たかちゃん。

2月 142012
 

僕は普段から KDE4 使いなんだけども、KDE4 を利用しているとターミナルソフトといういうのは必然的に konsole になるわけであります。

しかし、もう何回もこのブログに書いているんですが、 konsole というのは一個のプロセスが起動して、何個も konsole の画面を開いても一個のプロセスで動作する。つまり、表示される konsole のウィンドはスレッドとして動作しているんですな。

これがまたあーた。一個の konsole ウィンドが変な挙動をするとそのプロセスがおかしくなるということで、表示されている全ての konsole のウィンドはスレッドで動作しているんだけども、それら全てを道連れにお亡くなりになる、もしはフリーズしてしまう。という、それは非常にヒサンな状態になるわけですね。

こんなのは使いたくないよ。一つのウィンドは一個のプロセスのターミナルソフト使いたいよ。ってんで、/usr/ports/x11 の下辺りを ls -d *term* などとして色々物色するんですね。で、今回中々良いのが見つかったのでそれについてちょっと書いてみたいと思います。

今回取り上げるのは gtkterm2 です。 ports 的には x11/gtkterm2 になるんですけどもね。とりあえず make してみると、ターミナルソフト的には vte というのを利用しているみたいですね。 ports 的には x11-toolkits/vte になるみたいですが。ここに GTK2 を利用してタブの機能を盛り込んだみたいな感じです。

利用してみると一つのウィンドで一つのプロセスとして動作するようで中々良い感じですね。では、早速カスタマイズして自分好みの環境で利用してみましょう。

実は gtkterm2 をインストールして、カスタマイズしようとしてあまりにもその設定方法が書かれたウェブが無いのでいっちょ書いてみるか。ということでこのエントリを書いているわけですけどもね;-)。

gtkterm2 の設定ファイルは $HOME/.gtkterm2rc になります。 gtkterm2 を一回起動するとホームディレクトリに設定ファイルが生成されます。そしたらエディタで編集すれば良いでしょう。

それにしてもこの設定ファイル、 gtkterm2 を起動するたんびに毎回 gtkterm2 が更新してくれます。非常にややこすぃー・・。毎回エディタを再起動してあげる必要がありますが・・。

とりあえずフォントの設定から。以下の部分を変更すると自分の好きなフォントになります。

terminalFont= MS Gothic 10

 
上記設定は MS ゴシックを 10 ポイントの表示で利用する場合。フォント名は GTK2 の記述形式ですね。以下のコマンドを実行するとフォント名が抽出できると思うのでそれを記述します。

% fc-list | awk -F, '{print $2}' | awk -F: '{print $1}' | sort

 
MS ゴシックが無い人は “Ume Gothic C4” とか指定すると良いかもですね。

まぁ、上記のようにフォントの指定は色々なウェブ上で書かれているので割と設定は簡単でしょうか。

問題は色のほうです。こいつは解らない・・。orz。また、ウェブを探しまわっても全く見当たらないんですね。でもって $HOME/.gtkterm2rc には以下のように不気味な設定が書かれている。

red=0xff00 0x0000 0x0000 0xaaaa 0x0000 0xaaaa ...
grn=0xef00 0x0000 0x0000 0x0000 0xaaaa 0x5555 ...
blu=0xef00 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 ...

 
red=、grn=、blu= の後に 0x0000 が全部で 17 個並んでいます。これが何を意味しているのかが全くわかりませんでした。しょーがないのでソースコード眺めましたよー。src/prefs.c 辺りで色についての記述がありますね。まぁ、読むのも大変なんですけども・・。

で、 grn= の後の一個目のパラメータはバックグラウンドの色の指定になります。二個目のパラメータはカーソル、X11 用語では foreground ってことですけどもね。の指定になります。一個目と二個目の設定だけが特徴的で残りの 15 個はファイルの色になります。この辺り、僕にもわかりません。実行形式ファイルの色は赤とか、ディレクトリは青とか、symlink の色はピンクとか、そんな設定になります。

まぁ、今回は background と foreground の色を変えてみましょう。それにしても RBG カラーってのは # のあとに六桁指定するのにどうして四桁なんだ?と思うのでありますが・・。

例えば background の色を #FFEFEF という、ちょっとピンクっぽい色にしたい場合は以下のように指定します。

red=0xff00
grn=0xef00
blu=0xef00

 
red、grn、blu で RBG の色を前から二桁に指定し、余った後ろの二桁は “0” を指定する。って感じですね。

文字とかカーソルの色は黒にしたいので #000000 になります。その場合は以下になります。

red=0xff00 0x0000
grn=0xef00 0x0000
blu=0xef00 0x0000

 
0x00 の前二桁の部分に “0” を設定し、後ろの二桁は default の “0” を設定します。これで自分の好きな色に設定できると思います。そして、三個目以降、残りの 0x???? は全部で 15 個ありますが、これは default の設定でひとまず試してみてください。 ports の make config ときなんかは不気味な色になりますけどねぇ;-)。

とまぁ、こんな感じで設定すれば自分の好みのターミナルになるのではないかなぁ。と思われます。

自分的に一点変えたいと思っているのが新しいタブを開くとき。 default では CTRL+N なんだけど、CTRL+SHIFT+N に変更したいなぁ。と思っています。ソースコードを変更してしまうのが一番早いかなぁ。などとちょっと思っていますが、機会があったら試してみたいですね;-)。

さーっ!! そんなこんなで、ようやっと一つのウィンドがひとつのプロセスとして動作するターミナルソフトを手に入れた。インストール時に入るのは vte くらいのなので KDE4 を使っていても余計なモノを入れない(インストールしない)のが気に入っています。

gtkterm2 の設定が解らないときはここを参照してください;-)。

2012/02/16 加筆
以下の部分を改修した ports を作りました。

・日本語 po ファイルを書いたのでメニューは日本語表示できるようになります。
・Ctrl+n は emacs とバッティングするので新規タブは Ctrl+t に変更しました。

以下の URL から ports がダウンロードできます。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-gtkterm2-20120216.tgz

1月 302012
 

引き続き「CPU コレクション」のカテゴリー行っちゃいますー。今回でちょうど50回目かなー。良く続いているなぁ。と、自分でも思いますが、手持ちの CPU はまだまだたくさんあるんですよねー;-)。が、しかし、今回も CPU ではありません。前回に引き続きターミネーターです。です。それも Socket370 の色違い;-)。

どーしてこういうものまで手元に置いてしまうんだろうねぇ・・。と、自分でも思ってしまうのですが・・。

それにしても前回のターミネーターは青かったんですけども今回のは PentiumIII みたく緑色なんですよねぇ・・。

同じ Socket370 なのに色違いなので、バリエーションモデルとして・・。あぁ・・。

Socket370_Terminator2_1.jpg

こちらが裏側です。青いのと一緒でゴツゴツしていますよね。

Socket370_Terminator2_2.jpg

PentiumIII と一緒に写真撮ってみました。

Socket370_Terminator2_3.jpg

そして、こちらは青いターミネーターと二つ並べて撮ってみました。

Socket370_Terminator2_4.jpg

青が鮮やかですよね。で、緑のほうは PentiumIII で見る色。

それにしても Socket370 の場合 CPU としては全部で七個、そして、ターミネーターで二個。僕的には Socket7 が好きなんですけども、今数えてみると10個くらい持っている。その次に多いのが Socket370 かな。あ、いやいや、この後に登場する北森系のもたくさん持っている;-)。と、いうような感じです。

さてさて。ここ三回ばかりターミネーターが続きました。これで手持ちのターミネーターはすべておしまい。次回からはいよいよ次の世代の CPU に行こうかと思います。 Athlon 世代とか Pentium4 世代にようやっと突入です。この辺りになると多分「つい最近の出来事。」的になって行くかと思いますが、どうぞご期待ください;-)。

1月 282012
 

久しぶりに「CPU コレクション」のカテゴリーです。前回は Slot2 のターミネーターということで、本質的には CPU ではないネタだったのですが、今回もターミネーターの登場です。こーいうのは一個手元にあると、シリーズで欲しくなってしまうんですよねぇf(^^;;。

僕が知っている範囲で言うと、Socket370 には Xeon は無かったはずなので Socket370 のターミネーターというのは PentiumIII ということになりますね。

こちらが表面。上に石がなくてコンデンサのみです。

Socket370_Terminator1_1.jpg

こちらが裏側のアップ。ふむ。

Socket370_Terminator1_2.jpg

で、こちらが PentiumIII との Socket の比較。ふむ。確かに Socket370 のような気がします。

Socket370_Terminator1_3.jpg

この間、たまたま偶然 PentiumPro Dual のマザーボードに触る機会があったのですが、その PC というか IBM のワークステーションは デアルソケットマザーボードだったのに PentiumPro が一個しか刺さってなかったんですね。で、もう一個は空きスロットになっていました。

今でこそデアルソケットマザーにターミネーターが無くとも動作するのですが、初デアルの PentiumPro マザーもターミネーターが無くても動作しているのに、どうして Socket370 はターミネーターが必要になるんだろう? ちょっと不思議というか、無駄なコストかかっていますよね。

まぁ、どっちにしても個体数が CPU よりも明らかに少ないターミネーターは非常に貴重な存在なのではないか。と、僕個人的には思っているんですけども;-)。

1月 172012
 

前回のエントリーでは「購入した。」って書いたのですが、今回は実際に FreeBSD で動作確認したことについて書いてみます。

インストールには FreeBSD/amd64 9.0-RELEASE を利用したのですが、その後 9.0-STABLE にしました。なので今の環境は 9.0-STABLE です。そしてこの記事の内容も 9.0-STABLE についてです。気がついた点をツラツラと書いてみます。

1. 温度取れない
どーあがいても CPU 温度が取れません。amdtemp.ko や ports の sysutils/k8temp を利用しても CPU の温度が取れません・・。orz。 CPU のステッピングの問題なのかマザーボード(とか ACPI)の問題なのか定かではありません。ただファンの音だけで大体の温度を感じることしかできません・・。

2. Cool`n’Quiet 2.0 は無事に動作する
sysctrl の dev.cpu.0.freq_levels で CPU 可変になります。ただ、BIOS の設定で表示が二種類できます。前回のエントリで掲載した sysctrl の結果では以下のように表示されています。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/-1 2887/-1 2475/-1 2062/-1 1650/-1 1237/-1 825/-1 412/-1

 
ところが BIOS の設定で HPC (High Performance Computing) というのがあって、この設定を disable にすると以下のように表示されるようになります。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/13635 3000/10925 2625/9559 2400/7417 2100/6489 1800/4620
1575/4042 1400/3195 1225/2795 1050/2396 875/1996 700/1597 525/1198 350/798 175/399

 
BIOS の設定で HPC を無効にしたほうが良いですね。PRIMERGY MX130 S2 というのはラックにドドドと入れて HPC にも対応する製品のようですしね。

ちなみに HPC disable 時の dev.cpu.0.freq_levels の値には消費電力が表示されるようになりましたが、この値はちょっと変ですね。FX-6100 は Max 3.3GHz での動作時には 95W のはずなので、表示されている値を七倍する必要があります。しかし、FX-6100 ってのは CPU クロック変動の幅が広いですなぁ。

3. powerd 起動っ!! しかし・・
上記のように Cool`n’Quiet 2.0 が動作するので powerd を起動したら以下のようなメッセージを延々吐き出すようになってしまいました。

hwpstate0: set freq failed, err 6

 
dev.cpu.0.freq では速度が可変になっているので動作的には問題が無いのですが、結構ウザいです。ウェブで色々探してみると powerd を落とせとか /boot/loader.conf に以下の設定をしろ。みたいに書かれています。

hint.acpi_throttle.0.disabled="1"

 
が、これらの対処法を適用すると CPU クロックが Max の 3.3GHz に張り付いてしまうのでもったいない。じゃ。ということでソースコードを改修し、このログを出ないようにしました;-)。 /usr/src/sys/kern/kern_cpu.c の 406,407 行目の device_printf の部分をコメントアウトしてカーネルを再構築するだけで作業は終了です。ただ単にメッセージを出力しなくするだけの改修です。

4. smartctl でディスクの温度を取る
こちらも BIOS の設定で取れる場合と取れない場合があります。 BIOS の SATA Configuration の設定で External SATA Port を enable にすると smartctl が /dev/ada0 を見つけられなくなります。このオプションは disable にしておいたほうが良いでしょう。

僕は Seagate の ST1000DM003-9YN162 という、 1 テラ、 1 スピンドル、 1TB の HDD を利用しているのですが、smartctl の Airflow_Temperature_Cel を見ると今のところ温度は 20 度前後で推移しているので PC 内の換気が上手く行っているとか HDD 自体の温度が高くならないとか、そんな印象を受けました。

5. シリアルポート
シリアルポートのある PC をいじるのは随分と久しぶりです。随分前から sio0 から uart0 に変更になっているのでどうだろう?と思いトライして見ました。以前よりも設定はグっと楽になりましたね。順番にその設定内容を見ていくことにしましょう。

o. /etc/ttys の変更
ttyu0 というのが uart0 に対応したシリアルポートになります。default の設定から以下のように変更します。

ttyu0 "/usr/libexec/getty std.9600" vt100 on secure

 
速度は 9600 のままとしておきました。

o. /boot/loader.conf に追加設定
以下の行を追加します。

boot_multicons="YES"
hint.uart.0.flags="0x10"
console="comconsole,vidconsole"

 
設定が完了したら PC を再起動します。するとあとは無事にシリアルポートが利用できるようになるかと思います。 /boot.config も設定してないし、boot2 とかも変更する必要がありませんでした。

あ。しかし、uart0 の認識にも二パターンありました。

起動時の認識がこのパターンだと利用できません。

uart0: <Non-standard ns8250 class UART with FIFOs> port 0x3f8-0x3ff irq 4 flags 0x10 on acpi0

 
こちらのパターンで認識すると利用できるようになります。

uart0: <16550 or compatible> port 0x3f8-0x3ff irq 4 flags 0x10 on acpi0
uart0: console (9600,n,8,1)

 
どうして上記のようになるのか解らないのですが、 kldload uart0.ko すると上のようになるような気がします。僕の場合は結局カーネルモジュールは利用せずに、カーネルコンフィグのファイルに device uart と書いてしまいました。

まぁ、 uart に限らず、今回はカスタムカーネルのコンフィグファイルを利用したのですが、 GENERIC カーネルでは無事に動作するのにカスタムカーネル+ロードモジュールでは動作しないということが多々おきました。以下にその一例を書いておきます。

・パーティションを認識してくれなかった -> options GEOM_PART_GPT を消したのを復活
・cs0 を認識せずリブート -> ロードするカーネルモジュールの見直し
・カーネルパニック -> bvox のモジュールを /boot/loader.conf に書くのをやめた

などなど・・。けっこう苦労が多かったのは PC が駄々っ子なのか 9.0-STABLE が駄々っ子なのか・・。もう既に何台も 9.0-STABLE を利用しているので安心しきっていた部分はありましたね。

これでだいたいサーバとしての設定が完了したかなー。と、言う感じはします。良かった。それにしても CPU 温度が取れないのはちょっと痛いですね。STABLE 利用してバージョンが上がるのを待つかなぁ。と言う感じがしないでもないです。

まぁ、僕的には今回のお買い物は一応満足の行くものとなりました。ちなみに今ではもう既に virtualbox-ose-4.0.14 で Windows Server 2008 R2 が動作しています。ゲスト OS には二個の CPU と 4GB のメモリを上げているのですが、そーすると Windows Server 2008 R2 ってのはサクサク動作するんですねぇ。感激;-)。

PRIMERGY MX130 S2 のネタはこれで終りですが、機会があれば、また update があれば書いてみたいと思います。

1月 152012
 

自宅で動作しているサーバがあるのですが、このたび新調しました。今回購入したのは今話題となっている富士通の PRIMERGY MX130 S2 です。定価で 12,800yen ですが 1,000yen 割引でした。

最初のスペックはたいしたこと無いのでここにアキバで PC パーツを買ってきてドドドっとハデにパワーアップしてみました;-)。

IMG_2772_PRIMERGY_1.jpg

強化・変更した点は以下の通り。

・CPU: FX-6100 (6Core 95W)
・メモリ: 16GB (4GB x 4)
・HDD 1TB (1 プラッタ 1GB)
・NIC の追加

かかった費用は CPU 12,000yen、メモリ 6,000yen、HDD、9,500yen、NIC 1,000yen って感じでしょうか。本体含めて 40,000yen 弱で豪華な構成となりました;-)。

それにしてもデスクトップ PC を購入するのってどれくらいぶりだろう?今使っているのが Socket AM2 のAthlon64 X2 なのでもうずいぶん古いので 4,5 年ぶり?って感じです;-)。

さてさて。この PC は自宅サーバ用なので早速 FreeBSD/amd64 9.0-RELEASEをインストールしてみました。ここから先は FreeBSD でのインストールや使い勝手についてちょっと書いてみたいと思います。

・FreeBSD/amd64 9.0-RELEASE のインストール
CD-ROM からブートして FreeBSD Installer でインストールしていきます。 HDD のパーティションのところで auto を選択したら GPT(GUIDパーティションテーブル)になってしまいました。 MBR が好きな方は明示的に指定したほうが良いです。

8.2-RELEASE などと同様の MBR でインストールするとパーティション名は ada0s1 とかになるのですが、GPT を利用すると ada0p1 になります。 MBR は “s” で GPT は “p” ですね。

後もう一点。GPT を利用する場合はカーネルコンフィグファイルから options GEOM_PART_GPT を消さないようにしましょう。もし消してしまった場合はカーネルモジュールから geom_part_gpt.ko をロードするようにしましょう。
GPT を利用していてこのオプションが無い場合、 mount root fs のところで mountroot> プロンプトが表示されデバイスを指定してもマウントできない状態になってしまいます。

注意点はこの一点だけでした。後は比較的すんなりと動作します。以下は FreeBSD/amd64 9.0-RELEASE の情報です。必要であれば見てください。

dmesg
sysctrl -a
pciconf -lv

・FreeBSD を利用していて気がついた点
1. FX-6100 もサクっと認識するしメモリも 16GB 利用できる状態です;-)。

2.snd_hda が存在するので pcm0 が生えてきます。が、スピーカを接続する端子がないので音が出ません。マザーボード上にフロントに出すピンがあればそこから利用かのなのですがねぇ。PCI スロットがもったいないとか、ロープロファイルに対応していないサウンドカードとかあるので、USB-DAC を利用したほうが良いかもしれません。

・ベンチマーク
FreeBSD をインストールした誰もが一度はベンチマークとして確認する行為をしてみました;-)。 /usr/bin/time make buildworld の結果です。

比較は現在サーバとして利用している PC と同じスペックの PCで、以下の二つでの比較です。

AMD Athlon 64 X2 Dual Core Processor 4600+ (2456.27-MHz K8-class CPU)
AMD FX-6100 Six-Core Processor (3300.07-MHz K8-class CPU)

・FX-6100
o./usr/bin/time make -j6 buildworld
    2057.94 real 7609.08 user 1234.47 sys

o./usr/bin/time make -j6 buildkernel
      436.09 real 786.07 user 137.37 sys

・Athlon64 X2
o./usr/bin/time make -j2 buildworld
    57596.74 real 8917.03 user 1011.26 sys

o./usr/bin/time make -j2 buildkernel
      846.78 real 948.68 user 120.66 sys

この二つの違いは以下かな。

・CPU クロック
・コア数
・メモリ

CPU の数だけ -j オプションに付加します。 FX-6100 は 上記の違いもあるので Athlon64 X2 の三倍くらい行ってくれるかなぁ? とか思ったのですが 2.5 倍程度でしょうかね。シャア専用にはなれない;-)。

さてさて。この PC は 6Core でメモリを 16GB 積んだので何にしようか悩んだのですが、ベース OS は FreeBSD にしてそこに Virtualbox をインストールして Windows Server 2008 R2 を動作させ、自宅で SharePoint Server でも起動するかねぇ。とか、漠然と思っています;-)。と、いうか、Windows Server は検証の意味も込めてインストールすることは決まっているのですけどもね。

と、いうことで PRIMERGY S2 は FreeBSD においてもいとも簡単に動作しております。

あ。一点。シリアルポートがイマイチ動作しないのは今から再度確認する予定;-)。

1月 082012
 

以前のエントリで「iPhone4 用リモコン。」というのを一回書いたのですが、今回はその続編です。

そもそも、以前のエントリで書いたのを利用していましたが、以下のような感想。

・Audio-Technica AT335i BK -> もう販売終了じゃん。
・iLuvi EA15 -> ケーブル短すぎ。音悪すぎ(低音がゴソッと抜ける)。
・FiiO E1 -> 音は非常に良い。しかし、ドックコネクタに接続するので・・。

ってな感じでした。そして、iLuvi EA15 は早々と、やはり思った通りに断線してしまいました・・。orz

と、いうことで新たに購入すべくアキバヨドバシへ行ったのであります。目標としてはコメントで教えて頂いた Logitec の LIR-R100BK だったのですが、最近は色々と他のメーカからも出ているのですね。エレコムからも出ていたりして、選択枝は増えていました。

で、リモコン類がある棚を眺めていたら。あれまっ!! Audio-Technica から AT335i の後継機種が新発売されたのですねっ!! 思わず飛びついてしまいました。

IMG_1003_at337is_1.jpg

AT337iS という型番で、以前の AT335i は主に iPod や iPhone をターゲットにしていた感があるのですが、このモデルはスマートフォン全般に対応したようです。

Audio-Technica の製品というのは本体部分にマイクが付いているのが大きな特徴で本体に向かってしゃべると通話できるのであります。曲を聴く機能だけじゃないんだよ。ってことなんですけども。

しかし、僕の場合はメインの機能として欲しいのが「ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能」。しかし、AT337iS のパッケージやホームページにはそのことが全く書いてないんですね。ボタン一回押し時の動作しか書いてない。こらヒトバシラーかなぁ。とか思いつつ購入してみました。まぁ、そもそも前の機種である AT335i はちゃんと動作していたのでまさかデグレードすることはないべ。とかいうある意味安心感というのもあったのですが・・。

で、家に帰ってパッケージを開けてみました。説明書を見ると・・。

IMG_2758_at337is_2.jpg

あいや・・。大丈夫か? みたいな気分で iPhone4 に付けて聞いてみたのですが・・。

一回ボタンで停止・再生ができます。ただしダブルクリックで曲飛ばしできない・・。ガーン・・。とか思い何回か確認していたら。あ。あーーっ!! できましたできました。良かった。ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能がちゃんとインプリメントされていますね。”カチカチッ” っと、けっこう早いタイミングで押さないと動作しないみたいです。

この機能ができるのにパッケージやウェブに掲載されてないのは、もしかしたら iPod・iPhone にしか対応していない。ということなのかな?他の Android 系スマートフォンの音楽再生アプリではこの機能は動作しないのかな? 僕は Android 系スマートフォンは持ってないし、Android 系スマートフォンで音楽を聴くことも考えていないんだけども。

なので、多分 AT337iS の「ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能」ってのは隠し機能である可能性が高いです;-)。

さてさて。音についてですが、ひとこと。「良いですねぇ。」に尽きます。さすがはオーディオ機器屋さんが作ったもの。だけのことはあります。ドック接続する FiiO E1 は確かに音が良い。お店のオーディオ担当の人も「iPod・iPhone はドックから音を出した方が良い音しますよー。」と言っていましたがまさしくその通りですが、今回購入した AT337iS も非常に良い音がします。低音も高音もちゃんと出ているし、奥行きや広がりも感じられます。値段からしても中々良い感じです。

と、いうことで iPod/iPhone を利用している人にとっては Audio-Technica の AT335i の後継機種として の AT337iS はその役目を十分に果たしている。といえるのではないかと思います。

1月 032012
 

新年明けましておめでとうございます。今年もこのブログ共々宜しくお願いします。

新年一発目、どんなネタにしようか悩んでいたのですが、いきなり FreeBSD の話とかしてもちょっとアレだし、CPU コレクションは最近は一段落しつつある(しかし、CPU 自体はまだまだたくさん持っている;-)ので何かないかなぁ。と・・。

で、思いついたのが BSD 的なぬいぐるみ二つ。どちらも僕のコレクションなんですけどもね;-)。

じゃじゃんっ!!「デーモン君人形」と、通称「カメぬい」。

IMG_0887_nuigurumi_1.jpg

まずは「カメぬい」のほうですが、当時から(って、いったいいつの時代だ? 20 世紀かな?) IPv6 やっていた(知っていた)人にとっては非常に有名な IPv6 カメ のぬいぐるみなんですが、当時はぷらっとホームでも店舗で販売されていたので購入しました。これは確か 1,500yen だったかな。許さん が作ったんですね。それにしてもこれは持っている人はまだまだたくさんいるのではないかと思われます。

そしてもう一個の「デーモン君人形」。こっちは FreeBSD 2.0.0-RELEASE の CD-ROM が発売されたときに記念品として一緒に付いてきたヤツです。

IMG_0889_nuigurumi_2.jpg

CD-ROM を出したメーカはどこだったっけかなぁ? TurboLinux とか Slackware 1.3 とかの CD も出していたところだと思ったけど・・。

当時、僕は UNIXUSER とか定期購読していてそこにも FreeBSD の CD-ROM が付いてきていたんだけど、製品版も買ったりして。で、そのおまけに「デーモン君人形」も付いてきた。けど、実際には「デーモン君人形」が欲しくて CD を買っていたり;-)。

「カメぬい」持っている人いてもさすがに「デーモン君人形」持っている人は今となっては少ないのではないかなぁ;-)。手元に来た時から袋に入れてあるので実は新品同様でむちゃくちゃ綺麗に管理されております;-)。

と、いうことで新年早々懐かしいものをネタにしてしまいました。まぁ、ある程度過去を振り返りつつ今年一年を見据えるという意味でもちょうど良いネタかなー。みたいな。話を無理くり収束に向かわせつつありますがf(^^;;。

と、言うことで今年も宜しくお願いします。

12月 272011
 

以前のエントリで「Thunderbird+Lightning の日本語化。」というのを書きました。 FreeBSD の ports からインストールされる Thunderbird のアドオンとして動作する Lightning は日本語化されていないので日本語化するための方法を書いたわけですけども。

それにしても最近の mozilla は 12 週間に一回メジャーバージョンアップすることにしたので、 Thunderbird をインストールすると Lightning も合わせてインストールできるようになったのは嬉しいんだけど、それにしてもバージョンアップの頻度が高すぎるX-(。

毎回 Windows のディレクトリから手動で持ってくるのはもうイヤだ。ってんで、自動日本語化スクリプトを書きました。以下の URL に置いときます。

http://icmpv6.org/Prog/lightning-ja-20111227.tgz

展開すると二つのファイルがあると思います。一個はシェルスクリプト、もう一個は設定ファイルへのパッチです。

動作については lightning-ja.sh の中を見て頂ければと解ると思いますが、簡単に説明すると以下の通りです。

まず、前準備ですが、既に Thunderbird と Lightning がインストールされている場合、lightning アドオンのバージョンを自動で取ってきます。もし、正しいバージョンが取れないようだったらスクリプト中の lightningversion 変数に指定します。

そしてコマンド実行;-)。

1. mozilla.org の lightning アドオンのサイトに Linux 版を取りに行きます。
2. 取ってきて展開後、中から必要なファイル二つをインストールします。
3. chrome.manifest を更新します。

以上で Lightning が日本語化されます。非常に簡単です;-)。

これだけで日本語化できるので、どなたか ports など作って頂けると嬉しいのですけどねぇ。 japanese/lightning 辺りに。ただ、12 週間に一回 ports を更新しないといけないので誰も ports 作りたくないですよねぇ・・。解ります。その気持ち・・。

Thunderbird の ports のどこかでこれを吸収してくれると嬉しいのだけどなぁ。誰かやってくれないかなぁ・・。

12月 152011
 

廃棄物の中から面白いモノを見つけたのでもらってきちゃいました;-)。

CPU ボード。みてくれはこんな感じです。

IMG_0687_CPUBord_1.jpg

簡単にスペックを書くと、

・x86 互換 CPU Cyrix MediaGX with MMX-S CPU 300MHz
・メモリ SO-DOMM 64MB (SO-DIMM Socket)
・NIC rl0 x2
・USB2.0 x2
・IDE
・SD カードスロット (IDE Slave 2 で認識)
・VGA (D-SUB 15pin)

こんな感じです。製品自体は 2002 年製ですからアーキテクチャ的にはずいぶんと古い部類に入りますね。

それにしても、廃棄物だったので持って帰ってきたのですが、自宅で電源を入れてみるとビッとか音が出て BIOS 画面が表示できたので動くことは動くと思います。

電源は最近よく売っている「IDE->USB 変換アダプタ」に付いてくる、HDD や CD-ROM に接続する AC アダプタの電源で動作したので 12V 5A で OK ってことですね。これは非常に省電力で嬉しい。実は電源の部分が一番の悩みのタネだったのでサクっと起動してくれたのが嬉しかった;-)。

IDE に CD-ROM を接続したり 2.5 インチ HDD を接続すれば OS も起動してくれそうです。スペック自体が低いのでどうしようも無いような気がしないでもないですが、一応 i386 32bit なので FreeBSD なら簡単に動作するであろうと思っています;-)。

こちらが箱です。台湾のとあるメーカのものらしいです。

IMG_0688_CPUBord_2.jpg

CPU ボードのサイズはだいたいはがきのサイズです。なので、 NAS 箱とかに組み込めそうです。PC の 5 インチスロットの中に入れることもできるので 一個の筐体で二つの PC も可能ですね。お。ブレードだ;-)。

ケースがないのがちょっと痛いですが、まぁ、しばらくは遊んでみようと思っています。最後、使う時にはどうしようかなぁ・・。ルータにするには NIC のポートが少ないし、NAS 箱にする感じかなぁ・・。基本的にこーいうのって「OS が起動したー。やったーっ!!」などと NetBSD 的な発想で、そこで終わってしまう感じがしないでもないのでいすが・・f(^^;。

あーしてみたら。こーしてみたら。とか、皆さんのご意見お待ちします;-)。

12月 102011
 

実に一ヶ月ぶりの「CPUコレクション」ですね。前回の Motorola PowerPC G4 Dual で手持ちの UNIX 系の CPU は終わってしまいました。しかし、まだ欲しい、手元に置いときたいモノがたくさんあるので、入手次第随時書き込んでいきたいと思います。

さてさて。今回の掲載は、CPU ではありません。ターミネータです。どうしてこんなものまで集めてしまうんだろうなぁ・・。と、自分でも思うのですが、Soecket もしくは Slot に刺さるものなら何でも欲しい状態に陥っているのでしょうなぁ;-)。

今回は Slot2 PentiumII,!!! Xeon 用ターミネーターの登場です。以前に Slot2 Intel PentiumII Xeon を掲載したことがあるのですが、コイツのターミネーターですね。

Slot2_Terminator_1.jpg

Intel PentiumII,!!! の頃はマザーボードが Dual に対応していてもお金がなくて(もしくは CPU 一個で十分な運用形態) 一個の CPU で運用する場合、残りの Slot もしくは Soeckt にはターミネーターをさして利用していたんですね。そのときに利用するモノで、石は載って無くて回路があるだけ。みたいな感じでしょうか。

シールの部分をアップにしてみました。

Slot2_Terminator_2.jpg

そしてこちらは裏側。

Slot2_Terminator_3.jpg

しかし、Slot2 Xeon というのはひたすら大きい CPU だったんだけど、ターミネーターも大きくする必要あったんかなぁ?あぁ。ガイドの問題で CPU と同じ大きさにする必要があった。というのはあるかもしれないですね。

それにしても CPU と違って持っていてもあまり意味は無いような気がするんだけど、なぜか知らないけど、手元にあるという・・。そして、このようなターミネーター。実はもちっと持っているんですf(^^;;。これから数回に分けて登場していきます;-)。