからは iPhoneOS3.1 について。一部で「日本語入力が速くなった。」とか書かれているけど、iPhone3G では相変わらずもっさり感があるですねぇ。iPhone3GS は持ってないので全然速さが体験できない・・。トホホ。

3G 基地局を見つける時とか、無線 LAN を見つけるときにむちゃくちゃ遅くなって凍りつく現象が多発するのは明らかに今回の改修による影響だと思うのよねぇ・・。困ったものです。

後は iTunes9 について少々。僕は Genius と言うのは今まで使ったことが無かったんだけど、今回の iTunes9 の目玉は Genius だと言うので、Apple に音楽の情報を渡すのはシャク(goole に個人情報をあずけるのはもっとイヤ;-P)だけどまぁ、同意して試してみました。

そもそも、Genius と言うのは 自分が iTunes で管理している音楽の情報を Apple に預けると、Apple はそのデータをもとに色々解析して「楽曲リスト(プレイリスト)」として、情報提供してくれた人に提供する。というものです。

これを色々いじっていたので、今回書くのがちょっと遅れたんですけどね;-)。

まず、iTunes9 上での Genius ですが、自分の楽曲ライブラリを一曲クリックするとそれに関連した曲のプレーリストを作ってくれる。ラウドネスの CrazyNight なんかをクリックするとアニメタルなんかも引っ張ってきてくれるプレーリストができたりして、中々良い感じ;-)。

ただ、iTunes に CD を突っ込んだときにタイトルとかジャンル情報をインターネットから取ってくるんだけど、この情報に問題があると後で全部手で直す必要があるので元データは結構重要になるのかなぁ。と思う。

GeniusMix も中々面白くて、曲を聞いていると「ふむ。」と言う感じにさせてくれます。これは良くできた機能だなぁ。と。

Genius の機能は iPhoneOS でも利用できて、iPhone や iPod に転送した楽曲の中から Genius のプレーリストを作成してくれます。これも聞いていて中々面白い。一番最初に iPod を持ったとき、シャッフルの機能で「おぉ。あの曲の次にこの曲が来るかっ!!」などと新鮮味がすごーくあったのだけど、それに通じるものがあるかんじ;-)。

今回の iTnues で一つ思い知らされたのが、iPod は容量が多い方が良い。って所でしょうか。今までは8GB モデルで十分だと思っていたのですが、自分が作成したプレーリストの他に Genius が作成したプレーリストも iPod に転送できるのだけど、いかんせん容量が足りなすぎる・・。

まぁ、iTuines の仕様がダサい。とも思えるのだけど、Genius のプレーリストの曲が既に iPod に入っていたらその曲を利用するなどしてくれれば良いのに・・。Genius のプレーリストを転送するのはちょっとクセモノだぁ。と言う感じがしたのでありました・・。

とまぁ、ツラツラと思いつくままに書いてしまいましたが、最近の AAPL 株は高いですね。ジョブスの復活があったからと言うのもあるでしょうが、それはそれで良いことだと思います;-)。それにしても iPhone3G が重いのはどうにかならんかなぁ・・。

9月 032009
 

普段、このブログで時事ネタと言うのはあまり書かないのだけど、今回はちょっと書いてみたいと思います。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0909/02/news090.html

NTT 東西が「フレッツ・テレビ」はじめたけど、CATV からお客さん取ろうとしているよね。けど、今更遅いよね。みたいな感じの記事です。

しかし、こういった生活に直結したサービスを申し込むとインターネット・電話・テレビを全て NTT に牛耳られた生活になるのでどうしたものかなぁ? と思ってしまうのであります。

実は、去る 8/9 の夕方激しい雷雨に見舞われ、筆者の自宅に雷が直撃したのでありました。日曜日の夕方から夜にかけての出来事で、晩ご飯を食べ終えて一息ついた後、さてと。PC でも利用するかと思い電源を入れたがネットワークに接続できない。自宅内のサーバや BB ルータにはアクセスできるが自宅の外のサーバにはアクセスできない状態となったのでありました。BB ルータのステータスは PPPoE が切断状態となっている。どうしたものか・・。

筆者は集合住宅に住んでいるのだが、利用できるネットワークは以下が利用できる。

・NTT 東日本 B Flet’s (VDLS)
・KDDI ひかり one (VDSL)
・NTTCom wakwak (DHCP)

#ちなみに、雷の直撃でダメージを受けたのは ISP のスイッチとエレベータのようでした。筆者の自宅は停電することも無く、また電気製品が壊れるということもありませんでした。

筆者は以前まで壁から IPv4 アドレスが DHCP で降ってくる wakwak と NTT B Flet’s を契約していたのだが、iPhone3G を購入したタイミングで wakwak を解約してしまっている。自宅・携帯(au と Softbank)共にマルチホーム・マルチキャリアである必要は無いだろう。という判断である。

ネットワークが利用できないのでただちに NTT B Flet’s の故障受付に電話するわけだが、日曜日の夜の電話に出る NTT の担当者は(多分)お客様の鋭い突っ込みに対応できる地位を持ち合わせていないであろうと思われるため、上長へのアポを取り、上長から直接筆者の自宅に電話してもらうようにしむけた。上長(と思われる方)から連絡が来た時には最初に NTT 東に第一報を入れてから既に一時間が経過したあとなのであった。

そして、この上長の話では工事担当者の調整がつかないので復旧工事は明日の朝 10:00 以降になるとのこと。この段階でインターネットと IP 電話が利用できないこととなる。我が家の集合住宅で B Flet’s を契約している全ての家庭がである。

おりしもこの日は関東ではけっこう大きな地震が発生し、安否確認のために電話したくとも NTT 東の怠慢な仕事(この点について後でまた説明する)のおかげで「電話連絡が付かない。家がつぶれたのではないか?」と心配した人もいたのではないか。と思ってしまうのであった。

さて、「地震」と言えば「岩手・宮城内陸地震」はまだ記憶に新しいが、この時の NTT 東日本は東京-札幌間のバックボーン回線は太平洋側の物理線を使っていたのだが、災害発生後はただちに新潟、日本海経由に切り替えて通信を確保したと言う有名な話(だよね?)がある。筆者自身も以前 ISP の会社に勤めていたことがあるのだが、バックボーンというのは基幹であるためにそのような対応を行うことは多々あるし、冗長構成というものを考慮しネットワーク構築を行う。

ただ、問題なのが今回のタイトルにもした「ラストワンマイル」である。電柱から家屋への引き込み。これが一番、ISP にしてみれば(契約と言う意味でも)大変であるし、利用者からしてみれば冷遇されているのである。この「ラストワンマイル」の問題が解決しないかぎり、IP 電話も利用する気にならないし、ましてやテレビまでも NTT に渡す気にはなれないのである。

電話は NTT(メタル)、TV は CATV、インターネットは B Flet’s。 の状態にした場合、まるっきり別な構成となるためよほどのことが無い限り全て同時に利用できなくなる可能性はきわめて低いと思われる。対応が鈍い(悪いとも言う;-) NTT に全てを任す状態にはできないのである。



翌日、NTT 東が修理に来てくれました。修理完了後に連絡をくれることになっていたのでその時に色々聞いたのですが、屋内に設置されていた VDSL スイッチ全交換で復旧したそうです。

KDDI のひかりone のことは聞かなかったのですが、NTTCom の wakwak について聞いたら「あ。夕べ交換作業しに来たんですよ。」だそうで。な、なにーーっ!! 僕の所に作業完了報告の電話を入れてくれた作業担当の方は、夕べの 22:00 頃に NTTCom のスイッチを交換しに来て、そして、今朝また NTT 東のスイッチの交換に来たんだそうです。その時に聞いた話では以下のようなことをおっしゃっていました。

NTTCom は設置した建物の宅内のスイッチの監視を行っていて障害が発生した場合は、会社のほうから大家さんに連絡し鍵をもらい早急なる復旧作業を実施します。それに対して NTT 東の対応は、第一報がお客様からの電話で、その後の確認・事務作業を経てから大家さんに連絡して鍵をもらうのだが、「連絡が付きそうな時間ではない場合」は翌日対応となります。

だそうです。とてもライフラインを任されている会社の対応とは思えないお粗末な NTT 東の対応に開いた口もふさがらないのでありました。

このような対応しかできない NTT 東に電話もテレビも多分任せられないだろうな。と言うのが筆者の素直な感想なのであります。

8月 302009
 

金曜日に出たのですが、僕は土曜日に秋葉原に買いに行って、夜中にインストールを完了しました。

3,300yen のアップデート用の DVD は新規インストール(クリーンインストール)ができないと、店員さんが言っていました。まず最初に MacOSX 10.5 をインストールしてから 10.6 にバージョンアップする必要があるそうです。

どうしてもクリーンインストールしたい人は 18,800yen の Mac Box Set を購入してください。とのことです。

さてと。無事に Snow Leopard になった所で色々確認してみます。まず、GUI については色々なサイトで既に書かれているので僕はもう少しシブい所を。

まず、明らかに 「Apple のバグだ。」と言う点を;-)。

> uname -a
Darwin duo2chan.running-dog.net. 10.0.0 Darwin Kernel Version 10.0.0:
Fri Jul 31 22:47:34 PDT 2009; root:xnu-1456.1.25~1/RELEASE_I386 i386

 
をいをいーーっ!! Darwin Kernel Version 10.0.0 かよーーっ!!。Version 10.6.0 じゃないじゃーん。この値は sysctl の kern.version や kern.osrelease でも一緒です。どうしてこんな初歩的なミスをするんだよー。

って思ったのですが・・。あれ? カーネルバージョンか。そー言えば Leopard の頃は Darwin 9.7.0 だったなぁ。それが 10.0.0 になったと言うことか・・f(^^;;。ちょっと早とちり。system_profiler で見るとちゃんと以下のようになっていましたね。

System Version: Mac OS X 10.6 (10A432)
Kernel Version: Darwin 10.0.0

 
さてと。今回の OS から PPC は対応しなくなった。とのことですが、以下のようになっていました。

$ cd /Applications/iCal.app/Contents/MacOS
$ file iCal
iCal: Mach-O universal binary with 3 architectures
iCal (for architecture x86_64): Mach-O 64-bit executable x86_64
iCal (for architecture i386):   Mach-O executable i386
iCal (for architecture ppc7400):        Mach-O executable ppc
$

 
なんだよー。iCal は PPC バイナリも含んでいるじゃん。ちゅーことは PPC でも動作するんかなぁ?とは思ってもカーネルレベルが PPC に対応しいのでやっぱり無理っぽいですかねー。

$ /System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/MacOS
$ file IOUSBFamily
IOUSBFamily: Mach-O universal binary with 2 architectures
IOUSBFamily (for architecture x86_64):  Mach-O 64-bit kext bundle x86_64
IOUSBFamily (for architecture i386):    Mach-O object i386
$

 
てーことは、DVD からアプリケーションのパッケージだけ引っこ抜いて、それを Leopard にインストールすればその部分だけは最新のものになるってことかな。< PPC の人でも。

ちなみに QuickTime Player(QuickTime X と呼ばれるヤツですね)は PPC には対応していないバイナリなので PPC 版 Leopard にはインストールできないみたいです。

バージョンアップして動作しなくなったもので、気がついたのを書いておきます。

・IRChat(http://www.afternooncafe.jp/ircat/) は IRC サーバに接続できなくなりました。
・MenuMeters(http://www.versiontracker.com/dyn/moreinfo/macosx/17713)はタスクバーに表示できなくなりました。
・ダッシュボードのスクリーンキャプチャウィジェット(http://www.apple.com/downloads/dashboard/business/screenshotplus.html)が動作しなくなりました。

こんな感じでしょうか。後、気づいた点としては

・QuickTime7 は default ではインストールされなくなった。QuickTimeX を起動してもウィンドが表示されない。
・PPC アプリを起動しようとしたらRosettaをインストールしますか?とダイアログが出た。
・ダッシュボードに iPhone/iPod Touch で動作している株価ウィジェットが入りました。 UI は iPhoneOS のと一緒ですー。すんばらしい。企業コードをクリックするとブラウザが動き出します。

まぁ、今のところはこんな感じでしょうか・・。

あ。最後にですが、Show Leopard は体感的にすごーく速くなったような気がします。バイナリがちっこくなったのと、スレッドの交通整理を上手にやってくれるからなのか分かりませんが、ハードウェアを一個上の CPU クラスのに買い換えたんじゃねぇか? みたいにちょっとお得感を感じる速さです。これはひじょーに嬉しいです;-)。

今週末は iPhone アプリを作っていたのでイマイチ Show Leopard はいじってないんですよねー。今後はもっと色々触ってみたいと思います;-)。

8月 232009
 

MacOSX Leopard を PC にインストールしてみよう。と言うプロジェクトがあるみたいです。そんでもってひょんなことから試してみることしました。まぁ、FreeBSD の ports の emulators/virtualbox が 3.0 になったのでそのタイミングで試してみた。と言うのが正しいのだけど。

Virtualbox-3.0 に付いては近い内に書くつもりです。今回は Atom330 な PC へのインストールをトライしてみたことをちろっと書いてみたいと思います。

まず、どっかから BOOT-KABYL-BUMBY.iso を拾ってきて、CD に焼きます。後はブートするだけ。

ちょっと順番を書いてみると、以下のような感じ。

1. ISOLinuxの initrd が起動します。
2. boot: プロンプトが表示されるので “-v cpus=1” と入力してリターン。
3. 起動する HDD はどれか?と聞かれるので 80 と打つと一個目の HDD からブートが始まります。

僕はこの 3. でつまづいて先に行くことが出来ませんでした。80 と入力すると HDD に起動する OS が入っているとそこから起動します。80と入力せずにそのままリターンキーを叩くと CD からインストーラが動作するらしいのだけど、いっこうにそれが起動しないのでありました。boot: プロンプトと HDD の起動番号が出るばかり・・。

そこのところがウェブで見つからなかったので結局断念・・。

ちなみに、Virtualbox-3.0 にはハードディスクの設定に ICH6+S-ATA の設定があるので IED プライマリよりはずっと良いかと思われます;-)。

そんな感じで写真を一枚。

IMG_5365_atom%2Bmacosx.JPG

以前、MacBook をパワーアップした時に余った HDD を接続してそこにインストールしようと思ったのだけど、上の手順の 3. で 80 と入力したら入っていた MacOSX がブートした瞬間。

この後、アップルのリンゴの絵の下のクルクルがずっと回り続けているだけで、結局はログイン画面は見ることは無かったのでありました・・。

/System/Library/Extensions の下には FreeBSD で言うところのカーネルモジュールが一杯入っているのだけど、この中に不要なものも入っているのです。vmnet など、VMWare 系ので止まったりした状態は何回か見たし・・。

と、言うことで大体三時間位 Atom330 でトライしたんだけど、しゅーりょー。みたいな感じ。やっぱ MacPro 買うかなぁ。と言う感じか;-)。

ちなみに手元に AthlonX2 4000+ もあるのでそっちでも試したですが、こいつはもっと早い段階でリブートが掛かってしまいこれまただめなのでありました・・。

BOOT-KABYL-BUMBY.iso でブートしたとき、80 を打たずに CD からブートする方法、知っている人、教えてください。あ。技術的な検証目的です;-)。

8月 112009
 

FreeBSD の ports-current を csup したら KDE4 が 4.3.0 になりましたなぁ。後、QT4 が 4.5.2 に。

実際に使用してみた感じを書いてみたいと思います。

まず、ports からのインストールですが、portupgrade したときに phonon 回りでバタバタするので /usr/ports/UPDATING を参考にして問題点をクリアにする所からはじめましょう。

そして、実際に qt4 と kde4 の make とインストールが始まります。まず、qmake ですが、これは qt4 と kde4 を make するときに利用されます。でもってこれは SMP に対応しているので qt4 や kde4 を make する時に c++ が CPU の数だけ起動します。これはすごい。KDE4 フルパッケージの make 時間は make buildworld より遙かに長かったのですが、随分と時間短縮できます。

例えば AthlonX2 では c++ が二つ、Atom330 では c++ が四つ起動して make を並列に行います。すばらしいですね。

無事にインストールが終わって、実際の使用感なのですが・・。

1. 等幅フォントが・・。
等幅フォントが結構ヒサンです。半角バイトの文字は全角バイトのスペースに表示されるので、”t a k a c h a n ” と言う感じで表示されてしまいます。
konsole で任意のフォントを利用したい場合には $HOME/.kde4/share/apps/konsole/ の下にできるプロファイルに以下のように記述してみましょう。

[Appearance]
ColorScheme=BlackOnLightYellow
Font=MS ゴシック,10,-1,5,50,0,0,0,0,0
以下略

 
フォント名を直接書いてしまう。と言うことですね。これで好きなフォントが利用できるようになります。

2. konsole でもう一点。
例えば K メニューやパネル上のショートカットから konsole を起動した場合、もとのプロセスの子プロセス(と、言うかスレッド)として起動します。これは後で書く「入力のコピー」などで結構ウザかったり、親プロセスが落ちると全ての子プロセス(と、言うかスレッド)が凍り付くと言う結構ヒサンな状態になります。僕はこれを避けるために以下のシェルスクリプトを用意しました。

#!/bin/sh
cp $HOME/.konsolerc $HOME/.kde4/share/config/konsolerc
/usr/local/kde4/bin/konsole

 
KDE4 の konsole は起動すると前回のサイズで起動してまう。それがイヤなので、毎回 80×24 のサイズで起動するように $HOME/.konsolerc を作成します。これは $HOME/.kde4/share/config/konsolerc を $HOME に .konsolerc としてコピーしただけです。その後で konsole をフルパスで実行すると新規のプロセスとして起動してくれるようになります。

3. konsole で二点目。
konsole を起動してタブを利用するとそのタブは親 konsole の子プロセス(何回も書きますがスレッドですね)として動作します。例えば一台のサーバに対して三個の端末をログインしたいとき、おのおのの端末で入力せずとも一個の端末で入力した内容、例えばユーザ名・パスワードを他の端末で入力したように見せかけることが可能です。[編集]->[入力をコピー]でキーボード入力の情報を他の konsole に送ることができます。ただ、konsole のタブ名は結構ヘボなので、どの konsole がどれなのかちっとも解らないんですね。

そんな時は上記のスクリプトを実行して、あるサーバにログインする端末は一個のプロセスとして起動し、タブを複数生成した後に「入力をコピー」の編集画面で [全てを選択]とか[すべて選択解除]ボタンを押せば OK です。

後、kde-4.2.4 の頃の konsole では C-s がフロー制御に取られてしまう。と言う事態が発生していました。[設定]->[現在のプロファイルを編集]で表示される画面の「詳細」タブの「Ctrl+S と Qtrl+Q によるフロー制御を有効にする」のチェックが外せなかったんですね。

しかし、kde-4.3.0 ではこのチェックが外せるようになりました。嬉しいですねぇ。ただ、僕の場合、以下のようにしないと外すことができませんでした。

% cd $HOME/.kde4/share/apps
% mv konsole konsole_

 
つまり、以前のバージョンで利用していた konsole の設定を一旦飛ばして、新たに設定しなおせばチェックを外すことができるようになるんですね。

4. マウスによるカットアンドペースト
これがまたヒサンなんです・・。ふつう、X 上では他のウィンドからクリックして保存した情報は他のウィンドにペーストできるはずなんですが、こいつがまともに動かない・・。非常に頭に来ると言うか、愕然としましたね。「全然使えねー・・。orz」って感じで。

で、色々やってみた所、パネルのシステムトレイにクリップボードツール(/usr/local/kde4/bin/klipper) が動作していて、こいつが悪さをしているようです。このプロセスを kill するとともにログイン時に起動しないようにすると ウィンド間のマウスによるカットアンドペーストが可能になります。ふぅ。良かったよぉ。

5. konqueror には konq-plugins。
konqueror を使う人はぜひとも /usr/ports/misc/konq-plugins をインストールすることをおすすめします。検索バーとか増えるし、「ウェブペー時を翻訳」なんてボタンも表示することができるようになります。他にもツールバーが色々表示できるようになります。

6. 安定したかもしんない。
以前のバージョンよりは安定して来ている感は強いです。パネルの設定で plasma が落ちなくなったし、(使いたいもの無いけど)ウィジェットの登録時に落ちるようなことは無くなったし。

一番使うのは結局のところ konsole が多いのでネタ的には konsole が多くなってしまいますかねぇ。まぁ、裏を返せば、他のアプリケーションなどは既に完成の域に達していたと言うことでしょうか。

実は僕は kde-4.2.4 を利用していた頃は KDE3 の konsole と skim をインストールしたままとしていました。 KDE4 の konsole が不安定な場合には KDE3 の konsole を利用する。と言う感じです。

また、KDE4 で scim-bridge-qt4 を利用していると、konsole がキー入力を受け付けない状態になる場合があり、それを回避するために skim を利用していました。ちなみに scim-bridge-qt4 でキー入力を受けつなくなるのは konsole の [設定]->[プロファイルを変更]した場合です。僕の場合 EUC-JP と UTF-8 のプロファイルを作っていました。ショートカットでプロファイルをタブに起動した時は問題無かったですが。これは KDE な ML で聞いた所、scim-1.4.7 に問題があるそうです。文字入力できなくなった場合は scim の全てを kill すると文字入力が復活します。

とまぁ、今回のバージョンアップですっかりと KDE3 関係を全て消して、KDE4 の環境に移行できたと言う感じでしょうか。

他にも何か気がついたことがあったら書いていきたいと思います。

8月 102009
 

MacOSX には FontBook と言う、インストールされているフォントを表示してくれるアプリケーションがある。キャプチャ画面はこんな感じ。

fontbook3.jpg

Mac を使っている人は当然のように、良く見るんだけど、表示されているのは宮沢賢治。なんてタイトルの本か、解らないんですけど(^^;;。

で、その下にある漢字、これ、なんだー?って思っていたのですが、JIS90 と JIS2004 の比較のためのフォントだったのですねー。

僕の Mac にはメイリオ(meiryo.ttc と meiryob.ttc)、後、MS ゴシック(msmin04.ttc) がインストールされているのだけど、これらは新 JIS 漢字 (JIS X 0213:2004、JIS2004) に対応した日本語フォントになるわけです。

キャプチャした結果はこんな漢字^H^H感じ。

fontbook1.jpg

これはメイリオなんですが、「示氏」とか表示されていますよね。それに引き替え、一番上のキャプチャは「ネ氏」になっている。なるほどねー。

ちなみに Apple 純正のフォントとしては ヒラギノ角ゴ Pro と ヒラギノ角ゴ ProN と言うフォントがあるんだけど、最後に N が点いてないのが JIS90 版、N のあるやつが JIS2004 対応版。と、言うことになりますね。

ヒラギノ角ゴ ProN のキャプチャは以下の通り。一番上のキャプチャと比較してみてください。メイリオと同じ表示をしてくれています。

fontbook4.jpg

それにしても、自分でインストールしたフォントは古い DynaFont やリコーフォントだったりするんだけど、これらはみーんな JIS90 版である。と言うのが FontBook で表示させると「一目瞭然。」なんですねー。

んー。さすがはデザイナー対応の OS だけのことはある。と、ミョーに感動してしまったのでありました;-)。

しかし、僕はデザイナーでは無いので「JIS のどっちよ?」などで困ることは特にないのであります;-)。

7月 302009
 

iPhone3G でテザリングするためのプロファイルが落ちているらしいのでそのプロファイルを持っている人からメールで送ってもらってインストールしてみた。

テザリングした状態の iPhone3G はこんな感じ。それにしてもパケット代がどうなるのか解らないので怖くて通信できないよ状態なのでありました(^^;;。

キャプチャするために試した。とも言うんだけど(^^;;。

iPhone3G_tethering.JPG

さて。今回試したのは WindowsXP の PC なんだけど、このときの状態はどうなっているのか?と言えば、

Ethernet adapter ローカル エリア接続:
Media State . . . . . . . . . . . : Media disconnected
Description . . . . . . . . . . . : Apple Mobile Device Ethernet
Physical Address. . . . . . . . . : 00-25-4B-56-17-A9
Tunnel adapter Teredo Tunneling Pseudo-Interface: Connection-specific DNS Suffix . : Description . . . . . . . . . . . : Teredo Tunneling Pseudo-Interface Physical Address. . . . . . . . . : FF-FF-FF-FF-FF-FF-FF-FF Dhcp Enabled. . . . . . . . . . . : No IP Address. . . . . . . . . . . . : fe80::ffff:ffff:fffd%6 Default Gateway . . . . . . . . . : NetBIOS over Tcpip. . . . . . . . : Disabled

 
こんな感じなのですが、iPhone3G を機内モードにしている状態の ipconfig の結果です。

と、言うか、今回 iPhone3G のテザリングを試したのは、携帯電話での通信ではなく、無線 LAN を利用してテザリングできないのかな?とか思った次第で確認したのでありました。

iPhoneOS3.0 は「機器モード」にしても無線 LAN は利用できるので、「電話回線でパケットを飛ばなくして無線 LAN のみを利用する。」ことができるので、その状態にしたときにテザリングしたら、パケットは無線 LAN 側に飛んで行くんかい?とか思ったのですが・・。

ダメでした。orz

機内モードにして携帯の電波を遮断したとき、テザリングの画面では上が青くならないので通信はできない状態なのでありました・・。orz。

それにしても、そんなことして何が嬉しいの?と、誰もが思うことでしょう・・。最近の NotePC などは無線 LAN カードがほとんど標準装備です。なので iPhone3G で無線 LAN を利用しても意味ないじゃん。みたいな。しかし、無線 LAN カードを持っていない PC で iPhone3G を無線 LAN アダプタ代わりに利用できたら楽しいじゃん。みたいな。そんな感じで試したのでありました。が、世の中そんなに甘くはないですね。

ちなみに FreeBSD に iPhone3G を USB 経由で接続すると ugen0 に落ちるのでこのテのことはできないですねー。Bluetooth で接続したらちゃんと認識するんかな? Bluetooth を搭載している PC においては FreeBSD のドライバはロードしているけど、GUI が無いので全く使う気にはならないのだけどねぇ・・。GUI アプリが出たら試してみたい所ではあります;-)。

7月 232009
 

まさか三回目を書くとは思いもしませんでした・・。apache ベースで作成したキャッシュ用 Proxy サーバですが、設定に問題があり無事に動作していたのは約一ヶ月半ほど・・。あまりにも情けないので、ちょっと書いておくことにします。

今回は第一回目のネタを参照する 必要があります。第二回目の掲載はこちら

さて、二回目にまとめたことで apache の Proxy サーバは mod_cache を利用してディスク上にキャッシュして行くことができたのだけど、運用してしばらくしたら error.log に以下のメッセージが出力されるようになってきた。しかも大量に・・。orz (長いので改行しています)

[warn] (2)No such file or directory: disk_cache:
rename tempfile to hdrsfile failed:
/data/httpd/cache/aptmp6ac9NS -> /data/httpd/cache/ASm@m/8xF@v/7XxKH/X8yCPfQ.header

 
よくよく調べてみると、サブディレクトリがもう作れない状態になっているらしい。なので、これ以上はディクス上にデータをキャッシュをできない状態になっている。と言うメッセージが延々と error.log に出力されている状態。

/data/httpd/cache の下にディレクトリが 32,000 個できている。と言う状態なんですねー。Linux では一つのディレクトリの下には 32,000 個しかディレクトリが作れないそうです。 /usr/include/linux/ext3_fs.h の以下の行がまさしくそれ。

#define EXT3_LINK_MAX           32000

 
でもって 32,000 個のサブディレクトリのあるディレクトリで mkdir すると Too many links. mkdir: cannot create directorys と言われて怒られる。うひー。

と、言うことで、僕はこの上限 32,000 と言う値を知らなかったのでありました。

愕然としつつ httpd.conf の設定を見直します。第一回目に書いた設定では以下のように記述していました。抜粋です。

<IfModule mod_disk_cache.c>
:
    CacheDirLevels      3
    CacheDirLength      5
</IfModule>

 
ディレクトリの深さは三階層、ディレクトリの文字列は五文字。この「五文字」と言うのは簡単に 32,000 を超えてしまうのですね。

ディレクトリにランダムに利用される文字は A-Z,a-z,0-9 と一部の特殊文字で約 80 個位と想定した場合、五文字と言うのは 80^5 通りあるので、こらー簡単に 32,000 個を超えてしまいます。 32,000 個以内に抑えるのは CacheDirLength は 2 を指定しなければならない。3 を指定したとしても 80*80*80=512,000 個のディレクトリが作成されることになります。あれー・・。

/data/httpd/cache の下には 80*80=6,400 個にしてその下の階層を深くしたほうが良いと言うことなんですねぇ・・。

ディレクトリを自動生成してくれるアプリケーションの場合、ディレクトリ長は二文字にしないと簡単に 32,000 個があふれてしまう。今後はこれを頭の片隅に入れておきたいと思います。

7月 122009
 

秋葉原を俳諧していたら、ジャンク屋ちっくなお店でとあるモノを見つけた。Apple 純正の iPhone に付属している USB コンセントプラグ。

KC3N0043_iphone_1.JPG

ジャンク扱いで 1,800yen。まぁ、Apple 純正なんだしそれ位の値段するかなー。って感じなのだけど、ちょっと待ってください。これって Apple が、感電の恐れがあるとして回収したシロモノじゃないですかーっ!!

Apple 超コンパクト USB 電源アダプタ交換プログラム
KC3N0044_iphone_2.JPG

当該の商品を手にとってよく見てみるとプラグ部分は四角くて、緑のシールが貼ってない。僕が買った iPhone3G の USB コンセントプラグはちゃんと新しいものが同梱されていました。

かごにたくさん入って売っている風景。それにしてもアキバだなぁ。とちょっと感動しました。 Apple が回収したのを廃棄業者がきっとアキバに流通させたのでしょうねぇ。でもってお店の人はそれを知っているのか知らないで売っているか・・。お店の人に一声かけようかと思ったのですが、僕にはそんな勇気は無かったのでありました(^^;;。

とまぁ、これだけではなんなんで。もう一個、ネタ的に書いておきましょうかねぇ。

アキバを俳諧していたらジャンク扱いでオーディオテクニカの ATH-CK31 が 780yen で売っていました。まぁ、サブのヘッドホンとして一個買っておくか。とか思い購入したのですが、なんと、アキバのヨドバシの Mac コーナーにも同じ値段で売っていました。orz。

ATH-CK31

僕は普段使っているヘッドホンは同じくオーディオテクニカの ATH-CK7 と言うヤツを使っています。

ATH-CK7

こっちは値段が高い(9,800yen で購入した)だけあって音がえらい良いのでずいぶんと感動していますが、780yen で買った ATH-CK31 も値段の割りには良い音がするので驚きました。音が籠もることが無く、高音部の音がちゃんと出ます。ただ、低音部がちょっと弱いかなー。と言う感じはしますが、780yen であれば全然 OK。って感じです。予備のために後 2,3 個買っておくかなぁ。と言う感じ;-)。

IMG_5236_iphone_3.JPG

後は、AT335i リモコンですねー。

AT335i

iPod で聞いていて、次の曲に飛ばしたい時とか便利です。電話が掛かってきた時はヘッドホンをそのままにiPhone3Gの下のほうに向かってしゃべるのであります。マイクは本体のを使うんだけど、一応電話もできるのです;-)。

とまぁ、アキバを俳諧して、PC パーツだけでなく iPhone 関連を探すのもまた楽しいひとときなのであります;-)。

7月 062009
 

普段常用している PC のグラフィックカードを交換してみました。

今までは NVIDIA の GeForce 7300 LE で 512MB のやつを付けていた。新しく購入したヤツもメモリ自体は 512MB で一緒。そして Xorg の radiohhd ドライバでサクッと動くべ。とか思ったのでありました。秋葉原の T-ZONE で 2,980yen。 ずいぶん安いよねぇ。って感じで、ちょっと幸せな気分です;-)。

まずは PC にセットアップして WindowsXP でブート。ドライバをインストールして認識させた後、FFXIBench3 で動作確認。

僕は PC と言うのは「OS を走らせるもの。」と言う認識でいるので、ゲームには全く興味は無いのだけど、自分の買ったパーツの性能は知りたいのでベンチマークしてみました。

GeForce 7300 LE
    Low   6926
    Hight 4005
Radeon HD 4350
    Low   7345
    Hight 4545

と、言うことで本当にちょっとだけ Radeon HD 4350 のほうが速いと言う結果が出ました。

さてと。以上が Windows での結果。ここからは FreeBSD で Xorg を利用したときのことを書いてみたいと思います;-)。まず始めに言っておきますが、depth 32bpp は出ませんでした・・。x11-drivers/xf86-video-radeonhd や x11-drivers/xf86-video-radeonhd-devel のどちらを使っても 32bpp な色はサポートしていないみたいです。あ。ちなみに xorg.conf は必要無いよねぇー。Xorg -configure でできたものでじゅーぶんに動作します;-)。

最近、ブログの写真の色などを気にしていたのだけど、32bpp がでないのはちょっと悲しいですねぇ。しかし、GeForce 7300 LE よりは発色は良いかなぁ。と言う気はします。まぁ、基本的に MacOSX と比べてはいけない。と言うのは解っているのですけどねぇ・・。

今回の検証において、僕は Xorg のドライバは x11-drivers/xf86-video-radeonhd-devel を利用しました。

購入したグラフィックカードは D-sub 15pin・DVI-D・HDMI のコネクタが付いていて、もう S 端子なんてのは無いんですねぇ。

グラフィックカードを接続して FreeBSD をブートして驚いたのが、サウンドカード(ドライバ)として HDMI が認識されたこと。

% cat /dev/sndstat
pcm0:  at cad 0 nid 1 on hdac0 kld snd_hda [MPSAFE] (1p:1v/0r:0v channels)
pcm1:  at cad 0 nid 1 on hdac1 kld snd_hda [MPSAFE] (1p:1v/1r:1v channels duplex default)
pcm2:  at cad 0 nid 1 on hdac1 kld snd_hda [MPSAFE] (1p:1v/1r:1v channels duplex)
pcm3:  at cad 0 nid 1 on hdac1 kld snd_hda [MPSAFE] (1p:1v/0r:0v channels)

 
pcm0 で グラフィックカード上の HDMI のサウンドカードが認識されたおかげで、Realtek のサウンドカードからスピーカに接続していたのに音が出なくなってしまった。ある意味すばらしーーー。って感じがします。FreeBSD のサウンドドライバの進歩に驚くのでありました。

けど、音が出ないのでまずは KDE4 の設定を見るわけです。すると、システムセッティングのマルチメディアを開くと優先できるデバイスの設定があるみたいです。クリックすると大きくなります。



しかし、これをやってもダメ、つまり音は出ないのでありました。しくしく。そんなこんなで色々調べるのですが、FreeBSD 側でちゃんと対応していのには驚きました(@_o)。sysctl に hw.snd.default_unit と言うmib があって、これが優先するサウンドデバイスを指定できるらしいのですね。pcmX の “X” の数値を hw.snd.default_unit mib に指定してあげるとそのデバイスを優先的に使う。と言うものです。

ちなみに、pcm の認識の順序は PCI バスに準じています。たくさんの NIC を刺した時に認識される順番が決定するのと同じ原理。

僕の環境ではグラフィックカードがサウンドカード(チップ)より先に認識したので HDMI が pcm0 だったので /etc/sysctl.conf に hw.snd.default_unit=1 と書いたら音が出るようになりました。おーー。すんばらしーー。

僕の使っているディスプレーは H223HQbmid なんだけど、こいつには背面にチャチぃスピーカーがついていて HDMI で接続するとそこから音が出るらしいのね。けど、僕は PC には BOSE のスピーカーを付けているのでそこから音が出て欲しいので、サウンドデバイスの順序は非常に重要なのであります。

今後はどんどんこうなるのかなぁ。グラフィックカードを変えたら Xorg のドライバーも重要だけど、音も重要だねぇ。みたいな。

今回はなかなか良い勉強をさせてもらったのでありました。2,980yen で「グラフィックカード」を買ったつもりだったんだけど、メインはサウンドドライバになってしまったかな?(^^;;。