Netscape の動向
 ぬ、ぬあんとっ!! 今まで苦労して netscape4.04、正確には Netscape communicator-4.04 の対応を一生懸命やっていたのに・・。2.2.6-RELEASE は、す、すばらしぃぃっ!! パッケージの中に日本語化されたネットスケープが既に入っています。

 5.0 からはソースコードフリー。4.04 からバイナリ無料配布と嬉しい方向に方向転換してくれた Netscape 社ですが、FreeBSD も 2.2.6-RELEASE ではいとも簡単にフル日本語サポートです(^^;;。日本語表示の communicator-4.04 が利用可能です。今まで、x86 Solaris とか Linux に大きく遅れを取っていたのにやっとこさ日本語対応です\(^^)/。

 すかさず、packages の中にある、ja-communicator-4.04.tgz を pkg_add しましょう。pkg_add すると /usr/local/bin/ja-communicator-4.04 と言うのがインストールされます。ライブラリ関係は /usr/local/lib/ja-communicator-4.04 と言うディレクトリ内に格納されます。

 すかさず利用可能です。が・・。すぐに起動してもまともには動いてくれまへん。フォントもおかしいし・・。この辺りは今までの Netscape と一緒ですね・・。
 では、例の如く起動用スクリプトを書きましょう(^^)。/usr/local/bin/ja-communicator-4.04 に足りない項目ーちびっとだけ追加して以下の様になりました。参考にしてみてください。

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#!/bin/sh
export LANG; LANG=ja_JP.EUC
export MOZILLA_HOME; MOZILLA_HOME=${MOZILLA_HOME:=/usr/local/lib/ja-communicator-4.04}
export MOZILLA_NO_ASYNC_DNS; MOZILLA_NO_ASYNC_DNS=True
export CLASSPATH ; CLASSPATH=.:$MOZILLA_HOME
# export XENVIRONMENT ; XENVIRONMENT=${MOZILLA_HOME}/Nescape.ad
export XKEYSYMDB ; XKEYSYMDB=/usr/X11R6/lib/X11/XKeysymDB
export XNLSPATH  ; XNLSPATH=${MOZILLA_HOME}/nls
export XAPPLRESDIR ; XAPPLRESDIR=${MOZILLA_HOME}
export PATH_LOCALE; PATH_LOCALE=${MOZILLA_HOME}/locale
export NPX_PLUGIN_PATH; NPX_PLUGIN_PATH=${MOZILLA_HOME}/plugins
export TIMID_DIR; TIMID_DIR=/usr/local/lib/timidity
export TIMID_INTERFACE; TIMID_INTERFACE=k
export XCMSDB; XCMSDB=/dev/null
exec ${MOZILLA_HOME}/netscape $*
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 日本語フォントがおかしいので、設定の画面で正しく修正します。また、今回のは各種プラグインを動かすために export NPX_PLUGIN_PATH します(^^)。

 さささ、これで動かなかったらメールください。日本語対応完了。 kinput2 で日本語入力もできる。また、プラグインも動かせると思います;-)。私の場合、2.2.5-RELEASE の環境をそのまま 2.2.6-RELASE に持っていたので難なく動きました。もし form 入力の HTML で文字化けが起こる方が居る様でしたら私のページの 2.2.5-RELEASE の設定を再確認してください。
 また、もし動かなかったら ~/.netscape を一旦削除してみてください。

 と、言う事であっと言う間の Netscape ja-communicator-4.04 でした・・(^^;;。

 後、4.05 に付いては、2.2.5-RELEASE の所でちらっと書いています。が・・。多分、皆さん、2.2.6-RELEASE に付いているパッケージを使うでしょぅ。太田さんのホームページの内容がそのまま使えますしね・・。うーーん。作ってくださった方・・。ありがとです。

 後、2.2.6-RELEASE のパッケージ、ja-communicator-4.04.tgz を 2.2.5-RELEASE+XFree863.3.1 と 2.2.2-RELEASE+XFree863.3.1 の二つのバージョンで試して見ましたが、2.2.5-RELEASE+XFree863.3.1 では問題無く動いています。2.2.2-RELEASE+XFree863.3.1 では Bus error で落ちました。また、日本語フォントも正しく表示出来ませんでした。 locale の設定とかが違うんでしょぅね・・。

 そーそー。私も一応、5.0 のソースコードをダウンロードして gmake してみましたが・・。Xm.h が無いのです・・。そー。Motif ライブラリですね・・。おかげでコンパイルできませんでした。CDE が売れるでしょう。なんてったって Motif ライブラリが付いているんですから・・。


Netscape ぷらぐいんず(^^)/
 2.2.6-RELEASE に、パッケージの ja-communicator-4.04.tgz を使ったらプラグインをいろいろとセットして見ましょう;-)。FreeBSD のマルチメディア総集編(^^) の所では FreeBSD 版 Netscape で扱えるプラグインをあまり書いていません。ヘルパアプリケーションとしての動作です。

 1998.04.29 現在で、以下のプラグインが存在している様です。FreeBSD 版のプラグインが出ているモノもあれば、「FreeBSD には Linux エミュレータがあるでしょ。」ってんで、Linux 版しか無いモノもあります(g_g)。

VRML:http://skynet.csn.ul.ie/~caolan/docs/Xswallow.html
   XswallowFreebsd-1.0.10.tar.gz
3D:http://www.genlogic.com/
   glg-linux.tar.gz
tcl/tk:http://www.sun.com/960710/cover/tcl.html
   tclplug20-x86-linux2.tar.gz
MIDI:http://www.rhichome.bnl.gov/~hoff/pluginInfo.htm
   BSDplugins.tar.Z
mpegTV:http://www.mpegtv.com/plugin.html
Realaudio:http://www.afb.org/ra_form.html

 さてさて、この中には純粋にプラグインとして動作すねものも有りますが、Netscape の mime.types に登録する事により動作する、どちらかと言うと、

プラグインと言うよりはヘルパアプリケーションに近い存在

 のモノもあります。では、FreeBSD 版 Netscape に純粋なプラグインを仕込んでみましょう(^^)/。まず一番最初に見る事はプラグインが動くかです。 Netscape を起動して、Help → About Plug-ins とクリックしてみましょう。以下の様に表示出来ていれば OK;-)

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Installed plug-ins
For more information on Netscape plug-ins, click here.


Netscape Default Plugin
File name: /usr/local/netscape40/plugins/libnullplugin.so

The default plugin handles plugin data for mimetypes and extensions that are not specified and facilitates
downloading of new plugins.
Mime Type Description Suffixes Enabled
* All Types * Yes


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 さて、一応は環境が揃っている様です。プラグインをぼこぼこ入れて行きましょう。なお、この下の様に出たらダメです。設定を見直してみましょう;-)。と、言っても設定はいたって簡単。

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No plug-ins are installed.
For more information on Netscape plug-ins, click here.


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 では上記メッセージを消す為に設定を行いましょう(^^)。まず、Netscape や communicator の 4.0 以上がインストールされているディレクトリに行きます。そんでもって plubins と言うディレクトリを探して ls -l します。

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# cd /usr/local/lib/ja-communicator-4.04/plugins
# ls -l
-r-xr-xr-x  1 bin  bin   14441 Mar 26 23:53 libnullplugin.so*
#
---------------
てな具合で、libnullplugin.so が存在していれば OK です。基本的にはこの中にプラグインを入れて行きます。後、Netscape 起動時、setenv NPX_PLUGIN_PATH /usr/local/lib/ja-communicator-4.04/plugins がされている事を確認します。これで準備は OKっ!!(^^)。

 では、一番簡単な MIDI プラグインを入れてみましょう。まず、前出の http://www.rhichome.bnl.gov/~hoff/pluginInfo.htmにアクセスして、FreeBSD 版のバイナリを持ってきます。BSDplugins.tar.Z になりますね。

 その後、適当なディレクトリで展開して、その中にある、ump.so と言うファイルを、/usr/local/lib/ja-communicator-4.04/plugins にコピーします。
 Netscape を再起動して、Help → about Plug-ins を見てみましょう;-)。OK かな?。では早速 BGM で MIDI が流れているページをアクセスしましょう;-)。テストのページ;-)

 と、言う事で一つ忘れてました。今回の MIDI プラグインは、timidity-0.2i と言う、MIDI 演奏ソフトの config ファイルを見て動きます。と、言う事は、timidity-0.2i をインストールしてなければならないのです。FreeBSD のマルチメディア総集編(^^)でダウンロードするか、FreeBSD2.1.7.1 の CD-ROM の packages ディレクトリの中に入っているのでそこから持って来てください。他のバージョンの packages の中には入って無いです。

 それと、まだ動かない場合は、setenv TIMID_DIR /usr/local/lib/timidity として、timidity のホームディレクトリも設定してみてください。

 ささささ。今回のプラグインは非常に楽な設定だったので簡単に動いたと思います。いがっだいがっだ(^^)。これとは別に Acrobat の様にヘルパアプリケーションとして動くのもまぁ、有りまして。それらは以下の設定で Netscape から動く事でしょう;-)。

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PDFfile        application/pdf      pdf       /usr/local/bin/acroread %s
quicktime      video/quicktime      qt mov    /usr/X11R6/bin/xanim %s
RealAudio      audio/x-pn-realaudio ra ram    /usr/local/raplayer3.0/raplayer %s
MPEG2 Video    video/x-mpeg2        mpv2 mp2v /usr/X11R6/bin/mpeg2play %s
Windows Bitmap image/x-MS-bmp       bmp       /usr/X11R6/bin/xv %s
----------------
 と、まぁ、こんな感じでぼこぼこ設定して行くと、クリックする度にボコボコとヘルパアプレケーションが動き出します。設定時の特徴は実行プログラムの最後に %S を付ける事です。

ではでは。皆さんも新しくなった Netscape で思う存分遊んでください;-)。


communicator-v45b1 を使う。
 簡単に書きます。後は皆さん自分で実践してください。

 まず、Netscape の最新の ports を拾ってきます。


ftp://ports.jp.freebsd.org/pub/incoming/ports-jp/japanese/ja-netscape-4.05-1998-0608.tar.gz

 これを適当な所で展開してください。その後で、4.5 に対応したパッチを当てます。パッチは私が用意しました。ご利用ください。

communicator-v45b1.patch

 このパッチを上記 ports で展開したディレクトリの netscape4-communicator に対してあててください。その後で make してください。これでおしまい。ふぅぅ。簡単に書きました。自分で頑張ってくださいね。

あ、後、最後におまけですが、/usr/local/bin/ja-communicator-4.5b1 と言う sh スクリプトです。timidity 経由の プラグインの設定がしてあります;-)。

----------------
#!/bin/sh
export LANG; LANG=ja_JP.EUC
export MOZILLA_HOME; MOZILLA_HOME=${MOZILLA_HOME:=/usr/local/lib/ja-communicator-4.5b1}
export MOZILLA_NO_ASYNC_DNS; MOZILLA_NO_ASYNC_DNS=True
export CLASSPATH ; CLASSPATH=.:$MOZILLA_HOME
# export XENVIRONMENT ; XENVIRONMENT=${MOZILLA_HOME}/Nescape.ad
export XKEYSYMDB ; XKEYSYMDB=/usr/X11R6/lib/X11/XKeysymDB
export XAPPLRESDIR ; XAPPLRESDIR=${MOZILLA_HOME}
export XNLSPATH  ; XNLSPATH=${MOZILLA_HOME}/nls
export PATH_LOCALE; PATH_LOCALE=${MOZILLA_HOME}/locale
export NPX_PLUGIN_PATH; NPX_PLUGIN_PATH=${MOZILLA_HOME}/plugins
export TIMID_DIR; TIMID_DIR=/usr/local/lib/timidity
export XCMSDB; XCMSDB=/dev/null
exec ${MOZILLA_HOME}/netscape $*
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 さささ。良かったねぇぇ(^^)。簡単に書いてあるのでこの辺りの事がいろいろ出来る人にやってもらいたいです。解らない人は今回、おひかえください・・。


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