んーー。KDE-3.2.0 になったら kdm でウィンドマネージャを選択する機能が無くなってしまいましたね。kdm の設定ファイル自体は /usr/local/share/config/kdm/kdmrc にあるのですが、これは root 権限で [ログインマネージャー]を変更するとこのファイルに反映されます。
過去に kdm についてはちろっと書いていますが、この技が使えなくなってしまいました。xdm の Xsession を利用し、~/.xsession で制御する。と言う技ですね。これが使えなくなったと言うのが一点。
後、[ログインマネージャー]の設定で他のウィンドマネージャーを登録するタブがなくなってしまいました。これには僕も愕然としましたね・・。ぶつぶつ。
ではどうするか?と、言う事で、ソースと、/usr/local/share/config/kdm/Xsession を眺めてみると、failsafe、custom、default、* と言うキーワードは使えるみたいなのでこれで何とかするべ。と言う事にしました。変更したのは以下の二つのファイルです。
・/usr/local/share/config/kdm/Xsession の変更(抜粋)
case $1 in
"")
exec xmessage -center -buttons OK:0 -default OK \
"Sorry, $DESKTOP_SESSION is no valid session."
;;
failsafe)
exec $HOME/.xsession icewm
;;
custom)
exec $HOME/.xsession gnome-session
;;
default)
exec $HOME/.xsession startkde
;;
*)
exec $HOME/.xsession startkde
;;
esac
exec xmessage -center -buttons OK:0 -default OK \
"Sorry, cannot execute $1. Check $DESKTOP_SESSION.desktop."
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と、してみました。これで、~/.xsession が呼ばれる時にオプションが渡るわけです。後は、$HOME/.xsession の改造です。
・$HOME/.xsession に追加(一番最後に追加)
#exec ssh-agent $1
exec $1
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さささ、これで ~HOME/.xsession 経由で KDE 以外が立ち上がる様になります。皆様も是非お試しあれ;-)。