たかちゃん。

1月 172012
 

前回のエントリーでは「購入した。」って書いたのですが、今回は実際に FreeBSD で動作確認したことについて書いてみます。

インストールには FreeBSD/amd64 9.0-RELEASE を利用したのですが、その後 9.0-STABLE にしました。なので今の環境は 9.0-STABLE です。そしてこの記事の内容も 9.0-STABLE についてです。気がついた点をツラツラと書いてみます。

1. 温度取れない
どーあがいても CPU 温度が取れません。amdtemp.ko や ports の sysutils/k8temp を利用しても CPU の温度が取れません・・。orz。 CPU のステッピングの問題なのかマザーボード(とか ACPI)の問題なのか定かではありません。ただファンの音だけで大体の温度を感じることしかできません・・。

2. Cool`n’Quiet 2.0 は無事に動作する
sysctrl の dev.cpu.0.freq_levels で CPU 可変になります。ただ、BIOS の設定で表示が二種類できます。前回のエントリで掲載した sysctrl の結果では以下のように表示されています。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/-1 2887/-1 2475/-1 2062/-1 1650/-1 1237/-1 825/-1 412/-1

 
ところが BIOS の設定で HPC (High Performance Computing) というのがあって、この設定を disable にすると以下のように表示されるようになります。

dev.cpu.0.freq_levels: 3300/13635 3000/10925 2625/9559 2400/7417 2100/6489 1800/4620
1575/4042 1400/3195 1225/2795 1050/2396 875/1996 700/1597 525/1198 350/798 175/399

 
BIOS の設定で HPC を無効にしたほうが良いですね。PRIMERGY MX130 S2 というのはラックにドドドと入れて HPC にも対応する製品のようですしね。

ちなみに HPC disable 時の dev.cpu.0.freq_levels の値には消費電力が表示されるようになりましたが、この値はちょっと変ですね。FX-6100 は Max 3.3GHz での動作時には 95W のはずなので、表示されている値を七倍する必要があります。しかし、FX-6100 ってのは CPU クロック変動の幅が広いですなぁ。

3. powerd 起動っ!! しかし・・
上記のように Cool`n’Quiet 2.0 が動作するので powerd を起動したら以下のようなメッセージを延々吐き出すようになってしまいました。

hwpstate0: set freq failed, err 6

 
dev.cpu.0.freq では速度が可変になっているので動作的には問題が無いのですが、結構ウザいです。ウェブで色々探してみると powerd を落とせとか /boot/loader.conf に以下の設定をしろ。みたいに書かれています。

hint.acpi_throttle.0.disabled="1"

 
が、これらの対処法を適用すると CPU クロックが Max の 3.3GHz に張り付いてしまうのでもったいない。じゃ。ということでソースコードを改修し、このログを出ないようにしました;-)。 /usr/src/sys/kern/kern_cpu.c の 406,407 行目の device_printf の部分をコメントアウトしてカーネルを再構築するだけで作業は終了です。ただ単にメッセージを出力しなくするだけの改修です。

4. smartctl でディスクの温度を取る
こちらも BIOS の設定で取れる場合と取れない場合があります。 BIOS の SATA Configuration の設定で External SATA Port を enable にすると smartctl が /dev/ada0 を見つけられなくなります。このオプションは disable にしておいたほうが良いでしょう。

僕は Seagate の ST1000DM003-9YN162 という、 1 テラ、 1 スピンドル、 1TB の HDD を利用しているのですが、smartctl の Airflow_Temperature_Cel を見ると今のところ温度は 20 度前後で推移しているので PC 内の換気が上手く行っているとか HDD 自体の温度が高くならないとか、そんな印象を受けました。

5. シリアルポート
シリアルポートのある PC をいじるのは随分と久しぶりです。随分前から sio0 から uart0 に変更になっているのでどうだろう?と思いトライして見ました。以前よりも設定はグっと楽になりましたね。順番にその設定内容を見ていくことにしましょう。

o. /etc/ttys の変更
ttyu0 というのが uart0 に対応したシリアルポートになります。default の設定から以下のように変更します。

ttyu0 "/usr/libexec/getty std.9600" vt100 on secure

 
速度は 9600 のままとしておきました。

o. /boot/loader.conf に追加設定
以下の行を追加します。

boot_multicons="YES"
hint.uart.0.flags="0x10"
console="comconsole,vidconsole"

 
設定が完了したら PC を再起動します。するとあとは無事にシリアルポートが利用できるようになるかと思います。 /boot.config も設定してないし、boot2 とかも変更する必要がありませんでした。

あ。しかし、uart0 の認識にも二パターンありました。

起動時の認識がこのパターンだと利用できません。

uart0: <Non-standard ns8250 class UART with FIFOs> port 0x3f8-0x3ff irq 4 flags 0x10 on acpi0

 
こちらのパターンで認識すると利用できるようになります。

uart0: <16550 or compatible> port 0x3f8-0x3ff irq 4 flags 0x10 on acpi0
uart0: console (9600,n,8,1)

 
どうして上記のようになるのか解らないのですが、 kldload uart0.ko すると上のようになるような気がします。僕の場合は結局カーネルモジュールは利用せずに、カーネルコンフィグのファイルに device uart と書いてしまいました。

まぁ、 uart に限らず、今回はカスタムカーネルのコンフィグファイルを利用したのですが、 GENERIC カーネルでは無事に動作するのにカスタムカーネル+ロードモジュールでは動作しないということが多々おきました。以下にその一例を書いておきます。

・パーティションを認識してくれなかった -> options GEOM_PART_GPT を消したのを復活
・cs0 を認識せずリブート -> ロードするカーネルモジュールの見直し
・カーネルパニック -> bvox のモジュールを /boot/loader.conf に書くのをやめた

などなど・・。けっこう苦労が多かったのは PC が駄々っ子なのか 9.0-STABLE が駄々っ子なのか・・。もう既に何台も 9.0-STABLE を利用しているので安心しきっていた部分はありましたね。

これでだいたいサーバとしての設定が完了したかなー。と、言う感じはします。良かった。それにしても CPU 温度が取れないのはちょっと痛いですね。STABLE 利用してバージョンが上がるのを待つかなぁ。と言う感じがしないでもないです。

まぁ、僕的には今回のお買い物は一応満足の行くものとなりました。ちなみに今ではもう既に virtualbox-ose-4.0.14 で Windows Server 2008 R2 が動作しています。ゲスト OS には二個の CPU と 4GB のメモリを上げているのですが、そーすると Windows Server 2008 R2 ってのはサクサク動作するんですねぇ。感激;-)。

PRIMERGY MX130 S2 のネタはこれで終りですが、機会があれば、また update があれば書いてみたいと思います。

1月 152012
 

自宅で動作しているサーバがあるのですが、このたび新調しました。今回購入したのは今話題となっている富士通の PRIMERGY MX130 S2 です。定価で 12,800yen ですが 1,000yen 割引でした。

最初のスペックはたいしたこと無いのでここにアキバで PC パーツを買ってきてドドドっとハデにパワーアップしてみました;-)。

IMG_2772_PRIMERGY_1.jpg

強化・変更した点は以下の通り。

・CPU: FX-6100 (6Core 95W)
・メモリ: 16GB (4GB x 4)
・HDD 1TB (1 プラッタ 1GB)
・NIC の追加

かかった費用は CPU 12,000yen、メモリ 6,000yen、HDD、9,500yen、NIC 1,000yen って感じでしょうか。本体含めて 40,000yen 弱で豪華な構成となりました;-)。

それにしてもデスクトップ PC を購入するのってどれくらいぶりだろう?今使っているのが Socket AM2 のAthlon64 X2 なのでもうずいぶん古いので 4,5 年ぶり?って感じです;-)。

さてさて。この PC は自宅サーバ用なので早速 FreeBSD/amd64 9.0-RELEASEをインストールしてみました。ここから先は FreeBSD でのインストールや使い勝手についてちょっと書いてみたいと思います。

・FreeBSD/amd64 9.0-RELEASE のインストール
CD-ROM からブートして FreeBSD Installer でインストールしていきます。 HDD のパーティションのところで auto を選択したら GPT(GUIDパーティションテーブル)になってしまいました。 MBR が好きな方は明示的に指定したほうが良いです。

8.2-RELEASE などと同様の MBR でインストールするとパーティション名は ada0s1 とかになるのですが、GPT を利用すると ada0p1 になります。 MBR は “s” で GPT は “p” ですね。

後もう一点。GPT を利用する場合はカーネルコンフィグファイルから options GEOM_PART_GPT を消さないようにしましょう。もし消してしまった場合はカーネルモジュールから geom_part_gpt.ko をロードするようにしましょう。
GPT を利用していてこのオプションが無い場合、 mount root fs のところで mountroot> プロンプトが表示されデバイスを指定してもマウントできない状態になってしまいます。

注意点はこの一点だけでした。後は比較的すんなりと動作します。以下は FreeBSD/amd64 9.0-RELEASE の情報です。必要であれば見てください。

dmesg
sysctrl -a
pciconf -lv

・FreeBSD を利用していて気がついた点
1. FX-6100 もサクっと認識するしメモリも 16GB 利用できる状態です;-)。

2.snd_hda が存在するので pcm0 が生えてきます。が、スピーカを接続する端子がないので音が出ません。マザーボード上にフロントに出すピンがあればそこから利用かのなのですがねぇ。PCI スロットがもったいないとか、ロープロファイルに対応していないサウンドカードとかあるので、USB-DAC を利用したほうが良いかもしれません。

・ベンチマーク
FreeBSD をインストールした誰もが一度はベンチマークとして確認する行為をしてみました;-)。 /usr/bin/time make buildworld の結果です。

比較は現在サーバとして利用している PC と同じスペックの PCで、以下の二つでの比較です。

AMD Athlon 64 X2 Dual Core Processor 4600+ (2456.27-MHz K8-class CPU)
AMD FX-6100 Six-Core Processor (3300.07-MHz K8-class CPU)

・FX-6100
o./usr/bin/time make -j6 buildworld
    2057.94 real 7609.08 user 1234.47 sys

o./usr/bin/time make -j6 buildkernel
      436.09 real 786.07 user 137.37 sys

・Athlon64 X2
o./usr/bin/time make -j2 buildworld
    57596.74 real 8917.03 user 1011.26 sys

o./usr/bin/time make -j2 buildkernel
      846.78 real 948.68 user 120.66 sys

この二つの違いは以下かな。

・CPU クロック
・コア数
・メモリ

CPU の数だけ -j オプションに付加します。 FX-6100 は 上記の違いもあるので Athlon64 X2 の三倍くらい行ってくれるかなぁ? とか思ったのですが 2.5 倍程度でしょうかね。シャア専用にはなれない;-)。

さてさて。この PC は 6Core でメモリを 16GB 積んだので何にしようか悩んだのですが、ベース OS は FreeBSD にしてそこに Virtualbox をインストールして Windows Server 2008 R2 を動作させ、自宅で SharePoint Server でも起動するかねぇ。とか、漠然と思っています;-)。と、いうか、Windows Server は検証の意味も込めてインストールすることは決まっているのですけどもね。

と、いうことで PRIMERGY S2 は FreeBSD においてもいとも簡単に動作しております。

あ。一点。シリアルポートがイマイチ動作しないのは今から再度確認する予定;-)。

1月 082012
 

以前のエントリで「iPhone4 用リモコン。」というのを一回書いたのですが、今回はその続編です。

そもそも、以前のエントリで書いたのを利用していましたが、以下のような感想。

・Audio-Technica AT335i BK -> もう販売終了じゃん。
・iLuvi EA15 -> ケーブル短すぎ。音悪すぎ(低音がゴソッと抜ける)。
・FiiO E1 -> 音は非常に良い。しかし、ドックコネクタに接続するので・・。

ってな感じでした。そして、iLuvi EA15 は早々と、やはり思った通りに断線してしまいました・・。orz

と、いうことで新たに購入すべくアキバヨドバシへ行ったのであります。目標としてはコメントで教えて頂いた Logitec の LIR-R100BK だったのですが、最近は色々と他のメーカからも出ているのですね。エレコムからも出ていたりして、選択枝は増えていました。

で、リモコン類がある棚を眺めていたら。あれまっ!! Audio-Technica から AT335i の後継機種が新発売されたのですねっ!! 思わず飛びついてしまいました。

IMG_1003_at337is_1.jpg

AT337iS という型番で、以前の AT335i は主に iPod や iPhone をターゲットにしていた感があるのですが、このモデルはスマートフォン全般に対応したようです。

Audio-Technica の製品というのは本体部分にマイクが付いているのが大きな特徴で本体に向かってしゃべると通話できるのであります。曲を聴く機能だけじゃないんだよ。ってことなんですけども。

しかし、僕の場合はメインの機能として欲しいのが「ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能」。しかし、AT337iS のパッケージやホームページにはそのことが全く書いてないんですね。ボタン一回押し時の動作しか書いてない。こらヒトバシラーかなぁ。とか思いつつ購入してみました。まぁ、そもそも前の機種である AT335i はちゃんと動作していたのでまさかデグレードすることはないべ。とかいうある意味安心感というのもあったのですが・・。

で、家に帰ってパッケージを開けてみました。説明書を見ると・・。

IMG_2758_at337is_2.jpg

あいや・・。大丈夫か? みたいな気分で iPhone4 に付けて聞いてみたのですが・・。

一回ボタンで停止・再生ができます。ただしダブルクリックで曲飛ばしできない・・。ガーン・・。とか思い何回か確認していたら。あ。あーーっ!! できましたできました。良かった。ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能がちゃんとインプリメントされていますね。”カチカチッ” っと、けっこう早いタイミングで押さないと動作しないみたいです。

この機能ができるのにパッケージやウェブに掲載されてないのは、もしかしたら iPod・iPhone にしか対応していない。ということなのかな?他の Android 系スマートフォンの音楽再生アプリではこの機能は動作しないのかな? 僕は Android 系スマートフォンは持ってないし、Android 系スマートフォンで音楽を聴くことも考えていないんだけども。

なので、多分 AT337iS の「ダブルクリックで曲飛ばし、トリプルクリックで曲戻りの機能」ってのは隠し機能である可能性が高いです;-)。

さてさて。音についてですが、ひとこと。「良いですねぇ。」に尽きます。さすがはオーディオ機器屋さんが作ったもの。だけのことはあります。ドック接続する FiiO E1 は確かに音が良い。お店のオーディオ担当の人も「iPod・iPhone はドックから音を出した方が良い音しますよー。」と言っていましたがまさしくその通りですが、今回購入した AT337iS も非常に良い音がします。低音も高音もちゃんと出ているし、奥行きや広がりも感じられます。値段からしても中々良い感じです。

と、いうことで iPod/iPhone を利用している人にとっては Audio-Technica の AT335i の後継機種として の AT337iS はその役目を十分に果たしている。といえるのではないかと思います。

1月 032012
 

新年明けましておめでとうございます。今年もこのブログ共々宜しくお願いします。

新年一発目、どんなネタにしようか悩んでいたのですが、いきなり FreeBSD の話とかしてもちょっとアレだし、CPU コレクションは最近は一段落しつつある(しかし、CPU 自体はまだまだたくさん持っている;-)ので何かないかなぁ。と・・。

で、思いついたのが BSD 的なぬいぐるみ二つ。どちらも僕のコレクションなんですけどもね;-)。

じゃじゃんっ!!「デーモン君人形」と、通称「カメぬい」。

IMG_0887_nuigurumi_1.jpg

まずは「カメぬい」のほうですが、当時から(って、いったいいつの時代だ? 20 世紀かな?) IPv6 やっていた(知っていた)人にとっては非常に有名な IPv6 カメ のぬいぐるみなんですが、当時はぷらっとホームでも店舗で販売されていたので購入しました。これは確か 1,500yen だったかな。許さん が作ったんですね。それにしてもこれは持っている人はまだまだたくさんいるのではないかと思われます。

そしてもう一個の「デーモン君人形」。こっちは FreeBSD 2.0.0-RELEASE の CD-ROM が発売されたときに記念品として一緒に付いてきたヤツです。

IMG_0889_nuigurumi_2.jpg

CD-ROM を出したメーカはどこだったっけかなぁ? TurboLinux とか Slackware 1.3 とかの CD も出していたところだと思ったけど・・。

当時、僕は UNIXUSER とか定期購読していてそこにも FreeBSD の CD-ROM が付いてきていたんだけど、製品版も買ったりして。で、そのおまけに「デーモン君人形」も付いてきた。けど、実際には「デーモン君人形」が欲しくて CD を買っていたり;-)。

「カメぬい」持っている人いてもさすがに「デーモン君人形」持っている人は今となっては少ないのではないかなぁ;-)。手元に来た時から袋に入れてあるので実は新品同様でむちゃくちゃ綺麗に管理されております;-)。

と、いうことで新年早々懐かしいものをネタにしてしまいました。まぁ、ある程度過去を振り返りつつ今年一年を見据えるという意味でもちょうど良いネタかなー。みたいな。話を無理くり収束に向かわせつつありますがf(^^;;。

と、言うことで今年も宜しくお願いします。

12月 272011
 

以前のエントリで「Thunderbird+Lightning の日本語化。」というのを書きました。 FreeBSD の ports からインストールされる Thunderbird のアドオンとして動作する Lightning は日本語化されていないので日本語化するための方法を書いたわけですけども。

それにしても最近の mozilla は 12 週間に一回メジャーバージョンアップすることにしたので、 Thunderbird をインストールすると Lightning も合わせてインストールできるようになったのは嬉しいんだけど、それにしてもバージョンアップの頻度が高すぎるX-(。

毎回 Windows のディレクトリから手動で持ってくるのはもうイヤだ。ってんで、自動日本語化スクリプトを書きました。以下の URL に置いときます。

http://icmpv6.org/Prog/lightning-ja-20111227.tgz

展開すると二つのファイルがあると思います。一個はシェルスクリプト、もう一個は設定ファイルへのパッチです。

動作については lightning-ja.sh の中を見て頂ければと解ると思いますが、簡単に説明すると以下の通りです。

まず、前準備ですが、既に Thunderbird と Lightning がインストールされている場合、lightning アドオンのバージョンを自動で取ってきます。もし、正しいバージョンが取れないようだったらスクリプト中の lightningversion 変数に指定します。

そしてコマンド実行;-)。

1. mozilla.org の lightning アドオンのサイトに Linux 版を取りに行きます。
2. 取ってきて展開後、中から必要なファイル二つをインストールします。
3. chrome.manifest を更新します。

以上で Lightning が日本語化されます。非常に簡単です;-)。

これだけで日本語化できるので、どなたか ports など作って頂けると嬉しいのですけどねぇ。 japanese/lightning 辺りに。ただ、12 週間に一回 ports を更新しないといけないので誰も ports 作りたくないですよねぇ・・。解ります。その気持ち・・。

Thunderbird の ports のどこかでこれを吸収してくれると嬉しいのだけどなぁ。誰かやってくれないかなぁ・・。

12月 152011
 

廃棄物の中から面白いモノを見つけたのでもらってきちゃいました;-)。

CPU ボード。みてくれはこんな感じです。

IMG_0687_CPUBord_1.jpg

簡単にスペックを書くと、

・x86 互換 CPU Cyrix MediaGX with MMX-S CPU 300MHz
・メモリ SO-DOMM 64MB (SO-DIMM Socket)
・NIC rl0 x2
・USB2.0 x2
・IDE
・SD カードスロット (IDE Slave 2 で認識)
・VGA (D-SUB 15pin)

こんな感じです。製品自体は 2002 年製ですからアーキテクチャ的にはずいぶんと古い部類に入りますね。

それにしても、廃棄物だったので持って帰ってきたのですが、自宅で電源を入れてみるとビッとか音が出て BIOS 画面が表示できたので動くことは動くと思います。

電源は最近よく売っている「IDE->USB 変換アダプタ」に付いてくる、HDD や CD-ROM に接続する AC アダプタの電源で動作したので 12V 5A で OK ってことですね。これは非常に省電力で嬉しい。実は電源の部分が一番の悩みのタネだったのでサクっと起動してくれたのが嬉しかった;-)。

IDE に CD-ROM を接続したり 2.5 インチ HDD を接続すれば OS も起動してくれそうです。スペック自体が低いのでどうしようも無いような気がしないでもないですが、一応 i386 32bit なので FreeBSD なら簡単に動作するであろうと思っています;-)。

こちらが箱です。台湾のとあるメーカのものらしいです。

IMG_0688_CPUBord_2.jpg

CPU ボードのサイズはだいたいはがきのサイズです。なので、 NAS 箱とかに組み込めそうです。PC の 5 インチスロットの中に入れることもできるので 一個の筐体で二つの PC も可能ですね。お。ブレードだ;-)。

ケースがないのがちょっと痛いですが、まぁ、しばらくは遊んでみようと思っています。最後、使う時にはどうしようかなぁ・・。ルータにするには NIC のポートが少ないし、NAS 箱にする感じかなぁ・・。基本的にこーいうのって「OS が起動したー。やったーっ!!」などと NetBSD 的な発想で、そこで終わってしまう感じがしないでもないのでいすが・・f(^^;。

あーしてみたら。こーしてみたら。とか、皆さんのご意見お待ちします;-)。

12月 102011
 

実に一ヶ月ぶりの「CPUコレクション」ですね。前回の Motorola PowerPC G4 Dual で手持ちの UNIX 系の CPU は終わってしまいました。しかし、まだ欲しい、手元に置いときたいモノがたくさんあるので、入手次第随時書き込んでいきたいと思います。

さてさて。今回の掲載は、CPU ではありません。ターミネータです。どうしてこんなものまで集めてしまうんだろうなぁ・・。と、自分でも思うのですが、Soecket もしくは Slot に刺さるものなら何でも欲しい状態に陥っているのでしょうなぁ;-)。

今回は Slot2 PentiumII,!!! Xeon 用ターミネーターの登場です。以前に Slot2 Intel PentiumII Xeon を掲載したことがあるのですが、コイツのターミネーターですね。

Slot2_Terminator_1.jpg

Intel PentiumII,!!! の頃はマザーボードが Dual に対応していてもお金がなくて(もしくは CPU 一個で十分な運用形態) 一個の CPU で運用する場合、残りの Slot もしくは Soeckt にはターミネーターをさして利用していたんですね。そのときに利用するモノで、石は載って無くて回路があるだけ。みたいな感じでしょうか。

シールの部分をアップにしてみました。

Slot2_Terminator_2.jpg

そしてこちらは裏側。

Slot2_Terminator_3.jpg

しかし、Slot2 Xeon というのはひたすら大きい CPU だったんだけど、ターミネーターも大きくする必要あったんかなぁ?あぁ。ガイドの問題で CPU と同じ大きさにする必要があった。というのはあるかもしれないですね。

それにしても CPU と違って持っていてもあまり意味は無いような気がするんだけど、なぜか知らないけど、手元にあるという・・。そして、このようなターミネーター。実はもちっと持っているんですf(^^;;。これから数回に分けて登場していきます;-)。

12月 012011
 

以前のエントリに二回くらい書いているのでのすが、今回は三回目になるかな? mozc の ノラ ports を本日付の最新バージョンにしたものを以下の URL に置いておきます。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-mozcs-20111201.tgz

以前のバージョンは 1.1.773.102 ですが、今回のバージョンは 1.3.911.102 になります。だた、どこが変わったのか、いまいち解りません・・f(^^;;。

実は最近、ブラウザに opera を利用するようになったんですね。 ports からの make install も早しい、KDE ライクだし。みたいな感じなのですが。

で、 opera に対して日本語を入力しようとすると Ctrl キーを押した段階で確定してしまうので、それが何とかならないか? とか思い色々調べていたのでありますが・・。

uim-skk でも問題になっているようですね。以下の URL がその参考になるかと思いますが。

http://my.opera.com/japanese/forums/topic.dml?id=950112

この事象は、僕が現在利用している ibus-mozc でも起きていて、なんか回避策はないんかいな? と思い色々調べていたんですけども・・。

とある掲示板には「ubuntu では ibus-mosc で Ctrl キーの制約を受けずに opera に日本語入力ができる。」とあったので、むむむ。とか思い、最新版の mozc の ports を作ってみたんですけどもね。

しかし、結局ダメでした。 mozc の 1.3.911.10 でも opera に対して日本語を入力しようとするとやはり Ctrl キーで入力した内容が確定されてしまいます。残念。ただ、せっかく作った ports なのでここに公開しておきます。

send-pr はしないです。 send-pr してもメンテナが全然全くこれっぽっちも対応してくれないんだもの。

と、いうことで現在は opera で正しく日本語が入力できるように、ubuntu の mozc deb のソース取り寄せてパッチを眺めたりしているところです。まぁ、手元に ubuntu が無いので実際にどういう動作しているのか全くわからないの出ありますがね;-)。

ちなみに opera は www/opera と www/opera-devel の両方を試しましたが ibus-mozc では Ctrl が押された段階で日本語が確定してしまいますね。なので、実際問題として、opera っちゅーのは使えない状態になっている。と、言う感じでしょうか。

11月 142011
 

以前に一回「USB 無線 LAN 色々、FreeBSD で試してみた。」と言うエントリを書いているのですが今回のその続編。二回目です。

今回は FreeBSD のバージョンを 9.0-RC1 にして、新たに購入した機器の動作確認をしてみました。とわいつつ、実は前回も書いているのですが、if_run と if_rum の機器を持ってくればほとんどが動作するんですけどねぇ・・。

今回試した USB 無線 LAN 機器は以下の通り。まずは写真を。

IMG_2549_RadioLan2_1.jpg

順番に見ていくとしましょう。

1. Planex GW-USNano2-G
写真の上のほうにある黒くてチッコイやつです。こいつは FreeBSD で動作しない、ドライバが書かれていない、例の Realtek RTL8192CU を使っているヤツです。またまたま買ってしまい大失敗しました・・。orz。 NetBSD だと動作するんですけどねぇ。

で、今回も ndis でトライしてみたんですが、USB 機器はどうしたら if_ndis に結びつけるのか結局解りませんでした。sys/dev/usb/usbdevs にエントリー書けば良いのかなぁ? ndis での USB 機器の使い方がいまいち解らないんですよねぇ。そんなデバイスは知らん。と言われて ugen にアタッチされてしまいます・・。orz。

2. Planex GW-US54Mini2
これはアキバの某お店で 499yen で売っていたので買ってきて試しました。 FreeBSD では if_rum で動作します。 802.11g でリンクアップするのでこれはまぁ、中々良い感じでしょうか。ただし、今はもう販売終了となっていると思いますが・・。

3. Logitec LAN-W300N/U2
これは FreeBSD では if_run で動作します。けっこう高速で利用できます。続きはちょっと下のほうで書きます。

4. BUFFALO WLI-UC-GNM
これも FreeBSD では if_run で動作します。802.11b/g/n に対応しているので 150Mbps 出る。と言われていますが、そこそこな感じでしょうか。

と、言うことで今回は四打数三安打でした。それにしても最近は ちっこい USB 無線 LAN アダプタが RealTek のだったり Ralink のだったりするので購入する場合にはちゃんと下調べしたほうが良いと思われます。

で、どうして今回、再度の検証を行なったかと言うと、以前利用していた PCI GW-US300MiniW が壊れてしまったので、手持ちであるあるやつを利用し始めたんだけどこいつらみんな遅いっ!! 例えば NFS 上にある動画を再生しようとするとブチブチコマ落ちするし止まるしで到底実用には耐えられない遅さなのであります。

じゃ。ってんで、今回二回目の買い出しに出たのであります。結論から言うは if_run でも通信速度が速いものと遅いものがあります。僕が思うに小さいのはアンテナの影響から来るのか、遅いですね。BUFFALO WLI-UC-GNM は小さくてスルっと収まるんだけど遅いのが難点。
Logitec LAN-W300N/U2 はちょっと出っ張るんだけど、こいつは速いです。WLI-UC-GNM よりも速い。あと、以前使っていて壊れてしまった GW-US300MiniW も大きくて邪魔だったんだけど速かった。

あ、体感的には if_rum よりも if_run のほうが速いですね。まぁ、これはチップとドライバの問題で、当然 if_run のほうが速いのだろうと思いますが。

と、言うわけで教訓。

・if_run を買いましょう。
・300M と書いてあるのは多分速い。けど、その分でかい。
・速さを求めるならでかいのを買いましょう。

って感じでしょうか。デバイスが認識したあとに ifconfig wlan0 の media の部分を見ると良いと思います。

さてさて。どうして僕がこんなに USB 無線 LAN アダプタに凝るのか? と言えば、ThinkPad X100e 内蔵の 無線 LAN カード Advanced-N + WiMAX 6250 が正常に動作しないので USB アダプタに走るのでありました。

が、この間別のエントリにコメントしました<が、Advanced-N + WiMAX 6250 は動作するようになりました。 ここに書かれているように if_iwn.c を改修すると動作します。

それにしてもちゃんと動作する if_iwn はむちゃくちゃ速いです。 802.11n でリンクアップします。実際に計測してみると 24,5Mbps は出ています。すげーーっ(@_o)。けど、しょっちゅう通信が切れるんですよね。リンクの up/down はしないんだけど 30 秒くらい平気で止まってしまい、利用できるんだけど実用には耐えられない。速いだけに非常にもったいない・・。orz

と、言うことで Advanced-N + WiMAX 6250 の次に速いのが GW-US300MiniW、その次が LAN-W300N/U2 です。こいつは 12,3Mbps くらい出てくれます。 WLI-UC-GNM になると if_rum の速い機器と同等程度の速度になりますかねぇ。

あくまでも僕の実測と体感からの感想です。

と、言うことで if_run が今のところは一番良い感じだと思います。利用できるのは当たり前。更に速度を求めるのであればもっと他に色々試してみたいものですねぇ;-)。

11月 092011
 

久しぶりのブログの更新ですね。で、ネタは「CPU コレクション」なわけでありますが。今回登場する CPU は前回に引き続き PowerPC G4 ですが、今回は デュアルな CPU になります。

Mac のアーキテクチャというか、発想はなかなか面白いですね。CPU はボードの上に乗っている。Intel で言うところの Pentium2 みたいな感じで、CPU ボードみたいな雰囲気ですが、なんとそこに CPU をニ個載せてしまうのが Mac のハードウェアですね。

まずは写真を。

PowerPC_G4_Dual_1.jpg

で、こちらか裏側です。

PowerPC_G4_Dual_2.jpg

Mac のハードウェアの言い方はよくわからないのですが、裏にある Socket はシングルもデュアルも共通で CPU ボードをサクっとさし込む。で、その CPU ボードの上には CPU が一個か二個か。ってことになるアーキテクチャですね。

この方法だとメインボードに無駄な CPU ソケットを用意する必要がないのである意味良い方法かもしれないですね。ただ、マシン速度に影響するかもしれませんが。

こちらが CPU コアのアップの写真です。

PowerPC_G4_Dual_3.jpg

上の部分に「Motorola」って文字が隠れていますが、一応は見つけることができます。

さてさて。PowerPC G4 CPU ですが、シングル CPU と デュアル CPU を二つ並べてみるとなかなか面白いですね。ここからはシングルとデュアルを比べた写真を掲載してみたいと思います。

まずは CPU コアの比較の写真。

PowerPC_G4_Dual_4.jpg

左側がデュアル用の CPU ですが、シングルとデュアルで CPU の大きさが違うんですね。これには驚き。作るとき、シングル用でまず作って、そのあと、Apple が 「Dual が欲しい。」と、モトローラに言ったら、出来上がったのは新たにデュアル対応した CPU は大きくなってしまった。ってことなんでしょうかねぇ?

こちらの写真は CPU ボードでの比較です。

PowerPC_G4_Dual_5.jpg

右側がシングル CPU のボード、左側がデュアル CPU のボードですが、大きさがかぁなり違いますね。

この部分は多分モトローラが設計しているのだと思うんですけど、Mac のメインボード部分は Socket で接続されてるので、その Socket 部分が共通であれば接続する CPU は何でも良いよー。って感じなのでしょうなぁ。

以上、実際に調べたわけではなく僕が思ったことをただ単に書いているわけですけども;-)。

PowerPC G4 シングル CPU はずいぶん前に手に入れていたのですが、今回掲載した PowerPC G4 DUal は比較的最近入手しました。ヤフオクで「起動しません。Junk です。」というので 500yen でした。僕自身「動作しない CPU」というのは今回初めての購入かな? 「Junk 扱いです。」って言われているのはいっつも購入しているんですけどね;-)。

それにしてもシングル CPU と デュアル CPU でこんなにも違うのか。と思えた体験ができたので、やっぱり手元にあるのと無いのとではずいぶんと違うものなのだなぁ。と思ったのでありました。