4.3 系がリリースされる前に OpenSSH は 2.5 系がリリースされたのになぜ採用されなかったのだろう・・。時間的ゆとりがなかったのかな?
OpenSSH が 2.5 系になって何が嬉しいか?と言われれば sftp が使える様になった点が上げられるでしょうか。ま、「scp があるやんけ。」と言われればそれまでなんですが・・(^^;;。
sftp を使えば、ssh による複雑な ftp のポートフォワードをしなくて済む。と、言う利点が有りますね。と、言う事で、OpenSSH を個別にバージョンアップしてしまいしまょう;-)。あ、現段階では、openssh-2.9p1.tar.gz と言うのが出ています。これは、デフォルトが SSH2 になりました。なのでちょっと置いておきましょう。
ではインストールに付いてですが、実は詳細は、もう Solaris のページ で書いていたりします;-)。
今回は FreeBSD での置き換えに付いてだけ書いておきます。「置き換え」なので古いのは削除します。気を付けてくださいね。
まずは、/etc/ssh/sshd_config を別の名前に置き換えます。
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# cd /etc/ssh/
# mv sshd_config sshd_config.ORG
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次に make ですが、configure のオプションに気を付けましょう。何度も言う様ですが、今回は「置き換え」がメインです。
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# tar xvzfp openssh-2.5.2p2.tar.gz
# cd openssh-2.5.2p2
# ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc/ssh --mandir=/usr/share/man --with-tcp-wrappers
# make;make install
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これでインストールは OK です。古い sshd_config が存在していると上書きしない仕様になっているので古いのを mv した訳です。sshd_config では新しいパラメータが増えたので古いバージョンの sshd_config を使っているとデーモンとして起動しません。なので sshd_config も新しいモノに置き換える必要があります。
もう一度 sshd_config の設定を見直して再度起動しましょう。これで置き換えは完了です;-)。
さて、今回の一番のウリである sftp に付いてですが、いろいろ試したのですが、shell が無いと使えないと言う事が解りました。ftp 専用のユーザの場合だと sftp 出来ない・・。結構使えないですね。後、chroot も出来ないです。なので、ASP などでも使えない。と、言う事ですね。あらら・・。
ま、最新のバージョンにした。と、言う気分的なモノだけでしょうか・・。しくしく。