最新更新日 '99.07.21.
そんな凄い人からある日突然メールが来て、「ねぇ。Plug-in ネタを一つまとめて Web ページ作って。」なんてメールが来ました。うひーー。って感じです。
今まで各バージョン対応ごとにツラツラといろいろ書いていたモノを、Plug-in と、ヘルパアプリケーションに付いてここにまとめてみたいと思います。パチ゜パチ゜パチ゜。あれ、まるが多い・・(^^;;。
◎Netscape ぷらぐいんず(^^)/
2.2.6-RELEASE の Netsacape ネタ の所でも少し書いていますが、その時のリストは 1998.04.29 現在のモノでした。今回再調査してみると随分と増えている様ですね。ふみふみ。しかし、増えたと言っても Linux 版のが増えただけで、FreeBSD 版はほとんど変化なしです。しくしく(g_g)。
以下はそのリストです。1999.06.16 現在の一覧です。ジャンル分けは Netscape のページに見習いました。
3D & Animation
・Cult3D by Cycore Computers (Linux)
http://www.cult3d.com/download/
・Gig Plug-in by Generic Logic (Linux)
http://www.genlogic1.com/download.html
・Xswallow by Caolan McNamara
http://skynet.csn.ul.ie/~caolan/docs/Xswallow.html
Audio/Video
・MpegTV Plug-in by MpegTV, LLC (Linux)
http://www.mpegtv.com/plugin.html
・Plugger by Individual (Linux)
http://fredrik.hubbe.net/plugger.html
・RealAudio by Progressive Networks (Linux)
http://home.netscape.com/plugins/get_real.html
・Ump by Umpire
http://pubweb.bnl.gov/people/hoff/
Business & Utilities
・Acrobat Reader by Adobe (Linux)
http://www.adobe.com/prodindex/acrobat/readstep.html
・METIS Model Browser by NCR NORGE A.S., METIS SOLUTIONS (Linux)
http://www.metis.no/model_browser/
・TANGO Interactive by WebWisdom.com (Linux)
http://trurl.npac.syr.edu/tango/
・Tcl/Tk Plug-in by Sun Microsystems (Linux)
http://www.sun.com/960710/cover/dlplugin.html
・X11R6.3 Remote Execution by The Open Group
ftp://ftp.x.org/pub/R6.4/plug-ins/
Image Viewers
・DjVu by AT&T Labs (Linux)
http://www.djvu.att.com/
こんな感じです。が、注意点があります。ここに上げたのは FreeBSD 対応と、Linux 対応の両方のヤツをリストアップしてあります。Solaris エミュレータが動きだせばもっと数が増えるでしょう;-)。
また、私は全ての Plug-in は試していません。ここを読んでいっちょトライすんべか。等と思った皆さんでいろいろ試してみてください。ふふふ(^^)。
Netscape の Plug-in に付いては以下の URL が参考になるかと思います。昔に比べて随分とさっぱり綺麗にまとまりました。私も調べるのが楽になりました;-)。
Support by Platform
http://home.netscape.com/plugins/by_platform.html#Linux
◎現状の Netscape の問題点
FreeBSD 3.1-RELEASE から バイナリは全て ELF 形式になりました。現在、私のマシンでは Netscape だけが a.out 形式です(あ、vje が a.out だ・・。)。ちょっと納得行かないよな。まったくぅぅ。早く ELF 版の Netscape 出せよなぁぁ(-"-)。等と、ボヤキモードです(^^;;。
で、何が問題か?と言われれば、a.out で動く Netscape で更にそこで動く FreeBSD 版の Plug-in は 全て a.out 版で無ければなりません。つまり、ELF 形式のバイナリを Plug-in として動かそうとしても動きません。うひぃぃ・・。
私は現在、ump.so と、npflash.so を $MOZILLA_HOME/plugins 入れています。これらは、2.2 系で make してバイナリを持って来ました。一応、3.1-RELEASE な Netscape にあるのでそちらでダウンロード出来ます。私が作ったのを用意しておきました。
自分のインストールした Plug-in が動くかは [ヘルプ] → [About Plug-ins] を見れば解ります。私の Netscape はこんなふーになっています。 → こんなふーよ。ふうふっ
やれやれ・・。「こんなふーよ。ふうふっ」は IE では見えない様です。javascript が動かないみたいです。
後、3.2-RELEASE で a.out なバイナリのプログラムを動かす為には commat22 を install しないとダメだ。と、言うお話は、インストールネタ の方で書いているのでそっちを参考にしてください。
さて、続いて、Linux バイナリ の Plug-in に付いてですが、Linux 版の、純粋な Plug-in (Linux バイナリな Plug-in の事) を利用する為には Linux 版 の Netscape を使う必要があります。 FreeBSD 版の Netscape の plugins ディレクトリにほーりこんでも動く事は無いでしょう。これは、親プロセス自体を Linux エミュレータに食わせる必要がある。と、言う事です。
Lunix のエミュレータに付いては書きませんけど、だいじょぶですよね?設定の仕方が解らない方は Linux エミュータを使う を参考にしてください。
じゃ Linux 版の Plug-in はいつ使うの?って事になるのですが、Linux の純粋な Plug-in は FreeBSD 上では動かす事は出来ない。すると、前出の表がリストアップされていても使えるモノが限られる。と、言う事になります。全部使えない。と、言っているのばありません。その辺りに付いては次の項目、ヘルパアプリケーションでお話する事にします。ではでは。
私のを見てみると以下の様になっています。.mailcap と .mime.types
こんな感じで起動したい mime.types に対応するプログラムを書き込んで行けば良いです。Netscape の GUI を利用して設定するには、
[編集] → [設定] → [カテゴリ] → [Navigator] → [アプリケーション]
を選択するといろいろ表示されるのでそこで追加削除編集が出来ます。
さて、ヘルパアプリケーションの代表的なモノに RealPlayer と、Acroread がありますが、ついこの間、両方とも最新のバージョンがリリースされました。RealPlayerG2 と Acroread4 です。ともに Linux 版です。
RealPlayer の方は現在、Linux 版で G2、FreeBSD 版では 3.0 です。なのでこれはもぅっ!!、Linux 版を動かすしか無いですね;-)。と、言う事で mime.types を指定し、.mailcap を指定します。そして、動かします;-)。ほらね、一応、前出のプラグイン一覧リストがちびっと役にたったでしょ;-)。
これと似たのが Adobe の Acroread です。私はやった事が無いのですが、Linux 版の Netscape を使えば Acroread は正しくブラウザ内でインライン展開されて起動するみたいです。
今、私が使っているのは .mailcap を見れば解ると思いますが、
---------------- audio/x-pn-realaudio; /usr/local/bin/realayer %s #application/pdf; /usr/local/bin/xpdf %s application/pdf; /usr/local/bin/acroread %s audio/x-midi; /usr/local/bin/svplay-freebsd2.1 %s image/x-MS-bmp; /usr/X11R6/bin/xv %s image/x-xbitmap; /usr/X11R6/bin/xv %s video/mpeg; /usr/X11R6/bin/mpeg_play video/x-mpeg2; /usr/X11R6/bin/mpeg2play video/quicktime; /usr/X11R6/bin/xanim %s video/x-vif; /usr/local/bin/svplay-freebsd2.1 %s ----------------こんな感じでしょうか。まぁ、xv とか、xanim はなんでも動くのでどんなモノにでも設定出来る事でしょう;-)。realplay5.0(RealPlayerG2) とか acroread{3,4} は結構面白いでしょう。
どちらも 3.2-RELEASE な Netscape で動かすには「技」が必要です;-)。 ELF な FreeBSD の 環境において、a.out な Netscape から ELF なプログラムを動かすのは実はちょっと大変なのです。
Linux バイナリは Linux エミュレータ経由で動作するので、Linux バイナリが a.out か ELF かはこの際忘れましょう。Linux エミュレータが全部動かしてくれる。と、信じて・・。
その場合、Linux エミュレータ自体が ELF 形式なので、 Netscape から見た時は a.out 形式の Netscape が ELF 形式のプログラムを呼び出す。と、言う形になります。これを基本に考えましょう。
そして、私は更に、日本語を正しく打てる様にする為にライブラリをロードしているのでなおさらややこしいです;-)。
さて、その手順ですが、まず初めに Netscape を起動するスクリプトを書きます。そして、ヘルパアプリケーションごとに個別にラッパプログラムを書きます。Netscape の起動スクリプトに付いては、3.1-RELEASE の所を参照してください。
Netscape で ELF (Linux エミュレータ経由)なヘルパアプリケーションを起動する方法は二つあります。一つは、ヘルパアプリケーションの指定時、
[編集] → [設定] → [カテゴリ] → [Navigator] → [アプリケーション]
で指定する所で、アプリケーションの指定の所で
LD_PRELOAD= /usr/local/bin/xpdf %s >/dev/null 2>&1
等と、書く方法です。これが一個の手段です。そしてもう一個は、ヘルパアプリケーションごとに sh スクリプトを書いて、ラッパをかぶせて実行する方法です。
--- /usr/local/bin/acroread #!/bin/sh /usr/local/lib/Acrobat4/bin/acroread &* ---------------- --- /usr/local/bin/rvplayer #!/bin/sh /usr/local/lib/rvplayer5.0/rvplayer &* ----------------アプリケーションの指定の所では、
/usr/local/bin/acroread %s
と、指定すれば OK です;-)。どっちが楽かは自分の判断でどうぞ。私は sh スクリプトを書いています。一行だし、簡単だし;-)。
以上の様に、Netscape から直接 ELF バイナリを動かそうとしても残念ながら直接動かす事は出来ないです。こんな感じでコツコツ設定していきましょう。
後、他にいろいろ動かしている方いたら私にも教えてくださいね。特に前出のリストのプラグインたちはどれくらい動いてどー言う風に動くのか知りたい所です。ふみふみ。
◎RealPlayerG2 と Acrobat4。
まず初めは RealPlayerG2 ですが、いよいよリリースされました。ただし、Linux 版です。早速インストールなのですが、X のアプリケーションとして、インストールする事になります。ふへへ(^^;;。ちょっと面倒なので一般ユーザでインストールしてしまいましょう。g2a1_linux22.bin をダウンロードします。そして、su して root で
# mkdir /usr/local/RealPlayerG2
# chmod 777 /usr/local/RealPlayerG2
してから一般ユーザで
% chmod 755 g2a1_linux22.bin
% ./g2a1_linux22.bin
します。g2a1_linux22.bin を実行します。これでおしまい。
それにしても今度の RealPlayerG2 は 2.2.8-RELEASE では動作しません。 a.out ベースのバイナリからは動作しない。と、考えた方が良いですね。core dump します。どう言う事かと言うと、
1. いろいろ試した結果、2.2.8-RELEASE の kterm 上からは動作しない
2. 3.2-RELEASE 上の Netscape からはヘルパアプリケーションとして動作しない
この現象を更に確定的にしたのが、
3. 2.2.8-RELEASE 上でどうしても動かしたいので Linux から xterm を持って来て Linux エミュレータで動して、その xterm から RealPlayerG2 を実行すれば良いではないかっ!!
見事に xterm もぶっこけました。Linux Kernel 2.036 が動いているディストリビューションから持って来た xterm でした。
そんなこんなの現象の RealPlayerG2 です。Real のデータを一旦 save してから、コマンドラインで実行する様にしましょう。しくしく(g_g)
と、ここまで書いた所で 田中@京大さん と言う方から、ラッパを使えば Netscape からはヘルパアプリケーションとして動く様になりますよ。とのメールを頂きました。以下の様にすると確かに動きました。ありがとうございました。
--- /usr/local/bin/realplayG2 #!/bin/sh LD_PRELOAD=/lib/libc.so.6 exec /usr/local/RealPlayerG2/realplay $* ----------------こんな感じでラッパプログラムを作りこれを Netscape から起動する様にすればちゃんと動きます。
さて、今回の現象で気が付いた点は Linux でもめていた libc の移行の問題点がそのまま FreeBSD に押し寄せて来た。と、言う様な印象を受けないでもない。と、言う事にある様な気がします。/compat/linux/usr/bin/ldd がエラーにならずに正し動いてくれれば早く原因究明が出来る様な気がするのですが、今の私の環境では Linux 版の ldd コマンドが動きません・・。
続いて、Acroread4 ですが、日本語が表示出来る様になりました。こちらも相変わらずヘルパアプリケーションとしての実行です。本体を先にインストールした後で、日本語フォントパッケージを持って来てインストールすればもーーっ!!ぐーです。日本語パッケージは adobe のページにあるので探してみてください。一応、以下の二つが必要になります。両方ともでかいです(^^;;
linux-ar-40.tar.gz Acroread4 の本体
jpnfont.tar.gz Acroread4 用の日本語フォント集
これを順番にインストールすれば、日本語が表示デキル Acroread がインストールできます。いがっただなっす。ふふふ(^^)。
ふぅぅ。と、言う事で駆け足で Plug-in とヘルパアプリケーションの事に付いて書いてしまいました・・。もうこのネタはこれでお仕舞いです。ふぅぅ。皆さんも Netscape を活用して楽しんでくださいねぇぇぇ。ふぅぅ。疲れた・・。