最新更新日 2001.10.25.

ストリーミングを web で公開。
 bt848 のキャプチャカードでテレビを見るネタは以前に書きました。サウンド機能の付いているキャプチャカードを利用すると音もでるかと思います。が、私は持ってないのではい。それまでぇよ・・。しくしく。

 最近流行りなのが web で公開している定点カメラですが、今回は FreeBSD でその定点カメラサーバを作ってみましょう。とはいいつつも、簡単に出来てしまいます。以前、bt848 を使うって項目で書いた時も結構薄かったんですが、今回も中身が薄いです(^^;;。裏を返せばはまらずに簡単に構築できますよ。って事ですね;-)。

 まずは、何はなくともキャプチャカードを認識させます。私の場合は、bt848 の載ったキャプチャカードです。カーネルの設定とドライバの用意は「テレビ見える?」を参考にしてください。ちなみに、4.4-RELEASE と、言うか、ちょっと前からデバイスの組み込み方が変わりました。以下のように書くようにしましょう。

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# bt848 fxtv 
device          bktr 
device         smbus 
device         iicbus 
device         iicbb 
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 ま、ドライバを組み込んだらついでに fxtv などもインストールしてしまってもよいでしょう。これでテレビも見られるようになります;-)。

 その後ですが、今回は、更に ports から camserv と言うのをインストールします。場所は /usr/ports/graphics/camserv になります。ここで、make;make install とすればインストールが完了します。

 camserv とはどう言ったものか、簡単に説明しますと、bt848 のデバイスである bktr0 に直接アクセスして、キャプチャの入力情報をレイヤの低い部分でぶんだくってマルチパート JPEG という形式にします。そしてそれをそのままストリーミングしてしまうプログラムです。ね。なかなか面白そうでしょう;-)。

 では、実際にキャプチャカードにビデオを繋げてみましょう。そして、まず fxtv で実際に見る事が可能か確認します。だいじょぶですか?

 だいじょぶの様なら web でストリーミングしましょう。例えば自宅にペットが居た場合、ペットの前にカメラをおいて、web サーバ経由でその状態を確認すればよいわけです;-)。

 では、バッと、コマンドラインから、# /usr/local/bin/camserv と打って実行します。これでストリーミングが開始されます。続いて web サーバでストリーミングするわけですが、既に起動している web サーバで以下の HTML を記述したファイルを用意します。

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<HTML>
<HEAD>
<TITLE>web 監視画面</title>
</HEAD>
<BODY>
<CENTER>
<IMG SRC="http://192.168.1.4:9192/">
</CENTER>
</BODY>
</HTML>
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 これで準備は終わりです。192.168.1.4 は camserv の動作しているマシンの IP アドレスです。web サーバと別のマシンであっても問題は無いです。後は、外部の web プラウザからアクセスすると、アァラ不思議。web で中継されます。凄いですねぇぇ;-)。

 camserv はデェフォルトで port 9192 を利用します。設定ファイルは /usr/local/share/camserv.cfg になるので自分の好みに設定しましょう。

 尚、アクセス時に F/W などが有って ports が止まっている場合があるので注意しましょう。そして、IE で見るのも止めましょう;-)。

 後、ビデオカメラが無い場合はどうするか?ビデオをつなげてテレビを web から流してみるかい?音声はテレビチューナ付きラジオを手元においとくとか・・。って、それは著作権を思いっ切り無視しているのでやっては行けない事です;-)。

 最近のデジタルカメラはビデオ出力のあるモノが多いと思います。ビデオカメラを買う前に自分が持っているデジカメにビデオ出力があるか確認してみましょう。もし有った場合、そこからキャプチャカードに繋げると、それはそれで立派なカメラになります;-)。

 この状態で、web からカメラを動かすことが出来ないのはちょっと悲しいですね。けどもまぁ、それはそれでよしとしておきましょう;-)。泥棒監視や、ペットが元気か?くらいは確認できることでしょう;-)。



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