最新更新日 '98.11.04.
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以前の、FreeBSD(98)2.2.5-RELEASE(Rev01,02)(PAO-971211) を参照する場合は、こちらをクリックしてください。
このカードは私が新たに手に入れた、ThinkPad 535E でも動きました。
まずは、PAO98 の boot.flp でインストール
PAO98 でのカードの設定
PC-9821Lt 540A の Xwindow の設定(XFree86 3.3.1バージョン;-)
狭いディスプレィ・・。有効に使いましょう。
では、ソース郡を取ってきましょう。
1. PAO のオリジナルソース、PAO-980913.tar.gz を入手します。
2. PAO98 のパッチファイル、PAO-980913-pc98-981008.tar.gz を入手します。
3. FreeBSD(98) 2.2.7-RELEASE のソースファイル、2.2.7-R01.tar.gz を入手します。
4. PAO98 の flp、pao98-981008.flp を入手します。
4. の boot.flp は PAO 対応の為、インストールの時から PCCARD を認識出来ます。私の場合は、LAN 内の FTP サーバから FTP インストールでインストールしました。簡単にインストールが終りました。
が、今回はもっと嬉しい boot.flp が存在しています。pao98c-981008.flp と、pao98add-981008.flp です。どーいったモノかと言うと、従来通りの 2HC なのに、全部入り切らないので、add.flp と言う 二枚目のが必要になる。と言う訳です。
#更にここに help.flp なんてのも必要になるかもしれませんがこれは直接的には関係ないのでここでは必要ないです。
さて、私は一応両方で二回程、(正確にはリリース前にもう一回インストールしています)インストールしていますが、お勧めは、pao98c-981008.flp+pao98add-981008.flp でのインストールです。
最初に必要なのは、pao98c-981008.flp で、reboot 後に pao98add-981008.flp で立ち上げます。すると・・。あれれぇぇ? PAO98 用カーネルを新たに作る必要が無いのです。凄いですねぇぇ。カーネル再構築の時間がまるるまる浮きます。遅い CPU を持っている方にはすげー良い事だと思います。これは私も驚いたっ!!また、いままでに無いインストール方法なのですごおぉぉーーく新鮮です(^^)。ドキドキワクワク。FreeBSD に触りはじめた頃を思い出させてくれます。
と、言う事で、PAO98 のインストールは、pao98c-981008.flp+pao98add-981008.flp で決まりっ!!
※この章は 2.2.2-RELEASE の頃に書いたモノとなんの変更も無いです。言い替えれば、変わり無く利用出来る。と、言う事です。
● Matsushita Electric Industrial Co.,LTD. CF-VEL211P カード
● RATOC REX-9836A SCSI カード
対応完了です。2.2.7-RELEASE の PAO 本体で対応されました。
● RATOC REX-5568 "AD PC_CARD"("RC288ACL") Modem カード
/etc/pccard.conf の設定は、以下の様にしています。2.2.7-RELEASE からちょっと変わったみたいです。この値はデェフォルトです。
---------------- # Generally available IO ports io 0x240-0x2e0 0x300-0x360 # Generally available IRQs (DEPRECATED, USE OF THE OPTION IS DISCOURAGED) #irq 10 11 # Unavailable IRQs #ignirq 9 # DEC HiNote Ultra II: refrain from using SoundBlaster's IRQ # (if you have sb0 on irq 5, it should be okay) #ignirq 5 # Available memory slots memory 0xd4000 96k ----------------後、rc.conf の以下の以下の行は重要かなぁぁ・・。
---------------- pccardd=/stand/pccardd # Absolute pathname of pccard daemon pccardc=/stand/pccardc # Absolute pathname of pccard control utility ----------------この二行なのですが、/stand/sysinstall で PAO の設定をした場合と、PAO-980913.tar.gz の README を見て make でインストールした場合では pccardd,pccardc が格納される場所が変わります。 /stand と /usr/sbin になります。気を付けてくださいね。けど、この現象は、PAO がリリースされた時からずっとなので皆さん知っていますよね(^^;;。
1. Matsushita Electric Industrial Co.,LTD. CF-VEL211P Ether カード
このカードはらくちんでした。PAO に含まれている pccard.conf.sample で一発で動きます。
/etc/rc.conf の PC-card Section のネットワーク設定をする必要が有ります。後、bootpao.ftp で FTP インストールした場合は、/etc/hosts ファイルに 127.0.0.1 の行の設定しか有りません。ここに自分の IP アドレスと、ドメイン名、ホスト名の設定を正しく追加してあげましょう。/etc/rc.conf の設定が正しくても /etc/hosts の設定が悪いと ping もまともに通りません・・。まず最初にネットワーク回りの設定を完璧にしてしまいましょぅ(^^;。頑張ってくださいね(^^)。
このカードの /etc/pccard.conf の設定は、以下の様にしています。
---------------- # Matsushita Electric Industrial Co.,LTD. CF-VEL211P-B card "Matsushita Electric Industrial Co.,LTD." "CF-VEL211" config default "ed0" any ether 0xff0 00:80:45 insert echo Panasonic CF-VEL211 inserted insert /etc/pccard_ether $device remove echo Panasonic CF-VEL211 removed remove /etc/pccard_ether_remove $device ----------------2. RATOC REX-9836A SCSI カード
☆☆ 2.2.1-RELEASE 設定当時
PAO98 な方から「ここに行けば NetBSD の情報が載っているので参考にしてみては?」と言われたのが下の URL ですが(神保さん と言う、その筋ではそれはそれはご高名な方です。私もずいぶんとお世話になっています。ありがとうございます。現在、RATOC REX-9836A, ICM PSC-2401 SCSI カード では相互リンクをさせて頂いています。)NetBSD/pc98 の設定の書かれてある
http://www.nisoc.or.jp/~karl/netbsd-pc98/etc.html
このページを眺めて、「要は IO ポートを手で指定して上げれば良い」と言う事に気が付き pccardc enabler コマンドを以下の様に叩きました。
# pcardc enabler 0 stg0 -a 0x4140 -i 5
これで、強引に IO ポートを書き換えて動く様になりました。コマンド実行後にカードを認識しますが、この間の時間がちょっと長いです。「ん?凍り付いたかな?」と思ってすぐにリセットしないで、ちょっと待ってみましょう。待っていると pccardd がメッセージを出力するのですが、2.2.5-RELEASE になってからちょっと変わりました。
このカードの /etc/pccard.conf の設定は、以下の様にしています。
----------------- # RATOC REX-5536AM, ICM PSC-2401 SCSI # (Don't put this entry under REX5535 series!) # There's a buggy revision of this card which has broken CIS tupples. # if you can't use this card, please use the point enabler. (for example, # type "pccardc enabler 0 stg0 -a 0x4140 -i 5" from root command prompt) #card "PCMCIA SCSI MBH10404" "01" # config 0x37 "stg0" any # insert echo REX-5536AM SCSI card inserted # remove echo REX-5536AM SCSI card removed # RATOC REX-9836A, ICM PSC-2401 SCSI # (Don't put this entry under REX5535 series!) card "PCMCIA SCSI MBH10404" "01" # config default "stg0" any config default "stg0" 5 insert echo REX-9836A SCSI card inserted remove echo REX-9836A SCSI card removed -----------------config default にすると 0x20 が取られるのですが、この時 IO ポートが 0x0 なのでした。その状態で pccardc dumpcis すると見事に pccardc が core dump する現象は今でも続いています。(g_g)。
3. RATOC REX-5568 "AD PC_CARD"("RC288ACL") Modem カード
2.2.1-RELEASE の時に 倉橋さん と言う、それは、とても PAO98 な方がモデムカードに対応するパッチを発表されまして、その時に私は頂きました。と、言う事で私の 2.2.1-RELESE はモデムカードが動いていました。
モデムカードの /etc/pccard.conf の設定は、以下の様にしています。ほとんど、この設定を変えるだけで、動作すると思います。もしかしたら思考錯誤が必要かも・・(^^;;。けど、初期の設定で動くでしょう\(^^)/。
----------------- # GENERIC PCMCIA modem function serial config 0x23 "sio2" any # config 0x23 "sio2" pio # alternative definitions # config 0x21 "sio2" any # ......... # config 0x22 "sio2" any # config 0x21 "sio2" pio # config 0x22 "sio2" pio # config 0x23 "sio2" 5 # config 0x21 "sio2" 5 # config 0x22 "sio2" 5 # reset 100 # default reset 1000 # safety reset time # reset 10000 # for unstable cards insert echo PCMCIA Modem inserted remove echo PCMCIA Modem removed -----------------
と、言うのが前回までのお話しでした。今回は 2.2.7-RELEASE になって XFree86 は 3.3.2 になりました。ぎくぎくぎくぅぅ。けど、まぁ、心配はありません。3.3.1 の XF86Config が無修正でそのまま動きます。一応、PC-9821Lt 540A のディスプレイスペックを書きます。
ディスプレイチップセット :Cirrus Logic GD5430
メモリ :1MByte
XFree86 でサポートするサーバ:XF98_NKVNEC
のはずだったのですが、XFree86 3.2 では、実際に設定してみると全然違いました。ここが摩可不思議な所ですね。
XFree86 3.3.2 はいよいよ待ちにまった、/usr/X11R6/bin/XF98Setup と言うのが付きました。X をインストールする時らくちんになりますぅぅ(^^)。例えば、CD-ROM の中に /cdrom/XF86332/PC98-Servers と言うディレクトリを見てこれだっ!!と思うを見付けてください。幸せになれます;-)。
更に、/usr/X11R6/bin/XF98Setup を起動する時、環境変数に LANG=ja_JP.EUC 等と指定してあると、日本語になったりします;-)。
さて、いよいよ公表です(^^)。PC-9821Lt 540A で動く XF86Config は以下にあります。
XFree86 3.2 版 の XF86Config
XFree86 3.3.2(3.3.1) 版 の XF86Config
二つの違いですが、ディスプレイに対する設定方法がちびっと変更になりました。が、その「ちびっと」のおかげで、XFree86 3.2 の設定が、XFree86 3.3.1/3.3.2 ではまったく動きません。対応するバージョンの XF86Config を持って行ってください。セットアップ手順は以下です。手順は両方のバージョンで一緒です。ご安心を。
1.私の所から拾って来た XF86Config を /etc に置く。
2./usr/X11R6/bin/XF98_NEC480 があるか確認する。無い場合、 XFree86 のパッケージから X329480.tgz を取り出し、tar で展開する。
3.ln -s /usr/X11R6/bin/XF98_NEC480 /usr/X11R6/bin/X とする。
以上の作業を行ったら準備は完了。3.3.1/3.3.2 対応で X が起動しました。後は startx か xinit とたたいて見ましょう。動くはず。X のアプリケーションをじゃんじゃかインストールすれば OK(^^)。
これで、"S"じゃ無い Window が動く様になりました;-)。窓にはやっぱり、"S" より、"X"の方が良く似合いますよね(^^)V。
ま、手順的に、Netscape をインストールしましょう;-)。packages の中にある、ja-communicator-4.04 をインストールすると、一緒にチッコイフォントである、ja-k12font-1.0 ja-naga10-1.0 等がインストールされます。これやっとくとすごぉーーく幸せになれますよ(^^)。
X 側の設定は、ja-communicator-4.04 をインストールする事によりいっきに解決します。続いて、自分の環境を変更します。~/.Xresources に以下の行を追加します。
----------------- Emacs*FontSetList: 12,24 Emacs*FontSet-12: -misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-60-jisx0201.1976-0,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-120-jisx0208.1983-0 Emacs*FontSet-24: -*-fixed-medium-r-*--24-*-iso8859-1 Kterm*FontSetList: 12,24 Kterm*FontSet-12: -misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-60-jisx0201.1976-0,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-120-jisx0208.1983-0 Kterm*FontSet-24: -*-fixed-medium-r-*--24-*-iso8859-1 -----------------この後で、例の如く、xrdb -merge ~/.Xresources とコマンドを叩いて mule を起動すればちっちゃいフォントで動き出すでしょう。
なんか、Linux の丸文字フォントみたいで可愛いですよね(^^;。フォントの名前は、ja-k12font-1.0、俗に「要町フォント」と言います。はい。
Netscape のフォントを小さくしたい時は、別のページに記述があるのでそっちを参考にしてみてください。 → ネットスケープで要町フォントを使う技
と、言う事で、ついでに kterm のフォントも小さくします。更に fvwm で使うアイコンも xv を使って小さくします。くくく(^^)。結構広々使えますよ。いがっだいがっだ。