今年の 2 月ですが、オープンソース祭りと言うのが秋葉でありました。その時、初めてまともに日本語も対応されていてバリハリ動いている KDE と言うモノを見ました。今まで GNOME-1.2 のちょっと暗いイメージだったのに人の NotePC で動いている KDE2 のなんとあか抜けている事かっ!!。
FreeBSD が 4.3-RELEASE になって KDE2 が packages で日本語対応して使いやすくなったので早速インストール。と、まぁ簡単には行きませんでした。イバラの道状態でした;-)。
起動した画面です。 → スクリーンショット
では早速。話題は少ないとは思うのですが、インストールと利用の顛末を書いてみたいと思います。基本的には packages を pkg_add すれば良いのでラクチンです。pkg_add kde-i18n-2.1.tgz kde-2.1.1.tgz すれは必要なモノはドカドカと入れてくれるのでもうおしまいです。速いですねぇぇ。でもって xdm であるとか、kdm 等を起動して login すれば OK です。
~/.xsession を使っているのであれば、そのファイルの一番最後に
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exec startkde
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と、一行加えて上げましょう。あ、下に書かれている、「kdm をおしゃれに使う。」も読んでね;-)。
この時、vjeDelta-2.5 を起動していると kdeinit が悪さして動作しません。vjeDelta-2.5 を使っている人はその起動を停止しましょう。と、言うか使うのを諦めましょう。ちなみに vjeDelta-3.0 の場合は問題なく利用できます。
私の場合は、vjeDelta-2.5 の正規ユーザですが、3.0 は持っていません。お試し版を VACS さん のホームページ からダウンロードして来て試したらちゃんと動いてくれました。
今度は無事に動いたので、では日本語対応と、言うか、日本語で表示させようっ!!って感じです。などと意気込んで作業を・・。コントロールパネルからいろいろ設定を変更しても・・。あれれ??日本語表示にならないですね。おかしいなぁ・・。ここで悩んだ挙げ句、packages のファイルを調べてみると、ja-kde-i18n-2.1.tgz と言うのがあるみたいです。上ではインストールしてる様に書いていますが、実は、最初は kde-2.1.1.tgz だけをインストールしただけだったのですが、これでは日本語対応になりませんでした。
でもって、ja-kde-i18n-2.1.tgz をインストールしたらっ!!ふぅぅ。ようやっと日本語が表示できる KDE になりました。後は 自分の好きなフォントをいろいろ指定してカスタマイズしましょう;-)。
と、言う事で今回は以下のファイルを pkg_add しました。参考にしてみてください。
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ja-kde-i18n-2.1.1
kde-2.1.1
kde-i18n-2.1.1
kdebase-2.1.1
kdegames-2.1.1
kdegraphics-2.1.1
kdelibs-2.1.1
kdemultimedia-2.1.1
kdenetwork-2.1.1
kdesupport-2.1
kdeutils-2.1.1
koffice-2.0.1_2
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表示言語を日本語にするには、[スタート;-)]→[コントロールセンター] と起動して、左のウインドから、[個人設定] を選び、[国と言語]→[国]→[アジア & オセアニア]→[日本(JP)]を選択すれば良いです。後は、その下の[言語]と、[文字セット]を指定します。そして、[適用]で反映してと。をいをい・・。デェフォルトは英語です。翻訳してください;-P。
で、上記の通りに指定すると、フォントが無いので[???]なんて具合に文字化けします。この時点で ~/.qti18nrc と言うファイルが必要になります。このファイルのサンプルは KDE のページ にあるので参考にしてください。私の場合は以下の様に指定しました。MS ゴシックを使っています。
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fixed -microsoft-gothic-*-*-*--14-*-*-*-c-*-jisx0201.1976-0, \
-microsoft-gothic-*-*-*--14-*-*-*-c-*-jisx0208.1983-0
* -microsoft-gothic-*-jisx0201.1976-0, \
-microsoft-gothic-*-jisx0208.1983-0
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このファイルを作成したらログインし直してその後で、フォントの指定をしてあげます。今度は日本語が表示されたかと思います。フォントの指定は [コントロールセンター]→[ルック & フィール]→[フォント] になります。私はここに全て MS ゴシックの設定を施しました。
実際に使ってみると、結構アラが目立ったりします。例えば konsole は日本語対応していないだの。KDE 以外のアプリ間では、X のマウスクリックのデータの保持ができないだの。パネルには GNOME で言う所の引き出しが無いだの。ま、我慢してなじんで行きましょう;-)。
と、言う事で KDE にはブラウザが付いてるのですが、これがまた、なかなか凄い;-)。なんとフォントサイズが動的に変えられます。しかし、裏を返すとフォントの設定がややこしいです。X で xtt を使っているとトルータイプなフォントがなかなか良いですよ;-)。
タスクバーはデェフォルトでわざと小さいアイコンを使っているのですね。マウスを持っていくとズズズッとか言って MAC OS X みたくでかく表示されます;-)。なんや。パクリやんけっ!!って感じですが、なかなか宜しいです。ふっふっふっ。
と、まぁ、良い所の自慢はこの辺りで、FreeBSD の packages をインストールするとちょっとおかしな事になっています。そもそも、KDE 起動時のログはどうやって見るのか?と言えば、
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startx > & ~/OUT
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などとすれば X のログの次に KDE の起動時のログを採取する事が出来ます。
これを眺めてみると、
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kdecore (KLibLoader): library libkcm_kmix.la not found under 'module' but under 'lib'
kdecore (KLibLoader): library libkcm_layout.la not found under 'module' but under 'lib'
kdecore (KLibLoader): library libkcm_laptop.la not found under 'module' but under 'lib'
kdecore (KLibLoader): library libkcm_xmlrpcd.la not found under 'module' but under 'lib'
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抜粋ですが、なぁんか、モジュールのロードに失敗している様ですね。これらが無くても起動はしますが、気持ちが悪いですよね。でもってこれらのモジュールは一体どこにあるのだ?と、調べてみると・・。/usr/local/lib にあるみたいですね。KDE 本体のは /usr/local/lib/kde2 に有るようなので/usr/local/lib にあるのはロードしてくれない様です。でもってこれらのモジュールは kdesupport-2.1 に入っているものです。しゃーないので、上記四つのモジュールは /usr/local/lib/kde2 に symlink してあげましょう。
いろいろ調べてみると、export LD_LIBRARY_PATH すれば OK みたいに書かれているのですが、これを指定してもダメでした・・。ま、symlink で許してちょ;-)。
さ、後は自分でいろいろカスタマイズしてください。一番は大変なのはフォントの指定でしょう;-)。